真の祈りとは誓願なり。
「必ずこうしてみせる!」
その強き一念から
人間革命の劇は始まる。
大確認の唱題を朗々と!
富木入道殿御返事 P955
『此北国佐渡の国に下著候て後二月は寒風頻に吹て霜雪更に降ざる時はあれども日の光をば見ることなし、八寒を現身に感ず、人の心は禽獣に同じく主師親を知らず何に況や仏法の邪正師の善悪は思もよらざるをや』
☆女性に贈ることば 九月十三日
学びゆく女性は、幸福への世界を広げる。
学びゆく女性は、人生の正しき行路を知ることができる。
☆今日のことば365 九月十三日
結局は 人生とは自分自身との
戦いの連続であるかもしれない
そのなかに不幸は襲い
幸福は安住している
☆池田先生のメッセージ 2017年9月4日
◇青年の連帯と行動こそ不可能を可能にする力
一、「平和の世紀」を開きゆく青春には、澄み切った青空のような清新なる希望がある。
「人道の世界」を築きゆく人生には、どこまでも広がる大海原のような金波銀波の連帯がある。
常に新時代の暁鐘を打ち鳴らす神奈川の天地で、初の開催となる「青年不戦サミット」、誠におめでとう!
ご来賓の先生方、ご多忙のところ、私どもの神奈川文化会館へようこそお越しくださいました。
地元・神奈川、また広島・長崎・沖縄をはじめ、各方面の男女青年部のリーダー、そしてSGI青年部の代表の皆さん、本当にありがとう!
我らの恩師・戸田城聖先生が1957年の9月8日、「原水爆禁止宣言」を発表した横浜・三ツ沢の競技場へ、先ほど、SGIの皆さんが足を運び、60周年の意義を深く刻んでくれたことも、うれしく伺っております。
"世界の民衆の生存の権利を断じて守らねばならない!"との恩師の叫びを胸に、時代変革の行動を巻き起こしてきた、若き世界市民の尊き奮闘とスクラムを、戸田先生がどれほどお喜びでありましょうか。
このサミットの開催を記念して、日本と世界の各地から勇んで集った、わが青年部の全員の名前を「創価21世紀不戦グループ」としてとどめ、次の70周年、また80周年、さらには100周年へ、平和の新潮流を私は託したいと思いますが、皆、どうだろうか!(大拍手)
一、本年7月、国連で「核兵器禁止条約」がついに採択されました。
核兵器の使用や威嚇はもとより、開発から保有に至るまで、いかなる例外も認めることなく禁止する画期的な条約です。
この成立の最大の推進力となったのは、被爆者の方々の切なる訴えであり、市民社会が粘り強く声を上げ続けてきたことにほかなりませんでした。
国連での交渉会議で、市民社会の参加者が座った席は、後方でした。しかし、ある国の代表が称賛したように、"尊敬の最前列にある"と言われるほどの貢献を果たしてきたのです。
戸田先生の宣言を原点に、私たちも、被爆者証言集の出版や、世界各地での"核の脅威展"の開催をはじめ、青年部の皆さんが2010年に取り組んだ「核兵器禁止条約」の制定を求める227万人の署名や、2014年に推進した「核兵器廃絶」を求める512万人の署名など、若き力で、たゆまぬ挑戦を続けてきました。
そして時を経て、世界の市民社会による力強い後押しによって、「核兵器禁止条約」が成立を見たのであります。
条約の実現へリーダーシップを担ってこられた、市民社会のネットワーク組織である「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン事務局長は深い理解の声を寄せてくださっております。
すなわち、「たとえ希望が見いだせず、人々が諦めそうになった困難な時代にあっても、SGIが立ち上がるエネルギーと勇気を発揮し続けてきたことに多大な啓発を受けるのです」と。
核兵器の廃絶を目指して、尊き青春の大情熱を注いでこられたフィン事務局長は、「人々が一緒になれば、本当に多くのことが可能となり、本当に素晴らしいことができるのです」とも語られていました。
まさしく、民衆が連帯し、青年の力で行動の波を起こしていけば、必ず"不可能を可能にする力"が生み出されるのです。
一、いよいよ今月20日から、核兵器禁止条約への署名が始まります。条約の早期発効を導き、核兵器廃絶の流れを大きく前進させるためにも、民衆の連帯をさらに広げていくことを、私は念願してやみません。
「人類の生存に対する現代の脅威は、人間一人一人の心の中の革命的な変革によってのみ、取り除くことができる」
これは、私が対談した大歴史学者トインビー博士の一つの結論でありました。すなわち、「人間革命」を起点として「世界平和」への波動を起こしていくのであります。
この中核を担い、世界の民衆の「生存の権利」を揺るぎなく確立する、歴史的な使命を果たし抜く存在こそ、皆さん方、青年であります。
今回のサミットが、互いの尊き使命を確認し合い、「核兵器のない世界」への偉大な挑戦への新たな出発の場となることを念願し、私のメッセージといたします。(大拍手)