2012年9月9日日曜日

2012.09.09 わが友に贈る

人を育てることは
未来を創ることだ。
「家庭」を中心に
後継の宝を育もう!
共に信心の実践を!

妙法曼陀羅供養事 P1306
『此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ、譬へばかげと身と水と魚と声とひびきと月と光との如し』

◇希望の明日へ
大切なのは、信頼と納得である。最高の法を持ったからこそ、最高の人格の輝きを発揮できる。それが仏法である。自分自身の人間性の輝きを磨きながら仏法理解の輪を広げてきた。つまり、社会の人々の"蘭室の友"となるべく努力してきたのである。揺るぎなき信念、未来への展望、温かな思いやり、豊かな知恵、使命への情熱、すべてを包容する広い境涯等々−−信心によって磨かれた人間性こそが、人々の心をうち、心の扉を開いていくのである。
平3・2・8

☆池田大作 名言100選 仕事
社会での戦いは、信用の積み重ねが大事である。
それには、誠実、誠意、真心以外にない。

☆我らの勝利の大道No.81「永遠なる師弟の絆」
◇8月14日の出会い
クラーク博士は、札幌農学校の開校式で、次のようにも述べている。
──国が国である根本は人である。そして、人が人である根本は心である。人に心があるならば、どうしてその心を磨かないことがあろうか(磨くべきである)。
この歴史的な開校式が行われたのは、一八七六年(明治九年)八月十四日のことであった。
北海道を大いなる成長の故郷とし、「立正安国」の大志を抱かれた戸田城聖先生に私がお会いしたのは、奇しくも、その七十一年後の同じ日である。
真剣勝負の出会いは、人の心を変え、生命を変える。さらに地域を変え、社会を変え、世界をも大きく変えていくのだ。
東京・大田区内の座談会で、初めて戸田先生にお会いした時、恩師は四十七歳、私は十九歳であった。
私は、真っ直ぐに先生に質問した。
「正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか」
戸田先生は、私の目をじっと見つめ、明快に答えてくださった。
「人間の長い一生には、いろいろな難問題が起きてくる。人間、生きるためには、生死の問題を、どう解決したらいいか──これだ。これが正しく解決されなければ、真の正しい人生はない」
初対面の一青年に、真剣に誠実に語られる大情熱の振る舞いに、私は「この人なら信じられる」と直感的に感じた。
加えて先生が、戦時中に軍部政府に反対して二年間も投獄された、信念の平和の闘士であることも知り、直感は確信となった。
十日後の八月二十四日、私はただ戸田先生を信じ、入信したのである。

◇人生変革の原点
かのクラーク博士が学長を務めた大学は、現在のマサチューセッツ大学アマースト校の前身である。同校ゆかりのマサチューセッツ大学ボストン校から、私は二〇一〇年の十一月、名誉学術称号を拝受した。
その際、モトリー学長は授与の辞で、創価の師弟についても深く論及してくださった。
「十九歳の若き貴殿は、『価値創造』を意味する仏教在家団体・創価学会の指導者であられた、恩師・戸田城聖氏によって変革を遂げられます」
崇高な社会貢献の大教育者が洞察してくださった通りである。稀有の師匠との出会いによって、私の人生は変わり、未来を大きく開いていただいたのである。
モトリー学長は、光栄にも、多くの青年を勇気づける励ましとして、私の言葉を引用してくださった。
「順風満帆に見える人よりも、厳しき試練に勇敢に挑み、粘り強く悪戦苦闘した青年のほうが、後になって光る。強くなる。はるかに偉大な歴史を残していけるのだ」
使命深き青春は、困難も、また苦難も大きい。
わが後継の青年たちは、労多きことを誇りとして、不撓不屈の挑戦を続けてくれている。
『陰徳あれば陽報あり』(P1178)とは、厳粛なる因果の理法である。
創価の青年たちが人知れぬ苦労を重ねながら勝ち開く未来が、どれほど栄光に輝きわたることか。私の心は希望に高鳴る。

我らの前途には、新しい大海原が広がっている。
民衆詩人ホイットマンは謳い上げた。
「さあ、もはやここにはとどまるまい、いざ錨を上げて船出をしよう」
この心意気の如く、わが弟子たちは、一心に勝利の明日を見つめて、勇気凛々と、不二なる師弟の大航海を開始した。
毎日、日本中、また世界中から、躍動する青年たちの前進の報告が届く。