2019年4月5日金曜日

2019.04.05 わが友に贈る

我ら創価の勇躍前進に
越えられぬ山はない!
今こそ本領発揮の時。
断固たる決意と言論で
正義の陣列を広げゆけ!

聖人御難事 P1190
『過去現在の末法の法華経の行者を軽賎する王臣万民始めは事なきやうにて終にほろびざるは候はず』

【通解】
過去および現在の、末法の法華経の行者を軽蔑し、いやしめる権力者と民衆は、はじめは何事もないようであっても、ついには滅びない者はない。

〈寸鉄〉 2019年4月5日
師子は吼えてこそ師子—恩師。若人の熱と力が時代動かす。決定打を頼む
大阪の吹田、茨木、高槻・島本よ走り抜け!入魂の対話で歴史的な勝利劇を
山口市、広島・呉が反転攻勢。悔いなき拡大を最後まで!栄光の頂へ登れ
愛知・春日井よ、もう一歩だ。強気で押しまくれ!"堅塁"の勇者の凱旋待つ
公明がいるから政治は真っすぐ進む—知事。安定の要として死力を尽くせ

☆4月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 諫暁八幡抄 2019年3月30日
◇ただ誓願に生きよ! 烈風はね返す勇気の対話
4月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「諫暁八幡抄」を研さん。日蓮大聖人の御生涯から、広宣流布の大願を貫く姿勢を学ぶ。

◇御文
『今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月二十八日より今年弘安三年太歳庚辰十二月にいたるまで二十八年が間又他事なし、只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり』(御書585ページ)

◇通解
今、日蓮は、去る建長5年4月28日(の立宗の日)から、(本抄を著した)今年弘安3年12月に至るまで、28年の間、他事は一切ない。
ただ妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れようと励んできただけである。

◇背景と大意
本抄は弘安3年(1280年)12月、日蓮大聖人が身延で門下一同のために著された御書である。題号には「"法華経の行者を守護する"との誓いを果たさない八幡大菩薩を諫め暁す」との意味が込められている。
本抄が執筆された前月の11月に鎌倉の鶴岡八幡宮が炎上。蒙古再来襲の緊張が強まる中で、鎌倉幕府の守護神とされていた八幡大菩薩の社殿が焼亡したことにより、人々の不安は高まっていた。
大聖人は、この火災は、八幡大菩薩が諸天善神としての誓いを怠って、法華経の行者を守護せず、その敵を罰しようとしないことによって、逆に、梵天・帝釈から責められたのだと、八幡大菩薩に対して強く諫暁された。
さらに、本抄の末尾では、太陽が東から西に向かうように、末法では大聖人の仏法が日本から世界へ広まっていくという「仏法西還」の原理を示され、門下を励まされている。

◇解説
建長5年(1253年)4月28日、日蓮大聖人は末法の全民衆を救う根本の妙法である「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、立宗宣言をされた。32歳の時である。
その御心境について、大聖人は「開目抄」で次のようにつづられている。
「いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし、いうならば三障四魔必ず競い起るべしと・しりぬ、二辺の中には・いうべし」(御書200ページ)
不幸の原因は、人々が正法に背いて、誤った思想や教えを信じていることにある。この真実を言うべきか、言わざるべきか。言わなければ現世は安穏でも、後生は必ず無間地獄に堕ち、言えば三障四魔が競い起こってくる——。
大聖人は法華経・涅槃経の経文に照らして思索の末、「二辺の中には・いうべし」と決断される。つまり、大難を受けることを恐れず、妙法流布の道をあえて選ばれたのだ。立宗宣言には、全民衆を思う大聖人の慈悲があふれているのである。
以来28年間、予見通り、大聖人への迫害は絶えることがなかった。
「立正安国論」をもって、時の実質的な最高権力者・北条時頼を諫暁したことを契機に、松葉ケ谷の法難、伊豆流罪が起き、そして小松原の法難、竜の口の法難・佐渡流罪と、命に及ぶ大難が次々に襲いかかる。多くの敵対者から罵詈雑言も浴びせられた。
しかし、大聖人は、「只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり」と大慈悲をもって、「他事」なく妙法流布に全てを捧げられたのである。
その忍難弘通の御生涯は、「ちかいし願やぶるべからず」(同232ページ)との御文の通り、立宗以来、ただ一筋に広宣流布・立正安国の誓願に生き抜かれた歴史である。いわば「誓願」こそ、一切の苦難を乗り越える力なのだ。
大聖人の大願を継承し、世界広布を実現してきたのが創価学会であり、誉れの後継の使命に生き抜くのが、私たち男子部にほかならない。
大聖人直結の地涌の陣列に連なる誇りも高く"わが地域こそ誓願の本舞台"と定め、友情と信頼の拡大にまい進していきたい。
池田先生は「『立正安国』の誓願を燃え上がらせ、朗々と妙法を唱え戦う我らに、『師子奮迅の力』が漲ってくることは絶対に間違いない。何ものも恐れるな! 断じて負けるな! 共に励まし合い、共々に『師子奮迅の力』を出して、戦い、勝とうではないか!」と指導されている。
万物が躍動する春4月。誓願に生き抜く私たち男子部は、いかなる烈風もはね返し、勇気の対話を貫こう。凱歌の春を目指して!

☆ブラジル作家連盟から池田先生に最高栄誉メダル 2019年3月26日
◇ノローニャ会長 博士は人間主義と寛容の精神を広めた平和の伝道者
ブラジル最古の作家団体「ブラジル作家連盟」から、池田大作先生に最高栄誉の「ジョルジェ・アマード・メダル」が贈られた。これは世界的な著作活動によって人間主義の思想を広めた偉業をたたえたもので、アジア人初の栄誉となる。授与式は16日(現地時間)、サンパウロ市のブラジル池田文化会館で挙行。同連盟のドゥルヴァウ・デ・ノローニャ・ゴヨス・ジュニオル会長をはじめ、ブラジル日本文化福祉協会の呉屋新城春見会長、世界的音楽家のアマラウ・ビエイラ氏ら来賓、地元SGI(創価学会インタナショナル)メンバーら約450人が出席した。

「池田博士は、人間主義に基づく文化・教育運動などを通して、寛容の精神を広めてこられた平和の伝道者です」——授与の辞に立ったノローニャ会長の言葉に熱がこもる。
「ブラジル作家連盟は博士と同じく、人間主義の価値を普及する伝統を有しているからこそ、その価値を世界に広めゆく人物に、この最高栄誉を贈りたいのです」。会場は万雷の拍手喝采。その音が、しばし鳴りやむことはなかった——。
1958年に創設の同連盟は、作家集会や討論会をはじめ、コンクール等を開き、毎年、優秀な作家には国内最高峰の文学賞を授賞。さらに「ノーベル文学賞」の選考委員会であるスウェーデン・アカデミーからは毎年、候補者を推薦する団体に認定され、表現の自由の擁護や活字文化の普及に努めてきた。
創設されてからの会員は約3700人。著名な女性作家のリジア・ファグンデス・テレス氏(ブラジル文学アカデミー会員)をはじめ、ブラジル元大統領のフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ氏も、名を連ねる。

今回、授与された「ジョルジェ・アマード・メダル」は、民主化運動のリーダーの一人であったブラジルの文豪の名にちなんで創設されたもの。「人間主義」「寛容性」「民衆の声」など、文化や文明の価値を最大限に表現した文学を生み出す人物に与えられ、これまでに世界で5人しか贈られていない。
同連盟は2015年6月に池田先生を「在外会員」に迎えており、その3カ月前に就任したのがノローニャ会長である。著名な法律家で多くの専門書などを著してきた同会長は、池田先生の対談集や平和提言などを精読し、その人間主義の思想と哲学から深い啓発を受けてきた。
そして昨年10月、同連盟の理事会の厳正な審査を経て、全会一致で、このたびの授与が決定したのである。
式典はブラジル国歌の斉唱で幕を開けた。続いて、ノローニャ会長が授与の辞を。「特筆すべき功績を残された池田博士にジョルジェ・アマード・メダルを授与します」と述べ、ブラジルSGIのチナ主席副理事長にメダルが代理授与された。
その後、ブラジル婦人部の合唱団と軽音楽グループが、慶事を寿ぐ合唱と演奏を響かせると、聴衆は立ち上がっての拍手で、池田先生の晴れの受賞を祝福した。
式典後、ノローニャ会長は力を込めた。
「人類は、まさに池田博士の思想を必要としています。平和と寛容の精神、人権尊重の精神の啓発を広めるために、同じ価値観を共有する私たちは、人間主義の善の力を広めゆく作家として、これからも同じ方向を向いて進んでいきたい」