2020年3月5日木曜日

2020.03.05 わが友に贈る

励ましの便りを届ける
配達員の皆様に感謝。
同志に「希望」を!
社会に「安心」を!
使命の歩みを共々に!

諌暁八幡抄 P587
『涅槃経に云く「一切衆生異の苦を受くるは悉く是如来一人の苦なり」等云云、日蓮云く一切衆生の同一苦は悉く是日蓮一人の苦と申すべし』

【通解】
涅槃経には「一切衆生の種々の苦しみを受けるのは、ことごとくこれ如来一人の苦である」等と説かれている。
日蓮も同じく「一切衆生の同一に受ける苦は、ことごとくこれ日蓮一人の苦である」と言うのである。

名字の言 「障がい者に優しくしよう」——この表現は適切ではない? 2020年3月5日
市役所の障がい福祉課で課長を務める壮年が教えてくれた。「『障がい者に優しくしよう』との表現は適切ではないと、胸に刻んだことがあります」▼壮年が新生児集中治療室(NICU)の医師に話を聞いた時のこと。障がいのある超未熟児を数多く診てきた医師は語ったという。「障がいのある人がいるからこそ、私たちは優しくなれる」▼アメリカの作家パール・バックは、母として知的障がいのある娘を育てた。その日々を『母よ嘆くなかれ』につづった。「(娘がいなければ)わたしはきっと自分よりも能力の低い人に我慢できない、あの傲慢な態度をもちつづけていたにちがいありません。娘は、わたしに『自分を低くすること』を教えてくれたのです」(伊藤隆二訳、法政大学出版局)▼とかく人は、他人と自分を比較して、優越感や劣等感に振り回されがちだ。だが、何かをきっかけに他者の命の「かけがえのなさ」を知る時、翻って自分の命の尊さをも知り、その命を磨こうとする成長への道が始まるのではないか▼日蓮大聖人は「仏に三徳をかふらせ奉るは凡夫なり」(御書1358ページ)と。凡夫こそ尊極の仏、との人間観の転換である。この万人尊敬の哲学を、自分自身から周囲へ社会へと広げていきたい。(之)

寸鉄 2020年3月5日
壮年部結成の日。「金は・やけば真金と」御書。社会の荒波と戦う黄金柱は光
「悩んで祈った分、境涯が深まる」戸田先生。今こそ題目根本で価値的に前進
CO2等、温暖化の原因知らぬ人3割—18歳調査無関心で禍根を残すな!
食物繊維を多く摂取すると死亡リスクが減少と。教養ある食生活を心掛け
換気悪く密集する場所は避け—肺炎防止で厚労省が注意喚起。皆で賢明に

☆四季の励まし 心の絆が安心社会をつくる 2020年3月1日
春の訪れを喜ぶかのように、チューリップの花が鮮やかに咲き誇る。2006年(平成18年)2月、池田大作先生が都内で撮影した。
移ろう季節は、大自然のリズム。日蓮大聖人は、夫を亡くした悲しみの中、幼子を抱え、懸命に生きる女性門下に仰せになられた。「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書1253ページ)と。
悩んだ時、壁にぶつかった時、励ましてくれる存在がどれほど大きな力になることか。
師匠をはじめ、創価家族の励ましによって、"人生の冬"を勝ち越えてきた同志は数限りない。
さあ春3月。私たちは強き祈りを根本に、悩める友に勇気と希望の声を届けていこう!

◇池田先生の言葉
どうすれば、
皆が元気に喜んで
進んでいけるか。
具体的に手を打つことだ。
何があろうと、
妙法の力で
変毒為薬していく。
共に祈り、
苦難を乗り越える。
これが、
我ら創価家族だ。
分け隔てなく、
励まし合い、支え合う。
心と心の絆が
安心社会をつくるのだ。
 
「大丈夫?」「元気?」
「頑張ってね」と、
常に励ましの言葉を
かけ合っていきたい。
「心」が通えば、
「力」に変わる。
「力」を出せば、
必ず「道」は開けてくる。
また人を励ますことは、
自分自身をも勇気づける。
「励まし」は人を変え、
自分を変えるのである。
 
大切なのは、
心を「軽く」して
あげることだ。
「強く」「明るく」して
あげることだ。
たとえ会えなくても、
電話の一言で、
目の前の壁が
破れることもある。
一通の置き手紙が、
その人の人生を
変える場合だってある。
 
相手の言うことに、
じっと耳を傾ける。
じっくりと
話を聞いてあげる。
それだけで、
スッキリする。
心が軽くなる場合が多い。
聞いてあげること自体が、
仏法で説く慈悲の実践、
「抜苦与楽(苦を抜き、
楽を与える)」の
「抜苦」となるのだ。
 
励ましとは、
安心と希望と勇気を
与えることである。
相手の生命を
燃え上がらせ、
何ものにも
負けない力を引き出す、
精神の触発作業である。
励ましの本義は、
相手の
幸福を願う心にある。