2012年9月5日水曜日

2012.09.05 わが友に贈る

健康は勝ち取るもの。
万全の体調管理が
最大の価値を生む。
一日一日を賢明に
油断なく進もう!

三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり』

◇希望の明日へ
強さの裏づけがあってこそ優しさが出る。ただ強いだけでは、倣慢であり、租野である。しかし逆に、強さのない優しさは慣れ合いであり、甘えであり、臆病にすぎない。強さと優しさ−−これは表裏一体である。両方をかねそなえてこそ、真に偉大な人間性といえる。また、こうした人間の心の豊かさ、多様な可能性を説いたのが、仏法である。
平2・7・8

☆池田大作 名言100選 人事
聡明な人事は、組織を潤沢にし、人材を伸ばす。
愚かな人事は、組織をこわし、
人材を殺してしまうものである。

☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──私たち未来部担当者も「中学・高校の時、もっと、しっかり勉強しておけばよかった」と反省することしきりです。

名誉会長 いや、クヨクヨ振り返る必要はありません。学ぶことは、「今から」「ここから」直ちに始めることができるからです。
ゲーテの時代とも重なる女性の作家マルヴィーダ・フォン・マイゼンブークは、60歳の時に、こんな言葉を残しています。
「私は学びます、学びます」「更に学ぶことができるためというこの一点でだけ私は今一度若くなりたいと思います」(シュライヘア著『マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク』)
学歴イコール知識・学力ではない。まして人間の能力ではない。学び続ける心が、人間の真の実力です。わが創価大学の通信教育部では、この春、85歳と83歳の2人の女性の方も晴れ晴れと卒業を勝ち取られました。学び抜き、学び切る姿は、人間として神々しい光を放つものです。

──でも、若い時は、勉強できる環境にあるのに、つい後回しにしてしまいます。

名誉会長 まあ、後回しにするのは、それなりに理由がある。内容が難しすぎて理解するのが大変だからとか、そろそろ机に向かおうと思った矢先に、お母さんやお父さんに「勉強しなさい」と言われて嫌になるとか、部活が忙しいとか……。
でも、自分の好きなことだったらどうだろう。それなら、すぐに始められて、いくらでもやれる、何時間でも没頭できるという人も多いのではないかな。
「どうやったら、サッカーが上達できるか」「あの人みたいに上手に楽器を演奏するには、どうすればいいんだろう」「秋の流行の服は」などと関心を持てば、本を読んで研究したり、試したり、誰かに質問したりするでしょう。それは、楽しいし、面白いことです。勉強だって、自分なりに工夫すれば、楽しく面白くできるはずです。

──実際、社会のさまざまな分野で活躍している人は、例外なく真剣に勉強を重ねていますね。

名誉会長 その通りです。一流のスポーツ選手も、体を鍛えるだけでなく、体のしくみや栄養のことを積極的に学んでいる人が少なくない。演技の質を磨いたり、参考にしたりするために、膨大な読書をしている俳優や芸人の方を、私もよく知っています。
皆さんのお母さんの、いつどこで買い物をすればいいか、という分析力には、どんな経済学者もかなわないでしょう。生きた経済の動きを学んでいます。
すべて、立派な学問です。
だから、今の学校での勉強は、将来、それぞれの道で、好きなことを好きなだけ学ぶための「土台」と考えてはどうかな。人生、後になって、思わぬことが役に立つ。まず何かを始めてみることだ。何か努力を開始することだ。
勉強ができるできないといっても、やるかやらないかだけなんだ。
勉強すると息が詰まる思いがするかもしれないが、実は小さな自分を打ち破り、広々とした世界へと解放してくれる。人生を明るくしてくれる。「学は光」です。
何があってもへこたれず、強く朗らかに学んだ人が、勝ちです。