「人材育成の秋」到来!
伝統の教学試験へ
受験者に真心の応援を。
共に御書を心肝に染め
広布への誓いを新たに!
盂蘭盆御書 P1430
『我が身は藤のごとくなれども法華経の松にかかりて妙覚の山にものぼりなん』
☆女性に贈ることば 九月十二日
人生は、外見や美貌で、また財産や資産などで、幸福が決まるのではない。
その人自身の宿命転換の力と、その人のもつ生命の福運で決まる。
☆今日のことば365 九月十二日
どこの国でも
少年は
希望にもえて 勉強している
一家も 社会も
少年が成長して
はじめて
価値ある 花が咲くのだ
☆世界広布新時代第27回本部幹部会 SGI青年研修会 全国学生部大会から(要旨) 原田稔会長 2017年9月8日
◇「創価学会会憲」を制定
◇団結固く世界宗教へ雄飛
◇一人立つ勇気で拡大の金字塔を
一、「世界広布新時代第27回本部幹部会」ならびに「全国学生部大会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
また本日は、SGI理事会の皆さんや青年研修会の皆さんをはじめ、55カ国・地域から280人のSGIメンバーも参加されています。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
一、初めに「創価学会会憲」の制定について申し上げます。すでに聖教新聞(2日付)でも詳細が報じられている通り、このたび、創価学会の根本規範に当たる"会の憲法"ともいうべき会憲が、最高指導会議ならびに参議会の諮問を経て、総務会にて可決・制定されました。
現在、創価学会は池田先生を中心に、先生と各国リーダーとの師弟の絆によって、世界教団として、その教義や目的を同じくし、基本的な部分で統一的な運営が図られています。これを将来にわたって、三代会長のご指導・ご精神を根幹として、正しく継承し、発展させていかねばなりません。
そこで、創価学会の根本的な規範を明文化し、創価学会総本部が世界各国を指導する世界教団としての体制を構築するために、このたび、池田先生にご報告を申し上げ、ご了解をいただいて、三代会長のご指導を根幹とし、先生が築かれた総本部を中心とする世界教団としての統一的なルールを「創価学会会憲」として制定した次第であります。
池田先生は、小説『新・人間革命』に、つづってくださっています。
「『創価学会仏』たる根本条件は、広宣流布への異体同心の団結にある」と。
今回の会憲制定で、学会が世界宗教へと雄飛する体制は、より強固なものとなりました。私たちは、どこまでも永遠の師匠・池田先生のご指導を根本に、全世界が異体同心の団結で、御本仏の御遺命たる一閻浮提広宣流布を断行していきたい。本日から、その決意も新たに出発していこうではありませんか(拍手)。
師との絆を胸に後継が陸続と
一、さて、この8月、ペルー、ブラジル、メキシコを訪問させていただきました。
ペルーの国立サンマルコス大学と、ブラジルのバレンサ大学からの池田先生への名誉博士号授与、メキシコでの「核兵器なき世界への連帯」展の開幕、また、各国の総会・幹部会など、池田先生の入信70周年を祝賀する諸行事を大成功で終えることができました。
このたびの訪問を通じて改めて実感したのは、「師弟不二の精神に勝る人材育成の源泉はない」という一点です。
例えばメキシコには、池田先生は5度、訪れています。
1965年(昭和40年)、第一歩をしるされた際に先生を出迎えた一人、ヨシヒト・タナカさんは当時20歳。勤務先の倒産など宿命の嵐を勝ち越え、今は150人の社員を抱える、自動車部品の販売を手掛ける会社の社長として活躍。メキシコ創価学会の副理事長としても広布の最前線を走っています。約1000人を収容できる個人会館を建設し、今回、メキシコ総会が開催されたのも、聖教新聞でご覧の通り、"世界一の個人会館"タナカ栄光会館でした。
また74年、給油のためのワンストップ時、空港で未来部を代表して先生に花束を贈呈したフェルナンド・ゴンサーレスさんは、当時8歳。後にメキシコの男子部長を務めるまで成長し、今は実業家として奮闘しています。
81年、子どもを身ごもった状態で空港に駆け付けた草創の婦人部幹部ファナ・レイバさんは、先生の滞在中に男の子を出産。誕生の報告を聞かれた先生は、その子に「ダイサク」と名前を贈られました。このダイサク・レイバさんも後にメキシコ男子部長を務め、今はメキシコ創価学会の職員として尽力。彼の妹のカネコ・レイバさんは鼓笛部長を経て、今は副女子部長として、またプロのフルート奏者として活躍しています。
実は、84年の4回目の訪問で先生は、空港で歓迎の横断幕を持っていた男の子を抱き上げ、激励されましたが、その男の子こそ、ほかならぬダイサク・レイバさんでした。
96年の訪問でも、先生は、ベラクルスの空港で花束を手渡した9歳のマユミ・エルナンデスさんを激励。「大きくなったら日本にいらっしゃい」との先生からの一言を胸に、彼女は大学院を修了して大手石油会社に就職。女子部のリーダーとして来日し、先生との約束を果たしました。その後、女子部本部長として活躍。今はヤング・ミセスで、1歳の男の子を育てながらメキシコ広布に奮闘しています。
このように、池田先生と一瞬の出会いを結んだ子どもたち、未来部、青年部が、今、メキシコ創価学会の中核をなしています。否、メキシコのみならず世界中で、先生によって、まかれた種が成長し、見事な花を咲かせる時を迎えているのです。
皆、決して、何か特別だったわけでもなければ、今日まで順風満帆だったわけでもありません。周りの同志や家族が、その使命を信じ抜き、師匠との絆を絶えず教え、そして本人が、その大恩に報いようと求道心をもって立ち上がったからこそ、誰もが持つ無限の可能性が発揮されたのです。
かつて池田先生は、つづられました。
「日本の創価学会を見て、"すごいな。別世界のようだ"と思っているかもしれないが、30年前は、戸田先生お一人であった。そして、先生と、弟子の私で、壮大な広宣流布の流れを開いたのだ。その師弟の精神がわかれば、どの国の広宣流布も大きく進む。要は、"一人立つ人間"がいるかどうかだ」と。
まさに今、その「一人立つ人間」の陣列によって、絢爛たる世界広布新時代が開かれているのです。
一、いよいよ教学部任用試験(仏法入門)の申し込みも始まりました。「人材育成の秋」「対話拡大の秋」の到来です。
私たちは、まず自分自身が一人立ち、勇気の対話、誠実の対話で、使命深き地涌の眷属を呼びいだしていきたい。
池田先生が、戸田先生と出会われて70年。その戸田先生が夢に見たメキシコでは、世界初の非核兵器地帯条約が調印されたトラテロルコという歴史的な地に、このほど原水爆禁止宣言60周年記念の文字を刻む銘板が設置されました。メキシコの同志が、長年にわたり、師弟共戦で、信頼と対話を広げてきたがゆえに実現したものです。
明年の「1・2」は、池田先生が、90歳のお誕生日、卒寿を迎えられます。
折伏の師匠・池田先生に報恩の誠を示すには、弟子の折伏・弘教しかありません。今この時、私たちもまた、師弟勝利の金字塔を打ち立てていこうではありませんか(拍手)。