2020年4月6日月曜日

2020.04.06 わが友に贈る

◇今週のことば
「先づ時をならうべし」
「今」蒔ける種がある。
「今」張れる根がある。
焦らず賢く忍耐強く
勝利の因を今この時に!
2020年4月6日

諸法実相抄 P1360
『凡夫なれば過去をしらず、現在は見へて法華経の行者なり又未来は決定として当詣道場なるべし』

【通解】
凡夫であるから過去のことは分からない。しかし現在は明らかに法華経の行者であるからには、また未来は決定して当詣道場となるであろう。

名字の言 説話「市に虎有り」から学ぶ"デマの構図" 2020年4月6日
古代中国の説話「市に虎有り」。魏の忠臣・龐葱が、人質として趙に向かう王子の随行を命じられた時のこと。自分の不在中の讒言を心配した龐葱は、王に質問する▼「一人の者が『市場に虎が出た』と申したとして、王にはお信じになりますか」。「いや」と王。"二人では?"。王は「あるいはそうかも、と思うだろう」。"では三人では?"。王は「信じるだろう」と▼龐葱は「市場に虎が出るはずがないことは、明白です。それにもかかわらず、三人して言えば虎が出せます」と嘆く。王は必ず真偽を見抜くと誓うが、結局は讒言にだまされ、龐葱は迫害されてしまう(近藤光男『戦国策』講談社学術文庫)▼"事実無根の作り話"も、多くの人が口にすれば"真実"に聞こえる。日蓮大聖人は、世間を騙す噓に対して「何れの月・何れの日・何れの夜の何れの時に」(御書319ページ)と、その裏付けを鋭く問いただされた▼新型コロナウイルスに関して、ネットやSNSでの"デマの拡散"が問題となっている。煽るような言い方や伝聞には要注意。公的機関の発表か、科学的裏付けはあるかなどを確かめ、くれぐれも慌てて人に伝える拙速は避けたい。「だまされない」だけでなく、結果的に人を「だまさない」よう心掛けよう。(誼)

寸鉄 2020年4月6日
混沌とした時代に創価の人間主義は重みを増す―大統領。励ましの絆強く
医療現場の最前線で戦うドクター部・白樺の友に感謝!皆様の健康を祈る
地区の連絡・相談は電話・メール等を上手に活用。心のスクラム固く前進!
春の全国交通安全運動。譲り合いや交差点での左右確認等、基本に徹して
睡眠は自己免疫力を向上―医師。朝夕の勤行を根本に聡明な生活リズムを

☆新時代を築く 師弟の宝光を 世界の友と 2020年4月2日
恩師・戸田先生のお好きだった桜花に彩られ、4月2日の祥月命日が巡り来た。
この日は「師弟誓願の原点」といってよい。
生死を超えて、師弟は不二なれば、恩師を偲びつつ、「広宣流布」「立正安国」の誓いを新たに出発する節である。
恩師と常に拝した御聖訓に「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)とある。
試練の世に敢えて立ち向かい、「太陽の仏法」の大光で、苦悩の民衆の大地を照らしていくのが、地涌の菩薩である。
第2次世界大戦下、恩師は法難の獄中で、地涌の大生命を覚知し、戦後の荒野に一人立たれた。そして、いかなる障魔をも勝ち越え、御本仏の仰せ通り、慈折広布の大陣列を築き上げられたのである。
「この世から悲惨の二字をなくしたい」――恩師の悲願を胸に、我らは断じて一歩も退かない。どこまでも「人間革命」即「人類の宿命転換」の大道を開いていくのみだ。

* * *
日本も世界も、新型コロナウイルスの深刻な感染拡大の中、医師、看護師をはじめ、懸命に献身を続けておられる尊き使命の方々に、心からの感謝を捧げたい。
「変毒為薬」という希望と蘇生の哲理が、何ものにも負けない世界市民の不屈のネットワークを、いやまして強めゆくことを、私は願う。
とりわけ、創価の青年たちが、目に見えないウイルスとの戦いに、鋭き知性と洞察力、深き共感力と持久力をもって挑み、スクラム固く価値創造してくれている。何と頼もしいことか。
感染症と戦った「近代細菌学の祖」パスツールの言葉を、世界の青年部に贈りたい。
「大いなる苦悩は偉大なる思想と偉大なる行動を生み出しうる」

* * *
学会総本部の源流たる縁の敷地に、素晴らしい「創価宝光会館」が竣工する。建設に尽力してくださった方々へ深謝を込めて、先日、青空のもと、写真に収めた。
法華経では「日天」のことを「宝光天子」と表現する。日蓮大聖人は、この諸天善神の守護は厳然であると示されながら、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(同1192ページ)と門下を励まされた。
この福徳の「太陽の城」に、やがて日本中、世界中から、宝友が晴れの勝利の笑顔で集い合う日を、祈り待ちたい。
さあ、今日も、わが誓願の天地で、「師子王の心」という師弟の宝光を、勇気凜々と放ちゆこうではないか!