悩みがあるから
祈りが深まる。
成長できる。
そう決めた人は強い。
煩悩即菩提の仏法だ。
御義口伝巻下 P769
『不軽菩薩の四衆を礼拝すれば上慢の四衆所具の仏性又不軽菩薩を礼拝するなり、鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり』
【通解】
不軽菩薩が四衆を礼拝すれば、増上慢の四衆の仏性もまた不軽菩薩を礼拝する。これはちょうど「鏡に向かって礼拝する時、そこに映っている自分の姿もまた自分を礼拝する」のと同じである。
名字の言 笑顔が弾けた初めてのビデオ通話 2020年4月3日
「初めてスマホのビデオ通話を使ったの」と、ご年配の婦人部員。支部の婦人と試してみたという▼自宅にいるそれぞれの顔を画面越しに見た瞬間、「あれ? スッピンもいけるじゃない!」と互いに大笑い。そこから、会えなかった時間を埋めるかのようにおしゃべりが弾んだそうだ。互いの近況。仏法対話に歩いた思い出。今の事態が収束したら会いに行きたい友のこと。何を話しても楽しくて仕方ない。「やっぱり笑顔は元気の源ですね」と、その婦人部員は語っていた▼ことわざにも「笑いは百薬の長」と。もちろん薬の有用性を軽んじるものではないが、笑いが免疫力を高める効果については、多くの研究がある▼「笑う」は「咲う」とも書く。日蓮大聖人が四条金吾に宛てたお手紙にも「咲うて」(御書1139ページ)との記述がある。思えば大聖人は刑場に臨んでも、嘆き悲しむ金吾を「これほどの悦びを笑いなさい」と逆に励まされた(同914ページ、通解)。どんな状況にあっても笑顔を生み出していける強さこそ、信仰者の目指すところに違いない▼百花も咲う春が来た。新型コロナウイルスのニュースに、眉間にしわを寄せてばかりだが、自他共の健康と幸福勝利の花が開くよう、笑顔を咲かせ、笑顔を届けることを忘れまい。(之)
寸鉄 2020年4月3日
「仏道に入る根本は信をもて本とす」御書。今日も朗々たる勤行から出発
和歌山婦人部の日。烈風魂で勇み進む希望の連帯温かな励ましを友の心に
知恵を求めることは人生最高の目的—教育者。御書を繙こう。今こそ好機
感染と戦うには信頼と団結が必要—博士。正しい情報の共有と呼び掛けを
レジ袋有料化進む。7月に義務化。未来の為に—生活スタイルを見直す時
☆池田先生の指針とともに 題目は世界共通の言葉 2020年3月23日
1日24時間、1年365日、地球のどこかで、題目の声が響いている世界広布の新時代を迎えました。今回は「題目は世界共通の言葉」をテーマに、池田先生の指針を学び合いたいと思います。また「わが家の実践」では"春の列車"で旅するように、親子で楽しく唱題に挑戦するエピソードを紹介します。
【池田先生の指針】
なかなか自分の思うようにいかず、勇気が出なかったり、悩みにくじけそうになることもあるかもしれない。
その心を、仏法では「みがいていない鏡」にたとえています。
どんなにすばらしい鏡も、くもったままでは何もうつりません。しかし、みがけば、どんどん輝きます。
心も同じです。題目を唱えることは、心を最高にみがいていくことなのです。
題目を唱えれば、生命が光ります。やる気も元気もみなぎり、頭もさえてきます。
この題目は、今や、世界192カ国・地域に広がっています。
みなさんと同じ年ごろの少年少女も、たくさんいます。
英語やポルトガル語、スペイン語、韓国語など、話す言葉は違っても、みんな、「ナンミョウホウレンゲキョウ」と唱えています。
題目は、世界共通、人類共通の言葉です。
今、この瞬間も、地球のどこかで、題目の声が、ひびき渡っているのです。
テレビの電波は、目には見えないけれど、つながっているように、題目を唱えることで、心と心も、いつでも、どこでも、つながることができます。
私は、みなさんの成長と幸せを祈りに祈っています。だから私の生命と、みなさんの生命は、題目でつながっています。
いつも、いっしょに生きているのです。
どうか、きょうも朗らかに題目を唱え、ししの子らしく、自分の夢に向かって、胸を張って前進していってください。
愛するみなさんが、しし王に育って、夢をかなえながら、世界のために堂々と活躍してくれることが、私の最大の夢です。
(『希望の大空へ わが愛する王子王女に贈る』)
【わが家の実践】
"春の列車"で旅するように 息子と共に唱題をスタート
香川県高松市 橋本啓子さん(パート)
7歳の息子が胃腸炎を患い、終業式に参加できませんでした。
そのまま学校も休校になったため、家にこもりがちになり、若干、心配でした。
私の母である福岡のおばあちゃんは、電話越しに息子が落ち込んでいる様子を聞くと、「何か送るね」と言いました。届いた荷物を見て、私も、息子もびっくり。いつもは、お菓子が多いのですが、今回は、大きな"唱題表"だったのです。
それも、わが家からおばあちゃんの自宅までの道のりがマス目になった、手作りの"唱題表"でした。
同封されていた手紙には、おばあちゃんが小説『新・人間革命』の学習に取り組む様子と、新型コロナウイルスの早期終息を祈っていることがつづられていました。また、息子に対しても「勤行・唱題に挑戦しようね」と呼び掛けてくれました。
息子は、ゴールデンウイークとお正月の年2回、おばあちゃんの自宅に行くことを楽しみにしています。
"唱題表"を見ると、息子と一緒に、"春の列車"に乗って、旅に出るような気分になります。
わが家をスタートし、高松駅で「マリンライナー」に乗り、岡山駅に向かいます。
続いて岡山駅で「山陽新幹線」に乗り換え、広島、山口、下関市と北九州市の間にある関門海峡を通過します。
その後、博多駅で下車し、バスに乗れば、おばあちゃんの自宅に到着です。
おばあちゃんのアイデアに私は感心し、息子も大喜び! 早速、"唱題表"を壁に張り出しました。
勤行ができたら「赤いシール」、5分以上の題目をあげたら「青いシール」をマス目に貼っています。
少しずつ、おばあちゃんの自宅が近づいています。
これまで息子は、勤行・唱題を、なかなか継続できませんでしたが、今は毎日、楽しく実践するようになりました。日に日に元気を取り戻し、「あと5週間、続けていけば、おばあちゃんの家だ!」と張り切っています。
こうした息子の様子を、おばあちゃんに伝えると、「作ったかいがあったよ」と喜んでいました。
"なかなか会えなくても、真心は通じる"と、おばあちゃんの知恵から学びました。
息子が「5分」の唱題を頑張っていますので、私も「50分」以上の唱題に挑戦しています。地区婦人部長として、地区の皆さんのために、今できることを、やっていきます。
来月、息子は小学2年生になります。これからも、親子ともども成長していきます。