宝の未来部よ
忍耐強く学び抜け!
力を蓄え 心を磨き
理想の翼を広げよう!
それが真の親孝行だ!
如説修行抄 P505
『南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経と唱えて唱へ死に死るならば釈迦多宝十方の諸仏霊山会上にして御契約なれば須臾の程に飛び来りて手をとり肩に引懸けて霊山へはしり給はば二聖二天十羅刹女は受持の者を擁護し諸天善神は天蓋を指し旛を上げて我等を守護して慥かに寂光の宝刹へ送り給うべきなり』
【通解】
南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経と題目を唱えに唱えとおして死んでいくならば、釈迦・多宝・それに十方の諸仏が、霊山会上で約束があったとおりに、ただちに飛んで来て、手を取って肩にかけ、霊山にたちまち連れていって下さるのであり、
薬王菩薩と勇勢菩薩の二聖、持国天王と毘沙門天王の二天、それから十羅刹女等が、妙法受持の者をかばい護り、諸天善神は天蓋を指し旗をかかげわれわれを守護して、たしかに常寂光の仏国土に、送りとどけて下さるのである。
名字の言 詩人・金子みすゞさんの作品を口ずさんでみよう。 2020年3月10日
いつも通る道の周りがカラフルになった。早咲きのピンクの桜や春の花々が風に踊っている。畑には緑の春野菜が鮮やかだ▼童謡詩人・金子みすゞさんの作品「土」を口ずさんだ。「こっつん、こっつん、/打たれる土は、/よい畑になって、/よい麦生むよ」「朝から晩まで、/踏まれる土は、/よい路になって、/車をとおすよ」(『金子みすゞ童謡全集』JULA出版局)▼「童謡は声を出して書いています。つまり、作家の呼吸のリズムなんです」と、ある童謡詩人が教えてくれた。「だから、みすゞさんの作品を声に出して読むと、彼女の呼吸が自分の呼吸になるので、作品が読む人の心に深く強く入ってくるのではないでしょうか」▼作品「土」は、こう続く。「打たれぬ土は、/踏まれぬ土は、/要らない土か」「いえいえ、それは、/名のない草の、/お宿をするよ」。みすゞさんのまなざしには、いつもハッとさせられる。いろいろなことに気付かせてくれる▼世界桂冠詩人の池田先生は、名もなき花や草木、道端の小石や砂など、地球上の全てのものに、かけがえのない「いのちの輝き」を見るのが「詩人の目」である、と。春の野菜は「芽吹き野菜」という。生命力に満ちあふれる季節は「いのちの輝き」に満ちている。(川)
寸鉄 2020年3月10日
信仰は生活であって観念の遊戯でない—戸田先生苦境でも実証示す勇者に
きょう農山漁村女性の日命育む聖業支える農漁光部"婦女"の友の活躍光る
励ましは相手の話を聴くことから。電話一本も心込め。抜苦与楽の精神で
手洗い時、半数超の人が指先までよく洗えていないと。基本を励行し防御
仕事の連絡等装った不審メール急増。テレワークの人ら標的。警戒忘るな
☆池田大作先生の珠玉の励まし 誓いの明日へ——日蓮門下を語る(未来ジャーナル3月1日付から)
<妙一尼>
◇"人類の春"へ 師弟の大道を
青年こそ、希望です。人類の宝であり、未来の建設者です。
わが師・戸田城聖先生は、青年への限りない信頼を語られました。
「新しき世紀を創るものは、青年の熱と力である」
「青年よ、一人立て! 二人は必ず立たん、三人はまた続くであろう」
戸田先生が青年に託されたのは、苦しむ民衆を救う「世界広布」の実現であり、仏法を基調として、壮大な平和・文化・教育の花が咲く新世紀です。
私は、同じ思いで、わが未来部を見つめています。皆さんこそ、21世紀を創り、22世紀も照らしていく主人公だからです。
人類は今、重大な分岐点に立っています。核兵器、気候変動、疫病、難民——世界の英知を結集し、乗り越えなければならない課題が山積しています。
その活路を開く希望こそ、日々、学び鍛えゆく若き皆さんの「熱と力」なのです。
日蓮大聖人が立宗宣言された時も、また創価学会が創立された時も、自然災害や争いなど、民衆は不安と苦悩の渦中にありました。
最も大変な"冬の時代"にこそ、人々の"新たな春"を断固と勝ち開く! ここに、創価の誉れの原点があり、使命があります。
今回は、世界の同志が人生の指針とする、「妙一尼御前御消息」の一節を一緒に学ぼう!
大聖人が「竜の口の法難」「佐渡流罪」という大難に遭われる中、門下にも弾圧の嵐が吹き荒れ、退転してしまう人間も多く出ました。しかし、鎌倉に住む妙一尼とその夫は、所領を没収されるなどの迫害にも屈せず、師弟の道を貫き通したのです。
その後、大聖人は佐渡流罪を勝ち越えられました。残念ながら、妙一尼の夫は、その知らせを聞く前に亡くなります。残された妙一尼は、体が強くない上に、病気の子どもを抱えていました。
そうした大変な中でも、大聖人のもとでお仕えするように家の使用人を遣わし、また、真心の御供養の品々をお届けしました。
強く清らかな信心が輝く妙一尼に対し、大聖人は、万感を込めて励ましのお手紙をつづられました。
「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を、いまだきかず法華経を信ずる人の凡夫となる事を」(御書1253ページ)
冬は必ず春となる——これは、不変の自然の法則です。冬が秋に逆戻りすることはありません。同じように、まじめに信心に生き抜く人が、悩みに迷う凡夫のままで終わることは絶対にない。必ず仏の境涯を開いて、晴れ晴れと幸福勝利の春を迎えることができる——これが大聖人のお約束です。
桜が冬の寒さに耐え、美しい花を満開に咲かせるように、人間もまた、厳しい鍛錬の冬があってこそ、強く、たくましくなれる。可能性の花を咲かせ、栄光の実を結ぶことができます。
冬の試練の間の成長は、目には見えないかもしれません。でも、皆さんの生命の奥深くでは、前へ前へと、絶え間ない成長のリズムが刻まれています。冬の間にこそ、どう力を蓄えるか。どう心を磨き、夢と理想の翼を広げるか。ここに青春を勝ちゆく鍵があります。
「法華経を信ずる人は冬のごとし」です。苦難の冬に、成長と勝利の因を積んでいけるのが、信心であり、題目です。"題目の人に断じて不幸なし"と申し上げておきたいのです。
「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」
私が小説『人間革命』『新・人間革命』の執筆を通して半世紀以上、訴えてきた主題です。"苦悩の冬を勝利の春へ"と変える一人の人間革命の劇は、それぞれの家庭に社会に、さらに国土に"春"をもたらし、そして全人類の"春"をも実現することができる。
皆さんが、現在、直面している悩みに打ち勝つことは、自分自身の青春の凱歌はもとより、人々の平和と幸福へ連動していくのです。
この「人間革命」の哲理に深く賛同してくださったのが、世界的な研究機関「ローマクラブ」の創設者アウレリオ・ペッチェイ博士です。
会見で博士は語られました。
「経済の成長に限界はあります。しかし、人間の学習に限界はありません」
「外の資源は有限ですが、人間の内なる富は無限です。未開発です。これを引き出していくのが人間革命です」
そして博士は、何よりも未来を開きゆく青年たちに、大きな期待を寄せられました。
わが後継の未来部の発足は1964年——。私は、アジア、オセアニア、ヨーロッパと世界各地を回り、小説『人間革命』の執筆を開始する中で、次代の一切を託す、新生の未来部を結成しました。
今や世界のあの地この地で、未来部出身の友が、人間革命の勇者として大活躍しています。
学会創立100周年の2030年、そして22世紀から遥かその先へ、世界広布の万年の流れを決する後継の源流こそ、今の未来部の皆さんです。
学会の未来、そして世界の未来を、私は皆さんに託します。
さあ、人類の春を呼ぶ偉大な青春の大道を、朗らかに歩みゆこう!
永遠に私と共に!
世界の同志と共々に!