新社会人よ頑張れ!
苦難の中での挑戦こそ
輝く未来の礎となる。
今やるべきことを明確に
勇猛精進の日々を!
秋元御書 P1072
『信心のこころ全ければ平等大慧の智水乾く事なし』
【通解】
信心の心が完全であれば、人々が平等に成仏できることを悟った広大な仏の智慧の水は乾くことはありません。
名字の言 北海道から届いた真心の連絡 2020年4月16日
先日、北海道から一日に2件の連絡をいただいた。一件は、かつて取材した夫婦からのショートメール。「コロナで大変ですがお変わりないですか。私たちは元気です」。わずか27文字だが、心の中がパッと明るくなった▼もう一件は、野菜農家から届いたジャガイモ。昨秋、収穫したものだが、厳しい冬を越えた"越冬ジャガイモ"。ジャガイモ自体が凍らないようデンプン質を糖分に変えるため、サツマイモみたいに甘い。「困難の冬を断じて乗り越えましょう」との思いが伝わってきた▼両者に共通するのは、相手を思う「心」。言葉やモノは実は心の結晶であり、心が根底にあるから生きてくる。同じ言葉やモノであっても、送る人の心の強さで力は全く違ってくる▼9年前、原発事故で古里を離れ、避難所生活を強いられた婦人の言葉を思い出した。「皆さまの支援物資から『私たち被災者を思ってくださる気持ち』が痛いほど伝わってきます。物資の背景に相手の心を感じる——自分が苦しいからこそ分かったことです」▼新型コロナウイルスの影響で先行きが見えない状況が続く。「変化、変化」の毎日で自分のことで精いっぱいになりがちだが、だからこそ、わが「心の思い」を響かせたメッセージを、友の心へ届けたい。(側)
寸鉄 2020年4月16日
題目は「十方世界にとずかずと云う所なし」御書。いよいよ強盛に祈り前進
香川女性の日。友に笑顔の花咲かす太陽の連帯。励ましの声強め5・3へ
度数高い酒で消毒可能、しかし手洗いが確実と。感染防止は基本徹底こそ
「人との接触」7割減では外出自粛長期化—試算。8割減努力を社会全体で
昨年の薬物密輸4割増、過去最多と。甘い言葉で誘う魔物を皆で断固根絶
☆池田先生の指針とともに 題目は「悩み」を「力」に変える 2020年4月9日
世界各地で今、創価の友が朗々と題目を唱え、困難を乗り越えています。今回は「題目は『悩み』を『力』に変える」をテーマに、池田先生の指針を学びましょう。「わが家の実践」では、ファミリー座談会を重ねる中で、親子で成長の月日を刻んだエピソードを紹介します。
【池田先生の指針】
南無妙法蓮華経と唱えゆく時、御本尊を中心にして、わが生命と宇宙が、きちっとギアをかみ合わせ、幸福の方向へ、幸福の方向へと回転を始めるのです。
春夏秋冬、三百六十五日、大宇宙のリズムに合致して、どんな悩みも乗り越えられる「生命力」と「智慧」と「福運」を発揮していける。
☆☆☆
「ともかく御本尊の前に」——その心が大事です。
「少しでも、お題目を唱えていこう!」「毎日、御本尊に祈っていこう!」と挑戦を続ける心が尊いのです。
仏法では「煩悩即菩提」と説く。わかりやすく言うと、煩悩とは「悩み」であり、悩みを起こさせる欲望です。菩提とは「幸福」であり、境涯が開けることです。
ふつうは、煩悩と菩提はバラバラです。悩みと幸福は正反対です。しかし日蓮大聖人の仏法では、そうではない。
悩みという「薪」を燃やして、初めて幸福の「炎」が得られると説く。幸福の光とエネルギーが得られるのです。題目によって「薪」を燃やすのです。
☆☆☆
いちばん苦しんだ人が、いちばん幸福になる。いちばん悩みをもった人が、いちばん偉大な人生となっていく。これが仏法です。だからすばらしいのです。
悩みといっても、いろいろある。自分のこともあれば、お父さん、お母さんに長生きしてもらいたい——これも悩みです。
友だちが元気になってほしい——これも悩みです。
さらには、もっと大きく、世界の平和をどうするか、新世紀をどういう方向にもっていくか——これは偉大な悩みです。
どんな悩みも全部、題目によって、自分のガソリンに変わる。生命力に変わる。人間性に変わる。福運に変わるのです。
だから、大いに悩み、大いに題目をあげきって、成長していけばよいのです。
信仰とは、目標という悩みの「山」をつくり、「山」をめざし、「山」を登りながら、山を登りきるたびに大きな自分になっていく軌道なのです。
(『青春対話』)
◇わが家の実践——29回目の家族座談会 埼玉県川越市 熊谷さと子さん(主婦)
わが家は夫と息子の3人家族です。長男が小学3年生だった2017年春、初のファミリー座談会を開催しました。
それ以来、親子で毎月のように継続し、先月で29回を数えました。
毎回の内容は、池田先生の指針の学習、モバイルSTBの視聴、主人の御書講義など。一番盛り上がるのが"対話コーナー"です。
3人で最近の悩みや今後の目標を語り合う中で、いつも息子からは、「どうして信心をしているの?」「なぜ祈りはかなうの?」など、さまざまな質問が飛んできます。
話題が尽きず、語らいが長時間に及ぶことも。私たち夫婦も頭をひねりながら、息子の疑問に答えようと努力しています。
もともと息子は、あまりコミュニケーションが得意ではなく、小学5年生の時から別室登校をしていました。
そこで毎月のファミリー座談会では、学校のことも率直に話し合い、「桜梅桃李」「願兼於業」など、教学も学び深めてきました。
そうした中、息子は、自分なりに信心の体験を積み重ねることができ、最後まで諦めず登校を続け、先月、晴れて卒業することができたのです。
そんな息子の姿に、私も主人も、"信心を教えてもらっているのは私たち夫婦"と実感する毎日です。
ファミリー座談会を始めてから、親子の絆が一段と強くなっています。
新型コロナウイルスの影響で学校が休校になってからは、「世界の人たちの健康も祈ろう」と、息子と共に朝の唱題時間の目標を設定。親子の勤行・唱題で、毎日を朗らかにスタートしています。
また体力をつけるため、唱題後は、一緒に筋トレや体幹トレーニングも行っています。
わが家の合言葉は、「何があっても負けない!」です。
心も体もますます元気に、家族で明るく楽しく前進していきます。