家族そろっての勤行や
自己研鑽・読書など
新たな実践を始めよう!
一番身近な場所から
人間革命の挑戦を!
兵衛志殿御返事 P1090
『此れより後もいかなる事ありともすこしもたゆむ事なかれ、いよいよはりあげてせむべし、設ひ命に及ぶともすこしもひるむ事なかれ』
【通解】
これから後も、どのようなことがあっても、少しも信心が弛んではならない。いよいよ声を張り上げて責めていきなさい。たとえ命に及ぶことがあっても、少しもひるんではならない。
名字の言 ランナー大迫傑に「待つ」という選択肢はなかった 2020年3月4日
先日の東京マラソンで、大迫傑選手が自身の日本記録を塗り替え、東京五輪の代表内定へ大きく前進した▼昨秋の代表選考会では、五輪内定に次点の3位。その後の選考レースで誰かが日本記録を更新しない限り、出場権を得られるため、"待って"内定を狙う選択肢もあった▼だが大迫選手は、この期間を"新しい自分を発見する好機"と捉え、自ら切符を奪いにいった。2カ月半のケニア合宿に初挑戦。"長距離王国"の選手たちと徹底して走り込み、自分を追い込んだ。こうして積み上げた自信と実力が勝負どころで光った。終了後のインタビューで「自分への挑戦だった。次にもつながる」と語る姿が印象的だった▼時を「待つ」のではなく、時を「つくる」——その姿勢は、私たちの人間革命の挑戦にも通じる。目の前の課題に対して、"チャンス"と捉えて挑んでいくか、"仕方がない"と一歩引いてしまうか。結果はともあれ、"挑戦"を選択し、努力を続けていく人生には限りない充実がある▼池田先生は「自分に挑戦し、自分に負けなかった人が、大きく自分を広げていける。また、最高の人生の思い出、財産をつくることができる」と。今できることは何かと問いながら"自分への挑戦"を開始し、希望の未来を開こう。(差)
寸鉄 2020年3月4日
東西の創価学園で卒業式不屈の「負けじ魂」燃やし希望の未来へ。堂々乱舞
異体同心とは互いの信心を励ますこと—恩師。心一つに進めば勇気は倍加
東京・世田谷の日。"状況がどうあれ君が太陽であれ"。師の大指針胸に前へ
一人当たりプラごみ排出日本は世界2位。削減へ家庭から地道な取組重ね
肺炎のデマ見聞きした—医師4割。公的情報に基づき"正しく恐れ"対策を
☆心に御書を 第23回 今日も聡明に使命の一日を
〈御文〉
『人には必ず二つの天・影の如くにそひて候、所謂一をば同生天と云い二をば同名天と申す左右の肩にそひて人を守護すれば、失なき者をば天もあやまつ事なし・況や善人におひてをや』(乙御前御消息、1220ページ)
〈通解〉
人には必ず二つの天が、影のように付き添っている。一つを同生天といい、もう一つを同名天という。左右の肩に付き添ってその人を守護するので、罪のない者を天が誤って罰することはない。まして善人においては、なおさらである。
〈池田先生が贈る指針〉
誰が褒めなくとも諸天は一切を見ている。生命に刻まれる因果律ほど、厳正なる法則はない。
地道に広布に生きる大誠実の学会員を、十方の仏菩薩は護りに護る。
人知れぬ祈りも行動も不思議と証言する人が現れ、感謝と賞讃に包まれるものだ。これが妙法の大功力である。
誇りある地涌の使命の一日を、今日も聡明に!
☆心大歓喜——紙上講義で学ぼう 関東教学部長 坂上孝和 2020年2月25日
◇「敢闘精神」光る関東
今回の「心大歓喜——紙上講義で学ぼう」には、坂上関東教学部長が登場。「開目抄」の御文を拝し、関東に脈打つ、敢えて広布の戦いを起こしていく「敢闘精神」について、つづってもらいます。
= 御文 =
『いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし、いうならば三障四魔必ず競い起るべしと・しりぬ、二辺の中には・いうべし』(開目抄、200ページ12行目〜13行目)
= 通解 =
(仏教の諸宗が謗法の教えを説いており、人々を悪道に堕とす悪縁となっていることを)言わないでおけば、今世では何ごともなくても、来世には必ず無間地獄に堕ちてしまう。
もし、言うなら、三障四魔が必ず競い起こってくるということが分かった。
この二つの中では「言う」ほうを選ぶべきである。
◇自ら誓い、敢えて闘う
師弟直結の開拓闘争を
池田大作先生は、かつて関東の同志に長編詩を贈ってくださいました。
関八州を制する者は
天下を制する。
これは日本史の
確固たる方程式である。
埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の5県は、それぞれが"天下一"を目指し、持ち味を最大限に発揮しながら、団結も固く、楽土建設にまい進しています。
かつて先生は、関東に「敢闘精神」の魂を打ち込んでくださいました。
「『師弟直結』で戦う精神」「開拓の精神」「何ものをも恐れぬ師子王の心」こそ「敢闘精神」であるとつづられ、「『敢闘』とは、『敢えて闘う』と書く。『敢えて』挑戦するのだ。『敢えて』一歩を踏み出すのだ。そこに豁然として、大平野の如く自分の境涯が広がっていくことを忘れまい」と訴えられました。
わが関東は、日蓮大聖人が御聖誕され、「立宗宣言」された誇り高き天地です。大聖人は関東から、あらゆる迫害を覚悟の上で、末法万年尽未来際の一切衆生の幸福の道を開く戦いを、敢えて起こされたのです。
この事実に目を向けた時、今回拝する「開目抄」が思い起こされます。
文永9年(1272年)2月、極寒の流罪地・佐渡で著され、門下一同に与えられた本抄には、いかなる大難があろうとも、民衆救済のために、不惜身命の精神で戦い抜くとの大誓願がつづられています。
掲げた御文は、「立宗宣言」に向かって深く悩み、思索された御心境をつづられた箇所になります。
法華経・涅槃経に照らして、真実を語れば、父母や兄弟、そして国主から責められることが明白であるが、法華経宝塔品の六難九易に照らして、「今度・強盛の菩提心を・をこして退転せじと願じぬ」(御書200ページ)と誓願を立てられたのです。迫害を覚悟の上で、敢えて戦いを起こされたのです。
関東の誇る「敢闘精神」は、まさに大聖人の御闘争の精神そのものです。日蓮仏法の真髄ともいえます。
そして絶対に忘れてはならないことは、池田先生が、第1次宗門事件から反転攻勢の戦いを起こされた歴史です。自身にあらゆる誹謗中傷の嵐が吹き荒れることは覚悟の上で、けなげな同志のために激闘を開始されたのです。
1982年(昭和57年)2月、先生は体調を崩されていたにもかかわらず、「何があっても、私は行くよ」と、6日間の茨城指導を敢行され、1万7000人に及ぶ同志を抱きかかえるように励ましてくださいました。その行動に、私は敢闘精神の真髄を教えていただきました。今も感謝とともに、報恩の誓いを新たにする日々です。
中でも11日、第1回「茨城県青年部総会」の参加者3500人と記念撮影をしてくださり、先生は「社会、職場、人生で、見事な勝利を飾っていただきたい!」と呼び掛けられました。
この総会を記念し、先生は句を詠み、贈ってくださいました。
あゝ総会
天晴れ
地晴れ
誕生日
総会のその日は、戸田先生の誕生日でした。恩師との誓いを果たされた池田先生の、弟子としての晴れ渡るような心境が胸に迫ってきました。"常に師匠に勝利を"と生き抜く師弟不二の道を教えてくださったのです。
弟子が自ら目標を定め、どれほど困難で、大変なことであっても、敢えて挑戦していく——これこそ、「『師弟直結』で戦う精神」です。「開拓の精神」です。そして、一度決めたことは貫き通す——これこそ「何ものをも恐れぬ師子王の心」です。
また「二辺の中には・いうべし」とは、自身の揺れ動く感情ではなく、"先生ならどうされるのか"と、創価の師弟を根本に自らが選び取り、自らが誓いを立てることではないでしょうか。一切を自分自身と師匠との共戦にまで高めていってこそ、師弟直結になっていくことができるのです。
敢闘精神を燃え上がらせ、日本、否、世界に輝く圧倒的な勝利の歴史で、先生の会長就任60周年を荘厳してまいりましょう。
千葉・鴨川市から金波、銀波に輝く大海原を望む。日蓮大聖人は、安房国長狭郡東条郷の片海(現・千葉県鴨川市)で聖誕され、安房国の清澄寺で「立宗宣言」し、南無妙法蓮華経の題目を高らかに唱えられた。「海人が子」(御書370ページ)、「賤民が子」(同883ページ)と、庶民の出身であることを誇りとし、民衆救済の御闘争を貫かれた。
◇池田先生の指針から——
「敢闘精神」とは何か。
第一に、「師弟直結」で戦う精神である。
関東本部長会は、私が会長を辞任する前年まで続いた。私と第一線の会員の心の絆を断ち切ろうとする、あの宗門の卑劣な離間工作の嵐が吹き荒れていった時期である。(中略)
烈風が強まるにつれ、私の決意も深まっていった。"私は断じて戦い、勝ってみせる。勝つことが正義である。いかなる嵐があろうとも、絶対に崩れぬ、関東の光り輝く師弟城を築いてみせる!"
私は、断固として行動を開始した。
行動のなかにしか、真実の信仰は起こりえないのだ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
第二に「敢闘精神」とは、開拓の精神である。(中略)
関東人には「都人よ何するものぞ!」という誇りが、強く高くあった。彼らの無骨さをあざ笑う者など歯牙にもかけず、決然と現実の大地を切り開いていく、屈強なる開拓魂があった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
我らの「敢闘精神」とは、何ものをも恐れぬ師子王の心である。
人間は、誰しも未知の領域に足を踏み入れることに躊躇するものだ。「もう限界だ」「もうこれでいい」と感じる地点がある。
だが、そこで逡巡しては何も生まれない。
恐れるな! 臆病の壁を破れ! 限界かと思う壁に突き当たった時が、本当の勝負だ。そこに、赫々たる勝利が待っている。
師子王の生命には、さらに創価の師弟には、絶対に行き詰まりはないのだ。また、あってはならないのだ。
(2003年11月2日付本紙、「随筆 新・人間革命」<創価の永遠の都>)