人間革命の舞台は
どこかにあるのではなく
「今ここ」にある。
みずみずしい決意で
わが人生の栄光の峰へ!
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し』
【通解】
たとえば、朝廷に仕える人が、十年、二十年と奉公しても、主君の敵を知りながら、主君に報告もせず、個人としても敵として怒ることがなければ、長年の奉公の功績も、みな消えてしまい、かえって罪に問われるようなものである。
名字の言 「支部フォト通信」の写真に込められた思い 2020年4月1日
本紙では「支部フォト通信 前進・人材の輝き」と題し、支部の写真を掲載している。募集を開始したのは昨年11月。以来、全国、海外からも投稿くださり、感謝にたえない▼「今時こんなに人が」と思われる方がいるかもしれないが、安心していただきたい。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、創価学会では2月中旬から一切の会合等を中止しており、全ての写真は、それ以前に撮影されたもの▼昨年撮影されたものも多く、「会えない今だからこそ掲載を」「支部でコロナ撲滅の同盟唱題をしています」等々、熱いメッセージと共に今も連日、写真が届く。いつも直接会って語り、苦しみも喜びも分かち合ってきた日々。それが当たり前でなくなった時、同志と歩む一瞬一瞬がどれほど大切かを、一枚の写真が教えてくれる▼「この一瞬を永遠に」との思いで、池田先生もまた全国、全世界の同志と記念撮影を重ねてきた。詩情薫る大分・竹田の岡城址で、雪の秋田の街頭で、あの地あの国で黄金の共戦譜が写真と共につづられた▼今また困難の中、支部から送られる写真によって、新しい歴史が紡がれていくに違いない。その一枚一枚には、世界の平和・安穏と、地域の幸福と繁栄を祈り抜くとの皆の誓いが輝いている。(進)
寸鉄 2020年4月1日
さあ新年度。共に試練に挑み、新しい歴史を。個々人で明確な目標掲げ出発
うんと悩み祈り抜くのだ—恩師。未来への活路はここに。幹部が智慧出し
光明は人を健やかにする—文豪。希望送る激励を。電話・メールを賢く使い
外出自粛のため混雑の中で買い物—これ感染の危険高める。密集を避けて
親子でルール決め—携帯依存を防ぐ鍵と。強制ではなく話し合いを大切に
☆大白蓮華巻頭言 2020年3月号 学ぶ誇り 人間革命の喜び
「学は光」なり。法難の獄中でも学び抜かれていた、殉教の先師・牧日常三郎光生から受け継ぐ我らの信念だ。
なかんずく、「太陽の仏法」を学ぶ光は、なんと人きく、明るく、温かく、そして、なんと強いことか!
日蓮大聖人は、重い病の家族を看護しつつ法華経の法理について質問してきた妙法尼を、「御尋ね候事ありがたき大善根にて候」(P1402)と讃嘆されている。逆境に負けず、仏法を少しでも学ぼうという求道の心自体が大善根であり、そこから無量の希望の光が生まれるのだ。
「十界ともに即身成仏」(P1403)であり、どんな境
遇の人も題日の力で仏の生命を輝かせることができる。
大聖人は、その法理を「百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる」(同P)と譬えてくださった。
けなげな庶民が、一人また一人、この妙法の燈で自他共に生命を照らしてきたのが、学会の教学研鑚である。
戦争の中、思うように学校に道えなかった父母たちも、どれほど学ぶ誇りと人間革命の喜びに燃えて御書を身で読み、地涌の人材を育てる教授となってきたことか。
未曽有の深さと広がりをもった「民衆教育」の清流は、今や、生命尊厳の哲理を探究する「平和教育」の大河となって、五大州の民の心田を潤しているのだ。
アフリカ大陸でも、統一教学実力試験が三十カ国以上で行われている。苦労を乗り越えて挑んだ試験を終え、Vサインを掲げる宝友の笑顔は、あまりにも神々しい。
皆、「行学の二道」に励む中で、「地涌の菩薩」の誓願を深め、世界広宣流布へ異体同心で前道していくのだ。
御聖訓には、「真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり」(P1170)と説かれる。
「色心の留難」が渦巻く世界だからこそ、御書根本に、いやまして勇敢に誠実に妙法を語り抜いていくのだ。
「一切の法は皆是れ仏法」(P564)なるゆえに、開かれた学びの心を光らせよう。一切の英知を民衆の幸福へ、世界の平和へ、賢く鋭く生かそうではないか!
仏法は
変毒為薬の
光なり
不屈の賢者よ
学び勝ち抜け
☆〈2020 学会史メモリアル〉4月
◎4・2「第2代会長・戸田城聖先生命日」
1958年(昭和33年)4月2日、第2代会長の戸田城聖先生が広布の一切の願業を成就し、58年の尊い生涯を閉じた。
戦後の焦土に一人立ち、初代会長の牧口常三郎先生の遺志を継いで、学会の再建と75万世帯の折伏を達成した戸田先生。その偉大な足跡は、広布史に不滅の光彩を放っている。
※参考資料=小説『人間革命』第12巻「寂光」「新・黎明」、『新・人間革命』第4巻「春嵐」
◎4・2「創価大学開学の日」
50年11月、戸田先生は自らの会社が経営不振に陥るなどの窮地にあったが、池田先生に、創価大学の設立の希望を語り、その実現を託した。
池田先生は師の構想の実現に全生命を注ぎ、71年4月2日、創価大学は開学した。
※参考資料=『新・人間革命』第15巻「創価大学」
◎4・2 創価女子短期大学開学35周年
85年4月2日、人間主義の哲学を根底にした社会に有為な女性リーダーの育成を目指して、創価女子短期大学が開学した。本年で35周年。
◎4・2「第2総東京の日」
幾重にも意義を刻む4月2日は、「第2総東京の日」に定められている。
◎4・8「関西の日」
56年4月8日に行われた大阪・堺2支部連合総会が淵源。
池田先生の指揮のもと、1万1111世帯の弘教と、「まさかが実現」の勝利史を刻む「大阪の戦い」は、この日が発火点となった。
※参考資料=『人間革命』第10巻「跳躍」
◎4・14 池田先生が第3代会長就任の要請を受諾した日から60周年
60年4月14日、池田先生は再三にわたる会長就任の要請を受諾。
当時の思いを「ご恩を返す時が来た。日本の歴史、世界の歴史を創りゆく戦いを、同志と貫くのだ」とつづった。本年で60周年。
※参考資料=『人間革命』第12巻「新・黎明」
◎4・20「聖教新聞創刊記念日」
51年4月20日、聖教新聞が発行部数5000部、旬刊(10日に一度の発行)、2ページ建てで創刊。65年7月に日刊化し、71年1月から現在の日刊12ページ建てに。
聖教電子版には世界203カ国・地域からアクセスがあるなど大きく発展した。
※参考資料=『新・人間革命』第10巻「言論城」、第14巻「大河」
◎4・28「立宗の日」
1253年(建長5年)4月28日、日蓮大聖人が32歳の時、末法の全民衆を救う根本の法である「南無妙法蓮華経」を唱え、立宗宣言した。
※参考資料=『人間革命』第6巻「七百年祭」