「日夜朝暮に
又懈らず磨くべし」
題目は勝利のリズムだ。
清流の如き信心で
わが生命を鍛え抜け!
四条金吾殿御返事 P1163
『日蓮が道をたすけんと上行菩薩貴辺の御身に入りかはらせ給へるか又教主釈尊の御計いか』
◇希望の明日へ
ひとたび決めた人間としての信念を、あらゆる苦しみを乗り越えて、最後の最後まで貫き通せる人。その人こそ真正の英雄である。我欲や打算など微塵もない、本物の人間性の輝き。これほど崇高な生き方はない。
平3・5・17
☆池田大作 名言100選 桜梅桃李
桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李。
花にもそれぞれ個性がある。
人もまた同じである。
さまざまな個性の人が自分らしく花を咲かせ、
しかも互いに尊重し、
調和を保っていくのが人間協和の社会であり、
平和の要諦といえよう。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
広宣の
聖教城に
栄光あれ
お陰さまで、全国の同志の尊き真心に支えられて、我らの聖教新聞は、民衆の言論の大城として、発展を続けている。
聖教新聞を創刊することは、私が恩師・戸田先生から直々に託された使命であった。一九五〇年(昭和二十五年)の八月二十四日。先生の事業が最悪の窮地にあった渦中である。
その日、師は言われた。
「一つの新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ。学会も、いつか、なるべく早い時期に新聞をもたなければいけない。大作、よく考えておいてくれ」
この師弟で刻んだ"創刊原点の日"から八ヵ月後、戸田先生が第二代会長に就任される直前の一九五一年(昭和二十六年)の四月二十日に、聖教新聞は誕生したのである。
言論で広宣流布の新時代を開け──聖教には、師弟共戦の熱願が燃えている。いついかなる時代にも、勇気凛々と、正義の師子吼を放っていくのだ。
南米解放の大英雄シモン・ボリバルは、明年、生誕二百三十周年を迎える。
このボリバルが時代変革の最大の武器としたのも、新聞であった。
「新聞とは新しい思想を伝える移動教壇」であり、新聞にこそ民衆を啓発し、教育する重要な役割があると考えていたのである。
聖教新聞は、どの新聞にもまして、幅広い読者の方々が丹念に読み、真剣に学んでくださっている。これほどの誇りはない。
◇ペンは剣より強し
百年前、中国の辛亥革命を言論闘争で鼓舞した闘士に、于右任(うゆうじん)という革命家がいた。実は、私が現在、対談を進めている経済学者の劉遵義博士(香港中文大学・前学長)の母方の祖父君であられる。
この于右任先生は、度重なる言論弾圧にも屈することはなかった。創刊した新聞が次々と廃刊を余儀なくされても、怯むことなく、新しい新聞を誕生させ続け、筆鋒鋭く悪を糾弾していったのである。
于右任先生は、新聞記者こそ最も快活な人であり、「無冠の帝王」である、と自負されていた。
この屹立した精神こそ、真の言論人たる闘魂の背骨でなくてはなるまい。
「ペンは剣よりも強し」
「声は砲弾よりも強し」
まさしく新聞の力、活字・言葉の威力は、時代を動かす原動力なのだ。
日蓮大聖人は、紙も十分にない法難の佐渡から、門下に御書を送られ、「心ざし」のある人びとは、寄り集まって一緒に拝読するように促しておられる。
その「佐渡御書」には、『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と仰せになられている。
聖教新聞は、この「師子王の心」を満々と漲らせて、どこまでも広宣流布の前進へ、世界平和の創出へと論陣を張っていくのだ。
聖教の拡大に先駆してくださっている新聞長をはじめ全同志の皆様、そして、聖教を支えてくださっている配達員、販売店、通信員の方々をはじめ、全ての関係者に、私は、あらためて心から感謝申し上げたい。