青年の気迫が
時代の流れを作る。
立正安国の大理想へ
「やらんかな」の心で
張り切って進め!
法華初心成仏抄 P550
『よき師とよき檀那とよき法と此の三寄り合いて祈を成就し国土の大難をも払ふべき者なり』
◇希望の明日へ
新しき時代の新しき扉。それを開けるのはつねに、燃えさかる青春の情熱である。妥協なく、理想に生きる青年の行動である。
平1・1・15
☆池田大作 名言100選 「いじめ」を考える
いじめの問題に取り組む第一歩は、
「いじめる側が百パーセント悪い」
ことを明確にすることである。
☆第4回 世界に広がる創価教育の光
◇「人間をつくる」ことが未来を開く
頼もしいことに、今、若さ創価の教育者の奮闘が、日本全国、世界の各国各地で光っています。
世紀の太陽 燦然と
希望の瞳 輝いて
一人も残らず 幸福に
未来を育む 誇りあり
この青年教育者の愛唱歌「世紀の太陽」の響きが、教育部歌「太陽のマーチ」とともに、私の胸に力強く迫ってきます。
わが敬愛する教育者の皆様方は、いかなる闇も打ち破って、毎日たゆまず昇りゆく「太陽」です。自らが燃えて、光も熱も惜しまず、皆を照らしゆく「太陽」です。
太陽が明るく輝いているのは、人知れずに戦い続けて、勝ち抜いているからです。
青年教育者の愛唱歌は、こう結ばれています。
創価の精神は 平和へと
世界を結ぱむ 使命あり
この一節の通り、世界を結ぶ「教育の光」が、いやまして重要な時代に入っています。
昨年の年末には、わが教育本部の代表が「日中友好教育者交流団」として、中国の北京、天津を訪問し、熱烈な歓迎をいただきました。
男女の青年教育者も多く参加し、有意義な教育交流を大成功で飾り、立派に使命を果たしてくれました。
日本も、中国も、教育への取り組みは真剣です。そうした中、互いに学び合い、語り合う意義は、計り知れません。
政治や経済の次元では、多少の波風が立とうとも、教育の交流には、普遍性があり、未来性があります。
国を超え、民族を超えて、教育者の魂と魂が触れ合う中で、人類の明日へと架ける、希望と信頼の黄金の橋が築かれゆくことを、私は確信してやみません。
教育本部の交流団が、「私学の雄」と讃えられる人材輩出の最高学府・北京城市学院を訪問した折には、学院の発展をリードする劉林学長が、ご自身の"師弟のドラマ"を語ってくださったことを、感銘深く、お聞きしました。
劉学長の師匠は、私が「東洋学術研究」誌上で対談を重ねてきた顧明遠先生(中国教育学会会長)です。若き劉学長が書き上げた十五万字に及ぶ博士論文を、顧先生は時間をかけて、実に丁寧に読まれ、句読点に至るまで添削してくださったというのです。
「愛情なくして教育なし」
これが、顧先生の教育哲学です。それをご自身が実践されてきた姿が目に浮かんできます。まさに教育者の鑑と感動しました。
「教育とは、氷を溶かす温水です。どんなに固い氷でも、教育の力で必ずや溶かすことができます」とは、劉学長が紹介してくださった顧先生の言葉です。
その顧先生も、自らが教壇に立たれる北京師範大学に教育本部のメンバーを快く迎えてくださったのです。特に大震災のあった東北の教育者を、心から励ましてくださいました。
こうした麗しい教育交流に、かつて、日本に留学していた若き日の魯迅先生と、その恩師である藤野厳九郎先生との出会いを思い起こすのは、私一人ではないでありましょう。
じつは、顧先生のご夫人・周藻さんは、大文豪・魯迅先生の姪に当たられる方です。
魯迅先生の行った教育について、顧先生は次のように語られています。
「まず第一に学ぶべきことは、彼(魯迅)が教育事業に献身的にどろんこになって取り組んだ精神である」
「献身的にどろんこになって」、若き生命に関わり、尽くし、育む。この人間教育の不撓不屈の魂が脈打つところ、いかなる壁が立ちはだかろうと、必ず突破できることを、私は信じてやみません。
顧先生は、私が提案し、教育本部が進めている「教育実践記録運動」の活動にも、大きな期待と関心を寄せてくださっています。
「一人一人の事例から学び、そこから法則性を見つけ出していくことが大切です。皆さんの活動に、今後も心より期待しています」と、温かなお言葉を寄せていただきました。
この連載でも、すでに紹介したように、実践記録については、アメリカのジョン・デューイ協会のピックマン博士も、ガリソン博士も、最大に評価されております。
世界が認める教育実践記録の運動です。教育本部の皆さんは、今後も自信をもって取り組み、教育技術の向上に努めていただきたいと念願します。
2012年9月30日日曜日
2012年9月29日土曜日
2012.09.29 わが友に贈る
台風に警戒せよ。
大雨、突風、高波など
断じて油断するな!
配達も決して無理せず
安全・無事故第一で。
松野殿御消息 P1380
『昔し徳勝童子と申せしをさなき者は土の餅を釈迦仏に供養し奉りて阿育大王と生れて閻浮提の主と成りて結句は仏になる』
◇希望の明日へ
青年には無限の力がある。青年には無限の希望と未来がある。青年は、殺伐たる社会のなかで、目先の小さな目的のみにとらわれるのではなく、世界へと大きく目を開き、雄大なる希望、壮大なる人生のために、悠然と生きてほしい。
昭63・12・25
☆池田大作 名言100選 教師の役割
教育の原点は教師である。
その人格こそが、
教育という価値創造の根源である。
ゆえに教師こそ、最大の教育環境となる。
☆第4回 世界に広がる創価教育の光
牧口先生は、教育と医学は「兄弟姉妹のような応用科学」と呼びました。それは、ともに一番大切な「人間の生命」を対象としているからです。アプローチは異なっても、生命力が萎縮するのを防ぎ、生命力が伸び、拡大するのを助ける応用科学ともいえます。
数え切れない貴重な臨床例の積み重ねが、医学の目覚ましい進歩をもたらし、多くの人命を救えるようになりました。そうした医学の緻密な取り組みから、教育界も大いに学ぶべきだと、牧口先生は促されたのであります。
その意味において、直系の創価学会教育本部の皆様方が実践事例を積み重ねて、分析し、普遍的な教育技術に高める努力をされていることは、教育の進歩に大きく貢献するものであり、牧口先生もさっと喜んでくださることでありましょう。
わがドクター部の皆様方のお話を伺うと、医学の最前線においても「対話」が重視されています。
医療の現場でも、現在は「インフォームド・コンセント」(説明と同意=患者が、医療者から治療の内容や目的などについてよく説明を受け、同意した上で治療が施されること)が行われています。すなわち、同意が得られるまで説明が続けられ、「対話」が重ねられるといいます。
病院においても、「患者さんの声に耳を傾ける」「相手のことを思いやる」などの「対話の文化」が尊重されて、誠実で心豊かなコミュニケーションの努力と創意工夫が重ねられています。
御書には、『人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて進みやすいように教えるのである』(P1574、通解)と説かれております。
一人一人の「生命」が持つ本然の可能性を、伸びやかに解き放ち、そして、滞りなく自在に前進していけるように、励まし、導いていくにこに、教育の本義があり、その潤滑の智慧、推進の力を送りゆくものこそ、対話ではないでしょうか。
ゆえに、私は、どんなに困難で複雑な現場にあっても、子どもたちを取り巻くすべての皆様に、「それでも対話を!」と申し上げたいのであります。そして、「子ども第一」で、何より「一番苦しんでいる子どもの側」に立って、対話を進めていただきたいのであります。
親や周囲には心配をかけたくないと、悩みを誰にも言えずに、一人で小さな胸を痛めている子どもたちも決して少なくありません。身近な大人からの真心こもる「声かけ」が、どれほど心を照らす希望の光となることでしょうか。
「いじめ」のない社会を築いていくことは、「人間の尊厳」を打ち立てる人権闘争であります。
アフリカの人権の大英雄ネルソン・マンデラ元大統領は、二十七年半に及ぶ投獄にも耐え抜き、二十世紀中には不可能ともいわれた「アパルトヘイト」の人種差別の撤廃を実現しました。
元大統領は語っています。
「あらゆる人間の心の奥底には、慈悲と寛容がある。肌の色や育ちや、信仰のちがう他人を、僧むように生まれついた人間などいない。
人は僧むことを学ぶのだ。そして、僧むことが学べるのなら、愛することだって学べるだろう」
至言であります。
人間は、誰人も尊厳な存在であり、いじめてはならないし、いじめさせてもならないこと。一人一人を大切にして、皆で共に仲良く明るく生きていくべきであること。また、必ず、そうできること──。このことを、私たちは、あらためて、子どもたちと一緒に学んでいきたいと思うのであります。
◇子どもの幸福へ 心一つに団結!
学校はもとより、家庭にも、地域にも、社会にも、子どもたちを見守る、大人たちの温かくして深い眼差しが、これまでにもまして必要になっています。
不当な差別や激しい弾圧、理不尽ないじめに、勇気をもって「ノー!」と叫び、大きく歴史を変えた、アメリカの人権の母ローザ・パークスさんは、青少年にこう語られました。
「私は、大人も子供もみな、人生の模範として尊敬できる人をもつべきだと思っています」
「母のレオナ・マッコーレーは、私が自尊心と黒人への誇りをいだきながら成長するよう導いてくれました」
「ローズおばあちゃんは、子や孫へ愛情をそそぎつつ、自身の意志の強さを通し、私に良いお手本を示してくれました。そのおかげで、私自身も強い女性になることができました。
マーティン・ルーサー・キング牧師は、決意と自尊心をもって毎日生きることの大切さを、自ら良い手本となって私に教えてくれました」と。
このパークスさんの母親も、学校の教師でした。
心を開いて、相談できる人たちが身近にいる。尊敬を込めて、「その人だったら、どうするだろうか」と思いを巡らせる存在がある。そうした人間のネットワークが、陰に陽に、子どもたちの命を守り、支える力となるのではないでしょうか。
ともあれ、「異体同心なれば万事を成し」(御書一四六三ページ)であります。児童・生徒、保護者、教師、そして学校、さらには地域が「子どもの幸福」のために心を一つにして「異体同心の団結」を築いていけば、必ずや新たな時代の幕を開くことができます。
その団結を生み出すのは「対話」です。そして、この対話の文化が脈打つ社会の姿こそ「教育のための社会」と呼べるものでありましょう。
◎昨日の千葉版に千葉県青年部総会に出演した王子王女合唱団の一員として、うちの娘がちゃっかり載ってます。おめでとう!(^^)!
大雨、突風、高波など
断じて油断するな!
配達も決して無理せず
安全・無事故第一で。
松野殿御消息 P1380
『昔し徳勝童子と申せしをさなき者は土の餅を釈迦仏に供養し奉りて阿育大王と生れて閻浮提の主と成りて結句は仏になる』
◇希望の明日へ
青年には無限の力がある。青年には無限の希望と未来がある。青年は、殺伐たる社会のなかで、目先の小さな目的のみにとらわれるのではなく、世界へと大きく目を開き、雄大なる希望、壮大なる人生のために、悠然と生きてほしい。
昭63・12・25
☆池田大作 名言100選 教師の役割
教育の原点は教師である。
その人格こそが、
教育という価値創造の根源である。
ゆえに教師こそ、最大の教育環境となる。
☆第4回 世界に広がる創価教育の光
牧口先生は、教育と医学は「兄弟姉妹のような応用科学」と呼びました。それは、ともに一番大切な「人間の生命」を対象としているからです。アプローチは異なっても、生命力が萎縮するのを防ぎ、生命力が伸び、拡大するのを助ける応用科学ともいえます。
数え切れない貴重な臨床例の積み重ねが、医学の目覚ましい進歩をもたらし、多くの人命を救えるようになりました。そうした医学の緻密な取り組みから、教育界も大いに学ぶべきだと、牧口先生は促されたのであります。
その意味において、直系の創価学会教育本部の皆様方が実践事例を積み重ねて、分析し、普遍的な教育技術に高める努力をされていることは、教育の進歩に大きく貢献するものであり、牧口先生もさっと喜んでくださることでありましょう。
わがドクター部の皆様方のお話を伺うと、医学の最前線においても「対話」が重視されています。
医療の現場でも、現在は「インフォームド・コンセント」(説明と同意=患者が、医療者から治療の内容や目的などについてよく説明を受け、同意した上で治療が施されること)が行われています。すなわち、同意が得られるまで説明が続けられ、「対話」が重ねられるといいます。
病院においても、「患者さんの声に耳を傾ける」「相手のことを思いやる」などの「対話の文化」が尊重されて、誠実で心豊かなコミュニケーションの努力と創意工夫が重ねられています。
御書には、『人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて進みやすいように教えるのである』(P1574、通解)と説かれております。
一人一人の「生命」が持つ本然の可能性を、伸びやかに解き放ち、そして、滞りなく自在に前進していけるように、励まし、導いていくにこに、教育の本義があり、その潤滑の智慧、推進の力を送りゆくものこそ、対話ではないでしょうか。
ゆえに、私は、どんなに困難で複雑な現場にあっても、子どもたちを取り巻くすべての皆様に、「それでも対話を!」と申し上げたいのであります。そして、「子ども第一」で、何より「一番苦しんでいる子どもの側」に立って、対話を進めていただきたいのであります。
親や周囲には心配をかけたくないと、悩みを誰にも言えずに、一人で小さな胸を痛めている子どもたちも決して少なくありません。身近な大人からの真心こもる「声かけ」が、どれほど心を照らす希望の光となることでしょうか。
「いじめ」のない社会を築いていくことは、「人間の尊厳」を打ち立てる人権闘争であります。
アフリカの人権の大英雄ネルソン・マンデラ元大統領は、二十七年半に及ぶ投獄にも耐え抜き、二十世紀中には不可能ともいわれた「アパルトヘイト」の人種差別の撤廃を実現しました。
元大統領は語っています。
「あらゆる人間の心の奥底には、慈悲と寛容がある。肌の色や育ちや、信仰のちがう他人を、僧むように生まれついた人間などいない。
人は僧むことを学ぶのだ。そして、僧むことが学べるのなら、愛することだって学べるだろう」
至言であります。
人間は、誰人も尊厳な存在であり、いじめてはならないし、いじめさせてもならないこと。一人一人を大切にして、皆で共に仲良く明るく生きていくべきであること。また、必ず、そうできること──。このことを、私たちは、あらためて、子どもたちと一緒に学んでいきたいと思うのであります。
◇子どもの幸福へ 心一つに団結!
学校はもとより、家庭にも、地域にも、社会にも、子どもたちを見守る、大人たちの温かくして深い眼差しが、これまでにもまして必要になっています。
不当な差別や激しい弾圧、理不尽ないじめに、勇気をもって「ノー!」と叫び、大きく歴史を変えた、アメリカの人権の母ローザ・パークスさんは、青少年にこう語られました。
「私は、大人も子供もみな、人生の模範として尊敬できる人をもつべきだと思っています」
「母のレオナ・マッコーレーは、私が自尊心と黒人への誇りをいだきながら成長するよう導いてくれました」
「ローズおばあちゃんは、子や孫へ愛情をそそぎつつ、自身の意志の強さを通し、私に良いお手本を示してくれました。そのおかげで、私自身も強い女性になることができました。
マーティン・ルーサー・キング牧師は、決意と自尊心をもって毎日生きることの大切さを、自ら良い手本となって私に教えてくれました」と。
このパークスさんの母親も、学校の教師でした。
心を開いて、相談できる人たちが身近にいる。尊敬を込めて、「その人だったら、どうするだろうか」と思いを巡らせる存在がある。そうした人間のネットワークが、陰に陽に、子どもたちの命を守り、支える力となるのではないでしょうか。
ともあれ、「異体同心なれば万事を成し」(御書一四六三ページ)であります。児童・生徒、保護者、教師、そして学校、さらには地域が「子どもの幸福」のために心を一つにして「異体同心の団結」を築いていけば、必ずや新たな時代の幕を開くことができます。
その団結を生み出すのは「対話」です。そして、この対話の文化が脈打つ社会の姿こそ「教育のための社会」と呼べるものでありましょう。
◎昨日の千葉版に千葉県青年部総会に出演した王子王女合唱団の一員として、うちの娘がちゃっかり載ってます。おめでとう!(^^)!
2012年9月28日金曜日
2012.09.28 わが友に贈る
交通事故に注意!
特に夕暮れ時の歩行や
自動車・自転車の運転は
一段と気を引き締めよ。
会合でも呼び掛けを!
上野殿御消息 P1527
『父の恩の高き事須弥山猶ひきし母の恩の深き事大海還つて浅し、相構えて父母の恩を報ずべし』
◇希望の明日へ
青年は、物事の本質を見破り、悪と対決して善を守り抜いていく正義の心を失ってはならない。リーダーに勇気がなく愚かであっては、後に続く大勢の人々がかわいそうであり、不幸である。またそういう人は結局、だれからも頼られず、"心の敗北者""人生の敗北者"となっていかざるをえない。
昭63・12・10
☆池田大作 名言100選 教育の使命
教育には、人間を善にする力も、
悪にする力もある。
だからこそ、教育が大事である。
☆第4回 世界に広がる創価教育の光
◇「いじめ」のない社会で「いのち」は輝く
私は幸運にも、十九歳で希有の大教育者・戸田城聖先生にお会いすることができました。
残酷な戦争によって無数の命が奪われ、国破れて荒廃した戦後の社会にあって、わが師は、仏法という究極の「生命尊厳」の法理を、私たち青年に示してくださったのです。
戦時中、軍国主義による二年間の投獄にも断じて屈しなかった恩師の信念の言葉は、絶対に信じられる希望の響きをもって、若き命に迫ってきました。
青年を利用し、犠牲にしてきた権力者と敢然と対峙して、先生は青年を愛し、信じ、自らの心血を注いで薫陶してくださいました。
先生が一人立って開始された「人間革命」という未聞の平和運動は、自身の内面から智慧と勇気を引き出して、一人一人が現実社会に貢献していくものです。
その意味で、先生の青年への指導は、人間教育の真髄であったといっても、決して過言ではありません。
先生の弟子となった私は、この仏法を友に伝えようと、勇気を出して対話を始めました。一生懸命に語りました。しかし、誰も信心しようとはしません。真っ向から反対した友人もいました。
それでも諦めず、粘り強く対話を続けました。そのなかで最初に入会して、わが同志となったのが、学校の教師をしていた方でした。
御聖訓に、『我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』(P467)という一節があります。
私自身、六十五年間、仏法を語り抜いてきた歴史は、黄金の「今生人界の思出」と輝いております。なかでも格別に忘れ得ぬ第一号の折伏は、不思議にも教育者だったのです。
また、その後も、多くの若き教育者を仏法に導くことができました。
各地で活躍しておられる教育本部の皆様は、同じ心で、同じ哲学を掲げ、人間教育に邁進してきた、かけがえのない宝友たちです。
そして今、妙法の教育者の陣列が、かくも壮大な世界への広がりとなったことを、私は万感の思いを込めて、恩師に報告させていただきたいのであります。
わが教育本部の同志のご健闘を讃え、私の教育を巡る所感を綴ってきた本連載も、今回で最終回となります。教育関係者の皆様方はもとより、各方面から深い理解や共鳴の声をいただき、心より御礼申し上げます。
この連載のさなか、教育現場における「いじめ問題」が、社会問題として、これまでにもまして、ニュースにも取り上げられるようになりました。
そして、現代における「いじめ」は、かつてのいじめつ子や、遊び・ふざけの範疇を遥かに超えて、「いのち」に関わる問題であることが、あらためて認識されました。
本来、「いのち」を育む希望の世界であるべき教育の場で「いじめ」を受け、死を選ぱなければならなかったお子さん方に、私は、仏法者として、追善のお題目を送っております。
日蓮大聖人は、『命と申す財にすぎて候財は候はず』『三千大千世界にみてて候財も・いのちには・かへぬ事に候なり』(P1596)と宣言されました。
一人の「命」は、全宇宙の財宝にも勝ります。この命を最大に光り輝かせていく営みこそ、教育であります。軽んじられてよい「命」など、一人としてありません。この「命」を踏みにじる権利など、誰人にもありません。
「暴力は断じて否定する」「いじめという暴力を絶対に許さない」。このことを教えることこそ、教育の出発でなけれぱならないでしょう。
これは、創価学園の創立者として、私の厳然たる精神でもあります。この連載でも強調したように、私は「いじめ」を断固として許しません。いじめは「いじめる側が100%悪い」と訴えてきました。
しかし、「いじめ問題」がなくならないのは、「すべての大人の責任」です。なぜなら、子どもたちは大人の鏡だからです。大人社会の歪みが、元凶だからです。
子どもたちを「いじめ」へと突き動かす心の闇に、今こそ光を送らねばなりません。
現在は、国を挙げて「いじめ問題」に取り組む方針も示され、専門の諸先生方による真摯な議論が重ねられています。
わが教育本部の皆様方も、「いじめ問題」については、さまざまな場で討議され、それぞれの教育現場でも懸命に努力を続けておられます。
そうした、すべての方々のご尽力に、私は満腔の敬意を捧げるとともに、私自身、教育事業の総仕上げをする決心です。
創価教育学の父・牧口常三郎先生は、言われました。「行き詰まったら、原点に返れ」と。
では、教育の返るべき原点は、どこにあるのか。
それは、「対話」にあるといえないでしょうか。
教育は、「対話」より出発し、「対話」に帰着するといってもよいでありましょう。
牧口先生は『創価教育学体系』で、デンマークの"近代教育の父"グルントヴィと弟子であるコルについて言及されています。このグルントヴィとコルの師弟が目指したのが、"生きた言葉"による「対話の教育」の実践でありました。
また、牧口先生か、教師の理想とされていたスイスの大教育者ペスタロッチも、「対話」を重視しました。その名を世に知らしめた教育小説『リーンハルトとゲルトルート』は、まさに対話形式で書かれており、家庭での母と子の生き生きとしたやりとりが描かれています。
教育の活力も、教育の喜びも、教育の触発も、教育改革の知恵も、この「対話」からこそ、沿々と湧き出ずるものでありましょう。
"人類の教師"と仰がれる釈尊は、「喜びをもって接し、しかめ面をしないで、顔色はればれとし、自分のほうから先に話しかける人」であった、と伝えられます。仏とは、悟り澄まし、権威ぶった存在などではない。むしろ、"快活に気さくに自ら声をかける"──ここに仏の振る舞いがあります。
それは、人間教育者の真骨頂とも通じているはずであります。
牧口先生も、小学校の校長として、時間を見つけては、授業の様子をそっと見守り、校内を歩いては、一人一人の児童の表情や体調を気づかい、「どうしたの?」「大丈夫かい?」「話してごらん」等々、優しく声をかけていかれたといいます。
牧口先生は、勉強のこと、友だちとの関係のこと、家庭のことなど、児童が心につかえていた思いを語り出すのを、じっと聞かれていきました。そして、アドバイスや励ましを送られるとともに、打つべき手を迅速に打っていかれたのであります。
こうした牧口先生との語らいを、一生涯の宝とし、感謝を捧げた教え子たちは、大勢いました。
「問題が起こったら、その場、その場で解決しなくてはいけない。問題を放置して残しておけば、必ず事は大きくなる。大きくならないうちに解決するのだ」──これが、牧口先生の信条でした。
常日頃から、声をかけ、子どもたちが発するサインや変化、言葉にならないSOSを鋭敏にキャッチしていく。こうした心の交流が、ますます大事になってきているのではないでしょうか。
特に夕暮れ時の歩行や
自動車・自転車の運転は
一段と気を引き締めよ。
会合でも呼び掛けを!
上野殿御消息 P1527
『父の恩の高き事須弥山猶ひきし母の恩の深き事大海還つて浅し、相構えて父母の恩を報ずべし』
◇希望の明日へ
青年は、物事の本質を見破り、悪と対決して善を守り抜いていく正義の心を失ってはならない。リーダーに勇気がなく愚かであっては、後に続く大勢の人々がかわいそうであり、不幸である。またそういう人は結局、だれからも頼られず、"心の敗北者""人生の敗北者"となっていかざるをえない。
昭63・12・10
☆池田大作 名言100選 教育の使命
教育には、人間を善にする力も、
悪にする力もある。
だからこそ、教育が大事である。
☆第4回 世界に広がる創価教育の光
◇「いじめ」のない社会で「いのち」は輝く
私は幸運にも、十九歳で希有の大教育者・戸田城聖先生にお会いすることができました。
残酷な戦争によって無数の命が奪われ、国破れて荒廃した戦後の社会にあって、わが師は、仏法という究極の「生命尊厳」の法理を、私たち青年に示してくださったのです。
戦時中、軍国主義による二年間の投獄にも断じて屈しなかった恩師の信念の言葉は、絶対に信じられる希望の響きをもって、若き命に迫ってきました。
青年を利用し、犠牲にしてきた権力者と敢然と対峙して、先生は青年を愛し、信じ、自らの心血を注いで薫陶してくださいました。
先生が一人立って開始された「人間革命」という未聞の平和運動は、自身の内面から智慧と勇気を引き出して、一人一人が現実社会に貢献していくものです。
その意味で、先生の青年への指導は、人間教育の真髄であったといっても、決して過言ではありません。
先生の弟子となった私は、この仏法を友に伝えようと、勇気を出して対話を始めました。一生懸命に語りました。しかし、誰も信心しようとはしません。真っ向から反対した友人もいました。
それでも諦めず、粘り強く対話を続けました。そのなかで最初に入会して、わが同志となったのが、学校の教師をしていた方でした。
御聖訓に、『我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』(P467)という一節があります。
私自身、六十五年間、仏法を語り抜いてきた歴史は、黄金の「今生人界の思出」と輝いております。なかでも格別に忘れ得ぬ第一号の折伏は、不思議にも教育者だったのです。
また、その後も、多くの若き教育者を仏法に導くことができました。
各地で活躍しておられる教育本部の皆様は、同じ心で、同じ哲学を掲げ、人間教育に邁進してきた、かけがえのない宝友たちです。
そして今、妙法の教育者の陣列が、かくも壮大な世界への広がりとなったことを、私は万感の思いを込めて、恩師に報告させていただきたいのであります。
わが教育本部の同志のご健闘を讃え、私の教育を巡る所感を綴ってきた本連載も、今回で最終回となります。教育関係者の皆様方はもとより、各方面から深い理解や共鳴の声をいただき、心より御礼申し上げます。
この連載のさなか、教育現場における「いじめ問題」が、社会問題として、これまでにもまして、ニュースにも取り上げられるようになりました。
そして、現代における「いじめ」は、かつてのいじめつ子や、遊び・ふざけの範疇を遥かに超えて、「いのち」に関わる問題であることが、あらためて認識されました。
本来、「いのち」を育む希望の世界であるべき教育の場で「いじめ」を受け、死を選ぱなければならなかったお子さん方に、私は、仏法者として、追善のお題目を送っております。
日蓮大聖人は、『命と申す財にすぎて候財は候はず』『三千大千世界にみてて候財も・いのちには・かへぬ事に候なり』(P1596)と宣言されました。
一人の「命」は、全宇宙の財宝にも勝ります。この命を最大に光り輝かせていく営みこそ、教育であります。軽んじられてよい「命」など、一人としてありません。この「命」を踏みにじる権利など、誰人にもありません。
「暴力は断じて否定する」「いじめという暴力を絶対に許さない」。このことを教えることこそ、教育の出発でなけれぱならないでしょう。
これは、創価学園の創立者として、私の厳然たる精神でもあります。この連載でも強調したように、私は「いじめ」を断固として許しません。いじめは「いじめる側が100%悪い」と訴えてきました。
しかし、「いじめ問題」がなくならないのは、「すべての大人の責任」です。なぜなら、子どもたちは大人の鏡だからです。大人社会の歪みが、元凶だからです。
子どもたちを「いじめ」へと突き動かす心の闇に、今こそ光を送らねばなりません。
現在は、国を挙げて「いじめ問題」に取り組む方針も示され、専門の諸先生方による真摯な議論が重ねられています。
わが教育本部の皆様方も、「いじめ問題」については、さまざまな場で討議され、それぞれの教育現場でも懸命に努力を続けておられます。
そうした、すべての方々のご尽力に、私は満腔の敬意を捧げるとともに、私自身、教育事業の総仕上げをする決心です。
創価教育学の父・牧口常三郎先生は、言われました。「行き詰まったら、原点に返れ」と。
では、教育の返るべき原点は、どこにあるのか。
それは、「対話」にあるといえないでしょうか。
教育は、「対話」より出発し、「対話」に帰着するといってもよいでありましょう。
牧口先生は『創価教育学体系』で、デンマークの"近代教育の父"グルントヴィと弟子であるコルについて言及されています。このグルントヴィとコルの師弟が目指したのが、"生きた言葉"による「対話の教育」の実践でありました。
また、牧口先生か、教師の理想とされていたスイスの大教育者ペスタロッチも、「対話」を重視しました。その名を世に知らしめた教育小説『リーンハルトとゲルトルート』は、まさに対話形式で書かれており、家庭での母と子の生き生きとしたやりとりが描かれています。
教育の活力も、教育の喜びも、教育の触発も、教育改革の知恵も、この「対話」からこそ、沿々と湧き出ずるものでありましょう。
"人類の教師"と仰がれる釈尊は、「喜びをもって接し、しかめ面をしないで、顔色はればれとし、自分のほうから先に話しかける人」であった、と伝えられます。仏とは、悟り澄まし、権威ぶった存在などではない。むしろ、"快活に気さくに自ら声をかける"──ここに仏の振る舞いがあります。
それは、人間教育者の真骨頂とも通じているはずであります。
牧口先生も、小学校の校長として、時間を見つけては、授業の様子をそっと見守り、校内を歩いては、一人一人の児童の表情や体調を気づかい、「どうしたの?」「大丈夫かい?」「話してごらん」等々、優しく声をかけていかれたといいます。
牧口先生は、勉強のこと、友だちとの関係のこと、家庭のことなど、児童が心につかえていた思いを語り出すのを、じっと聞かれていきました。そして、アドバイスや励ましを送られるとともに、打つべき手を迅速に打っていかれたのであります。
こうした牧口先生との語らいを、一生涯の宝とし、感謝を捧げた教え子たちは、大勢いました。
「問題が起こったら、その場、その場で解決しなくてはいけない。問題を放置して残しておけば、必ず事は大きくなる。大きくならないうちに解決するのだ」──これが、牧口先生の信条でした。
常日頃から、声をかけ、子どもたちが発するサインや変化、言葉にならないSOSを鋭敏にキャッチしていく。こうした心の交流が、ますます大事になってきているのではないでしょうか。
2012年9月27日木曜日
2012.09.27 わが友に贈る
誉れのブロック長
白ゆり長に心から感謝。
皆様の奮闘こそ希望!
ブロックが盤石ならば
創価城は永遠に発展!
日女御前御返事 P1247
『法華経をば経のごとく持つ人人も法華経の行者を或は貪瞋癡により或は世間の事により或はしなじなのふるまひによつて憎む人あり、此は法華経を信ずれども信ずる功徳なしかへりて罰をかほるなり』
◇希望の明日へ
若さというものは、かけがえのない財産である。年をとればとるほど、その甘さが実感されてくる。そして真実の若さは、臆することを知らない。また苦難を前に退くこともない。どんなに大きな障害が行く手に立ちふさがっていようとも、青年は、大きく息を吸い、大地を蹴ってどこまでも勇敢に挑戦してほしい。そこに青年の魂がある。たとえ一時的に敗れ、また挫折したとしても、その若々しいチャレンジ精神それ自体が、青年を一回りも二回りも大きくしていく。そして、これからの人生を勝ち抜くための貴重な"何か"を胸中に必ずや刻んでいくはずである。若さという無限の可能性の宝の山を前にして、苦難や労苦に、ためらったり引き返してしまうような意気地のない若者であってはならない。
昭63・4・4
☆池田大作 名言100選 親子と家庭
家庭教育の最大にして最重要の眼目は、
心を育むことである。人の心がわかり、
行動できる人こそが、
本当に心の強い人間なのである。
そのためにも、親の生き方を通して、
子どもの心を鍛えていきたい。
☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第6回「読書は楽しい!」
秋は、大空がすみわたり、大地は豊かな実りをむかえます。私たちの命を支えてくれるお米をはじめ、真心こめて育てられた農作物もしゅうかくされます。
この大自然のリズムに合わせて、秋は、人間の心も体も大いに充実する季節です。
ですから、よく「スポーツの秋」とか、「芸術の秋」とか、いわれます。
食事もおいしいので、「食欲の秋」という人もいるでしょう。
きょう、私がすすめたいのは、「読書」という「心のごちそう」です。
「読書は、ちょつと、苦手だなあ」と思っている人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。好きな本が1冊でも見つかれば、すぐに楽しくなります。読書は、昔から、人類が大切にしてきた人生の大きな大きな喜びなのです。
毎年10月27日から2週間が「読書週間」となっています。
みんなも思うぞんぶんに、本を読んで、楽しい「読書の秋」にしませんか。
読書は、心おどる冒険の始まりです。
ドイツにヘルマン・ヘッセという作家がいました。子どもの時に、一つのきっかけから読書の楽しさに目ざめました。
ヘッセ少年の家には、おじいさんが集めた古くてほこりをかぶった本が、本棚にぎっしりと並んでいました。むずかしそうな本ばかりだなと思いましたが、その中に、2冊だけ、気になる本がありました。
1冊は、『千夜一夜物語』。「アリババと40人の盗賊」など、アラビアに伝わる昔話を集めた本です。
そして、もう1冊は、『ロビンソン・クルーソー』です。無人島にたどり着いたロビンソン・クルーソーが、さまざまな試練を乗り越えていく冒険小説です。
この2冊の本を開いてみると、それはそれはおもしろくて、ヘッセ少年はすばらしい宝物を発見したと大喜びしました。ここから"本棚の探検"に飛びこんだのです。それが、後に世界的な作品を生み出していく出発になりました。
みなさんも、この探検をやってみましょう。近づくと、本は「読んでみて」と語りかけてきます。この小さな声に耳をかたむけ、手にとって開いてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
私は、小さいころから体が弱かったので、家で休むこともありました。でも、心の中は広々としていました。そばに本という友だちがいてくれたからです。
本さえあれば、どこにいても、いつの時代の、どの国へも自由に旅することができます。歴史土の偉人や、物語に出てくる大英雄たちとも話すことができます。その人たちになりきって、何十回も、何百回も、偉大な人生を生きることもできるのです。読書をしている時ほど、きらきらした楽しい時間はありませんでした。
この喜びを、大切な大切なみなさん方に、つかんでほしいのです。
読書は、むずかしく考える必要はありません。読んでみて、あまり興味がわかなかったら、途中でやめても、いいんです。もっと読みやすい本を選べばいい。
未来部の担当者の方が、良い本をすすめてくれることもあるでしょう。
あとで読もうと思って、そのまま積んでおいてもかまいません。これを「積(つ)ん読(どく)」という人もいます。いつかまた読むようになったり、ほかの本を読んでいるうちに、その本の内容がわかったりします。
自分は読むのが遅いと思っている人も、たくさん読んでいくうちに、少しずつ慣れてくるものです。友だちが読んでいる本が気になったら、自分でも読んでみて、感想を話し合ってもいい。
学校の図書室や近くの図書館なども、じょうずに活用しましょう。たとえば、その棚にある世界文学全集を、かたっぱしから読んでみるのも、大きな財産になります。
ドイツの文豪ゲーテは毎日、名作を読むなど、良い習慣を身につけることをすすめていました。そうすれば、「その習慣によってたのしい日には自分の喜びをさらに深め、悲しい日には立ちなおることができる」というのです。
みなさんの年代に、「読書するクセ」「いつも本を手にする習慣」がつけぱ、それは一生涯、たくましく、賢く、朗らかに生きぬいていく、かけがえのない力となります。
ところで、みなさんは、多くの生きものたちにとつて、「秋」は、どういう季節だと思いますか。
それは、やがて来る、きびしい冬に負けないように、力をつける季節なのです。
秋に食欲が増して、十分に栄養をたくわえようとすることも、冬を乗り切っていくための準備ともいえます。
みなさんの心にとって、「読書の秋」は、同じ意味をもっています。つまり、どんな試練の冬がおそいかかってきても、勇敢に立ち向かい、勝ち越えていく勇気と英知を、読書を通して、みがき、きたえていくチャンスなのです。
私か尊敬する信念の大科学者に、ロートプラット博士という方がおります。この地上から核兵器をなくすために、96歳で亡くなるまで、戦いぬいた平和の闘士です。
幼き日、博士は、第一次世界大戦のせいで、一日にパンが二切れだけという、どん底の生活を送らざるを得ませんでした。
その博士の命の支えとなったのも、読書でした。博士は、月旅行や海底旅行を予言したフランスの作家ジュール・ヴェルヌの空想科学小説などを読みながら、「科学の力で、人類のため、世界のために貢献できるにちがいない」と夢を広げ、学びに学びぬいていったのです。
そして、この地球上に核兵器のない「平和の春」をもたらす夢は、未来を生きる創価の少年少女のみんなに受け継いでもらおうと、博士と私は語り合いました。
青春時代、私にとって、読書は自分をきたえる戦いでありました。
人生の師匠である戸田城聖先生から、私は毎日のように、「今、何を読んでいるか」と聞かれたのです。さらに「どんな内容か言ってみなさい」と鋭い質問が続きます。どんなにいそがしくても、真剣勝負で良書に、一冊また一冊と挑みました。
この先生の教えのおかげで、世界のどんなリーダーとも、どんなテーマでも、思いのままに語りあえる力をつけることができたのです。
創価学会は、まさに「学ぶ会」です。
読書を通じて、良き友と学び合い、友情を結び、力をつけて発展してきました。
みなさんも、読書に挑戦してください。
自分の夢をえがき、実現するために! お父さん、お母さんに親孝行するために!
そして、この世界から不幸と悲惨をなくすために!
読書は、夢に続く階段です。
読書は、友情のかけ橋です。
読書は、永遠に光り輝く宝物です。
みなさんの、きょうの読書が、自分のためになり、人のためになり、社会のためになり、世界を変えていくのです。
いつか、みなさんにお会いした時に、私は聞いてみたいと思っています。
「今、何を読んでいますか」と。
(2012.10.1 少年少女きぼう新聞掲載)
白ゆり長に心から感謝。
皆様の奮闘こそ希望!
ブロックが盤石ならば
創価城は永遠に発展!
日女御前御返事 P1247
『法華経をば経のごとく持つ人人も法華経の行者を或は貪瞋癡により或は世間の事により或はしなじなのふるまひによつて憎む人あり、此は法華経を信ずれども信ずる功徳なしかへりて罰をかほるなり』
◇希望の明日へ
若さというものは、かけがえのない財産である。年をとればとるほど、その甘さが実感されてくる。そして真実の若さは、臆することを知らない。また苦難を前に退くこともない。どんなに大きな障害が行く手に立ちふさがっていようとも、青年は、大きく息を吸い、大地を蹴ってどこまでも勇敢に挑戦してほしい。そこに青年の魂がある。たとえ一時的に敗れ、また挫折したとしても、その若々しいチャレンジ精神それ自体が、青年を一回りも二回りも大きくしていく。そして、これからの人生を勝ち抜くための貴重な"何か"を胸中に必ずや刻んでいくはずである。若さという無限の可能性の宝の山を前にして、苦難や労苦に、ためらったり引き返してしまうような意気地のない若者であってはならない。
昭63・4・4
☆池田大作 名言100選 親子と家庭
家庭教育の最大にして最重要の眼目は、
心を育むことである。人の心がわかり、
行動できる人こそが、
本当に心の強い人間なのである。
そのためにも、親の生き方を通して、
子どもの心を鍛えていきたい。
☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第6回「読書は楽しい!」
秋は、大空がすみわたり、大地は豊かな実りをむかえます。私たちの命を支えてくれるお米をはじめ、真心こめて育てられた農作物もしゅうかくされます。
この大自然のリズムに合わせて、秋は、人間の心も体も大いに充実する季節です。
ですから、よく「スポーツの秋」とか、「芸術の秋」とか、いわれます。
食事もおいしいので、「食欲の秋」という人もいるでしょう。
きょう、私がすすめたいのは、「読書」という「心のごちそう」です。
「読書は、ちょつと、苦手だなあ」と思っている人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。好きな本が1冊でも見つかれば、すぐに楽しくなります。読書は、昔から、人類が大切にしてきた人生の大きな大きな喜びなのです。
毎年10月27日から2週間が「読書週間」となっています。
みんなも思うぞんぶんに、本を読んで、楽しい「読書の秋」にしませんか。
読書は、心おどる冒険の始まりです。
ドイツにヘルマン・ヘッセという作家がいました。子どもの時に、一つのきっかけから読書の楽しさに目ざめました。
ヘッセ少年の家には、おじいさんが集めた古くてほこりをかぶった本が、本棚にぎっしりと並んでいました。むずかしそうな本ばかりだなと思いましたが、その中に、2冊だけ、気になる本がありました。
1冊は、『千夜一夜物語』。「アリババと40人の盗賊」など、アラビアに伝わる昔話を集めた本です。
そして、もう1冊は、『ロビンソン・クルーソー』です。無人島にたどり着いたロビンソン・クルーソーが、さまざまな試練を乗り越えていく冒険小説です。
この2冊の本を開いてみると、それはそれはおもしろくて、ヘッセ少年はすばらしい宝物を発見したと大喜びしました。ここから"本棚の探検"に飛びこんだのです。それが、後に世界的な作品を生み出していく出発になりました。
みなさんも、この探検をやってみましょう。近づくと、本は「読んでみて」と語りかけてきます。この小さな声に耳をかたむけ、手にとって開いてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
私は、小さいころから体が弱かったので、家で休むこともありました。でも、心の中は広々としていました。そばに本という友だちがいてくれたからです。
本さえあれば、どこにいても、いつの時代の、どの国へも自由に旅することができます。歴史土の偉人や、物語に出てくる大英雄たちとも話すことができます。その人たちになりきって、何十回も、何百回も、偉大な人生を生きることもできるのです。読書をしている時ほど、きらきらした楽しい時間はありませんでした。
この喜びを、大切な大切なみなさん方に、つかんでほしいのです。
読書は、むずかしく考える必要はありません。読んでみて、あまり興味がわかなかったら、途中でやめても、いいんです。もっと読みやすい本を選べばいい。
未来部の担当者の方が、良い本をすすめてくれることもあるでしょう。
あとで読もうと思って、そのまま積んでおいてもかまいません。これを「積(つ)ん読(どく)」という人もいます。いつかまた読むようになったり、ほかの本を読んでいるうちに、その本の内容がわかったりします。
自分は読むのが遅いと思っている人も、たくさん読んでいくうちに、少しずつ慣れてくるものです。友だちが読んでいる本が気になったら、自分でも読んでみて、感想を話し合ってもいい。
学校の図書室や近くの図書館なども、じょうずに活用しましょう。たとえば、その棚にある世界文学全集を、かたっぱしから読んでみるのも、大きな財産になります。
ドイツの文豪ゲーテは毎日、名作を読むなど、良い習慣を身につけることをすすめていました。そうすれば、「その習慣によってたのしい日には自分の喜びをさらに深め、悲しい日には立ちなおることができる」というのです。
みなさんの年代に、「読書するクセ」「いつも本を手にする習慣」がつけぱ、それは一生涯、たくましく、賢く、朗らかに生きぬいていく、かけがえのない力となります。
ところで、みなさんは、多くの生きものたちにとつて、「秋」は、どういう季節だと思いますか。
それは、やがて来る、きびしい冬に負けないように、力をつける季節なのです。
秋に食欲が増して、十分に栄養をたくわえようとすることも、冬を乗り切っていくための準備ともいえます。
みなさんの心にとって、「読書の秋」は、同じ意味をもっています。つまり、どんな試練の冬がおそいかかってきても、勇敢に立ち向かい、勝ち越えていく勇気と英知を、読書を通して、みがき、きたえていくチャンスなのです。
私か尊敬する信念の大科学者に、ロートプラット博士という方がおります。この地上から核兵器をなくすために、96歳で亡くなるまで、戦いぬいた平和の闘士です。
幼き日、博士は、第一次世界大戦のせいで、一日にパンが二切れだけという、どん底の生活を送らざるを得ませんでした。
その博士の命の支えとなったのも、読書でした。博士は、月旅行や海底旅行を予言したフランスの作家ジュール・ヴェルヌの空想科学小説などを読みながら、「科学の力で、人類のため、世界のために貢献できるにちがいない」と夢を広げ、学びに学びぬいていったのです。
そして、この地球上に核兵器のない「平和の春」をもたらす夢は、未来を生きる創価の少年少女のみんなに受け継いでもらおうと、博士と私は語り合いました。
青春時代、私にとって、読書は自分をきたえる戦いでありました。
人生の師匠である戸田城聖先生から、私は毎日のように、「今、何を読んでいるか」と聞かれたのです。さらに「どんな内容か言ってみなさい」と鋭い質問が続きます。どんなにいそがしくても、真剣勝負で良書に、一冊また一冊と挑みました。
この先生の教えのおかげで、世界のどんなリーダーとも、どんなテーマでも、思いのままに語りあえる力をつけることができたのです。
創価学会は、まさに「学ぶ会」です。
読書を通じて、良き友と学び合い、友情を結び、力をつけて発展してきました。
みなさんも、読書に挑戦してください。
自分の夢をえがき、実現するために! お父さん、お母さんに親孝行するために!
そして、この世界から不幸と悲惨をなくすために!
読書は、夢に続く階段です。
読書は、友情のかけ橋です。
読書は、永遠に光り輝く宝物です。
みなさんの、きょうの読書が、自分のためになり、人のためになり、社会のためになり、世界を変えていくのです。
いつか、みなさんにお会いした時に、私は聞いてみたいと思っています。
「今、何を読んでいますか」と。
(2012.10.1 少年少女きぼう新聞掲載)
2012年9月26日水曜日
2012.09.26 わが友に贈る
対話の鉄則は
話を「聞く」ことだ。
最大に「敬う」ことだ。
相手から「学ぶ」ことだ。
真心と真剣の人たれ!
盂蘭盆御書 P1430
『悪の中の大悪は我が身に其の苦をうくるのみならず子と孫と末へ七代までもかかり候けるなり、善の中の大善も又又かくのごとし、目蓮尊者が法華経を信じまいらせし大善は我が身仏になるのみならず父母仏になり給う、上七代下七代上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う』
◇希望の明日へ
信念への"殉教"−−これこそ真実の青年の生き方であろう。社会のため、民衆のためには、わが身を犠牲にして、いささかもかえりみない。苦難にも莞爾として、また炎のごとく進んでいく−−。何と崇高なことか。何と偉大な人生か。いかなる栄誉の勲章よりもいかなる栄華の地位よりも尊く、立派である−−。
昭63・3・12
☆池田大作 名言100選 本来の美しさ
人の美しさを妬めば、自分の本来の美しさも消える。
人の美しさを讃えれば、自分の本来の美しさは倍加する。
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.031「師弟とは最も強い生命の絆」
◇SGI青年研修会へ
世界広宣流布の歴史に、永遠に輝きわたる青年研修会となりました。
皆、どれだけ真剣に祈り、どれだけ苦労して、日本へ駆けつけてくれたことか。
『陰徳あれば陽報あり』(P1180)の法理に照らして、無量無辺の大功徳が、皆さん方についてくることを、晴れ晴れと大確信していってください。
日蓮大聖人は、『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』(P1337)と仰せであります。
この御金言の通りの「異体同心」の世界が、我らSGIです。
妙法で結ばれた師弟、共に広宣流布に生き抜く同志は、最も深く強い生命の絆です。離れていても、会えなくても、いつも心は一緒であり、自在に通い合います。君たちと私がそうです。私の胸の一番奥には、君たち一人一人が厳と光っています。
皆、尊く大きな宿縁のある大指導者です。体を大事にして、偉大な使命を達成するために、健康で生き生きと、前進していってください。
私と一緒に、いかなる苦難にも断じて負けず、良き人間のつながりを、いよいよ広げながら、正義の道、平和の道、勝利の道を、一歩一歩、進み抜いていただきたいのであります。
何も恐れず、この人生を勝ちまくれ!
話を「聞く」ことだ。
最大に「敬う」ことだ。
相手から「学ぶ」ことだ。
真心と真剣の人たれ!
盂蘭盆御書 P1430
『悪の中の大悪は我が身に其の苦をうくるのみならず子と孫と末へ七代までもかかり候けるなり、善の中の大善も又又かくのごとし、目蓮尊者が法華経を信じまいらせし大善は我が身仏になるのみならず父母仏になり給う、上七代下七代上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う』
◇希望の明日へ
信念への"殉教"−−これこそ真実の青年の生き方であろう。社会のため、民衆のためには、わが身を犠牲にして、いささかもかえりみない。苦難にも莞爾として、また炎のごとく進んでいく−−。何と崇高なことか。何と偉大な人生か。いかなる栄誉の勲章よりもいかなる栄華の地位よりも尊く、立派である−−。
昭63・3・12
☆池田大作 名言100選 本来の美しさ
人の美しさを妬めば、自分の本来の美しさも消える。
人の美しさを讃えれば、自分の本来の美しさは倍加する。
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.031「師弟とは最も強い生命の絆」
◇SGI青年研修会へ
世界広宣流布の歴史に、永遠に輝きわたる青年研修会となりました。
皆、どれだけ真剣に祈り、どれだけ苦労して、日本へ駆けつけてくれたことか。
『陰徳あれば陽報あり』(P1180)の法理に照らして、無量無辺の大功徳が、皆さん方についてくることを、晴れ晴れと大確信していってください。
日蓮大聖人は、『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』(P1337)と仰せであります。
この御金言の通りの「異体同心」の世界が、我らSGIです。
妙法で結ばれた師弟、共に広宣流布に生き抜く同志は、最も深く強い生命の絆です。離れていても、会えなくても、いつも心は一緒であり、自在に通い合います。君たちと私がそうです。私の胸の一番奥には、君たち一人一人が厳と光っています。
皆、尊く大きな宿縁のある大指導者です。体を大事にして、偉大な使命を達成するために、健康で生き生きと、前進していってください。
私と一緒に、いかなる苦難にも断じて負けず、良き人間のつながりを、いよいよ広げながら、正義の道、平和の道、勝利の道を、一歩一歩、進み抜いていただきたいのであります。
何も恐れず、この人生を勝ちまくれ!
2012年9月25日火曜日
2012.09.25 わが友に贈る
一つ一つの会合を
リーダーは真剣勝負で。
話の焦点を明確に
終了時間も厳守せよ。
明るく価値的な集いを。
上野殿御返事 P1565
『しばらくの苦こそ候ともついにはたのしかるべし、国王一人の太子のごとしいかでか位につかざらんとおぼしめし候へ』
◇希望の明日へ
若き青春の心は、さまざまに動くものだ。それによって、人生もまた波乱に彩られることになる。だが、それに負けてはならない。日蓮大聖人は『心の師とはなるとも心を師とせざれ』(P1025)と仰せであるが、周囲がどのように揺れ動いても、自分だけは決して動揺しないとの、確固たる不動の一念をもっておかねばならない。そして自らの決めた道を、若々しき青年の気概で進んでほしい。
昭63・2・19
☆池田大作 名言100選 無限の財宝
母は
大邸宅や
庭園がなくても
平気である
お金がなくても
名誉がなくても
平然としている
愛する主人が
いかなる立場であろうが
達観している
わが家こそが
宮殿であり
心のなかには
無限の財宝をもっていることを
知っているからだ
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.032「師匠と一緒に! 同士と一緒に!」
創価の新しい人材群が元気だ。私はうれしい。皆、張り切って、自身の幸福と勝利の花を咲かせてもらいたい。
人生は長い。晴れの日もあれば、嵐の日もあるかもしれない。しかし、戸田先生は、こう教えてくださった。
「信心さえあれば、ことごとく功徳なのだよ」と。
どんなに苦しいことがあっても、信心があれば、最後は全部、功徳に変わる。
たとえ両親や夫が、また、妻が、なかなか信心をしなくとも、子どもが信心に立ち上がらなくとも、決して焦る必要はない。大事なのは、自分が信心を貫くことだ。太陽が昇れば、全てを照らしていける。自分が一家、一族の太陽になればいいのである。
広宣流布の戦いは、困難であればあるほど、舞を舞うごとく、喜び勇んで進むのだ。
民衆のために──この一点を忘れてはならない。人に尽くす人こそが真実の王者だ。
そして、いつも師匠と一緒、いつも同志と一緒──この心があれば、何があろうと断じて負けるわけがない。
どうしたら、皆が伸び伸びと前進し、健康で、絶対無事故で勝利していけるか──ここにリーダーの責務がある。
私は祈り抜き、考え抜いて、一つ一つ完璧に手を打ってきた。だからこそ今日の学会がある。要領や人任せではいけない。なすべき基本をおろそかにしてはならない。
御義口伝には仰せである。
『一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり』(P790)
必死の祈りに、智慧と勇気が湧く。リーダーの真剣な一念に同志は奮い立つのだ。
リーダーは真剣勝負で。
話の焦点を明確に
終了時間も厳守せよ。
明るく価値的な集いを。
上野殿御返事 P1565
『しばらくの苦こそ候ともついにはたのしかるべし、国王一人の太子のごとしいかでか位につかざらんとおぼしめし候へ』
◇希望の明日へ
若き青春の心は、さまざまに動くものだ。それによって、人生もまた波乱に彩られることになる。だが、それに負けてはならない。日蓮大聖人は『心の師とはなるとも心を師とせざれ』(P1025)と仰せであるが、周囲がどのように揺れ動いても、自分だけは決して動揺しないとの、確固たる不動の一念をもっておかねばならない。そして自らの決めた道を、若々しき青年の気概で進んでほしい。
昭63・2・19
☆池田大作 名言100選 無限の財宝
母は
大邸宅や
庭園がなくても
平気である
お金がなくても
名誉がなくても
平然としている
愛する主人が
いかなる立場であろうが
達観している
わが家こそが
宮殿であり
心のなかには
無限の財宝をもっていることを
知っているからだ
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.032「師匠と一緒に! 同士と一緒に!」
創価の新しい人材群が元気だ。私はうれしい。皆、張り切って、自身の幸福と勝利の花を咲かせてもらいたい。
人生は長い。晴れの日もあれば、嵐の日もあるかもしれない。しかし、戸田先生は、こう教えてくださった。
「信心さえあれば、ことごとく功徳なのだよ」と。
どんなに苦しいことがあっても、信心があれば、最後は全部、功徳に変わる。
たとえ両親や夫が、また、妻が、なかなか信心をしなくとも、子どもが信心に立ち上がらなくとも、決して焦る必要はない。大事なのは、自分が信心を貫くことだ。太陽が昇れば、全てを照らしていける。自分が一家、一族の太陽になればいいのである。
広宣流布の戦いは、困難であればあるほど、舞を舞うごとく、喜び勇んで進むのだ。
民衆のために──この一点を忘れてはならない。人に尽くす人こそが真実の王者だ。
そして、いつも師匠と一緒、いつも同志と一緒──この心があれば、何があろうと断じて負けるわけがない。
どうしたら、皆が伸び伸びと前進し、健康で、絶対無事故で勝利していけるか──ここにリーダーの責務がある。
私は祈り抜き、考え抜いて、一つ一つ完璧に手を打ってきた。だからこそ今日の学会がある。要領や人任せではいけない。なすべき基本をおろそかにしてはならない。
御義口伝には仰せである。
『一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり』(P790)
必死の祈りに、智慧と勇気が湧く。リーダーの真剣な一念に同志は奮い立つのだ。
2012年9月24日月曜日
2012.09.24 わが友に贈る
信頼とは
誠実な行動の
積み重ね。
足元を固め
黄金の城を築け!
最蓮房御返事 P1340
『第六天の魔王我が身に入らんとするに兼ての用心深ければ身によせつけず、故に天魔力及ばずして王臣を始として良観等の愚癡の法師原に取り付いて日蓮をあだむなり』
◇今週のことば
広布の対話こそ
「今生人界の思出」なり。
勇んで仏縁を結ぼう!
心も境涯も福徳も
楽しく広げながら!
2012年09月24日
◇希望の明日へ
二十代、三十代という青春の日々を、いかに大いなる理想をいだいて戦いきっていくか。そこにこそ、長いようで短いこの一生を、最大に満足と充実で飾りゆくための"ホシ"がある。青春は再び返らない。四十代、五十代になって、わびしい悔いをかみしめる人生であっては、不幸である。また不完全燃焼の燃えさしのような、ブスブスとくすぶる愚痴の人生となっては哀れである。ゆえに、健康で思う存分働ける青春時代にこそ、若き生命を完全燃焼しきっていくべきである。それが、ほかならぬ自分自身のためである。
昭63・1・20
☆池田大作 名言100選 母
母こそ、子どもにとって人生における最初の教師にして、
最良の教師である。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇屈しない「意志」を
今なお地球上に保有される核弾頭の総数は、推定約一万九千発といわれる。
核戦争は人道への犯罪であり、人類を絶滅させ、地球に破滅をもたらす。
心ある人は皆、原水爆の使用や核実験を禁止し、核を廃絶すべきことは当然だと考えている。その一方、「いくら正義を叫んだところで、現実など変えられるはずがない」とあきらめ、無関心や無気力に陥ってしまう場合も少なくない。
しかし、「ラッセル・アインシュタイン宣言」の起草者であるイギリスの哲学者ラッセルは訴えていた。
「私たちは、惨事にむかう競争に固執するように運命づけられてはいません。そういう惨事をひきおこしたのも人間の意志ですし、それを阻止することができるのも人間の意志です」
さらに、彼は強調した。
「絶望するのは賢いことではありません。恐怖や憎悪だけでなく、希望や仁愛も人間にはそれをする力があるのです」
「創価」とは、永遠に崩れぬ、一人ひとりの精神の価値を創造しゆくことだ。
それは「絶望」を打ち破る「希望」だ。「恐怖」にも「憎悪」にも、断じて屈しない「勇気」だ。
文永八年(一二七一年)の九月十二日は、日蓮大聖人が発迩顕本された竜の口の法難の日である。
それから二年後の九月。大聖人は流罪の佐渡の地より、大難に怯まず信仰を貫く鎌倉の女性門下らに送られた。
「第六天の魔王が、十の大軍勢をもって戦を起こし、法華経の行者と苦悩渦巻く海の中にあって、聖人と凡夫が共にいる娑婆世界を、取られまい、奪おうとして争っているのである。
日蓮は、その第六天の魔王と対決し、大兵を起こして二十数年になる。その間、日蓮は『一度もしりぞく心なし』である」(御書一二二四ページ、通解)
この蓮祖の御心に直結するゆえに、我ら創価の師弟も、平和と正義の大闘争において、「一度もしりぞく心なし」と戦い抜くのだ。
創価の母たちこそ、その偉大な模範ではないか!
「平和研究の母」エリース・ボールディング博士は言われた。
「現在、多くの人たちが、地域共同体の再興を叫んでいます。それは、人々は本来、もっとお互いを知り、心を配り合い、助け合うことができるからなのです。
そうした観点から見ても、SGI(創価学会インタナショナル)の皆さまの活動は、一人一人が社会に重要な貢献をされています。素晴らしいことです」
世界の知性は、創価の前進に限りない期待を寄せている。
さあ、我らは威風も堂々と前進しよう! 「対話の秋」「友好の秋」を!
生命尊厳、人間共和の麗しき平和の世紀へ! 人間主義の輝きわたる希望の新時代を目指して──。
恐れなく
この人生を
共々に
断じて勝ちゆけ
平和の旗持ち
誠実な行動の
積み重ね。
足元を固め
黄金の城を築け!
最蓮房御返事 P1340
『第六天の魔王我が身に入らんとするに兼ての用心深ければ身によせつけず、故に天魔力及ばずして王臣を始として良観等の愚癡の法師原に取り付いて日蓮をあだむなり』
◇今週のことば
広布の対話こそ
「今生人界の思出」なり。
勇んで仏縁を結ぼう!
心も境涯も福徳も
楽しく広げながら!
2012年09月24日
◇希望の明日へ
二十代、三十代という青春の日々を、いかに大いなる理想をいだいて戦いきっていくか。そこにこそ、長いようで短いこの一生を、最大に満足と充実で飾りゆくための"ホシ"がある。青春は再び返らない。四十代、五十代になって、わびしい悔いをかみしめる人生であっては、不幸である。また不完全燃焼の燃えさしのような、ブスブスとくすぶる愚痴の人生となっては哀れである。ゆえに、健康で思う存分働ける青春時代にこそ、若き生命を完全燃焼しきっていくべきである。それが、ほかならぬ自分自身のためである。
昭63・1・20
☆池田大作 名言100選 母
母こそ、子どもにとって人生における最初の教師にして、
最良の教師である。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇屈しない「意志」を
今なお地球上に保有される核弾頭の総数は、推定約一万九千発といわれる。
核戦争は人道への犯罪であり、人類を絶滅させ、地球に破滅をもたらす。
心ある人は皆、原水爆の使用や核実験を禁止し、核を廃絶すべきことは当然だと考えている。その一方、「いくら正義を叫んだところで、現実など変えられるはずがない」とあきらめ、無関心や無気力に陥ってしまう場合も少なくない。
しかし、「ラッセル・アインシュタイン宣言」の起草者であるイギリスの哲学者ラッセルは訴えていた。
「私たちは、惨事にむかう競争に固執するように運命づけられてはいません。そういう惨事をひきおこしたのも人間の意志ですし、それを阻止することができるのも人間の意志です」
さらに、彼は強調した。
「絶望するのは賢いことではありません。恐怖や憎悪だけでなく、希望や仁愛も人間にはそれをする力があるのです」
「創価」とは、永遠に崩れぬ、一人ひとりの精神の価値を創造しゆくことだ。
それは「絶望」を打ち破る「希望」だ。「恐怖」にも「憎悪」にも、断じて屈しない「勇気」だ。
文永八年(一二七一年)の九月十二日は、日蓮大聖人が発迩顕本された竜の口の法難の日である。
それから二年後の九月。大聖人は流罪の佐渡の地より、大難に怯まず信仰を貫く鎌倉の女性門下らに送られた。
「第六天の魔王が、十の大軍勢をもって戦を起こし、法華経の行者と苦悩渦巻く海の中にあって、聖人と凡夫が共にいる娑婆世界を、取られまい、奪おうとして争っているのである。
日蓮は、その第六天の魔王と対決し、大兵を起こして二十数年になる。その間、日蓮は『一度もしりぞく心なし』である」(御書一二二四ページ、通解)
この蓮祖の御心に直結するゆえに、我ら創価の師弟も、平和と正義の大闘争において、「一度もしりぞく心なし」と戦い抜くのだ。
創価の母たちこそ、その偉大な模範ではないか!
「平和研究の母」エリース・ボールディング博士は言われた。
「現在、多くの人たちが、地域共同体の再興を叫んでいます。それは、人々は本来、もっとお互いを知り、心を配り合い、助け合うことができるからなのです。
そうした観点から見ても、SGI(創価学会インタナショナル)の皆さまの活動は、一人一人が社会に重要な貢献をされています。素晴らしいことです」
世界の知性は、創価の前進に限りない期待を寄せている。
さあ、我らは威風も堂々と前進しよう! 「対話の秋」「友好の秋」を!
生命尊厳、人間共和の麗しき平和の世紀へ! 人間主義の輝きわたる希望の新時代を目指して──。
恐れなく
この人生を
共々に
断じて勝ちゆけ
平和の旗持ち
2012年9月23日日曜日
2012.09.23 わが友に贈る
人生を劇の如く!
苦難の時も朗らかに
自分らしく生きよ!
青春の誓いを貫く人が
真の勝者なり!
上野殿御返事 P1566
『女子は門をひらく男子は家をつぐ日本国を知つても子なくは誰にかつがすべき、財を大千にみてても子なくば誰にかゆづるべき』
◇希望の明日へ
もしも青年時代でこの人生が終わるのであれば、あるいはどんな生き方をしてもいいかもしれない。だが、人生は長い。やがて結婚もしよう。子どもも生まれる。厳しき社会で働き、生き抜いていかなければならない。それが現実である。ゆえに、ただ時代の風潮に流され、軽佻浮薄の波に漂うだけの青春時代を送ってしまったとしたら、後になっていちばん苦しむのは自分自身である。また自分の家族である。確固たる人生観・哲学を身につけ、自らを鍛える青春でなければ、年とともに不幸な後悔の人生となってしまうであろう。
昭62・12・4
☆池田大作 名言100選 夫婦
夫と妻は互いに向き合った相対的な関係であってはならない。
共に新しい人生の目標に向かって進む共同体の主体者であり、建設者であるはずだ。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇支えになったもの
「平和運動といっても、難しく考えることはありません。それは、周りの人たちへの優しさの表現です」
私と妻の忘れ得ぬ友である広島の婦人は、こう言われた。爆心地から約一・三キロメートル南の明治橋で被爆された方である。
「ヒロシマを語る会」の一員として、修学旅行生などに体験を伝えられていた。関西創価学園の生徒たちもお世話になった。
彼女は原爆症の苦しみに加え、在日韓国人というだけで、いわれなき差別を受けた。しかし負けなかった。小学校時代の体験が支えになったからである。
それは、いじめに遭った時、かばってくれた一人の友人がいたことであった。肩に置かれた、その手の温もりを忘れず、「たった一つの、その出来事のお陰で私の中の悲しみの記憶がどれほど消されたことか」と振り返られていた。
誰もが、平和を望んでいる。どんな人にも、他者を慈しみ、大切にする心が具わっている。
ほんの少しの勇気が、友を守る力となる。何気ない言葉でも、人生を変える時がある。
大事なことは、誰の心にもある良心と勇気を一人、また一人と呼び覚まし、地域を、社会を、そして人類全休を包み込んでいくことではないだろうか。
「ラッセル・アインシュダイン宣言」の署名者の一人としても有名な、湯川秀樹博士は語られた。
「人類の中の選ばれた少数者によってではなく、ほとんどすべての人の心の中にあるはずの人類の良心。あるいは良識が推進力となって、核時代の次のよりよき時代が実現されることが、より一層望ましい」
私たちの日々の学会活動は、時には地味に思えるかもしれない。しかし、友のため、地域のために励ましを送る献身の行動が、現代社会にあって、どれほど希望と輝き、どれほど歓喜となって舞い光っていくか計り知れない。
苦難の時も朗らかに
自分らしく生きよ!
青春の誓いを貫く人が
真の勝者なり!
上野殿御返事 P1566
『女子は門をひらく男子は家をつぐ日本国を知つても子なくは誰にかつがすべき、財を大千にみてても子なくば誰にかゆづるべき』
◇希望の明日へ
もしも青年時代でこの人生が終わるのであれば、あるいはどんな生き方をしてもいいかもしれない。だが、人生は長い。やがて結婚もしよう。子どもも生まれる。厳しき社会で働き、生き抜いていかなければならない。それが現実である。ゆえに、ただ時代の風潮に流され、軽佻浮薄の波に漂うだけの青春時代を送ってしまったとしたら、後になっていちばん苦しむのは自分自身である。また自分の家族である。確固たる人生観・哲学を身につけ、自らを鍛える青春でなければ、年とともに不幸な後悔の人生となってしまうであろう。
昭62・12・4
☆池田大作 名言100選 夫婦
夫と妻は互いに向き合った相対的な関係であってはならない。
共に新しい人生の目標に向かって進む共同体の主体者であり、建設者であるはずだ。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇支えになったもの
「平和運動といっても、難しく考えることはありません。それは、周りの人たちへの優しさの表現です」
私と妻の忘れ得ぬ友である広島の婦人は、こう言われた。爆心地から約一・三キロメートル南の明治橋で被爆された方である。
「ヒロシマを語る会」の一員として、修学旅行生などに体験を伝えられていた。関西創価学園の生徒たちもお世話になった。
彼女は原爆症の苦しみに加え、在日韓国人というだけで、いわれなき差別を受けた。しかし負けなかった。小学校時代の体験が支えになったからである。
それは、いじめに遭った時、かばってくれた一人の友人がいたことであった。肩に置かれた、その手の温もりを忘れず、「たった一つの、その出来事のお陰で私の中の悲しみの記憶がどれほど消されたことか」と振り返られていた。
誰もが、平和を望んでいる。どんな人にも、他者を慈しみ、大切にする心が具わっている。
ほんの少しの勇気が、友を守る力となる。何気ない言葉でも、人生を変える時がある。
大事なことは、誰の心にもある良心と勇気を一人、また一人と呼び覚まし、地域を、社会を、そして人類全休を包み込んでいくことではないだろうか。
「ラッセル・アインシュダイン宣言」の署名者の一人としても有名な、湯川秀樹博士は語られた。
「人類の中の選ばれた少数者によってではなく、ほとんどすべての人の心の中にあるはずの人類の良心。あるいは良識が推進力となって、核時代の次のよりよき時代が実現されることが、より一層望ましい」
私たちの日々の学会活動は、時には地味に思えるかもしれない。しかし、友のため、地域のために励ましを送る献身の行動が、現代社会にあって、どれほど希望と輝き、どれほど歓喜となって舞い光っていくか計り知れない。
2012年9月22日土曜日
2012.09.22 わが友に贈る
広布に前進する
同志の題目こそ
最高の追善回向。
妙法の絆は永遠だ。
大歓喜の旅路を共に!
上野殿御返事 P1558
『御臨終のきざみ生死の中間に日蓮かならずむかいにまいり候べし』
◇希望の明日へ
青春時代の労苦なくして、真に偉人となった人はいない。「将の将」として大成した人もいない。苦しみとの戦いなくして、人生の栄光はないし、たとえ一時は成功したかのように見えても、いずれ長続きはしない。この厳粛なる方程式を、青年は絶対に忘れてはならない。
昭62・11・2
☆池田大作 名言100選 恋愛と結婚
恋愛と結婚とは、それぞれ独立した、
別々のもののように考えられ、
それが近代的な生き方であるかのようにいわれているが、
私はそれは誤りであると思っている。やはり、真剣な恋愛は、
結婚という実を結ぶための花でなければならない。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
長崎に
わが友ありて
永遠に
平和の鐘は
高く鳴るらむ
長崎で被爆したある壮年は半世紀近くの間、思い出すことも口にすることさえも耐えられず、自らの体験を心にしまい込んできた。
その凍てついた心を解かしたものは、当時、長崎文化会館で目にした「原水爆禁止宣言」の全文であった。
「全世界に広めることこそ、全日本青年男女の使命である」──「使命」の二文字が眼に焼き付いた。
「自分にできることから始めよう」。一徹な壮年は決めた。それは、勇気を出して「語る」ことであった。
多くの命を奪い去った原爆の跡地に、勇気と希望の対話の花を咲かせよう。それが、生かされた者の使命だ──この思いで、真剣に語りに語った。
「恒久の平和は脅迫によってではなく、相互の信頼を招く真摯な努力によってのみ、もたらされるものです」とは、大科学者アインシュタインの言葉である。
平和への直道である対話を実らせるには、信頼を築いていくことだ。友情を結び、育んでいくことだ。
そのためには──
相手の話を「聞く」。
相手を「敬う」。
相手から「学ぶ」。
これが、価値ある対話の鉄則である。
御聖訓には、『教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174)と仰せである。私たちの誠実と真剣な行動によってこそ、平和の思潮の水かさも増していくのだ。
「私の弟子であるならば、私のきょうの声明を継いで、全世界にこの意味を浸透させてもらいたい」
恩師が「原水爆禁止宣言」で指し示されたのも、粘り強く信頼を勝ち取り、社会に平和の哲学を浸透させていくことであった。
その思いで、私も世界を駆け巡り、各国の指導者たちと友情を結び、共生の世界を築くために対話を重ねてきた。
長崎のその壮年は、先月九日、「原爆の日」に長崎を訪れていたトルーマン元米大統領の孫と握手を交わしたと伺った。トルーマン大統領といえば、原爆投下を指示した人物である。
世の注目を集めることもない、ささやかな握手かもしれない。しかし私は、悲惨な過去を乗り越えて平和な未来の扉を開こうとする、それぞれの勇気に最大の敬意をもって、"歴史的な握手"と賞讃を送らせていただきたい。
今こそ、「核兵器のない世界」への潮流を、力強く生み出す時である。
二年前のNPT(核拡散防止条約)再検討会議では、核兵器の非人道性に照らして国際法を遵守する必要性が、合意の中で明確に打ち出された。
この合意を突破口として、「核兵器禁止条約」を実現させる上で、最大の原動力となるものこそ、目覚めた民衆の連帯なのだ。
核兵器の使用に関して、どの国であれ、いかなる場合であれ、一切の例外を認めないという立場は、まさに恩師が「宣言」で先駆的に示した方向と重なり合う。
二〇一五年は、広島と長崎に原爆が投下されて七十年となる。私たちは、この年に向けて、志を同じくする世界の人びとと手を取り合い、"核兵器は絶対悪"との精神を、人類の共通規範として確立する道を、断じて開いていくのだ。
同志の題目こそ
最高の追善回向。
妙法の絆は永遠だ。
大歓喜の旅路を共に!
上野殿御返事 P1558
『御臨終のきざみ生死の中間に日蓮かならずむかいにまいり候べし』
◇希望の明日へ
青春時代の労苦なくして、真に偉人となった人はいない。「将の将」として大成した人もいない。苦しみとの戦いなくして、人生の栄光はないし、たとえ一時は成功したかのように見えても、いずれ長続きはしない。この厳粛なる方程式を、青年は絶対に忘れてはならない。
昭62・11・2
☆池田大作 名言100選 恋愛と結婚
恋愛と結婚とは、それぞれ独立した、
別々のもののように考えられ、
それが近代的な生き方であるかのようにいわれているが、
私はそれは誤りであると思っている。やはり、真剣な恋愛は、
結婚という実を結ぶための花でなければならない。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
長崎に
わが友ありて
永遠に
平和の鐘は
高く鳴るらむ
長崎で被爆したある壮年は半世紀近くの間、思い出すことも口にすることさえも耐えられず、自らの体験を心にしまい込んできた。
その凍てついた心を解かしたものは、当時、長崎文化会館で目にした「原水爆禁止宣言」の全文であった。
「全世界に広めることこそ、全日本青年男女の使命である」──「使命」の二文字が眼に焼き付いた。
「自分にできることから始めよう」。一徹な壮年は決めた。それは、勇気を出して「語る」ことであった。
多くの命を奪い去った原爆の跡地に、勇気と希望の対話の花を咲かせよう。それが、生かされた者の使命だ──この思いで、真剣に語りに語った。
「恒久の平和は脅迫によってではなく、相互の信頼を招く真摯な努力によってのみ、もたらされるものです」とは、大科学者アインシュタインの言葉である。
平和への直道である対話を実らせるには、信頼を築いていくことだ。友情を結び、育んでいくことだ。
そのためには──
相手の話を「聞く」。
相手を「敬う」。
相手から「学ぶ」。
これが、価値ある対話の鉄則である。
御聖訓には、『教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174)と仰せである。私たちの誠実と真剣な行動によってこそ、平和の思潮の水かさも増していくのだ。
「私の弟子であるならば、私のきょうの声明を継いで、全世界にこの意味を浸透させてもらいたい」
恩師が「原水爆禁止宣言」で指し示されたのも、粘り強く信頼を勝ち取り、社会に平和の哲学を浸透させていくことであった。
その思いで、私も世界を駆け巡り、各国の指導者たちと友情を結び、共生の世界を築くために対話を重ねてきた。
長崎のその壮年は、先月九日、「原爆の日」に長崎を訪れていたトルーマン元米大統領の孫と握手を交わしたと伺った。トルーマン大統領といえば、原爆投下を指示した人物である。
世の注目を集めることもない、ささやかな握手かもしれない。しかし私は、悲惨な過去を乗り越えて平和な未来の扉を開こうとする、それぞれの勇気に最大の敬意をもって、"歴史的な握手"と賞讃を送らせていただきたい。
今こそ、「核兵器のない世界」への潮流を、力強く生み出す時である。
二年前のNPT(核拡散防止条約)再検討会議では、核兵器の非人道性に照らして国際法を遵守する必要性が、合意の中で明確に打ち出された。
この合意を突破口として、「核兵器禁止条約」を実現させる上で、最大の原動力となるものこそ、目覚めた民衆の連帯なのだ。
核兵器の使用に関して、どの国であれ、いかなる場合であれ、一切の例外を認めないという立場は、まさに恩師が「宣言」で先駆的に示した方向と重なり合う。
二〇一五年は、広島と長崎に原爆が投下されて七十年となる。私たちは、この年に向けて、志を同じくする世界の人びとと手を取り合い、"核兵器は絶対悪"との精神を、人類の共通規範として確立する道を、断じて開いていくのだ。
2012年9月21日金曜日
2012.09.21 わが友に贈る
季節の変わり目。
寒暖差に注意せよ!
早めの就寝も大切。
賢明に疲れを取って
生き生きと指揮を!
乙御前御消息 P1220
『是は御ために申すぞ古への御心ざし申す計りなし其よりも今一重強盛に御志あるべし、其の時は弥弥十羅刹女の御まほりもつよかるべしとおぼすべし』
◇希望の明日へ
青春時代の労苦ほど大切なものはない。それが揺るぎない人生の土台となり、総仕上げへの礎となっていく。社会や物事にもそれぞれ法則があるように、人生にもおのずと法則がある。脆弱な土台に、高層建築は絶対にできない。と同じく、若き日の鍛えという人生の基盤のない人に、不壊なる磐石な生涯は築けない。
昭62・11・2
☆池田大作 名言100選 女性の生き方
教養と品格ある女性−−−。
その知性と優しさのなかにこそ、
真の美しさが輝く。
周囲に信頼と安心を広げることができる。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
幸の城
平和の城こそ
創価山
恩師・戸田城聖先生が「遺訓の第一」と言われた平和思想を、全青年へ、そして全世界の民衆へ伝えゆくために、弟子は祈り、語り、綴り、動き、走った。
一九五七年(昭和三十二年)九月八日の「原水爆禁止宣言」から一周年の際には、私は聖教新聞に「火宅を出ずる道──原水爆禁止宣言に思う」を寄稿した。
その中では、法華経譬喩品の『三界は安きこと無し 猶お火宅の如し 衆苦は充満して 甚だ怖畏す可し』(創価学会版法華経P191)を通し、絶対平和の法理たる仏法を世界に弘めゆくことを呼びかけた。
同じ譬喩品には、『衆生を安穏ならしめんが故に世に現ず』(P196)と説かれる。
衆生の苦悩の炎、悲惨な戦火の絶えない、「火宅」の如き現実社会に出現して、人びとを救済していくのが仏であり、この師と同じ心で立ち上がる愛弟子が地涌の菩薩なのである。
ゆえに私は、真剣に祈り抜き、一人、また一人と、励まし続けた。
恒久平和に尽くす地涌の友よ、陸続と躍り出よ!
私と共に、恩師の「宣言」を、断固として実現しようではないか!──と。
寒暖差に注意せよ!
早めの就寝も大切。
賢明に疲れを取って
生き生きと指揮を!
乙御前御消息 P1220
『是は御ために申すぞ古への御心ざし申す計りなし其よりも今一重強盛に御志あるべし、其の時は弥弥十羅刹女の御まほりもつよかるべしとおぼすべし』
◇希望の明日へ
青春時代の労苦ほど大切なものはない。それが揺るぎない人生の土台となり、総仕上げへの礎となっていく。社会や物事にもそれぞれ法則があるように、人生にもおのずと法則がある。脆弱な土台に、高層建築は絶対にできない。と同じく、若き日の鍛えという人生の基盤のない人に、不壊なる磐石な生涯は築けない。
昭62・11・2
☆池田大作 名言100選 女性の生き方
教養と品格ある女性−−−。
その知性と優しさのなかにこそ、
真の美しさが輝く。
周囲に信頼と安心を広げることができる。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
幸の城
平和の城こそ
創価山
恩師・戸田城聖先生が「遺訓の第一」と言われた平和思想を、全青年へ、そして全世界の民衆へ伝えゆくために、弟子は祈り、語り、綴り、動き、走った。
一九五七年(昭和三十二年)九月八日の「原水爆禁止宣言」から一周年の際には、私は聖教新聞に「火宅を出ずる道──原水爆禁止宣言に思う」を寄稿した。
その中では、法華経譬喩品の『三界は安きこと無し 猶お火宅の如し 衆苦は充満して 甚だ怖畏す可し』(創価学会版法華経P191)を通し、絶対平和の法理たる仏法を世界に弘めゆくことを呼びかけた。
同じ譬喩品には、『衆生を安穏ならしめんが故に世に現ず』(P196)と説かれる。
衆生の苦悩の炎、悲惨な戦火の絶えない、「火宅」の如き現実社会に出現して、人びとを救済していくのが仏であり、この師と同じ心で立ち上がる愛弟子が地涌の菩薩なのである。
ゆえに私は、真剣に祈り抜き、一人、また一人と、励まし続けた。
恒久平和に尽くす地涌の友よ、陸続と躍り出よ!
私と共に、恩師の「宣言」を、断固として実現しようではないか!──と。
2012年9月20日木曜日
2012.09.20 わが友に贈る
座談会は希望の園!
確信と体験を語れば
信心の喜びが広がる。
心に決意の火が点る。
和楽の前進で勝利へ!
四条金吾殿御返事 P1194
『多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし』
◇希望の明日へ
二十代には、二十代の色調がある。三十代、四十代も、それぞれの輝きがある。と同じように、七十代、八十代という老年期にも、その輝き方があるであろう。しかし、一貫して変わらないものは、自分自身の魂の光源である。樹木でいえば、年輪を刻んで変わらぬ"芯"の存在といえよう。
『主婦と生活』昭60・1月号
☆池田大作 名言100選 女性の力
時代は、女性の持つしなやかな想像力、
優しさ、温かさ、
人間みなどが社会に反映されることを求めている。
モノや効率ばかりを追うような社会から、
心の通う人間らしい社会に戻していくには、
女性の力が不可欠なのである。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇青年の連帯(スクラム)を!
ともあれ、戸田先生が、全人類の平和と幸福の実現を願い訴えた「原水爆禁止宣言」を、遺言として託されたのは、他でもない後継の青年たちであった。
五十五年の歳月を経て、今、恩師の「遺訓の第一」の魂は、脈々と男女青年部へと継承されている。
歴史的な宣言発表の地を擁する神奈川では、恩師の師子吼を直接聞いた方々の子や孫の世代が最前線のリーダーとして指揮を執り、横浜・戸田平和記念館での展示の企画・運営にも携わってくれている。
思えば、戸田先生が英知の学生部を結成されたのは、「原水爆禁止宣言」の七十日前であった。
この学生部の友たちも、世界広布の普賢菩薩たる使命を担い立って、堂々と奮闘してくれている。
平和原点の広島をはじめ中国方面の学生部は、本年も伝統の平和意識調査を零施した。今回は、約七割が、核廃絶または軍縮が「可能」と回答している。講評された大学教授は、「『核兵器のない世界』の実現に向けて勇気づけられる」と語り、創価の青年の平和運動を高く評価してくださった。
さらに、沖縄学生部も、沖縄戦に関する意識調査を行い、青年世代への戦争体験の継承がいかに大切かを浮き彫りにした。
私が対談を重ねている、ドイツの世界的な環境学者エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー博士の父君も、わが師と同時代に、核武装への反対を宣言された戦う知性であられる。
この父君カール・フォン・ヴァイツゼッカー博士の言葉が、思い起こされる。
「自分の回りに平和をつくり出すことのできる者は、平和を愛する者です。それは力であり、しかも人間の最も大きな力の中の一つです」と。
その意味でも、百九十二力国・地域のSGIの青年と青年が手を携え、平和のスクラムを、地域から世界へ、現在から未来へ、聡明に粘り強く広げてくれていることは、希望の光明だ。
この青年の勇気と連帯からこそ、恩師が喝破された"民衆の生存の権利を脅かす魔性"に打ち勝つ無限の力が生まれゆくことを、私は確信してやまない。
青年の
平和の旗は
ここにあり
確信と体験を語れば
信心の喜びが広がる。
心に決意の火が点る。
和楽の前進で勝利へ!
四条金吾殿御返事 P1194
『多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし』
◇希望の明日へ
二十代には、二十代の色調がある。三十代、四十代も、それぞれの輝きがある。と同じように、七十代、八十代という老年期にも、その輝き方があるであろう。しかし、一貫して変わらないものは、自分自身の魂の光源である。樹木でいえば、年輪を刻んで変わらぬ"芯"の存在といえよう。
『主婦と生活』昭60・1月号
☆池田大作 名言100選 女性の力
時代は、女性の持つしなやかな想像力、
優しさ、温かさ、
人間みなどが社会に反映されることを求めている。
モノや効率ばかりを追うような社会から、
心の通う人間らしい社会に戻していくには、
女性の力が不可欠なのである。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇青年の連帯(スクラム)を!
ともあれ、戸田先生が、全人類の平和と幸福の実現を願い訴えた「原水爆禁止宣言」を、遺言として託されたのは、他でもない後継の青年たちであった。
五十五年の歳月を経て、今、恩師の「遺訓の第一」の魂は、脈々と男女青年部へと継承されている。
歴史的な宣言発表の地を擁する神奈川では、恩師の師子吼を直接聞いた方々の子や孫の世代が最前線のリーダーとして指揮を執り、横浜・戸田平和記念館での展示の企画・運営にも携わってくれている。
思えば、戸田先生が英知の学生部を結成されたのは、「原水爆禁止宣言」の七十日前であった。
この学生部の友たちも、世界広布の普賢菩薩たる使命を担い立って、堂々と奮闘してくれている。
平和原点の広島をはじめ中国方面の学生部は、本年も伝統の平和意識調査を零施した。今回は、約七割が、核廃絶または軍縮が「可能」と回答している。講評された大学教授は、「『核兵器のない世界』の実現に向けて勇気づけられる」と語り、創価の青年の平和運動を高く評価してくださった。
さらに、沖縄学生部も、沖縄戦に関する意識調査を行い、青年世代への戦争体験の継承がいかに大切かを浮き彫りにした。
私が対談を重ねている、ドイツの世界的な環境学者エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー博士の父君も、わが師と同時代に、核武装への反対を宣言された戦う知性であられる。
この父君カール・フォン・ヴァイツゼッカー博士の言葉が、思い起こされる。
「自分の回りに平和をつくり出すことのできる者は、平和を愛する者です。それは力であり、しかも人間の最も大きな力の中の一つです」と。
その意味でも、百九十二力国・地域のSGIの青年と青年が手を携え、平和のスクラムを、地域から世界へ、現在から未来へ、聡明に粘り強く広げてくれていることは、希望の光明だ。
この青年の勇気と連帯からこそ、恩師が喝破された"民衆の生存の権利を脅かす魔性"に打ち勝つ無限の力が生まれゆくことを、私は確信してやまない。
青年の
平和の旗は
ここにあり
2012年9月19日水曜日
2012.09.19 わが友に贈る
戦いが困難なほど
舞を舞うごとく
喜び勇んで進め!
我らには絶対勝利の
師弟と同志の絆がある!
兄弟抄 P1087
『此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず』
◇希望の明日へ
諸法(現実のもろもろの姿)は即、実相(真実)である。姿を見れば、心がわかる。にじみ出てくるものがある。話し方、目つき、礼儀や行動に内面が表れている。すがすがしい人間性、揺るぎない確信、毅然たる意志、堂々たる決意−−人格の人には、色あせない輝きがある。
平5・9・7
☆池田大作 名言100選 歴史
歴史観とは人間観である。
歴史を学ぶことは人間を見る目も豊かにする。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇歴史的な大師子吼
それは、一九五七年(昭和三十二年)の九月八日の日曜日。「若人の祭典」(第四回東日本体育大会)が行われた横浜・三ツ沢の陸上競技場は、台風一過の透き通るような秋空に包まれていた。
この祭典の棹尾を飾ったのが、戸田先生の師子吼であった。青年を中心にした約五万人を前に「宣言」が放たれ、こだました。
「われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利をおびやかすものは、これ魔ものであり、サタンであり、怪物であります」
当時、水爆や大陸間弾道弾(ICBM)の実験が行われ、米ソの核兵器開発競争が激化していた。核戦争などによって、人類が滅亡に至るまでの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」も、二分前という滅亡寸前まで進んでいたのだ。
そうした渦中に、わが師は、人類の生存さえ断絶しかねない原水爆の本質を、国家や政治体制、人種や民族といった次元を超え、「人間生命」という深層から告発したのである。
ある参加者は広島で被爆した友人を思い出し、平和な世界を築くために、師と共に、心固く歩んでいこうと決意を新たにした。
学会が"貧乏人と病人の集まり"と悪口された時代である。だが、困難な境遇など一切突き抜け、恩師の叫びは、皆を「広宣流布」即「世界平和」への使命に目覚めさせる、偉大な光源となった。
◇断じて許さない!
実は、この大宣言に至るまで、戸田先生は入念に思索を重ねられていた。
一年以上も前(一九五六年六月)、福岡の八幡市民広場(当時)での質開会に出席した時には、核戦争が危惧される世界情勢に触れるや、「原爆などを使う人間は最大の悪人だ!」と憤りを露わにされた。
また、盲言の二ヵ月前の七月十二日には、雑誌での対談で断言されている。
「原子爆弾だけは許せん。アメリカでも、ロシアでも、どっちであっても、そういうことは断じて許さん」と。
その発言には、仏法の生命尊厳の哲理を根底とした、核廃絶への揺るぎない思想的基盤があった。
御聖訓には、『いのちと申す物は一切の財の中に第一の財なり』(P1596)と仰せである。この尊き生命を脅かし奪い去る魔性の暴力は、絶対に容認することはできない。
東西冷戦下、世界の危機的な分断と対立が深まっていた一九五二年(昭和二十七年)、恩師は決然と「地球民族主義」を提唱された。国境やイデオロギーの壁を超えて人類を結ぶという先駆的な思想である。人類の生存を脅かす核兵器が、すべての人びとの共通の敵であるという叫びも、ここから帰結されるのだ。
一九五五年(昭和三十年)には、世界的な科学者が署名し、核兵器による人類の危機に際し、戦争の廃絶を訴えた「ラッセル・アインシュタイン宣言」が発表された。どの民族、どの国の人びとも、絶対に犠牲にされない世界の構築という恩師の理想に呼応するかのように、核廃絶への国際世論は高まっていった。
さらに「ラッセル・アインシュタイン宣言」の署名者で、発表に尽力したロートブラッド博士が中心となり、二年後(一九五七年)の七月、その精神を受け継ぐ科学者の連帯「パグウォッシュ会議」が発足したのである。
恩師の「原水爆禁止宣言」の発表は、その二ヵ月後の九月。厳たる歴史の刻印を確認するにつけ、戸田先生の先見に感銘を深くする。
ロートブラッド博士は、志を同じくする「平和の英雄」と、先生を讃えてくださっている。
私は、師の宣言の重大な意義を直感していた。ゆえに記録にも心を砕き、モノクロ(白黒)映像が主流だった時代に、カラーで撮影するなど手を尽くした。この大宣言を、後世永遠に残し伝えたい一心であった。
舞を舞うごとく
喜び勇んで進め!
我らには絶対勝利の
師弟と同志の絆がある!
兄弟抄 P1087
『此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず』
◇希望の明日へ
諸法(現実のもろもろの姿)は即、実相(真実)である。姿を見れば、心がわかる。にじみ出てくるものがある。話し方、目つき、礼儀や行動に内面が表れている。すがすがしい人間性、揺るぎない確信、毅然たる意志、堂々たる決意−−人格の人には、色あせない輝きがある。
平5・9・7
☆池田大作 名言100選 歴史
歴史観とは人間観である。
歴史を学ぶことは人間を見る目も豊かにする。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
◇歴史的な大師子吼
それは、一九五七年(昭和三十二年)の九月八日の日曜日。「若人の祭典」(第四回東日本体育大会)が行われた横浜・三ツ沢の陸上競技場は、台風一過の透き通るような秋空に包まれていた。
この祭典の棹尾を飾ったのが、戸田先生の師子吼であった。青年を中心にした約五万人を前に「宣言」が放たれ、こだました。
「われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利をおびやかすものは、これ魔ものであり、サタンであり、怪物であります」
当時、水爆や大陸間弾道弾(ICBM)の実験が行われ、米ソの核兵器開発競争が激化していた。核戦争などによって、人類が滅亡に至るまでの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」も、二分前という滅亡寸前まで進んでいたのだ。
そうした渦中に、わが師は、人類の生存さえ断絶しかねない原水爆の本質を、国家や政治体制、人種や民族といった次元を超え、「人間生命」という深層から告発したのである。
ある参加者は広島で被爆した友人を思い出し、平和な世界を築くために、師と共に、心固く歩んでいこうと決意を新たにした。
学会が"貧乏人と病人の集まり"と悪口された時代である。だが、困難な境遇など一切突き抜け、恩師の叫びは、皆を「広宣流布」即「世界平和」への使命に目覚めさせる、偉大な光源となった。
◇断じて許さない!
実は、この大宣言に至るまで、戸田先生は入念に思索を重ねられていた。
一年以上も前(一九五六年六月)、福岡の八幡市民広場(当時)での質開会に出席した時には、核戦争が危惧される世界情勢に触れるや、「原爆などを使う人間は最大の悪人だ!」と憤りを露わにされた。
また、盲言の二ヵ月前の七月十二日には、雑誌での対談で断言されている。
「原子爆弾だけは許せん。アメリカでも、ロシアでも、どっちであっても、そういうことは断じて許さん」と。
その発言には、仏法の生命尊厳の哲理を根底とした、核廃絶への揺るぎない思想的基盤があった。
御聖訓には、『いのちと申す物は一切の財の中に第一の財なり』(P1596)と仰せである。この尊き生命を脅かし奪い去る魔性の暴力は、絶対に容認することはできない。
東西冷戦下、世界の危機的な分断と対立が深まっていた一九五二年(昭和二十七年)、恩師は決然と「地球民族主義」を提唱された。国境やイデオロギーの壁を超えて人類を結ぶという先駆的な思想である。人類の生存を脅かす核兵器が、すべての人びとの共通の敵であるという叫びも、ここから帰結されるのだ。
一九五五年(昭和三十年)には、世界的な科学者が署名し、核兵器による人類の危機に際し、戦争の廃絶を訴えた「ラッセル・アインシュタイン宣言」が発表された。どの民族、どの国の人びとも、絶対に犠牲にされない世界の構築という恩師の理想に呼応するかのように、核廃絶への国際世論は高まっていった。
さらに「ラッセル・アインシュタイン宣言」の署名者で、発表に尽力したロートブラッド博士が中心となり、二年後(一九五七年)の七月、その精神を受け継ぐ科学者の連帯「パグウォッシュ会議」が発足したのである。
恩師の「原水爆禁止宣言」の発表は、その二ヵ月後の九月。厳たる歴史の刻印を確認するにつけ、戸田先生の先見に感銘を深くする。
ロートブラッド博士は、志を同じくする「平和の英雄」と、先生を讃えてくださっている。
私は、師の宣言の重大な意義を直感していた。ゆえに記録にも心を砕き、モノクロ(白黒)映像が主流だった時代に、カラーで撮影するなど手を尽くした。この大宣言を、後世永遠に残し伝えたい一心であった。
2012年9月18日火曜日
2012.09.18 わが友に贈る
職場も地域も家庭も
人間革命の本舞台!
「仏法即社会」
「信心即生活」だ。
今いる場所で勝て!
上野殿御返事 P1556
『権宗の人人無量にいひくるふともただほうろく千につち一つなるべし、法華折伏破権門理とはこれなり、尤もいみじく秘奥なる法門なり』
◇希望の明日へ
人間を動かすのは人間性である。釈尊と門下が大誠実の人であったゆえに、仏教は広まったともいえる。「開かれた宗教」といっても結局、人間への温かい関心をいだいた"開かれた人格""開かれた心"に帰着する。所詮は人である。
平5・6・24
☆池田大作 名言100選 読書
たった一つの言葉にも、人生を変える力がある。
たった一冊の本にも、時代を動かす力がある。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
響きゆけ
おお民衆の
金の声
私たちは叫ぶ。
断じて平和を!
不戦の誓いを万代へ!
いかなる権力人の飼喝よりも、平和を願う草の根の庶民の勇敢な叫びは強い。
私が対談した信念の言論人であり、広島の被爆した乙女たちへの支援でも知られる、アメリカのカズンズ博士が語っておられた。
「庶民を励まして、自分の感じること、言いたいことが世界の前進を助け得ると信じさせなければならない」と。
◇勇気と希望の選択
私たちは忘れない。
人類史上、初めて戦争で残酷な原子爆弾が投下された広島。次いで二発目が落とされた長崎──。二つの街は破壊され、幾多の尊い命が奪われた。生存者も原爆症などの耐え難い苦しみが長く続いている。
あれから六十七年となる八月、わがSGIは、広島市の平和記念公園内にある国際会議場で二十四、二十五の両日、「核兵器なき世界への連帯──勇気と希望の選択」展を行った。
これは、恩師・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」の五十五周年に当たり、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)と共同で、新たに制作したものである。
世界四十五力国の医師らが集った核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の第二十回世界大会に合わせ、開催され、会場には多くの観賞者が訪れた。
来場されたある識者は、こう語られている。
「願わくは、我々が生きているうちに、この展示のように、人びとが一つになって、核兵器のない世界をつくりたいと思います」
二十世紀、人類は、核兵器という魔性の産物をもたらしてしまった。
二十一世紀を生きる私たちは、このあまりにも残酷な歴史を風化させることなく、断じて「核兵器なき世界」を築いていかなければならない。たった一つの地球を守るために、人類は一つになって進んでいかなければならないのだ。
今後、この新展示が多くの人びとの目に触れ、「平和の心」「希望の心」「勇気の心」を育む一助になることを念願してやまない。
頼もしくも、わが広島青年部が不戦の誓いを継承するために行ってきた「広島学講座」は、今夏、百五十回の金字塔を打ち立てた。
七月末には、国連軍縮担当上級代表を務めたセルジオ・ドゥアルテ氏が講演してくださった。
「平和への第一歩は市民の声を聞くこと」
この信条で行動される氏は、可能な限り、質疑応答の時間を設けるのが常であるという。世界の一流の識者は皆、どこまでも対話の力を重んじている。
この日も多くの参加者が質問を希望した。しかし、時間の都合上、途中で切り上げざるを得なかった。
会場は大拍手に包まれ、そのまま終了と思われた。ところが、ドゥアルテ氏は最前列の青年の方へと歩みを進めた。挙手をしていたが、最後まで質問の機会のなかった一人であった。
氏は青年に語りかけた。
「ずっと手を挙げていましたね。何を聞きたかったのですか」
予期せぬ問いかけに驚きながらも、青年は尋ねた。
「核兵器廃絶のために、日本の青年ができることは何でしょうか」
その場で氏は応じた。
「皆さんが、よい指導者を選ぶことです」
そこには、"平和の未来を築くのは若い世代"との熱い期待がこもっていた。
永遠の
平和の原点
広島に
若き健児の
指揮ぞ光らむ
人間革命の本舞台!
「仏法即社会」
「信心即生活」だ。
今いる場所で勝て!
上野殿御返事 P1556
『権宗の人人無量にいひくるふともただほうろく千につち一つなるべし、法華折伏破権門理とはこれなり、尤もいみじく秘奥なる法門なり』
◇希望の明日へ
人間を動かすのは人間性である。釈尊と門下が大誠実の人であったゆえに、仏教は広まったともいえる。「開かれた宗教」といっても結局、人間への温かい関心をいだいた"開かれた人格""開かれた心"に帰着する。所詮は人である。
平5・6・24
☆池田大作 名言100選 読書
たった一つの言葉にも、人生を変える力がある。
たった一冊の本にも、時代を動かす力がある。
☆我らの勝利の大道No.083「不滅の原水禁宣言55周年」
響きゆけ
おお民衆の
金の声
私たちは叫ぶ。
断じて平和を!
不戦の誓いを万代へ!
いかなる権力人の飼喝よりも、平和を願う草の根の庶民の勇敢な叫びは強い。
私が対談した信念の言論人であり、広島の被爆した乙女たちへの支援でも知られる、アメリカのカズンズ博士が語っておられた。
「庶民を励まして、自分の感じること、言いたいことが世界の前進を助け得ると信じさせなければならない」と。
◇勇気と希望の選択
私たちは忘れない。
人類史上、初めて戦争で残酷な原子爆弾が投下された広島。次いで二発目が落とされた長崎──。二つの街は破壊され、幾多の尊い命が奪われた。生存者も原爆症などの耐え難い苦しみが長く続いている。
あれから六十七年となる八月、わがSGIは、広島市の平和記念公園内にある国際会議場で二十四、二十五の両日、「核兵器なき世界への連帯──勇気と希望の選択」展を行った。
これは、恩師・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」の五十五周年に当たり、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)と共同で、新たに制作したものである。
世界四十五力国の医師らが集った核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の第二十回世界大会に合わせ、開催され、会場には多くの観賞者が訪れた。
来場されたある識者は、こう語られている。
「願わくは、我々が生きているうちに、この展示のように、人びとが一つになって、核兵器のない世界をつくりたいと思います」
二十世紀、人類は、核兵器という魔性の産物をもたらしてしまった。
二十一世紀を生きる私たちは、このあまりにも残酷な歴史を風化させることなく、断じて「核兵器なき世界」を築いていかなければならない。たった一つの地球を守るために、人類は一つになって進んでいかなければならないのだ。
今後、この新展示が多くの人びとの目に触れ、「平和の心」「希望の心」「勇気の心」を育む一助になることを念願してやまない。
頼もしくも、わが広島青年部が不戦の誓いを継承するために行ってきた「広島学講座」は、今夏、百五十回の金字塔を打ち立てた。
七月末には、国連軍縮担当上級代表を務めたセルジオ・ドゥアルテ氏が講演してくださった。
「平和への第一歩は市民の声を聞くこと」
この信条で行動される氏は、可能な限り、質疑応答の時間を設けるのが常であるという。世界の一流の識者は皆、どこまでも対話の力を重んじている。
この日も多くの参加者が質問を希望した。しかし、時間の都合上、途中で切り上げざるを得なかった。
会場は大拍手に包まれ、そのまま終了と思われた。ところが、ドゥアルテ氏は最前列の青年の方へと歩みを進めた。挙手をしていたが、最後まで質問の機会のなかった一人であった。
氏は青年に語りかけた。
「ずっと手を挙げていましたね。何を聞きたかったのですか」
予期せぬ問いかけに驚きながらも、青年は尋ねた。
「核兵器廃絶のために、日本の青年ができることは何でしょうか」
その場で氏は応じた。
「皆さんが、よい指導者を選ぶことです」
そこには、"平和の未来を築くのは若い世代"との熱い期待がこもっていた。
永遠の
平和の原点
広島に
若き健児の
指揮ぞ光らむ
2012年9月17日月曜日
2012.09.17 わが友に贈る
「会う」ことで
信頼が深まる。
大きく動き
誠実と納得の対話で
喜びの大輪を!
十字御書 P1492
『蓮はきよきもの泥よりいでたり、せんだんはかうばしき物大地よりをいたり、さくらはをもしろき物木の中よりさきいづ』
◇今週のことば
「社会に信念の人を」とは
恩師の叫びなり。
学会こそ希望の柱だ。
勇気と確信の声で
自信満々と語れ!
2012年09月17日
◇希望の明日へ
役職だけではなく、一人の人間として、どこまで成長しているかである。学会の組織は、"人間性の組織"である。号令でもなければ、命令でもない。人間性で引っ張っていく以外にない。人間性とは、単なる、へつらいや人気とりではない。どれだけ後輩のために祈ったか、苦労したか。にじみでてくる、その真剣さが人の心を打つのである。探き信心の心こそ、人間性の真髄なのだ。信心に、責任感も、慈愛も、知恵も、福運も、生命力も、個性の魅力も、すべて入っている。時代とともに、"いよいよ"の心で信心を前進させていくのが、本因妙の仏法の実践である。
平4・9・12
☆池田大作 名言100選 人間の真価
人間の真価というのは、学歴や立場、
肩書きによって決まるのではない。
信義を守るかどうか、誠実であるかどうか、
真剣であるかどうかである。そして、
"信義の人""誠実の人""真剣の人"には、
人間性の光彩がある。
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.030「皆が人材! 新しい力を伸ばせ」
今、世界の後継のリーダーが立ち上がった。壮大な青年の大舞台の幕が開いた。
青年は太陽だ。希望の光であり、人類の宝である。
一番大変な最前線に飛び込んで、苦楽を分かち合い、共に立ち上がる指導者の登場を、人々は待っているのだ。
女性は、一人も残らず、真実の幸福者に!
男性は、一人も残らず、社会の勝利者・成功者に!
進もう! 希望に燃えて!
私と一緒に!
恩師・戸田先生は広布のリーダーに教えておられた。
「『組織の目』だけではなく、つねに『信心の目』で人を見なければならない。とくに、役職は高くなくても、また役職はなくても、本当にまじめな信心の方がおられる。その方々を尊び、心から讃え、励まし、守っていく心が、自分自身の信心の証であることを忘れてはならない」
皆が人材だ。使命の人だ。一人一人が成長し、功徳を受け、広布の庭で輝いていけるよう、リーダーは祈り、心を砕いていかねばならない。
新しい力を伸ばす。副役職の方を励ます。多宝会の友に心から感謝を捧げる。これらも大変に大事なことだ。
人材の大城を築き、皆が人間革命するための一切の戦いである。リーダーの皆さんは、よろしくお願いしたい。
日々、御書を拝して前進したい。日蓮大聖人は、世界の民衆を救おうと、最高の正義を貫き、最大の難を受けられた。しかし厳然と仰せである。
『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(P1448)
富士のごとく堂々と、尊き一生を断じて勝ち抜け!
信頼が深まる。
大きく動き
誠実と納得の対話で
喜びの大輪を!
十字御書 P1492
『蓮はきよきもの泥よりいでたり、せんだんはかうばしき物大地よりをいたり、さくらはをもしろき物木の中よりさきいづ』
◇今週のことば
「社会に信念の人を」とは
恩師の叫びなり。
学会こそ希望の柱だ。
勇気と確信の声で
自信満々と語れ!
2012年09月17日
◇希望の明日へ
役職だけではなく、一人の人間として、どこまで成長しているかである。学会の組織は、"人間性の組織"である。号令でもなければ、命令でもない。人間性で引っ張っていく以外にない。人間性とは、単なる、へつらいや人気とりではない。どれだけ後輩のために祈ったか、苦労したか。にじみでてくる、その真剣さが人の心を打つのである。探き信心の心こそ、人間性の真髄なのだ。信心に、責任感も、慈愛も、知恵も、福運も、生命力も、個性の魅力も、すべて入っている。時代とともに、"いよいよ"の心で信心を前進させていくのが、本因妙の仏法の実践である。
平4・9・12
☆池田大作 名言100選 人間の真価
人間の真価というのは、学歴や立場、
肩書きによって決まるのではない。
信義を守るかどうか、誠実であるかどうか、
真剣であるかどうかである。そして、
"信義の人""誠実の人""真剣の人"には、
人間性の光彩がある。
☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.030「皆が人材! 新しい力を伸ばせ」
今、世界の後継のリーダーが立ち上がった。壮大な青年の大舞台の幕が開いた。
青年は太陽だ。希望の光であり、人類の宝である。
一番大変な最前線に飛び込んで、苦楽を分かち合い、共に立ち上がる指導者の登場を、人々は待っているのだ。
女性は、一人も残らず、真実の幸福者に!
男性は、一人も残らず、社会の勝利者・成功者に!
進もう! 希望に燃えて!
私と一緒に!
恩師・戸田先生は広布のリーダーに教えておられた。
「『組織の目』だけではなく、つねに『信心の目』で人を見なければならない。とくに、役職は高くなくても、また役職はなくても、本当にまじめな信心の方がおられる。その方々を尊び、心から讃え、励まし、守っていく心が、自分自身の信心の証であることを忘れてはならない」
皆が人材だ。使命の人だ。一人一人が成長し、功徳を受け、広布の庭で輝いていけるよう、リーダーは祈り、心を砕いていかねばならない。
新しい力を伸ばす。副役職の方を励ます。多宝会の友に心から感謝を捧げる。これらも大変に大事なことだ。
人材の大城を築き、皆が人間革命するための一切の戦いである。リーダーの皆さんは、よろしくお願いしたい。
日々、御書を拝して前進したい。日蓮大聖人は、世界の民衆を救おうと、最高の正義を貫き、最大の難を受けられた。しかし厳然と仰せである。
『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(P1448)
富士のごとく堂々と、尊き一生を断じて勝ち抜け!
2012年9月16日日曜日
2012.09.16 わが友に贈る
絶対無事故の
有意義な連休を。
油断は大敵!
安全運転が第一だ。
戸締まり火の元も注意。
聖愚問答抄上 P481
『爰に愚人色を作して云く汝賎き身を以て恣に莠言を吐く』
◇希望の明日へ
地位でも、経済力でもない。知識のみでもない。人間のもつ内面の力、内発の力−−深き人間性、高邁な人格こそが、人間の、そして国家の真の偉大さを決めるものである。
平4・1・22
☆池田大作 名言100選 リーダーと私心
人材は、いる。さがせば見つかる。
しかしリーダーに私心があれば、
まじめな人材ほど苦しむことになる。
反対に、リーダーが無私であればあるほど、
その「無私の真空」に引き込まれるようにして、
よき人材が集まり、衆知が集まり、
民衆の信望が集まってくるものだ。
新時代第60回本部幹部会・青年部幹部会・SGI青年研修会・学生部大会への
メッセージ
一、わが敬愛する同志の皆さん!
「月月・日日に」、広宣流布の偉大なる前進、誠にご苦労さまです。
きょうは、全国の「青年部幹部会」、さらに、「学生部大会」、おめでとう!
そして、海外55力国・地域から「SGI青年研修会」に、勇躍、集われた、若き世界広布のリーダーの皆さん、本当にようこそ、いらっしゃいました。
『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)
この経文に照らして、ここに、一堂に会した皆さん方一人一人が、どれほど不思議な因縁をもった尊き「地涌の菩薩」であるか。
そして、広布と社会の大指導者として、今から未来へ、どれほど崇高な使命を果たし、晴れがましい栄光に包まれゆくことか。
私は、込み上げる喜びをもって、皆さん方の成長と活躍を祈り、見つめています。
◇生命尊厳の叫び
一、きょうは、わが青年部、わが学生部の友に「創価の青年力で、人類史の希望の朝を!」と申し上げたい。
青年力とは、道なき道を勇敢に切り開く「開拓」の力であります。
青年力とは、いかなる邪悪にも屈しない「勇気」の力であります。
青年力とは、朗らかに対話して友情を広げる「連帯」の力であります。
1957年(昭和32年)9月8日、わが師・戸田城聖先生は、神奈川の天地で「原水爆禁止宣言」を師子吼され、私たち青年に託されました。
それは、世界の民衆の生存の権利を脅かす魔性を、青年の力で断じて食い止めてもらいたい。
いな、青年の力で断固として打ち破ってもらいたいとの遺訓でありました。
正しい生命尊厳の哲学を掲げ、正しい師弟の道を歩み、正しい同志との絆を持った青年は、何ものにも絶対に負けないことを、戸田先生は信じ抜いてくださったのであります。
一、私は先生の弟子として、世界との対話に打って出て、仏法の人間主義を基調とした平和と文化と教育の大連帯を、文明を超えて築いてきました。
「原水爆禁止宣言」から11年後の1968年(同43年)の9月8日には、学生部の総会で、日本と中国の「国交正常化提言」を行いました。
さらに、1974年(同49年)の9月8日には、東西冷戦の渦中、内外の反対を押し切って、ソ連(現・ロシア)への第一歩を印しました。
友情と信頼を深く結ぶと共に、この大地からも地涌の菩薩が躍り出るよう、真剣に祈りました。
時は巡り、きょうは、ロシアSGIの男子部長と女子部長も駆けつけてくれています。
あの恩師の原水爆禁止宣言より、55年──。
世界192力国・地域に広がった創価の青年たちが、昇りゆく旭日のように、いよいよ人類を照らす「一閻浮提広宣流布」の光を放ち始めたのであります。
◇常勝の旗高く
一、日蓮大聖人は、熱原の法難の真っ只中で戦う、青年・南条時光に、法華経の『願うところは、この仏法の功徳をもって、普く一切に及ぼし、自分たちと衆生と皆が共に仏道を成就したい』(P1561、通解)との一文を贈られた。
妙法を実践する青年は、わが生命を最も尊貴に光らせ、どんな苦難も突破して、どんな災難も変毒為薬できる。
そして、縁する一人一人に、勇気を贈り、希望を贈りながら、自らの使命の国土に、平和と幸福と繁栄の人間主義の世界を、厳然と創り出していける。
これが、創価の青年の底力です。
ともあれ、愛する青年の勝利の道を開くために、私は生まれてきました。
すべてを耐え抜いて戦ってきました。
君たち青年の爛漫たる大勝利の晴れ姿を見守ることが、私の人生の誇り高き総仕上げであります。
また、尊き壮年部、婦人部の皆様方も、さらに、広布の模範の多宝会・宝寿会・錦宝会の皆様方も、不老不死の妙法を持った「永遠の青年」です。
共に青年の気概で、生き生きと若々しく、前進していってください。
乱世であればあるほど、我ら創価家族は、この世で一番強く美しい「異体同心」の団結で、楽しく常勝の旗を打ち立てようではありませんか!
一、終わりに──
晴ればれと
英知の舞の
凱歌かな
そして、
新時代
若さ力で
勝利城
と贈り、私のメッセージといたします。
有意義な連休を。
油断は大敵!
安全運転が第一だ。
戸締まり火の元も注意。
聖愚問答抄上 P481
『爰に愚人色を作して云く汝賎き身を以て恣に莠言を吐く』
◇希望の明日へ
地位でも、経済力でもない。知識のみでもない。人間のもつ内面の力、内発の力−−深き人間性、高邁な人格こそが、人間の、そして国家の真の偉大さを決めるものである。
平4・1・22
☆池田大作 名言100選 リーダーと私心
人材は、いる。さがせば見つかる。
しかしリーダーに私心があれば、
まじめな人材ほど苦しむことになる。
反対に、リーダーが無私であればあるほど、
その「無私の真空」に引き込まれるようにして、
よき人材が集まり、衆知が集まり、
民衆の信望が集まってくるものだ。
新時代第60回本部幹部会・青年部幹部会・SGI青年研修会・学生部大会への
メッセージ
一、わが敬愛する同志の皆さん!
「月月・日日に」、広宣流布の偉大なる前進、誠にご苦労さまです。
きょうは、全国の「青年部幹部会」、さらに、「学生部大会」、おめでとう!
そして、海外55力国・地域から「SGI青年研修会」に、勇躍、集われた、若き世界広布のリーダーの皆さん、本当にようこそ、いらっしゃいました。
『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)
この経文に照らして、ここに、一堂に会した皆さん方一人一人が、どれほど不思議な因縁をもった尊き「地涌の菩薩」であるか。
そして、広布と社会の大指導者として、今から未来へ、どれほど崇高な使命を果たし、晴れがましい栄光に包まれゆくことか。
私は、込み上げる喜びをもって、皆さん方の成長と活躍を祈り、見つめています。
◇生命尊厳の叫び
一、きょうは、わが青年部、わが学生部の友に「創価の青年力で、人類史の希望の朝を!」と申し上げたい。
青年力とは、道なき道を勇敢に切り開く「開拓」の力であります。
青年力とは、いかなる邪悪にも屈しない「勇気」の力であります。
青年力とは、朗らかに対話して友情を広げる「連帯」の力であります。
1957年(昭和32年)9月8日、わが師・戸田城聖先生は、神奈川の天地で「原水爆禁止宣言」を師子吼され、私たち青年に託されました。
それは、世界の民衆の生存の権利を脅かす魔性を、青年の力で断じて食い止めてもらいたい。
いな、青年の力で断固として打ち破ってもらいたいとの遺訓でありました。
正しい生命尊厳の哲学を掲げ、正しい師弟の道を歩み、正しい同志との絆を持った青年は、何ものにも絶対に負けないことを、戸田先生は信じ抜いてくださったのであります。
一、私は先生の弟子として、世界との対話に打って出て、仏法の人間主義を基調とした平和と文化と教育の大連帯を、文明を超えて築いてきました。
「原水爆禁止宣言」から11年後の1968年(同43年)の9月8日には、学生部の総会で、日本と中国の「国交正常化提言」を行いました。
さらに、1974年(同49年)の9月8日には、東西冷戦の渦中、内外の反対を押し切って、ソ連(現・ロシア)への第一歩を印しました。
友情と信頼を深く結ぶと共に、この大地からも地涌の菩薩が躍り出るよう、真剣に祈りました。
時は巡り、きょうは、ロシアSGIの男子部長と女子部長も駆けつけてくれています。
あの恩師の原水爆禁止宣言より、55年──。
世界192力国・地域に広がった創価の青年たちが、昇りゆく旭日のように、いよいよ人類を照らす「一閻浮提広宣流布」の光を放ち始めたのであります。
◇常勝の旗高く
一、日蓮大聖人は、熱原の法難の真っ只中で戦う、青年・南条時光に、法華経の『願うところは、この仏法の功徳をもって、普く一切に及ぼし、自分たちと衆生と皆が共に仏道を成就したい』(P1561、通解)との一文を贈られた。
妙法を実践する青年は、わが生命を最も尊貴に光らせ、どんな苦難も突破して、どんな災難も変毒為薬できる。
そして、縁する一人一人に、勇気を贈り、希望を贈りながら、自らの使命の国土に、平和と幸福と繁栄の人間主義の世界を、厳然と創り出していける。
これが、創価の青年の底力です。
ともあれ、愛する青年の勝利の道を開くために、私は生まれてきました。
すべてを耐え抜いて戦ってきました。
君たち青年の爛漫たる大勝利の晴れ姿を見守ることが、私の人生の誇り高き総仕上げであります。
また、尊き壮年部、婦人部の皆様方も、さらに、広布の模範の多宝会・宝寿会・錦宝会の皆様方も、不老不死の妙法を持った「永遠の青年」です。
共に青年の気概で、生き生きと若々しく、前進していってください。
乱世であればあるほど、我ら創価家族は、この世で一番強く美しい「異体同心」の団結で、楽しく常勝の旗を打ち立てようではありませんか!
一、終わりに──
晴ればれと
英知の舞の
凱歌かな
そして、
新時代
若さ力で
勝利城
と贈り、私のメッセージといたします。
2012.09.15 わが友に贈る
「月月・日日に
つより給へ」
毎日が出発!
毎日が挑戦!
常勝の自分史を飾れ。
妙法比丘尼御返事 P1412
『法華経のかたきを見て世をはばかり恐れて申さずば、釈迦仏の御敵いかなる智人善人なりとも必ず無間地獄に堕つべし』
◇希望の明日へ
人間性は自然に育ち、自然に守られるものではない。積極的に育て、守らねば、すぐに枯れ始める。平和と同じである。文化もそうである。
平3・9・27
☆池田大作 名言100選 師弟
師という原点をもつ人は強い。
原点を忘れない。原点を忘れなければ、
人間は、進むべき信念の軌道を見失うことはないからだ。
☆勝利の人間学第15回「新たな拡大の歴史を築け」
◇戦いは「先手」を打て
青春も人生も戦いである。いかなる戦いに臨んでも、大事なことは先手を打つことだ。
「先んずれば人を制す」である。
手を打つべき時に打たないこどを、後手という。後手は敗北だ。先手必勝である。
たとえ小さなことでも、決して手を抜かない。何かあれば、すぐに的確な手を打つ。
友のため、勝利のため、鋭敏に、真剣に、一つ一つ手を打つことが、喜びを広げていく。
リーダーの「情熱」「励まし」「スピード」から、広宣流布の前進の勢いが生まれる。
◇「必ず勝つ!」との一念で
戸田先生に私は、いかなる戦いも「心配ありません。必ずやります!必ず勝ちます!」と申し上げ、その通り、全てに勝ってきた。
戦いは、「必ず勝つ」と決めた方が勝つ。
「断じて勝つ」と、わが一念を定めることだ。
そう決めて祈れば、勇気ど智慧が湧いてくる。
明るく生き生きと、生命が光ってくる。
日蓮大聖人は、『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし』(P1192)と仰せである。
何があっても、題目を朗々と唱え、勇敢に、粘り強く、へこたれずに前進していくことだ。
いい気になって、油断すれば、失敗する。
最後は、まじめに執念をもって戦い切った方が勝つのだ。これが鉄則である。
◇青年らしく「未踏の原野」に挑め
人は、誰でも「未踏の原野」をもっている。
青年らしく、勇んで行動に打って出れば、その分だけ新たな開拓ができる。
何も歴史を残さず、過ぎ去ってしまう青春ほど、はかないものはない。
広宣流布のために、一歩、踏み出すのだ。
今、戦うことが、君たちの新時代を開く。誇り高く「この勝利を私は切り開いた!」と言える歴史を、断固として創るのだ。
創価の青年に破れぬ壁はない。朗らかに、勝って、勝って、勝ちまくろう!
つより給へ」
毎日が出発!
毎日が挑戦!
常勝の自分史を飾れ。
妙法比丘尼御返事 P1412
『法華経のかたきを見て世をはばかり恐れて申さずば、釈迦仏の御敵いかなる智人善人なりとも必ず無間地獄に堕つべし』
◇希望の明日へ
人間性は自然に育ち、自然に守られるものではない。積極的に育て、守らねば、すぐに枯れ始める。平和と同じである。文化もそうである。
平3・9・27
☆池田大作 名言100選 師弟
師という原点をもつ人は強い。
原点を忘れない。原点を忘れなければ、
人間は、進むべき信念の軌道を見失うことはないからだ。
☆勝利の人間学第15回「新たな拡大の歴史を築け」
◇戦いは「先手」を打て
青春も人生も戦いである。いかなる戦いに臨んでも、大事なことは先手を打つことだ。
「先んずれば人を制す」である。
手を打つべき時に打たないこどを、後手という。後手は敗北だ。先手必勝である。
たとえ小さなことでも、決して手を抜かない。何かあれば、すぐに的確な手を打つ。
友のため、勝利のため、鋭敏に、真剣に、一つ一つ手を打つことが、喜びを広げていく。
リーダーの「情熱」「励まし」「スピード」から、広宣流布の前進の勢いが生まれる。
◇「必ず勝つ!」との一念で
戸田先生に私は、いかなる戦いも「心配ありません。必ずやります!必ず勝ちます!」と申し上げ、その通り、全てに勝ってきた。
戦いは、「必ず勝つ」と決めた方が勝つ。
「断じて勝つ」と、わが一念を定めることだ。
そう決めて祈れば、勇気ど智慧が湧いてくる。
明るく生き生きと、生命が光ってくる。
日蓮大聖人は、『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし』(P1192)と仰せである。
何があっても、題目を朗々と唱え、勇敢に、粘り強く、へこたれずに前進していくことだ。
いい気になって、油断すれば、失敗する。
最後は、まじめに執念をもって戦い切った方が勝つのだ。これが鉄則である。
◇青年らしく「未踏の原野」に挑め
人は、誰でも「未踏の原野」をもっている。
青年らしく、勇んで行動に打って出れば、その分だけ新たな開拓ができる。
何も歴史を残さず、過ぎ去ってしまう青春ほど、はかないものはない。
広宣流布のために、一歩、踏み出すのだ。
今、戦うことが、君たちの新時代を開く。誇り高く「この勝利を私は切り開いた!」と言える歴史を、断固として創るのだ。
創価の青年に破れぬ壁はない。朗らかに、勝って、勝って、勝ちまくろう!
2012年9月14日金曜日
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2012.09.14 わが友に贈る
足取りも軽やかに
さあ友のもとへ!
心通う対話で
仏縁を広げよう!
自他共の幸福のために。
上野殿御消息 P1527
『四に劣れる者に慈悲あれとは我より劣りたらん人をば我が子の如く思いて一切あはれみ慈悲あるべし』
◇希望の明日へ
一人の心をつかむ人は万人の心をつかむことに通じる。その鍛え上げられた人間性に仏法の核心がある。
平3・9・23
☆池田大作 名言100選 謙虚
偉ぶってはいけない。
偉く見せようとすることもいけない。
また偉くさせてもいけない。
謙虚であることが尊く強いのだ。
☆名誉会長の指針
さあ友のもとへ!
心通う対話で
仏縁を広げよう!
自他共の幸福のために。
上野殿御消息 P1527
『四に劣れる者に慈悲あれとは我より劣りたらん人をば我が子の如く思いて一切あはれみ慈悲あるべし』
◇希望の明日へ
一人の心をつかむ人は万人の心をつかむことに通じる。その鍛え上げられた人間性に仏法の核心がある。
平3・9・23
☆池田大作 名言100選 謙虚
偉ぶってはいけない。
偉く見せようとすることもいけない。
また偉くさせてもいけない。
謙虚であることが尊く強いのだ。
☆名誉会長の指針
2012年9月13日木曜日
2012.09.13 わが友に贈る
皆が「地涌の菩薩」だ。
いかなる宿命も
絶対に転換できる!
「必ず勝つ」と決め
大歓喜の人生を飾れ!
四条金吾殿御返事 P1180
『此の法門につきし人あまた候いしかどもをほやけわたくしの大難度度重なり候いしかば一年二年こそつき候いしが後後には皆或はをち或はかへり矢をいる、或は身はをちねども心をち或は心はをちねども身はをちぬ』
◇希望の明日へ
真実を踏みにじるものは、自らの良心を踏みにじるものであり、自らの人間性を滅ぼす結果になる。ゆえに真実を味方に生きる人は強い。一時はどうあれ、時とともに輝いてくる。真実に生きる人生はすばらしい。だれが何といおうと、心には満足の青空が広がっている。
平3・8・4
☆池田大作 名言100選 優秀な人
人間として、誰が「優れて」いるのか。
それは人の心の痛みを分かち合える
「優しさ」をもつ人ではないだろうか。
その人こそ「優秀」な人なのではないだろうか。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
◇絶対に負けない!
先日も、福島県のいわき市を訪問してきた、東京の婦人部のリーダーの方がしみじみと語っていた。
──お会いした創価の母上は九十七歳。少しでもねぎらい、激励させていただこうと、声をかけると、
「私たちは何があっても大丈夫。学会と共に、師匠と共に、絶対に負けないよ。あなたも体に気をつけて頑張ってね」と、反対に励ましていただきました。
この方々こそ仏様なりと拝む思いでした、と──。
幾多の悲しみも苦しみも勝ち越えてきた一人の母を、大聖人は『心の月くもりなく』『即身の仏なり』(P934)と讃嘆なされている。
創価の母たちを讃えてくださっている御金言と、私には拝されてならない。
◇偉大な誓いの人生
御書には、『一切の菩薩必ず四弘誓願を発す可し』(P424)と仰せである。
一切の菩薩は、等しく「四弘誓願」、すなわち四つの広大な誓願を立てる。大聖人も「肝要」と言われたその第一は、「衆生無辺誓願度」。「全ての衆生を生死の苦しみから救済し、成仏に導こう」との誓いである。
十九歳の私か師弟の道に飛び込んだ「八・二四」の旅立ちから六十五年──。
創価の魂は、世界の民衆の崩れざる幸福と安穏を築かんと立ち上がった「師弟共戦の誓願」にある。
広宣流布という永遠の大願に生きる、我らの「師弟の絆」も永遠なのだ。
わが師匠との出会いから始まった、「立正安国」への人道と平和の大闘争!
師に誓った、聖教新聞の日本中、世界中への拡大!
師弟共戦と異体同心の、盤石なる民衆城の構築!。
今この時に、不思議な宿縁の新入会の友も、続々と喜び勇んで躍り出ている。
「魂の喜びは行動の中にある」──フランスの作家アンドレ・モロワが大切にした蔵言である。
三世永遠の「師弟の絆」で結ばれたわが同志よ、今こそ前進だ! 対話だ! 励ましだ!
快活に動こう! この世の誓いを、尊き地涌の使命を果たし抜くために!
たくましく
仏の力
今日の舞
いかなる宿命も
絶対に転換できる!
「必ず勝つ」と決め
大歓喜の人生を飾れ!
四条金吾殿御返事 P1180
『此の法門につきし人あまた候いしかどもをほやけわたくしの大難度度重なり候いしかば一年二年こそつき候いしが後後には皆或はをち或はかへり矢をいる、或は身はをちねども心をち或は心はをちねども身はをちぬ』
◇希望の明日へ
真実を踏みにじるものは、自らの良心を踏みにじるものであり、自らの人間性を滅ぼす結果になる。ゆえに真実を味方に生きる人は強い。一時はどうあれ、時とともに輝いてくる。真実に生きる人生はすばらしい。だれが何といおうと、心には満足の青空が広がっている。
平3・8・4
☆池田大作 名言100選 優秀な人
人間として、誰が「優れて」いるのか。
それは人の心の痛みを分かち合える
「優しさ」をもつ人ではないだろうか。
その人こそ「優秀」な人なのではないだろうか。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
◇絶対に負けない!
先日も、福島県のいわき市を訪問してきた、東京の婦人部のリーダーの方がしみじみと語っていた。
──お会いした創価の母上は九十七歳。少しでもねぎらい、激励させていただこうと、声をかけると、
「私たちは何があっても大丈夫。学会と共に、師匠と共に、絶対に負けないよ。あなたも体に気をつけて頑張ってね」と、反対に励ましていただきました。
この方々こそ仏様なりと拝む思いでした、と──。
幾多の悲しみも苦しみも勝ち越えてきた一人の母を、大聖人は『心の月くもりなく』『即身の仏なり』(P934)と讃嘆なされている。
創価の母たちを讃えてくださっている御金言と、私には拝されてならない。
◇偉大な誓いの人生
御書には、『一切の菩薩必ず四弘誓願を発す可し』(P424)と仰せである。
一切の菩薩は、等しく「四弘誓願」、すなわち四つの広大な誓願を立てる。大聖人も「肝要」と言われたその第一は、「衆生無辺誓願度」。「全ての衆生を生死の苦しみから救済し、成仏に導こう」との誓いである。
十九歳の私か師弟の道に飛び込んだ「八・二四」の旅立ちから六十五年──。
創価の魂は、世界の民衆の崩れざる幸福と安穏を築かんと立ち上がった「師弟共戦の誓願」にある。
広宣流布という永遠の大願に生きる、我らの「師弟の絆」も永遠なのだ。
わが師匠との出会いから始まった、「立正安国」への人道と平和の大闘争!
師に誓った、聖教新聞の日本中、世界中への拡大!
師弟共戦と異体同心の、盤石なる民衆城の構築!。
今この時に、不思議な宿縁の新入会の友も、続々と喜び勇んで躍り出ている。
「魂の喜びは行動の中にある」──フランスの作家アンドレ・モロワが大切にした蔵言である。
三世永遠の「師弟の絆」で結ばれたわが同志よ、今こそ前進だ! 対話だ! 励ましだ!
快活に動こう! この世の誓いを、尊き地涌の使命を果たし抜くために!
たくましく
仏の力
今日の舞
2012年9月12日水曜日
2012.09.12 わが友に贈る
副役職の友の
朗らかな前進が
皆に勇気と希望を送る!
今いる使命の場所で
信心の模範と輝け!
強仁状御返事 P184
『身命を仏神の宝前に捨棄して刀剣武家の責を恐れず昼は国主に奏し夜は弟子等に語る』
◇希望の明日へ
御書にも恩を強調されている通り、知恩、報恩は人間性の精髄である。忘恩は人間性の放棄である。
平3・5・25
☆池田大作 名言100選 苦難
もっとも不幸を味わった人こそ、
もっとも幸福になる権利がある。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
◇不忘山の同志たち
堂々と
この人生を
勝ちぬきて
三世の宝冠
誇りてかぶれや
「八・二四」は、黄金柱の誉れも高い「壮年部の日」である。
思えば、一九九〇年(平成二年)のこの日、私は東北の地にいた。
標高千七百五メートルの名峰・不忘山を望む宮城・白石市の東北記念墓地公園で、尊き同志と本部幹部会に出席したのである。
草創の頃、「不忘」の地の同志は石巻の組織に所属していた。会合に行く時は山道を五、六時間も歩いて白石に出て、列車で仙台、さらに石巻へと通った。帰りは仙台駅のホームで夜を明かし、翌朝、再び列車と徒歩で長き道をたどり、「不忘」に戻ったという。
石巻の友も、幾度となくこの地に足を運び、弘教に勇んで挑戦しておられた。あまりにも偉大な、広布の開拓者たちである。
この同志の不屈の行動によって、東北広布の道なき道が開かれてきたことも、この同志の金剛の絆によって、東日本大震災の苦難を耐え、乗り越えてこられたことも、私は「不忘山」の名の如く、決して忘れない。
この一九九〇年の東北訪問の際、墓地公園の周辺を視察していた私は、偶然、三人の壮年と出会った。地元の蔵王支部の方々であった。各種行事の無事故・大成功を、婦人部の皆様と共に、近くの場所で、陰ながら祈ってくださっていたのである。
私は、三人と固い握手を交わし、感謝を込めて「白石の三勇士」と呼ばせていただき、再会を期した。
四年後(一九九四年)、再び、この地を訪れた折、立派に広宣流布の拡大を成し遂げた友らと、晴れがましく再会を果たすことができたのである。
誓いを忘れず──不忘の人生は荘厳である。
この支部では、婦人部も壮年部も青年部も皆、本当に仲良き創価家族の絆で結ばれていた。
その秘訣を教えてくれるかのように、婦人部の方が語っていた。「うちの壮年部は、みんな、親切で優しいんです」
あれも、これも、壮年部が手伝ってくれました、と誇らしげであった。
壮年が婦人部を守り、大切にする組織は、必ず発展する。喜びがあり、希望が広がる。
◇壮年は励ます力を
壮年の「壮」の字には、「勢いが盛ん」「意気に燃えている」等の意味があり、ほかにも「元気づける」という意もある。「壮行」といえば、前途を祝し励ましを贈ることである。
つまり自分だけでなく、周囲を励ます力を持つのが「壮年」とはいえまいか。
青年を励ます壮年の言葉には、真心の思いやりがあり、心からの期待があり、経験を重ねた確信がある。
石巻出身の作家・志賀直哉は言った。
「築く。築くといふ事が大事だ。そしてそれをくづさぬやう、くづされぬやう、本物で築き上げて行く」
我ら壮年は、自らが礎となり、石垣となり、柱となって、永遠に崩れざる人材城を築き上げ、青年たちに譲り託していくのだ。いかに時代が揺れ動こうとも、厳然と勝利へ指揮を執っていくのだ。これほど不滅の人生はない。
「いよいよの心」を燃え上がらせ、私も壮年部の栄えある一員として、断固として戦い抜く決心である。
岩手県が生んだ世界市民である新渡戸稲造博士は、「如何なる手腕技倆あるものでも、最初の決心を継続して行ふものでなければ、決してその事に成功しない」と綴られた。
そうだ。常に初心を忘れず、地道に粘り強く、戦い抜くことだ。その人が一番強い。最後は必ず勝つ。
岩手でも、この夏、わが壮年部の友が一丸となり、聖教新聞の拡大に黄金の汗を流してくださった。ありかたい限りである。
もちろん、壮年部の奮闘も、青年部の躍進も、その陰には、偉大な婦人部の懸命な祈りと真心の支えがあることはいうまでもない。
朗らかな前進が
皆に勇気と希望を送る!
今いる使命の場所で
信心の模範と輝け!
強仁状御返事 P184
『身命を仏神の宝前に捨棄して刀剣武家の責を恐れず昼は国主に奏し夜は弟子等に語る』
◇希望の明日へ
御書にも恩を強調されている通り、知恩、報恩は人間性の精髄である。忘恩は人間性の放棄である。
平3・5・25
☆池田大作 名言100選 苦難
もっとも不幸を味わった人こそ、
もっとも幸福になる権利がある。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
◇不忘山の同志たち
堂々と
この人生を
勝ちぬきて
三世の宝冠
誇りてかぶれや
「八・二四」は、黄金柱の誉れも高い「壮年部の日」である。
思えば、一九九〇年(平成二年)のこの日、私は東北の地にいた。
標高千七百五メートルの名峰・不忘山を望む宮城・白石市の東北記念墓地公園で、尊き同志と本部幹部会に出席したのである。
草創の頃、「不忘」の地の同志は石巻の組織に所属していた。会合に行く時は山道を五、六時間も歩いて白石に出て、列車で仙台、さらに石巻へと通った。帰りは仙台駅のホームで夜を明かし、翌朝、再び列車と徒歩で長き道をたどり、「不忘」に戻ったという。
石巻の友も、幾度となくこの地に足を運び、弘教に勇んで挑戦しておられた。あまりにも偉大な、広布の開拓者たちである。
この同志の不屈の行動によって、東北広布の道なき道が開かれてきたことも、この同志の金剛の絆によって、東日本大震災の苦難を耐え、乗り越えてこられたことも、私は「不忘山」の名の如く、決して忘れない。
この一九九〇年の東北訪問の際、墓地公園の周辺を視察していた私は、偶然、三人の壮年と出会った。地元の蔵王支部の方々であった。各種行事の無事故・大成功を、婦人部の皆様と共に、近くの場所で、陰ながら祈ってくださっていたのである。
私は、三人と固い握手を交わし、感謝を込めて「白石の三勇士」と呼ばせていただき、再会を期した。
四年後(一九九四年)、再び、この地を訪れた折、立派に広宣流布の拡大を成し遂げた友らと、晴れがましく再会を果たすことができたのである。
誓いを忘れず──不忘の人生は荘厳である。
この支部では、婦人部も壮年部も青年部も皆、本当に仲良き創価家族の絆で結ばれていた。
その秘訣を教えてくれるかのように、婦人部の方が語っていた。「うちの壮年部は、みんな、親切で優しいんです」
あれも、これも、壮年部が手伝ってくれました、と誇らしげであった。
壮年が婦人部を守り、大切にする組織は、必ず発展する。喜びがあり、希望が広がる。
◇壮年は励ます力を
壮年の「壮」の字には、「勢いが盛ん」「意気に燃えている」等の意味があり、ほかにも「元気づける」という意もある。「壮行」といえば、前途を祝し励ましを贈ることである。
つまり自分だけでなく、周囲を励ます力を持つのが「壮年」とはいえまいか。
青年を励ます壮年の言葉には、真心の思いやりがあり、心からの期待があり、経験を重ねた確信がある。
石巻出身の作家・志賀直哉は言った。
「築く。築くといふ事が大事だ。そしてそれをくづさぬやう、くづされぬやう、本物で築き上げて行く」
我ら壮年は、自らが礎となり、石垣となり、柱となって、永遠に崩れざる人材城を築き上げ、青年たちに譲り託していくのだ。いかに時代が揺れ動こうとも、厳然と勝利へ指揮を執っていくのだ。これほど不滅の人生はない。
「いよいよの心」を燃え上がらせ、私も壮年部の栄えある一員として、断固として戦い抜く決心である。
岩手県が生んだ世界市民である新渡戸稲造博士は、「如何なる手腕技倆あるものでも、最初の決心を継続して行ふものでなければ、決してその事に成功しない」と綴られた。
そうだ。常に初心を忘れず、地道に粘り強く、戦い抜くことだ。その人が一番強い。最後は必ず勝つ。
岩手でも、この夏、わが壮年部の友が一丸となり、聖教新聞の拡大に黄金の汗を流してくださった。ありかたい限りである。
もちろん、壮年部の奮闘も、青年部の躍進も、その陰には、偉大な婦人部の懸命な祈りと真心の支えがあることはいうまでもない。
2012年9月11日火曜日
2012.09.11 わが友に贈る
「日夜朝暮に
又懈らず磨くべし」
題目は勝利のリズムだ。
清流の如き信心で
わが生命を鍛え抜け!
四条金吾殿御返事 P1163
『日蓮が道をたすけんと上行菩薩貴辺の御身に入りかはらせ給へるか又教主釈尊の御計いか』
◇希望の明日へ
ひとたび決めた人間としての信念を、あらゆる苦しみを乗り越えて、最後の最後まで貫き通せる人。その人こそ真正の英雄である。我欲や打算など微塵もない、本物の人間性の輝き。これほど崇高な生き方はない。
平3・5・17
☆池田大作 名言100選 桜梅桃李
桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李。
花にもそれぞれ個性がある。
人もまた同じである。
さまざまな個性の人が自分らしく花を咲かせ、
しかも互いに尊重し、
調和を保っていくのが人間協和の社会であり、
平和の要諦といえよう。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
広宣の
聖教城に
栄光あれ
お陰さまで、全国の同志の尊き真心に支えられて、我らの聖教新聞は、民衆の言論の大城として、発展を続けている。
聖教新聞を創刊することは、私が恩師・戸田先生から直々に託された使命であった。一九五〇年(昭和二十五年)の八月二十四日。先生の事業が最悪の窮地にあった渦中である。
その日、師は言われた。
「一つの新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ。学会も、いつか、なるべく早い時期に新聞をもたなければいけない。大作、よく考えておいてくれ」
この師弟で刻んだ"創刊原点の日"から八ヵ月後、戸田先生が第二代会長に就任される直前の一九五一年(昭和二十六年)の四月二十日に、聖教新聞は誕生したのである。
言論で広宣流布の新時代を開け──聖教には、師弟共戦の熱願が燃えている。いついかなる時代にも、勇気凛々と、正義の師子吼を放っていくのだ。
南米解放の大英雄シモン・ボリバルは、明年、生誕二百三十周年を迎える。
このボリバルが時代変革の最大の武器としたのも、新聞であった。
「新聞とは新しい思想を伝える移動教壇」であり、新聞にこそ民衆を啓発し、教育する重要な役割があると考えていたのである。
聖教新聞は、どの新聞にもまして、幅広い読者の方々が丹念に読み、真剣に学んでくださっている。これほどの誇りはない。
◇ペンは剣より強し
百年前、中国の辛亥革命を言論闘争で鼓舞した闘士に、于右任(うゆうじん)という革命家がいた。実は、私が現在、対談を進めている経済学者の劉遵義博士(香港中文大学・前学長)の母方の祖父君であられる。
この于右任先生は、度重なる言論弾圧にも屈することはなかった。創刊した新聞が次々と廃刊を余儀なくされても、怯むことなく、新しい新聞を誕生させ続け、筆鋒鋭く悪を糾弾していったのである。
于右任先生は、新聞記者こそ最も快活な人であり、「無冠の帝王」である、と自負されていた。
この屹立した精神こそ、真の言論人たる闘魂の背骨でなくてはなるまい。
「ペンは剣よりも強し」
「声は砲弾よりも強し」
まさしく新聞の力、活字・言葉の威力は、時代を動かす原動力なのだ。
日蓮大聖人は、紙も十分にない法難の佐渡から、門下に御書を送られ、「心ざし」のある人びとは、寄り集まって一緒に拝読するように促しておられる。
その「佐渡御書」には、『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と仰せになられている。
聖教新聞は、この「師子王の心」を満々と漲らせて、どこまでも広宣流布の前進へ、世界平和の創出へと論陣を張っていくのだ。
聖教の拡大に先駆してくださっている新聞長をはじめ全同志の皆様、そして、聖教を支えてくださっている配達員、販売店、通信員の方々をはじめ、全ての関係者に、私は、あらためて心から感謝申し上げたい。
又懈らず磨くべし」
題目は勝利のリズムだ。
清流の如き信心で
わが生命を鍛え抜け!
四条金吾殿御返事 P1163
『日蓮が道をたすけんと上行菩薩貴辺の御身に入りかはらせ給へるか又教主釈尊の御計いか』
◇希望の明日へ
ひとたび決めた人間としての信念を、あらゆる苦しみを乗り越えて、最後の最後まで貫き通せる人。その人こそ真正の英雄である。我欲や打算など微塵もない、本物の人間性の輝き。これほど崇高な生き方はない。
平3・5・17
☆池田大作 名言100選 桜梅桃李
桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李。
花にもそれぞれ個性がある。
人もまた同じである。
さまざまな個性の人が自分らしく花を咲かせ、
しかも互いに尊重し、
調和を保っていくのが人間協和の社会であり、
平和の要諦といえよう。
☆我らの勝利の大道No.82「永遠なる師弟の絆」
広宣の
聖教城に
栄光あれ
お陰さまで、全国の同志の尊き真心に支えられて、我らの聖教新聞は、民衆の言論の大城として、発展を続けている。
聖教新聞を創刊することは、私が恩師・戸田先生から直々に託された使命であった。一九五〇年(昭和二十五年)の八月二十四日。先生の事業が最悪の窮地にあった渦中である。
その日、師は言われた。
「一つの新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ。学会も、いつか、なるべく早い時期に新聞をもたなければいけない。大作、よく考えておいてくれ」
この師弟で刻んだ"創刊原点の日"から八ヵ月後、戸田先生が第二代会長に就任される直前の一九五一年(昭和二十六年)の四月二十日に、聖教新聞は誕生したのである。
言論で広宣流布の新時代を開け──聖教には、師弟共戦の熱願が燃えている。いついかなる時代にも、勇気凛々と、正義の師子吼を放っていくのだ。
南米解放の大英雄シモン・ボリバルは、明年、生誕二百三十周年を迎える。
このボリバルが時代変革の最大の武器としたのも、新聞であった。
「新聞とは新しい思想を伝える移動教壇」であり、新聞にこそ民衆を啓発し、教育する重要な役割があると考えていたのである。
聖教新聞は、どの新聞にもまして、幅広い読者の方々が丹念に読み、真剣に学んでくださっている。これほどの誇りはない。
◇ペンは剣より強し
百年前、中国の辛亥革命を言論闘争で鼓舞した闘士に、于右任(うゆうじん)という革命家がいた。実は、私が現在、対談を進めている経済学者の劉遵義博士(香港中文大学・前学長)の母方の祖父君であられる。
この于右任先生は、度重なる言論弾圧にも屈することはなかった。創刊した新聞が次々と廃刊を余儀なくされても、怯むことなく、新しい新聞を誕生させ続け、筆鋒鋭く悪を糾弾していったのである。
于右任先生は、新聞記者こそ最も快活な人であり、「無冠の帝王」である、と自負されていた。
この屹立した精神こそ、真の言論人たる闘魂の背骨でなくてはなるまい。
「ペンは剣よりも強し」
「声は砲弾よりも強し」
まさしく新聞の力、活字・言葉の威力は、時代を動かす原動力なのだ。
日蓮大聖人は、紙も十分にない法難の佐渡から、門下に御書を送られ、「心ざし」のある人びとは、寄り集まって一緒に拝読するように促しておられる。
その「佐渡御書」には、『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と仰せになられている。
聖教新聞は、この「師子王の心」を満々と漲らせて、どこまでも広宣流布の前進へ、世界平和の創出へと論陣を張っていくのだ。
聖教の拡大に先駆してくださっている新聞長をはじめ全同志の皆様、そして、聖教を支えてくださっている配達員、販売店、通信員の方々をはじめ、全ての関係者に、私は、あらためて心から感謝申し上げたい。
2012年9月10日月曜日
2012.09.10 わが友に贈る
新聞休刊日
日女御前御返事 P1244
『相構え相構えてとわりを我が家へよせたくもなき様に謗法の者をせかせ給うべし、悪知識を捨てて善友に親近せよとは是なり』
◇今週のことば
油断は大敵だ。
広布のリーダーは
真剣な祈りと
厳たる責任感で
無事故・勝利の指揮を!
2012年09月09日
◇希望の明日へ
大変な時に守ってくれた恩は、絶対に忘れない。これが人間性である。大聖人御自ら教えられた正しき"人の振る舞い"である。その振る舞いに仏法の真髄があると大聖人は仰せである。自分が大変な時は仲良くし、豊かになれば、世話になった人も捨て去る。そんな行動は、人間としての道からも、仏法者としての道からもはずれている。
平3・3・9
☆池田大作 名言100選 負けない
勝つことだけが人生ではない。
勝とうと背伸びして道理にはずれてしまっては、
何にもならない。負けないという人生は、
永久に勝ちである。勝つことよりも負けないことのほうが、
偉大な勝利なのだ。
◇若き生命が躍動!
先日(二十六日)も、大阪、兵庫をはじめ、京都、滋賀、福井、奈良、和歌山と、全関西の各地で「常勝青年大会」が堂々と行われた。
創価班、牙城会、文化班、鉄人会の大学校の友をはじめ、次の常勝を担い立つヤングの世代の目覚ましい成長も、詳細に伺った。
私が六十年前、二十四歳で関西広布への一歩を印した時と、ほぼ同年代の地涌の若人たちが、かくも澎湃と躍り出てくれており、頼もしい限りだ。
大阪の大会では、病魔を勝ち越えた若き家族の体験発表が感動を広げた。
ご一家の幼い長男を、「両眼性網膜芽細胞腫」という目のがんが襲ったのは四年前のことであった。
命に及ぶ難病である。残念ながら眼球は摘出せざるを得ない。視力は失ったが、手術は成功し、医師も「前例がない」と驚く順調な回復を遂げた。
よく笑い、明るく周囲を励ましてくれる、けなげな長男を抱きしめて、ご一家は信心を燃え上がらせた。
『冬は必ず春となる』(P1253)との御聖訓を確信し、創価家族の励ましの絆を支えとしながら、毅然と前進されている。
今回の常勝青年大会で、来月六歳になる長男は、両親と一緒に関西戸田記念講堂の壇上に凛々しく立ち、得意のドラムを力強く叩くとともに、語ってくれた。
「ぼくは目が見えません。だけど、ぼくにも使命があります。人に勇気をあたえられる人になります!」
そして希望の声を響かせながら、呼びかけたのだ。
「ぼくも、がんばっています。だから、男子部の皆さんも、気合を入れてがんばってください!」と。
講堂を埋め尽くした若人たちは涙と決意の笑顔を光らせ、大拍手で応えた。
日蓮大聖人は、烈々と仰せであられる。
『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや』(P1124)
どんな病気があろうとも、どんな困難があろうとも、絶対に負けない。必ず尊極なる仏の生命を輝かせ、これ以上ないという幸福を自他共に勝ち開いていけるのが、信心である。広宣流布の大願の道である。
わが直系の青年たちは、人類に限りない勇気と希望を贈りゆく、この「正しい人生」の勝利の道を、私に続いて、強く朗らかに進み抜いていただきたい。
師弟不二
君も偉大な
広宣の
正義の大道
歩む指導者
日女御前御返事 P1244
『相構え相構えてとわりを我が家へよせたくもなき様に謗法の者をせかせ給うべし、悪知識を捨てて善友に親近せよとは是なり』
◇今週のことば
油断は大敵だ。
広布のリーダーは
真剣な祈りと
厳たる責任感で
無事故・勝利の指揮を!
2012年09月09日
◇希望の明日へ
大変な時に守ってくれた恩は、絶対に忘れない。これが人間性である。大聖人御自ら教えられた正しき"人の振る舞い"である。その振る舞いに仏法の真髄があると大聖人は仰せである。自分が大変な時は仲良くし、豊かになれば、世話になった人も捨て去る。そんな行動は、人間としての道からも、仏法者としての道からもはずれている。
平3・3・9
☆池田大作 名言100選 負けない
勝つことだけが人生ではない。
勝とうと背伸びして道理にはずれてしまっては、
何にもならない。負けないという人生は、
永久に勝ちである。勝つことよりも負けないことのほうが、
偉大な勝利なのだ。
◇若き生命が躍動!
先日(二十六日)も、大阪、兵庫をはじめ、京都、滋賀、福井、奈良、和歌山と、全関西の各地で「常勝青年大会」が堂々と行われた。
創価班、牙城会、文化班、鉄人会の大学校の友をはじめ、次の常勝を担い立つヤングの世代の目覚ましい成長も、詳細に伺った。
私が六十年前、二十四歳で関西広布への一歩を印した時と、ほぼ同年代の地涌の若人たちが、かくも澎湃と躍り出てくれており、頼もしい限りだ。
大阪の大会では、病魔を勝ち越えた若き家族の体験発表が感動を広げた。
ご一家の幼い長男を、「両眼性網膜芽細胞腫」という目のがんが襲ったのは四年前のことであった。
命に及ぶ難病である。残念ながら眼球は摘出せざるを得ない。視力は失ったが、手術は成功し、医師も「前例がない」と驚く順調な回復を遂げた。
よく笑い、明るく周囲を励ましてくれる、けなげな長男を抱きしめて、ご一家は信心を燃え上がらせた。
『冬は必ず春となる』(P1253)との御聖訓を確信し、創価家族の励ましの絆を支えとしながら、毅然と前進されている。
今回の常勝青年大会で、来月六歳になる長男は、両親と一緒に関西戸田記念講堂の壇上に凛々しく立ち、得意のドラムを力強く叩くとともに、語ってくれた。
「ぼくは目が見えません。だけど、ぼくにも使命があります。人に勇気をあたえられる人になります!」
そして希望の声を響かせながら、呼びかけたのだ。
「ぼくも、がんばっています。だから、男子部の皆さんも、気合を入れてがんばってください!」と。
講堂を埋め尽くした若人たちは涙と決意の笑顔を光らせ、大拍手で応えた。
日蓮大聖人は、烈々と仰せであられる。
『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや』(P1124)
どんな病気があろうとも、どんな困難があろうとも、絶対に負けない。必ず尊極なる仏の生命を輝かせ、これ以上ないという幸福を自他共に勝ち開いていけるのが、信心である。広宣流布の大願の道である。
わが直系の青年たちは、人類に限りない勇気と希望を贈りゆく、この「正しい人生」の勝利の道を、私に続いて、強く朗らかに進み抜いていただきたい。
師弟不二
君も偉大な
広宣の
正義の大道
歩む指導者
2012年9月9日日曜日
2012.09.09 わが友に贈る
人を育てることは
未来を創ることだ。
「家庭」を中心に
後継の宝を育もう!
共に信心の実践を!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ、譬へばかげと身と水と魚と声とひびきと月と光との如し』
◇希望の明日へ
大切なのは、信頼と納得である。最高の法を持ったからこそ、最高の人格の輝きを発揮できる。それが仏法である。自分自身の人間性の輝きを磨きながら仏法理解の輪を広げてきた。つまり、社会の人々の"蘭室の友"となるべく努力してきたのである。揺るぎなき信念、未来への展望、温かな思いやり、豊かな知恵、使命への情熱、すべてを包容する広い境涯等々−−信心によって磨かれた人間性こそが、人々の心をうち、心の扉を開いていくのである。
平3・2・8
☆池田大作 名言100選 仕事
社会での戦いは、信用の積み重ねが大事である。
それには、誠実、誠意、真心以外にない。
☆我らの勝利の大道No.81「永遠なる師弟の絆」
◇8月14日の出会い
クラーク博士は、札幌農学校の開校式で、次のようにも述べている。
──国が国である根本は人である。そして、人が人である根本は心である。人に心があるならば、どうしてその心を磨かないことがあろうか(磨くべきである)。
この歴史的な開校式が行われたのは、一八七六年(明治九年)八月十四日のことであった。
北海道を大いなる成長の故郷とし、「立正安国」の大志を抱かれた戸田城聖先生に私がお会いしたのは、奇しくも、その七十一年後の同じ日である。
真剣勝負の出会いは、人の心を変え、生命を変える。さらに地域を変え、社会を変え、世界をも大きく変えていくのだ。
東京・大田区内の座談会で、初めて戸田先生にお会いした時、恩師は四十七歳、私は十九歳であった。
私は、真っ直ぐに先生に質問した。
「正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか」
戸田先生は、私の目をじっと見つめ、明快に答えてくださった。
「人間の長い一生には、いろいろな難問題が起きてくる。人間、生きるためには、生死の問題を、どう解決したらいいか──これだ。これが正しく解決されなければ、真の正しい人生はない」
初対面の一青年に、真剣に誠実に語られる大情熱の振る舞いに、私は「この人なら信じられる」と直感的に感じた。
加えて先生が、戦時中に軍部政府に反対して二年間も投獄された、信念の平和の闘士であることも知り、直感は確信となった。
十日後の八月二十四日、私はただ戸田先生を信じ、入信したのである。
◇人生変革の原点
かのクラーク博士が学長を務めた大学は、現在のマサチューセッツ大学アマースト校の前身である。同校ゆかりのマサチューセッツ大学ボストン校から、私は二〇一〇年の十一月、名誉学術称号を拝受した。
その際、モトリー学長は授与の辞で、創価の師弟についても深く論及してくださった。
「十九歳の若き貴殿は、『価値創造』を意味する仏教在家団体・創価学会の指導者であられた、恩師・戸田城聖氏によって変革を遂げられます」
崇高な社会貢献の大教育者が洞察してくださった通りである。稀有の師匠との出会いによって、私の人生は変わり、未来を大きく開いていただいたのである。
モトリー学長は、光栄にも、多くの青年を勇気づける励ましとして、私の言葉を引用してくださった。
「順風満帆に見える人よりも、厳しき試練に勇敢に挑み、粘り強く悪戦苦闘した青年のほうが、後になって光る。強くなる。はるかに偉大な歴史を残していけるのだ」
使命深き青春は、困難も、また苦難も大きい。
わが後継の青年たちは、労多きことを誇りとして、不撓不屈の挑戦を続けてくれている。
『陰徳あれば陽報あり』(P1178)とは、厳粛なる因果の理法である。
創価の青年たちが人知れぬ苦労を重ねながら勝ち開く未来が、どれほど栄光に輝きわたることか。私の心は希望に高鳴る。
我らの前途には、新しい大海原が広がっている。
民衆詩人ホイットマンは謳い上げた。
「さあ、もはやここにはとどまるまい、いざ錨を上げて船出をしよう」
この心意気の如く、わが弟子たちは、一心に勝利の明日を見つめて、勇気凛々と、不二なる師弟の大航海を開始した。
毎日、日本中、また世界中から、躍動する青年たちの前進の報告が届く。
未来を創ることだ。
「家庭」を中心に
後継の宝を育もう!
共に信心の実践を!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ、譬へばかげと身と水と魚と声とひびきと月と光との如し』
◇希望の明日へ
大切なのは、信頼と納得である。最高の法を持ったからこそ、最高の人格の輝きを発揮できる。それが仏法である。自分自身の人間性の輝きを磨きながら仏法理解の輪を広げてきた。つまり、社会の人々の"蘭室の友"となるべく努力してきたのである。揺るぎなき信念、未来への展望、温かな思いやり、豊かな知恵、使命への情熱、すべてを包容する広い境涯等々−−信心によって磨かれた人間性こそが、人々の心をうち、心の扉を開いていくのである。
平3・2・8
☆池田大作 名言100選 仕事
社会での戦いは、信用の積み重ねが大事である。
それには、誠実、誠意、真心以外にない。
☆我らの勝利の大道No.81「永遠なる師弟の絆」
◇8月14日の出会い
クラーク博士は、札幌農学校の開校式で、次のようにも述べている。
──国が国である根本は人である。そして、人が人である根本は心である。人に心があるならば、どうしてその心を磨かないことがあろうか(磨くべきである)。
この歴史的な開校式が行われたのは、一八七六年(明治九年)八月十四日のことであった。
北海道を大いなる成長の故郷とし、「立正安国」の大志を抱かれた戸田城聖先生に私がお会いしたのは、奇しくも、その七十一年後の同じ日である。
真剣勝負の出会いは、人の心を変え、生命を変える。さらに地域を変え、社会を変え、世界をも大きく変えていくのだ。
東京・大田区内の座談会で、初めて戸田先生にお会いした時、恩師は四十七歳、私は十九歳であった。
私は、真っ直ぐに先生に質問した。
「正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか」
戸田先生は、私の目をじっと見つめ、明快に答えてくださった。
「人間の長い一生には、いろいろな難問題が起きてくる。人間、生きるためには、生死の問題を、どう解決したらいいか──これだ。これが正しく解決されなければ、真の正しい人生はない」
初対面の一青年に、真剣に誠実に語られる大情熱の振る舞いに、私は「この人なら信じられる」と直感的に感じた。
加えて先生が、戦時中に軍部政府に反対して二年間も投獄された、信念の平和の闘士であることも知り、直感は確信となった。
十日後の八月二十四日、私はただ戸田先生を信じ、入信したのである。
◇人生変革の原点
かのクラーク博士が学長を務めた大学は、現在のマサチューセッツ大学アマースト校の前身である。同校ゆかりのマサチューセッツ大学ボストン校から、私は二〇一〇年の十一月、名誉学術称号を拝受した。
その際、モトリー学長は授与の辞で、創価の師弟についても深く論及してくださった。
「十九歳の若き貴殿は、『価値創造』を意味する仏教在家団体・創価学会の指導者であられた、恩師・戸田城聖氏によって変革を遂げられます」
崇高な社会貢献の大教育者が洞察してくださった通りである。稀有の師匠との出会いによって、私の人生は変わり、未来を大きく開いていただいたのである。
モトリー学長は、光栄にも、多くの青年を勇気づける励ましとして、私の言葉を引用してくださった。
「順風満帆に見える人よりも、厳しき試練に勇敢に挑み、粘り強く悪戦苦闘した青年のほうが、後になって光る。強くなる。はるかに偉大な歴史を残していけるのだ」
使命深き青春は、困難も、また苦難も大きい。
わが後継の青年たちは、労多きことを誇りとして、不撓不屈の挑戦を続けてくれている。
『陰徳あれば陽報あり』(P1178)とは、厳粛なる因果の理法である。
創価の青年たちが人知れぬ苦労を重ねながら勝ち開く未来が、どれほど栄光に輝きわたることか。私の心は希望に高鳴る。
我らの前途には、新しい大海原が広がっている。
民衆詩人ホイットマンは謳い上げた。
「さあ、もはやここにはとどまるまい、いざ錨を上げて船出をしよう」
この心意気の如く、わが弟子たちは、一心に勝利の明日を見つめて、勇気凛々と、不二なる師弟の大航海を開始した。
毎日、日本中、また世界中から、躍動する青年たちの前進の報告が届く。
2012年9月8日土曜日
2012.09.08 わが友に贈る
会合運営を支える
婦人部・香城会に感謝!
広布の労苦は全て
わが身を飾る福運に!
健康・無事故を祈る!
御義口伝巻上 P733
『転輪聖王出現の時の輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり此の音声の輪宝とは南無妙法蓮華経なり』
◇希望の明日へ
「まず相手の立場に立って考える」−−これが知性の力であり、文化の心である。その人間性の輝きは、人々に法の偉大さをも理解させていく。
平2・12・23
☆池田大作 名言100選 建設は死闘
破壊は一瞬 建設は死闘
惰性は暗 希望は明
後退は死 前進は生
☆我らの勝利の大道No.81「永遠なる師弟の絆」
◇試練に挑んで 人間は強くなる
青春と
人生 貫く
大志かな
札幌農学校(現・北海道大学)の初代の教頭であったクラーク博士は、開校式の式辞で、学生たちへ、エールを送った。
「青年紳士諸君よ、高邁な志(ロフティ・アンビション)を!」と。
北海道の天地で、日本の近代教育の発展に献身してくれた大功労者である。
あの有名な「青年よ、大志を抱け!(ボーイズ、ビー・アンビシャス!)」は、博士が学生たちに最後に残した言葉とされる。
どこまでも高く、どこまでも大きな「志」を!──博士の思いを受け止め、この北の学舎から多くの英才たちが巣立ち、世界へも雄飛していったのである。
クラーク博士の銅像が立つ羊ヶ丘の近くにある札幌創価幼稚園も、開園より、はや三十七年目──。
未来を指さす博士の英姿に応えるように、わが宝の園児たちが、日々、強く、正しく、伸び伸びと成長してくれている。
◇大事業を成す覚悟
クラーク博士はアメリカのマサチューセッツ農科大学学長であったが、一年間休暇をとって赴任する。
訪日を前に、周囲から「日本で新たな学校を創設するには、二年は必要でしょう」と言われると、言下に否定した。「人が二年でやることは自分は一年でなし遂げて見せる」と。
新しい挑戦への断固たる信念。ひたぶるな大情熱。博士自身、気高き大志を抱き、開拓魂を燃やしに燃やしたに違いない。
魂の炎は伝播する。心から心へ点火され、必ず燃え広がっていくものだ。
クラーク博士の日本滞在はわずか八ヵ月であった。それでも札幌農学校一期生に灯した博士の感化の炎は消えなかった。博士と直接会っていない二期生にも、その後の学生たちにも、博士の精神は脈々と継承されていったのだ。
二期生の新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ、日本を代表する逸材が陸続と登場していったことは、歴史に薫る劇である。クラーク博士の「高邁な志」は、確かに、厳然と受け継がれていったのである。
この九月一日に生誕百五十周年を迎える新渡戸翁は、わが創価教育の創立者・牧口常三郎先生と深き交友を結ばれた。
婦人部・香城会に感謝!
広布の労苦は全て
わが身を飾る福運に!
健康・無事故を祈る!
御義口伝巻上 P733
『転輪聖王出現の時の輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり此の音声の輪宝とは南無妙法蓮華経なり』
◇希望の明日へ
「まず相手の立場に立って考える」−−これが知性の力であり、文化の心である。その人間性の輝きは、人々に法の偉大さをも理解させていく。
平2・12・23
☆池田大作 名言100選 建設は死闘
破壊は一瞬 建設は死闘
惰性は暗 希望は明
後退は死 前進は生
☆我らの勝利の大道No.81「永遠なる師弟の絆」
◇試練に挑んで 人間は強くなる
青春と
人生 貫く
大志かな
札幌農学校(現・北海道大学)の初代の教頭であったクラーク博士は、開校式の式辞で、学生たちへ、エールを送った。
「青年紳士諸君よ、高邁な志(ロフティ・アンビション)を!」と。
北海道の天地で、日本の近代教育の発展に献身してくれた大功労者である。
あの有名な「青年よ、大志を抱け!(ボーイズ、ビー・アンビシャス!)」は、博士が学生たちに最後に残した言葉とされる。
どこまでも高く、どこまでも大きな「志」を!──博士の思いを受け止め、この北の学舎から多くの英才たちが巣立ち、世界へも雄飛していったのである。
クラーク博士の銅像が立つ羊ヶ丘の近くにある札幌創価幼稚園も、開園より、はや三十七年目──。
未来を指さす博士の英姿に応えるように、わが宝の園児たちが、日々、強く、正しく、伸び伸びと成長してくれている。
◇大事業を成す覚悟
クラーク博士はアメリカのマサチューセッツ農科大学学長であったが、一年間休暇をとって赴任する。
訪日を前に、周囲から「日本で新たな学校を創設するには、二年は必要でしょう」と言われると、言下に否定した。「人が二年でやることは自分は一年でなし遂げて見せる」と。
新しい挑戦への断固たる信念。ひたぶるな大情熱。博士自身、気高き大志を抱き、開拓魂を燃やしに燃やしたに違いない。
魂の炎は伝播する。心から心へ点火され、必ず燃え広がっていくものだ。
クラーク博士の日本滞在はわずか八ヵ月であった。それでも札幌農学校一期生に灯した博士の感化の炎は消えなかった。博士と直接会っていない二期生にも、その後の学生たちにも、博士の精神は脈々と継承されていったのだ。
二期生の新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ、日本を代表する逸材が陸続と登場していったことは、歴史に薫る劇である。クラーク博士の「高邁な志」は、確かに、厳然と受け継がれていったのである。
この九月一日に生誕百五十周年を迎える新渡戸翁は、わが創価教育の創立者・牧口常三郎先生と深き交友を結ばれた。
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2012年9月7日金曜日
2012.09.07 わが友に贈る
時は来た!
新しい歴史を
創るのは「今」だ!
栄光へ向かって
朗らかに出発!
曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』
◇希望の明日へ
たくましさ、凛々しさ−−ここにひとつの男性美がある。清らかさ、ふくよかさ−−ここにひとつの女性美があろう。そして、人間性の美の光、高貴なる魂の光−−それを輝かしていくのが信心である。信心した一人一人が人間美の輝きを、周囲に、地域社会に広げていく。それが、仏法への理解と納得の輪を着実につくり、広宣流布の確かな一歩一歩を刻んでいくのである。
平2・8・2
☆池田大作 名言100選 信念の力
信念は目に見えない。しかし、
信念こそが歴史を一歩前へと前進させる無限の力を持っている。
その力を信ずることである。その力を発揮することである。
その力を証明することである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──池田先生は、戸田先生のもとで「一対一」の個人教授を受けられました。
名誉会長 真剣勝負でした。戸田先生の事業が困難を極める中での薫陶でした。当時、日記に次のような内容を書いています。
「朝の講義、法律学、政治学、経済学、化学、漢文と進む。
先生の、身体をいとわず、弟子を育成してくださる恩──私は、どのようにご恩返しすればよいのか。今だ、力、力、力を蓄える時は。あらゆる力を、将来の準備として蓄えていこう」
戸田先生は万般の学問に通じておられました。しかも、生きた学問として教えてくださいました。
「大作、今、何の本を読んでいるか」「その本の内容を言ってみよ」と、いつでも、どこでも聞かれた。どう読んだのか、何を学んだのか、先生の追及は実に鋭い。冷や汗をかきながら、しどろもどろで答えたこともありました。
ある講義が修了した時、戸田先生は、机の上の一輪の花を取り、私の胸に挿してくださいました。
「この講義を修了した優等生への勲章だ。金時計でも授けたいが、何もない。すまんな……」
それは、師匠から授かった、世界一、誇り高い勲章です。この恩師の授業があったからこそ、世界の識者と文明を結ぶ対話も残すことができたのだと、感謝の思いは尽きません。
創価の師弟の勝利は、学び続けてきた勝利です。
ですから、私は、毎日、強盛に祈っています。
わが未来部の友が、さえわたる英知と正義の大指導者に育つように! どの分野に進もうとも、大人材として自由自在に力を発揮して活躍できるように! そして、一人ももれなく健康で、家族も大福運に包まれ、素晴らしい勝利の人生であるように! と。
みんな、新学期も、元気に学び、前進しよう!
新しい歴史を
創るのは「今」だ!
栄光へ向かって
朗らかに出発!
曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』
◇希望の明日へ
たくましさ、凛々しさ−−ここにひとつの男性美がある。清らかさ、ふくよかさ−−ここにひとつの女性美があろう。そして、人間性の美の光、高貴なる魂の光−−それを輝かしていくのが信心である。信心した一人一人が人間美の輝きを、周囲に、地域社会に広げていく。それが、仏法への理解と納得の輪を着実につくり、広宣流布の確かな一歩一歩を刻んでいくのである。
平2・8・2
☆池田大作 名言100選 信念の力
信念は目に見えない。しかし、
信念こそが歴史を一歩前へと前進させる無限の力を持っている。
その力を信ずることである。その力を発揮することである。
その力を証明することである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──池田先生は、戸田先生のもとで「一対一」の個人教授を受けられました。
名誉会長 真剣勝負でした。戸田先生の事業が困難を極める中での薫陶でした。当時、日記に次のような内容を書いています。
「朝の講義、法律学、政治学、経済学、化学、漢文と進む。
先生の、身体をいとわず、弟子を育成してくださる恩──私は、どのようにご恩返しすればよいのか。今だ、力、力、力を蓄える時は。あらゆる力を、将来の準備として蓄えていこう」
戸田先生は万般の学問に通じておられました。しかも、生きた学問として教えてくださいました。
「大作、今、何の本を読んでいるか」「その本の内容を言ってみよ」と、いつでも、どこでも聞かれた。どう読んだのか、何を学んだのか、先生の追及は実に鋭い。冷や汗をかきながら、しどろもどろで答えたこともありました。
ある講義が修了した時、戸田先生は、机の上の一輪の花を取り、私の胸に挿してくださいました。
「この講義を修了した優等生への勲章だ。金時計でも授けたいが、何もない。すまんな……」
それは、師匠から授かった、世界一、誇り高い勲章です。この恩師の授業があったからこそ、世界の識者と文明を結ぶ対話も残すことができたのだと、感謝の思いは尽きません。
創価の師弟の勝利は、学び続けてきた勝利です。
ですから、私は、毎日、強盛に祈っています。
わが未来部の友が、さえわたる英知と正義の大指導者に育つように! どの分野に進もうとも、大人材として自由自在に力を発揮して活躍できるように! そして、一人ももれなく健康で、家族も大福運に包まれ、素晴らしい勝利の人生であるように! と。
みんな、新学期も、元気に学び、前進しよう!
2012年9月6日木曜日
2012.09.06 わが友に贈る
地域広布の要たる
支部長・支部婦人部長の
真心の尽力に最敬礼!
一人一人と心を結び
幸福の楽土を築こう!
生死一大事血脈抄 P1337
『金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず鉄は水火共に堪えず賢人は金の如く愚人は鉄の如し貴辺豈真金に非ずや法華経の金を持つ故か』
◇希望の明日へ
慈愛と知恵は一体である。英語で、「思いやりがある」ことを「ソートフル(thoughtful)」という。「考え(ソート)」に「満つ(フル)」意味である。友を思いやる心とは、友のために、ああしよう、こうもしてあげよう、これが必要だ−−等と、つねに"考えに満ちている"ことである。広布の指導者が、友のことを片時も忘れず、新しい考え、心細やかな考えに満ちている。その知恵によって、世界一美しく、世界一楽しい"人間性の世界"をつくってきたのである。この温かい人間性にこそ仏法本来の精神が躍動している。
平2・7・21
☆池田大作 名言100選 勝利
勝利の栄冠は、時を逃さず、
先んじて行動する人の頭上にこそ輝く。
明日の勝利の因は、今日のこの時、
決意と行動にこそある。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──「目の前の問題集に取り組むことが、将来の、何の役に立つのか分からない」という質問も寄せられています。
名誉会長 建物を建てる時、土台だけを見ても、上にどのような建物が建つのかは分からないものだ。また土台は、その上に建物が建てば、見えなくなるものです。
それでも、建物を何十年、何百年にわたって支えていくのは、その見えない土台です。
勉強も同じでしょう。君の目の前にある課題の一つ一つが、強固な土台になっていくのです。
そもそも、勉強に挑むこと自体が、偉大な人格を磨きゆく訓練の一つです。考える力を養い、頭脳を鍛え、強い心を育んでいく。今、みんなは、その"土台作り"をしているんだよ。地道で繰り返しの作業はつまらないかもしれない。でも、地道に繰り返すからこそ、その土台は強い。崩れない。だから、毎日、自分らしく1ミリでも2ミリでも、築いていってほしい。
──「学校の成績が思うように上がらなくて苦しい」と悩んでいるメンバーもいます。
名誉会長 成績が上がれば、自分もうれしいし、お父さん、お母さんも喜んでくれる。良いに越したことはない。だけど、それが君の真価を決めるものではない。人と比べる必要もない。いわんや、自信をなくす必要もない。
だから、成績は、上手に自分の努力目標にしてほしい。少しずつ、だんだんと着実に向上していく。そういう、たくましい勉学の歴史を残してもらえたら、うれしいね。
たとえ、不本意な結果であっても、努力を重ねた分だけ、力は必ずついてくる。成長している。
長い人生を大きく左右していくのは、目先の成績よりも、「学び続けようとする姿勢」です。どんな状況にあっても「さあ、勉強するぞ!」という勢いのある人は、そこから人生を開いていける。
だから、勉強に「もう間に合わない」も「手遅れだ」も絶対にない。「自分はだめだ」と思わない限り、たとえ今がビリでも大丈夫。そこから上がっていくのは、痛快じゃないか。一番もったいないのは、成績が上がらないからといって、勉強をやめてしまうことだ。
「栄光」とは、「忍耐」です。自分が苦労し、苦しむことです。勉強も、一日では結果は出ない。大事なのは、「粘り強さ」です。ですから、受験生の皆さんには、「受験は、知性と忍耐の修行である」と贈りたい。
支部長・支部婦人部長の
真心の尽力に最敬礼!
一人一人と心を結び
幸福の楽土を築こう!
生死一大事血脈抄 P1337
『金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず鉄は水火共に堪えず賢人は金の如く愚人は鉄の如し貴辺豈真金に非ずや法華経の金を持つ故か』
◇希望の明日へ
慈愛と知恵は一体である。英語で、「思いやりがある」ことを「ソートフル(thoughtful)」という。「考え(ソート)」に「満つ(フル)」意味である。友を思いやる心とは、友のために、ああしよう、こうもしてあげよう、これが必要だ−−等と、つねに"考えに満ちている"ことである。広布の指導者が、友のことを片時も忘れず、新しい考え、心細やかな考えに満ちている。その知恵によって、世界一美しく、世界一楽しい"人間性の世界"をつくってきたのである。この温かい人間性にこそ仏法本来の精神が躍動している。
平2・7・21
☆池田大作 名言100選 勝利
勝利の栄冠は、時を逃さず、
先んじて行動する人の頭上にこそ輝く。
明日の勝利の因は、今日のこの時、
決意と行動にこそある。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──「目の前の問題集に取り組むことが、将来の、何の役に立つのか分からない」という質問も寄せられています。
名誉会長 建物を建てる時、土台だけを見ても、上にどのような建物が建つのかは分からないものだ。また土台は、その上に建物が建てば、見えなくなるものです。
それでも、建物を何十年、何百年にわたって支えていくのは、その見えない土台です。
勉強も同じでしょう。君の目の前にある課題の一つ一つが、強固な土台になっていくのです。
そもそも、勉強に挑むこと自体が、偉大な人格を磨きゆく訓練の一つです。考える力を養い、頭脳を鍛え、強い心を育んでいく。今、みんなは、その"土台作り"をしているんだよ。地道で繰り返しの作業はつまらないかもしれない。でも、地道に繰り返すからこそ、その土台は強い。崩れない。だから、毎日、自分らしく1ミリでも2ミリでも、築いていってほしい。
──「学校の成績が思うように上がらなくて苦しい」と悩んでいるメンバーもいます。
名誉会長 成績が上がれば、自分もうれしいし、お父さん、お母さんも喜んでくれる。良いに越したことはない。だけど、それが君の真価を決めるものではない。人と比べる必要もない。いわんや、自信をなくす必要もない。
だから、成績は、上手に自分の努力目標にしてほしい。少しずつ、だんだんと着実に向上していく。そういう、たくましい勉学の歴史を残してもらえたら、うれしいね。
たとえ、不本意な結果であっても、努力を重ねた分だけ、力は必ずついてくる。成長している。
長い人生を大きく左右していくのは、目先の成績よりも、「学び続けようとする姿勢」です。どんな状況にあっても「さあ、勉強するぞ!」という勢いのある人は、そこから人生を開いていける。
だから、勉強に「もう間に合わない」も「手遅れだ」も絶対にない。「自分はだめだ」と思わない限り、たとえ今がビリでも大丈夫。そこから上がっていくのは、痛快じゃないか。一番もったいないのは、成績が上がらないからといって、勉強をやめてしまうことだ。
「栄光」とは、「忍耐」です。自分が苦労し、苦しむことです。勉強も、一日では結果は出ない。大事なのは、「粘り強さ」です。ですから、受験生の皆さんには、「受験は、知性と忍耐の修行である」と贈りたい。
2012年9月5日水曜日
2012.09.05 わが友に贈る
健康は勝ち取るもの。
万全の体調管理が
最大の価値を生む。
一日一日を賢明に
油断なく進もう!
三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり』
◇希望の明日へ
強さの裏づけがあってこそ優しさが出る。ただ強いだけでは、倣慢であり、租野である。しかし逆に、強さのない優しさは慣れ合いであり、甘えであり、臆病にすぎない。強さと優しさ−−これは表裏一体である。両方をかねそなえてこそ、真に偉大な人間性といえる。また、こうした人間の心の豊かさ、多様な可能性を説いたのが、仏法である。
平2・7・8
☆池田大作 名言100選 人事
聡明な人事は、組織を潤沢にし、人材を伸ばす。
愚かな人事は、組織をこわし、
人材を殺してしまうものである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──私たち未来部担当者も「中学・高校の時、もっと、しっかり勉強しておけばよかった」と反省することしきりです。
名誉会長 いや、クヨクヨ振り返る必要はありません。学ぶことは、「今から」「ここから」直ちに始めることができるからです。
ゲーテの時代とも重なる女性の作家マルヴィーダ・フォン・マイゼンブークは、60歳の時に、こんな言葉を残しています。
「私は学びます、学びます」「更に学ぶことができるためというこの一点でだけ私は今一度若くなりたいと思います」(シュライヘア著『マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク』)
学歴イコール知識・学力ではない。まして人間の能力ではない。学び続ける心が、人間の真の実力です。わが創価大学の通信教育部では、この春、85歳と83歳の2人の女性の方も晴れ晴れと卒業を勝ち取られました。学び抜き、学び切る姿は、人間として神々しい光を放つものです。
──でも、若い時は、勉強できる環境にあるのに、つい後回しにしてしまいます。
名誉会長 まあ、後回しにするのは、それなりに理由がある。内容が難しすぎて理解するのが大変だからとか、そろそろ机に向かおうと思った矢先に、お母さんやお父さんに「勉強しなさい」と言われて嫌になるとか、部活が忙しいとか……。
でも、自分の好きなことだったらどうだろう。それなら、すぐに始められて、いくらでもやれる、何時間でも没頭できるという人も多いのではないかな。
「どうやったら、サッカーが上達できるか」「あの人みたいに上手に楽器を演奏するには、どうすればいいんだろう」「秋の流行の服は」などと関心を持てば、本を読んで研究したり、試したり、誰かに質問したりするでしょう。それは、楽しいし、面白いことです。勉強だって、自分なりに工夫すれば、楽しく面白くできるはずです。
──実際、社会のさまざまな分野で活躍している人は、例外なく真剣に勉強を重ねていますね。
名誉会長 その通りです。一流のスポーツ選手も、体を鍛えるだけでなく、体のしくみや栄養のことを積極的に学んでいる人が少なくない。演技の質を磨いたり、参考にしたりするために、膨大な読書をしている俳優や芸人の方を、私もよく知っています。
皆さんのお母さんの、いつどこで買い物をすればいいか、という分析力には、どんな経済学者もかなわないでしょう。生きた経済の動きを学んでいます。
すべて、立派な学問です。
だから、今の学校での勉強は、将来、それぞれの道で、好きなことを好きなだけ学ぶための「土台」と考えてはどうかな。人生、後になって、思わぬことが役に立つ。まず何かを始めてみることだ。何か努力を開始することだ。
勉強ができるできないといっても、やるかやらないかだけなんだ。
勉強すると息が詰まる思いがするかもしれないが、実は小さな自分を打ち破り、広々とした世界へと解放してくれる。人生を明るくしてくれる。「学は光」です。
何があってもへこたれず、強く朗らかに学んだ人が、勝ちです。
万全の体調管理が
最大の価値を生む。
一日一日を賢明に
油断なく進もう!
三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり』
◇希望の明日へ
強さの裏づけがあってこそ優しさが出る。ただ強いだけでは、倣慢であり、租野である。しかし逆に、強さのない優しさは慣れ合いであり、甘えであり、臆病にすぎない。強さと優しさ−−これは表裏一体である。両方をかねそなえてこそ、真に偉大な人間性といえる。また、こうした人間の心の豊かさ、多様な可能性を説いたのが、仏法である。
平2・7・8
☆池田大作 名言100選 人事
聡明な人事は、組織を潤沢にし、人材を伸ばす。
愚かな人事は、組織をこわし、
人材を殺してしまうものである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──私たち未来部担当者も「中学・高校の時、もっと、しっかり勉強しておけばよかった」と反省することしきりです。
名誉会長 いや、クヨクヨ振り返る必要はありません。学ぶことは、「今から」「ここから」直ちに始めることができるからです。
ゲーテの時代とも重なる女性の作家マルヴィーダ・フォン・マイゼンブークは、60歳の時に、こんな言葉を残しています。
「私は学びます、学びます」「更に学ぶことができるためというこの一点でだけ私は今一度若くなりたいと思います」(シュライヘア著『マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク』)
学歴イコール知識・学力ではない。まして人間の能力ではない。学び続ける心が、人間の真の実力です。わが創価大学の通信教育部では、この春、85歳と83歳の2人の女性の方も晴れ晴れと卒業を勝ち取られました。学び抜き、学び切る姿は、人間として神々しい光を放つものです。
──でも、若い時は、勉強できる環境にあるのに、つい後回しにしてしまいます。
名誉会長 まあ、後回しにするのは、それなりに理由がある。内容が難しすぎて理解するのが大変だからとか、そろそろ机に向かおうと思った矢先に、お母さんやお父さんに「勉強しなさい」と言われて嫌になるとか、部活が忙しいとか……。
でも、自分の好きなことだったらどうだろう。それなら、すぐに始められて、いくらでもやれる、何時間でも没頭できるという人も多いのではないかな。
「どうやったら、サッカーが上達できるか」「あの人みたいに上手に楽器を演奏するには、どうすればいいんだろう」「秋の流行の服は」などと関心を持てば、本を読んで研究したり、試したり、誰かに質問したりするでしょう。それは、楽しいし、面白いことです。勉強だって、自分なりに工夫すれば、楽しく面白くできるはずです。
──実際、社会のさまざまな分野で活躍している人は、例外なく真剣に勉強を重ねていますね。
名誉会長 その通りです。一流のスポーツ選手も、体を鍛えるだけでなく、体のしくみや栄養のことを積極的に学んでいる人が少なくない。演技の質を磨いたり、参考にしたりするために、膨大な読書をしている俳優や芸人の方を、私もよく知っています。
皆さんのお母さんの、いつどこで買い物をすればいいか、という分析力には、どんな経済学者もかなわないでしょう。生きた経済の動きを学んでいます。
すべて、立派な学問です。
だから、今の学校での勉強は、将来、それぞれの道で、好きなことを好きなだけ学ぶための「土台」と考えてはどうかな。人生、後になって、思わぬことが役に立つ。まず何かを始めてみることだ。何か努力を開始することだ。
勉強ができるできないといっても、やるかやらないかだけなんだ。
勉強すると息が詰まる思いがするかもしれないが、実は小さな自分を打ち破り、広々とした世界へと解放してくれる。人生を明るくしてくれる。「学は光」です。
何があってもへこたれず、強く朗らかに学んだ人が、勝ちです。
2012年9月4日火曜日
2012.09.04 わが友に贈る
病魔に負けるな!
「南無妙法蓮華経は
師子吼の如し」
大生命力を奮い起こし
変毒為薬のドラマを!
開目抄下 P232
『散善微弱なるは動せしむること能わず』
◇希望の明日へ
良書は精神の滋養である。人間としての成長に、かけがえのない糧である。いかに経済的に繁栄しても、精神の滋養をなくしてしまえば、いつしか人間は蛮性にはんろうされてしまい、人間性を失った精神的に貧困な社会となってしまう。戦争という悪も、人間の心にひそむ蛮性と戦ってこそ、防ぐことができる。
平2・4・11
☆池田大作 名言100選 人を育てる
人を育成するには、大きな責任をもたせ、
実際にやらせて見ることが大切だ。
人は責任を自覚し、真剣になることによって、
力を増すものだからである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──現実の学校生活の中では、「頑張ろうとは思うのですが、なかなか勉強のやる気が出なくて困つています」という声があります。
名誉会長 みんな、そうなんだよ。「頑張ろう」と思っていることが偉いじゃないか。
私が対談したトインビー博士ほどの世界的な大歴史学者でも、「やる気」になるのを待っていたら、いつまでたっても研究は進まない。だから、気分が乗っても乗らなくても、毎日、決まった時間に机に向かって勉強を始めることを、ご自分に課しておられました。
「学ぶ習慣」ができれば、やる気が自然に湧く。勉強が面白くなり、努力の大切さが分かる。そこまで、あきらめないで、頑張ってほしいんです。
──「なぜ勉強するのか」「何のために学ぶのか」を自らに問いかけることが大事ですね。
池田先生は、創価大学に──
「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」
と指針を贈ってくださっています。
名誉会長 「何のために学ぶのか」という問いを、生涯、持ち続けてほしい。
「自分のため」だけに勉強していると、いつか行き詰まる。「人のため」「社会のため」「世界のため」という大きな志が、勉強を楽しくする。偉大な自分をつくりあげます。
1995年、私は、釈尊が生誕した国ネパールを訪問しました。
トリブバン大学での講演などを終え、ネパールSGIの総会に出席すると、深紅の民族衣装に金色の髪飾りをまとった、5人の可憐な小女たちが出迎えてくれました。
少女たちは、その後、ご両親の励ましを胸に、「人材の流れをつくるために、まず自分が人材に」「民衆に尽くす指導者に成長を」と誓い、失敗してもあきらめずに両親と自分を信じて勉強に励み主した。
17年たった今、全員が世界の大舞台で学究の道、社会貢献の道を進んでいます。ネパールの父母や同志の誇りとなり、希望となっている。そして、彼女たちに、未来部の友が続いています。
勉強は、すればするほど、夢が大きくなっていく。力がついて、人の役に立つことができる。人を笑顔にすることができる。人に喜びを与えることができる。
それは、結局、自分の周りに、素晴らしい世界を広げてくれるのです。
「南無妙法蓮華経は
師子吼の如し」
大生命力を奮い起こし
変毒為薬のドラマを!
開目抄下 P232
『散善微弱なるは動せしむること能わず』
◇希望の明日へ
良書は精神の滋養である。人間としての成長に、かけがえのない糧である。いかに経済的に繁栄しても、精神の滋養をなくしてしまえば、いつしか人間は蛮性にはんろうされてしまい、人間性を失った精神的に貧困な社会となってしまう。戦争という悪も、人間の心にひそむ蛮性と戦ってこそ、防ぐことができる。
平2・4・11
☆池田大作 名言100選 人を育てる
人を育成するには、大きな責任をもたせ、
実際にやらせて見ることが大切だ。
人は責任を自覚し、真剣になることによって、
力を増すものだからである。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
──現実の学校生活の中では、「頑張ろうとは思うのですが、なかなか勉強のやる気が出なくて困つています」という声があります。
名誉会長 みんな、そうなんだよ。「頑張ろう」と思っていることが偉いじゃないか。
私が対談したトインビー博士ほどの世界的な大歴史学者でも、「やる気」になるのを待っていたら、いつまでたっても研究は進まない。だから、気分が乗っても乗らなくても、毎日、決まった時間に机に向かって勉強を始めることを、ご自分に課しておられました。
「学ぶ習慣」ができれば、やる気が自然に湧く。勉強が面白くなり、努力の大切さが分かる。そこまで、あきらめないで、頑張ってほしいんです。
──「なぜ勉強するのか」「何のために学ぶのか」を自らに問いかけることが大事ですね。
池田先生は、創価大学に──
「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」
と指針を贈ってくださっています。
名誉会長 「何のために学ぶのか」という問いを、生涯、持ち続けてほしい。
「自分のため」だけに勉強していると、いつか行き詰まる。「人のため」「社会のため」「世界のため」という大きな志が、勉強を楽しくする。偉大な自分をつくりあげます。
1995年、私は、釈尊が生誕した国ネパールを訪問しました。
トリブバン大学での講演などを終え、ネパールSGIの総会に出席すると、深紅の民族衣装に金色の髪飾りをまとった、5人の可憐な小女たちが出迎えてくれました。
少女たちは、その後、ご両親の励ましを胸に、「人材の流れをつくるために、まず自分が人材に」「民衆に尽くす指導者に成長を」と誓い、失敗してもあきらめずに両親と自分を信じて勉強に励み主した。
17年たった今、全員が世界の大舞台で学究の道、社会貢献の道を進んでいます。ネパールの父母や同志の誇りとなり、希望となっている。そして、彼女たちに、未来部の友が続いています。
勉強は、すればするほど、夢が大きくなっていく。力がついて、人の役に立つことができる。人を笑顔にすることができる。人に喜びを与えることができる。
それは、結局、自分の周りに、素晴らしい世界を広げてくれるのです。
2012年9月3日月曜日
2012.09.03 わが友に贈る
一つ一つの報告に
誠実に対応せよ!
スピードが勝負だ。
迅速な行動から
勝利の勢いが!
開目抄下 P232
『詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん』
◇今週のことば
広宣流布は
「人と会う」こと。
人間革命は
「勇敢に語り抜く」こと。
朗らかに挑戦を!
2012年09月03日
◇希望の明日へ
人間性の真髄に触れるもの。それを一人の勇気ある人が訴え始めるとき、人類の心の海を、一波から千波、万波と伝わり、広げていくのである。そして、仏法は人間性の究極の世界である。ゆえに創価学会の集いは、どこよりも温かく、細やかな愛情に満ちた世界でなければならない。また一人一人が、そうした、人間性の真髄を身につけ、洗練された、豊かな人格を練り上げていくとき、自然のうちに、社会の人々の心を魅了していくに違いない。
平2・2・22
☆池田大作 名言100選 正義
真の正義とは、民衆の幸福であり、
平和でなければならないはずである。
いかなる大儀があろうとも、
そこに不幸な人々がいる限り、
正義は存在しない。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
◇「何のために学ぶのか」を忘れない
──いよいよ、新学期がスタートしました。受験生の皆さんも、大切な"秋の陣"に入ります。
池田名誉会長 みんなが希望の道、努力の道、勝利の道を進めるように、私はますます真剣に祈っていきます。全国、全世界の創価家族も受験生の皆さんの味方です。
思えば、私が夜学に通い始めたのは、17歳の9月でした。第2次世界大戦が終わった翌月です。大空襲の焼け野原が一面に広がる中で、「ともかく今は勉強だ。何が何でも学ぶのだ」と、向学の心を奮い立たせたことを覚えています。
今も私は、勉強を続けています。世界の識者との対談も、学び語り、語り学ぶ連続です。若い皆さんからも、新しいことをたくさん教えてもらいたいと思っています。
──思う存分、勉強できること、それ自体が幸福なのですね。
名誉会長 そう。勉強は権利であり、喜びです。「学ぶ」ということは、何より楽しいものなんです。
それを若者から奪い取るのが、残酷な戦争です。その苦しさや悔しさを、次の世代には絶対に味わわせてはならないと心に決め、私は平和のために戦ってきました。
だから、私が青春時代から愛読してきた、ドイツの大文豪ゲーテの言葉を、みんなに贈りたい。
「学問のなかには、なんというすばらしい世界がひらけていることだろう」(ビーダーマン編『ゲーテ対話録第二巻』菊池栄一訳、白水社刊)
学問の探究に思い切って飛び込めば、発見がある。その喜びでゲーテは生命を躍動させました。
詩人、小説家、劇作家であり、そして、自然科学者としても、政治家としても大活躍したゲーテは一生涯、学び続けた人でした。
今、このゲーテを巡って私は、ワイマール・ゲーテ協会顧問のオステン博士と対談を進めています。
その冒頭、オステン博士は、ゲーテの信条について語られました。
それは「力を入れて学んだことは、誰も奪い去ることができない、永遠である」との確信です。
人は学ぶために、生まれてきました。「生きること」は「学ぶこと」といってよい。
学んだ内容は、たとえ忘れたとしても、学ぶ心は、わが生命を永遠に飾ってくれるのです。
誠実に対応せよ!
スピードが勝負だ。
迅速な行動から
勝利の勢いが!
開目抄下 P232
『詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん』
◇今週のことば
広宣流布は
「人と会う」こと。
人間革命は
「勇敢に語り抜く」こと。
朗らかに挑戦を!
2012年09月03日
◇希望の明日へ
人間性の真髄に触れるもの。それを一人の勇気ある人が訴え始めるとき、人類の心の海を、一波から千波、万波と伝わり、広げていくのである。そして、仏法は人間性の究極の世界である。ゆえに創価学会の集いは、どこよりも温かく、細やかな愛情に満ちた世界でなければならない。また一人一人が、そうした、人間性の真髄を身につけ、洗練された、豊かな人格を練り上げていくとき、自然のうちに、社会の人々の心を魅了していくに違いない。
平2・2・22
☆池田大作 名言100選 正義
真の正義とは、民衆の幸福であり、
平和でなければならないはずである。
いかなる大儀があろうとも、
そこに不幸な人々がいる限り、
正義は存在しない。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第5回「学び続ける人が勝者」
◇「何のために学ぶのか」を忘れない
──いよいよ、新学期がスタートしました。受験生の皆さんも、大切な"秋の陣"に入ります。
池田名誉会長 みんなが希望の道、努力の道、勝利の道を進めるように、私はますます真剣に祈っていきます。全国、全世界の創価家族も受験生の皆さんの味方です。
思えば、私が夜学に通い始めたのは、17歳の9月でした。第2次世界大戦が終わった翌月です。大空襲の焼け野原が一面に広がる中で、「ともかく今は勉強だ。何が何でも学ぶのだ」と、向学の心を奮い立たせたことを覚えています。
今も私は、勉強を続けています。世界の識者との対談も、学び語り、語り学ぶ連続です。若い皆さんからも、新しいことをたくさん教えてもらいたいと思っています。
──思う存分、勉強できること、それ自体が幸福なのですね。
名誉会長 そう。勉強は権利であり、喜びです。「学ぶ」ということは、何より楽しいものなんです。
それを若者から奪い取るのが、残酷な戦争です。その苦しさや悔しさを、次の世代には絶対に味わわせてはならないと心に決め、私は平和のために戦ってきました。
だから、私が青春時代から愛読してきた、ドイツの大文豪ゲーテの言葉を、みんなに贈りたい。
「学問のなかには、なんというすばらしい世界がひらけていることだろう」(ビーダーマン編『ゲーテ対話録第二巻』菊池栄一訳、白水社刊)
学問の探究に思い切って飛び込めば、発見がある。その喜びでゲーテは生命を躍動させました。
詩人、小説家、劇作家であり、そして、自然科学者としても、政治家としても大活躍したゲーテは一生涯、学び続けた人でした。
今、このゲーテを巡って私は、ワイマール・ゲーテ協会顧問のオステン博士と対談を進めています。
その冒頭、オステン博士は、ゲーテの信条について語られました。
それは「力を入れて学んだことは、誰も奪い去ることができない、永遠である」との確信です。
人は学ぶために、生まれてきました。「生きること」は「学ぶこと」といってよい。
学んだ内容は、たとえ忘れたとしても、学ぶ心は、わが生命を永遠に飾ってくれるのです。
2012年9月2日日曜日
2012.09.02 わが友に贈る
新たな挑戦の時!
勇気の一歩が
環境を一変させる。
己心の壁を打ち破り
人間革命の勝利劇を!
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
◇希望の明日へ
権威でも、体裁でもない。苦しみの人を、広布に健気に戦っている人を、自分自身のように思って大事にしていく。励まし慈しんでいく、ここに人間性の精髄があることを絶対に忘れてはいけない。学会も、この心を失わず、人々に尽くしてきたがゆえに、今日の大いなる発展と前進がある。これが学会の誇りであり、強さである。
平1・11・29
☆池田大作 名言100選 信用こそ財産
人間にとって、信用ほど大切なものはない。
信用こそ最高の財産である。
☆御書とともにNo.090 仏法を弘める誇りに燃えよ
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり、是れ時の然らしむる故なりと思へば喜び身にあまリ感涙押へ難く教主釈尊の御恩報じ奉り難し』(四菩薩造立抄、P988)
◇通解
日蓮は世間的にみれば日本第一の貧しい者であるけれども、仏法の上から論ずるならば、一閻浮提第一の富める者である。これは(末法という)時のしからしむるゆえであると思うと、喜びは身にあまり、感涙をおさえがたく、教主釈尊の御恩は報じ奉りがたい。
◇同志への指針
人間の本当の豊かさとは、財力でも地位でもなく、心の境涯で決まる。
日蓮大聖人に連なり、妙法を持ち行じる我らもまた、「第一の富る者」なのだ。この喜びに燃える庶民が築いてきたのが、金剛不壊の創価学会である。
「世界第一の魂の長者」の誇りも高く、胸を張って大仏法を弘めゆこう!
◎祝! MinnieLove's blog 15万アクセス。結構、見てくれる人がいるんですね、感謝!、感謝!!
サイトはこちらです==>http://pub.ne.jp/MinnieLove/
勇気の一歩が
環境を一変させる。
己心の壁を打ち破り
人間革命の勝利劇を!
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
◇希望の明日へ
権威でも、体裁でもない。苦しみの人を、広布に健気に戦っている人を、自分自身のように思って大事にしていく。励まし慈しんでいく、ここに人間性の精髄があることを絶対に忘れてはいけない。学会も、この心を失わず、人々に尽くしてきたがゆえに、今日の大いなる発展と前進がある。これが学会の誇りであり、強さである。
平1・11・29
☆池田大作 名言100選 信用こそ財産
人間にとって、信用ほど大切なものはない。
信用こそ最高の財産である。
☆御書とともにNo.090 仏法を弘める誇りに燃えよ
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり、是れ時の然らしむる故なりと思へば喜び身にあまリ感涙押へ難く教主釈尊の御恩報じ奉り難し』(四菩薩造立抄、P988)
◇通解
日蓮は世間的にみれば日本第一の貧しい者であるけれども、仏法の上から論ずるならば、一閻浮提第一の富める者である。これは(末法という)時のしからしむるゆえであると思うと、喜びは身にあまり、感涙をおさえがたく、教主釈尊の御恩は報じ奉りがたい。
◇同志への指針
人間の本当の豊かさとは、財力でも地位でもなく、心の境涯で決まる。
日蓮大聖人に連なり、妙法を持ち行じる我らもまた、「第一の富る者」なのだ。この喜びに燃える庶民が築いてきたのが、金剛不壊の創価学会である。
「世界第一の魂の長者」の誇りも高く、胸を張って大仏法を弘めゆこう!
◎祝! MinnieLove's blog 15万アクセス。結構、見てくれる人がいるんですね、感謝!、感謝!!
サイトはこちらです==>http://pub.ne.jp/MinnieLove/
2012年9月1日土曜日
2012.09.01 わが友に贈る
躍進の9月だ。
白馬が駆けるような
清々しい勤行・唱題で
勇敢に勝ち進め!
共に勝利の金字塔を。
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し』
◇希望の明日へ
もはや権威で人を引っ限ることはできない。そうした時代は終わった。それでは何をもって人々を正しい方向にリードしていくのか。それは人間性しかない。指導者論も、要するに、その人の人格に帰着する。それでは人間性とは何か。仏法の世界においては、その根本は仏子への探き祈りである。友に「本当に幸せになってもらいたい」「安穏であっていただきたい」「健康であり、長寿であっていただきたい」と、真心から祈りに祈っていく。そして行動していく。その信心が、最高の人間性であり、指導者の要件となる。また、その信心の深さが、自身の福徳の大ききになっていく。
平1・11・18
☆池田大作 名言100選 まず自分
社会の矛盾を嘆くだけでは何も変わらない。
まず自分自身が強くなり、賢くなり、輝いていくことだ。
それが、必ず社会を変革する力となる。
☆平成24年9月号大白蓮華巻頭言「信心で勝て! 社会で光れ!!」
美しき
我らの魂
永遠に
守れや光れや
悪世の社会に
人生も社会も、「光」と「闇」との戦いである。時代の闇が深ければ深いほど、妙法の当体である我が生命から、赫々たる希望の光を発していくのだ。その力こそ題目である。
今、世界的に先の見えない不況が打ち続き、雇用なども不安定である。仏天よ、尊き友を守りに護り給えと、強盛に祈らずにはいられない。
創立の父・牧口常三郎先生か、大切にされていた御聖訓がある。
『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254)
牧口先生は、この一節を拝され、九州の弟子たちを励まされた。
「太陽が昇った瞬間から、大地はパッと明るくなる。信心の力で、生活のすべてが改善できるのです。大事なことは『天を晴らすこと』です」
自分が太陽と輝けば、恐れる闇はない。どんな悩みも照らしていける。
どうか、太陽の仏法の信仰者として、勇気ある信心の一念を燃え上がらせ、難局を突破していただきたい。
あの剛毅な四条金吾も、所領替えや領地没収など、幾度となく絶体絶命の窮地に追い込まれた。しかし、『へつらうけしきなかれ』(P1164)、『をそれまいらせ候べからず』(P1150)の御指南のまま、胸を張って正義の信仰を勇敢に貫き通した。とともに、職場では誠実に聡明に忍耐強く「陰徳」を重ねていったのである。そして遂には、揺るがぬ信頼と堂々たる勝利の実証を打ち立てた。
逆境を跳ね返し、『主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけり』(P1173)と謳われた軌跡は、永遠に世界の門下の鑑である。
信心が弱いから試練が絶えないのではない。あらゆる苦難は、いよいよ「師子王の心」を呼び覚まし、金剛の信心を鍛え上げゆくためにある。
師・戸田城聖先生も、仕事で苦労する友を抱きかかえて励まされた。
「失業や事業の苦しみは、身を切られる辛さだ。しかし、それは本当に信心で勝てる時が来ているのだ。
勝負はこれからだぞ。これこそが真の信心の功徳だという、思いもよらぬ結果を必ず出せるんだよ」と。
大変な時こそ、臆さず惑わず嘆かず、強く大きく朗らかに、満々たる生命力で境涯を開いていくのだ。
私の知る信越広布の功労の友は、新潟県の長岡空襲で、父母も弟も妹も奪われた。信心で奮起し、亡き父の紙器製造業を発展させた彼の信条は、「誠心誠意」と「独創革新」である。
事業も人生も、波瀾の嵐を、何度、乗り切り、勝ち越えたことか。邪宗門の迫害にも、勇猛に戦ってくれた。
「『私が創価学会だ、私の生き方を見よ』との一心で戦い続けてきました。だから力が出たんです。試練に『ありがとう』と言いたい」と、百戦錬磨の笑顔皺が誇らしい。
学会には、「この人を見よ」と仰ぐ大長者が、いずこにも輝いている。
「仏法即社会」そして「仏法勝負」という真髄の実践をし抜いて、SGI憲章に明確に掲げたように、一人一人が社会の良き市民として貢献する"平和の世雄(せおう)"こそ、創価の師弟である。
仕事も生活も、そのまま「人間革命」即「広宣流布」の本舞台である。さあ、眼前の課題に、一つまた一つ、今日も喜び勇んで挑みゆこう!
この世をば
断固と勝ち抜き
朗らかに
勝利の宣言
一人ももれなく
白馬が駆けるような
清々しい勤行・唱題で
勇敢に勝ち進め!
共に勝利の金字塔を。
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し』
◇希望の明日へ
もはや権威で人を引っ限ることはできない。そうした時代は終わった。それでは何をもって人々を正しい方向にリードしていくのか。それは人間性しかない。指導者論も、要するに、その人の人格に帰着する。それでは人間性とは何か。仏法の世界においては、その根本は仏子への探き祈りである。友に「本当に幸せになってもらいたい」「安穏であっていただきたい」「健康であり、長寿であっていただきたい」と、真心から祈りに祈っていく。そして行動していく。その信心が、最高の人間性であり、指導者の要件となる。また、その信心の深さが、自身の福徳の大ききになっていく。
平1・11・18
☆池田大作 名言100選 まず自分
社会の矛盾を嘆くだけでは何も変わらない。
まず自分自身が強くなり、賢くなり、輝いていくことだ。
それが、必ず社会を変革する力となる。
☆平成24年9月号大白蓮華巻頭言「信心で勝て! 社会で光れ!!」
美しき
我らの魂
永遠に
守れや光れや
悪世の社会に
人生も社会も、「光」と「闇」との戦いである。時代の闇が深ければ深いほど、妙法の当体である我が生命から、赫々たる希望の光を発していくのだ。その力こそ題目である。
今、世界的に先の見えない不況が打ち続き、雇用なども不安定である。仏天よ、尊き友を守りに護り給えと、強盛に祈らずにはいられない。
創立の父・牧口常三郎先生か、大切にされていた御聖訓がある。
『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254)
牧口先生は、この一節を拝され、九州の弟子たちを励まされた。
「太陽が昇った瞬間から、大地はパッと明るくなる。信心の力で、生活のすべてが改善できるのです。大事なことは『天を晴らすこと』です」
自分が太陽と輝けば、恐れる闇はない。どんな悩みも照らしていける。
どうか、太陽の仏法の信仰者として、勇気ある信心の一念を燃え上がらせ、難局を突破していただきたい。
あの剛毅な四条金吾も、所領替えや領地没収など、幾度となく絶体絶命の窮地に追い込まれた。しかし、『へつらうけしきなかれ』(P1164)、『をそれまいらせ候べからず』(P1150)の御指南のまま、胸を張って正義の信仰を勇敢に貫き通した。とともに、職場では誠実に聡明に忍耐強く「陰徳」を重ねていったのである。そして遂には、揺るがぬ信頼と堂々たる勝利の実証を打ち立てた。
逆境を跳ね返し、『主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけり』(P1173)と謳われた軌跡は、永遠に世界の門下の鑑である。
信心が弱いから試練が絶えないのではない。あらゆる苦難は、いよいよ「師子王の心」を呼び覚まし、金剛の信心を鍛え上げゆくためにある。
師・戸田城聖先生も、仕事で苦労する友を抱きかかえて励まされた。
「失業や事業の苦しみは、身を切られる辛さだ。しかし、それは本当に信心で勝てる時が来ているのだ。
勝負はこれからだぞ。これこそが真の信心の功徳だという、思いもよらぬ結果を必ず出せるんだよ」と。
大変な時こそ、臆さず惑わず嘆かず、強く大きく朗らかに、満々たる生命力で境涯を開いていくのだ。
私の知る信越広布の功労の友は、新潟県の長岡空襲で、父母も弟も妹も奪われた。信心で奮起し、亡き父の紙器製造業を発展させた彼の信条は、「誠心誠意」と「独創革新」である。
事業も人生も、波瀾の嵐を、何度、乗り切り、勝ち越えたことか。邪宗門の迫害にも、勇猛に戦ってくれた。
「『私が創価学会だ、私の生き方を見よ』との一心で戦い続けてきました。だから力が出たんです。試練に『ありがとう』と言いたい」と、百戦錬磨の笑顔皺が誇らしい。
学会には、「この人を見よ」と仰ぐ大長者が、いずこにも輝いている。
「仏法即社会」そして「仏法勝負」という真髄の実践をし抜いて、SGI憲章に明確に掲げたように、一人一人が社会の良き市民として貢献する"平和の世雄(せおう)"こそ、創価の師弟である。
仕事も生活も、そのまま「人間革命」即「広宣流布」の本舞台である。さあ、眼前の課題に、一つまた一つ、今日も喜び勇んで挑みゆこう!
この世をば
断固と勝ち抜き
朗らかに
勝利の宣言
一人ももれなく
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