躍進の9月だ。
白馬が駆けるような
清々しい勤行・唱題で
勇敢に勝ち進め!
共に勝利の金字塔を。
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し』
◇希望の明日へ
もはや権威で人を引っ限ることはできない。そうした時代は終わった。それでは何をもって人々を正しい方向にリードしていくのか。それは人間性しかない。指導者論も、要するに、その人の人格に帰着する。それでは人間性とは何か。仏法の世界においては、その根本は仏子への探き祈りである。友に「本当に幸せになってもらいたい」「安穏であっていただきたい」「健康であり、長寿であっていただきたい」と、真心から祈りに祈っていく。そして行動していく。その信心が、最高の人間性であり、指導者の要件となる。また、その信心の深さが、自身の福徳の大ききになっていく。
平1・11・18
☆池田大作 名言100選 まず自分
社会の矛盾を嘆くだけでは何も変わらない。
まず自分自身が強くなり、賢くなり、輝いていくことだ。
それが、必ず社会を変革する力となる。
☆平成24年9月号大白蓮華巻頭言「信心で勝て! 社会で光れ!!」
美しき
我らの魂
永遠に
守れや光れや
悪世の社会に
人生も社会も、「光」と「闇」との戦いである。時代の闇が深ければ深いほど、妙法の当体である我が生命から、赫々たる希望の光を発していくのだ。その力こそ題目である。
今、世界的に先の見えない不況が打ち続き、雇用なども不安定である。仏天よ、尊き友を守りに護り給えと、強盛に祈らずにはいられない。
創立の父・牧口常三郎先生か、大切にされていた御聖訓がある。
『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254)
牧口先生は、この一節を拝され、九州の弟子たちを励まされた。
「太陽が昇った瞬間から、大地はパッと明るくなる。信心の力で、生活のすべてが改善できるのです。大事なことは『天を晴らすこと』です」
自分が太陽と輝けば、恐れる闇はない。どんな悩みも照らしていける。
どうか、太陽の仏法の信仰者として、勇気ある信心の一念を燃え上がらせ、難局を突破していただきたい。
あの剛毅な四条金吾も、所領替えや領地没収など、幾度となく絶体絶命の窮地に追い込まれた。しかし、『へつらうけしきなかれ』(P1164)、『をそれまいらせ候べからず』(P1150)の御指南のまま、胸を張って正義の信仰を勇敢に貫き通した。とともに、職場では誠実に聡明に忍耐強く「陰徳」を重ねていったのである。そして遂には、揺るがぬ信頼と堂々たる勝利の実証を打ち立てた。
逆境を跳ね返し、『主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけり』(P1173)と謳われた軌跡は、永遠に世界の門下の鑑である。
信心が弱いから試練が絶えないのではない。あらゆる苦難は、いよいよ「師子王の心」を呼び覚まし、金剛の信心を鍛え上げゆくためにある。
師・戸田城聖先生も、仕事で苦労する友を抱きかかえて励まされた。
「失業や事業の苦しみは、身を切られる辛さだ。しかし、それは本当に信心で勝てる時が来ているのだ。
勝負はこれからだぞ。これこそが真の信心の功徳だという、思いもよらぬ結果を必ず出せるんだよ」と。
大変な時こそ、臆さず惑わず嘆かず、強く大きく朗らかに、満々たる生命力で境涯を開いていくのだ。
私の知る信越広布の功労の友は、新潟県の長岡空襲で、父母も弟も妹も奪われた。信心で奮起し、亡き父の紙器製造業を発展させた彼の信条は、「誠心誠意」と「独創革新」である。
事業も人生も、波瀾の嵐を、何度、乗り切り、勝ち越えたことか。邪宗門の迫害にも、勇猛に戦ってくれた。
「『私が創価学会だ、私の生き方を見よ』との一心で戦い続けてきました。だから力が出たんです。試練に『ありがとう』と言いたい」と、百戦錬磨の笑顔皺が誇らしい。
学会には、「この人を見よ」と仰ぐ大長者が、いずこにも輝いている。
「仏法即社会」そして「仏法勝負」という真髄の実践をし抜いて、SGI憲章に明確に掲げたように、一人一人が社会の良き市民として貢献する"平和の世雄(せおう)"こそ、創価の師弟である。
仕事も生活も、そのまま「人間革命」即「広宣流布」の本舞台である。さあ、眼前の課題に、一つまた一つ、今日も喜び勇んで挑みゆこう!
この世をば
断固と勝ち抜き
朗らかに
勝利の宣言
一人ももれなく