2012年9月29日土曜日

2012.09.29 わが友に贈る

台風に警戒せよ。
大雨、突風、高波など
断じて油断するな!
配達も決して無理せず
安全・無事故第一で。

松野殿御消息 P1380
『昔し徳勝童子と申せしをさなき者は土の餅を釈迦仏に供養し奉りて阿育大王と生れて閻浮提の主と成りて結句は仏になる』

◇希望の明日へ
青年には無限の力がある。青年には無限の希望と未来がある。青年は、殺伐たる社会のなかで、目先の小さな目的のみにとらわれるのではなく、世界へと大きく目を開き、雄大なる希望、壮大なる人生のために、悠然と生きてほしい。
昭63・12・25

☆池田大作 名言100選 教師の役割
教育の原点は教師である。
その人格こそが、
教育という価値創造の根源である。
ゆえに教師こそ、最大の教育環境となる。

☆第4回 世界に広がる創価教育の光
牧口先生は、教育と医学は「兄弟姉妹のような応用科学」と呼びました。それは、ともに一番大切な「人間の生命」を対象としているからです。アプローチは異なっても、生命力が萎縮するのを防ぎ、生命力が伸び、拡大するのを助ける応用科学ともいえます。
数え切れない貴重な臨床例の積み重ねが、医学の目覚ましい進歩をもたらし、多くの人命を救えるようになりました。そうした医学の緻密な取り組みから、教育界も大いに学ぶべきだと、牧口先生は促されたのであります。
その意味において、直系の創価学会教育本部の皆様方が実践事例を積み重ねて、分析し、普遍的な教育技術に高める努力をされていることは、教育の進歩に大きく貢献するものであり、牧口先生もさっと喜んでくださることでありましょう。
わがドクター部の皆様方のお話を伺うと、医学の最前線においても「対話」が重視されています。
医療の現場でも、現在は「インフォームド・コンセント」(説明と同意=患者が、医療者から治療の内容や目的などについてよく説明を受け、同意した上で治療が施されること)が行われています。すなわち、同意が得られるまで説明が続けられ、「対話」が重ねられるといいます。
病院においても、「患者さんの声に耳を傾ける」「相手のことを思いやる」などの「対話の文化」が尊重されて、誠実で心豊かなコミュニケーションの努力と創意工夫が重ねられています。
御書には、『人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて進みやすいように教えるのである』(P1574、通解)と説かれております。
一人一人の「生命」が持つ本然の可能性を、伸びやかに解き放ち、そして、滞りなく自在に前進していけるように、励まし、導いていくにこに、教育の本義があり、その潤滑の智慧、推進の力を送りゆくものこそ、対話ではないでしょうか。
ゆえに、私は、どんなに困難で複雑な現場にあっても、子どもたちを取り巻くすべての皆様に、「それでも対話を!」と申し上げたいのであります。そして、「子ども第一」で、何より「一番苦しんでいる子どもの側」に立って、対話を進めていただきたいのであります。
親や周囲には心配をかけたくないと、悩みを誰にも言えずに、一人で小さな胸を痛めている子どもたちも決して少なくありません。身近な大人からの真心こもる「声かけ」が、どれほど心を照らす希望の光となることでしょうか。
「いじめ」のない社会を築いていくことは、「人間の尊厳」を打ち立てる人権闘争であります。
アフリカの人権の大英雄ネルソン・マンデラ元大統領は、二十七年半に及ぶ投獄にも耐え抜き、二十世紀中には不可能ともいわれた「アパルトヘイト」の人種差別の撤廃を実現しました。
元大統領は語っています。
「あらゆる人間の心の奥底には、慈悲と寛容がある。肌の色や育ちや、信仰のちがう他人を、僧むように生まれついた人間などいない。
人は僧むことを学ぶのだ。そして、僧むことが学べるのなら、愛することだって学べるだろう」
至言であります。
人間は、誰人も尊厳な存在であり、いじめてはならないし、いじめさせてもならないこと。一人一人を大切にして、皆で共に仲良く明るく生きていくべきであること。また、必ず、そうできること──。このことを、私たちは、あらためて、子どもたちと一緒に学んでいきたいと思うのであります。

◇子どもの幸福へ 心一つに団結!
学校はもとより、家庭にも、地域にも、社会にも、子どもたちを見守る、大人たちの温かくして深い眼差しが、これまでにもまして必要になっています。
不当な差別や激しい弾圧、理不尽ないじめに、勇気をもって「ノー!」と叫び、大きく歴史を変えた、アメリカの人権の母ローザ・パークスさんは、青少年にこう語られました。
「私は、大人も子供もみな、人生の模範として尊敬できる人をもつべきだと思っています」
「母のレオナ・マッコーレーは、私が自尊心と黒人への誇りをいだきながら成長するよう導いてくれました」
「ローズおばあちゃんは、子や孫へ愛情をそそぎつつ、自身の意志の強さを通し、私に良いお手本を示してくれました。そのおかげで、私自身も強い女性になることができました。
マーティン・ルーサー・キング牧師は、決意と自尊心をもって毎日生きることの大切さを、自ら良い手本となって私に教えてくれました」と。
このパークスさんの母親も、学校の教師でした。
心を開いて、相談できる人たちが身近にいる。尊敬を込めて、「その人だったら、どうするだろうか」と思いを巡らせる存在がある。そうした人間のネットワークが、陰に陽に、子どもたちの命を守り、支える力となるのではないでしょうか。
ともあれ、「異体同心なれば万事を成し」(御書一四六三ページ)であります。児童・生徒、保護者、教師、そして学校、さらには地域が「子どもの幸福」のために心を一つにして「異体同心の団結」を築いていけば、必ずや新たな時代の幕を開くことができます。
その団結を生み出すのは「対話」です。そして、この対話の文化が脈打つ社会の姿こそ「教育のための社会」と呼べるものでありましょう。

◎昨日の千葉版に千葉県青年部総会に出演した王子王女合唱団の一員として、うちの娘がちゃっかり載ってます。おめでとう!(^^)!