◇今週のことば
「天 晴れぬれば
地 明かなり」
信心即生活の慧光を!
仏法即社会の大光を!
今日も我らの聖教と。
2020年4月20日
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
【通解】
第六天の魔王は十種の魔の軍勢で戦を起こし、法華経の行者を相手に生死の苦しみの海の中で、凡夫と聖人が同居しているこの娑婆世界を「とられないぞ」「奪ってやる」と争うのである。日蓮は、第六天の魔王と戦う(法華経の行者の)身に当たっており、大兵を起こして戦うこと二十余年である。その間、日蓮は一度も退く心はない。
名字の言 学会が行っている図書贈呈の淵源 2020年4月20日
東京・大田区森ケ崎(当時)に戦後、4人の青年が蔵書を持ち寄り、草水文庫という図書室ができた。青年たちはこの文庫を、公共の図書館にしたいという夢を持っていた。やがて文庫には、近隣の子どもたちが集まるようになった▼設置から2年8カ月後、草水文庫は小学校の図書館に。校長は朝礼で、「この町の、この学校の誇るべきものです」と語った。町の、学校の誇りである図書館は、4人の青年の尽力から始まった。その一人が池田先生であった(『評伝 戸田城聖(上)』第三文明社)▼学会の図書贈呈は、1954年(昭和29年)、戸田先生が故郷・厚田の小・中学校へ贈ったことが淵源である。この時、図書の手配を進めたのは池田先生だ。書籍を収めた本棚は「戸田文庫」と命名され、子どもたちに親しまれた▼池田先生は若き日から、本をわが子のように大切にしてきた。戦時中には、防空壕に入れ、空襲から守った。本は命であり、生きる糧だった。先生は語っている。「活字文化こそ『精神の泉』である。『社会の光』である」▼世界が不安に覆われる今、文字・活字が果たす役割は、ますます大きくなっている。冷静に正確に事実を伝えつつ、勇気の言葉、希望のメッセージを人々の心に届ける使命を、本紙は果たしていきたい。(芯)
寸鉄 2020年4月20日
会長の著作には読む人を鼓舞する魅力が—博士。人生の確固たる羅針盤と
本紙創刊記念日。全読者、無冠の友に感謝。真実と希望送る紙面作りを益々
東西創価中高で入学式。英知こそ民衆を守る光!この日忘れず学び鍛えよ
どう人との接触減らすか—一人一人の意識が鍵。全員が拡大対策の当事者
消毒液・マスク等の「送りつけ商法」多発。届いても慌てず相談電話188へ
☆四季の励まし 「家庭」は地域社会の灯台 2020年4月12日
【写真の説明】雲一つない空。青く輝く湖を泳ぐ水鳥たちは、まるで仲の良い家族のようだ。アメリカ・デンバーの名所の一つ、フェリル湖。はるか向こうには、ロッキー山脈が見える。1996年(平成8年)6月、池田大作先生がカメラに収めた。
家族が仲良く、家庭が安心の場であれば、人はどんな困難にも負けることはない。
誰よりも身近で、自分の味方になってくれる存在。時には、窮屈に感じることや意見がぶつかることもあるかもしれない。だが、互いの幸せを祈っていけば、家族の絆を強める好機に変わる。
きょうは「未来部の日」。ファミリー座談会を楽しく行い、皆で成長の節を刻もう。
◇池田先生の言葉
家族は人間にとって、
常に返るべき
「原点」であり
「大地」といってよい。
仲良く温かな家庭は
幸福である。
どんなに苦労があっても、
家族で互いに励まし合い、
団結して
勝利の城を築いていける。
人間は、一人で
成長できるものではない。
親をはじめとして、
数え切れないほどの
多くの人たちの支え、
励ましがあればこそ、
大成できるのである。
そのことを、
絶対に忘れてはならない。
感謝の心がある人には、
常に喜びがあり、
歓喜がある。
子どもに接する時は、
一個の人格として
尊重することが大事だ。
「これくらい、
いいだろう」と、
安易に思っては失敗する。
子どもの中には
大人がいる。
その大人に向かって
対等に語りかけていけば、
子どもの「人格」が
育っていく。
問題のない家庭などない。
悩みや、つまずきも、
大いにけっこうと、
どこまでも、
たくましい「楽観主義」で
悠々と人生を
切り開いていけばよい。
苦労や試練に、
一喜一憂せず
乗り越えていくならば、
崩れない「心の強さ」を、
子どもだけでなく、
親自身も
培うことができる。
根本は祈りである。
親が子どものために祈り、
子どもも応える、
それで、ともに成長する。
信心を根本とした
健康的な生活のリズムを
確立することから、
"家庭革命"の
大きな前進が始まる。
そして、和楽と幸福の
光彩を放つ家庭は、
地域社会を照らす
灯台となる。