どうすれば悩める友に
希望の灯をともせるか。
真剣に祈り抜こう!
一人一人に同苦する
大誠実のリーダーたれ!
種種御振舞御書 P917
『日蓮が仏にならん第一のかたうどは景信法師には良観道隆道阿弥陀仏と平左衛門尉守殿ましまさずんば争か法華経の行者とはなるべきと悦ぶ』
☆女性に贈ることば 九月十九日
自分自身に生ききる−−これは簡単なようで、実は大変に難しい。
とかく人は、華やかに見える世界に憧れるものである。もっと自分にあった仕事があるのではないかと、思い惑ったりもする。そのために、人は、自分の拠って立つ場所を打ち捨てて、あちらこちらを掘り返す。そして、結局は、何ものも掘り当てることができないまま、貴重な人生を費やしてしまう場合が、あまりにも多い。
足下を掘れ、そこに泉あり、である。
☆今日のことば365 九月十九日
人生の深い英知、幅広い教育、そして人々に対する暖かい思いやりをもった、幅の広い人であっていただきたい。
忍耐、勇気、正義感を養うことも大事である。政治、経済、科学、教育などといった社会的問題への関心と、洞察力の養成も忘れてはならない。要は人生の広さと、深さを求めて、どこまでも勉強し、努力することを忘れるな、ということである。
☆新時代を進む 第16回 不二の愛弟子よ勝ちまくれ
広宣流布の新しいリーダーが、各地で躍り出ている。
日蓮大聖人は、「教主釈尊の勅宣を頂戴して此の国に来れり」(御書1121ページ)と仰せになられた。
我らは、御本仏から頂戴した使命を担い、それぞれの宿縁の国土に来たのだ。この一点を深く自覚すれば、無窮の力が湧いてくる。
60年前の9月、「原水爆禁止宣言」の直後、私は東京・葛飾区の初代の総ブロック長として出発した。
戸田先生の心を体し——
「ここで全国に先駆けて模範の組織をつくるのだ」
「ここに幸せあふれる地域を広げるのだ」
「ここに民衆の勝利の都を築き上げるのだ」
こう一念を定めて、私は走った。一人また一人、愛する葛飾の友の心に火を点し、75万世帯の願業の成就へ、拡大そして勝利の劇を師匠に捧げた。
師弟不二ならば、恐れるものなど何もない。
今、新たな役職に就いた愛弟子たちが、新時代の晴れ舞台で、思う存分、広布と人生の栄光の歴史を残しゆくことを、私は祈っている
— ◇ —
バトンタッチする先輩方の奮闘も心から労いたい。人材の流れをつくり、立派に後輩の道を開いたことは、一家眷属の福運となる。
法華経に、無量千万億の地涌の菩薩が「同時に涌出せり」と説かれる如く、世界広布の「天の時」を迎えた。
皆が地涌の誇りに燃えて、いよいよ団結するのだ。
かつて東北の青森支部が新出発した時、私は、新支部長を真ん中に囲んで、9人の地区部長の方々に肩を組んでもらった。「この固いスクラムで進もう!」と。
「異体同心なれば万事を成じ」(同1463ページ)との御金言通り、どんな立場になろうと、どこまでも創価家族と一緒に、励まし合い、守り合っていくのだ。
— ◇ —
9月12日は「竜の口の法難」の日。大聖人は、御命にも及ぶ大難の中で、「発迹顕本」なされた。
「これほどの悦びをば・わらへかし」(同914ページ)とは、この折の仰せである。
戸田先生は教えられた。
「何があっても、大信力を奮い起こして、朗らかに行き詰まりを乗り越え、境涯を開いていくのだ。これが、我々の月々日々の『発迹顕本』だよ」と。
さあ、今日も、清新な息吹で人間革命に挑戦だ。世界の友と心を通わせながら、勇敢に勝ちまくれ!