近隣や地域を大切に!
清々しいあいさつと
良識豊かな振る舞いが
友好を深める根本だ。
誠実に勝る外交なし!
松野殿御消息 P1380
『昔し徳勝童子と申せしをさなき者は土の餅を釈迦仏に供養し奉りて阿育大王と生れて閻浮提の主と成りて結句は仏になる』
【通解】
昔、徳勝童子という幼い者は、土の餅を釈迦仏に供養して、阿育大王と生まれて閻浮提の王となり、最後には仏になったのである。
〈寸鉄〉 2019年4月25日
道徳心を再生し良き社会築く学会に期待—元総長皆が創価哲学の体現者と
江戸川「師弟勝利の日」。栄光燦たる信心の横綱。堂々たる凱歌の前進更に
国連記念日。平和の文化創る人類の議会。持続可能な未来へ民衆の声結集
長期外出時の空き巣に注意。施錠確認、郵便・新聞の一時停止等、対策を
子供主動の関わりが自己肯定感育むと。子の興味・関心を真っすぐ伸ばそう
☆御書と歩む� 第66回 不撓の前進不屈の闘争を!
『題目を唱うる人・如来の使なり、始中終すてずして大難を・とをす人・如来の使なり』(四条金吾殿御返事、1181ページ)
◇通解
題目を唱える人は、如来の使いである。また最初から最後まで、生涯、妙法を捨てることなく、大難を受けても受持し通す人は、如来の使いである。
◇同志への指針
最後まで貫き通す。ここに信仰の真髄がある。いかなる逆境にも題目を唱え、正義を語り切る——この人にこそ、仏の生命が脈打つ。
広宣流布は現実社会で具体的な目標に挑む前進だ。一人一人が「自分らしく戦い切った」と人間革命の歴史を刻むことが恩師の願いであった。共々に励まし、立正安国の使命の道を走り抜く先に、民衆の歓喜の凱歌は轟くのだ。
☆みんなで学ぶ教学〜新会員教室〜第24回 主師親の三徳
◇万人を救う熱願を示された大聖人
末法の御本仏・日蓮大聖人が自らの御振る舞いで示された、民衆救済の偉大な人間像とは——。今回の「みんなで学ぶ教学」は、「主師親の三徳」をテーマに学びます。
◇尊敬すべき三つの徳
——仕事で大きな責任を担うことになりました。
飛躍のチャンスですね! かつて池田先生は、リーダーに求められる資質に、「責任感」「智慧」「慈悲」を挙げました。これらは、日蓮大聖人が示された「主師親の三徳」を、それぞれ現代的に展開されたものです。
——「主師親の三徳」とは何でしょうか?
一切衆生が尊敬すべき「主の徳」「師の徳」「親の徳」の三徳のことです。徳とは、人に具わった力、人々に恵みを与える力といえます。
大聖人は「開目抄」の冒頭で、「夫れ一切衆生の尊敬すべき者三あり所謂主師親これなり」(御書186ページ)と示され、この三つの徳を兼ね備えた仏こそ根本として尊敬すべき対象である、と教えられています。
——それぞれ詳しく教えてください。
まず「主の徳」とは、人々を守る力・働きです。「主」とは「臣」に対するもので、主には、臣下を守り、その生活を支える"責任"がありました。幸・不幸をもたらす因果の理法をはっきり示し、人々を守る徳を表します。
二つ目の「師の徳」とは、正しい法に基づいて、人々を教え導く力・働きです。何が正しい法なのか、どのように実践するのがよいのか、幸福になるための"智慧"を教え示すことを表します。
最後に「親の徳」とは、人々を育て慈しむ力・働きです。親が子を"慈悲"の心で包むように、全ての人を平等に大切にし、自らと同じ境涯へと高めようと育むことを表します。
◇「柱」「眼目」「大船」に
——リーダーの資質に通じることがよく分かります。
「開目抄」の冒頭では、一応の結論として釈尊が真の主師親であることを述べられた上で、"末法の衆生に対して三徳を具えている仏とは誰なのか"が論じられます。
そして、真の成仏の法であり、末法の衆生を救う「一念三千」を覚り、"寿量文底下種の妙法"を弘める大聖人御自身が法華経の行者であることを明かしていきます。
大聖人はその御自覚から、一切衆生を救済する大願を次のように仰せです。
「我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず」(同232ページ)——「柱」が「主の徳」、「眼目」が「師の徳」、「大船」が「親の徳」を表していると拝することができます。
本抄の結びに、「日蓮は日本国の諸人にしうし父母(主師親)なり」(同237ページ)と、御自身こそ、主師親の三徳を具える末法の御本仏であられることを宣言されるのです。
しかも、佐渡流罪という命に及ぶ大難の渦中で、大聖人は本抄を著されたのです。
◇使命深き学会の運動
——命を賭しての宣言に、力強い御確信が伝わってきます。
「報恩抄」の次の一節にも、大聖人における主師親の三徳が明らかにされています。
「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし、日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄の道をふさぎぬ」(同329ページ)
ここで「日蓮が……ながるべし」が衆生を慈しむ「親の徳」に、「日本国の……功徳あり」が人々に正しい生き方を指し示す「師の徳」に、そして「無間地獄の道をふさぎぬ」が衆生を守り抜く「主の徳」に当たります。
大聖人は、末法の主師親の三徳を具える存在として、全人類を救う道を開いてくださいました。この大聖人の熱願を継承し、世界広宣流布を進めてきたのが創価学会です。
——私たちにも深い使命があるのですね。
そうです。例えば、学会が進めてきた平和・文化・教育の運動は、主師親の三徳を社会における「価値創造」の原理として具現化したものといえます。
池田先生は語っています。
「生命の尊厳を護る『主の徳』を目指すのは、平和の貢献です。青年を正しく導く『師の徳』を体現するのが、人間教育です。人類の心を耕し、結び合う『親の徳』は、文化の交流です」
私たちは、妙法を根本に人格を磨き、仏法の精神を社会の基調にしていく挑戦を続けていきましょう。
放課後メモ
「主師親の三徳」については、次の書籍の中でも言及されています。
○…『開目抄講義』下巻76ページ(聖教新聞社)
○…『御書と師弟』第3巻68ページ(同)
○…『永遠の経典「御書」に学ぶ』第1巻83ページ(同)