2020年12月24日木曜日

2020.12.24 わが友に贈る

慌ただしい年の瀬は
事故・犯罪・火災などが
多くなる時期だ。
張りのある唱題を根本に
百千万億倍の用心を!

立正安国論 P17
『世皆正に背き人悉く悪に帰す、故に善神は国を捨てて相去り聖人は所を辞して還りたまわず、是れを以て魔来り鬼来り災起り難起る言わずんばある可からず恐れずんばある可からず』

【通解】
世の中は上下万民あげて正法に背き、人々は皆悪法に帰している。それゆえ、守護すべき善神はことごとく国を捨てて去ってしまい、聖人は所を辞して他の所へ行ったまま帰ってこない。 そのために善神、聖人に代わって、魔神、鬼神が来て、災いが起こり、難が起こるのである。じつにこのことは、声を大にして言わなければならないことであり、恐れなくてはならないことである。

名字の言 12代目市川團十郎さんの助言 2020年12月24日
歌舞伎の12代目市川團十郎さんは厳愛をもって人を育てる人だった。長男の11代目市川海老蔵さんがテレビドラマに主演して人気を博していた時、こう助言した。「自惚れというのは足音がしないんだ」(関容子著『海老蔵そして團十郎』)▼誰しも自分のことは見えにくい。知らず知らず、現状に安住してしまう。しかし大成するためには、今の自分に満足せず徹底して精進せよ——團十郎さんはそう伝えたかったのだろう▼実業家として年商数十億円にまで事業を発展させた壮年が語っていた。「人生は登山のよう。一つの山を登り、より高い山を目指すのなら、いったん今の山を下りなければいけない。その勇気を持てるかどうかが勝負です」▼激動の社会。自分だけの知識や経験では通じない。壮年は壁にぶつかるたびにプライドを捨て、それまでの常識を捨てたという。社員を尊び、一人一人から学び、皆の力を引き出すことに徹した。そうやって団結を築き、難局を乗り越えてきた。「強い職場に進化した時、一番進化していたのは自分でした」と▼培った知識や経験は大切なもの。だが、それだけに頼ると停滞を招きかねない。謙虚に自分を見つめる勇気を持ちたい。そして自らを刷新する挑戦を開始しよう。さらなる人生の高みを目指して。

寸鉄 2020年12月24日
「なにの兵法よりも法華経の兵法」御書。祈り強き闘士に尽きせぬ希望あり
AI時代、相手と心結び合う人間性が価値を増す—識者。学会活動で錬磨
電子化推進は人材の確保が鍵と。人を見つけ育てる—何事も急所はそこに
「脱炭素」には国・企業・家庭の変革が不可欠と。一体となって共生世紀へ
ネット中傷の摘発増加。安易な投稿が大きな後悔に。"言葉の暴力"を根絶

〈社説〉 2020・12・24 賢明な行動で明年へ出発
◇体調管理には十分な予防策を
本年も残り1週間となった。年末年始は全国的に厳しい寒さが予想されており、大雪にも留意が必要だ。一日の寒暖差が激しい日も多く、体調を崩しやすくなる時期でもある。健康管理には十分に注意を払いたい。
特に気を付けたいのは、全国で感染が拡大している新型コロナウイルスだ。ウイルスは口や鼻、眼などの粘膜に付着して入り込み増えていく。風邪や例年流行する季節性インフルエンザ対策と同様、まず自分が感染しないよう、十分な予防策を講じていきたい。感染防止の三つの基本として、「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗い」を励行していこう。
流水とせっけんでの手洗いは、ウイルスの感染力を失わせることができ、非常に効果的だ。手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで100分の1に、せっけんやハンドソープで10秒洗い、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせるという。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、小まめに行っていきたい。
またマスクの着用は、飛沫感染防止に推奨されている。理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を使った解析によると、マスクをしていれば、していない場合に比べて入ってくる飛沫の数を3分の1に減らせることが分かった。「マスクから鼻が出ている人がいるが、自分を守るためには鼻もきちんと覆ったほうがいい」と研究者は勧めている。また、感染経路の分かっている新規感染者のうち、家庭内感染とみられる事例が目立っているという。部屋にいるときはよく換気することが大切だ。具体的に、窓を使った換気は風の流れができるよう2方向の窓を、1時間に2回以上、数分間程度全開にする。室内温度が大きく下がらないように注意しながら、定期的に行いたい。
今、再確認したいことは、少しでも体の不調を感じたならば、絶対に放置しないということだ。無理せず、早めに帰宅して休む、また早期に医療機関に電話で相談することも躊躇してはならない。
規則正しい生活で、体調を万全にするためにも、朝晩の勤行・唱題を根本に、一日一日を生き生きと送っていきたい。池田先生は語っている。「健康を維持するためには、平凡なようであっても、細かい点に注意することである。生活の基本を大事にすることである」「ちょっとした心掛けで、かけがえのない命を守れる場合が多々ある」
慌ただしい年末ではあるが、健康第一で体調管理の基本に徹し、賢明な行動で明「希望・勝利の年」を晴れやかに迎えていきたい。

☆心に御書を 第96回 「無冠の友」の功労に感謝
〈御文〉
『山河わづらひあり、たとひ心ざしありとも・あらはしがたきに・いまいろをあらわさせ給うにしりぬ、をぼろげならぬ事なり』(九郎太郎殿御返事、1554ページ)

〈通解〉
山河を越えるには苦労が多い。たとえ志はあっても、行為に表すことは難しい。しかしながら、今、あなたが志を表されたのを見ても、その信心が並々でないことが分かる。

〈池田先生が贈る指針〉
冬将軍にも負けない「無冠の友」の勇気こそ、広布前進の原動力なり。厳寒の早朝から凜然たる功労に「冥の照覧」は絶対である。
不安の時代だからこそ「正しき言論」と「希望の励まし」を届けゆく使命は、いやまして光る。
誉れの友よ、どうか、健康第一・絶対無事故で、今日も福徳の道、栄光の道、勝利の道を!

☆「わが愛する青年に贈る」に学ぶ 第4回 負けじ魂〈下〉 何度でも立ち上がる勝者たれ! 林女子学生部長
◇池田先生の指導
私たちは、久遠の使命を持って、
勝つために生まれてきたのです。
ゆえに、勝利の実証は
絶対に間違いないのです。

1 誓願に生きる道に幸福が
困難と無縁な人生はありません。困難に直面し、弱気になってしまいそうな時こそ、「負けじ魂」を発揮する時です。
では、私たちはどうすれば「負けじ魂」を発揮できるでしょうか——。池田先生は誓願の観点から教えてくださっています。

【御文】
『詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん(中略)種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし、我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』(開目抄、御書232ページ1行目〜6行目)

【現代語訳】
結論として言えば、諸天善神も私を捨てるがよい。さまざまな難にもあおう。身命をなげうつ覚悟である。(中略)さまざまな大難が起きても、智者によって私の教えが破られない限り、(誘惑や脅迫などに)従わないというものである。そのほかの大難は風の前の塵なのである。「私は日本の柱となろう。私は日本の眼目となろう。私は日本の大船となろう」と誓った願いは、決して破ることはない。

■ 池田先生の講義
「負けじ魂」にとって不可欠な姿勢は、「誓いを忘れない」「誓いを破らない」ということです。
誓いを貫き、何があっても、何度でも挑戦し続ける。これが「負けじ魂」です。誓願の魂こそ、日蓮仏法に脈打つ「負けじ魂」の第二の要諦なのです。
「開目抄」のこの御文で、大聖人は自らの覚悟の生き方を通して、門下の生命に巣くう迷いを打ち破っています。
——末法万年尽未来際の広宣流布という「誓願」のゆえならば、諸天善神が私を見捨ててもかまわない。いくら難に遭おうがかまわない。我が命をなげうつ覚悟は、もとよりできている——この「不退の心」こそが、法華経の行者の真髄であり、「負けじ魂」です。
—◆—
この「開目抄」の御文は、女子学生部にとって大切な一節です。
1975年(昭和50年)9月9日、対話拡大に前進する中で開催した女子学生部の会合に、池田先生が急きょ出席されました。そして、第3代会長就任の際に深く心に刻んだこの御文を通し、激励してくださったのです。
「妙法は宇宙の根本法則です。それを曼荼羅として御図顕されたのが御本尊です。その御本尊を信じ切っていくなかに、永遠の幸福の大道がある。(中略)学会の後継者として、生涯、広宣流布の大願に生き抜いていただきたい」
「皆さんは、いかなる試練があったとしても、目先のことに一喜一憂するのではなく、もっと長い尺度で物事を見ながら、信念の人生を歩み抜いていただきたいのであります」
女子学生部の永遠の原点となったこの師弟の語らいが、「部の日」の淵源となり、本年9月に45周年の佳節を迎えました。
先生が、日蓮大聖人の大誓願が示されたこの一節を、あえて女子学生部に贈ってくださったのは、さまざまな縁に触れ、心が揺れ動きやすい青春時代であるからこそ、不退の心で広宣流布の誓願に生きる中に本当の幸福があることを教えてくださったのだと感じます。
私たちは、かけがえのない女子学生部時代に、不退の「負けじ魂」の生き方を身に付けたいと思います。

2 「誓い」は今いる場所から
「誓い」という言葉は、ともすれば特別なことのように感じるかもしれません。しかしそれは、私たちの生き方と一体のものであると先生は語られています。

■ 池田先生の講義
「ちかいし願やぶるべからず」とは、ひとたび誓った願いは、断じて破ることはないとの御断言です。私たちは、この仏の誓いに連なり、不退転で生き抜く時、仏の生命と一体となるのです。無敵の勇気、無限の智慧、無窮の慈悲、無辺の力が発揮できるのです。
—◆—
昨年の11月18日「創価学会創立記念日」に入会した大学1年生のあるメンバーは、入会前、医学部の受験に挑戦するも不合格に。その後、別の学部に進学しましたが、医学部の道を諦めきれず、葛藤の日々を過ごしていました。
そうした中で、励ましを送り続けてくれたのが、医学部に通う女子学生部員の友人でした。友人の「一緒に頑張ろう」との真心の励ましに、彼女は医学部の再受験を決意。そして「再挑戦のためには自分も変わらなくてはいけない」と心を決め、晴れて入会しました。
その後、題目に挑戦する中、初めは「医学部に合格させてください」と祈っていましたが、次第に「医学部に合格してみせます!」との誓願の祈りに変わり、勉強への姿勢も変わりました。そして猛勉強の末に本年、念願の医学部への進学を勝ち取ることができたのです。
彼女は今、紹介者の友人と共に女子学生部員として、福智豊かな青春を歩んでいます。
たとえ何度もくじけ、負けそうになったとしても、ひとたび決めた誓いに向かって祈り、挑戦していく中で、負けない人生を切り開いていける——。このことを証明した彼女の姿から、希望と共感が大きく広がっています。

3 勝つことより負けないこと
勝つことよりも、負けないこと——。大聖人の振る舞いから「負けじ魂」の大切さを指導されています。

■ 池田先生の講義
学会に障魔の嵐が吹き荒れていた1978年(昭和53年)11月、私は未来を担う鳳雛たちに、こう呼びかけました。
「負けないという人生は、永久に勝ちです。勝つことよりも負けないことのほうが、実は偉大な勝利なのです」
負けないとは、挑戦する勇気です。仮に何度倒れようと、何度でも立ち上がり、一歩でも、いや、半歩でも前に進んでいくのです。
大聖人は、「此法門を日蓮申す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然どもいまだこりず候」(御書1056ページ)と仰せです。
いかなる大難が競い起ころうとも、「いまだこりず候」です。この不屈の精神、即「負けじ魂」こそ、日蓮仏法の骨髄なのです。
—◆—
「一緒に歌いました」——。
2014年(平成26年)3月、創価高校の卒業式で、旅立ちの日を迎えた私たちが、学園愛唱歌「負けじ魂ここにあり」を歌い終わった直後、創立者池田先生からご伝言が届き、会場は大きな喜びに包まれました。
「どんな時も先生は、間近で見守ってくださっている」。そう強く感じ、師弟に距離はないことを命に刻みました。"生涯、師弟の道を歩んでいこう"と決意したことは宝の原点です。
私の高校時代は、自分自身の性格のことや友人との人間関係、進路のことなど悩みの連続でした。
しかし、悩みにぶつかるたびに、先生のご指導を学ぶ中で「今の自分に励ましを送ってくださっているのだ」と感じ、師匠の励ましの言葉によって、一歩ずつ悩みを乗り越えることができました。
この日々を通し、「負けじ魂」とは、自身の心に師を抱き、目の前の課題に勇気をもって挑戦していく中で発揮されるのだと実感しました。
私たちは「新・人間革命」世代として、先生のご指導を心に刻み、先生と胸中で対話をしながら「負けない生き方」を貫いていきたいと思います。

4 地涌の使命が青春輝かせる
先生は青年の私たちに、久遠からの使命という大きな期待を語られています。

■ 池田先生の講義
勝利は地涌の底力の証です。したがって地涌の誓願に生き抜く創価の師弟は、何ものにも負けない。敗れることはありません。
私たちは、久遠の使命を持って、勝つために生まれてきたのです。ゆえに、勝利の実証は絶対に間違いないのです。
戦後の不況下で、戸田先生の事業が苦境の渦中に、私は日記に綴りました。
「社会には、勝つ人もいる。敗れる人もいる。運、不運は計りしれない。而れども、勝っても、永久にその歓びは続くものではない。一時負けても、自覚の有る人は、勝者以上に、より高く、広く、深く、将来の、偉大さを、築きゆけるものだ。永久に、敗れざる限り、次への一歩一歩の、勝利を確信して生きぬくことだ」(1950年〈昭和25年〉10月4日)
今も、この信念は変わりません。
「自覚の有る人」とは、師弟の誓い、弟子としての使命を自覚した人のことです。それは、自身の生きる目的と、広宣流布の使命が一致した人のことです。
—◆—
短期大学に通うあるメンバーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、予定していた中国への留学が出発直前に中止になりました。
「日中友好の懸け橋となる人材に」との熱意をもって留学を志していた分、落胆は大きなものでした。自分の進むべき道が閉ざされてしまったように感じ、将来に対する不安も芽生えました。
そうした中で、大きな支えとなったのが、友人たちからの励ましでした。
彼女は、友の姿を通し、「自分も大変な時こそ、周囲の人に励ましの声を掛けていける人に成長しよう」と決意。少しでも時間を見つけては、友人や後輩への激励に挑戦しました。
また、この秋には、大学祭の責任者として、大学初となるオンライン開催の大学祭を大成功に導くことができました。
彼女は「思うようにいかない時こそ、誓いを胸に、今できることに真正面から挑み、前進していきます」と語り、語学の勉強にも一層、励んでいます。
師弟の誓願に立つ時、苦難に立ち向かう無限の勇気が湧きます。
自分自身の使命を自覚する時、困難は誓いを果たすための糧になるのです。
私たち女子学生部は、どこまでも師匠と共に、"女学姉妹"と共に、地涌の使命に生きる誓いの青春を歩み、広宣流布の未来を開いていきます。

■ 池田先生の講義
「負けじ魂」とは、師弟の誓願と一体です。
「負けじ魂」とは、仏界の生命の異名です。
「負けじ魂」とは、人間勝利の原動力です。
学会に「負けじ魂」が脈打つ限り、末法万年尽未来際に不滅の凱歌の民衆史を綴り残していくことができる。その永遠の叙事詩の主人公は、若き後継の君たちなのです。
明日の勝利は、わが「負けじ魂」にあり。
さあ、師弟の大誓願に生きる誇りも高く、共々に万年に輝く栄光の歴史を築き、残そうではないか!

2020年12月23日水曜日

2020.12.23 わが友に贈る

一年の締めくくり。
身の回りを点検し
整理整頓や清掃を。
爽やかに清々しく
新年を迎えよう!

開目抄上 P187
『金光明経に云く一切世間所有の善論皆此の経に因る、若し深く世法を識れば即ち是れ仏法なり』

【通解】
金光明経に、一切世間のあらゆる善論はみな仏経によっているのである。もし深く世法を識るならば、すなわちこれは仏法であると説いている。

名字の言 人の思いを受け入れられる「良い組織」 2020年12月23日
若者の間でSNSが普及したのはなぜか。理由は「たくさんの人とつながれる」「『いいね!』がもらえる」の二つという。どこかに所属していたい社会欲求と、価値を認められたい承認欲求を満たせる格好のツールだからだ(平賀充記著『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』アスコム)▼だが、コロナ禍は「若者ですら、オンラインのコミュニケーションだけでは心身の健康を保てないという現実を明らかにした」と、立命館大学の開沼博准教授は指摘する。その意味でも、人の思いを受け入れられる「良い組織」が社会に残っていることが大事である、と(聖教電子版11月19日付)▼広島の瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島に、たった一人の男子高等部員がいる。島には高校生が少なく、東広島市内の学校までフェリーで通う彼は「孤独は感じない」と言う▼理由は二つ。老若男女を問わず学会の同志がよく激励に来てくれる。座談会に行けば皆が成長を喜び、「大人材だ!」と迎えてくれる。「一人じゃないと思えるから頑張れるんです」と彼は笑顔を輝かせていた▼いかなる状況や環境でも、会って話しての、心の触れ合いを大切にする。それが生きる力になる。"新しい日常"と格闘する友を温かく励ましつつ、エールを送り合いたい。(誌)

寸鉄 2020年12月23日
地道でなければ難攻不落の城は築けぬ—戸田先生昨日より今日と更に挑戦
荒川師弟勝利の日。常勝不敗こそ庶民の都の魂!大東京の誉れの先陣頼む
反転攻勢の舞台・新立川が師弟原点の日。我らが正義拡大を!漲る熱と力
励ましは困難克服の活力に—文豪。じっくり耳を傾け、友に希望送る好機
不安解消には話す、書く、体を動かすの三つが有効—医師。全て学会活動に

〈社説〉 2020・12・23 年末年始で家族の絆を強めよう
◇"親子の時間"愛情たっぷりと
一生の間で、親子が共に過ごす時間は、母親「7年6カ月」、父親「3年4カ月」で、その半分以上は小学校時代までに過ぎ去ってしまうという(NHK番組調べ)。
長いようで、実は、一緒にいられる時間は短い。この限られた貴重な"親子の時間"をどう過ごすか——。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが利かない中での、初の年末年始を迎える。外出自粛で、家族が顔を合わせる機会は増えているが、この時期はなおのこと。絆を強める機会としたい。
昨今の子育ては、感染予防のために児童館や図書館の利用が制限されるなど、子どもたちの"居場所"が減り、家庭内に偏った負担を強いられている。特に、子どもと接する時間が長い母親の心労は、いかばかりか。
幼児を抱える母親の約7割が、「(コロナ禍で)子どもがうまく育っているか不安」と回答(ベネッセ教育総合研究所調べ)。手応えを感じられないまま、奮闘している様子がうかがえる。
子育てで参考にしたい点がある。
"何とかうちの子にも、早起きや勉強する習慣を付けさせたい"——。そう願うのが親心だが、「早く起きなさい」「勉強しなさい」とガミガミ言ってしまうやり方は"脳医学の観点から大きな間違い"と、脳医学の権威・林成之氏は語る。
脳は、外部から入ってきた情報を処理する上で、まず、好き・嫌いの"レッテル"を貼るという。
その後に情報を理解・判断するが、つまり、そのプロセスには全て、"感情"が大きな役割を果たす。
「『好きだ』『興味がある』といった、プラスのレッテルをはられた情報は、しっかり理解でき、思考が深まり、覚えやすい」(『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 脳を鍛える10の方法』幻冬舎新書)
さらに、「できたらすごいね!」と話し掛け、子どもの「自我」の本能が生む自尊心を刺激し、「やってみる!」との言葉を引き出し、「自己報酬神経群」(主体性をもって"ご褒美"を得ようとする神経細胞群)を働かせることが大切だという。
こういった、親や周囲の心掛けで、子どもは持てる力を発揮できる。
何よりも、親子として生まれてくる宿縁は、限りなく深い。親が子を思い、"一生懸命"伝えたことは、そのとき分からなくても無駄にならず、後に成長につながると確信し、年末年始の"親子の時間"を愛情たっぷりに過ごしたい。
コロナ禍の中、各家庭では、育児以外にもさまざまな悩みが存在するもの。しかし、悩みがあるからこそ、心は育つ。
父親も母親も、近くで見守る"同志"も、一体となって未来の世代を育成しよう。

☆池田先生と共に新時代を築く 「先駆」の友と不二の師弟旅 2020年12月15日
日蓮大聖人は、四季にわたって信心の志を貫き通す門下を讃えられ、仰せである。
「いづれも・いづれも功徳に・ならざるはなし」(御書1098ページ)
広宣流布への献身には、何一つとして無駄はない。
とりわけ、この一年の春夏秋冬、苦難に負けず、立正安国の祈りを重ね、創意工夫して励まし合い、奮闘してきた友を、御本仏はどれほど御賞讃くださることか。
* * *
大変な時にこそ、仏法の慈悲と智慧はいやまして光る。
御書で、釈尊は「此の娑婆・無仏の世の最先に出でさせ給いて一切衆生の眼目を開き給ふ御仏なり」(同884ページ)と説かれる。苦悩の世界で先駆して民衆に希望と勇気を送る存在が、まさしく仏なのだ。
御本仏は、「妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり」(同910ページ)と師子吼された。
この大聖人に「二陣三陣つづきて」(同911ページ)、いよいよ「慈折広布」即「世界平和」にさきがける我ら創価の師弟の誇りは、あまりにも高い。
なかんずく、「先駆」を合言葉に前進してきたのが、わが大九州の同志である。
「先駆」とは、最後まで「常に先駆」であり続けることだ。
そう約し合ったのは、障魔が競い起こる1977年(昭和52年)、福岡・北九州の天地であった。
「火の国」の勇者たちは、心を一つに、この誓願のままに走り抜いてきたのだ。
そして、81年(同56年)の12月、大分で長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」を発表。正義の反転攻勢より明年で40星霜となる。
草創の父母の燃え上がる先駆の炎は、九州と交流を結んできた韓国やインドはじめアジア、世界の青年たちにも赤々と受け継がれている。
* * *
思えば65年前の12月、あの「大阪の戦い」を前にして一念に辛労を尽くしていた私に、戸田先生はいたわるように一言、語ってくださった。
「大ちゃん、人生は悩まねばならぬ。悩んで初めて信心もわかるんだよ。それで偉大な人になるんだ」と。
ありがたいことに、師の明鏡には全てが映し出されるものだ。今、労苦をいとわず同志と学会を守り進む、後継の陣列が頼もしい。
今年、行われた「世界青年部総会」には、世界の知性の方々からも深い感銘の声が寄せられた。
人類全体が感染症や気候変動など共通の試練に立ち向かい、新しい地球社会のビジョンを切実に求め始めている。
だからこそ、創価の若き世界市民たちよ、「生命尊厳の大哲理」を、「利他の価値創造」を、「人間尊敬の連帯」を聡明に広げ、希望・勝利の師弟旅を共に、共々に!

☆いのちの賛歌 心に刻む一節 生死と向き合う
企画「いのちの賛歌 心に刻む一節」では、御聖訓を胸に、宿命に立ち向かってきた創価学会員の体験を紹介するとともに、池田先生の指導選集『幸福と平和を創る智慧』(以下、「指導選集」)の指導を掲載する。今回は「生死と向き合う」をテーマに、福岡県の一家に話を聞いた。

◇宿命転換するまで進む
御文
『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし、「諸余怨敵・皆悉摧滅」の金言むなしかるべからず』(四条金吾殿御返事、1192ページ)

◇通解
どのような兵法よりも法華経の兵法を用いていきなさい。法華経薬王品第23に「諸余の怨敵は、皆悉摧滅せり」と説かれる金言は決して空しいはずがない。

◇夢を諦めなかった娘
最愛のわが子を失う——。親にとって、その現実は到底、受け止めきれるものではない。
かつて炭都として栄えた福岡・田川。この地で生まれ育った矢野裕志さん(62)=田川県長=は、大学卒業後、郷里の小学校で教壇に立った。
32歳の時、妻・千加子さん=同県婦人部長=と結婚。翌年、長女・美智子さんを授かった。次の年には次女・貴子さん=区女子部長=も生まれ、家族は一層にぎやかになった。
2000年4月、矢野さんが41歳の時に、文部省(当時)から派遣される形でフランスにあるパリ日本人学校の教員に。一家で渡仏して、パリ郊外での生活がスタートした。その年も押し詰まった、ある日のことだった。
当時、小学3年生の美智子さんが「頭が痛い」と訴えた。年明けに病院で検査を受けると、脳にピンポン玉大の腫瘍が。「すぐに手術を!」。医師や看護師が慌ただしく動き、パリ市内の総合病院へと搬送された。
ただでさえ、異国の地。矢野さんは「戸惑いと不安しかなかった」と明かす。
緊急手術の後、抗がん剤治療が始まった。5クールを終えて、5月に開頭手術を。切除しきれない腫瘍は、放射線治療を施すことになった。
小さな体で懸命に病魔と闘う、わが子のいじらしい姿。矢野さん夫妻は「この信心で絶対に救ってみせる!」と誓った。
30回の放射線治療の末、腫瘍は消えた。やがて、矢野さんの派遣期間が終わり、03年3月、一家で帰国。翌年、美智子さんは中学校に進学した。医師から再発を告げられたのは、その年の12月だった。
「治療は難しいです」
容赦ない現実に、夫妻は打ちのめされるような思いがした。
信頼する学会の先輩の励ましが、夫妻を支えた。「『策』ではなく、御本尊様に全て任せることだよ」
この時、共に拝した御聖訓が、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192ページ)だった。
矢野さんは、「何があっても、一切を御本尊に任せきっていく"覚悟の信心"を、先輩は教えてくれたんです」と力を込める。
千加子さんも語る。「とにかく美智子が一番、幸せを感じる人生にしてあげようって、心が定まりました」
病状が進行する中でも、美智子さんは「創価大学に行く」との夢を諦めず、題目をあげながら勉学に励み、07年4月、高校に進学した。しかし、次第に通学もままならなくなり、同年9月に入院。その後、意思疎通が困難な状態に陥り、12月、延命装置を装着。夫妻は深く悩んだ末、08年3月、自宅で終末ケアを受けることを決めた。
矢野さんは言葉を紡ぐ。「美智子にとって、私たち家族にとって、この病はどんな意味があるのか……。御本尊に祈りながら、向き合い続けました」
大切に積み重ねる、一日一日。やがて、同年5月、家族で美智子さんをみとった。矢野さんは、最期に言葉を掛けた。
「みっちゃん、お疲れさま。今までありがとう」
息を引き取る数週間前、医師が「全ての数値が正常値に戻っています」と教えてくれたそうだ。千加子さんは唇をかみ締める。「それが、あの子の宿命転換の姿だったんだって、思います」
やがて、姉の夢を継いだ貴子さんは、創価大学を卒業。現在、女子部で広布の最前線を走る。夫妻も学会のリーダーとして「励ます側」に立っている。いかなる宿命も、使命に変える——そこに、一家が貫く"覚悟の信心"がにじむ。
矢野さんは話す。
「美智子と生きた16年間があったからこそ、私たち家族は信心の偉大さを知ることができました。私は娘から、人生の真実の勝利は何かを教えてもらったんです。あの子の親になることができて本当に良かったと、心の底から思います」

取材時、矢野さんは、美智子さんが過ごした部屋を見せてくれた。机も、文房具も、当時のまま。写真の美智子さんは、明るく笑っていた。
「娘を失ったことを人前で話せるようになるまで、3年はかかりました。娘の部屋に入るまでには、もっと時間が必要でした。今でも思い出せば、涙が出ます」
向き合ってきた命の重みに、言葉は出なかった。
「結局、人生は、諦めや絶望との戦いの連続。だから『法華経の兵法』しかない。それを、美智子が命で教えてくれたんです」
千加子さんが言葉をつなぐ。
「何があっても御本尊を信じ抜く先に、幸福な人生が必ず開かれるという確信を、友に語り、励まし抜いていくことが、私たちが生きる意味であり、使命なんだろうと思います」
池田先生は語っている。
「全部、意味があるのです。その時は悲しくて、苦しんで、やりきれなくても、負けないで生きぬいていけば、あとから『ああ、こういう意味があったんだ』とわかります。それが信心の力です。また、それが人生の真髄です」(「指導選集」第1部下巻)

「宿命と戦いながら広宣流布の信心に立つ人の姿には、すでに願兼於業という仏法の究極の真実が映し出されています。どんな苦難も恐れない。どんな困難も嘆かない。雄々しく立ち向かっていく。この師子王の心を取りだして、『宿命』を『使命』に変え、偉大なる人間革命の勝利の劇を演じているのが、わが久遠の同志の大境涯といえます」(同第2部上巻)
家族を失うという、これ以上ない悲哀や苦悩を抱えながら、「なにの兵法よりも法華経の兵法を」と自らに言い聞かせ、葛藤の中で前に進んできた矢野さん一家。
地涌の菩薩は「如蓮華在水」といわれる通り、泥沼のような困難な現実の中でこそ、見事な幸福の大輪を咲かせる。

[教学コンパス]
哲学者の鷲田清一氏は、「聴く」という行為の意味を、耳を傾けるという「単純に受動的な行為」ではなく、「語る側からすれば、ことばを受けとめてもらったという、たしかな出来事」と見いだした。「聴いてもらうこと」それ自体に、すでに重要な意味があるということだろう。氏はつづる。「ことばは、聴くひとの『祈り』そのものであるような耳を俟ってはじめて、ぽろりとこぼれ落ちるように生まれるのである」(『「聴く」ことの力』TBSブリタニカ)
日蓮大聖人は「菩薩」について、「自身を軽んじ他人を重んじ悪を以て己に向け善を以て他に与えんと念う者」(御書433ページ)と仰せになった。どこまでも相手を尊重し、同苦しながら、周囲に希望を送り続ける実践こそ、菩薩の真髄である。悩む心に寄り添い、誠実に耳を傾け続ける——この姿に、「利他」の心は凝縮しているのではないだろうか。そうした共感と安心の連帯を日本中、世界中に広げてきたのが、創価学会である。(優)

2020年12月22日火曜日

2020.12.22 わが友に贈る

苦境に陥った時は
一人で抱え込まず
周囲に相談しよう。
話を聞いてもらうことで
次の一歩も見えてくる。

同生同名御書 P1115
『釈迦仏普賢菩薩薬王菩薩宿王華菩薩等の各各の御心中に入り給へるか、法華経の文に閻浮提に此の経を信ぜん人は普賢菩薩の御力なりと申す是なるべし』

【通解】
釈迦仏が、また(英知の力をもつ)普賢菩薩が、(病気を治す力をもち、法華弘通を誓った)薬王菩薩が、(神通力で法華経を守護する)宿王華菩薩等が、あなた方の生命の中に入られたのだろうか(そうでなければ考えられない不思議なお姿です)。法華経の経文に「世界で人々がこの経を信ずるとき、それは普賢菩薩のお力である」とあるのは、このことでしょう

名字の言 手塚治虫氏がつづる「忘れられない」思い出 2020年12月22日
戦時中、その少年は学校で漫画を描くことに熱中した。だが、時代がそれを許さなかった。学校にいた配属将校や教員から「戦時下に、何たることか」と、白い目で見られることもあった▼そんな彼をいつもかばったのが美術の先生だった。「これが才能なんだから」と職員室で熱弁を振るってくれた。「いまはこういう時勢なんだが、あきらめちゃいかんぞ」と激励されたことも。その少年こそ手塚治虫氏。後に"漫画の神様"と呼ばれることになるが、「忘れられない」と若き日の思い出を記している(『ぼくのマンガ人生』岩波新書)▼その時は未来が見えなくても、信じてくれる人が一人でもいれば、自ら決めた道を歩み抜く力になる。手塚氏にとって戦火の体験は、漫画で"生命の尊厳"を訴える原動力となった▼今春、子どもたちは先行きが見通せない中で、入学や進級を迎えた。社会の混乱は現在も続く。学校生活のこと。将来のこと……。不安は募るばかりだろう▼大人にとって、子どもたちは未来を託すだけの存在ではない。励まし合って、互いに成長し、未来を一緒につくる同志である。どんな試練の"冬"をも、希望の"春"へと変えゆく信心の確信を伝え、創価家族のぬくもりを届けながら、今できる挑戦を共にしたい。(将)

寸鉄 2020年12月22日
信心は智慧の源泉であり最高に己を輝かせる道—牧口先生。題目即希望だ
統監部の日。カード1枚を同志の"命"と。皆様の尊き献身で広布は前進!
創価の法城支える牙城会と王城会に感謝。陰の労苦に常楽我浄の福徳厳然
"敵はわすれさせてねらう"と御書に。無事故は勝ち取るもの。油断なく
大雪に引き続き備えを。無理は禁物。「無冠の友」の健康と安全を皆で祈念

☆世界広布のわが舞台 第4回 高齢社会で輝く「人材育成」——シンガポール・ヨーチューカン支部
今回、取材したのは、シンガポール北東部(アンモキオ、セラングーン、イーシュンなど)を活動の舞台とするヨーチューカン支部です。少子高齢化が進むシンガポールにあって、同支部では、若い力が勢いよく伸びています。(記事=木崎哲郎)

◇青年が主役の支部総会
「ニーハオ!(こんにちは!)」
先月7日、ヨーチューカン支部の総会がオンラインで開催された。
シンガポールは、国民の7割を占める中華系をはじめ、マレー系、インド系などの人々が暮らす多民族社会だ。
4地区184人からなる同支部のメンバーは、ほぼ全員が中華系。年配のメンバーも多いが、「青年が活躍できる場をたくさんつくろうと、いつも声を掛け合っています」と、馮志亮支部長は語る。
総会では、司会も、活動報告も、歌のパフォーマンスも、未来部、学生部、男女青年部が担当。とりわけ第3地区の男子地区リーダー、林志緯さんの体験発表が感動を呼んだ。
林さんは昨年1月、脳腫瘍の摘出手術を受け、闘病生活を始めた。
「どうしたら彼の思いを理解してあげられるか。どうすれば勇気を送ることができるか。毎回の地区協議会では、時間がたつのも忘れ、真剣に話し合いました」。馮支部長は振り返る。
数多くのメンバーの励ましに、胸を熱くした林さん。昨年春、自身の宿命転換を懸け、男子地区リーダーの任命を受けることを決心した。
その後、放射線治療が始まり、仕事の契約が途切れてしまう。だが林さんは負けなかった。同志と共に唱題を重ね、仏法の研さんも深めていった。
手術から1年余り。健康を取り戻した林さんは、本年春、転機を迎えた。デジタルマーケティングの学位の取得を目指し、大学で学び始めたのだ。
さらに今秋、コロナ禍の中で就職活動に挑む。200以上の企業に応募し、見事、競争率の高い映像制作分野での再就職を果たした。大学での勉強が、仕事で生かされているという。
「僕を本当の息子のように支えてくれた婦人部の方々、宿命転換の哲理を教えてくれた壮年部の先輩。お世話になった人は数え切れません。僕の勝利は、皆さんの祈りのおかげです!」

◇教学を磨く時!
シンガポールでは、3月ごろから新型コロナの感染が拡大し、4月から「サーキットブレーカー」と呼ばれる厳しい外出規制が始まった。
政府主導の対策が功を奏し、日々の感染者数は減少。市民の生活は6月ごろから、ほぼ平常に戻っている。だが、海外からの観光客が途絶えたことなどによって、同国の経済は深刻な打撃を受けた。
男子部の劉偉倫部長は、「多くの人は今、減給に遭い、仕事をどう安定させるかで悩んでいます」と語る。ITエンジニアの劉さん自身、転職の準備中だ。
男子部では毎週、オンラインの「仏法学習会」を開催。御書や小説『新・人間革命』を学び合っている。「今こそ教学の力を磨きたい」と劉さんは声を強める。
「未来は、私たちの今の戦いで決まります。この危機を契機に、世界が結束し、新しい時代を築く。そのための『因』を、男子部が創ります」
こうした男子部員たちを陰で支えるのが壮年部。国立公園局のITディレクターである馮支部長は、市民の安全確保へ、公園の混み具合をネット配信するシステムを構築するなど、不眠不休で奔走してきた。
「大きく揺れ動く社会状況ではありますが、池田先生の焦点は常に、次代の青年の育成にあります。人材育成こそ、師にお応えする道です」

◇"姉妹"のように
婦人部・女子部の固い「団結」も、ヨーチューカン支部の特色だ。
女子部の田玉梅部長は、「婦人部の皆さんとはいつも連携を取り、メッセージもやり取りしています。仲のいい"姉妹"みたいですよ」とほほ笑む。
毎週日曜の夜は"婦女の同盟唱題"を実施。定期的に、小説『新・人間革命』の学習会も一緒に行っている。こうした取り組みの中、ここ数年で新たに5人の活動者が生まれ、全地区に女子地区リーダーが誕生した。
子育てと仕事を両立する李薇薇支部婦人部長は、どんなに多忙でも「若いメンバーのサポートは最優先」と言う。
それには理由がある。かつて李さんは貧しい家庭で育ち、自分に自信が持てなかった。シンガポールは高度の学歴社会。小学校の成績で中学のクラスが決まり、その後も成績によって進路のレールが早々と定まる。将来を思うと、ため息が出た。
だがある日、「不可能と思うことを祈れば、信心のすごさが分かる」との先輩の一言に奮起し、猛勉強を始める。思いがけず奨学金を得て大学に進むことができ、イギリス留学も実現した。
昨年、ステージ3の乳がんが発覚。亡くなった母親と同じ病でもあり、深い「宿命」を感じた。だが信心根本に治療を続け、寛解を勝ち取った。
「"ネバー・ギブ・アップ(絶対に諦めない)"という生き方を、私は、池田先生から教わりました。青春時代は悩みの連続です。その中で『人生の師』を持つことが、どれほど幸福なことか。それを青年部に伝えていきたいんです」
昨年、大学を卒業するも、仕事が見つからず悩んでいた女子部員がいた。女子部の田部長は、毎晩、彼女との同盟唱題を開始。婦人部長の李さんも加わり、「祈りは絶対にかなう」と激励を重ねた。つい2週間前、その女子部員から内定を得たとの連絡があった。
「婦人部の励ましって、やっぱりすごいな、と思うんです」。田部長は瞳を輝かせる。
「先輩たちには、長年の信心の『体験』と『確信』がある。それこそが、若い世代への何よりの贈り物です」

◇師匠に代わって
青年育成に力を注ぐヨーチューカン支部だが、年配者の支援にも心を砕く。インターネット環境がないメンバーには、電話での声掛けを続ける。
支部には80代後半の認知症の婦人部員がいた。支部員たちは折に触れて近況を確かめ、励ましの言葉を送った。その姿を未入会の娘さんが見ていた。
先日、婦人部員は霊山へ旅立った。その後、娘さんは「学会の皆さんのおかげで母は幸せでした」と深い感謝を述べ、「私も創価学会の一員になりたい」と、入会を申し出たという。
「一人を大切に」——この学会精神の基本に徹すれば、どんな環境でも広布の裾野は広がっていくのだと、支部の友は感動を新たにした。
小説『新・人間革命』第1巻の中に、山本伸一会長が海外訪問の際、日本の支部長に送った手紙の一節が記されている。
「今、私の心は、わが身を捨てても、戸田先生の遺志を受け継ぎ、広布の総仕上げをなそうとの思いでいっぱいです。そのために大事なのは人です、大人材です」
「私に代わって支部の全同志を心から愛し、幸福に導きゆかれんことを願うものです」
ヨーチューカン支部のリーダーたちが、心に刻む指針である。

2020年12月21日月曜日

2020.12.21 わが友に贈る

◇今週のことば
「無冠の友」をはじめ
尊き陰徳の宝友に深謝。
偉大な陽報は絶対なり。
「大果報は又来るべし」
共々に健康・無事故で!
2020年12月21日

四条金吾殿御返事 P1165
『夫れ仏法と申すは勝負をさきとし、王法と申すは賞罰を本とせり』

【通解】
そもそも、仏法というのは勝負を第一とし、王法というのは賞罰を根本としている。

名字の言 幸福の大道は「無冠の友」の皆さまありて 2020年12月21日
「人間の心は庭のようなもの」(坂本貢一訳)とはイギリスの思想家ジェームズ・アレンの言葉。庭は手入れを怠ると荒れてしまう。人の心もそう。だが地道に耕し、花の種をまいて大切にすれば、美しい心が育まれ、人生は豊かになる▼山あいの町で40年間、本紙を配達した婦人の体験を聞いた。幼い頃に父が他界。働きずくめの母を助けるため、"早く手に職を"と美容師になった。結婚し、念願の美容室を開店した時、報恩の心で配達を始めた▼旧習深い地域。無理解の声を浴びたことも。それでも、地域の人の心を耕し、幸福の種をまく思いで歩き続けた。"師匠と仏法の偉大さを伝えるんだ"と。「そう思うと、池田先生が一緒に歩いてくださっているようでね」▼気付けば持病のぜんそくを克服。何よりの喜びは、娘も母の心を継いで配達員となり、美容師になったこと。かつて学会嫌いで店を離れた顧客が、数十年ぶりに来店し、はさみを持つ婦人に、こうつぶやいた。「よう頑張ったね……。あんたも、学会も、すごいわ」▼明年は聖教創刊70周年。雨にも負けず風にも負けず、使命の朝を駆け、本紙を届けてくださる「無冠の友」の皆さまありて、幸福の大道を進む私たちがいる。厳寒の日が続く。感謝とともに、心から無事故を祈る。(誠)

寸鉄 2020年12月21日
我等宿福深厚にして仏法に生まれ値えり—法華経試練の時、広布の志固く
和歌山の日。私の励まし、私の振舞で地域に光を!同志の胸に烈風魂は赤々
創価大学が一般入試出願受付。英才よ世界市民の揺籃へ!受験生にエール
年末年始友好期間。家庭での信心継承等、今しかできないことに勇み挑戦
年賀状を送りたい—昨年同時期と比べ2割増と。一葉一葉を心結ぶ契機に

〈社説〉2020・12・21 あす「統監部の日」
◇「一人を大切に」の精神を体現
あす22日は「統監部の日」。
その淵源は、1952年(昭和27年)の同日に設置された地方統監部にある。戸田先生の第2代会長就任から2年目、池田先生が広布の突破口を開いた「二月闘争」のあったこの年、会員数が飛躍的に増加。そこで各地の状況を正確に把握し、対応することが広布拡大の基盤となってきたのである。戸田先生の願業であった75万世帯の弘教達成や、「"まさか"が実現」の勝利史を築いた56年(同31年)の「大阪の戦い」においても、統監部の奮闘が重要な推進力となった。
研修用VOD「広布の要 地区統監」では、統監作業は「数」を確認するだけの場ではなく、「誰が」「誰に」「どういった励ましを送るか」を確認する場である、と強調されている。統監は、広宣流布の前進のためにあり、学会員が一人も残らず、幸福を勝ち取るための信心の実践を貫けるようにするためにある。
本年はコロナ禍の影響で「ステイホーム」や「フィジカルディスタンス(身体的距離)」の確保が迫られた。通常時よりも他者とのつながりを持つことが難しく、人間関係の希薄化も問題となった。そうした中、7月末から地区統監の作業が再開され、各地の同志が統監をもとに、転入・転出したメンバーなどに励ましの声を届け、安心と喜びが広がった。
池田先生は2002年(平成14年)12月、全国の支部・地区の統監部長にメッセージを贈った。
「一枚の統監カードは『一枚の紙』にあらず『一人の生命なり』——。そこには、命の鼓動があり、人格があります。発心と蘇生のドラマがあり、人と人との温もりの絆があります。『一人』を徹して大切にしてきたからこそ、今日の創価学会の大興隆がある」
"一人を徹して大切に"との学会精神の究極を体現している存在こそ、統監部の友である。「正確・明確な統監部」「基本を大切にする統監部」「広布伸展を支える統監部」の3モットーを掲げながら、誰が見ていなくとも、同志のために黙々と道を開く——その陰の労苦ありて、創価の大民衆城が輝く。
御書には、「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(1360ページ)と仰せである。
いかなる時代、いずこの地であっても、広布拡大の要諦は、徹底して「一人」に光を当てる実践にある。明「希望・勝利の年」も、"一人の勝利が希望の未来を開く"との方程式を忘れることなく、統監部の友による尊き献身に感謝しつつ、新たな躍進の歴史を築いていきたい。

☆2021年「希望・勝利の年」男子部の活動
「新・人間革命」世代プロジェクトが始動——「青年部幹部会」を開催
「ビジョン会議」を開催し、わが地域から広布拡大の新たなモデルを築く

2021年「希望・勝利の年」は、男子部結成70周年、「男子部の日」の淵源である10万人結集から60周年の佳節を迎え、2030年の学会創立100周年へ、「新たな青年学会建設の10年」の船出となる。
今こそ、一人一人が、新時代の「山本伸一」として立ち上がり、新たな人間革命のドラマをつづっていきたい。そして、男子部が"広布の全責任を担い立つ"との決意で、全ての拡大に先駆し、"希望・勝利の凱歌"を轟かせていこうではないか!

1.「折伏・対話拡大」に勇んで挑戦し、立正安国の勝利を開く
【1】今いる場所で、縁する全ての人に仏縁を拡大
�「青年部幹部会」「男子部体験談大会」等を拡大の決勝点と定め、折伏・対話に勇んで挑戦する
�「モバイルSTB」「SOKAnet」や「YouTube」の聖教公式チャンネルなどを積極的に活用し、学会理解を広げる
�「聖教新聞」「聖教電子版」、「インスタグラム」の学会公式チャンネルなどのSNSを活用し、創価の人間主義の哲理を発信する

【2】地域に根を張り、社会貢献の運動を推進
�地域の諸活動や近隣友好、親族との交流などを通し、今いる場所で友情と信頼の輪を広げる
�社会のあらゆる分野で活躍する人材に光を当て、多彩な運動を展開する(社会部、学術部男子青年委員会、農漁光青年委員会、桂冠会、星辰会、白鳳会、青年教育者会議、創価青年医学者会議、文芸部青年会議、設営グループ、妙護グループ、世雄グループ、創翔会、スポーツ部等)
�音楽隊の諸活動を通して、創価の文化運動を推進する
�社会が直面する諸課題を巡り、各界の識者と語り合う「Session2030」を開催する

【3】「創価新報」等を活用し、「破邪顕正」の言論戦を展開
�「創価新報」等を活用し、「破邪顕正」の精神を体現する人材を育成する
�学会組織をかく乱する魔の本質を見破り、正義の言論で糾弾する
�社会の諸問題に対し、仏法の人間主義に基づく論陣を張る
�民衆を欺く邪論・暴論に対しては、鋭い言論をもって、その正体を暴く

2.「訪問・激励」「小単位の会合」の充実で、「活動者増」を大きく進める
【1】広布の最前線で、対話拡大に挑む"戦う広布十傑"運動を推進
�徹底した「訪問・激励」「個人指導」で、新たな人材を見つけ、育成する
�「小単位の会合」(部・本部)の充実を図りながら、対話拡大に挑む"戦う広布十傑"運動を推進する
�男子部の新しい発想で、学会伝統の「座談会」に新風を起こす
�本部幹部会への参加・視聴の推進を軸にしながら、「活動者増」に取り組む
�創価班や牙城会等の任務、定例会などを通し、「学会厳護」「会員厳護」の精神を体現する
�対面とオンラインの特色を最大限に生かしながら、新たな人材育成のリズムを構築する

【2】「男子部大学校」で、創立100周年を担う、師弟直結の人材を育成
�男子部大学校の実践項目「持続の祈り」「勇気の折伏」「師弟の精神を学ぶ」「同志と励まし合う」「使命の場所で勝つ」を通し、信心の骨格を築く
�小説『新・人間革命』や大学校指導集を中心に学び、実践し、創価の師弟の精神を深める
�「育成責任者」や「大学校の同期」と切磋琢磨しながら、生涯にわたる人生の原点をつくる
�広布の最前線で、新会員や新たな活動者を徹底して励まし、継続的な大学校生の輩出に取り組む

【3】日常的な御書研さんのリズムを構築し、"実践の教学力"を強化
�「ONE GOSHO 運動」(�.あらゆる会合で御書の一節に触れる �.訪問・激励で御書の一節を通して励ます �.人生勝利の指針となる御書の一節を持つ)を推進する
�「教学部任用試験(仏法入門)」(予定)を通して、新会員、新しい活動者を育成する
�「男子部オンライン講義」等を定期的に開催し、"実践の教学力"を身に付ける
�青年部拝読御書「如説修行抄」「諸法実相抄」を研さんし、信心の確信を深める

【4】広布後継の「未来部」を各部一体で育成
�毎月の「未来部の日」を中心に壮年・婦人の未来本部長と連携して未来部の激励に全力を注ぐ
�学会伝統の座談会へ、未来部員と共に家族で参加する
�「創価ファミリー大会」(躍進月間)などを各部一体で開催し、創価後継の人材を育成する
�合唱団、創価後継塾など人材育成グループの運営、激励や、部幹部、未来リーダーの激励に取り組む
�「未来部の日」は、家族で勤行、家族で部員会に参加するなど、家庭での信心の継承に取り組む

3.学会創立100周年に向けた「SOKAグローバルアクション2030」を推進
【1】平和行動の連帯を広げる
�「核兵器禁止条約」の発効を契機に、草の根レベルで平和教育を力強く推進する
�戦争・被爆体験を継承する「オンライン証言会」を各地で行う
�「青年不戦サミット」を長崎で開催する

【2】アジアの友好・発展へ、共生社会の土台を築く
�中国や韓国をはじめ、アジア各国の青年との友好交流を推進する
�相互理解の推進と共生社会の実現へ、ヘイトスピーチや人種差別などの弊害について学ぶセミナーを開催する

【3】SDGs(持続可能な開発目標)の普及と推進に貢献する
�国際社会の2030年に向けての指標である、SDGsの「誰も置き去りにしない」との精神性を高めながら、SDGsの普及と推進に貢献する
�気候危機の状況を学び、脱炭素社会の建設に寄与する
�東日本大震災10年を節目に「青年福光サミット」を開催する
�災害からの復興支援のため、音楽隊の「希望の絆」コンサートを実施する

【アピール】「新・人間革命」世代プロジェクト
このほど、私たち青年部は、創価学会創立90周年から100周年へ、「新たな青年学会建設の10年」の第一歩として、小説『新・人間革命』完結5周年、「広宣流布大誓堂」完成10周年の佳節を刻む2023年を目指した「新・人間革命」世代プロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトは、池田先生の小説『新・人間革命』を心肝に染めて戦う、青年部の新たな広布拡大と人材育成の取り組みです。
かつて先生は、小説『新・人間革命』の執筆について、こう述べられました。
「私の足跡を記せる人はいても、私の心までは描けない」
「全国、全世界の各地で、健気に信心に励む宝の同志を思い浮かべながら、生命の言葉を紡ぎ出し、一人ひとりに励ましの便りを送る思いで推敲を重ねた。
(中略)
創価の同志が『山本伸一』として立ち、友の幸福のために走り、間断なき不屈の行動をもって、自身の輝ける『人間革命』の歴史を綴られんことを、心から念願している」

『新・人間革命』を創価の同志が熟読する時、池田先生の「心」を学び、自らが永遠の師弟旅の主人公・山本伸一との自覚がみなぎり、人間革命のドラマを綴っていけます。
学会創立100周年の勝利は、私たち青年部の世代の一人一人が、小説に刻まれた師弟の精神、広布への信念を学び、実践できるかどうかに掛かっています。
第30巻〈下〉「誓願」の章の最後には、青年部への万感の思いが綴られています。「青年部の諸君は、峻厳なる『創価の三代の師弟の魂』を、断じて受け継いでいってもらいたい。その人こそ、『最終の勝利者』です。また、それこそが、創価学会が二十一世紀を勝ち抜いていく『根本の道』であり、広宣流布の大誓願を果たす道であり、世界平和創造の大道なんです」
「青年部幹部会(年2回を予定)」「『新・人間革命』講座(定期的に配信)」「『新・人間革命』コーナー(小単位の会合で実施)」など一連の取り組みを通し、日頃から小説を読み深め、日々の生活や学会活動の中で実証を示していくとともに、"絶対勝利の哲学"を自らの言葉で縁する友に語り広げていきましょう。

2020年12月20日日曜日

2020.12.20 わが友に贈る

仕事や生活の課題で
悩んでいる友と
苦楽を分かち合おう。
「冬は必ず春となる」との
大確信の祈りを共に!

松野殿御返事 P1386
『退転なく修行して最後臨終の時を待って御覧ぜよ、妙覚の山に走り登つて四方をきつと見るならばあら面白や法界寂光土にして瑠璃を以つて地とし金の繩を以つて八の道を界へり、天より四種の花ふり虚空に音楽聞えて、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき娯楽快楽し給うぞや、我れ等も其の数に列なりて遊戯し楽むべき事はや近づけり』

【通解】
退転することなく仏道修行をして、最後の臨終の時を待ってごらんなさい。妙覚の山に走り登って、四方をきっと見るならば、なんと素晴らしいことであろうか、法界は寂光土で、瑠璃をもって地面とし、黄金の縄をもって八つの道を仕切っている。天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる。我らも、その数の中に連なって、遊戯し楽しむことができるのは、もう間近である。

名字の言 漫画家ヤマザキマリさんの楽しみ 2020年12月20日
古代ローマの浴場設計技師が、現代の日本にタイムスリップするストーリーで大ヒットした漫画「テルマエ・ロマエ」。かつて本紙にも登場した作者のヤマザキマリさんはイタリア在住だが、現在はコロナ禍により家族と離れ、日本で活動中だ▼イタリア人の夫とは、ビデオ通話などで連絡を取り合っているという。その中で、ギフトを贈り合う"オンライン・サプライズ"を夫婦で楽しんでいる▼ある時、自粛生活で料理をする機会が増えたヤマザキさんのために、夫からスヌーピーのエプロンが届いた。反対に、ヤマザキさんがお菓子と発泡ワインを贈ると、夫からプレゼントを開けて祝杯を挙げる動画が届いたという。「こんなことでもない限りあり得ないことだから、と楽しんでいます」(『たちどまって考える』中公新書ラクレ)▼ささいなエピソードかもしれない。だが形はどうあれ、どんな状況にあっても相手を思いやり、できることを見つけて前向きに進む姿に、じんわりと心が温かくなる。"自分も何かできるのでは"と考えさせられる▼新型コロナウイルスの感染拡大が続くが、心まで窮屈になりたくはない。今いる場所で、喜びや楽しみを創造する一日一日にしたい。「心こそ大切」(御書1192ページ)である。(銘)

寸鉄 2020年12月20日
先手、先手と攻めることが肝心だ—恩師。明年へ明確な目標掲げ幹部率先
東京・多摩池田総区「師弟原点の日」。縁深き地に堂々たる人材城建設頼む
精神世界の変化が最重要—文豪。『新・人間革命』を繙き、今日も心新たに
浴室での事故に要注意。食後・飲酒後の入浴は特に危険と。油断を排して
スマホのながら運転、自転車の違反増加。"自分は大丈夫"の心が命取りに

☆2021年「希望・勝利の年」女子部の活動
2021年「希望・勝利の年」の開幕にあたり、池田先生・奥様は女子部に「皆さんが地道に取り組む学会活動が、無量無辺の福運となって、広布と人生の勝利の未来を開くのです」(本紙2020年11月14日付、「全国池田華陽会大会」へのメッセージ)と、日々の信心の実践が幸福への直道であることを教えてくださいました。部の結成70周年となるこの一年、華陽姉妹一人一人の信心の輝きで、どんな暗闇をも照らしゆく希望の光を広げ、勝利の門を開いていきましょう!

1、自他共の幸福を祈り、仏縁を結ぶ対話に挑戦しよう
【1】勤行・唱題の実践の中で、自他共の幸福を祈ろう

【2】自身の目標を明確にし、仏縁を結ぶ対話、折伏・弘教に挑戦しよう
※「青年部幹部会」(年2回を予定)等を勝利のリズムに前進しよう
※モバイルSTB、SOKAnet、「YouTube」の聖教公式チャンネル等も活用し、学会理解の輪を広げよう

【3】「SOKAグローバルアクション2030」を通して、平和運動を推進

●小説『新・人間革命』より
自分も、周囲の人も、自他ともに幸せになっていってこそ、真実の幸福です。ゆえに、人のため、友のために法を説き、幸福への道を教えていくことが大事になります。その慈悲の生き方こそが仏法であり、そこに自分の幸せもある。
どうか、自分だけの幸福をめざす人生から、人びとの幸せを考え、祈る、新たな人生への、力強い歩みを開始していってください。
(小説『新・人間革命』第5巻「歓喜」の章)

2、「池田華陽会御書30編」を学び、"教学で立つ"青春を歩もう
【1】「池田華陽会御書30編」をはじめ、御書の日常的な研さんに挑戦しよう
※特に、同30編の中から、毎月の重点御書(下記)の読了・研さんに挑戦(定期的に「女子部御書カレッジ」を配信)
※書籍『池田華陽会御書現代語訳』や、2021年1月から本紙で連載予定の重点御書研さん紙面「世界一の生命哲学を学ぶ」(月1回)を活用

2021年 重点御書
1月「阿仏房御書(宝塔御書)」
2月「減劫御書」
3月「佐渡御書」
4月「一生成仏抄」
5月「日女御前御返事(御本尊相貌抄)」
6・7月「種種御振舞御書」
8月「乙御前御消息」
9月「法華証明抄」
10・11月「報恩抄」
12月「顕仏未来記」

●小説『新・人間革命』より
「戸田先生は、常に、『女子部は教学で立ちなさい』と言われていた。それは、幸福になっていくためには、生命の法理に立脚した人生の哲学が不可欠だからなんです。また、本当の意味で、女性が人間として自立していく道が、そこにあるからなんです」
(中略)
幸福になるには、「幸せとは何か」を明らかにした「哲学」が必要になる。「哲学」というのは、生き方の根本となる考え方である。
(小説『新・人間革命』第25巻「人材城」の章)

3、一人を大切に! 創価の女性の連帯で、希望の励ましを広げよう
【1】真心光る励ましで華陽姉妹の絆を強めよう
※2020年12月〜2021年1月末の「マイ ロマン総会」期間に、縁する女子部員、友人と語り合おう

【2】オンライン等を活用しながら、創意工夫を凝らし信心の触発を広げよう
※女子部公式LINEアカウント「華陽*NEWS」の活用

【3】創価の女性のスクラムの中で何でも語り合い、学会活動に励んでいこう
※婦女一体の「サン☆フラワー キャンペーン」で訪問・激励に取り組み、温かな励ましを広げよう
※方面・県で定期的に「女性最高協議会」を開催

●小説『新・人間革命』より
「大聖人は『女子は門をひら(開)く』(御書一五六六ページ)と仰せです。広宣流布の永遠の前進にあって、『福徳の門』を開き、『希望の門』を開き、『常勝の門』を開くのは、女性です。なかんずく女子部です」
麗しき婦女一体の対話の拡大、励ましの拡大は、二十一世紀の新たな力となった。
(小説『新・人間革命』第30巻〈下〉「誓願」の章)

【アピール】「新・人間革命」世代プロジェクト
このほど、私たち青年部は、創価学会創立90周年から100周年へ、「新たな青年学会建設の10年」の第一歩として、小説『新・人間革命』完結5周年、「広宣流布大誓堂」完成10周年の佳節を刻む2023年を目指した「新・人間革命」世代プロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトは、池田先生の小説『新・人間革命』を心肝に染めて戦う、青年部の新たな広布拡大と人材育成の取り組みです。
かつて先生は、小説『新・人間革命』の執筆について、こう述べられました。
「私の足跡を記せる人はいても、私の心までは描けない」
「全国、全世界の各地で、健気に信心に励む宝の同志を思い浮かべながら、生命の言葉を紡ぎ出し、一人ひとりに励ましの便りを送る思いで推敲を重ねた。
(中略)
創価の同志が『山本伸一』として立ち、友の幸福のために走り、間断なき不屈の行動をもって、自身の輝ける『人間革命』の歴史を綴られんことを、心から念願している」
『新・人間革命』を創価の同志が熟読する時、池田先生の「心」を学び、自らが永遠の師弟旅の主人公・山本伸一との自覚がみなぎり、人間革命のドラマを綴っていけます。
学会創立100周年の勝利は、私たち青年部の世代の一人一人が、小説に刻まれた師弟の精神、広布への信念を学び、実践できるかどうかに掛かっています。
第30巻〈下〉「誓願」の章の最後には、青年部への万感の思いが綴られています。「青年部の諸君は、峻厳なる『創価の三代の師弟の魂』を、断じて受け継いでいってもらいたい。その人こそ、『最終の勝利者』です。また、それこそが、創価学会が二十一世紀を勝ち抜いていく『根本の道』であり、広宣流布の大誓願を果たす道であり、世界平和創造の大道なんです」
「青年部幹部会(年2回を予定)」「『新・人間革命』講座(定期的に配信)」「『新・人間革命』コーナー(小単位の会合で実施)」など一連の取り組みを通し、日頃から小説を読み深め、日々の生活や学会活動の中で実証を示していくとともに、"絶対勝利の哲学"を自らの言葉で縁する友に語り広げていきましょう。

2020年12月19日土曜日

2020.12.19 わが友に贈る

具体的な決意と行動が
未来を切り開く。
明年へ向かって
目標を明確に定めよう!
勇気の一歩を共々に。

法蓮抄 P1050
『今法華経寿量品を持つ人は諸仏の命を続ぐ人なり、我が得道なりし経を持つ人を捨て給う仏あるべしや、若し此れを捨て給はば仏還つて我が身を捨て給うなるべし』

【通解】
今、法華経寿量品を持つ人は、十方世界の諸仏の命を継ぐ人である。諸仏も皆、法華経の自我偈によって自分が成仏できたのであるから、その恩ある法華経を持つ人を捨てられる仏があるだろうか。もし、この人を捨てられるならば、仏はかえって自分の身を捨てられることになるであろう。

名字の言 年末の風物詩——ベートーベンの「第九」 2020年12月19日
今年はベートーベンの生誕250年。第九といえば年末の風物詩だが、作曲家ワーグナーは第九の意義について、ベートーベンは「勢いよく錨を下ろした」と表現している▼錨とは、「一切を結合する必然的で絶大な力」を持ち、「溢れる心的感情の流れのすべてが、そこへと注ぎ込むことができる」言葉——「歓喜!」である。この言葉を「おのが音楽創作の頂点に戴冠したのだ」と(藤野一夫訳「未来の芸術作品」)▼交響曲に声楽を取り入れた第九をはじめ、新しい音楽を創作したベートーベン。保守的な音楽家が彼の斬新な楽節を批判した時、こう反論したという。「なに、規則が許さないだと。そうか、なら私が許可する!」(ハーヴェイ・サックス著、後藤菜穂子訳『〈第九〉誕生』春秋社)。人類の理想と連帯をうたい上げた歓喜の第九も、楽聖の強い意志から生まれたのだろう▼歓喜の生命は心から心、友から友へ広がる。御書に「我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く」(788ページ)と仰せのように、自身の尊極なる生命に目覚めることこそ「歓喜の中の大歓喜」にほかならない▼本年の掉尾を飾る座談会が列島の津々浦々で行われている。明年の「希望・勝利の年」へ、「大歓喜の生命」で力強く出発していきたい。(川)

寸鉄 2020年12月19日
「いよいよ強盛の信力をいたし給へ」御書。苦難の時こそ不屈の祈りで前進
細かな問題に気付くのが本物の幹部—恩師。さあ今日も励ましの声掛けを
SGIの精神を青年達に広めてほしい—副首相。人間革命の哲理を世界へ
全国で感染が増加。3密回避・手洗い・換気を含め基本を再確認。皆で実践
各地で厳しい寒さ。無冠の友の皆様ありがとう!絶対無理せず安全優先で

☆2021年 結成55周年 壮年部の活動
2021年「希望・勝利の年」、壮年部は結成55周年を迎える。池田大作先生は、壮年部結成式に寄せて、小説『新・人間革命』に、こうつづっている。「私もまた、壮年部です。どうか、皆さんは、私とともに、学会精神を根本として雄々しく立ち上がり、創価の城を支えゆく、黄金柱になっていただきたいのであります」(第10巻「桂冠」の章)。壮年部は、創立100周年を目指す大切なこの一年を、どこまでも先生と共に、広布の黄金柱として力強く前進し、対話拡大の原動力となっていきたい。また、職場や地域でも堂々と勝利の実証を示し、信頼と友好の輪を大きく広げていく。具体的には、次のポイントを基調に活動を推進する。

●指針
壮年は広宣流布の黄金柱

●3モットー
一、生涯求道の壮年部
一、職場で勝利する壮年部
一、地域貢献の壮年部

●活動のポイント
1、壮年部が友好交流・対話拡大の推進力に
�幅広い人脈を生かし、信頼と友好の輪を大きく広げよう
◎地域、近隣、職場等での友好対話を通して、友情と仏縁を広げる。
◎遠方の親戚とも交流を深め、理解と共感の対話で、共に幸福の道を開いていく。
◎信心根本に不断の努力を重ね、仕事で勝利の実証を示していく。

�弘教・聖教拡大に挑もう
◎自他共の人間革命・宿命転換を目指し、折伏・弘教に挑戦する。
◎聖教新聞の購読推進と、新たな聖教拡大推進者の育成に取り組む。
◎モバイルSTBやSOKAnetの動画などを活用し、学会理解の輪を広げる。

2、「訪問・激励」を通し人材の拡大を
「人を動かすのは人だ。心を揺さぶるのは心だ。直接会う。会って語る。そこに生命の触発が生まれる」「人を励ませば、自分の心が励まされ、開かれていくのである」(壮年部指導集『黄金柱の誉れ』190ページ)との指導通り、壮年部員一人一人への「訪問・激励」を最重要の活動として取り組んでいく。

�リーダー率先で「訪問・激励」に取り組もう
◎「励まし週間」だけでなく日頃から「訪問・激励」を推進する。
◎一対一の励ましで、座談会の参加者、活動に参加できる壮年部員を拡大していく。
◎壮年部幹部会の意義を込めた本部幹部会に、一人でも多くの壮年部員の参加を目指す。

�「ブロック5勇士」運動を推進
◎最前線のブロックで、新たな活動者を拡大・育成する「ブロック5勇士」運動を引き続き全力で推進。全幹部がブロックに入り、一人一人への励ましに徹する。
◎本部壮年部長、支部壮年部長の布陣を整え、各組織で壮年部強化を進める。

3、後継の青年を自分以上の人材に
�「青年部幹部会」を通して後継の青年を育成
「青年部幹部会」の参加者拡大を応援する。また、座談会や本部幹部会などの中継行事への青年部・未来部の参加を後押しする。

�一家で師弟の信心を継承
SOKAnetの動画等も活用し、一家で信心の原点や体験、広布史を語る機会を積極的に設け、子や孫たちへ学会精神を伝え残していく。

4、小説「新・人間革命」を通して学会精神を学ぶ
オンラインの活用も含めて各地の状況に合わせ、壮年部が信心の触発を受けられる会合を開催し、小説『新・人間革命』を学ぶメンバーを増やそう。

�一人一人が『新・人間革命』を学ぶ
『新・人間革命』の研さんを通して、師弟の生き方を学び、皆で自身の人間革命に挑戦する。

�教学の研さんを通し、「行学の二道」に励む人材を育成
「大白蓮華」の学習を通して、仏法の人間主義の哲学を学ぶ。また、壮年部指導集『黄金柱の誉れ』を研さんし、共に人材へと成長していく。

5、各種グループの育成・強化
<太陽会を一層充実>
昼間に活動できる太陽会(総称)の発展・強化を目指し、本部・支部の議長の布陣を整える。ライン組織の壮年部とも連携を密にして訪問・激励を推進し、体調のすぐれない人にも十分に配慮し、励ましを送っていく。

<王城会の強化>
地域の宝城を厳護する使命と誇りを忘れず、絶対無事故の任務を勝ち取る。壮年部の人材育成の柱として、定例会や研修会を軸に王城会の充実に力を注いでいく。

<次代を担うヤング壮年部の育成>
ヤング壮年部を次代のリーダーとして着実に育成していくため、先輩幹部による激励・指導に継続して取り組む。人材グループなど同世代の団結を強めるための取り組みも工夫する。

●主要行事
(1)壮年部幹部会の意義を込めた本部幹部会(開催時期未定)
(2)方面壮年部長会の開催

2020年12月18日金曜日

2020.12.18 わが友に贈る

積雪や路面凍結による
転倒や交通事故に注意。
「慌てず」「油断せず」
「無理をせず」が基本だ。
安全第一の声掛けを!

開目抄下 P225
『袈裟を服ると雖も猶猟師の細視徐行するが如く猫の鼠を伺うが如し』

【通解】
袈裟を着ているとはいえ、布施を狙うさまは猟師が獲物をねらって細目に見て、しずかに近づいて行くがごとく、猫の鼠をねらっているようなものである。

名字の言 「一振りで越ゆ双六の箱根山」の句に思う 2020年12月18日
「一振りで越ゆ双六の箱根山」(大石悦子)。正月の楽しみが伝わってくる句だ。現代は、さらにさまざまな楽しみ方があろう。上手に気分転換を図り、はつらつと新年を出発したい▼正月恒例の一大イベントといえば、毎年多くの人が心待ちにしている箱根駅伝である。すごろくであればサイコロ一つで"越える"ことができる箱根路も、実際に人間の足で行こうとすれば、大変な困難が伴う▼まして思いのこもったタスキを「1秒でも早く」つなごうとする駅伝ならば、なおさらであろう。自らの限界に挑む戦いであるからこそ、走り終えた直後に倒れ込む選手も多い。創価大学はもとより、出場校の全選手が悔いなく力を発揮できることを切に願う▼すごろくと現実では次元が異なるが、古典にはこんな指摘がある。いわく、「双六の上手といひし人に、その手立を問ひ侍りしかば、『勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり……』」(『徒然草』)。"断じて負けない"と決める——勝利の鉄則は万般に通じよう▼日蓮大聖人は四条金吾を「きわめて・まけじだましの人」(御書986ページ)と称賛され、「負けじ魂」の大切さを教えられた。力走する選手たちのように、新しい一年も、人生という勝負の大舞台を駆け抜けよう。(道)

寸鉄 2020年12月18日
世界変える行動を重ねる創価の青年は人類の光—学者。希望の連帯を拡大
足立の日。大東京の誉れの王者ここに。異体同心の前進で勝利の先陣を!
「信心の・いさぎよきはすめるがごとし」御書。混迷時代こそ祈り純真に
プラス思考の人はストレスに強いと。全てを成長の糧に。これ仏法の真髄
日本の国連加盟記念日。人類の議会の強化へ!我らは共生の波を地域から

〈社説〉 2020・12・18 今年と来年の「漢字一文字」
◇明確な目標が前を向く力に
今月14日、日本漢字能力検定協会が公募していた、年末恒例の「今年の漢字」が発表された。2020年の世相を一字で表す漢字は「密」——。
今年を振り返るとき、新型コロナウイルスの話題は避けられない。「3密」を避けた自粛の日々、テレワークなど新たな生活様式の模索、いつ感染するか分からない不安、医療現場の逼迫など、誰もが"未曽有"といわれる危機を身に感じる一年だったのではないだろうか。
本紙・読者投稿のページ「みんなの投稿」でも、「私の今年の漢字」を募集したところ、やはり、コロナから連想される漢字が多くを占めた。「禍」「忍」「命」をはじめ、自粛期間に新しい挑戦を始めた「新」「挑」や、改めて家族や友人とのつながりを確認できたという「絆」「友」、明るい未来への願いを込めた「希」「祈」などが寄せられた。
"コロナ禍の中にあって、この方はなぜここまでポジティブな一文字を選べたのだろう"と思わせる一字、例えば「勝」や「優」を応募した人も多くいた。その理由を確認すると、2020年の出発に当たり、決意を既に「私の今年の漢字」に込めていたというのだ。
自ら定めた明確な目標を持っている人は強い。つまり、揺れ動いた一年を後から意義づけたのではなく、環境がどのように変化しても、ぶれずに貫く主題を持っていたともいえよう。
司馬遷が著した『史記列伝』(岩波文庫)の中に、「知ることがむつかしいのではない。いかにその知っていることに身を処するかがむつかしいのだ」という言葉がある。"目標は立てた方がよいと知りつつ、実際には決めていない"という人も少なくないだろう。先が見えない時代であれば、なおさらだ。
たった一つでもいい、自分の柱となる言葉を決めるだけでも、前を向く大きな力になってくれるに違いない。
アメリカの社会心理学者で、モチベーションや目標達成の分野の第一人者ハイディ・グラント・ハルバーソン氏は、著書『やり抜く人の9つの習慣』(林田レジリ浩文訳)で、目標を一つに絞ることも、意志の力を発揮するためのポイントであることを指摘。「『新年の目標』をひとつだけに絞ることができたら、成功確率はかなり高くなるでしょう」とアドバイスする。
"2021年をどんな年にしたいですか? それを漢字一字で表すと?"——「今年の漢字」で一年を振り返った次は、意識をリセットして「来年の漢字」を考えてみてはどうだろうか。希望ある未来、一歩前進・勝利した自身の姿を思い描きながら新たな一年を迎えたい。

☆2021年 「結成70周年」婦人部の活動
2021年「希望・勝利の年」は、婦人部結成70周年の佳節を迎える。
結成以来、困難を乗り越え、自他共の幸福を広げてきた婦人部は、今や世界第一の平和の連帯へと発展した。いかなる時もたたえ、励まし続けてくださった池田大作先生への感謝を胸に、学会創立100周年の2030年へ、さらなる広布拡大の決意を固め、前進していこう。

大事な10年の出発に当たり、より一層、創価後継の人材を伸ばしていくことを決意したい。そこで2021年は、皆で「ヤング白ゆり世代」の成長を祈り、共に動き、共に体験を積む「ヤング白ゆり・勝利の年」と捉え、令法久住への道を開いていきたい。そして、全婦人部員が、小説『新・人間革命』を熟読し、師弟の精神を深め、一人一人が広布の使命を果たしていこう。

創価の同志は、コロナ禍の中にあっても、懸命に友への励ましを送っている。これまで以上に一人に寄り添い、一対一の励ましを続けていこう。池田先生は、「題目は、究極の希望だ。題目を唱え、弘めゆく、創価の女性の生命こそ、希望の当体なのである」と指導されている。「絶対勝利」の婦人部は、題目第一で、地域・社会に希望の哲学を語り、広めていこう。

婦人部結成70周年のロゴマーク。婦人部の象徴・白ゆりや桜梅桃李の花のように、全員が使命の花を咲かせゆく希望・勝利の一年に!

1.全員で「ヤング白ゆり世代」をはじめ次代を担う人材を伸ばそう!
学会精神の継承は婦人部の大切な使命である。若い世代の成長を祈り、信仰の確信と喜びを語り伝えよう。

〇「ヤング白ゆり世代」が希望と誇りをもって活躍できるよう、皆で励まし合い、共に成長しよう。
※懇談会や学習会など工夫し、同世代の触発の場を設ける(開催単位は各地で検討)。
※オンライン講座「ヤング白ゆり希望カレッジ」を年2回程度、中央から配信する。

〇婦女一体の「サン☆フラワー キャンペーン」をより一層、充実させる。

〇わが家、わが地域の未来部・青年部、そして未入会家族を大切に、真心を尽くし、共に成長していこう。

2.全員が主役! 心結ぶ対話で広布を拡大!
地域・社会の発展と、皆の健康・勝利を祈り、信頼と友情を結び、創価の哲学を語り広げよう。

〇近隣、職場、親戚など、全ての友人・知人に、大きく対話を広げよう。

〇「私の人間革命」の体験を語り、折伏・弘教を実践しよう。
※「聖教新聞」「モバイルSTB」「SOKAnet」などを活用。

〇「聖教新聞」の拡大に皆で挑戦し、創刊70周年を荘厳しよう。

3.小説「新・人間革命」を学び、希望の存在と輝こう!
一人一人が小説『新・人間革命』の研さんを通して池田先生の心を学び、自身の人間革命に挑戦しよう。

〇日々、小説『新・人間革命』を読み、共戦の歴史を刻もう。「聖教電子版」なども活用しよう。

○会合や訪問・激励の折など、あらゆる機会に読み合っていこう。

4.「グループ学習・懇談」で希望と励ましを広げよう!
グループこそ広宣流布の推進と拡大の原動力である。"一人も置き去りにしない"との心で、訪問・激励にも力を入れ、広布の主体者を増やそう。

〇4月〜5月を中心に、部結成70周年を記念する婦人部総会を「希望総会」としてグループ単位でにぎやかに開催。

〇全員が主役の「グループ学習・懇談」を毎月、開催しよう。

〇「大白蓮華」の「婦人部 輝きのグループ学習」を教材に御書を学ぶなど、研さんに取り組み、体験を語り合うなど充実を図ろう。

主要行事
・婦人部結成70周年記念「希望総会」をグループ単位で開催(4月〜5月)
・オンライン講座「ヤング白ゆり希望カレッジ」を配信
・女性平和委員会主催の「草の根映写会」を各地で開催

●実践の五指針 「絶対勝利の婦人部」
一、祈りからすべては始まる
一、わが家は和楽の前進
一、後継の人材を伸ばす
一、地域と社会を大切に
一、生き生きと体験を語る

●婦人部グループモットー
皆で語り 皆で学び 皆が創価の幸福博士に!

2020年12月17日木曜日

2020.12.17 わが友に贈る

仏法は「依正不二」。
自身の一念の転換が
環境を変革する鍵だ。
人生勝利への挑戦劇を
今から! 私から!

曾谷入道殿許御書 P1026
『夫れ以れば重病を療治するには良薬を構索し逆謗を救助するには要法には如かず』

【通解】
つらつら思うに、重病を療治するには良薬を求め、五逆や誹謗正法の衆生を救済するには肝要の妙法五字を与えるほかない。

名字の言 "現場"にこだわった作家たち 2020年12月17日
ホームドラマの脚本家の中には、書斎机ではなく、食卓などで執筆する人が少なくない。「渡る世間は鬼ばかり」などを書いた橋田壽賀子さんは、輸入物の立派な机を持ちながらも、ダイニングテーブルで筆を走らせたという▼書斎机となれば、静かな部屋にこもって集中して書く姿が思い浮かぶ。一方、食卓では家族が食事をしたり、お茶を飲んで団らんしたり……という情景を想像する。きっと作家たちがこだわったのは、集中できる環境よりも、暮らしの一場面を思い描ける"現場"に身と心を置くことだったのだろう▼池田先生は青年部時代のある日、恩師と会合に出席した。小雨の中、3400人もの友が集った。終了後、先生は帰路に就かず、その地域の座談会に赴いた▼先の会合の無事故と成功のために奮闘した地元の同志に、先生は思いをはせた。当時の真情をこう語っている。「現実に地道な苦労をした陰の人をこそ、最大に尊敬し、守っていかねばならない。これが私の変わらざる人間観である。この不動の一点に立っているゆえに、何があっても強いし、迷わない」▼広布の現場は、小さな会合や同志、友人との膝詰めの対話にある。一人一人の人生の息遣いを感じる語らいから、人間革命の偉大な物語が紡がれていく。(白)

寸鉄 2020年12月17日
悩みがあるから人を救える境涯に—恩師。祈り、挑んだ分、偉大な仏の力が
「女性平和委員会」40周年子らの笑顔輝く世界へ!勇気と慈愛の太陽と光れ
釈尊は言葉を自在に使う人—哲人。励ましは粘り強く!大誠実を声にして
宅配の不在通知装う偽のメールが横行。個人情報狙う手口。冷静に見破れ
公明は民衆の皮膚感覚を体現し政策を実現—識者三千の議員網の本領更に

☆池田華陽会御書30編に学ぶ 諸法実相抄(下)
◇"誓願の題目"で友に希望を
今月は、「諸法実相抄」の後半を学びます。
池田先生は9月の「世界青年部総会」へのメッセージにつづられました。
「若き地涌の君たちは、勝つために生まれてきたのです。
いかなる苦難にも打ち勝って、家族を、友人を、眷属を、民衆を、そして人類を、幸福に平和にするために生まれてきた。
妙法という生命尊厳の極理を探究し、実践する君たちは、まぎれもなく最も強く明るい『勇気の太陽』であり、最も清く朗らかな『希望の蓮華』であります。(中略)
私が誓いの同志と共に、師子王の心で貫き通してきた、『最後は必ず勝つ』との『絶対勝利の信心』を君たちに厳然と託します」
師から受け継ぐ「絶対勝利の信心」を光らせ、誓いを胸に地涌の青春を歩んでいきましょう。
(拝読範囲は御書1360ページ8行目「末法にして」〜1362ページ本抄末尾です)

◇本抄について
本抄は、文永10年(1273年)5月、日蓮大聖人が流罪地の佐渡で認められ、最蓮房に与えられたとされるお手紙です。
最蓮房は、大聖人と同時期に佐渡に流罪されていた人物で、もとは天台宗の学僧でしたが、大聖人と出会って弟子になりました。
本抄は、最蓮房が大聖人に、法華経方便品第2に説かれる「諸法実相」についてお尋ねしたことに対する御返事とされています。
大聖人は、本抄で「諸法実相」の意義を述べられ、この法理に照らし、一切衆生の生命が本来、妙法蓮華経の当体であることを明かされます。
また、大聖人と同じ心で広布に進む人は「地涌の菩薩」であり、滅後弘通の使命を果たす"地涌の実践"によって末法の広宣流布は疑いないとの大確信を示されます。

◇御文
『末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり、日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(御書1360ページ8行目〜10行目)

◇通解
末法において妙法蓮華経の五字を弘める者は、男女の分け隔てなどありません。皆、地涌の菩薩の出現でなければ、唱えることのできない題目なのです。
初めは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えましたが、二人、三人、百人と次第に唱え伝えてきたのです。未来もまた同じでしょう。これこそ「地涌の義」ではないでしょうか。

◇[解説]偉大な妙法は自分の中に
どれほど困難な時代にあっても、また、どれほど大変な環境にあっても、決して負けず、決して諦めない。自ら人間革命の勝利の劇を演じながら、妙法を唱え弘め、最も苦しんでいる人々と共に幸福を勝ち取っていく——。
この、限りない勇気と希望、さらに、広宣流布への誓願に燃えゆく「地涌の生命」は、私たちに、一人ももれなく本来具わっています。
どこまでも現実社会の中で、自らの胸中に、この「地涌の生命」を湧き出し、使命の舞台で自他共の幸福を広げる一人一人こそ、末法広宣流布の使命を果たしゆく、最も尊極な「地涌の菩薩」です。
掲げた御文に"男女の分け隔てはない"と示されている通り、性別はもちろん、年齢や国籍、立場などの違いによる差別は一つとしてありません。
続く御文で大聖人は「皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり」と仰せです。
今、こうして題目を唱えられることが、どれほど稀なことであるか。全員が、広宣流布を誓願し生まれ合わせた「地涌の菩薩」であるとの、深き宿縁を教えられています。
また、広宣流布とは一面から言えば、"生命の無限の可能性"を信じることのできない「無明」を、自他共に打ち破っていく戦いです。それを成し遂げられるのは、末法の広宣流布を託された「地涌の菩薩」の"鍛え抜かれた生命"です。
大聖人は、全ての人が仏界という最高の生命を涌現できるように「南無妙法蓮華経」の唱題行を確立されました。御本尊に題目を唱えることは、自らの生命の可能性を信じ、「無明」を打ち破ることであるとも言えます。
ゆえに、"偉大な妙法が自分の中にある"と「信心」を起こし、題目を唱える私たちの胸中には「地涌の菩薩」の"鍛え抜かれた生命"が輝いているのです。
そして、妙法を唱え、信心の歓喜に目覚めた「一人」が、二人、三人と、その歓喜を伝えていく——この「地涌の義」のままに、世界広布の大道を切り開いてきたのが創価学会です。
勇気凜々と"広布誓願の題目"を唱えながら、友に希望の励ましを広げ、師と共に「地涌の使命」を歓喜の心で果たしていきましょう!

★池田先生の指針から
仏法を学ぶ中で、自分が地涌の闘士だと確信し、命の底から我が使命に向き合う。この自覚こそ「実践の教学」だ。
苦難に挑む師子王の心を奮い起こして「地涌の誓願に生きる」と決めた時、人間は最も偉大に、その生を燃焼させることができる。(『随筆 永遠なれ創価の大城』)
◇ ◆ ◇
自分が尊厳であるならば、他者も同じく尊厳な存在である。ゆえに、誰もが本来の尊厳性を輝かせ、共に幸福になってほしい——そう願って立ち上がるのが、仏法の菩薩の生き方です。一人一人が、あらゆる苦難を乗り越えつつ、万人の幸福を実現する妙法弘通の主人公となる。ここに「地涌の菩薩」の実像があるのです。(『人間革命の宗教』)
◇ ◆ ◇
人類は皆、本来、地涌の生命を持っています。その地涌の生命は、目覚めた地涌の生命に触れることで必ず触発されるのです。
さあ、わが門下の君たちよ、貴女たちよ、新鮮なる人間革命の舞台へ、新しい自分自身の生命で生き生きと立ち上がれ!
明日の世界が待っている。未来の人類が、創価の地涌の大行進を待っている——。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第17巻)

研さんのために
○…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第17巻(聖教新聞社)
○…2020年6月号「大白蓮華」掲載の「世界を照らす太陽の仏法」(同)

2020年12月16日水曜日

2020.12.16 わが友に贈る

お世話になった方々へ
感謝の思いを伝えよう。
つながりが幸福の基盤。
一筆や一声に
最大の真心を込めて。

御義口伝巻上 P716
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』

【通解】
我らの頭は妙である。のどは法である。胸は蓮である。腹は華である。足は経である。この五尺の身が妙法蓮華経の五字の当体である。

名字の言 探査機「はやぶさ2」の旅は続く 2020年12月16日
小惑星「りゅうぐう」での任務を終え、地球にカプセルを投下した探査機「はやぶさ2」が、再び地球を離れた。どこへ向かったのか▼目指すは小惑星「1998KY26」。将来、地球に衝突する危険性があるという。だが直径約30メートルと小さく、実際の形が分からない。そこで災害防止の観点から接近観測を試みるのだ。到着予定は2031年。総飛行距離は100億キロといわれる。宇宙の謎を解明する大目的に終わりはない▼広布の大願に生きる人生にも停滞はない。本紙通信員の婦人は、コロナ禍により38年勤めた職場を解雇された。それでも、彼女の歩みが止まることはなかった▼自らの宿命転換を懸けて学会活動に励み、通信員として記事の一字一句、写真の一葉一葉に心を込めた。「この挑戦が苦難に立ち向かう力になりました」と語る彼女は先月、念願の再就職を果たす。初出勤の日には、自身の撮った写真が本紙に掲載された▼この一年、未聞の試練の中でどれだけ前進できたか——そう悩む人も多いだろう。しかし人間としての成長は、目に見える結果だけでなく、向上しようとする心で決まる。苦しい時も楽しい時も「大願ををこせ」(御書1561ページ)との御聖訓を胸に、一歩でも前へ。そこから宇宙大の境涯が開かれる。(子)

寸鉄 2020年12月16日
助け合いの心持つ学会の連帯こそ社会支える力—博士。励ましの声を益々
日韓青年部がオンライン交流会。国境超え触発し合う君らは共生世紀の光
途中に何があろうが最後に勝て—戸田先生。本年総仕上げへもう一歩前進
癌検診受けぬ理由、健康に自信あるからが25%。後悔先に立たずと戒めて
「家でもマスク」が家庭内感染防ぐ鍵と。高齢者等、同居家族に合わせ聡明に

〈社説〉 2020・12・16 きょう「電話創業の日」
◇"声の力"で励ましの連帯を
1890年(明治23年)のきょう、日本で初めて電話が開通した。当初の加入者は東京(155人)と横浜(42人)のみに限られ、合わせてもわずか197人だったという。この頃は、通信料も高額であったこともあり、各家庭に普及するまでには、長い年月を必要とした。
現在では、スマートフォンを含むモバイル端末の普及率は人口の8割を超え、携帯電話の契約数は、1人1台を超える。どこにいても、日本中、世界中の人とつながり、音声通話——声を聞き話すことができる時代となった。
一方で、近年では若者の「電話離れ」の話をたびたび耳にする。インターネットの進歩に伴い、コミュニケーションの在り方も多様化し、若者を中心に電話以外のメールやSNSを利用したやりとりが増えてきている。SNSのアカウントは知っているが、電話番号は知らないということも、珍しいことではない。
ある20代の青年がこんな話をしていた。「電話が鳴っても、怖いので最初は出ません。電話が切れた後に、SNSで『なんでしょうか?』と連絡します」と。そこには、通話の中で相手から答えを求められた際の不安、「考える時間が欲しい」「時間を拘束されたくない」などの心理があるという。また、各家庭の固定電話、いわゆる「家電」を置かない家庭が増えたことで、電話に出る機会が減り、不慣れな電話に対する違和感にもつながっているのかもしれない。
それでも、「声」を伝達する電話は、今なお重要だ。それは、自分の感情、気持ちを相手にしっかりと伝えたい時、声は大きな力を持っているからである。
ともすれば、無機質になってしまう文字だけのやりとりでは、読み手次第で気持ちの受け取り方が変わってしまうこともある。電話であれば、会話の中で感情などの細かいニュアンスも伝えることが可能で、心の交流が生まれやすい。とりわけ、感謝や励ましを送る時、自分の真剣な思いを伝える時には、「声」にその心が自然に顕れていくものである。
池田先生は、「『声仏事を為す』(御書708ページ)と説かれるように、声で人を救うことができる。声で魔を切ることもできる。言葉で、声で、いくらでも広布の道を開いていける」と述べている。
新型コロナウイルスの影響が懸念され、直接会うことに慎重さが強く求められてきている今だからこそ、改めて電話がもつ積極的価値を考えてもいいのではないか。
今年も残りわずか。年の瀬の多忙な時期にあっても、一年の感謝をあえて声で伝え、心通うコミュニケーションで、一対一の語らいを広げていきたい。

☆四季の励まし 生き抜く力はわが生命に 2020年12月13日
◇池田先生の言葉
病気をした人は、
その分、
人のことを思いやれる。
慈愛が深まる。
病気は、
いろいろなことを
教えてくれる。
死を見つめたり、
生きる意味を考えたり、
人生のかけがえのなさが
見えてくるものだ。
すべて、
より高い人生の頂へと
登っていくための
通路なのだ。
教科書なのである。

生命には
「生き抜く力」がある。
「治す力」がある。
それを引き出す
最高の「大良薬」が
妙法である。
病気を
宿命転換の好機と定める。
その強き一念が、
一切の障魔を破り、
幸福への軌道を広げる。

人間誰しも
病気になることはある。
肝心なのは
「病気に負けない」ことだ。
「強い心」「負けない心」が
あるかぎり、
人間は、すべてを
プラスに転じていける。

大切なのは、
生きているうちに、
どれだけ「生命の質」を
高めることができるかだ。
長く生きることだけが、
長寿ではない。
大切なのは、
きょう一日を、
広布の前進とともに
悔いなく
生ききることである。
いくつになっても、
生きる目標を
胸中に燦然と
輝かせていくことだ。

たとえ病気になっても、
心は生き生きと!——
絶対に負けてはいけない。
戦う心まで
病魔に
食い破られてはならない。
人生の勝敗は、
途中では決まらない。
最後に勝つ人が、
真の勝利者なのである。

【写真説明】黄色のミモザ、赤紫のキンギョソウ……。色鮮やかな花々の中に、オレンジ色のアマリリスの大輪が、ひときわ輝いている。2010年(平成22年)3月、池田大作先生が都内でシャッターを切った。
人は皆、生老病死から逃れることはできない。しかし、寒風すさぶ試練の冬に耐えるからこそ、幸の花咲く春の喜びを知る。妙法に生き抜く人は「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)。御書にはまた、「妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり」(947ページ)と。妙法は、万人に具わる"生きる力"を引き出す大法である。
苦難と戦う友と家族に、真剣な祈りと、温かな励ましを届けよう。共々に福徳と勝利の人生を目指して。

2020.12.15 わが友に贈る

職場や地域などで
お世話になった方々に
一年の御礼を伝えよう!
「ありがとう」の一言が
信頼と友情を強くする。

中興入道消息 P1334
『例せば漢土に玄宗皇帝と申せし御門の御后に上陽人と申せし美人あり、天下第一の美人にてありしかば楊貴妃と申すきさきの御らんじて此の人王へまいるならば我がをぼへをとりなんとて宣旨なりと申しかすめて、父母兄弟をば或はながし或は殺し上陽人をばろうに入れて四十年までせめたりしなり、此れもそれににて候』

【通解】
中国の玄宗皇帝の後官には、上陽人という美人がいた。この人は、天下第一の美人であったので、楊貴妃という后がその美しさをご覧になって、「この人が王の側近くに仕えたならば、自分ヘの寵愛を奪われてしまうにちがいない」と考えた。そこで揚貴妃は、皇帝の宣旨であると偽って、その女性の父母、兄弟を流罪にしたり、殺害し、女性本人は牢に閉じこめて、四十年の長きにわたって苦しめたのである。日蓮に対する迫害も、それに似ている。

名字の言 電話交換手を務める女子部員の三つの心掛け 2020年12月15日
その声を聞くだけで励まされ、心が癒やされる——そんな友を持つ人は幸せだ。コロナ禍の昨今、同志からの何げない電話に支えられたという人も少なくない▼電話交換手を務める女子部員が、日頃の対応で心掛けている"三つの項目"を教えてくれた。それは�温かな、ほほ笑みを含んだ声で話す�相手の話に耳を傾ける�もう一言の真心こもる言葉を添える。相手の顔が見えないからこそ、声の響きから人柄や心の動きを感じ取り、共感することで、自分の発する声も自然とぬくもりを帯びるのだという▼仏典には、仏が法を説く声を百獣の王の師子吼になぞらえ、その力用が述べられるくだりがある。人々を恐怖から救い、安心をもたらす。柔らかな響きに、無限の慈悲が込められているので、皆が楽しい気持ちになる——と▼「師子吼」というと、諸々の獣を震え上がらせる"力強い咆哮"をイメージするが、仏法で意味するところはそれだけではない。一切衆生を不幸に陥れる魔の働きから守りに守り、成仏に導かずにはおかないという仏の誓願が、その声に信頼と安心を与えるのであろう▼祈りに満ちた音声は、たとえ一言であっても聞く人の心の琴線に触れることは間違いない。「声仏事を為す」(御書708ページ)である。(之)

寸鉄 2020年12月15日
座談会は慈愛溢れた会合であるべき—戸田先生。本年の掉尾も讃え励まし
神奈川・川崎の日。首都圏牽引する広布の心臓部。希望拡大の波動を今こそ
嵐の時に生まれたのは君たちの幸福ではないか—作家。立正安国の志高く
年賀状の受け付け開始。旧友や新たな友と絆強める好機。一筆に真心込め
分は詐欺に遭わないと思う人ほど騙されやすい—心理学者。過信は禁物

☆心に御書を 第95回 創価は無限の希望を創造
〈御文〉
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉りて日本国の一切衆生を助けんと思うは豈世尊の大恩に非ずや』(御義口伝、727ページ)

〈通解〉
いま日蓮と門下が南無妙法蓮華経と唱え奉って、日本国の全民衆を救おうとしているのは、世尊(仏)が大恩をほどこす姿ではないか。

〈池田先生が贈る指針〉
御本仏は、一切衆生の幸福のために妙法を唱え出された。その大恩に応える仏勅の教団が、創価学会である。
ゆえに民衆救済の利他の力は無限に涌現する。最も大変な時にこそ最も希望を創造できるのだ。
広布に生きる人生は、最極の報恩の道である。皆が奮闘した一年、尊き同志の労苦に感謝し、共に讃え合う座談会を!

☆華陽姉妹の語らい 2020年12月12日
◇御文
『かかる濁世には互につねに・いゐあわせてひまもなく後世ねがわせ給い候へ』(法華行者逢難事、965ページ)

◇通解
このような濁世には、互いに常に話し合って、ひまなく後世を願うようにしなさい。

◇教えて
女子部の「マイ ロマン総会」で、自分らしく友との絆を強めていきます!

★池田先生の指導
苦しい時こそ、題目を朗々と唱え抜くことです。題目は師子吼です。
大変な時こそ、けなげな同志に、声を惜しまず、ねぎらいと励ましを送り続けることです。(中略)
互いに励まし合いながら、共に最後の最後まで持てる力を最大限に出しきっていく。これが「異体同心の団結」です。
立正安国のため、一つ一つ力を合わせて勝ち越えていく。そこに広布と人生の金剛不壊の城が築かれるのです。(『御書と青年』)
◇ ◆ ◇
友情は、人生の宝である。
友情ほど、美しいものはない。
友情の心は、仏法の人間主義と一致する。
自分から心を開いて明るくあいさつをし、誠実に接していくことだ。自らの聡明な振る舞いで、友情を深め、信頼を広げることができる。(中略)
善友との絆を大切に! 戸田先生は「相手が苦難の時こそ、友情の手を差し伸べよ」と言われた。誇り高く信義を貫いていくのだ。(『勝利の人間学』)

2020年12月14日月曜日

2020.12.14 わが友に贈る

新聞休刊日

顕謗法抄 P448
『法華経の行者を悪口し及び杖を以て打擲せるもの其の後に懺悔せりといえども罪いまだ滅せずして千劫阿鼻地獄に堕ちたりと見えぬ』

【通解】
法華経の行者を悪口し、杖でもって打ったりした者は、その後に懺悔したとはいっても、罪はいまだ消滅しないで千劫の間、阿鼻地獄に堕ちたということである。

☆心に御書を 第94回 負けじ魂継ぐ正義の走者たれ
〈御文〉
『乙御前こそおとなしくなりて候らめ、いかにさかしく候らん』(乙御前御消息、1222ページ)

〈通解〉
乙御前は、さぞかし成長されたことでしょう。どんなに聡明になられたことでしょうか。

〈池田先生が贈る指針〉
大難の中、強盛な信心を貫き通した母と娘への仰せである。若き命を日蓮大聖人はこよなく慈しみ育まれた。そのお心は、学会の未来部育成に熱く脈打っている。
創価の人材城こそ世界の希望だ。コロナ禍に負けずチャレンジする正義の走者たちに励ましを。受験生をはじめ宝の一人一人の健康と勝利を、皆で祈ろう!

☆12月度座談会拝読御書 妙密上人御消息
◇拝読御文
『金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる、二十八品は正き事はわずかなり讃むる言こそ多く候へと思食すべし』(御書全集1241ページ18行目〜1242ページ2行目、編年体御書873ページ18行目〜874ページ2行目)

◇[池田先生の指針から] 人をたたえる広布の"名優"に
(日蓮)大聖人は、こう仰せである。
「剣はとげば弥利くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる」(御書1242ページ)——剣は、とげば、いよいよ鋭くなる。法華経は、ほめれば、いよいよ功徳が増えていく——と。
また「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず、そしられぬる時は又我が身のやぶるるをも・しらず、ふるまふ事は凡夫のことはざなり」(同1360ページ)——(凡夫というものは)ほめられたら、自分が損になることさえ忘れて(一生懸命、働き)、悪く言われた時は、また自分を害することも知らずに愚かな振る舞いをするものである——と仰せである。
弘教も、頑張っている人を、ほめたたえればたたえるほど、自分も功徳を受ける。組織にも功徳が充満してくる。勢いがついて、さらに弘教が進む。人材も出てくる。
経文も、仏と法とを、ほめたたえる言葉にあふれている。いわば「たたえる詩」であり、「合唱」である。釈尊も大聖人も「ほめたたえる人」であられた。
心で思っているだけではなく、口に出して、ほめなければいけない。
ある国の話。ある時、農家の主婦が、食卓の上に料理を並べずに、牛が食べる干し草をいっぱいに並べた。
食卓についた男たちは怒り出した。「俺たちは牛じゃないぞ!」
すると、おかみさんは、平然と言い返した。
「おや、牛じゃなかったのかい。私は20年間、お前さんたちのために料理をつくってきた。しかし、一度だって、お前さんたちが、牛と違って、何か言ったためしがあるのかい!」
牛は、干し草を黙々と食べる。それと同じで、「おいしい」とも「ありがとう」とも言わずに、黙って料理を食べてばかりいる男は、牛と一緒に干し草でも食べろというのである。
要するに、感謝も称讃も、「黙っていては、わからない」。
文殊菩薩は、ほかの人が見放した「手におえない衆生」を、ほめてほめて、ほめぬいて立派に教化したという。
私たちは、人をたたえ、人を奮い立たせる「名人」になりたい。それができる広布の"名優"になりたいものである。
(「2・11」記念代表者会議でのスピーチ、『池田大作全集』第88巻所収)

◇信心の歓喜を語り 福徳豊かに前進!
[キーワード1] 必ず諸天に守られる
混迷する時代の闇を照らし、苦悩を幸福へと転じる確かな人生への軌道を示すのが、日蓮大聖人の"太陽の仏法"です。
大聖人は「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(御書1439ページ)と仰せです。末法という広宣流布すべき「時」に生まれ合わせたことを喜ばれました。
私たちも今この時に、広布の陣列に連なることを誇りとしていきましょう。
建治2年(1276年)、本抄(妙密上人御消息)が著された当時は、蒙古からの再びの襲来が心配され、人々の心は不安に覆われていました。妙密上人も心細かったことでしょう。
拝読御文の前で大聖人は、法華経の肝心である南無妙法蓮華経を唱え弘めたゆえに、数々の大難を一身に受けられたことを述懐されています。さらに、大聖人門下も妙法の信仰ゆえに迫害されました。覚悟を定めて信心を貫くことは、いかに困難だったことでしょうか。
そうした時代にあって、妙密上人は、夫婦で純真に信心に励み、大聖人に御供養を届けました。大聖人は、その志は、日本国に法華経の題目を弘めていることと同じであり、その大功徳は身に集まり、諸天に守られていくと仰せです。
いまだ大聖人を信じる人が少なかった時代にあって、健気に信心を貫く門下を、どこまでも温かく包み、最大の称賛をされる御本仏のお心が本抄から拝されます。

[キーワード2] 同志を励ます功徳
大聖人は、「金は焼けばますます輝きが増し、剣は研げば研ぐほど強い剣になる」という例えを通して、「法華経の功徳はほめることで、さらに大きくなる」と御断言になっています。
そして、"法華経28品は、法理を説いたところよりほめる言葉の方が多い"ことを示されました。毎日、読誦している法華経方便品に記されている釈尊の第一声——「諸仏智慧甚深無量」(法華経106ページ)の一句に象徴されるように、法華経には「仏を賛嘆する言葉」や「法華経そのものを賛嘆する言葉」が数多く説かれています。
一方、法華経では法理そのものを説く箇所はわずかしかありません。成仏の根本法が、法華経の文底に秘められているからであり、その肝要を南無妙法蓮華経として顕されたのが大聖人です。
つまり法華経は、「南無妙法蓮華経の偉大さをたたえる経典」なのです。仏が賛嘆しているように、私たちも法華経を賛嘆すれば、功徳はいよいよ勝ります。
私たちの実践の上で、"法華経の功徳をほめる"とは何を指すのでしょうか。
具体的には、信心の喜びや功徳の体験を周囲の友に語っていくことです。また、広布に生きる同志を尊敬し励ましていくことです。
池田先生は、「法華経を行じている『人』をたたえることは、『法』をたたえることに通じる。広宣流布に戦っている学会員は、大聖人のお使いであり、『仏子』である。その学会員を、ほめれば、自分が功徳を受ける。自分の仏界が強まる。相手を、ほめているようでいて、じつは、かえって、自分の仏界をも讃嘆しているのである」と語っています。
本年を締めくくるに当たり、尊き創価の友と互いに健闘をたたえ合い、福徳豊かに、明「希望・勝利の年」を迎えていきましょう。

2020年12月13日日曜日

2020.12.13 わが友に贈る

◇今週のことば
和楽の座談会こそ
人生と社会の灯台なり。
「ほむれば弥功徳まさる」
明るく奮闘を讃え合い
希望と勇気の新出発を!
2020年12月13日

佐渡御書 P958
『世間の愚者の思に云く日蓮智者ならば何ぞ王難に値哉なんと申す日蓮兼ての存知なり父母を打子あり阿闍世王なり仏阿羅漢を殺し血を出す者あり提婆達多是なり』

【通解】
世間の愚者が思っているのには「日蓮が智者であるなら、どうして王難に遭うのか」などと言う。しかし、日蓮にはかねてからわかっていたのである。父と母を殺そうとした子がいた。阿闍世王である。阿羅漢を殺し、仏の身を傷つけ、血を出させた者がいた。提婆達多である。阿闍世王の六人の重臣はそれを褒め称え、提婆達多の弟子の瞿伽利らは喜んだ。

名字の言 牧口先生は「最高の人格者」——ある青年の日記 2020年12月13日
ある青年の日記を読んで驚いた。1943年(昭和18年)6月29日にこうある。「牧口氏の(中略)講義を聴きに行く。大いに価値あり。早速入信することにする」。牧口先生が治安維持法違反等の容疑で逮捕される1週間前のことだ▼3日後の7月2日、青年は牧口先生の著書『価値論』を買った。日記には「先生の言葉がまた味わわれるような気がする」と。「最高の人格者」と牧口先生に心酔した青年は、夫人にも信心を勧めた(『亡き山崎覚の形見の日記』文芸社)▼46年(同21年)、青年は結核を患い28歳で早世。夫人は大阪へ移り、洋裁店を開いた。夫と死別して8年後、店の客の誘いで座談会へ。夫の信仰と再び巡り合ったことに感激し、入会した▼その年、夫人は若き池田先生と出会いを結ぶ。「魔に負けない信心を一生涯、貫いてください」。この言葉を抱き締め、広布に駆けた。夫人は96歳で亡くなるまで、後輩の悩みに耳を傾け、いつも確信を込めて語ったという。「"負けじ魂"を貫けば、今の苦悩も必ず人生の宝になるわよ」▼牧口先生がまいた幸福の種は、池田先生によって育まれ、関西の地に花開いた。師の戦いは私たちに教えている。種をまくこと。語り動くこと。そこから偉大な人間革命のリレーが始まる——と。(嶺)

寸鉄 2020年12月13日
「蓮はきよきもの泥よりいでたり」御書。幸福の花は必ず。揺るがぬ確信で
岐阜・大正義の日。勇気の言論で勝利の突破口を!友の胸に共戦の魂は赤々
全力なら言葉一つもどんなに力強くなるか—哲人一瞬の出会いも真剣勝負
買い物でレジ袋辞退する人は7割超。皆の意識が環境守る。取り組み益々
悩みや不安は抱え込まずに話すと心は軽く—医師遠慮せず、聡明に相談を

〈社説〉 2020・12・13 12月は「地球温暖化防止月間」
◇身近な行動が世界への貢献に
12月は「地球温暖化防止月間」だ。例年、環境省の呼び掛けで、行政や事業者、国民が一体となって、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を減らす取り組みを推進してきた。
具体的には、空調や照明について、必要かどうか見直しながら無駄を省いていく。保温効果の高い肌着を着用したり、1枚多く羽織ったりする「ウォームビズ」で、暖房の設定温度を低めに保つ、等の取り組みが続けられている。
実践に当たって、新型コロナウイルス感染防止対策として、換気や手洗いの励行を心掛けたい。感染予防と温暖化防止の両立へ、工夫を重ねよう。
先月、国会で「気候非常事態宣言」が採択された。災害級の猛暑や、数十年に1度という規模の台風・豪雨が、毎年のように深刻な被害をもたらしている状況を「気候変動の域を超えて気候危機」とし、その克服に向けて「一日も早い脱炭素社会の実現」を訴える。
同宣言に先立ち、菅首相は所信表明演説で、2050年に国内の温室効果ガス排出を「実質ゼロ」にすると語った。
「実質ゼロ」とは、排出量を減らす技術改善と合わせ、二酸化炭素を吸収する森林を増やしたり、回収・圧縮して地中貯留したりすることで、差し引きで大気中の増加分をゼロにするというものだ。
報道によれば、約120カ国が同じく50年までの実質ゼロ達成を目標に掲げている。
実は、5年前に開催された国連気候変動枠組条約の第21回締約国会議(COP21)で採択された「パリ協定」で、今世紀後半の実質ゼロ達成は目標となっていた。国際社会がスタートラインに立つことができたことを評価したい。
池田先生は、本年の「SGIの日」記念提言で、こう訴えた。
「気候変動の問題に立ち向かうグローバルな行動の連帯を広げることで、人類史の新たな地平を開くパラダイムシフト(基本軸の転換)を推し進めるべきであると、私は強く呼び掛けたい」
先生は、気候変動の影響が、社会的に弱い立場にある人々に、より強く出ることに言及。国連が掲げる「誰も置き去りにしない」理念と深く共鳴し合う信念の行動を創価学会が貫いてきた歴史と、さらに、気候変動問題に取り組む創価の青年の連帯と実践を紹介している。
そして、初代会長・牧口先生の説く「他のためにし、他を益しつつ自己も益する」(『牧口常三郎全集』第2巻)という「人道的競争」の重要性を強調する。
提言に照らせば、ごみの分別や節電、節水など、環境を守る地道な取り組みは、世界の人々への貢献につながる。
地球の未来を開くため、一歩を踏み出そう。

☆創価大学 箱根駅伝への道(下)
◇最上級生の勢いがチームをけん引
午後5時半。広大な天然芝のグラウンドを8基のLED照明が照らす。トラックを駆ける選手たちの足音が小気味よく響き渡る。
この日のメニューは、九つのグループに分かれ、一定の距離を決められたタイムで走る「インターバル走」である。
「去年よりも設定タイムが速くなっています。チーム全体としてレベルが上がっている」と言うのは、久保田満コーチ。創価大学で指導を始めて今年で10年になる。
選手たちを間近で見てきたコーチは、箱根経験者が7人いる今年のチームに手応えを感じていた。「来年のシード権を取った『自信』が言動に表れています。"自分たちはやれる"という精神的な強さが、練習から垣間見えます」

◇"自分の走り"
夏に個人の月間走行距離「900キロ」を掲げ、徹底して走り込んだ創大駅伝部。その成果は秋からの駅伝シーズンで、すぐに発揮されるかに思えた。
10月に開催された「多摩川5大学対校長距離競技会」(4日)と「トラックゲームズ in TOKOROZAWA」(11日)。これらは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となった出雲駅伝の「代替試合」として位置付けられたもの。駒澤大学や早稲田大学といった来年の箱根駅伝のシード権を持つ大学と、トラックレースの合計タイムで競い合った。
創大は選手の半数以上が自己記録を更新。だが、チームとしての結果は振るわなかった。両レースとも、出場した相手は箱根の常連校ばかり。創大も順調に調整してきたとはいえ、各校も確実に力を伸ばしていた。
「上位校のプライドというか、経験値の差が出たように感じました。ただ選手たちは、この経験をどう生かすかを、すぐに考えていました」(榎木和貴監督)
レースを終えた選手たちは、結果から見るほど戦えない相手ではないと実感していた。練習に関しても、張り合えるだけの「質」と「量」をこなしてきた自信があった。
コロナ禍で"考えて走る"意識が強くなった彼らは、監督やコーチと話し合い、個々の課題点を洗い出した。そして、自分に足りない力を付けるためのメニューを日々の練習に取り入れた。その後、選手たちは試合を重ねる中で、次々と自己記録を塗り替えていく。
「相手に関係なく"自分の走り"ができるようになった。それが成長の証し」と榎木監督。加えて、今年のチームは「4年生の勢いが違います」と語る。

◇4年生の自覚
学生スポーツでは、最高学年である4年生の雰囲気が、そのままチームの"色"になる。4年生の目標や練習などへの意識の高さ次第で、チームの方向性も変わっていく。
「今年のチームはまとまりが強い。全てにおいて4年生が中心になって、皆をリードしているからです」(瀬上雄然総監督)
現4年生には、箱根を知る選手が5人も残った。
エース・福田悠一選手、石津佳晃選手は前大会で区間一桁の好走を見せ、鈴木大海選手は前々回の「関東学生連合チーム」での出場と合わせて2年連続で箱根路を駆けた。原富慶季選手は3区、右田綺羅選手は7区を前回任されている。
卒業した先輩と共に歴史を築いた最上級生の勢いは、チーム全体に波及している。
故障者が少ないのも、勢いを生んでいる要因の一つ。試合の再開以降、4年生は目標だった5000メートルでの14分30秒切りを全員が達成した。
さらに、今月21日に実施された「2020八王子ロングディスタンス」では、福田選手が1万メートルで創大の日本人歴代記録を更新する28分19秒26をマーク。「練習でも記録でも、後輩を積極的に引っ張っていきたい」と語る通り、自らの後ろ姿でチームをけん引する。

◇下級生の成長
先輩に負けず劣らず、後輩たちも着実に成長している。
「練習を引っ張る4年生に、下級生も必死に食らい付いている。チームとして、最高の流れができました」と榎木監督は語る。
3年生では、今年の箱根10区で区間新をマークした嶋津雄大選手が、10月に1万メートルの自己記録を更新。三上雄太選手は、標高差981メートルの坂を駆け上がる"仮想箱根5区"の大会「激坂最速王決定戦2020」で、堂々の優勝を果たした(今月21日)。
「同世代の競争意識がすごく高い」(久保田コーチ)という2年生の躍進も著しい。関西創価高校出身で今年の箱根6区を走った葛西潤選手、長野の名門・佐久長聖高校出身の濱野将基選手に加え、新家裕太郎選手、横山魁哉選手らも力を伸ばしてきた。
ケニア出身のムルワ選手(中)は1万メートルの自己記録を27分台に縮めた(今月21日、上柚木公園陸上競技場で。写真提供=瀬上滉夢)
同じく2年生でケニア出身の留学生、フィリップ・ムルワ選手は21日の試合で1万メートルを27分50秒43で走り、自己ベストをたたき出した。
昨年もそうだが、下級生のレベルアップによるチーム全体の底上げが、一段と競争意識を高め、選手層を厚くしている。

◇縁の下の支え
今年は、縁の下でチームを支えるマネジャーも例年以上に意識が高い。
マネジャーは2人が男性で、6人が女性。駅伝部初の女性主務である豊福妙香さん(4年)を中心に、8人が団結してチームをまとめている。
豊福さんが主務に就任以来、重視してきたのは「マネジャー同士のコミュニケーション」だという。定期的なミーティングの開催に加え、日々の報告・連絡・相談を去年よりも徹底。常に8人で話し合い、役割分担を明確にしながら、"どうすればチームが強くなるか"を真剣に考え、行動を起こしてきた。
タイムを計る豊福主務(中)ら女子マネジャーの声がグラウンドに響く。陰の力がチームを支える(創大池田記念グラウンドで)
毎回の試合後には、選手がまとめた報告リポートを、すぐにスタッフと共有。監督やコーチは、それを元に一人一人に具体的なアドバイスを送っている。
また、コロナ禍で試合が中止になった期間には「もう一花咲か創価プロジェクト」を立ち上げ、駅伝部のSNSで選手の情報を積極的に配信。応援してくれる人たちの目線に立って、チームの思いを伝えてきた。
「細かい所に目が届き、何をするにしても反応がよく、とにかく丁寧。誰一人、チームに欠かせない存在です」(渡部啓太コーチ)と、選手・スタッフからの信頼も厚い。
豊福さんは力を込める。
「選手たちが思う存分に実力を出せるよう、全力でサポートしたい。本番までの一日一日を大切に過ごしていきます」
朝の光が注ぐキャンパスを、選手たちが走り抜ける
創価大学は明年、開学50周年の佳節を迎える。その意義深い年の出発を飾るのが駅伝部だ。
初めての箱根駅伝は2015年。予選会を10位で通過してつかんだ初出場だった。
2度目の挑戦となった17年の大会では、総合12位に。
その後、2年連続の予選落ちを経て臨んだ前回大会は、記憶に新しい最終盤の大逆転でシードの栄冠に輝いた。
「天下の険」と呼ばれる箱根の難所を走り、歴代の先輩たちが汗と涙と歓喜でつないできた"魂のタスキ"。
創価の伝統は「先輩が後輩の道を開くこと」。そして「後輩が先輩を超えていくこと」だ。
選手たちは、たくさんの人たちの思いを背負い、未来へ"希望のタスキ"をつなぐ。
榎木監督は「創大の応援は、どこのチームよりも強いと選手たちは感じています。それを力に変えて、目標の『総合3位』を達成できるように頑張りたい」と意気込む。
瀬上総監督は決意する。
「創立者をはじめ応援してくださる全ての方々に、画面を通して『創価』の名前が入った姿を見てもらい、皆に勇気と感動を送る走りを披露します」
逆境を跳ね返し、一回りも二回りも強くなった創大駅伝部が、明年1月2日と3日、4度目の箱根路に挑む。

2020年12月12日土曜日

2020.12.12 わが友に贈る

人間革命という
幸福への「自転」
広宣流布という
平和への「公転」
この連動が栄光の軌道!

四条金吾殿御返事 P1186
『敵と申す者はわすれさせてねらふものなり、是より後に若やの御旅には御馬をおしましませ給ふべからず、よき馬にのらせ給へ』

【通解】
敵というものは、その存在を忘れさせて狙うものである。今後もし旅に出られる際は、馬を惜しんではなりません。よい馬にお乗りなさい。

名字の言 同じ環境でも心のありようで見え方は異なる 2020年12月12日
こんな逸話がある。ある町に一人の旅人がやって来た。町の入り口の門に老人が座っていた。旅人は老人に「この町はどんな町?」と尋ねた。逆に老人は、あなたがいた町は、と問う。「ろくな町じゃなかった」との答えに、老人は"この町もあなたがいた町と同じです"と▼別の日に違う旅人が来て、同じように町のことを聞いた。すると老人は前と同様の質問を繰り返す。素晴らしい町だったと語る旅人に老人は告げた。"この町もあなたがいた町と同じです"(藤尾秀昭著『WEB版小さな人生論ノート』致知出版社)▼老人はこの町をどう捉えるかは、あなた次第だと伝えたかったのであろう。同じ環境でも心のありようで見え方は異なる▼群馬県のある女子部員は、勤務先で残業が多い部署へ異動になった。多忙のため退職者が相次ぐ職場だったが、"どんなに大変でも、まずは挑戦"と決意。真剣な姿勢が評価され、彼女を中心に業務の改善点が話し合われるように。やがて社員の意識が変わり、残業はほとんどなくなった。「皆が喜んで働ける職場になった。それがうれしい」と彼女は言う▼環境との関わり方は「我等が心の善悪による」(384ページ)と御書にある。全ては自分の一念で決まる。今ここが私の本舞台——この気概を忘れまい。(江)

寸鉄 2020年12月12日
生活の上に仏法の教えを顕現せよ—恩師。生命力満々と自身の課題に挑め
中部広布原点の日。希望・勝利開く一番星と輝け!友の心に励ましの光波を
静岡女子部の日。仲良く明るく誓いの青春の道を負けない志で幸福姉妹に
在宅勤務やストレスで姿勢が悪化と。全身の不調にも。運動等で賢く改善
感染性胃腸炎が増える時期。予防の基本は嗽・手洗い。感染対策も兼ね励行

☆忘れ得ぬ旅 太陽の心で 第11回 ネパール
月刊誌「パンプキン」誌上の池田先生の連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」を紹介する本企画。今回は「ネパール——母は世界の宝 子は未来の宝」〈2013年9月号〉を掲載する(潮出版社刊の同名のエッセー集から抜粋)。世界で最も高い山・エベレストを仰ぎ、精神の最高峰の人・釈尊が生まれたネパール。相手を敬い、「ナマステ!」とあいさつを交わし合う同国には、釈尊の慈悲の心が今も息づいている。学会創立90周年から栄光の100周年へ!——人間主義という世界一の哲学を抱き、慈愛の連帯を広げながら、堂々とそびえる山々のような偉大な人生を築きたい。

山は 人間を高みに導く
そして 高みに達すれば
視野は広がる
視界をさえぎるものなき
最高峰の座において
すべての人は「友」となる

この地球上で最も天空に近く、人類を結び合う最高峰の座——それが、ヒマラヤ山脈です。
アジアの中央に位置する国、ネパール一帯には、白銀に輝く八千メートル級の山々が、王者たちの舞のごとく並び立っています。
なかでも最も高いエベレストは、ネパール語では「サガルマータ」(大空に届く頭)と呼ばれています。この大王の頭は、まさしく、天にも連なる高さを誇り、太陽も月も星々も親しき友としながら、厳寒に耐え、烈風にも勝ち、そして堂々と気高く、世界を見晴らしているのです。

ネパールの詩人デウコタが、詩歌に留めた、こんな問答があります。
——あなたと一緒に歩むのはだれですか?
「私と一緒に闊歩してくれるのは勇気です」
——あなたはどの国から来たのですか?
「私の故郷は地球全体です」
——行き先はどこで、どんなメッセージをもっていくのですか?
「心の都に、私は一つのメッセージを届けるのです。『人類の仲間に奉仕しなさい』と」
私たちも、自らの人生の使命の登攀にあって、「勇気」を道連れとし、「地球全体」を故郷とするような広々とした心で、自分らしく「人類の仲間」へ奉仕しゆく日々を、重ねていきたいものです。

◇人々のために
〈池田先生は、ネパールの人々との心の交流を通し、慈悲の心が脈打つ"釈尊生誕の国"に思いを馳せる〉
最高峰エベレストを、チベット語では「チョモランマ」(大地の母)と言います。
母の慈愛は、まさに山のごとく、幼い生命のなかにそびえ立って、一生を導いてくれるものです。
私が幾たびもお会いしたネパールの駐日大使で、名門トリブバン大学副総長(学長)も務めたマテマ氏は語られていました。
「私に人生の最高の価値観を教えてくれたのは、母です。私は母を、偉大な先生だと思っています」と。
氏の両親をはじめ親族は、独裁政権下の時代、民衆のために戦い、おじは処刑され、財産は没収されました。ご一家は、インドへ約三十年も亡命を余儀なくされ、この苦難の渦中に、氏は生まれたのです。
しかし母上は大いなる楽観主義者でした。苦労が絶えないなかで、祖国からの亡命者の面倒も見ました。口ぐせは「自分の幸せを考える前に、人の幸せを考えなさい」「他人の犠牲の上に、自分の幸せを築いてはいけない」でした。いつも忙しく働きながら、「権力やお金の力に、屈してはいけない」と励まし、氏を立派に育て上げたのです。
その後、ネパールの民主化が実現すると、氏は、世界銀行の職を辞して祖国建設の大事な使命を担ってくれるよう、リーダーから要請されます。それは、あえて試練の道を選ぶことでもありました。
けれども氏の母も、妻も、「国のため、人々のためになる仕事なのだからやりましょう。家庭のことは大丈夫です。安心して任せてください」と、力強く背中を押してくれたといいます。
人間の位の高さは、心にいかなる信念を抱き、人のため、社会のために、いかなる人生を生き抜いたかで決まるのではないでしょうか。

◇自分自身に生きよ
〈池田先生は、1995年のネパール初訪問の思い出を述懐。わが「希望」を高く掲げて、ヒマラヤのごとく偉大な人生を生き抜こうと、呼び掛ける〉
ネパールでの諸行事の合間、陰で尽力してくれていた友が、「条件がよければヒマラヤが見えるかもしれません」とカトマンズ近郊に案内してくれました。友の祈りに応えるように、荘厳な夕映えに雄姿を現してくれたヒマラヤに、私は「ナマステ!」と合掌する思いでカメラを向けました。
すると、近所の村の子どもたちが近づいてきました。三十人ほどいたでしょうか、初めは遠くから、不思議そうに見ているだけでしたが、私が招くと、瞳を輝かせ、人なつこい笑みを浮かべて集まってきます。
私は語りかけました。
「ここは仏陀(釈尊)が生まれた国です。仏陀は、偉大なヒマラヤを見て育ったんです。あの山々のような人間になろうと頑張ったのです。堂々とそびえる勝利の人へと自分をつくり上げたんです。皆さんも同じです。すごい所に住んでいるのです。必ず、偉い人になれるんです」
通訳の方が伝えてくださり、心と心が通い合う、和やかな語らいが続きました。皆、元気に手を振って、見送ってくれました。
子どもは未来の宝です。母は世界の宝です。そして、「希望」は、ヒマラヤのごとく、自分自身の人生をどこまでも高く、大きく広げていける生命の宝でありましょう。
ネパールのことわざに「息ある限り希望がある」とあります。「人生は希望、希望は人生だ」と語られているといいます。
子どもは、母の姿を見て育ちます。母が自身を信じ、皆を信じ、わが子を信じる生き方を貫けば、子どもの心から希望が消えることはありません。周囲や他人がどうあろうと、未来のため、子どものために、堂々と、快活に自分自身に生き切っていきたいものです。
私は、ネパールの若き友に贈りました。

偉大なる
 ネパール国に
  永遠の平和を!
 ネパールの友に
  栄光と和楽の日日を!
 父母さまに
  よろしく!
(『忘れ得ぬ旅 太陽の心で』第2巻所収)

2020年12月11日金曜日

2020.12.11 わが友に贈る

「火をきるに・
やすみぬれば火をえず」
持続こそ壁を破る力だ。
どんな状況にあっても
不退の信心を貫こう!

松野殿御消息 P1378
『又法華経の薬王品に云く能く是の経典を受持すること有らん者も亦復是くの如し一切衆生の中に於て亦為第一等云云』

【通解】
また法華経の薬王品にいうには「よくこの経典を受持すること有る者も、また、このようであって、すべての衆生の中において、これまた第一である」と。

名字の言 聖教俳壇の選者を務めた有馬朗人さんを偲ぶ 2020年12月11日
国際的な物理学者で、東京大学学長や文部大臣などを歴任した有馬朗人さんの訃報に接した。心からご冥福をお祈りしたい▼有馬さんは俳人でもあられた。句誌を主宰し、国際俳句交流協会会長を務め、俳句のユネスコ無形文化遺産登録を目指す運動に精力的に取り組んだ。1986年3月から約12年半、聖教俳壇の選者を務めていただいた▼選者の時期は、ちょうど20世紀末。有馬さんは89年の新春随想「世紀末と俳句」で、こう訴えている。「豊かな社会を反映して、俳句も短歌もうまく楽しく作ることが流行している。厳しさ真剣さよりも芸の巧みさが評価される。しかし私は俳句という庶民の文学は、もう一度真剣な生きざまを表現する手段となるべきであると思う」▼別の文章では「自らの生き方を問う形での俳句があるべきであろう」(92年の随想「深みのある俳句を」)と。自分とは何か。本当の幸せとは何か。いかに生きるべきか……。長年、有馬さんが聖教俳壇の選者を引き受けてくださったのは、投稿される句が「真剣な生きざま」に満ちていたからではないだろうか▼「豊かな時代の裏に、あまりにも浅い精神生活がある」(「世紀末と俳句」)——有馬さんの31年前の警鐘は、21世紀を生きる私たちの胸に今も新鮮に響く。(革)

寸鉄 2020年12月11日
「成は開く義なり」御書。広布の為の祈りは、自身の限りない可能性を開花
東京・墨田の日。師直結の庶民の王国。澄み切った信心で勝利の共戦譜を!
笑顔と明るい声に人は引きつけられる—識者。心の扉開く励ましの名手に
電子レンジの火災増加。過剰な温めなどで。電化製品は必ず使用法を厳守
反射材着用の歩行者は2倍以上手前で車が発見。薄暮や夜は"光"が命守る

〈社説〉 2020・12・11 職場のハラスメント撲滅月間
◇主体者としてより良い環境に
「子どもを叱る時と褒める時は、同じトーンで。叱る時に声を荒らげるのは"威嚇"です。それは、おかしいです」
以前、子どもを塾に通わせていた時に、塾の先生から教えてもらったことだ。簡潔な言葉だったが、とても大事な問題だと思った。「正しいこと」を教える親心から発するのであれば、諄々と諭しても思いは通じるはずである。おどすような言い方は必要ない。
社会人が生活時間の多くを過ごす職場でも、同じことが言える。実際、教育的な注意や叱責が「威圧的」である必要は全くない。ましてや他人の前で、大声での叱責を繰り返すのは、精神的な「攻撃」にほかならない。
今年6月、改正労働施策総合推進法、いわゆる「パワハラ防止法」が施行された。パワハラなど、さまざまなハラスメント(嫌がらせ、いじめ)の防止措置が「事業主の義務」(中小企業は2022年4月から)となったのが、大きなポイントだ。
同法で定義が明確となったパワハラに関しては、パワハラを防止する方針を明確にして就業規則等に規定する、相談窓口を定めて適切に対応する、事実関係を迅速・正確に確認してプライバシー保護も含め必要な措置を講じる、相談等を理由とした解雇やその他の不利益な取り扱いがされない旨を定めて労働者に周知・啓発するなど、労働者の心身を守る詳細なルールを規定。セクハラや、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントへの対策も、同様に強化するように求めている。公明党は一貫して、あらゆるハラスメントを許さない社会の実現を目指し、改正法の成立を推進してきた。
今月は「職場のハラスメント撲滅月間」。改めて同法の意義を確認し、各種のハラスメントが個人の尊厳・人格を不当に傷つける、「人権に関わる許されない行為」(厚生労働省資料)であることを銘記したい。
今月3日付本紙の、創価学会学術部編「危機の時代を生きる」第4回は、日蓮大聖人と弟子の実践に焦点を当てた内容。「仏法と申すは道理なり」(御書1169ページ)、「御みやづかい(仕官)を法華経とをぼしめせ」(同1295ページ)との御金言を拝し、「職場や地域の信頼を得て社会に貢献することが仏法の道理であり、それは勇気ある祈りを通して勝ち取っていくもの」と確認している。
職場環境は一方的に与えられるものではない。信心根本に自らが主体者となって、より良い方向に変えていけるものである。同僚や上司・部下も含め、職場から不幸な人を一人も出さないとの決意で、「人生の道場」を見つめ直したい。

☆心に御書を 第93回 「用心」こそ人生勝利の肝要
<御文>
『かまへて・かまへて御用心候べし』(主君耳入此法門免与同罪事、1133ページ)

<通解>
心して用心に用心を重ねていきなさい。

<池田先生が贈る指針>
御本仏は幾度も「用心せよ」と誡められた。「信心即生活」の賢者として、日々、無事故を勝ち取るのだ。
年末は火災や交通事故が頻発し、悪質な詐欺も多い。"自分は大丈夫"との油断と傲りに隙が生ずる。朝晩の強盛な祈りを根本に、細心の点検、声の掛け合いなど具体的な行動で魔を打ち破り、善友を守り抜こう!

☆みんなで学ぶ教学 第12回 内薫外護
◇未来は必ず開ける!
いよいよ、今日から「師走」。何かと慌ただしい時期だからこそ、勤行・唱題を根本に、一日一日を勝利していきましょう。今回の「みんなで学ぶ教学」は、強盛な信心に諸天の加護が必ず現れるという「内薫外護」の法理について学びます。仕事での失敗から立ち直りかけている新会員のカツヤくん。出勤の途中にユタカ支部長に出会ったようです。

ユタカ カツヤくん、おはよう! ずいぶん早い時間に出勤するんだね。

カツヤ おはようございます。再び仕事を任せてもらえるようになったんです。だから信頼を勝ち取るために、早い時間から頑張ろうと思って。

ユタカ カツヤくんにとって、今が一番大事な時だね。私も陰ながら祈っているよ。
ところで、四条金吾のことは覚えているかな?

カツヤ たしか、日蓮大聖人の門下ですよね。

ユタカ その通り。金吾は主君の江間氏を折伏したことで、機嫌を損ねてしまい、遠ざけられてしまったんだ。
さらに、嫉妬していた同僚たちのウソで、江間氏から信仰を捨てるように迫られ、領地までも取り上げられそうになるなど、ピンチに立たされ続けていた時期があるんだよ。

カツヤ そ、それは大変な状況ですね。

ユタカ それでも、大聖人の仰せの通りに、人が見ていようがいまいが、誠実に主君に仕えていた。そして主君が病になった時、医術の心得のあった金吾が看病することになったんだよ。主君の期待に応えることになった時、大聖人は金吾に「仏法の中に、『内薫外護』という大変に大事な法門があって、それは仏法の要です。(中略)目に見えない徳が、はっきりと現れた徳となるのです」(御書1170ページ、通解)と激励されているんだ。

カツヤ 「内薫外護」……。初めて聞く言葉です。

ユタカ そうだよね。「内薫外護」とは、私たちが生命に具わる仏性を内から薫らせていく、つまり現すことによって、外から自分を守り助ける働きが起こることをいうんだ。
どんな状況や環境であっても、強盛な信心を貫き、自身の仏性を呼び現していけば、必ず守られ、現実を変えていけるという教えなんだよ。

カツヤ すごいですね。

ユタカ 真剣な人や必死な人、まじめな人を見たときに、"何とかしてあげたい"と思ったことはないかな?

カツヤ たしかに、スポーツでも、仕事でも、本気の人の姿からは、何か胸に迫るようなものが伝わってきて、心を動かされたことがあります。

ユタカ 同じように、誠実に信心に励んでいる人には、その生命の薫りに引き寄せられるように諸天善神が現れ、守る働きが起こるんだ。その後、金吾は大聖人の御指導のままに実践を貫き、主君からの信頼を回復することができたんだ。
さらには、従来の領地の3倍の広さに当たる、新たな領地を賜ったんだよ。「人の目につかないところで積んだ徳」が、「目に見える報い(結果)」になっていったんだね。

カツヤ そうなんですね。僕も守られていくのかなあ……。

ユタカ 池田先生は「妙法を実践すること自体が勝利の道程を歩むことであり、すべての徳が目に見える形に必ず現れてくることは間違いない。そう深く強く確信し、進むときに、自身の未来は予想だにもしない形で大きく開けます」と語られているんだ。大丈夫。大変な時だと思うけど、信心根本に共に進んでいこう!

カツヤ はい! 家でしっかり題目を唱えてきました。聖教新聞の配達も、いつもありがとうございます。
今日も頑張ってきます!

ユタカ (感謝を言葉で表せるようになったなんて、カツヤくんも成長したなあ)

2020年12月10日木曜日

2020.12.10 わが友に贈る

陰で奮闘する友を
見つけ出して称えよう!
「よくぞ、ここまで」と
思われるほど光を当て
勇気を送るのが仏法者!

諸法実相抄 P1360
『此くの如く思ひつづけて候へば流人なれども喜悦はかりなしうれしきにもなみだつらきにもなみだなり涙は善悪に通ずるものなり』

【通解】
このように思い続けていると、流人ではあるが喜悦は測り難いものである。うれしいことにも涙を落とし、辛いことにも涙をおとすものである。涙は善悪に通じているものである。

名字の言 「航海」と「漂流」の違い 2020年12月10日
人生を「航海」に例えた名言は多い。松下幸之助氏もこんな言葉を残している。「風が吹けば波が立ち、波が激しければしぶきを受ける。波を受け、しぶきをかぶっても、舵取りさえ確かなら目的の港に入ることができる」(『松翁論語』PHP研究所)▼ある壮年部員の話。彼を襲ったのは烈風と言ってもいいだろう。コロナ禍により業績が悪化した勤務先で、200人の希望退職者を募る発表があった。59歳の彼は該当者にされた。"40年間、真面目に働いた結果がこれか"と落胆した▼だが彼は、どうなろうとも最後まで「信心根本に職場で実証を示しきる」との自身の信念を貫くと決意した。後日、工場長に呼ばれた。「あなたには、いてもらわないと困る」。嵐の中でも、人生のかじを手放さなかった彼は、波浪を乗り越えた▼池田先生は「航海」と「漂流」の違いとして"明確な航路があるかないか""出発点に帰ってくるか否か"を挙げる。学会という"生命の母港"から船出し、時代と社会の荒波が猛る大海原を、師匠という羅針盤を抱いて進み、母港に帰る。これが希望・勝利の航海である▼満足な装備もない、いにしえの大航海時代。船乗りたちを未知の海に挑ませたのは、何より、彼らの「勇気」だったという。(代)

寸鉄 2020年12月10日
人一倍、後輩を育てよ—恩師。広布へ人材の流れ強く。共に動き、共に成長
「世界人権デー」。大仏法の智慧は差異超え人間の尊厳照らす。学び語ろう
人々の孤立防ぐ学会員の声掛けは益々重要—識者我らの手で共生の時代を
マスク着用で飛沫吸入が3分の1に—計算。手洗い・換気含め基本を徹底
途上国への供給枠組みに日本が参加、公明の功績大—教授。国際協調更に

☆「わが愛する青年に贈る」に学ぶ 第3回 負けじ魂〈上〉 何度でも立ち上がる勝者たれ! 林女子学生部長
◇池田先生の指導

私は青年を信じます。
たとえどんなことがあっても、
必ず、立ち上がってくれることを、
私は祈り、待ち続けます。

1 他人と比べなくてもいい
新型コロナウイルスとの闘いが続く中、大学では授業をはじめ、さまざまな活動もオンラインを活用して取り組まれています。
現在は感染症対策をしながら、対面授業を少しずつ再開しているところもありますが、大学生活の大きな変化のなかで、将来への不安や焦りを感じている学生も少なくありません。
しかし、こうした中でも、私たち女子学生部は、一人一人が自ら希望をつくりだしながら、懸命に前進しています。その姿には、「負けじ魂」の心が輝いています。
今回は、この「負けじ魂」の要諦について学んでいきます。

■ 池田先生の講義
日蓮大聖人は、偉大な師子王であられた。この「師子王の心」を受け継いだのが、わが創価学会です。ゆえに、創価後継の男女青年部は、御本仏直系の「師子王の集い」です。
(中略)
師子は何ものにも負けない。断じて勝つ。師子とは「不敗」の異名です。「負けじ魂」とは、この王者の大境涯を端的に示した言葉とも言えましょう。
(中略)
「負けじ魂」を貫く上での第一の要諦は「自分自身を信じ抜く」ことです。自身の本有の仏性を、何があっても疑わず信じ抜くこと。これが「負けじ魂」を持つ信仰者の根本条件です。
—◆—
「自分自身を信じ抜く」——。
今の青年世代にとって、とても大切なテーマだと思います。
現代は、デジタル化が進み、さまざまな情報が溢れている時代です。この「情報社会」の中で、SNSなどによって、簡単に情報発信ができる半面、さまざまな人の生活などが見えやすくなる分、常に他人と自分を比べてしまう環境におかれる傾向があるといえます。
ともすれば、「あの人はいいな」とうらやましく思い、「自分なんて」と卑下してしまうこともあります。
このような環境だからこそ、自身の中に無限の可能性があることを説く「太陽の仏法」が、いやまして重要であると感じられてなりません。
生き方の芯を築く大切な青年部の時代に、信心の実践を通し、何があっても負けない心を磨いていきたいと思います。

2 幸福は自分自身の中に
池田先生は、「一生成仏抄」の一節を通して、自身の可能性を確信して祈っていく大切さを次のように指導してくださいました。

【御文】
『妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず糞法なり』(一生成仏抄、御書383ページ6行目〜7行目)

【現代語訳】
妙法蓮華経と唱え持っているといっても、もし、自身の生命の外に法があると思ったならば、それはまったく妙法ではなく、糞法(不完全な法)である。

■ 池田先生の講義
大聖人の仏法は、"自分の中に偉大なる仏の生命がある"と、自覚するところから出発します。
ゆえに、私たちの祈りとは、何かに助けてもらうというような、"おすがり信仰"ではありません。どこまでも自分自身の可能性を信じ抜く戦いです。自らの生命に具わる仏界の生命を涌現していくのです。その「月月・日日」(御書1190ページ)の勝負なのです。
大聖人は、「己心の外」に法を求めるならば、どんなに題目を唱えていても成仏は叶わず、むしろ無量の苦行になってしまうとまで仰せです。
「己心の外」に法を求めるとは、自分の外に、幸・不幸の原因と結果を求めることです。"あの人が悪い""条件が悪かった"といった、責任転嫁もそうでしょう。
—◆—
とりわけ学生時代は、未来に向かって大きく羽ばたいていくための土台を築く時だといえます。だからこそ、悩みも多様です。
勉強のこと、友人や家族のこと、恋愛のこと、将来の進路や夢……。
こうした悩みに直面した時、その悩みをどう捉え、乗り越えていくか——。
"「己心の外」に法を求める"とは、私たちで言えば、悩みと向き合うことを避けたり、"自分には無理だ"とあきらめたり、"なぜ自分がこんなふうに悩まなければいけないのか"と嘆いたりすることと言えます。
このように思った経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
しかし、幸・不幸の原因を自分の外に求めていては、苦難を乗り越えることはできません。
悩みと真正面から向き合い、御本尊に向かって題目を唱えていくなかで、自分自身の無限の可能性を引き出し、未来を大きく開いていくことができるのです。
私たちは、日々の勤行・唱題のなかで「この悩みを絶対に乗り越えてみせる!」「必ずこの信心で幸福をつかむ!」と確信の祈りを重ね、勝利の青春を歩んでいきたいと思います。

3 師匠はあなたを信じている
ひとたび確信をもって挑戦しても、思い通りにいかない苦境に直面することもあります。そんな時、大切なことはなんでしょうか。先生はこう語られています。

■ 池田先生の講義
たとえ、人生の途上で、自身の思い願った通りにならなくとも、「負けじ魂」の人に決して悲観はありません。
戸田先生は、女子部の友に語られました。
「もったいなくも、御本仏と同じ生命を持っている自分自身に誇りをもちなさい。気高い心で、人生を勝ちぬくことです。自分自身を卑しめていくことは、絶対にあってはならない」
"自分なんてだめだ""自分には無理だ"など、さまざまな人生の落胆や感傷に流されず、悠々と乗り越えていけるのが日蓮仏法です。
本来、尊極な自身の生命を矮小化させようとする「元品の無明」を決然と打ち破るのが、妙法の功力なのです。
いわば、唱題とは自分自身が仏であることを覆い隠す、胸中の無明との闘争です。ゆえに真剣勝負です。唱題で不信をねじ伏せ、小さな自分の殻を打ち破ることです。題目こそ、悲哀さえも創造の源泉に変えゆく根源の力なのです。
大聖人は、「妙法と唱へ蓮華と読まん時は我が一念を指して妙法蓮華経と名くるぞと深く信心を発すべきなり」(御書383ページ)と仰せです。深く信心を起こし、一念を定めて祈ることで、本来の自分に立ち戻り、元初の生命を奮い起こす戦いこそが唱題行という仏道修行なのです。
—◆—
私が「負けじ魂」の生き方を学んだのは、学生時代に、友人への折伏に挑戦した時です。
女子部の先輩に「折伏は人間革命への一番の近道だよ」と励ましていただき、挑戦を決意。それでも当初は「何のために折伏するのか」とばかり考え、難しく捉えていました。しかし、小説『新・人間革命』を学ぶ中、池田先生の一人を徹底して大切にされる真心に触れ、「目の前の一人の幸福のための折伏なんだ」と心から納得し、挑戦を開始しました。
ところが、語っても語っても対話は実らず、「私には折伏はできないのでは」と自身の使命を信じられなくなる時もありました。そんな時、必死に祈る中で思い起こしたのは、自分の使命と勝利を、自分以上に信じてくださる師匠の存在でした。
「自分を信じることは難しいけれど、師匠が信じてくださっている自分なんだ」——。そう思うと無限の勇気が湧き、友人へ粘り強く対話を重ねるなか、折伏を実らせることができました。
この体験を通し、師匠を心に思い浮かべ、題目を唱え抜いていくなかで、自身の小さな殻を打ち破り、悩みを悠々と見下ろしていける自分に成長できるのだと心に刻みました。

4 "創価家族"の輪の中で成長
今の女子学生部メンバーの多くは、生まれた時から信心が身近な環境で育ってきています。そんな私たちへの期待を先生はこうつづられています。

■ 池田先生の講義
"自分自身が妙法の当体なり"と心定めた人生に恐れるものはありません。
忘れ得ぬ1982年(昭和57年)1月の「雪の秋田指導」の折、青年部総会にも出席し、誉れの父母たちに続く若き後継の弟子たちに私の思いをそのまま語りました。
「自分が思うと思わざるとにかかわらず、諸君をわが門下生と信頼しています!」
今も、この思いは、いささかも変わることはありません。誰がなんと言おうと、誰もが、偉大な広布の使命を担った、かけがえのない宝の一人です。その人にしか広げることのできない仏縁を持った、貴き宝友です。
—◆—
日々、女子学生部のメンバーと語り合う中で「信心の体験がない」「お題目の確信がまだつかめていない」といった声を聞くことがあります。
そうした悩み自体が、本当に素晴らしく尊いことであると励ましながら、私はよく「当たり前に感じる日常の中で、お題目の体験をつかんでいくことが大切だよ」と伝えています。
私自身も、"学会3世"として創価の庭で育つなか、どんな小さな願いや悩みも祈りに変えて、信心の体験をつかむ大切さを学びました。
そのきっかけは、両親をはじめ、創価家族の「信心の確信」に触れたことです。
未来部時代、うれしい時も、悩んでいる時も、「全部叶うんだから、まず祈ることだよ。祈りで開いていくんだよ」と励まされ、幼いながらに「そんなにすごい力があるなら祈ってみよう」と御本尊の前に座り始めました。 
「明日晴れるように」「友達と仲直りができるように」など、日常の中で叶えたいことを一つ一つ書き起こし、祈りが叶うたびに、線を引き、お題目の力を実感。その一つ一つの積み重ねが、今の自分自身の信心の確信になっています。
女子学生部時代は、福智を磨き、幸福の土台を築く大切な時。私たちは、師匠のご期待を胸に、信心を根本に負けない青春を歩んでいきます。

■ 池田先生の講義
私は青年を信じます。たとえどんなことがあっても、必ず、立ち上がってくれることを、私は祈り、待ち続けます。
人の毀誉褒貶に振り回される必要などない。自分らしく、学会っ子らしく、創価の若人らしく、桜梅桃李の使命の道を朗らかに、堂々と歩んでいけばいいのです。

2020年12月9日水曜日

2020.12.09 わが友に贈る

医療・介護をはじめ
社会を支える方々の
尊き献身に感謝。
皆さまの無事安穏を
真剣に祈っています。

上野殿御消息 P1527
『生落されて乳をのむ事一百八十余石三年が間は父母の膝に遊び人となりて仏教を信ずれば先づ此の父と母との恩を報ずべし』

【通解】
産み落とされてから人が飲む乳は180余石であり、3年の間は父母の膝の上で遊ぶ育まれ、大人になって仏教を信じることができたのだから、まずこの父と母との恩に報いるべきである。

名字の言 野生動物調査に携わる男子部員が恩師から教わった要諦 2020年12月9日
野生動物調査という仕事がある。道路や鉄道など大きな開発事業が行われる際、地域に生息する動物への影響を事前に調べるものだ▼鳥を担当する男子部員に話を聞いた。日の出とともに動きだし、山や森の中へ。野鳥の発見と識別に努めるが、相手は隠れ上手で逃げ上手。ただ双眼鏡を向けるだけで見つかるものではない。研修時代に恩師から教わった要諦は「まず、そこに"必ずいる"と信じること」。心のどこかで諦めている人と、信じ抜ける人とでは、同じ景色を見ていても「発見力」に天地雲泥の差があるという▼「人間の見方も同じだなって思うんです」と彼は言った。なるほど、「この人はダメだ」と先入観を持ってしまえば、相手の長所も見えなくなる。肉眼で捉える前に、自分の心眼に曇りはないかが問われている▼題目を唱える人は「明るい鏡が全ての像を映し出すように、全てを見きわめることができる」(御書763ページ、通解)と日蓮大聖人は仰せだ。どんな人にも仏性がある。伸びよう、幸せになろうという向上の命がある。妙法を信じ行じる人は、自他共に具わる、そうした尊極なる生命を見る心の眼を磨いているのである▼「全員が人材」「使命のない人などいない」と決めて祈ろう。そこから違う世界が見えてくる。(之)

寸鉄 2020年12月9日
支え合って全員が勝利者になるのが学会の世界—博士。励まし週間に総力
青年部が「新・人間革命」世代プロジェクト。学び進め!新時代の山本伸一
御書「このやまひは仏の御はからひか」。病と闘う友よ負けるな。祈り強く
会う機会の減少で寂しさ実感—7割。人々は絆を希求。挨拶一つも心込め
通販の偽サイト多しと。不自然な日本語や極端な割引等に注意。騙されず

〈社説〉 2020・12・9 あす「世界人権デー」
◇仏法は「人類の統合の原理」
「みんなの考えるきっかけにしたかった」——今年のテニス・全米オープン女子シングルスを制した大坂なおみ選手が決勝戦後のインタビューでこう語った。
大坂選手は、大会を通じて人種差別に抗議する内容がプリントされたマスクを着用して試合に臨んだ。
今年5月に米国内で起きた黒人男性の死を巡る事件に端を発しているが、世界に大きな問題提起をしたことで話題となった。
あす12月10日は「世界人権デー」。1948年の第3回国連総会で「世界人権宣言」がこの日に採択されたことが淵源となった。
宣言は「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」とうたっている。
"人としての平等な権利"が叫ばれて久しいが、世界だけでなく国内を見ても、いまだ「差別」に悩む人々の嘆きは無くなってはいない。
人は本来、一人一人が固有であり、多様である。肌の色も、話す言葉も、食べる物も違う。
その「差異」にこだわり、人と人とを立て分け、差別するところに分断が生まれ、争い、傷つけ合う歴史を繰り返してきた。
今こそ、この「分断」を克服する確かな哲学が求められている。
池田大作先生は小説『新・人間革命』第1巻「錦秋」の章で、仏法には「人類の統合の原理」があると綴っている。
一つは、仏法の「縁起(縁りて起こる)」という考えでは、いかなる物事も一つでは成立せず、互いに依存し、影響し合うなかに存在し得ると説く。
その意味で仏法の発想からは人を排斥する考えは生まれず、むしろ他者をどう生かし、より良い関係をつくるか、いかに価値創造するかという思考になると教える。
さらには、自身のルーツに悩んできた黒人青年の思いに寄り添うように、私たちの究極のルーツは「地涌の菩薩」であるとし、その立脚点に立つとき、誰もが社会の平和と幸福を実現しゆく使命をもった"久遠の兄弟"であると自覚することができると示している。
仏法の眼で見れば、誰もが尊極の存在だ。自分だけの幸福はあり得ず、他人だけの不幸もないゆえに、他者への配慮が生まれる。そこに利他の精神が培われ、協調へと向かっていく。
また、自覚の視点が高まり、空間軸で世界に広がり、時間軸で永遠に連なることにより、小さな「差異」へのこだわりを超克することができる。
ここに人類が真に連帯しゆく方途が示されているといえよう。
私たちは、日々の活動で"目の前の一人"を徹底して大切にする実践を通し、この極理を体現している。
私たちが語り、動いた分だけ、人権文化の華が咲き誇る時代へ近づくと確信して進みたい。

☆全国県婦人部長会への池田先生ご夫妻のメッセージ
◇部結成70周年の明年へ——希望・勝利の太陽に
尊き全国の婦人部の皆さん、誠にご苦労さまです。
この一年、コロナ禍という困難のなか、皆さん方が、どれほど悩み、祈り、配慮し、工夫しながら、同志を励まし、学会を支えてくださっていることか。ありがとう! 本当にありがとう!
今朝も妻と、日本列島・全都道府県の白ゆりのスクラムに思いをはせながら、一人一人に届けと題目を送らせていただきました。
ともあれ、御本仏・日蓮大聖人が全てを御照覧であられます。
御在世の窪尼御前(妙心尼)への御聖訓は、そのまま、創価の婦人部への仰せと拝されてなりません。
すなわち、「大風の草をなびかし・いかづちの人ををどろかすやうに候よの中にいかにいままで御しんようの候いけるふしぎさよ、ねふかければはかれず・いづみに玉あれば水たえずと申すやうに・御信心のねのふかく・いさぎよき玉の心のうちに・わたらせ給うか、たうとしたうとし」——大風が草をなびかせ、雷が人を驚かすような、激しく揺れ動く世の中にあって、あなたが今まで、この信仰を続けられてきたことは、なんと不思議なことでしょうか。根が深ければ葉は枯れず、泉に玉があれば水が絶えないと言われるように、あなたのご信心の根は深く、あなたの心に清らかな玉があるのでしょうか。尊いことです。尊いことです——(御書1479ページ、通解)と。
創立90周年の凱歌は、わが婦人部の「信心の深き根」の勝利であり、「いさぎよき心の玉」の栄光にほかなりません。
明年は、晴れやかな婦人部結成70周年であります。
戸田先生は、健気な婦人部をねぎらい讃え、語られました。「創価の世界で戦えば、一人ももれなく偉大な功徳を受け切っていける。苦労した分だけ、自分自身の生命という宝器(宝の器)を大きく強く豊かにできるんだよ」と。
どうか、妙法蓮華の当体である皆さんは、この最も尊貴な生命の宝の器から、家庭を地域を、社会を世界を、歓喜と幸福と平和で、いよいよ限りなく潤し、満たしていってください。
「希望」の太陽、「勝利」の太陽たる婦人部よ!
随縁真如の智を自在に仲良く光らせて、ますます健康長寿であれ、和楽安穏であれ、福徳無量であれ!と祈って、メッセージといたします。

2020年12月8日火曜日

2020.12.08 わが友に贈る

急激に寒さが増す時季。
体調を崩さないよう
細心の注意と準備を!
朗々たる勤行・唱題で
生命力を湧き出そう!

上野殿御返事 P1544
『まことやらむいえの内にわづらひの候なるはよも鬼神のそゐには候はじ、十らせち女の信心のぶんざいを御心みぞ候らむ』

【通解】
たとえ、あなたの家の中に病人があったとしても、それは、(一家を不幸にしようとする)鬼神のしわざではない。十羅刹女が、あなたの信心の強さを試しておられるのでしょう。

名字の言 正しいと信じたことを貫く生き方 2020年12月8日
小さな町で店を構えるパン職人の父に、娘が苦言を呈した。「うちのパンは、はやりと違う」。父は味も見た目も素朴なパンを作り続けてきた▼ある日、都心から帰省したという人が来店した。「子ども時分から好物だった、ここのパンを食べると帰ってきたなあって実感が湧く」。その客の言葉に、娘は認識を改めた。おいしさに絶対の確信を込めてパンを作る父の思いは、真っすぐにお客さんへ伝わっている、と▼病で失明した、ある壮年部員が友人に本紙を勧めた。「その日の新聞にどんな感動の記事があったか教えてほしい」と言う壮年に、「よし、任せておけ」と友人は快諾。以来、約束通り、熟読しては電話で報告した▼実は、その友人はこれまで何度勧めても購読を断ってきた。「それが今回はなぜ?」と壮年が聞くと友人は答えた。「この信仰がお前にとって生きる柱だということは分かっているつもりだ。そのお前が聖教新聞を読めなくなって大丈夫かと心配だった」。そして続けた。「だから、こんな大事な役割に俺を選んでくれた友情を誇りに思う」▼壮年にとって信心がどれほど大切か——そのことが友人には確かに伝わっていた。正しいと信じ、貫いてきた努力は、言葉以上に生き方を通して伝わっていくものだ。(城)

寸鉄 2020年12月8日
人間性の種をまく創価の運動が混乱の時代に必要—博士。心結ぶ対話更に
北九州の日。先駆の友が楽土建設"へ師子奮迅。さあ希望・勝利の扉開け
「仏の出世は専ら衆生を救わんが為なり」御書。深き使命に連なる誇りで
長寿の秘訣は食事・運動、そして他者との交流と。今日も勇んで学会活動に
温暖化続けば猛烈な台風増加。調和の地球へ。人類全体の挑戦待ったなし

☆心に御書を 第92回 全ての人に仏性が具わる
<御文>
『所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり』(聖愚問答抄、498ページ)

<通解>
(十方の諸仏菩薩をはじめ全宇宙の十界の)全ての人が具えている仏性を妙法蓮華経と名づけるのである。

<池田先生が贈る指針>
全人類に「仏性」という最極の生命がある。この宝を顕し出す妙法を御本仏は明かされた。
創価の対話は、一人一人の仏性を信じ、輝き光らせる地涌誓願の挑戦だ。あらゆる差異を超え、分断から結合へ進む平和の道である。
題目を唱え、友と語らう声で、十界互具の地球上に「仏界」を強め広げゆこう!

☆質問BOX 「信心を貫けば一番いい方に向かう」と聞きますが、なぜそう言い切れるのでしょうか?
◇回答
確かに、不思議に思うかもしれません。
信心の利益には、はっきりと目に見える形で現れる「顕益」と、目には見えないが、知らないうちに得ている「冥益」があります。「功徳」というと、どうしても「顕益」を思い浮かべるかもしれません。
「冥益」は樹木が時間をかけて育つように、長い期間で見たときに、はっきりと結果が現れ、幸せを実感できるようになることです。
池田先生は「何があっても『祈り続ける』ことです。そうすれば、必ず幸福になる。その時は、自分が思っているような解決をしなくても、もっと深いところ、あとから考えると、『いちばんよかった』という方向になっていたことがわかるものです。これがすばらしい『冥益』です」と語っています。
創価学会には、「冥益」の体験が無数にあります。今日の祈りが未来に続くと確信し、信仰を貫いていきましょう。

2020年12月7日月曜日

2020.12.07 わが友に贈る

◇今週のことば
試練の寒風に挑む善友に
温かな共戦のエールを!
"助ける者が強ければ
倒れない"御聖訓。
励ましの絆を強く深く。
2020年12月7日

南条殿女房御返事 P1547
『女人は嫉妬かさなれば毒蛇となる。法華経供養の功徳かさならばあに竜女があとをつがざらん』

【通解】
女人は嫉妬がかさなれば毒蛇となります。法華経供養の功徳が重ければ、竜女のあとを継いで成仏することは間違いありません。

名字の言 日本画の新たな領域を開いた竹内栖鳳 2020年12月7日
近代日本画の巨匠・竹内栖鳳は1900年、パリ万博の視察で欧州を訪れた。「新しい日本画」の道を模索していた彼は、その機会を利用して西洋画の技法を吸収。動物園にも出向き、ライオンを写生した▼帰国後、第7回新古美術品展で発表した日本画「獅子」は一等金牌を受賞。東京富士美術館の所蔵品には、同じ時期に竹内が描いた別の「獅子」がある。椰子の木の間を悠然と進む獅子の姿は、今にも動きだしそうな迫力がある▼諸派の手法を取り入れた竹内には、妖怪を意味する「鵺派」との批判もあった。当時の日本画の世界では、師匠の描き方を学び、その範囲内で作品を生み出すことが重視されていた。だが、現状に安住せず、批判を恐れなかった竹内の挑戦によって、日本画の新たな領域が開かれていった(『竹内栖鳳』平凡社)▼現実の社会で新たな価値を創造するには、いかなる時も前進を続けていく勢いが肝要だ。師子王は獲物の強弱を問わず、「いきをひを出す事は・ただをなじき事なり」(1124ページ)と御書に説かれる。常に全力を尽くしてこそ、目標は成し遂げられる▼題目の「師子吼」は無敵だ。日々、「師子奮迅之力」(法華経463ページ)を五体に漲らせ、わが人生のカンバスに「希望・勝利」の軌跡を描きたい。(将)

寸鉄 2020年12月7日
「始より終りまで弥信心をいたすべし」御書。祈り根本に本年の総仕上げへ
神奈川青年部「師弟勝利の日」。正義とは勝つ事!拡大の歴史を君らの力で
功徳は目に見えないうちに大きく—恩師。広布に尽くす同志に福徳は必ず
たこ足配線やコンセントの埃は火事の元。点検を入念に。前前の用心こそ
絶えぬ飲酒運転。絶対にしない、させない!皆の声掛けで許さぬ雰囲気を

☆秋季通信員大会への池田先生のメッセージ
◇創価の言論城の旗頭よ 広布と人生の黄金の日記文書を
一、創立90周年の秋を荘厳する「通信員大会」、誠にご苦労さまです。
世界が未だかつてない試練に直面する今、一人一人の不屈の生命力を呼び覚まし、幸福勝利への智慧を光らせ、正義と希望の連帯を広げゆく聖教新聞の使命は、計り知れません。
聖教は、戸田城聖先生の事業の最悪の窮地に、師弟の語らいによって構想されました。「変毒為薬」の妙法に則り、いかなる苦難にも「師子王の心」を取り出して戦う——これが聖教創刊の原点です。
この「聖教魂」を常に私と共に燃え上がらせてくれているのが、わが通信員の皆さんなのです。
不二の同志の全通信員に、私は妻と最敬礼して感謝の題目を捧げ、健康長寿とご家族のご多幸を祈りに祈っています。尊き貴き奮闘、本当にありがとうございます!
一、御本仏・日蓮大聖人は、「法華経の一字は大地の如し万物を出生す、一字は大海の如し衆流を納む・一字は日月の如し四天下を照す」(御書1263ページ)と仰せになりました。
生命尊厳の極理を掲げた聖教は、まさしく無限の価値創造の大地として、また地球民族を結ぶ平和の大海として、そして世界市民の未来を照らし晴らす日月として、いよいよ力を発揮していく時を迎えています。電子版にも、日々、実に世界205カ国・地域からアクセスがあります。
世界聖教会館を中心として、全国の支社・支局、さらに各国の姉妹紙誌が「異体同心」で進んでいくならば、万事を成就できないわけがありません。
通信員の皆さんは、この創価の言論城の誉れ高き旗頭なのであります。
一、「新聞」には「新しい見聞」の意義があります。変化が加速する社会にあって、「人間革命」即「広宣流布」の行進の最前線で、仏の陣列の目となり、耳となって、民衆凱歌の大叙事詩を戦い綴りゆかれる皆さんの「新しい視点」「新しい表現」「新しい挑戦」に、私は最大の期待と信頼を寄せております。
皆さんは真心で「信」を通わせ、聖教と読者をつなぐ虹の懸け橋です。
皆さんの書く一字一句が、「新時代」を開いていきます。
皆さんの撮る一葉一葉が、「生命」の讃歌を伝えていきます。
そして皆さんの勝利の一日一日が、「勇気」を漲らせていきます。
一、聖教創刊70周年の佳節を迎える明年、1月には地方版開始から65年の節目も刻みます。"私たちの地方版"も、いよいよこれからが「本門」です。さらなる充実と発展へ、勝利勝利の大前進を開始しようではありませんか!
結びに、

通信員
 師弟の絆は
  三世まで
 信は無敵と
  地球を晴らせや

と贈り、私のメッセージといたします。
共々に、広布と人生の黄金の日記文書を、今日も明るく朗らかに!

2020年12月6日日曜日

2020.12.06 わが友に贈る

変毒為薬の信心だ。
逆境を成長の糧に!
悩みを飛躍の力に!
不屈の心で進む人に
勝利の栄冠は輝く。

兵衛志殿御返事 P1108
『設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ』

【通解】
たとえ、あなた方の妻子同志が仲違いするようなことがあっても、兄弟二人の仲は、不和になってはなりません。僭越ですが、日蓮のことを尊敬し互いに心を合わせていきなさい。

名字の言 ある家老の失言に子貢が嘆いて言った「駟不及舌」 2020年12月6日
『論語』に出てくる話から。ある国の家老が「よき指導者か否かは、生まれつきの素質で決まる。どうして教育や教養で飾る必要があるだろうか」と発言した。孔子の弟子、子貢は反論した。「生まれつきの素質と教育とが分かちがたく一体となって、はじめてよき指導者となれる」(佐久協訳)▼この時、家老の失言を嘆いた子貢が言った言葉が「駟不及舌」(駟も舌に及ばず)。駟は4頭立ての馬車で、古代中国で最も速かった乗り物。言葉の伝わるのは非常に速く、高速車でも追い付くことはできない。だから発言は慎重にというわけだ▼翻って現代のネットワーク社会。電子メールやSNSのメッセージは瞬時に届く。誤解を招く表現や誤送信が原因で、関係がぎくしゃくしてしまった経験をお持ちの方もいるかもしれない▼言葉は「独り歩き」する。言葉は本来、発した時の状況や文脈の中で真意が分かるものだが、状況や文脈から切り離されると、誤った解釈で伝わる場合がある。それが怖い。小欄も、取材相手や本などの言葉を引用する際は細心の注意を払う▼御書に「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(563ページ)と。言葉は心から生まれる。言葉をたどれば、言葉を発した人の人間性が分かる。心して紡ぎたい。(側)

寸鉄 2020年12月6日
やりにくい所で苦労してこそ人間は偉大に—恩師若師子よ勇気の挑戦王に
創価学会の存在は世界の希望—日本の識者。共生の絆を結ぶ使命に燃えて
仕事楽しい瞬間、1位は感謝された時と。利他の行動には無上の喜びが!
あおり運転の厳罰化から約半年。遭遇したら安全な場所に避難し、即110番
世界遺産の最大の脅威は気候変動と。国境超えて連帯し持続可能な未来を

〈社説〉 2020・12・6 受験生にエールを!
◇真心の励ましが大きな支えに
今月1日から始まった「未来部ビクトリーチャレンジ月間」(19日まで)。各部の未来部担当者が一体となって、メンバーの激励に取り組んでいる。
寒さが厳しさを増す中、新型コロナウイルスの感染拡大もいっそう強く懸念されている。一人一人に安心を届ける、丁寧な励ましを心掛けたい。
とりわけ、中学・高校・大学などの受験に挑む友は、コロナ禍による影響がどうなるか、見通せない中で入試を迎える。不安を取り除くために、家族や周囲の支えがより重要となろう。
受験生との関わり方については、家族は、普段通りに接するのが一番だといわれる。入試直前だからと急に優しくすると、かえってプレッシャーを与えることにもなるからだ。その上で、感染予防のために部屋の換気と加湿や、栄養のある食事、十分な睡眠の確保などに留意し、受験生が健康第一で最後まで頑張れるようサポートしたい。また、未来部担当者は、本人の負担にならないよう時間帯を考慮しながら、電話やオンラインなども活用し、激励したい。
2020年度の入試は、コロナ禍の影響を受け、一部の国公立大学では、一般入試の後期日程の中止や試験内容の変更などのケースが相次いだ。
そんな中、茨城県のあるメンバーは今年、1級建築士になるという夢を抱き、国立大学の工学部を受験した。高校3年の夏、この大学に通う学生部の先輩が家を訪れ、受験体験を通して信仰の確信を語ってくれた。先輩の言葉に感動し、その日を境に、真剣に題目をあげるように。
そして、懸命な努力を重ねて迎えたセンター試験。しかし、結果は予備校の評価でE判定と厳しいものだった。"志望校を変更すべきか"との思いもよぎったが、両親が「後悔のない選択をしよう」と励まし、支えた。その言葉が安心感とやる気につながり、よりいっそう勉強に励むことができた。
彼は1カ月後に挑んだ志望大学の2次試験では、自分の実力を出し切り、逆転勝利。「合格」を勝ち取ることができた。「受験を通して、初めて信心と向き合い、題目の確信をつかむことができました」と振り返る。
池田先生は「大切なのは、未来部の友が前へ進めるように、自分の可能性を発揮できるように、励ましていくことです。(中略)たとえ会えなくても、電話の一言で、目の前の壁が破れることもある。一通の置き手紙が、その人の人生を変える場合だってある」と語る。
受験は、信心の確信をつかむチャンスでもある。宝の未来部の勝利と成長を祈り、安心と勇気のエールを送ろう。

☆みんなで学ぶ創価の心 青春の友情とは? 2020年11月26日
今回の「みんなで学ぶ創価の心」では「青春の友情とは」というテーマで池田先生の指針に学びます。また首都圏未来部人材育成グループ合同大会の模様や、少年少女部合唱団の集いで活用したい「少年少女きぼう新聞」12月号の特集を紹介します。

【池田先生の指針】 目的に向かって励まし合う中に
空気は見えない。心も見えない。しかし、見えない心の中に、喜びも悲しみも、美しさも醜さも、光も闇も、全部ある。
見えない心と心をつなげるのが友情です。それは利害でもない。立場でもない。かけ引きでもない。表面的なお付き合いでもない。
本当の人間同士の真心で結びあった間柄です。人生において最も美しく、強く、尊いもの。それが友情です。友情が諸君の財産です。
どんなに偉くなり、金持ちになっても、友人のない人生はわびしく、寂しい。また独りよがりの偏頗な人生になってしまう。とくに青春時代の友情ほど尊く、美しいものはない。
◇◇◇
人間関係は「鏡」みたいなものだから、自分が「もう少し優しくしてくれたら、自分も何でも話せるんだけどなあ」と思っていると、相手だって「もう少し何でも話してくれたら、自分ももっと優しくできるんだけどなあ」と思っている。そんな場合が多いのです。
だから「自分から話しかける」ことです。それでも冷たくされたら、本当は人間としてみじめなのは、相手のほうです。自分じゃない。
人の心は、どうしようもない場合がある。変わる場合もある。その時にどうするか。「人は変われど、われは変わらず」でいきなさい。
冷たくされても、自分は人に冷たくしない。裏切られても、自分は裏切らない。裏切るほうが、みじめです。自分の心を大きなクギで傷つけているようなものだ。それが自分ではわからない。
◇◇◇
友情は自然にできあがるように思うものだが、そのうえに、二人がそれなりの目的をもち、励ましあい、助けあい、生きぬこうという、人生の、青春の力の足音がなくてはならない。
「立派に大学を卒業しよう」「社会に貢献しよう」というような目的が大事です。
目的が明確でない友情は、なれあいになってしまう。
目的に向かって、明るく励ましあい、それを達成しようという友情は長持ちする。
「いつも一緒にいるから友情」か。そうではない。
「お金を貸してくれるから友情」ではない。「親切にしてくれるから友情」ではない。「愛想がよく、性格が合うから友情」ではない。
友情とは、彼が苦しんでいる時に同じように苦しみ、励ます。自分が苦しんでいる時に彼が同じように苦しみ、励ましてくれる。そういう、清らかな川の流れのような姿です。(『青春対話』普及版第1巻)

◇首都圏未来部の人材育成グループが創立100周年へ誓いの大会
首都圏未来部人材育成グループ合同の大会が15日、オンラインで行われました。
参加したのは高等部「希望オーケストラ」「正義合唱団」、「富士中学生合唱団」、「富士少年希望少女合唱団」、さらに「国際委員会」(高等部)と「創価後継塾」(中・高等部)のメンバーです。

2020年12月5日土曜日

2020.12.05 わが友に贈る

我らの励ましは
「抜苦与楽」の実践。
小さな悩みにも耳を傾け
共に一歩を踏み出そう!
深き祈りが根本だ。

開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』

【通解】
仏法を修学する人は、知恩報恩がなくてはならない。仏弟子は必ず四恩を知って知恩報恩するべきである。

名字の言 消滅危機にある方言を守る継承運動 2020年12月5日
ユネスコが消滅危機言語と認定した沖縄や奄美地方などの方言「琉球諸語」。その保護のため、国立国語研究所では記録の保存と共に「継承保存」の研究も行う。言語消滅の要因の一つは継承の断絶にあるとして、方言の継承運動にも取り組んでいる▼そこで鍵を握るのが「潜在話者」。幼少期に祖父母から直接、方言を聞き、潜在的に意味を理解できる40代の世代を指す。子育て世代でもある、この年代の方言使用が、子どもたちや全体の使用を促すと期待されている▼研究所の協力のもと、沖永良部島では地域で方言辞典の作成や物語の読み聞かせなどを実施。これを通し、方言への関心が低かった「潜在話者」世代の意識に変化がみられた。"方言は消えてはいけない。私にもできることが必ずある"。この思いが、一層の方言継承につながったという▼学会が取り組んできた戦争体験の継承も、平和構築の使命を自覚する青年部が主体的に進めてきた。今秋発刊された戦争証言集『私がつなぐ沖縄のククル(心)』には、体験を聞き取った未来部員の声も収められている。"私に戦争の体験はないが、直接聞いた証言を次の世代に語り続けることはできる"▼平和のバトンを未来へ——その"継承の戦い"をたゆむことなく続けたい。(首)

寸鉄 2020年12月5日
周総理との会見から46年信義の絆は時を経るほど強く。友誼の魂を万代へ
第2総東京青年部の日。頼もしき後継よ拡大の先陣走れ!青春の金字塔を
信心を貫けば絶大な功徳厳然—恩師。人間革命の勝利の実証を共に綴らん
CO2ゼロへ来年は世界が連帯する年—国連総長持続可能な地球へ今こそ
国際ボランティア・デー。共助の心を地域、社会へ。良き市民のスクラム更に

☆創価大学 箱根駅伝への道(上)
◇逆境で強くなった"考えて走る"意識
明年1月2、3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走に出場する創価大学。新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の困難の中、どのようにしてチームを作り上げてきたのか。初めてシード校として迎える創大の「箱根駅伝への道」に迫った。
「創価大学、初めてのシード権獲得! 9位でフィニッシュ!」
本年1月3日、創価大学の大躍進を伝えるアナウンサーの声が列島を駆け抜けた。
1区が区間賞、10区で区間新記録。往路7位、総合9位の快進撃を見せ、3度目の箱根駅伝にして、創大が新たな歴史の扉を開いた瞬間である。
新チームは、この勢いに乗って始動した。2月、最初のミーティングで立てた目標は「大学三大駅伝で上位入賞すること」。「出雲駅伝5位」「全日本大学駅伝4位」、そして「箱根駅伝総合3位」である。
箱根のシード権をつかんだとはいえ、創大駅伝部の歴史はまだ浅い。青山学院大学や東海大学などの強豪校と比べれば、チームの実力も、選手層の厚さにも差がある。三大駅伝の上位入賞は、高すぎる目標なのかもしれない。
しかし「低い目標だと、今のハイレベルな大学駅伝界では、すぐに置いていかれる。創価は常に上を目指さなければならない」と榎木和貴監督。学生時代、名門・中央大学で箱根路を走り、4年連続で区間賞を獲得。3年次には総合優勝を経験しただけに、"戦国箱根"の厳しさを誰よりも痛感していた。
今年以上の結果を目指さなくては、絶対に強くなれない——監督の気持ちに、選手たちも応えた。
皆で話し合って決めたチームのスローガンがある。
「もう一花咲か創価」
鈴木渓太主将(4年)は語る。「昨年のチームを、もう一歩超えていこうとの思いを込めました」
三大駅伝の上位入賞へ、創大の新たな挑戦が始まった。
前年に設定した個人の月間走行距離「750キロ」による足づくり、けがの防止へ入念なケアの徹底を継続。さらに、勝負所を見極める判断力を磨くため、全員がこれまで以上に"考えて走る"ことを心掛けた。
だが、春のトラックシーズンに向けて練習を進めていた矢先、新型コロナウイルス感染症が世界を襲った——。

◇自粛期間の成長
2月下旬になると、競技会などが次々と中止に。不安と動揺がチームに広がった。
4月に緊急事態宣言が発令されると、感染防止対策として、寮のメンバーを半分にすることに。
創大駅伝部の選手は、全員が寮生である。だがこの時、榎木監督は、主力だけを残そうとはしなかった。「4、5月の段階の実力で選手を線引きしても、チームの強化にはなりません。自宅に帰るか、寮に残るかは、それぞれの判断に委ねました」
昨年の就任以来、監督が一貫して訴えてきた"考えて走る""誰にでもチャンスはある"との信念は、コロナ禍にあっても揺らぐことはなかった。
チームが分かれた期間、寮に残った選手は、練習に制限がある中、少人数で実践的なトレーニングを積み重ねた。一方、自宅に戻った選手は、監督が個々に提示したメニューに取り組み、週に1度、スタッフに状況を報告した。
実家に帰省していた当時を「自分との戦いだった」と振り返るのは、今年の箱根で9区を任された石津佳晃選手(4年)。「一人で練習をやり抜いた経験が自信になり、仲間の存在のありがたさを改めて知る機会にもなりました」
与えられたメニューをこなすだけではない。自らが置かれた環境や体調と向き合いながら、最良の判断をしていく。この間、監督が掲げる"考える走り"は、一段とチームに浸透し、より効果を発揮していった。
外出自粛が緩和されていく中、全選手が寮に戻ってきたのは6月下旬である。久しぶりに全員がそろっての練習。皆がチームで走れる喜びをかみ締めた。

◇今やれることを
チーム一丸で再出発した駅伝部は、7月に入り、再び試練に見舞われる。
21日、書類選考による全日本大学駅伝の出場権を逃した。
さらに27日には、箱根のシード校となり、初出場を決めていた出雲駅伝の中止が発表された。
スタッフ陣は、選手たちのモチベーションが下がらないよう、一人一人に心を砕いた。「いつも以上にコミュニケーションを取り、"今やるべきことは何か"と声を掛けました」(久保田満コーチ)
直後のミーティングで、榎木監督は選手たちとチーム目標を再確認する。「この時、当初立てた箱根総合3位の目標を下方修正することはしませんでした」
目標を目指し、目の前の実践的な練習やレースをこなして、一からチームを強くしていこう——そうメンバーに呼び掛けた。
鈴木主将は「全日本と出雲に出られなかったことは、すごく悔しい」と述懐する。ただ、「なくなってしまったものは仕方がない。全員で、今やれることをやろうと気持ちを切り替えました」。
そう思えたのも、選手たちの心の成長であり、監督・スタッフとの信頼関係があるからだろう。
逆に焦点が"箱根一本"に絞られたことで、より一層、チームの目指すべき道は定まっていった。

◇積み上げた自信
秋冬の駅伝シーズンを勝ち抜くには"8、9月が勝負"といわれる。夏合宿では徹底して走り込む。この時期にどう強化し、どれだけ成長できるか。それがレースの勝敗を左右する。
榎木監督は、この期間の月間走行距離を「900キロ」に設定した。昨年を大きく上回る距離であり、「実業団レベル」だという。
新チームが発足した当初から、監督は上位校と競り合うため、8、9月にこの距離に挑むことを選手たちに伝えていた。
「4〜6月の試合が延期や中止になったことで、じっくりと足をつくることができた。それが奏功し、けが人が少ない状態で夏を迎えられました」
けが人の数はチームの士気に関わってくる。それが少なかったのは、昨年から徹底してきた練習後のケアや食事・体調管理などへの意識が高くなったからだ。
管理栄養士による食事のアドバイス。自己管理の意識の高さが、個々の強さにつながる。
「ただ距離を増やすだけでなく、選手たちは私が示したメニューをしっかりと消化しながら、疲労を抜くための調整など、日々の練習にメリハリをつけられるようになりました」(榎木監督)
個々の走行距離を全員で共有したことも、意識の向上につながった。「昨年のAチームの練習を、今年のBチームがやっている。レベルアップを感じました」(久保田コーチ)
結果、多くの選手が月間走行距離900キロを達成。半数近くの選手も850キロを走り込んだ。鈴木主将は「コロナ禍という厳しい状況の中、あれだけの練習メニューを乗り越えられたことは自信になりました」と語る。"充実の夏"を経て、確かな自信と実力を積み上げた選手たち。10月以降の競技会などでは、出場した半数以上の選手が自己記録を更新した。
練習制限や大会中止などを通し、一人一人の"考える"意識がより強くなった創価大学。強豪校も順調に調整を続ける中、スローガン通りに「もう一花」咲かすべく、さらなる向上を目指す。「1月2日」まで、あと40日である。

2020年12月4日金曜日

2020.12.04 わが友に贈る

悪質な詐欺に厳重注意。
突然の電話や訪問には
性急に応じないこと。
一人で判断せずに
必ず周囲に相談を!

椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』

【通解】
先日話されていたことについて、彼の人の方に尋ねたところ、あなたが仰せになられたのと少しの違いもなかった。これにつけてもいよいよ信心に励んで法華経の功徳を得られるがよい。師曠(しこう)の耳、離婁(りろう)の眼のように、聞き、見ていきなさい。

名字の言 「自己開示する勇気」が絆を強める 2020年12月4日
「言葉というのは、切り離された心と心の橋渡しをする機能をもつ」と語るのは、心理学博士の榎本博明氏。相手を知りたいと思えば、その言葉を引き出すことが大切、という▼相手の心を開くには、まず自らが思い切って本音を語ってみること。氏は、この「自己開示する勇気」から、互いのつながりが深まっていくと指摘。「絆は、受け身で期待しているだけでは築くことができない。能動的な心の構えが必要」と述べている(『「さみしさ」の力』ちくまプリマー新書)▼仏典では、七つの「慈愛の施し」を説く。その3番目に、優しく語り掛ける「言葉の施し」が挙げられている。釈尊は、人々から「親しみをもって、自分から語り掛ける人」といわれた。だからこそ、次々と弟子が帰依していったのだろう▼御聖訓に「鏡に向って礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり」(御書769ページ)と。表面的な取り繕った言葉では、相手の心には届かない。どこまでも、その人に寄り添い、誠実を尽くそうとする「心」こそ、「言葉の施し」の源泉だ▼新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続く今こそ、支え合う絆をより強めたい。自他共の幸福を願う祈りを根本とする、励ましの言葉で、縁する友の心に希望の灯をともしていこう。(巍)

寸鉄 2020年12月4日
「法華を識る者は世法を得可きか」御書。苦難の日々を勝ち開く世雄たれ
高知婦人部の日。"水の信心"で進む仲良き連帯さあ魁光る人材の大城を
題目の功力は生命力が絶対的に旺盛になること—恩師。祈り根本に溌剌と
人権週間。全員に幸福になる権利あり。命の尊厳輝かす哲理を語る使命大
師走は交通事故が多発。多忙な時ほど意識して一呼吸。無事故が勝利の礎

〈社説〉 2020・12・4 あすから「励まし週間」
◇可能性を信じ 関わり続ける
孤独に苦しむ人に寄り添う作品を著してきた作家の柳美里さんが11月18日、米国で最も権威のある文学賞の一つ「全米図書賞」を受賞した。東日本大震災後に福島に移り住み、希望の言葉を発信してきたことは、よく知られている。
その柳さんが本紙11月17日付に、小説『新・人間革命』の読後感を寄せた。柳さんは、東北の苦しみを分かち合おうとする山本伸一の姿に共感を述べるとともに、「コロナ禍で、フィジカルディスタンス(身体的距離)がいわれるようになりました。その中で、いかに『心の密な関係』という『価値』を『創造』していくか——この『創価』の力が今、求められています」とエールを送っている。
明「希望・勝利の年」を開く「励まし週間」が、5日からスタートする。本年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、未曽有の試練の一年となった。
しかし、各国・各地の創価の友は、一人も「孤独」にさせてはならないと、皆で協力し、手紙や電話、SNS等を駆使しながら、人々の心を結んできた。冒頭の柳さんのみならず、心ある人々が創価の励まし運動に寄せる期待は大きい。
東京・昭島のある婦人部リーダーは1日1人と会うことを目標に前進を続けている。信条は「相手の悩みや課題をじっくりと聴くこと」。仕事が多忙な友には通勤時刻を聞き、電車内で読めるようSNSで本紙の記事を送信する。また、子育てをするヤング白ゆり世代の友には、幼稚園の迎えが終わる時間に合わせ、メッセージを送るなどの工夫も。継続的な励ましを心掛け、苦難と戦う友とは、時間を合わせ"同盟唱題"も。「お話を聴くことで、私の方が計り知れない勇気と元気を頂いています」と感謝を語る。
励ましに率先するリーダーが口々に語るのは「自分自身も励ましによって立ち上がった」との言葉だ。そしてコロナ禍と戦う今、世界の友が、小説『新・人間革命』の伸一の励ましに触れて立ち上がり、蘇生のスクラムを広げている。
米バージニア工科大学の教育哲学教授のジム・ガリソン博士は、「池田会長の足跡に連なる創価学会・SGIは、実に多様なメンバーで構成され、一人一人が互いを尊重し、励まし合いながら、力を合わせて社会に貢献しています。これは素晴らしいことです。相手の生命の可能性を信じて関わり続ける——この希望のヒューマニズムを、世界の隅々に広げ、苦しむ人々の人生にもたらしたのが、創価学会の90年の歴史であったと思います」と高く評価する(本紙11月14日付)。
今、世界が求める「希望のヒューマニズム」は、私たちの一対一の語らいの中から生まれることを銘記して進みたい。

☆未来部育成のページ 希望の励ましを送り続ける
◇読者から寄せられた各地の集い
今月22日の「未来部の日」を中心に、各地で未来部員会が行われている。中には工夫を凝らして、コロナ禍で初めて集いを開催した地域も多い。今回の未来部育成のページでは、知恵を絞りながらメンバーに希望の励ましを送る、未来部担当者らの声を紹介する。

■島根総県 総県未来部長 藤井泰昌さん
◇新たなカタチの中等部総会
中国方面では昨年から、行政県ごとに「メロスの集い」(中等部総会)を開催しています。名前には"後継のバトンを受け継ぐ正義の走者に"との思いが込められています。
島根総県の集いは昨年10月に出雲文化会館で。県内から40人弱が参加し、部活動で表彰を受けたり、母の乳がんを一家で乗り越えたりなど、メンバーの体験発表に皆が触発を受けていました。
同世代の交流が好評だった一方で、会館から遠い地域の子が少なかったことが課題に。島根県は東西に長く、車で3時間以上かけて県の西部から東部の会館に来る子もいます。メンバーは中学生同士の交流を楽しみにしていますが、遠方参加者への配慮から、そうした場を定期的に設けられないのが実情です。
ですが、コロナ禍でのリモートがこれを打開するヒントを与えてくれました。
開催の中止を決めていた第2回「メロスの集い」を、10月11日にオンラインで行いました。総県の未来部として初めての試みです。通信環境を考慮し、参加者は各地域の代表18人のみとしました。
画面越しに顔を合わせたメンバーは互いに面識がなく、緊張気味。そこで、自己紹介では司会が「○○市の○○さ〜ん」と声を掛け、呼ばれた子には手を振ってもらうように。クイズも行い、次第に場が和んでいきました。その後の男女4人の体験発表では皆、しっかり耳を傾け、真剣に聞いてくれていました。
会合中はあえてミュート(消音)にせず、発表者の話に反応する声や参加者が家族と相談している声などが伝わるように。皆が同じ場所にいるかのような臨場感が高まりました。
終了後は「体験発表が心に響いた」「遠い地域の子と交流できてよかった」などの感想が寄せられ、皆がみずみずしい信心の息吹に触れた会合になりました。
今回の経験を生かして、今後はさまざまなやり方でメンバーとの関わりを強くし、一人一人を、十人にも、百人にも匹敵する人材へと育んでいきます。

■大阪・平野南総区 総区未来部長 藤岡学さん
◇屋外で"青空部員会"を開催
わが総区ではコロナ禍の様子を見ながら、先月から各地域で未来部員会を再開しました。その中にはコロナ感染を考慮し、屋外で行った地域が二つあります。
平野長者区・宝友支部は、10月25日の昼に支部内の公園で開催。ゲーム企画ではスタンプラリーをしました。公園内の各ポイントで靴飛ばしやなわとび、変顔のコーナーを用意し、クリアをしたら参加者が持つカードにシールを貼ります。
当初は子どもたちだけでやる予定でしたが、やり方を説明するためにと大人も参加。本気で挑戦するその姿に、未来っ子も全力で体を動かして応えてくれました。また、その様子を見ていた近隣の方が小学生の孫を参加させてほしいと声を掛けてこられ、新しい顔ぶれも加わりました。
最後は各コーナーの優勝者を表彰し、皆に池田先生の「未来部7つの指針」が書かれた手作りカードや記念品を渡しました。
初めて部員会に来てくれた高校生や少年部員の友人、カードに書かれた親孝行を誓う少女部員などの姿もあり、とても充実した部員会になりました。
一方、平野池田区・川辺友光支部の部員会は今月1日の朝9時からスタート。未来部の子たちがよく遊ぶ地元の公園で、事前に許可を取ったうえで清掃活動を行いました。
軍手をはめて、ごみ拾いを競い合う子どもたち。トカゲのおもちゃや変わった石などを見つけ、子どもたち同士で、なぜそれがあるのかを話したり、草や花の名前を教え合ったりと、宝探しさながらのワクワク感や学びのあるひとときとなりました。
ゴミをまとめた後は、皆で輪になって師子王御書の「異体同心事」を研さん。解散後は御書の心を学びつかんだかのように、中高生も小学生も、和気あいあいと仲良く遊んでいました。
使命ある未来部の皆が楽しみながら信心を学んでいけるよう、これからも担当者で知恵を出し合い、励まし続けていく決意です。

■福岡・筑後県学生部 県学生部長 荒木伸幸さん
◇大勝利大会で受験生にエール
今月22日、学生部主催の「第4回大学・専門学校進学大勝利大会」を行いました。雨にもかかわらず、会場には進学希望の高校1、2年生を含め、過去最高の人数となるメンバーが参加してくれました。
会合では受験対象の全員が決意発表を。推薦入試を受けるメンバーや志望校に迷っているメンバーなど状況は個々に違いましたが、皆の前で発表したことで、その表情には挑戦への決意がにじみ出ていました。
学生部員の体験発表や登壇者の話にメモを取りながら聞いていたり、「唱題に挑戦してみる」という言葉がアンケートに多くあったりなど、メンバーの心に、信心を根本に受験に臨もうという強い気持ちが芽生えていたようでした。
アンケートに「(学生部の)皆さんのやる気に満ちた表情が印象に残った」と書いてくれたメンバーもおり、私たち学生部のエールが届いていることが分かり、うれしく思いました。
筑後総県ではこの11月の大勝利大会や、進学者大会(3月)などを3年前から開催していて、受験生の激励に力を入れています。
例年は地域の方々との連携を密に、11月ごろから学生部で受験生のもとを訪ねていますが、今年は新型コロナの影響で会うことが難しく、受験の相談や大会の連絡は電話が中心でした。
新しく始まる大学入学共通テストをコロナ禍の中で受けることもあり、受験生の不安は増すばかりです。私たちは、その中でも、この信心で生命力を強くして勉強に励み、合格を勝ち取ろうと伝えています。
このような関わりを続けてきたことで、進学先が決まった後、すぐに学生部につながってくれるメンバーが増え、5月の新入生歓迎会の時には、早くもビクトリー・リーダーになるメンバーも。学生部の統監数も増え、以前の2部体制から4部体制に拡大するなど受験生の激励が学生部の発展にもつながっています。
一人でも多くの受験生が、自分の力で人生の道を勝ち開いていけるよう、先駆の誇りを胸に励ましを送っていきます。

2020年12月3日木曜日

2020.12.03 わが友に贈る

一日一日を大切に
一年の総仕上げへ
粘り強く勝ち抜こう!
無事故・健康第一で
悔いなき歴史を残そう!

松野殿御返事 P1389
『五の巻には我が末世末法に入つて法華経の行者有るべし、其の時其の国に持戒破戒等の無量無辺の僧等集りて国主に讒言して流し失ふべしと説かれたり、然るにかかる経文かたがた符合し候畢んぬ未来に仏に成り候はん事疑いなく覚え候』

【通解】
法華経の第五の巻(の勧持品)には、「私(釈迦仏)の滅後の末法に入って、法華経の行者が現れるであろう。その時、その国に、戒を持った僧、戒を破った僧など、無数の僧たちが集まって、国主に讒言して、法華経の行者を流罪にし、亡き者にしようとする」と説かれています。こうした経文がことごとく、日蓮の身に符合しました。未来に仏になることは疑いないと確信しています。

名字の言 ペルー・マチュピチュ村のために——野内与吉氏の献身の足跡 2020年12月3日
南米ペルーの世界遺産マチュピチュの麓にある「マチュピチュ村」には、世界中から人々が訪れる。この村を築いた中心人物が、福島県出身の野内与吉氏である▼彼は22歳の時、契約移民としてペルーへ移住した。だが、過酷な環境や賃金の不払いなど、苦難の連続。仕事を転々とし、移住から6年後、マチュピチュの麓の集落に住み始めた▼そこで目にしたのが、一日に何度も、川へ水をくみに行かねばならない村人の苦悩だった。彼はその解決に奔走し、山腹から村まで水路を引く。さらに、開業したホテルの一部を郵便局や交番として無償で提供した。53歳の時、村長に就任。村を発展させた功績が称賛されている▼一人の献身の行動から、後世に残る大事業が生まれる。その足跡は、古今東西の歴史に刻まれている。取り組んだことは違えど、ペルー広布に生涯をささげた日本出身の友は、霊山へ旅立つ前、こう家族に語った。「私の体を切ったならば、肉と骨のほかには、ひとつしかない。『ペルーの人たちを幸せにしたい』という気持ちだけしかない」▼御書に「法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり」(781ページ)と。"ここが私の使命の場所"と決め、愛する郷土に尽くし抜いていく。それが創価の生き方である。(当)

寸鉄 2020年12月3日
会長を模範に希望分かち合う社会築きたい—韓国郡守。後継の青年よ共に
弾けるような題目で障魔を吹き飛ばせ—戸田先生強盛な祈りで明年へ出発
マスクは野外でも有効、飛沫拡散を抑制—専門家互いの心遣いで感染防止
冬の乾燥で"隠れ脱水"の危険あり。気付かぬうちに発症。意識し水分補給
スマホ等の「ながら運転」厳罰化1年。路上のながら歩き含め共々に戒めを

〈社説〉 2020・12・3 きょう「国際障害者デー」
◇万人の尊厳を輝かせる社会へ
2020年、世界を覆った新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会が抱えていた構造的問題を顕在化させた。こうした中、コロナ禍に伴う暮らしの変化によって、これまで以上に過酷な状況に追いやられ、生きづらさを感じていたのは障害のある人々ではなかっただろうか。
イタリアのシチリアや北部の施設では感染者が激増し、亡くなった人の半数が、隔離された施設の高齢者や障がい者であったともいわれている。医療崩壊の危機に見舞われた国では、障がい者に対する偏見をもとに、集中治療室の使用など、命を選ぶ治療の判断がなされかねない状況も生まれた。日本国内でも、救命する患者の選択を巡って人工呼吸器の配分を判断する提言が発表され、障がい者団体は命の選別につながると、危機感を表明した。障害のある人々への偏見・差別が増長する中、分断が広がっている。
中国・武漢での都市封鎖の日々をつづった『武漢日記』の著者・方方氏は、ある国の文明度を測る基準は、弱者に対してどういう態度を取るかであると語っている。新型コロナウイルスの感染拡大の中、障がい者や社会的弱者と呼ばれる人々にどう向き合ってきたのか。私たちの社会は、その文明度を試されている。
一方、コロナの影響で、多くの人々が日常生活の中で生じる摩擦や不便を感じ、いわば「国民全体が障害者になった」と指摘する熊谷晋一郎氏(小児科医・東京大学准教授)は、この「総障害者化」が障害への共通認識を芽生えさせるきっかけになり、人々が連帯する可能性もあると期待する。
とはいえ、互いの心を思いやり、それを共感につなげるのは容易ではない。人々の生きづらさから生まれる攻撃性の矛先が、より弱い立場の人々に向けられることもあるだろう。それは熊谷氏も危惧するところだ。
本紙の連載「青年部と医学者によるオンライン会議から」では、歴史学者のトインビー博士が池田先生との対談集の中で語った言葉が紹介されていた。「人類の生存に対する現代の脅威は、人間一人一人の心の中の革命的な変革によってのみ、取り除くことができる」と。感染症のパンデミック(世界的大流行)という現代の脅威があらわにした差別・偏見を克服する鍵も、人間の心の変革にこそある。博士は、その心の変革を促す力こそ宗教による啓発であると洞察した。
偏見や差別から生命の共感へと内面を変革する宗教の役割が、今ほど希求される時はないのではないだろうか。
きょうは「国際障害者デー」。だれもが人間としての尊厳を輝かせ、互いに支え合う世界を築くことを誓い合いたい。

☆未来部育成のページ 池田先生の指針
多感な時代であればこそ、子どもたちが結ぶ人間関係は極めて重要である。また、御書には、「悪人に近づき親しめば、自然に十度に二度、三度と、その教えに従っていくうちに、ついには自分も悪に染まってしまう」(1341ページ、通解)と示されている。
善い友人、善い先輩と出会えるかどうか。いかなる教師に出会い、いかなる人生の師匠を持つか——それが、どれほど大切か。
若き生命が健やかに成長し、正しき人生を勝ち進むために、最高の「善縁」と「師弟」の道を示しているのが、創価の世界である。(『池田大作全集』第137巻、「随筆 人間世紀の光」<未来部・躍進の春>)

後継者の育成は、ただ個人に任せるのではなく、地域をあげて取り組まなければならない課題です。
これは信心の世界でも同じです。後継の世代の育成は組織をあげて取り組むことです。わが地域の未来部員は、わが子、わが弟・妹と思って励まし、育てていくんです。(小説『新・人間革命』第19巻「虹の舞」の章)

若き生命を"下"に見てはならない。何よりも大切なことは、"一個の人格"として最大に尊重していくことである。
人づくりは真剣勝負だ。子どもの胸中には、立派な"大人"がいる。その"大人"に向かって語りかけていくことであろう。
「こんなことはわからないだろう」「これくらいでいいだろう」という見下した対応は、決してあってはなるまい。(中略)子どもたちの偉大な可能性を信じ、自他共に生命の大地を開拓していくことだ。自分の心を大きく広げた分、相手を育むことができる。ゆえに育成には、自分の成長が不可欠となる。(『随筆 幸福の大道』<後継の希望・未来部(下)>)

日蓮大聖人は、四条金吾夫妻への御手紙で、夫妻の娘の経王御前について、こう仰せである。
「現世には、必ず跡を継ぐ親孝行の子である。また後生には、この子に導かれて、(四条金吾夫妻は)仏になられるであろう」(御書1123ページ、通解)
子どもに伝え残しゆく最高の財産は、「信心」である。いくら子どもを立派にしたくても、見栄や虚栄に流されて、信心をさせなければ、本末転倒である。福運はつかない。結局、敗北の人生となってしまう。御聖訓には、次のように戒められている。
「(釈尊の弟子の)須梨槃特は、三年かかっても十四文字を暗唱できなかったけれども、仏になった。提婆達多は、六万蔵という膨大な経典を暗記したけれども、無間地獄に堕ちた。このことは、ひとえに末法の今の世のことを表しているのである。決して他人のことと思ってはなりません」(同1472ページ、通解)。学歴や才覚などは、成仏と関係ない。信心の心が大事なのである。(『池田大作全集』第67巻、メッセージ<わが本陣に大勝利の旗を>)

2020年12月2日水曜日

2020.12.02 わが友に贈る

未来部の成長こそ
人類の希望なり。
勝利の春を目指す
受験生のいる家庭に
最大の励ましと配慮を!

聖人御難事 P1190
『各各師子王の心を取り出していかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず師子の子又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』

【通解】
各々、師子王の心を奮い起こし、いかに人が脅そうとも、決して恐れてはならない。師子王は百獣を恐れない。師子の子もまた同じである。彼らは、野干(狐)が吼えているようなものである。日蓮の一門は、師子が吼えているようなものである。

名字の言 復興支援に携わった青年が気付いたこと 2020年12月2日
この夏、大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」。復興支援に携わってきた青年が「心に焼き付いて離れない」という場面を語ってくれた▼浸水被害に遭ったお宅で、片付け作業を手伝った時のこと。家主の婦人は、作業中は気さくに振る舞っていた。が、作業を終え、いざ廃材を載せた車が出発する段になると、下を向き、肩を震わせ、泣いていた▼被災地には、思い入れの深かった物品を、家を、仕事をなくした方がいる。身近な人を失った方も。そうした方々と時間を共にする中で、青年は実感した。"苦難のただ中にある人は、いくら気丈に見えても、胸の奥に計り知れない感情をしまい込んでいる""誰だって、心の復興には時間がかかるんだ"と▼人と関わる時、最も大切なのは相手の気持ちを知ることだろう。そのためには、まず「聴く」こと。つらくて話せない人もいるかもしれない。その時は「待つ」こと。掛ける言葉が見つからなくても、「祈る」ことはできる。相手を信じ、静かに見守ることが、何よりの支えになることもある▼行動は迅速に。けれど、悩める友との対話は、じっくり寄り添って。どんな試練さえ幸福の糧にしゆく「蘇生の力」が、誰の生命にも必ずある。それを強く強く確信しよう。(実)

寸鉄 2020年12月2日
『人間革命』起稿の日。歴史変えるのは民衆の力—混迷の今こそ心に刻み
信心の世界に何一つ無駄はない—恩師。悩んだ分、成長の糧に。勇んで挑戦
文芸部の日。一騎当千の闘士よ!ペンの剣で社会を毒するデマを打ち砕け
未来を生き生きと思い描くと脳は活性化—研究。広布の理想胸に100周年へ
子育て中の親7割が孤独を実感と。話せば気持ちは軽く。励まし絶やさず

〈社説〉 2020・12・2 きょう「文芸部の日」
◇創価の民衆叙事詩を世界へ
1964年(昭和39年)の12月2日、池田先生は小説『人間革命』の執筆を開始した。広布史に燦然と輝くこの起稿日が、後に「文芸部の日」と制定された。
小説『新・人間革命』を合わせた54年に及ぶ執筆は、まさに生命を削る大闘争であった。「私は、書いて、書いて、書きまくってきた。目的があったからだ。友に希望を届けるために! 勇気を贈るために! 勝利を開くために!」「自分が感動せずして、人の心を揺り動かせるわけがない。我が身を炎と燃やさずして、文章で人を照らせるはずがない。私は生涯、書き続ける。友のために」——この師の心をわが心として、崇高なる師の言論戦に連なろうとの誓い。それこそが、文芸部の誇りである。
文芸部の友は、小説、詩歌、エッセー、出版・編集、コミック、児童文学、シナリオなど、多彩な分野で「人間主義文芸の旗」を掲げ、健筆を振るう。
茨城のある文芸部員は、4作目となる詩集を発刊した。学生時代から小説や詩歌づくりを続けてきた彼は、33歳で仏法に出あい、正しい人生の道を知ると、風景の全てが美しく見えるようになったという。八十路を前にした今、師への報恩の心で、自身の故郷、鹿児島・奄美群島の徳之島を題材にした詩集を編んだ。題目を唱えながら、澄んだ心で紡ぎ出された、飾り気のない言葉が読む者の心を打つ。「未来を担う若者たちへ"人間の詩"を詠み残したい。文字通り、生命を使い、使命を果たします」と。かつて有吉佐和子氏に師事した夫人も、自身初となる詩集を発刊。未来を見つめて創作に挑む夫妻の姿が地元紙に紹介されるなど、爽やかな話題を呼んでいる。
関西文芸部員の宮本輝氏は、今秋、広布文化賞を受賞した。青年時代、心の病と闘いつつ、太宰治賞や芥川賞などを受賞。芥川賞の選考委員を24年間も務めた、日本を代表する作家である。氏は、「私の『文学の師匠』は、池田先生です」と胸を張る。そして、「作家として、これからも書き続けていく——それが、私の戦いであり、師匠への報恩です」と語る。
コロナ禍という人類史的難局に直面し、英知を結集して克服しようと挑みゆく今、最高峰の生命哲学を携え、新しい人間主義の文芸復興を担い立つ文芸部の使命は大きい。
池田先生はつづっている。「わが文芸部の同志が謳い上げる生命の讃歌は、全てが創価の民衆叙事詩として、世界へ未来へ受け継がれゆくことを、私は確信している」と。
桜梅桃李の花を爛漫と咲き薫らせ、勇気と希望を送りゆく"ペンの勇者"たちの、さらなる活躍を祈る。

☆心に御書を 第91回 心はずませ励ましの劇を
<御文>
『不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(崇峻天皇御書、1174ページ)

<通解>
不軽菩薩が人を敬ったことには、どのような意味があるのだろうか。教主釈尊の出世の本懐は、人の振る舞いを示すことにあったのである。

<池田先生が贈る指針>
「人を敬う」——この法華経の修行の肝心を現代に蘇らせたのが、わが学会である。仏法対話も友好活動も、その人の仏性を信じて、共に生命を高め合う不軽菩薩の実践にほかならない。
不信と憎悪が噴出する世界にあって、信頼と尊敬の創価の連帯こそ、人類の希望なのだ。賢き「人の振舞」で、心はずませ励ましの劇を!

☆ロータスラウンジ 第20回 従地涌出品第十五
あらゆる差異を突き抜け
人間としての根源の力で人々を救うのが地涌の力

■大要
「従地涌出品第十五」では冒頭、会座に集まった菩薩たちが、仏の滅後に娑婆世界で法華経を弘通する許しを請いました。ところが釈尊は、その願いを退けます。すると、大地の底から滅後の弘通を担う無数の「地涌の菩薩」が出現し、会座の人々は驚きとともに疑いを起こします。それでは内容を追ってみましょう。

●シーン1
その時、他の国土から集まっていた八恒河沙(恒河はガンジス川のことで、その砂の数が一恒河沙。その8倍)を超える菩薩が立ち上がり、釈尊に合掌して許しを請います。
「釈尊よ。仏の滅後に、この娑婆世界で法華経を護持し、弘めることを許してくださるならば、私たちは法華経を広く説きます」
釈尊は答えます。
「止めなさい。あなたたちが、法華経を護持し、弘める必要はない。なぜなら、この娑婆世界には、私の滅後に法華経を弘めてくれる六万恒河沙等の菩薩たちがいるからだ」
すると、娑婆世界の全国土が震裂し、そこから無量の菩薩が一斉に出現します。この菩薩を、大地から涌き出でたので「地涌の菩薩」といいます。
その姿は、身は金色に輝き、三十二相(仏が具えるとされる32の優れた身体的特徴)を具え、無量の光明を放っています。さらに、それぞれが六万恒河沙等の眷属(仲間)を率いています。
出現した地涌の菩薩たちは、まず宝塔の中にいる釈尊と多宝如来のもとに詣でます。
続いて、十方世界から集まってきた無数の仏たちのもとへ行って、それぞれの仏を、さまざまな形でたたえます。それには、五十小劫という長い時間がかかったにもかかわらず、釈尊の神通力で、集まっていた人々は半日のように感じました。
次に無数の「地涌の菩薩」の大リーダーとして、上行・無辺行・浄行・安立行の四菩薩が、釈尊に合掌し、呼び掛けます。
「今、救おうとされている者たちは、たやすく導くことができますでしょうか。釈尊を疲れさせてはいないでしょうか」
釈尊は答えます。
「決して疲れてはいない。これらの衆生を導くのは易しいことです。このもろもろの衆生は、過去世以来、私の教えを受けてきたのです。皆、私の教えを聞いて、仏の智慧に入ったのです」
地涌の菩薩は釈尊をたたえます。
「すばらしいことです。偉大な英雄である釈尊よ。私たちも随喜します」

●シーン2
いまだかつて見たことのない、偉大な菩薩の出現に驚く人々の思いを、弥勒菩薩が代表して、釈尊に質問します。
「この無量の菩薩たちは、昔から今まで見たことがありません。釈尊よ、どうかお話しください。彼らはどこから来たのでしょうか。何の因縁によって集まったのでしょうか」
他の国土から来た諸仏に仕える侍者たちも、それぞれの師である仏に、弥勒菩薩と同じ質問をします。
諸仏は侍者たちを諭します。
「しばらく待ちなさい。あの弥勒菩薩は、釈尊に次いで、後に仏になる人です。釈尊は今、その弥勒菩薩の質問に答えられるであろう。よく聞いていなさい」
釈尊は弥勒菩薩をたたえます。
「すばらしい、すばらしい。弥勒よ、あなたは私にそのような大事なことを質問した」
そして、「我は今実語を説く 汝等は一心に信ぜよ 我は久遠従り来 是等の衆を教化せり」(法華経467ページ)と、地涌の菩薩をずっと教え導いてきたことを述べます。
弥勒菩薩は、疑念を深める皆の思いを代表して、再び問います。
「釈尊は、王宮を出て出家され、悟りを開かれてから40余年になったばかりです。
このわずかな期間で、このような無量の大菩薩を教え導いたとは、とても信じられないことです。
例えば、若々しい25歳の青年が、100歳の老人をさして『これは我が子である』というようなものです。
私たちは、仏の言葉を信じています。しかし、後に新たに発心する菩薩たちが、仏の滅後にこの教えを聞いたなら、信じて受け入れることをせずに、法を破る因縁を作ってしまうかもしれません。
お願いです。その人たちのためにも、くわしく説明して、疑いを除いてください」
弥勒菩薩の問い掛けで、この品は終わっています。
この問い掛けに関わる一連の流れを「動執生疑」といいます。言葉の意味は、浅い教えに執着している心を動揺させて、疑いの心を生じさせることで、仏が衆生を真実の教えに導く方法の一つです。
日蓮大聖人は「開目抄」で、この弥勒菩薩の疑念に対して「此の疑・第一の疑なるべし」(御書213ページ)と、最も重要な疑いであると仰せです。それは、この疑いが末法の一切衆生の成仏の道を開く鍵だからです。そして、この疑念に答えるのが、次の「如来寿量品第十六」です。

◇四菩薩は賢王に
「地涌の菩薩」の大リーダーである四菩薩が末法に出現する時、どのように振る舞うのか。
日蓮大聖人は、「観心本尊抄」で「四菩薩折伏を現ずる時は賢王と成って愚王を誡責し摂受を行ずる時は僧と成って正法を弘持す」(御書254ページ)と仰せです。末法で折伏を進める時には賢王、つまり在家の賢明なる指導者となって出現するのです。
池田先生はつづっています。
「現実の社会にあって、日常の人間生活にあって、仏法の生命尊厳の思想を浸透させていく『賢王』という人間主義の振る舞いは、具体的には、文化・教育・平和の次元に現れます。『文化の大地』を耕し、『教育の大光』を広げ、『平和の大道』を開いていくのです。絢爛たる人間革命の文化が創出されます。その中で人類の調和と共生の花を爛漫と咲かせていくのです」(『人間革命の宗教』所収「民衆仏法(下)」)

【『法華経の智慧』から】 生命の底力は偉大なり!
菩薩ということは、完成(仏果)ではなく、未完成(仏因)である。未完成でありながら、完成の境涯を体に漲らせている。否、完成の境涯を法楽しながら、しかもさらに先へ、さらに高みへ、さらに多くの人々の救済へと行動している。未完成の完成です。
地涌の菩薩とは、妙法を根本とした「永遠の行動者」であり「永遠の前進」の生命です。その、はつらつたるエネルギーを、我が生命にわき立たせていくのが、個人における「地涌の出現」です。これまでの小さな自分の殻を叩き破っていくのです。

自分の生命の偉大さに気づかないゆえに、小さな枝葉末節にとらわれてしまう。民族とか人種とか、性別とか社会的地位とか。そうした、あらゆる差異を突き抜け、人間としての根源の力で人々を救うのが地涌の力です。(中略)いわば、地涌の出現とは、「生命の底力は、かくも偉大なり!」という壮大な轟きです。地響きです。これを世界に広げていくのです。(普及版〈中〉「従地涌出品」)

【コラム】 地涌の菩薩——巍巍堂堂として尊高
地涌の菩薩の偉大な姿が、従地涌出品には、次のように記されています。
「志念力は堅固にして 常に智慧を勤求し 種種の妙法を説いて 其の心に畏るる所無し」(法華経466ページ)「善く菩薩の道を学して 世間の法に染まらざること 蓮華の水に在るが如し」(同471ページ)
御書には、「巍巍堂堂として尊高なり、釈迦・多宝・十方の分身を除いては一切衆生の善知識ともたのみ奉りぬべし」(御書211ページ)と仰せです。
偉大な地涌の菩薩も、決して自分たちと関係ない存在ではありません。「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか(中略)皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり」(同1360ページ)と、大聖人と同意で題目を唱え、広布に邁進する人は、地涌の菩薩であると仰せです。
つまり、私たちは、現実世界の中で、地涌の底力を発揮しながら、地域の、社会の希望と輝いていくことができるのです。

2020年12月1日火曜日

2020.12.01 わが友に贈る

昨日の自分と比べて
1センチでも1ミリでも
前へ 前へ 前へ!
その小さな積み重ねが
栄光への軌道となる。

如説修行抄 P504
『されば如説修行の法華経の行者には三類の強敵打ち定んで有る可しと知り給へ、されば釈尊御入滅の後二千余年が間に如説修行の行者は釈尊天台伝教の三人はさてをき候ぬ、末法に入つては日蓮並びに弟子檀那等是なり、我等を如説修行の者といはずば釈尊天台伝教等の三人も如説修行の人なるべからず』

【通解】
したがって如説修行の法華経の行者には三類の強敵が必ず競い起こると知って覚悟を決めることである。ゆえに釈尊の滅後から二千年の間に如説修行の行者は、釈尊・天台・伝教の三人はさておいて、末法に入ってからは日蓮とその門下の弟子檀那がその行者である。われわれを如説修行の者であるといわなければ、釈尊・天台・伝教等の三人も如説修行の行者ではなくなってしまう。

名字の言 物語を読む醍醐味 2020年12月1日
「すべての人間は、物語を語り、物語を聞き、そして暮らしをたてるために物語を持ちたいとの内的要求を持っている」。ハーバード大学の宗教学者ハービー・コックス名誉教授の考察だ▼教授は、宗教的表現の手段として、特に重要な一つの物語が「自叙伝」であると指摘。私たちがそこから学ぶのは「物語の筋」よりも、「語り手」そのものについてである、と述べている(『民衆宗教の時代』新教出版社)▼読む人の置かれた状況や環境によって、物語の捉え方は異なる。物語の主人公の苦悩や葛藤や歓喜に触れて、自分の人生への向き合い方が変わっていく。ここに、物語を読む醍醐味があろう▼今、世界の各地で小説『人間革命』『新・人間革命』の研さんが進む。共通するのは、「読む」だけに終わらず、多くの読者が、山本伸一の生き方を心に刻み、行動に移していることである。「精読」しつつ「身読」する——それこそ、半世紀以上に及ぶ池田先生の執筆闘争に報いる「物語の読み方」に違いない▼先生は『人間革命』『新・人間革命』が紡ぐ物語は「連載の完結をもって終わるものでは決してない」と記した。生命と社会の蘇生への新たな物語の主人公——新生の「山本伸一」は、ほかの誰かではない。「私」である。(芯)

寸鉄 2020年12月1日
学会こそ社会の分断に歯止めかける存在—日本の識者。絆結ぶ使命を強く
未来部が記念月間。全員が創立100周年の主人公。受験生らに真心のエール
千葉県婦人部の日。わが地域から勝利の旭日を!さあ励ましの陽光を拡大
理想があるから人生は素晴らしいものに—作家。大願に生き抜く同志の姿
冬の省エネ総点検の日。小まめな消灯等、できる事から。環境守る努力を

☆大白蓮華巻頭言2020年12月号 共に「希望」を共々に「勝利」を
日蓮大聖人は、世が乱れ、民の困窮するなか、信心の真心を尽くす弟子を讃えて、仰せになられている。
「福田によきたねを下させ給うか、なみだもとどまらず」(1596ページ)——生命の福田に、すばらしい善根の種を蒔かれたのかと、厚い志に涙も止まりません、と。
コロナ堝という試練の一年、不屈の志を貫き通した、わが創価の宝友への御賞賛と、私には拝されてならない。
御本仏の御照覧は、どんな時も絶対である。苦難の続く四条金吾への御聖訓には、「日蓮と殿と共に地獄に入るならば釈迦仏・法華経も地獄にこそ・をはしまさずらめ」(1173ページ)と記されている。たとえ地獄にあろうとも、大聖人が一緒である。何を恐れることがあろうか。必ず寂光土へ変えていける、と励ましてくださっているのだ。
「御本仏と共に!」「妙法と共に!」「仏天と共に!」——これほど強く、深く、大きな希望があるだろうか。
最極の希望を抱いて、断じて負けてたまるかと、金吾は勇猛に辛抱強く戦い切った。そして、断固と勝って、師弟の正義を打ち立て、同志を勇気づけ、守り抜いたのだ。
大聖人が愛でられた、この金吾の「負けじ魂」を、時空を超えて蘇らせたのが、我らの学会精神に他ならない。
牧ロ先生、戸田先生は、ご自身の不惜身命・死身弘法の大闘争を通して厳然と示してくださった。
——広宣流布のため、立正安国のための創価の行動は、一切が日蓮大聖人との「共戦」である。この誇りとか希望に燃えて、祈り、守り合い、励まし合っていくならば、どんな戦いにも必ず勝利することができる、と。
聖教新間やオンライン等で世界が結ばれた今、一人の「人間革命」、一つの地域の「異体同心」の勝利が直ちに内外の友の希望の光となり、新たな勝利の連鎖となる。
創立百周年を見つめ、「大願を立てん」(232ページ)と、妙法の種を蒔き、「歓喜の中の大歓喜」を漲らせよう!共々に「希望の中の大希望」「勝利の中の大勝利」で、二十一世紀を照らし晴らそうではないか!

見るもよし
 見ざるもよしと
  広宣の
 種蒔く宝友に
  幸の万花を

〈2020 学会史メモリアル〉 12月
2020年11月22日
◎12・2 小説『人間革命』の執筆開始
1964年(昭和39年)12月2日、池田大作先生は小説『人間革命』の執筆を、太平洋戦争で凄惨な地上戦の舞台となった沖縄の地で開始した(翌65年の元日付から聖教新聞紙上で連載)。
『人間革命』全12巻は完結まで28年余り。聖教新聞での連載は、1509回を数えた。『人間革命』の完結から、わずか半年後の93年(平成5年)8月6日、池田先生は長野の地で小説『新・人間革命』の執筆を開始。2018年(同30年)9月8日、全30巻で完結した。
連載回数は『人間革命』『新・人間革命』を合わせ、通算7978回。これは、日本の新聞小説史上、最多の連載回数である。※参考資料=『新・人間革命』第9巻「衆望」

◎12・2「文芸部の日」
小説『人間革命』起稿の日が淵源。池田先生は文芸部の結成の際、"人々に最大に貢献するのだという信念をもち、大いに活躍を"との指針を示した。※参考資料=『新・人間革命』第14巻「使命」

◎12・5 池田先生が中国の周恩来総理と会見
1974年(昭和49年)12月5日、池田先生は第2次訪中の最後の夜、中国の周恩来総理と北京の305病院で歴史的な会見を行った。当時、がんの闘病中だった周総理が「池田会長には、どんなことがあっても会わねばならない」と、医師団の反対を押し切り、一期一会の出会いが実現。周総理の両国友好、世界平和への思いが、池田先生に託された。※参考資料=『新・人間革命』第13巻「金の橋」、第20巻「信義の絆」

◎12・22「統監部の日」
1952年(昭和27年)12月22日、戸田城聖先生のもと、地方統監部が設置された。前年に戸田先生が第2代会長に就任して以降、学会は飛躍的に会員が増加。勢いよく伸展する各地の状況を正確に把握し、対応することで、広布拡大の基盤となってきた。※参考資料=『人間革命』第6巻「離陸」

◎「75万世帯の弘教」が成就
1957年(昭和32年)12月13日、戸田先生の願業である「75万世帯の弘教」の成就が聖教新聞で発表。同25日に行われた本部幹部会では、76万5000世帯となったことが報告された。
第2代会長に就任した戸田先生が「私が生きている間に、75万世帯の折伏は、私の手でいたします」と叫ばれた時、学会員は実質3000余にすぎなかった。池田先生が東京の蒲田、文京をはじめ、札幌、大阪、山口と、一番大変なところに飛び込み、拡大の歴史を切り開いていく中、6年7カ月で成就した。※参考資料=『人間革命』第12巻「憂愁」

◇総本部の3施設 12月のお知らせ
総本部(東京・信濃町)の創価宝光会館、創価文化センター、総合案内センターの12月の運用の詳細は、次の通りです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来館の際は�マスクの着用�入館時の手指アルコール消毒�入館時の検温をお願いします。入場制限等を行うことがありますので、ご了承ください。
詳しくは、総本部のホームページを、ご確認ください。

〈創価宝光会館〉
【開館時間】午前10時〜午後7時半
※休館日はありません。

〈創価文化センター〉
【開館時間】午前10時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
※12月の休館日は、7日(月)、14日(月)、19日(土)〜31日(木)です。
※ご来館の際は、同センター南口(JR信濃町駅・信濃平和会館側)をご利用ください。

〈総合案内センター〉
【開館時間】午前8時半〜午後7時
※休館日はありません。

なお、信濃平和会館、本部相談室は引き続き休館、休室となります。総本部の自由唱題会場は当面の間、閉鎖します。