折伏の功徳は
語る人にも 聞く人にも
無量無辺に輝き渡る。
自他共の幸福を築く
勇気と誠実の対話を!
辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』
☆女性に贈ることば 九月十五日
胸中の希望に光を注ぎ、燃えあがらせるものこそ、温かな「軌まし」ではないだろうか。
「励」ましという文字には「万」の「力」とある。まさに、人びとに「万」 の「力」をおくるものこそ、心からの「励まし」である。
☆今日のことば365 九月十五日
立派な人は
泣く事を知る
叱責することを知る
じっと忍ぶことを知る
人の悩みを知る
☆創価青年大会 宮城 師弟の福光(ひかり)で世界を照らせ! 2017年9月5日
池田先生は本年3月の東北総会で和歌を贈った。
「いざ昇れ 元初の太陽 燦々と 冬は必ず 春の福光を」
2011年の東日本大震災以来、池田先生は「福光」の二字を示し、愛する東北の友に慈愛の励ましを送り続けてきた。
6年の歩みの中で、宮城青年部は、その二字に込められた意味を学び深めた。
「福光」——それは、いかなる困難にも負けない「生命の強さ」。同時に、自身が「希望の光源」となって周囲を照らし、励ましを送り続けるとの「誓い」であると。
師と共に、不撓不屈の前進をしてきた宮城の青年たちは、この"師弟の福光"を輝かせ、地域の発展と社会の復興に挑戦。そして今、この青年大会から、対話の力であらゆる壁を破り、自他共の幸福を実現する人材城を築こうと立ち上がったのである。
◇
男子部の演目で三色旗を力強く振り続けた渡邉一馬さん(地区副リーダー)。
昨年2月、仕事中に左手の指を粉砕骨折する事故に遭った。指の切断は免れたものの"後遺症は避けられない"と医師は診断した。
しかし、池田先生や男子部の先輩からの激励に、渡邉さんは沈む心を奮い立たせ、題目根本に治療に臨んだ。その結果、左手は日常生活に支障のないほど回復。"祈りとしてかなわざるなし"の確信を深めた。
渡邉さんはこの体験をかつての同僚に語り、先月、晴れて御本尊授与を。その功徳の実証は現れ、昨年来、けがで離職していた中、大手企業の内定を勝ち取った。渡邉さんは感謝の心で、さらに折伏の波を起こそうと決意に燃える。
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女子部の合唱の出演者でスタッフも務めた菊地眞依子さん(華陽リーダー)。学会理解を深めた小学校時代の友人と対話を継続中だ。
以前、ある仏法対話の席で、菊地さんは知人の否定的な反応に自信を失ったことがあった。そんな中、今回の青年大会の出演の話が。他の出演者が懸命に対話に挑む姿に、負けじ魂が燃えた。"弱い自分に負けるものか!"。
小学校時代の友人には、"背伸びせず、ありのままの姿で"と決め、仕事の悩みを信心で乗り越えた体験や、彼女の幸せを祈っていることを素直に語った。
すると友人は「私のことを祈ってくれていたんだね。私も眞依ちゃんのことを祈りたい」と。真心が通じた瞬間だった。2人は今、悩みを分かち合いながら、手を取り合って前に進む。
石巻出身の菊地さんは、東日本大震災によって自宅が全壊。現在は仙台市内の復興公営住宅で両親と暮らす。大会では、どんな大変な時も支えてくれる親への感謝を込めた。
「大会本番は、皆と心が一つになった宝の一日でした。これからも池田先生の心を胸に、励ましを送る太陽になります!」
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学生部の木下陸央さん(グループ長)は、特別支援学校の教師を目指し、日々奮闘する。
小学生の時、友人関係の悩みをきっかけに、池田先生の『希望対話』を読んだ。身近で語り掛けるような先生の言葉に、勇気が湧くのを感じた。以来、"先生のような人になりたい"と思い描くように。
高校卒業後、県内の教育大学に進学。一人の可能性を信じ抜く師の姿を最高の模範として、仏法対話に挑戦。今大会前に弘教を実らせた。「生涯、挑戦者の精神で、池田先生にお応えできる教育者に成長します!」