2012年9月22日土曜日

2012.09.22 わが友に贈る

広布に前進する
同志の題目こそ
最高の追善回向。
妙法の絆は永遠だ。
大歓喜の旅路を共に!

上野殿御返事 P1558
『御臨終のきざみ生死の中間に日蓮かならずむかいにまいり候べし』

◇希望の明日へ
青春時代の労苦なくして、真に偉人となった人はいない。「将の将」として大成した人もいない。苦しみとの戦いなくして、人生の栄光はないし、たとえ一時は成功したかのように見えても、いずれ長続きはしない。この厳粛なる方程式を、青年は絶対に忘れてはならない。
昭62・11・2

☆池田大作 名言100選 恋愛と結婚
恋愛と結婚とは、それぞれ独立した、
別々のもののように考えられ、
それが近代的な生き方であるかのようにいわれているが、
私はそれは誤りであると思っている。やはり、真剣な恋愛は、
結婚という実を結ぶための花でなければならない。

☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
長崎に
 わが友ありて
  永遠に
 平和の鐘は
  高く鳴るらむ

長崎で被爆したある壮年は半世紀近くの間、思い出すことも口にすることさえも耐えられず、自らの体験を心にしまい込んできた。
その凍てついた心を解かしたものは、当時、長崎文化会館で目にした「原水爆禁止宣言」の全文であった。
「全世界に広めることこそ、全日本青年男女の使命である」──「使命」の二文字が眼に焼き付いた。
「自分にできることから始めよう」。一徹な壮年は決めた。それは、勇気を出して「語る」ことであった。
多くの命を奪い去った原爆の跡地に、勇気と希望の対話の花を咲かせよう。それが、生かされた者の使命だ──この思いで、真剣に語りに語った。
「恒久の平和は脅迫によってではなく、相互の信頼を招く真摯な努力によってのみ、もたらされるものです」とは、大科学者アインシュタインの言葉である。
平和への直道である対話を実らせるには、信頼を築いていくことだ。友情を結び、育んでいくことだ。
そのためには──
相手の話を「聞く」。
相手を「敬う」。
相手から「学ぶ」。
これが、価値ある対話の鉄則である。
御聖訓には、『教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174)と仰せである。私たちの誠実と真剣な行動によってこそ、平和の思潮の水かさも増していくのだ。
「私の弟子であるならば、私のきょうの声明を継いで、全世界にこの意味を浸透させてもらいたい」
恩師が「原水爆禁止宣言」で指し示されたのも、粘り強く信頼を勝ち取り、社会に平和の哲学を浸透させていくことであった。
その思いで、私も世界を駆け巡り、各国の指導者たちと友情を結び、共生の世界を築くために対話を重ねてきた。
長崎のその壮年は、先月九日、「原爆の日」に長崎を訪れていたトルーマン元米大統領の孫と握手を交わしたと伺った。トルーマン大統領といえば、原爆投下を指示した人物である。
世の注目を集めることもない、ささやかな握手かもしれない。しかし私は、悲惨な過去を乗り越えて平和な未来の扉を開こうとする、それぞれの勇気に最大の敬意をもって、"歴史的な握手"と賞讃を送らせていただきたい。

今こそ、「核兵器のない世界」への潮流を、力強く生み出す時である。
二年前のNPT(核拡散防止条約)再検討会議では、核兵器の非人道性に照らして国際法を遵守する必要性が、合意の中で明確に打ち出された。
この合意を突破口として、「核兵器禁止条約」を実現させる上で、最大の原動力となるものこそ、目覚めた民衆の連帯なのだ。
核兵器の使用に関して、どの国であれ、いかなる場合であれ、一切の例外を認めないという立場は、まさに恩師が「宣言」で先駆的に示した方向と重なり合う。
二〇一五年は、広島と長崎に原爆が投下されて七十年となる。私たちは、この年に向けて、志を同じくする世界の人びとと手を取り合い、"核兵器は絶対悪"との精神を、人類の共通規範として確立する道を、断じて開いていくのだ。