座右の書を見つけよう。
良書との出あいは
見識を深め 心を育む。
親子・家族で学び合い
価値創造の日々を!
種種御振舞御書 P924
『頭破作七分と申すは或は心破作七分とも申して頂の皮の底にある骨のひびたふるなり、死ぬる時はわるる事もあり、今の世の人人は去ぬる正嘉の大地震文永の大彗星に皆頭われて候なり』
【通解】
頭破作七分というのは、または心破作七分ともいって、頭の皮の底にある骨がひび割れるのである。死んだ場合には割れることもある。今の世の人々は去る正嘉の大地震・文永の大彗星出現のときに皆頭が破れてしまった。
名字の言 高次脳機能障害の壮年部員。「できないことは増えたが……」 2020年4月4日
"人生はマラソンのようだ"と言われますが、どう思いますか?——一般募集の質問に、詩人・谷川俊太郎さんが答えた。"人生は人生でしかないと思います"。単にゴールを目指すものではなく、走ること、それ自体なのだ、と(『星空の谷川俊太郎質問箱』ほぼ日)▼5年前、広島県福山市のある壮年部員は脳出血で高次脳機能障害に。医師から「記憶を失う」と告げられた。彼は治療を続けつつ、医師の承諾を得て学会活動に挑戦。激励に行く前には入念に準備し、話しながら要旨をノートに記した。会合では懸命にメモを取りつつ、人一倍、拍手を送った▼3人の子どもは口をそろえて「頑張り屋のパパ」と。やがて再就職を果たし、同志と共にうれし涙を流した。彼は誓う。「できないことは増えたが、私自身の"挑戦する心"を奪うことだけは絶対にできない!」▼釈尊の教団に須梨槃特という仏弟子がいた。物覚えが悪く、皆から軽蔑される彼に、釈尊は、ただ一つの偈(詩の形にした教え)を与えた。その一偈を覚えようと修行を貫いた彼は、優れた500人の弟子の一人として経典に記された(法華経・五百弟子受記品)▼人生の価値は進むスピードではなく、歩み続けたかどうかで決まる。戦いを止めないその姿に、人生勝利の輝きがある。(子)
寸鉄2020年4月4日
青年よ高く大いなる理想に生きよ—恩師。未来開く智慧は苦闘の中で発光
新社会人よ頑張れ!困難の時こそ使命の場所で輝け。誠実は生涯の財産と
逆境における仲間は苦難を軽くする—学者。同盟唱題等で共に励まし前進
「ながら運転」罰則強化で事故45%減。少しだけが命取り。更に心引き締め
厚労省のコロナ調査装いカード情報を盗むSNS詐欺が横行。強く警戒を
☆池田先生の指針とともに 元気な一日は「朝に勝つ」ことから 2020年3月26日
規則正しい生活は、成長のエネルギー。今回は「元気な一日は『朝に勝つ』ことから」をテーマに、池田先生の指針を学び合いたいと思います。「わが家の実践」では「ファミリー座談会」のエピソードを紹介します。
【池田先生の指針】
私たちの一日は、みんな平等に24時間あります。それは、朝、太陽が昇り、夜になると沈み、そしてまた朝になって昇るまで、すなわち、私たちの地球が一回りするのに、ちょうど24時間かかるからです。
私たちの生活は、太陽のリズムに合わせて、朝はじまり、夜に終わります。
この太陽のリズム(地球の自転)に合わせた生命の「時計」が、私たちの体のなかにあります。
私たちの体のなかの「時計」は、朝の太陽の光を浴びることで、正しいリズムがきざまれるようになっているのです。
☆☆☆
元気な朝から、元気な一日をつくる。そのリズムで一日一日を積み重ねれば、元気な一年、元気な青春、元気な一生につながります。
若いとき、「朝に勝つ」リズムをつくれば、とても「得」なのです。
私の人生の師匠・戸田先生も、朝を大切にされました。早朝に、さえた頭で、鋭く思索されていました。それが、天才的な発想を生み、「20世紀の奇跡」とまで呼ばれた創価学会の大発展の力となったのです。
私たちの朝夕の勤行・唱題も、自分で正しい生活のリズムをつくり、健康で幸福な、勝利の人生を歩むための原動力です。
私の一番の願い——。
それは、みなさんがいつも元気で笑顔であることです。みなさんが健康で成長してくれることです。
そのために、朝が勝負です。夜は早く寝て、朝は早起きして題目をはつらつと唱え、元気に出発してください。
☆☆☆
私が対談したモンゴルの大作家のツェデブ博士も、「早起きすると新しい発見があり、何かが自分のために開かれ、その発見によって勇気がわいてくる」と言われていました。
さあ、きょうも元気に、笑顔で、勇気の一歩をふみ出そう!
(『希望の大空へ わが愛する王子王女に贈る』)
【わが家の実践】
東京都江戸川区 中村雅之さん(自営業)
小学6年生の息子は、少年少女部の「水魚合唱団」の練習が大好きです。今月予定されていた卒団式を楽しみにしていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、開催できず、残念そうでした。
そこで先日、妻の提案で、ファミリー座談会を開催することにしました。
息子は司会、妻は座談会の準備とモバイルSTBのスイッチを押す係、私は御書講義を担当しました。
式次第は次の通りです。
一、題目三唱
一、「大白蓮華」3月号の巻頭言
一、VOD番組「げんきのスイッチ」
一、3月度の座談会拝読御書「兵衛志殿御返事(三障四魔事)」
一、「3・16」の指針
一、学会歌「誓いの青年よ」
内容はシンプルですが、家族だけというのが新鮮で、大変、有意義な時間でした。
息子は元気いっぱい、司会を務めてくれました。
普段、家族そろって同じ地区の座談会に参加する機会が少ないため、息子から突然、「中村支部長!」と呼ばれた時は照れくさかったですが、貴重な思い出です。
何より、親子で、池田先生の未来部への万感の期待を心に刻む機会になりました。
"広布のバトンをみなさんに渡します"——「親子で学ぶ創価の心」(本紙15日付)で紹介された、先生の「3・16」の指針を読み合わせながら、自身の未来部時代の原点に立ち返りました。
中学生の時、池田先生が出席して開催された1985年(昭和60年)の「江戸川青年平和文化祭」に参加し、"広布のお役に立てる人に"と誓った日のことです。
あれから35年になりますが、親となり、今こうして息子と一緒に先生の指針を学べる喜びをかみ締めています。
いつも支えてくれている妻と共に、息子をはじめ地域の未来部員の大成長を祈り、"広布のバトン"をつないでいきます。