2019年4月30日火曜日

2019.04.30 わが友に贈る

GWは友情深める好機。
訪問・電話・手紙等で
真心の声を届けよう!
旧交を温める中に
新たな縁も生まれる。

如説修行抄 P501
『真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり』

【通解】
真実の法華経の如説修行の行者として師となり、その弟子檀那となるならば、三類の敵人が必ず現れるのである。

〈寸鉄〉 2019年4月30日
世界宗教に飛躍した平成の30年。192カ国に輝く民衆連帯こそ平和世紀の柱
妙法で人生の苦が解決できる事は絶対に疑いない—恩師。誓願の祈り深く
書物を一頁読む度に私は豊かに—文豪。良書は心の宝。今日、図書館記念日
改元詐欺多発。"銀行カードの変更が必要""還付金貰える"は嘘。警戒心強く
自転車の死亡・重傷事故4割が高齢者。ヘルメット着用で自衛を—警察庁

☆知性の架け橋 アメリカ・ハーバード大学(下) 2019年4月20日
◇1993年9月24日 開かれた対話こそ平和創出の源泉
1993年9月24日、池田先生はハーバード大学(米マサチューセッツ州ケンブリッジ市)で、「21世紀文明と大乗仏教」と題し、91年9月に続く、同大学での2度目の講演を行った。
ちょうどこの年、同大学のサミュエル・ハンチントン博士が「文明の衝突」論を発表。"衝突の要因は宗教"と見るこの言説が、論争を呼んでいた中での講演であった。
先生は冒頭、「生も歓喜、死も歓喜」との大乗仏教に流れ通う生死観を紹介。21世紀においては、生命観の変革こそが最重要になってくると主張した。
その上で、大乗仏教が21世紀の文明に貢献しうる視点として、「平和創出の源泉」「人間復権の機軸」「万物共生の大地」の3点を提示。対話や言論を徹底して重視してきた仏教の精神性に触れ、「開かれた心」による「開かれた対話」こそ、平和創出の源泉であると述べた。
講演は、あらゆる差異を超えて、人々を分断から調和へと導く「文明間の対話」の重要性を強く訴えるものとなった。
聴講者からは、「池田氏のメッセージをできるだけ多くの人に聴いてほしい」(ノーベル化学賞受賞者のダドリー・ハーシュバック博士)、「我々にとって多くの学ぶべき点がある」(ハーバード大学のハービー・コックス名誉教授)などの声が寄せられた。
この講演を受けて、同大学に隣接する地に設立されたのが、「池田国際対話センター(旧・ボストン21世紀センター)」である。講演の翌日に、第1回運営委員会が行われた。
同センターは、人類が直面する諸課題に対し、仏法の人間主義の視点から解決の方途を探る平和研究機関。「文明間の対話」を掲げ、これまで、多彩な識者を招き、平和建設のためのシンポジウムやセミナー等を活発に開催してきた。
同センターの取り組みに共感を寄せるハーバード大学のヌール・ヤーマン名誉教授は、「未来への大きな可能性を持った機関」と、その活動を高く評価する。
ハーバード大学での2度の講演は、"知性の都"ボストン地域に、仏法のヒューマニズムへの理解と共感を大きく広げる契機となった。

◇講演から
大乗仏教で説くこの「大我」とは、一切衆生の苦を我が苦となしゆく「開かれた人格」の異名であり、常に現実社会の人間群に向かって、抜苦与楽の行動を繰り広げるのであります。
こうした大いなる人間性の連帯にこそ、いわゆる「近代的自我」の閉塞を突き抜けて、新たな文明が志向すべき地平があるといえないでしょうか。
そしてまた、「生も歓喜であり、死も歓喜である」という生死観は、このダイナミックな大我の脈動のなかに、確立されゆくことでありましょう。
日蓮大聖人の「御義口伝」には、「四相(=生老病死)を以て我等が一身の塔を荘厳するなり」(御書740ページ)とあります。
21世紀の人類が、一人一人の「生命の宝塔」を輝かせゆくことを、私は心から祈りたい。
そして、「開かれた対話」の壮大な交響に、この青き地球を包みながら、「第三の千年」へ、新生の一歩を踏み出しゆくことを、私は願うものであります。

☆「平成」最後のわが友です。
青春を過ごした「平成」に感謝しつつ、「令和」に向けても頑張ります(^^♪