未来部育成に携わる
全ての方に心から感謝!
尊き真心で広布は磐石。
どこまでも宝の友と
栄光の道を歩みゆこう!
御義口伝巻上 P750
末法に於て今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり
☆女性に贈ることば 八月三十一日
どうすれば、自分の心が歓喜で満ちていくか。それには、人に生きる喜びを与える自分になることです。
家族や、周囲の人びとに、喜びと希望を与えていけばいくほど、自分の心は豊かになっていく。生き生きと弾んでいく。輝いていくからだ。
☆今日のことば365 八月三十一日
人々から いかなる批判
中傷を浴びようとも
僕は 時を待つ
僕は 生命に強靱なる根を張る
僕は 正義の歴史の審判を信ずる
☆四季の励まし よき出会いが人生を彩る 2017年8月20日
「出会い」は不思議である。
「出会い」で決まる。
私は、戸田先生との出会いを
永遠に忘れない。
戸田先生との出会いで、
私の一生は決まったのである。
新しい出会いは、
新しい人生の
「舞台」の開幕である。
ゆえに、縁ある方を大切にし、
一回一回、歓喜と感動の劇を、
誠心誠意、刻んでいきたい。
私は、お会いした方が
少しでも元気になり、
晴れ晴れと胸を張って
帰っていかれるようにと、
祈りを込めて、
語らいを進めるのが常である。
「人間」とは、
「人と人の間」と書く。
孤独は、気ままなようで、
わびしい。
自分の人格も磨かれないし、
可能性も開かれない。
いかに豊かな人間関係を築くか——
よき人間関係こそ、
人生を彩る財産であろう。
「私には親友がいます」と
言いきれる人は幸せだ。
お金よりも、地位よりも、
名誉よりも、
「絶対に心がつながっている」
「絶対に裏切らない」という
友人をもっている人こそ、
本当に「豊かな人生」である。
一つ一つの出会い、
一回一回の生命の交流は、
時とともに、
私たちの想像を超えるほどの
大きな広がりと
実りをもたらすものだ。
新しい出会い、新しい交流——
そのために大切なのは、
打って出る「勇気」である。
「水の都」として名高いスウェーデンの首都ストックホルム。世界都市を象徴するかのように万国旗がたなびき、人々が行き交う。1989年(平成元年)6月、池田大作先生が初訪問した折、カメラに収めた。
先生はグスタフ国王ご夫妻、カールソン首相をはじめ、要人たちと会見を重ねる一方、諸行事の合間を縫って、メンバーのもとへ。その激励行は今もなお、同志の心に"不滅の原点"として輝く。
今月14日は、池田先生が恩師・戸田城聖先生と出会って70年。10日後の8月24日、池田先生は入信し、「広宣流布」即「世界平和」の大道を歩み始めた。
一つの出会い、一つの対話、一つの励ましを大切にし、朗らかに友情と信頼を結ぼう。そこから、新たな勝利の行進は始まる。
2017年8月31日木曜日
2017年8月30日水曜日
2017.08.30 わが友に贈る
愚癡は福運を消す。
感謝の唱題は
万代の幸を築く。
自らが境涯革命すれば
環境は必ず変わる!
御義口伝巻上 P724
『御義口伝に云く一門とは法華経の信心なり車とは法華経なり牛とは南無妙法蓮華経なり宅とは煩悩なり自身法性の大地を生死生死と転(め)ぐり行くなり』
☆女性に贈ることば 八月三十日
「病気になって、初めて人生について深く考え始めた」という人は少なくない。病気になって、改めて家族の大切さ、愛情の大切さに目覚めることも多い。
病気さえも人生を豊かに彩る程としていくことができる。
☆今日のことば365 八月三十日
たとえ君に
何等かの秘密があったとしても
決して僕は 軽蔑しない
ただ その秘密が
君の前途に
危険にならぬことだけを祈りたい
☆SUA入学レセプションへの池田先生のメッセージ 2017年8月17日
◇「勇気」「楽観主義」で今日もベストを!
一、今、私の心も美しきアリソビエホの丘に舞い飛んでおります。そして、世界中から勇み集ってくれた第17期生の皆さんと共に、さらにまた大学院に進学される皆さんと共に、声高らかに宣言したいのであります。「新時代の英才は、ここにあり! 21世紀の地球を照らす、希望の光は、ここにあり!」と。
この素晴らしき逸材を、わがアメリカ創価大学に送り出してくださったご家族の方々に、私は深く深く御礼を申し上げます。
私が心より信頼する教員の先生方、職員の方々、人類の宝である、かけがえのない学生たちの薫陶を、何卒よろしくお願い申し上げます。
◇友情と対話の大学
一、SUAのキャンパスを、私は、時空を超えて、ギリシャ・アテネ郊外のコロノスの丘のふもとに広がっていたアカデメイアと重ね合わせています。
哲人プラトンが創立し、リベラルアーツ教育の源流と讃えられた学園は、「友人たちの学校」とも呼ばれました。師・プラトンは、愛する学生を「友人たち」と敬意を込めて呼び、教員も学生も共同生活を送りながら、友人として親しく語り合い、学び合っていったのです。数多くの外国人学生が、その門を叩いた、世界に開かれた学舎でもありました。
SUAは、高邁な先人たちの探究の心を受け継ぐ、向学の世界市民たちによる「友情のキャンパス」であり、「対話の大学」であります。
世界中の多彩な文化的背景を持つ学生、教職員が建学の理念を分かち合い、互いに敬愛の念を持って、闊達な対話を深める環境が整っております。
プラトンは、「魂のうちにほんとうの意味で書き込まれる言葉、ただそういう言葉の中にのみ、明瞭で、完全で、真剣な熱意に値するものがある」(廣川洋一著『プラトンの学園 アカデメイア』岩波書店)と語りました。
皆さんは、ここアリソビエホの精神の広場で、縁も深き学友と語らいを重ね、そして思索を深めゆく中で、自身の魂に、ひいては人類の魂にまで、真金の言葉を書き込んでいっていただきたいのであります。
◇貢献的人生を歩む
一、私は、人生の師・戸田城聖先生のもとで、プラトンの哲学を学び、感服したことを思い起こします。
すなわち、「思慮」とは「それ自体で、人間の仕合せを作りうる力」(向坂寛訳『プラトン全集15』岩波書店)なりというのであります。学問もまた、煎じ詰めるところ「人間の仕合わせ(幸福)を作りうる力」をつけるためにこそあると言って、決して過言ではないでありましょう。
私の先師である牧口常三郎先生は、教育の目的は若き生命の幸福にあると結論されました。
しかも、牧口先生によれば、真の幸福とは、自分だけのものではない。社会の一員として「自他共に幸福なる生活を遂げること」であり、「貢献的人生」を歩んで平和な社会の創造に努力することでありました。
第2次世界大戦中、平和の大信念に殉じて獄死した、この希有の大教育者こそ、我らの創価教育の誉れの源流であります。貢献的人生を歩む世界市民の連帯を築きゆく、アメリカ創価大学の使命の淵源も、ここにあるのであります。そして、それこそ、まさに今、世界が渇望している真に思慮深き人材像に他ならないことを、誇りとしていただきたいのであります。
私が共に対談集を発刊した、20世紀を代表する大歴史家アーノルド・J・トインビー博士は、まぎれもなく貢献的人生を歩まれた偉大なる世界市民の模範でした。
博士は、「私は人間だ。だから人間にかかわることは何一つ私にとって無縁とは思われぬ」という古代ローマの劇作家テレンティウスの箴言を、深く心に刻まれていました。そして、2度の世界大戦の経験から、「私と同年輩の人々のうちあれほど多くの人の命を途中で断ち切るという罪を犯した運命に、私の孫たちや曾孫が襲われることのないように、私はできるかぎりのことをしなければならない」(山口光朔・増田英夫訳『A・J・トインビー 回想録�』社会思想社)と人類の文明を俯瞰され、平和創出への言論を貫かれたのであります。
なお、その博士が、ご自身にとっての「第二の教育」と振り返り、生涯の宝とされていたのが、皆さんとほぼ同じ年代に、ギリシャで過ごした「遊歴修業」の一年間でありました。アメリカ創価大学において3年次に国外留学を経験する「スタディー・アブロード」は、博士の青春の飛躍にも通ずる、若き世界市民としての大いなる雄飛の時と、私は見守っております。
ともあれ、博士の「挑戦と応戦」の歴史観が示唆する如く、皆さんはどんな試練の挑戦にも、たくましく、また朗らかに応戦しながら、不撓不屈の創造的知性を錬磨していただきたいのであります。
◇負けじ魂で前進を
一、私が現在、新たな対談を重ねているブルガリアの芸術史家・ジュロヴァ博士は、語られました。
「自分が生きている時代が直面する諸問題に正面から向き合うには、勇気と先を見通す力、そして知恵が必要です」と。
愛する君たち、あなたたちよ。苦難も失敗も断じて恐れない、負けじ魂の勇気を! 歴史に学び、未来を見つめつつ、今この時にベストを! 良き学友と励まし合い、楽観主義で前進する聡明な知恵を!と申し上げ、祝福のメッセージといたします。
私は、わが生命の宝である皆さんの健康と無事故、そして大成長を、皆さんの父上・母上とご一緒に真剣に祈り抜いていきます。お元気で!(大拍手)
感謝の唱題は
万代の幸を築く。
自らが境涯革命すれば
環境は必ず変わる!
御義口伝巻上 P724
『御義口伝に云く一門とは法華経の信心なり車とは法華経なり牛とは南無妙法蓮華経なり宅とは煩悩なり自身法性の大地を生死生死と転(め)ぐり行くなり』
☆女性に贈ることば 八月三十日
「病気になって、初めて人生について深く考え始めた」という人は少なくない。病気になって、改めて家族の大切さ、愛情の大切さに目覚めることも多い。
病気さえも人生を豊かに彩る程としていくことができる。
☆今日のことば365 八月三十日
たとえ君に
何等かの秘密があったとしても
決して僕は 軽蔑しない
ただ その秘密が
君の前途に
危険にならぬことだけを祈りたい
☆SUA入学レセプションへの池田先生のメッセージ 2017年8月17日
◇「勇気」「楽観主義」で今日もベストを!
一、今、私の心も美しきアリソビエホの丘に舞い飛んでおります。そして、世界中から勇み集ってくれた第17期生の皆さんと共に、さらにまた大学院に進学される皆さんと共に、声高らかに宣言したいのであります。「新時代の英才は、ここにあり! 21世紀の地球を照らす、希望の光は、ここにあり!」と。
この素晴らしき逸材を、わがアメリカ創価大学に送り出してくださったご家族の方々に、私は深く深く御礼を申し上げます。
私が心より信頼する教員の先生方、職員の方々、人類の宝である、かけがえのない学生たちの薫陶を、何卒よろしくお願い申し上げます。
◇友情と対話の大学
一、SUAのキャンパスを、私は、時空を超えて、ギリシャ・アテネ郊外のコロノスの丘のふもとに広がっていたアカデメイアと重ね合わせています。
哲人プラトンが創立し、リベラルアーツ教育の源流と讃えられた学園は、「友人たちの学校」とも呼ばれました。師・プラトンは、愛する学生を「友人たち」と敬意を込めて呼び、教員も学生も共同生活を送りながら、友人として親しく語り合い、学び合っていったのです。数多くの外国人学生が、その門を叩いた、世界に開かれた学舎でもありました。
SUAは、高邁な先人たちの探究の心を受け継ぐ、向学の世界市民たちによる「友情のキャンパス」であり、「対話の大学」であります。
世界中の多彩な文化的背景を持つ学生、教職員が建学の理念を分かち合い、互いに敬愛の念を持って、闊達な対話を深める環境が整っております。
プラトンは、「魂のうちにほんとうの意味で書き込まれる言葉、ただそういう言葉の中にのみ、明瞭で、完全で、真剣な熱意に値するものがある」(廣川洋一著『プラトンの学園 アカデメイア』岩波書店)と語りました。
皆さんは、ここアリソビエホの精神の広場で、縁も深き学友と語らいを重ね、そして思索を深めゆく中で、自身の魂に、ひいては人類の魂にまで、真金の言葉を書き込んでいっていただきたいのであります。
◇貢献的人生を歩む
一、私は、人生の師・戸田城聖先生のもとで、プラトンの哲学を学び、感服したことを思い起こします。
すなわち、「思慮」とは「それ自体で、人間の仕合せを作りうる力」(向坂寛訳『プラトン全集15』岩波書店)なりというのであります。学問もまた、煎じ詰めるところ「人間の仕合わせ(幸福)を作りうる力」をつけるためにこそあると言って、決して過言ではないでありましょう。
私の先師である牧口常三郎先生は、教育の目的は若き生命の幸福にあると結論されました。
しかも、牧口先生によれば、真の幸福とは、自分だけのものではない。社会の一員として「自他共に幸福なる生活を遂げること」であり、「貢献的人生」を歩んで平和な社会の創造に努力することでありました。
第2次世界大戦中、平和の大信念に殉じて獄死した、この希有の大教育者こそ、我らの創価教育の誉れの源流であります。貢献的人生を歩む世界市民の連帯を築きゆく、アメリカ創価大学の使命の淵源も、ここにあるのであります。そして、それこそ、まさに今、世界が渇望している真に思慮深き人材像に他ならないことを、誇りとしていただきたいのであります。
私が共に対談集を発刊した、20世紀を代表する大歴史家アーノルド・J・トインビー博士は、まぎれもなく貢献的人生を歩まれた偉大なる世界市民の模範でした。
博士は、「私は人間だ。だから人間にかかわることは何一つ私にとって無縁とは思われぬ」という古代ローマの劇作家テレンティウスの箴言を、深く心に刻まれていました。そして、2度の世界大戦の経験から、「私と同年輩の人々のうちあれほど多くの人の命を途中で断ち切るという罪を犯した運命に、私の孫たちや曾孫が襲われることのないように、私はできるかぎりのことをしなければならない」(山口光朔・増田英夫訳『A・J・トインビー 回想録�』社会思想社)と人類の文明を俯瞰され、平和創出への言論を貫かれたのであります。
なお、その博士が、ご自身にとっての「第二の教育」と振り返り、生涯の宝とされていたのが、皆さんとほぼ同じ年代に、ギリシャで過ごした「遊歴修業」の一年間でありました。アメリカ創価大学において3年次に国外留学を経験する「スタディー・アブロード」は、博士の青春の飛躍にも通ずる、若き世界市民としての大いなる雄飛の時と、私は見守っております。
ともあれ、博士の「挑戦と応戦」の歴史観が示唆する如く、皆さんはどんな試練の挑戦にも、たくましく、また朗らかに応戦しながら、不撓不屈の創造的知性を錬磨していただきたいのであります。
◇負けじ魂で前進を
一、私が現在、新たな対談を重ねているブルガリアの芸術史家・ジュロヴァ博士は、語られました。
「自分が生きている時代が直面する諸問題に正面から向き合うには、勇気と先を見通す力、そして知恵が必要です」と。
愛する君たち、あなたたちよ。苦難も失敗も断じて恐れない、負けじ魂の勇気を! 歴史に学び、未来を見つめつつ、今この時にベストを! 良き学友と励まし合い、楽観主義で前進する聡明な知恵を!と申し上げ、祝福のメッセージといたします。
私は、わが生命の宝である皆さんの健康と無事故、そして大成長を、皆さんの父上・母上とご一緒に真剣に祈り抜いていきます。お元気で!(大拍手)
2017年8月29日火曜日
2017.08.29 わが友に贈る
わが盟友の壮年部は
皆が一騎当千の師子だ。
黄金柱の誇りを胸に
いかなる試練も勝ち超え
勇敢に信心の勝利劇を!
御義口伝巻上 P716
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』
☆女性に贈ることば 八月二十九日
限りある人生。どうせ生きるならば、「あの人の生きたように!」と、後世の人に希望と勇気をおくる人生でありたい。
☆今日のことば365 八月二十九日
失敗をおそれていては、何もできない。過去に名をなしたいかなる人も、失敗につぐ失敗の人生であったといってよい人がほとんどである。ただ、彼らは、そのたびに不屈の闘魂を燃やして立ち上がり最後の勝利を飾ったのだ。
青春時代のほんとうの失敗は、むしろ、そうした苦闘を避け、目的もなく、無気力に過ごすことにこそある。苦闘したうえでの失敗は、人生の宝ではないだろうか。
☆創大通教 学光祭への池田先生のメッセージ 2017年8月16日
◇苦闘こそ新しき創造への力
美しき向学の生命が躍動する「学光祭」、誠におめでとう!
忙しい中をやりくりし、日本全国、そして世界各国から集い合われた光の友のスクラムを、私は最大にねぎらい、讃えたい。
「終戦の日」のきょう、私もディスカバリーホールに駆け付け、皆さんと一緒に、この世界市民の学びの連帯にこそ、未来を拓く希望と平和の光があると、声高らかに宣言したい思いでいっぱいであります(大拍手)。
本日は、常日頃の通教生の皆さん方の奮闘をしのびながら、一点、「苦闘の中の挑戦こそ、新たな創造の力なり」とエールを送りたい。
本年、アメリカ創価大学の卒業式で講演をしてくださった、高名な心理学者のチクセントミハイ博士は、語っておられました。
「創造は、たとえ困難であったとしても、価値のある何かを達成しようと自発的に努力し、身体と精神を働かせるときに発揮されるものです。つまり、創造には『能動的』生き方という前提条件があります」と。
私には、学ぶという皆さん方の誇り高き「通教スピリット」と重なり合う、洞察と思えてなりません。
仕事や家事、子育て、社会貢献など、人の何倍も多忙な時間の合間を縫い、勇み求めて学問に挑みゆく皆さんです。講義にあっても、はつらつと臨み、一言ももらすまいと耳を傾けて、ノートを取りゆく真剣な姿を、先生方も、皆、感嘆されています。
大変な中で、怯まず、惑わず、積極果敢に学びの挑戦を続ける。それは、まさしく生命の究極の能動性の光です。地味であり、地道でありながら、そこにこそ、大いなる可能性の開花があり、新たな創造の力が脈々と湧き来ることは、断じて間違いありません。
今、皆さんが「負けじ魂」即「通教スピリット」を燃やし、不屈の一歩前進の一日一日を勝ち取っていくことが、必ず一家眷属にも、また後輩たちにも、何よりの創造の炎となって受け継がれていくのです。
明年4月へ、文学部人間学科の通教課程開設の準備も進んでおります。通信教育部のますますの大発展を見つめつつ、「信」を「通」わせ合う宝友の皆さんの健康長寿と、ご一家の栄光勝利を、私は祈り続けていきます。
終わりに、わが師匠から授けられた「人生は強気でいけ!」との叫びを、不二の皆さんに贈り、私のメッセージといたします(大拍手)。
皆が一騎当千の師子だ。
黄金柱の誇りを胸に
いかなる試練も勝ち超え
勇敢に信心の勝利劇を!
御義口伝巻上 P716
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』
☆女性に贈ることば 八月二十九日
限りある人生。どうせ生きるならば、「あの人の生きたように!」と、後世の人に希望と勇気をおくる人生でありたい。
☆今日のことば365 八月二十九日
失敗をおそれていては、何もできない。過去に名をなしたいかなる人も、失敗につぐ失敗の人生であったといってよい人がほとんどである。ただ、彼らは、そのたびに不屈の闘魂を燃やして立ち上がり最後の勝利を飾ったのだ。
青春時代のほんとうの失敗は、むしろ、そうした苦闘を避け、目的もなく、無気力に過ごすことにこそある。苦闘したうえでの失敗は、人生の宝ではないだろうか。
☆創大通教 学光祭への池田先生のメッセージ 2017年8月16日
◇苦闘こそ新しき創造への力
美しき向学の生命が躍動する「学光祭」、誠におめでとう!
忙しい中をやりくりし、日本全国、そして世界各国から集い合われた光の友のスクラムを、私は最大にねぎらい、讃えたい。
「終戦の日」のきょう、私もディスカバリーホールに駆け付け、皆さんと一緒に、この世界市民の学びの連帯にこそ、未来を拓く希望と平和の光があると、声高らかに宣言したい思いでいっぱいであります(大拍手)。
本日は、常日頃の通教生の皆さん方の奮闘をしのびながら、一点、「苦闘の中の挑戦こそ、新たな創造の力なり」とエールを送りたい。
本年、アメリカ創価大学の卒業式で講演をしてくださった、高名な心理学者のチクセントミハイ博士は、語っておられました。
「創造は、たとえ困難であったとしても、価値のある何かを達成しようと自発的に努力し、身体と精神を働かせるときに発揮されるものです。つまり、創造には『能動的』生き方という前提条件があります」と。
私には、学ぶという皆さん方の誇り高き「通教スピリット」と重なり合う、洞察と思えてなりません。
仕事や家事、子育て、社会貢献など、人の何倍も多忙な時間の合間を縫い、勇み求めて学問に挑みゆく皆さんです。講義にあっても、はつらつと臨み、一言ももらすまいと耳を傾けて、ノートを取りゆく真剣な姿を、先生方も、皆、感嘆されています。
大変な中で、怯まず、惑わず、積極果敢に学びの挑戦を続ける。それは、まさしく生命の究極の能動性の光です。地味であり、地道でありながら、そこにこそ、大いなる可能性の開花があり、新たな創造の力が脈々と湧き来ることは、断じて間違いありません。
今、皆さんが「負けじ魂」即「通教スピリット」を燃やし、不屈の一歩前進の一日一日を勝ち取っていくことが、必ず一家眷属にも、また後輩たちにも、何よりの創造の炎となって受け継がれていくのです。
明年4月へ、文学部人間学科の通教課程開設の準備も進んでおります。通信教育部のますますの大発展を見つめつつ、「信」を「通」わせ合う宝友の皆さんの健康長寿と、ご一家の栄光勝利を、私は祈り続けていきます。
終わりに、わが師匠から授けられた「人生は強気でいけ!」との叫びを、不二の皆さんに贈り、私のメッセージといたします(大拍手)。
2017年8月28日月曜日
2017.08.28 わが友に贈る
◇今週のことば
「一身一念 法界に遍し」
題目の力は宇宙大なり。
「誓願の祈り」で
地涌の拡大の波動を。
世界の若人と共に!
2017年8月28日
如説修行抄 P502
『かたきは多勢なり法王の一人は無勢なり今に至るまで軍やむ事なし』
☆女性に贈ることば 八月二十八日
目立たなくても、ちやほやされなくても、黙々と自分の夢に向かって努力している人−−その人こそ、本当に魅力ある人です。
☆今日のことば365 八月二十八日
生涯にわたって
自分を決して
卑下してはならない
世の人のなかにあって
どのような人が
立派な人間かと
常に胸中に語りながら
進むことだ
☆四季の励まし 平和の潮流を対話の力で 2017年8月13日
世界の平和とは、
与えられるものではない。
人間が、人間自身の力と英知で、
創造していくものだ。
自己の境涯を開き、
高めゆく、
人間革命の闘争なくして
平和はない。
核時代に終止符を打つために
戦うべき相手は、
核兵器でも保有国でも
核開発国でもない。
真に対決し克服すべきは、
自己の欲望のためには
相手の殲滅も辞さないという
「核兵器を容認する思想」だ。
対話の力こそ
世界を一つに結ぶ。
対話によって、
山積する地球的問題群の
解決の糸口を
見出すことができるのである。
対話がなければ、
人間は独善という暗闇の中を
歩き続けねばならない。
対話とは、
その暗闇にあって
互いの足元を照らし合い、
歩むべき道を見出す灯火といえる。
仏法は、あらゆる差異を超え、
「生命」という
最も普遍的な大地に拠って立つ。
それゆえに、
狭い通念や偏見に囚われず、
大胆かつ率直に、心と心、
生命と生命を結び合いながら、
人類の新たな
価値創造の活路を開いていける。
動くことだ。語ることだ。
たゆみなき一波また一波が、
「分断」から「結合」へ、
「対立」から「融和」へ、
「戦争」から「平和」へ、
人類史を転換しゆく
潮流となることを信じて——。
瑠璃色の海原が、眼前に広がる。1999年(平成11年)2月、池田大作先生が恩納村の沖縄研修道場からシャッターを切った。三色旗のそばには、不戦の願いが込められた「平和大歓喜の像」も見える。
凄惨な地上戦が繰り広げられた沖縄。池田先生は"最も苦しんだ沖縄こそ、最も幸福になり、最も平和になる権利がある"との思いから、沖縄の地で、小説『人間革命』を書き起こし、冒頭につづった。「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」と。
沖縄には「命どぅ宝(命こそ宝)」との言葉がある。生命を慈しむ心を広げることが、平和な未来につながる。さあ、対話の波を起こそう。
今月15日は、72回目の終戦記念日である。
「一身一念 法界に遍し」
題目の力は宇宙大なり。
「誓願の祈り」で
地涌の拡大の波動を。
世界の若人と共に!
2017年8月28日
如説修行抄 P502
『かたきは多勢なり法王の一人は無勢なり今に至るまで軍やむ事なし』
☆女性に贈ることば 八月二十八日
目立たなくても、ちやほやされなくても、黙々と自分の夢に向かって努力している人−−その人こそ、本当に魅力ある人です。
☆今日のことば365 八月二十八日
生涯にわたって
自分を決して
卑下してはならない
世の人のなかにあって
どのような人が
立派な人間かと
常に胸中に語りながら
進むことだ
☆四季の励まし 平和の潮流を対話の力で 2017年8月13日
世界の平和とは、
与えられるものではない。
人間が、人間自身の力と英知で、
創造していくものだ。
自己の境涯を開き、
高めゆく、
人間革命の闘争なくして
平和はない。
核時代に終止符を打つために
戦うべき相手は、
核兵器でも保有国でも
核開発国でもない。
真に対決し克服すべきは、
自己の欲望のためには
相手の殲滅も辞さないという
「核兵器を容認する思想」だ。
対話の力こそ
世界を一つに結ぶ。
対話によって、
山積する地球的問題群の
解決の糸口を
見出すことができるのである。
対話がなければ、
人間は独善という暗闇の中を
歩き続けねばならない。
対話とは、
その暗闇にあって
互いの足元を照らし合い、
歩むべき道を見出す灯火といえる。
仏法は、あらゆる差異を超え、
「生命」という
最も普遍的な大地に拠って立つ。
それゆえに、
狭い通念や偏見に囚われず、
大胆かつ率直に、心と心、
生命と生命を結び合いながら、
人類の新たな
価値創造の活路を開いていける。
動くことだ。語ることだ。
たゆみなき一波また一波が、
「分断」から「結合」へ、
「対立」から「融和」へ、
「戦争」から「平和」へ、
人類史を転換しゆく
潮流となることを信じて——。
瑠璃色の海原が、眼前に広がる。1999年(平成11年)2月、池田大作先生が恩納村の沖縄研修道場からシャッターを切った。三色旗のそばには、不戦の願いが込められた「平和大歓喜の像」も見える。
凄惨な地上戦が繰り広げられた沖縄。池田先生は"最も苦しんだ沖縄こそ、最も幸福になり、最も平和になる権利がある"との思いから、沖縄の地で、小説『人間革命』を書き起こし、冒頭につづった。「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」と。
沖縄には「命どぅ宝(命こそ宝)」との言葉がある。生命を慈しむ心を広げることが、平和な未来につながる。さあ、対話の波を起こそう。
今月15日は、72回目の終戦記念日である。
2017年8月27日日曜日
2017.08.27 わが友に贈る
我らの信心は本因妙。
毎日が新しい出発だ。
「今ここから」
「まず自分から」
勇気と挑戦の一歩を!
呵責謗法滅罪抄 P1126
『日蓮だにも是くの如く侍るに前後も弁へざる女人なんどの各仏法を見ほどかせ給わぬが何程か日蓮に付いてくやしとおぼすらんと心苦しかりしに、案に相違して日蓮よりも強盛の御志どもありと聞へ候は偏に只事にあらず、教主釈尊の各の御心に入り替らせ給うかと思へば感涙押え難し』
☆女性に贈ることば 八月二十七日
人知れぬところで、ひたすら自身を磨き、学びに徹した人こそ、必ずや勝利の人生を開き、たしかな歴史を残していくものだ。
☆今日のことば365 八月二十七日
誠実−−
これに勝るものはないと確信しながら
私は 人生道を歩いてみせる
☆御書と歩む 第79回 妙法は幸福と勝利への智慧
『普とは諸法実相・迹門の不変真如の理なり、賢とは智慧の義なり本門の随縁真如の智なり』(御義口伝、780ページ)
◇通解
(普賢菩薩の)「普」とは諸法実相を意味するから、迹門の不変真如の理を表す。「賢」とは智慧の義であるから、本門の随縁真如の智を表すのである。
◇同志への指針
私が学生部の精鋭に「御義口伝」の講義を開始してから55年。いよいよ、人類を照らす生命尊厳の哲学の太陽は輝きを増している。
未来を担い立つ若き地涌の英才は、不変真如の理も、随縁真如の智も、究め磨き、普く賢い大指導者へと、力をつけていただきたい。
平和と安穏の社会を築く、新時代の「普賢」の陣列を世界が待っている。
☆随筆永遠なれ創価の大城 第23回 民衆勝利の七十年 2017年8月25日
◇師弟誓願は時空超え未来へ厳然 「対話」から人間革命も一切の変革も始まる
その一枚の絵は、七十年前の出会いを鮮烈に蘇らせてくれた。
一九四七年(昭和二十二年)の八月十四日、私が師匠・戸田城聖先生に初めてお会いした座談会の光景を、小説『新・人間革命』の挿絵でお世話になっている内田健一郎画伯が描いてくれた油彩画である。
総本部の恩師記念会館で、師恩への感謝の勤行を行った折、妻と感慨深く鑑賞させていただいた。(今月二十二日)
あの日あの時、戸田先生の声は、慈父の如く温かくも懐かしかった。
「池田君は、幾つになったね?」
「なんでも聞いてあげるよ」
それは、久遠から約束されていた、必然の邂逅であったに違いない。
「正しい人生」の道を求めてやまない十九歳の私を、先生は「どうだ一緒にやるか」と導いてくださった。
"この人ならば信じられる!"と、師にお仕えし、共に進みゆくことを、一人、心に深く決めた。出会いから十日後の八月二十四日、私は入信したのである。
◇「師子吼」を共に
御本仏・日蓮大聖人は法華経に説かれる「師子吼」の意義について、「師とは師匠授くる所の妙法 子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」(御書七四八ページ)と仰せになられた。私が常に立ち返ってきた「御義口伝」の一節である。
わが師匠には、全民衆を救い切っていくのだとの「地涌の菩薩」の大生命が漲っている。
ゆえに弟子である自分も、この師と心を一つに祈り、戦い抜くならば、同じ勇気と智慧が湧いてこないわけがない。
私はそう定めて、広布の最前線を走り、拡大の突破口を開いていった。誰もが不可能と尻込みする激戦にも、"これは広宣流布の大師匠の構想だ。ゆえに、勝てないわけがない。いな、断じて勝たねばならない"と、一念に億劫の辛労を尽くしつつ、勝利の旗を一つ一つ打ち立ててきたのだ。
そして、わが同志は、難を恐れず、労苦も惜しまず、地涌の底力を現して、私と共に勇敢に戦い勝ってくださった。ただただ感謝を捧げたい。
◇生涯かけた信念
思えば、歴史を変えた先人たちも、青春の誓いを生涯の主題とし、試練を越える力としていた。
——古代ギリシャの大哲学者プラトンは、若き日にソクラテスの門下となった。師が処刑されたのは、彼が二十八歳の頃だ。以来、真正の弟子として、一生を懸けて師の正義を宣揚していった。
——マハトマ・ガンジーは二十代前半に渡った南アフリカで人権闘争に立ち上がり、インド帰国後は、民衆の自立と祖国独立のため命を捧げ、非暴力の大闘争を貫いた。
私が戸田先生にお会いした一九四七年の八月十四日は、奇しくもインド独立の前夜であった。
ガンジーの直弟子だったパンディ博士とも、私は親交を重ねた。博士は十四歳でガンジーの弟子となった。九十歳を超えても、"私は師の教えを叫び続けます"と闘魂を燃やされていた。
私が共に対談集を発刊したラダクリシュナン博士は年代的に、師匠と仰ぐガンジーと直接、会う機会はなかったが、師弟の道を突き進まれている。師弟とは、時空を超えた絆なのである。
——中国の周恩来総理と�穎超先生のご夫妻も忘れることはできない。「五・四運動」の渦中、若くして革命に身を投じたお二人であった。生涯「生命不息、戦闘不止(命ある限り、闘いを止めない)」との信念に徹し抜かれた。
——南アフリカのマンデラ大統領は二十代で人種差別の撤廃運動に飛び込んだ。二十七年半の投獄にも屈せず、巌窟王の如く「闘いはわが人生」と屹立されていた。
「誓い」を果たし抜く人生は、何と爽快であろうか。なかんずく、師弟共戦に生き抜いて、弟子として師匠に勝利と報恩の誠を捧げられることは、何と誇り高き栄光であろうか。
八月二十四日は「壮年部の日」。「誓い」に生きる、広布の盟友たちに栄光あれ、健康長寿であれと、私は祈っている。
◇弟子が躍り出よ
御書には「師匠は大地の如し」(九〇〇ページ)と譬えられている。
豊饒な大地から多種多様な草木が、自在に枝葉を伸ばし、万花を咲かせていく。同じように、師弟が広布の「誓い」を共有する大地からは、文化・教育・平和の価値創造を担う多彩な人華が咲き、人間主義の花園が絢爛と広がっていくのだ。
広布の使命と責任を分け合う縁ゆえに、戸田先生と私は、あらゆることを語り合い、たゆまず手を打ってきた。
「聖教新聞」発刊の淵源も、戸田先生の事業が窮地に陥った一番苦しい時に、師弟の対話で着想されたものであった。奇しくも私の入信三周年(一九五〇年)の八月二十四日のことである。
「創価大学」の創立の構想は、同じ年の晩秋、神田の日本大学の食堂で、戸田先生と食事をとっている折に伺った。
六十年前(一九五七年)の九月八日、恩師が発表した「原水爆禁止宣言」の精神を、私たちは叫び抜き、展開してきた。核兵器なき世界を願う声の高まりは本年、遂に国連での「核兵器禁止条約」の採択に結実した。
恩師が遠大な広宣流布の未来像を語ってくださったことも蘇る。
——創価学会は将来、必ずや世界の平和と文化を担う、中核的な存在としての使命を持つに至るだろう。そのための人材を育てる教育的母体となっていくに違いない。この「人間革命」の運動が人類の宿命をも変えていくのだ、と。
「立正安国」即「世界平和」を築きゆく創価学会の大使命を、明快に示してくださったのだ。
先生は、「レールは敷いておくからな。後は、君たちが思う存分に戦って広げよ」と語られた。
私は不二の分身として、日本中、世界中を回って種を蒔いてきた。あの地にも、この国にも、地涌の菩薩よ、涌出せよと、大地に題目を染み込ませる思いで、一心不乱に祈り動いてきた。
◇一人を宝として
地涌の拡大は、出会った一人また一人を輝く希望の宝として、心から励まし、結んだ縁を、一つ、また一つと大切に育む積み重ねに他ならない。
焦点は、常に目の前の「一人」である。
この夏も、多くの同志が、私の心を心として、宝の未来部の一人ひとりを激励してくれている。その尊き「未来までの物語」に感謝は尽きない。
ともあれ、我らの行進は、常に伸びゆく若人と一緒にある。
先日、私は創価文化センターを訪れ、創価学園創立五十周年の記念展示をじっくり見学した。(今月十三日)
わが七十年の平和と文化と教育の使命旅の実に五十年が、学園生と共にあったことを振り返りつつ、これからも未来永遠に若き後継の友が続いてくれることを、うれしく展望する一時となった。
◇天の時に暁鐘を
大文豪・魯迅の言葉に、「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」とあった。
私が歩み始めた「師弟の道」も、最初は、誰も気づかない小さな一本の道だった。しかし今や、日本中、さらに全地球にまで伸び広がって、創価の民衆が誇り高く闊歩しゆく大道となったのだ。
御書には、「涌出とは広宣流布の時一閻浮提の一切衆生・法華経の行者となるべきを涌出とは云うなり」(八三四ページ)と示されている。
この夏も、インドから、またブラジルから、地涌の青年たちが誓願に燃えて来日してくれた。
今月末には、五十五カ国・地域から二百八十人の若人が集い、SGI青年研修会が開催される。
各地での青年大会も、今月、大成功を収めた岩手、石川、富山に続き、来月も宮城、山形、青森で意気軒昂に行われる。
創価の師弟の道に行き詰まりは絶対にないことを勇んで証明しゆく、若き愛弟子たちの躍進は、頼もしい限りだ。
さあ、人間革命の拡大へ、対話をいやまして広げていこうではないか!
「いよいよ」「これから」の本因妙の生命で!
よからんは
不思議と 覚悟の
七十年
師弟は勝ちたり
閻浮に広布を
朗らかに
民衆の心田へ
仏種 植え
平和の花園
地球に広げて
天の時
創価の世紀の
暁鐘を
地涌の勇気で
いざ打ち鳴らせ
毎日が新しい出発だ。
「今ここから」
「まず自分から」
勇気と挑戦の一歩を!
呵責謗法滅罪抄 P1126
『日蓮だにも是くの如く侍るに前後も弁へざる女人なんどの各仏法を見ほどかせ給わぬが何程か日蓮に付いてくやしとおぼすらんと心苦しかりしに、案に相違して日蓮よりも強盛の御志どもありと聞へ候は偏に只事にあらず、教主釈尊の各の御心に入り替らせ給うかと思へば感涙押え難し』
☆女性に贈ることば 八月二十七日
人知れぬところで、ひたすら自身を磨き、学びに徹した人こそ、必ずや勝利の人生を開き、たしかな歴史を残していくものだ。
☆今日のことば365 八月二十七日
誠実−−
これに勝るものはないと確信しながら
私は 人生道を歩いてみせる
☆御書と歩む 第79回 妙法は幸福と勝利への智慧
『普とは諸法実相・迹門の不変真如の理なり、賢とは智慧の義なり本門の随縁真如の智なり』(御義口伝、780ページ)
◇通解
(普賢菩薩の)「普」とは諸法実相を意味するから、迹門の不変真如の理を表す。「賢」とは智慧の義であるから、本門の随縁真如の智を表すのである。
◇同志への指針
私が学生部の精鋭に「御義口伝」の講義を開始してから55年。いよいよ、人類を照らす生命尊厳の哲学の太陽は輝きを増している。
未来を担い立つ若き地涌の英才は、不変真如の理も、随縁真如の智も、究め磨き、普く賢い大指導者へと、力をつけていただきたい。
平和と安穏の社会を築く、新時代の「普賢」の陣列を世界が待っている。
☆随筆永遠なれ創価の大城 第23回 民衆勝利の七十年 2017年8月25日
◇師弟誓願は時空超え未来へ厳然 「対話」から人間革命も一切の変革も始まる
その一枚の絵は、七十年前の出会いを鮮烈に蘇らせてくれた。
一九四七年(昭和二十二年)の八月十四日、私が師匠・戸田城聖先生に初めてお会いした座談会の光景を、小説『新・人間革命』の挿絵でお世話になっている内田健一郎画伯が描いてくれた油彩画である。
総本部の恩師記念会館で、師恩への感謝の勤行を行った折、妻と感慨深く鑑賞させていただいた。(今月二十二日)
あの日あの時、戸田先生の声は、慈父の如く温かくも懐かしかった。
「池田君は、幾つになったね?」
「なんでも聞いてあげるよ」
それは、久遠から約束されていた、必然の邂逅であったに違いない。
「正しい人生」の道を求めてやまない十九歳の私を、先生は「どうだ一緒にやるか」と導いてくださった。
"この人ならば信じられる!"と、師にお仕えし、共に進みゆくことを、一人、心に深く決めた。出会いから十日後の八月二十四日、私は入信したのである。
◇「師子吼」を共に
御本仏・日蓮大聖人は法華経に説かれる「師子吼」の意義について、「師とは師匠授くる所の妙法 子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」(御書七四八ページ)と仰せになられた。私が常に立ち返ってきた「御義口伝」の一節である。
わが師匠には、全民衆を救い切っていくのだとの「地涌の菩薩」の大生命が漲っている。
ゆえに弟子である自分も、この師と心を一つに祈り、戦い抜くならば、同じ勇気と智慧が湧いてこないわけがない。
私はそう定めて、広布の最前線を走り、拡大の突破口を開いていった。誰もが不可能と尻込みする激戦にも、"これは広宣流布の大師匠の構想だ。ゆえに、勝てないわけがない。いな、断じて勝たねばならない"と、一念に億劫の辛労を尽くしつつ、勝利の旗を一つ一つ打ち立ててきたのだ。
そして、わが同志は、難を恐れず、労苦も惜しまず、地涌の底力を現して、私と共に勇敢に戦い勝ってくださった。ただただ感謝を捧げたい。
◇生涯かけた信念
思えば、歴史を変えた先人たちも、青春の誓いを生涯の主題とし、試練を越える力としていた。
——古代ギリシャの大哲学者プラトンは、若き日にソクラテスの門下となった。師が処刑されたのは、彼が二十八歳の頃だ。以来、真正の弟子として、一生を懸けて師の正義を宣揚していった。
——マハトマ・ガンジーは二十代前半に渡った南アフリカで人権闘争に立ち上がり、インド帰国後は、民衆の自立と祖国独立のため命を捧げ、非暴力の大闘争を貫いた。
私が戸田先生にお会いした一九四七年の八月十四日は、奇しくもインド独立の前夜であった。
ガンジーの直弟子だったパンディ博士とも、私は親交を重ねた。博士は十四歳でガンジーの弟子となった。九十歳を超えても、"私は師の教えを叫び続けます"と闘魂を燃やされていた。
私が共に対談集を発刊したラダクリシュナン博士は年代的に、師匠と仰ぐガンジーと直接、会う機会はなかったが、師弟の道を突き進まれている。師弟とは、時空を超えた絆なのである。
——中国の周恩来総理と�穎超先生のご夫妻も忘れることはできない。「五・四運動」の渦中、若くして革命に身を投じたお二人であった。生涯「生命不息、戦闘不止(命ある限り、闘いを止めない)」との信念に徹し抜かれた。
——南アフリカのマンデラ大統領は二十代で人種差別の撤廃運動に飛び込んだ。二十七年半の投獄にも屈せず、巌窟王の如く「闘いはわが人生」と屹立されていた。
「誓い」を果たし抜く人生は、何と爽快であろうか。なかんずく、師弟共戦に生き抜いて、弟子として師匠に勝利と報恩の誠を捧げられることは、何と誇り高き栄光であろうか。
八月二十四日は「壮年部の日」。「誓い」に生きる、広布の盟友たちに栄光あれ、健康長寿であれと、私は祈っている。
◇弟子が躍り出よ
御書には「師匠は大地の如し」(九〇〇ページ)と譬えられている。
豊饒な大地から多種多様な草木が、自在に枝葉を伸ばし、万花を咲かせていく。同じように、師弟が広布の「誓い」を共有する大地からは、文化・教育・平和の価値創造を担う多彩な人華が咲き、人間主義の花園が絢爛と広がっていくのだ。
広布の使命と責任を分け合う縁ゆえに、戸田先生と私は、あらゆることを語り合い、たゆまず手を打ってきた。
「聖教新聞」発刊の淵源も、戸田先生の事業が窮地に陥った一番苦しい時に、師弟の対話で着想されたものであった。奇しくも私の入信三周年(一九五〇年)の八月二十四日のことである。
「創価大学」の創立の構想は、同じ年の晩秋、神田の日本大学の食堂で、戸田先生と食事をとっている折に伺った。
六十年前(一九五七年)の九月八日、恩師が発表した「原水爆禁止宣言」の精神を、私たちは叫び抜き、展開してきた。核兵器なき世界を願う声の高まりは本年、遂に国連での「核兵器禁止条約」の採択に結実した。
恩師が遠大な広宣流布の未来像を語ってくださったことも蘇る。
——創価学会は将来、必ずや世界の平和と文化を担う、中核的な存在としての使命を持つに至るだろう。そのための人材を育てる教育的母体となっていくに違いない。この「人間革命」の運動が人類の宿命をも変えていくのだ、と。
「立正安国」即「世界平和」を築きゆく創価学会の大使命を、明快に示してくださったのだ。
先生は、「レールは敷いておくからな。後は、君たちが思う存分に戦って広げよ」と語られた。
私は不二の分身として、日本中、世界中を回って種を蒔いてきた。あの地にも、この国にも、地涌の菩薩よ、涌出せよと、大地に題目を染み込ませる思いで、一心不乱に祈り動いてきた。
◇一人を宝として
地涌の拡大は、出会った一人また一人を輝く希望の宝として、心から励まし、結んだ縁を、一つ、また一つと大切に育む積み重ねに他ならない。
焦点は、常に目の前の「一人」である。
この夏も、多くの同志が、私の心を心として、宝の未来部の一人ひとりを激励してくれている。その尊き「未来までの物語」に感謝は尽きない。
ともあれ、我らの行進は、常に伸びゆく若人と一緒にある。
先日、私は創価文化センターを訪れ、創価学園創立五十周年の記念展示をじっくり見学した。(今月十三日)
わが七十年の平和と文化と教育の使命旅の実に五十年が、学園生と共にあったことを振り返りつつ、これからも未来永遠に若き後継の友が続いてくれることを、うれしく展望する一時となった。
◇天の時に暁鐘を
大文豪・魯迅の言葉に、「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」とあった。
私が歩み始めた「師弟の道」も、最初は、誰も気づかない小さな一本の道だった。しかし今や、日本中、さらに全地球にまで伸び広がって、創価の民衆が誇り高く闊歩しゆく大道となったのだ。
御書には、「涌出とは広宣流布の時一閻浮提の一切衆生・法華経の行者となるべきを涌出とは云うなり」(八三四ページ)と示されている。
この夏も、インドから、またブラジルから、地涌の青年たちが誓願に燃えて来日してくれた。
今月末には、五十五カ国・地域から二百八十人の若人が集い、SGI青年研修会が開催される。
各地での青年大会も、今月、大成功を収めた岩手、石川、富山に続き、来月も宮城、山形、青森で意気軒昂に行われる。
創価の師弟の道に行き詰まりは絶対にないことを勇んで証明しゆく、若き愛弟子たちの躍進は、頼もしい限りだ。
さあ、人間革命の拡大へ、対話をいやまして広げていこうではないか!
「いよいよ」「これから」の本因妙の生命で!
よからんは
不思議と 覚悟の
七十年
師弟は勝ちたり
閻浮に広布を
朗らかに
民衆の心田へ
仏種 植え
平和の花園
地球に広げて
天の時
創価の世紀の
暁鐘を
地涌の勇気で
いざ打ち鳴らせ
2017年8月26日土曜日
2017.08.26 わが友に贈る
我が地区を世界一の
人材城・希望城に!
決定した祈りから
勢いも団結も生まれ
勝利の扉は開かれる!
檀越某御返事 P1295
『雪山童子の跡ををひ不軽菩薩の身になり候はん、いたづらにやくびやうにやをかされ候はんずらむ、をいじににや死に候はんずらむあらあさましあさまし、願くは法華経のゆへに国主にあだまれて今度生死をはなれ候わばや』
☆女性に贈ることば 八月二十六日
ともすれば、人間は年をとると前進の気概を失ってしまうことが多い。そこで一歩退くか、一歩踏み出すかは微妙な一念の差である。
そこに一歩踏み出す勇気をもて!人生の総仕上げの決定的な勝利の道が開かれるからだ。
☆今日のことば365 八月二十六日
自己を偽ることは、非常に罪悪だ。人みな、義務、権利を、正しく実行できる社会であるべきだ。自分の思ったこと、正しいと思うことが、率直に実行出来ぬことほど、辛いことはない。
☆御書と歩む 第78回 使命の青春に栄光あれ
『竜馬につきぬる・だには千里をとぶ、松にかかれる・つたは千尋をよづと申すは是か、各各主の御心なり』(九郎太郎殿御返事、1553ページ)
◇通解
(故・上野殿は、ただ南無妙法蓮華経の七字を信じて仏に成られた。あなた方もその一族なので、同じように志を果たされるであろう)竜馬(駿馬)についたダニは千里を飛び、松に懸かった蘿は千尋をよじ登るというのは、このことであろう。あなた方は、故・上野殿と同心である。
◇同志への指針
正しき信仰を受け継いでいけば、どれほど偉大な境涯が開かれるか——大聖人が後継に贈られた御聖訓である。
妙法と共に、使命の大空を自在に舞い飛ぶ青春となり、同志と共に、福徳の大地に幸の連帯を広げる人生となる。
創価班・牙城会の大学校生や白蓮グループの乙女が生命尊厳の大哲学を探究し、実践してくれている。若き地涌の友に健康と団結と勝利あれ!
☆青春勝利の大道 第13回 新出発の友にエールを
◇希望の一歩を朗らかに
さあ、新しい年度が始まった。
新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとう!
使命の天地で、フレッシュな挑戦を開始する皆さんこそ、社会の希望の光源だ。
御聖訓には、『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254)と仰せである。
太陽の仏法を持つ若人は、勉学で、仕事で、勝利の光を赫々と放ってもらいたい。そのために、朝の勤行・唱題で、生命の旭日を昇らせゆくのだ。
先輩は、後輩を温かく励まし、力を引き出していこう。自らも初心に立ち返り、新鮮な息吹で、向上と成長の共進を!
◇『負けじ魂』を燃やして
人と比べてどうかではない。自分らしく今日も一歩前進だ。
青春は、皆、悩みに直面する。スランプに陥ることもある。その時は、信頼できる友や先輩に相談することだ。
『煩悩即菩提』である。題目を唱えて、悩んだ分だけ、大きな境涯を開くことができる。『さあ、ここからだ!』と、負けじ魂を燃やしていくのだ。
日蓮大聖人は、若き南条時光を、『しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし』(P1565)と励まされた。
苦闘の先には、歓喜の勝利が必ず待っている。
ゆえに、何があっても朗らかに、前へ前へと歩み抜くのだ。
人材城・希望城に!
決定した祈りから
勢いも団結も生まれ
勝利の扉は開かれる!
檀越某御返事 P1295
『雪山童子の跡ををひ不軽菩薩の身になり候はん、いたづらにやくびやうにやをかされ候はんずらむ、をいじににや死に候はんずらむあらあさましあさまし、願くは法華経のゆへに国主にあだまれて今度生死をはなれ候わばや』
☆女性に贈ることば 八月二十六日
ともすれば、人間は年をとると前進の気概を失ってしまうことが多い。そこで一歩退くか、一歩踏み出すかは微妙な一念の差である。
そこに一歩踏み出す勇気をもて!人生の総仕上げの決定的な勝利の道が開かれるからだ。
☆今日のことば365 八月二十六日
自己を偽ることは、非常に罪悪だ。人みな、義務、権利を、正しく実行できる社会であるべきだ。自分の思ったこと、正しいと思うことが、率直に実行出来ぬことほど、辛いことはない。
☆御書と歩む 第78回 使命の青春に栄光あれ
『竜馬につきぬる・だには千里をとぶ、松にかかれる・つたは千尋をよづと申すは是か、各各主の御心なり』(九郎太郎殿御返事、1553ページ)
◇通解
(故・上野殿は、ただ南無妙法蓮華経の七字を信じて仏に成られた。あなた方もその一族なので、同じように志を果たされるであろう)竜馬(駿馬)についたダニは千里を飛び、松に懸かった蘿は千尋をよじ登るというのは、このことであろう。あなた方は、故・上野殿と同心である。
◇同志への指針
正しき信仰を受け継いでいけば、どれほど偉大な境涯が開かれるか——大聖人が後継に贈られた御聖訓である。
妙法と共に、使命の大空を自在に舞い飛ぶ青春となり、同志と共に、福徳の大地に幸の連帯を広げる人生となる。
創価班・牙城会の大学校生や白蓮グループの乙女が生命尊厳の大哲学を探究し、実践してくれている。若き地涌の友に健康と団結と勝利あれ!
☆青春勝利の大道 第13回 新出発の友にエールを
◇希望の一歩を朗らかに
さあ、新しい年度が始まった。
新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとう!
使命の天地で、フレッシュな挑戦を開始する皆さんこそ、社会の希望の光源だ。
御聖訓には、『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254)と仰せである。
太陽の仏法を持つ若人は、勉学で、仕事で、勝利の光を赫々と放ってもらいたい。そのために、朝の勤行・唱題で、生命の旭日を昇らせゆくのだ。
先輩は、後輩を温かく励まし、力を引き出していこう。自らも初心に立ち返り、新鮮な息吹で、向上と成長の共進を!
◇『負けじ魂』を燃やして
人と比べてどうかではない。自分らしく今日も一歩前進だ。
青春は、皆、悩みに直面する。スランプに陥ることもある。その時は、信頼できる友や先輩に相談することだ。
『煩悩即菩提』である。題目を唱えて、悩んだ分だけ、大きな境涯を開くことができる。『さあ、ここからだ!』と、負けじ魂を燃やしていくのだ。
日蓮大聖人は、若き南条時光を、『しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし』(P1565)と励まされた。
苦闘の先には、歓喜の勝利が必ず待っている。
ゆえに、何があっても朗らかに、前へ前へと歩み抜くのだ。
2017年8月25日金曜日
2017.08.25 わが友に贈る
今日も聖教と共に!
この心で地域を駆ける
新聞長の皆様に最敬礼!
人間主義の哲理を伝え
社会に幸と正義の光を!
法華初心成仏抄 P550
『妙法の五字を弘め給はん智者をばいかに賎くとも上行菩薩の化身か又釈迦如来の御使かと思うべし』
☆女性に贈ることば 八月二十五日
強いことが、幸福である。
弱さは不幸に通じる。
強い心の女性、芯の強い女性になってもらいたい。
☆今日のことば365 八月二十五日
人生行路の行く手には、ことごとく未経験な未知な世界が待っている。苦労や危険を避けられるものではない。それが人生の真実の姿であると覚悟したとき、人はまず絶望を克服するであろう。
☆青春勝利の大道 第12回 青年こそ地涌の旗頭なり
◇学会の庭で自身を鍛えよ
戸田先生は教えられた。
「創価学会は、仏意仏勅によって生じた団体なるがゆえに、 君たちの想像を超えて素晴らしき団体なのだ」と。
「広宣流布」即「世界平和」を目指し、縁深き宝友とともに、 仲良く励まし合いなから 一つ一つの闘争に挑み、勝利する。 この妙法のリズムの中で、無量の「心の財」が積まれるのだ。
「一生空しく過して万?悔ゆること勿れ」(同9701ページ)
大切な若き生命を完全燃焼させて、祈り、学び、語る。その間断なき「行学二道」の連帯に、人間革命がある。自身の宿命を転換し、社会、さらには人類の宿命をも転換しゆく希望がある。
◇誇り高く福光の対話を
愛する東化の若人たちが、大震災の艱難を乗り越えて、勇気の行進を続けてくれている。
男子部も、女子部も、学生部 も、折伏精神に燃えて、見事な弘教拡大を成し遂げてくれた。未来部の友の成長も目覚ましい。
君たち、貴女たちこそ「地涌の正義の旗頭」なリと、私は高らかに叫び、一人一人の健闘に、世界の同志と大拍手を送っている。
日蓮大聖人は仰せである。
「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書14671ページ)と。
変毒為薬の大哲学を掲げた信念の対話で、蘇生の福光を一段と朗らかに広げてくれ給え!
この心で地域を駆ける
新聞長の皆様に最敬礼!
人間主義の哲理を伝え
社会に幸と正義の光を!
法華初心成仏抄 P550
『妙法の五字を弘め給はん智者をばいかに賎くとも上行菩薩の化身か又釈迦如来の御使かと思うべし』
☆女性に贈ることば 八月二十五日
強いことが、幸福である。
弱さは不幸に通じる。
強い心の女性、芯の強い女性になってもらいたい。
☆今日のことば365 八月二十五日
人生行路の行く手には、ことごとく未経験な未知な世界が待っている。苦労や危険を避けられるものではない。それが人生の真実の姿であると覚悟したとき、人はまず絶望を克服するであろう。
☆青春勝利の大道 第12回 青年こそ地涌の旗頭なり
◇学会の庭で自身を鍛えよ
戸田先生は教えられた。
「創価学会は、仏意仏勅によって生じた団体なるがゆえに、 君たちの想像を超えて素晴らしき団体なのだ」と。
「広宣流布」即「世界平和」を目指し、縁深き宝友とともに、 仲良く励まし合いなから 一つ一つの闘争に挑み、勝利する。 この妙法のリズムの中で、無量の「心の財」が積まれるのだ。
「一生空しく過して万?悔ゆること勿れ」(同9701ページ)
大切な若き生命を完全燃焼させて、祈り、学び、語る。その間断なき「行学二道」の連帯に、人間革命がある。自身の宿命を転換し、社会、さらには人類の宿命をも転換しゆく希望がある。
◇誇り高く福光の対話を
愛する東化の若人たちが、大震災の艱難を乗り越えて、勇気の行進を続けてくれている。
男子部も、女子部も、学生部 も、折伏精神に燃えて、見事な弘教拡大を成し遂げてくれた。未来部の友の成長も目覚ましい。
君たち、貴女たちこそ「地涌の正義の旗頭」なリと、私は高らかに叫び、一人一人の健闘に、世界の同志と大拍手を送っている。
日蓮大聖人は仰せである。
「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書14671ページ)と。
変毒為薬の大哲学を掲げた信念の対話で、蘇生の福光を一段と朗らかに広げてくれ給え!
2017年8月24日木曜日
2017.08.24 わが友に贈る
徹して一人を大切に!
これが創価の心だ。
誰もが生き生きと輝く
励ましのスクラムを
座談会から広げゆこう!
松野殿御返事 P1389
『五の巻には我が末世末法に入つて法華経の行者有るべし、其の時其の国に持戒破戒等の無量無辺の僧等集りて国主に讒言して流し失ふべしと説かれたり、然るにかかる経文かたがた符合し候畢んぬ未来に仏に成り候はん事疑いなく覚え候』
☆女性に贈ることば 八月二十四日
いずこの世界であれ、ひとたび決めた師弟の道に生き抜く人の姿は美しい。また尊く、つねに新鮮な向上の人生となる。
☆今日のことば365 八月二十四日
少年の日々に
心に刻みつけた いくつもの憧憬を
君たちよ
水の流れの如く いつまでも持続したまえ
君がやっと掴んだ この真実の核は
暗夜の海に 清冽な光を放ちながら
不滅の燈台と輝くにちがいない
☆青春勝利の大道 第11回 弾ける生命で栄光の峰へ
◇先駆の勇気が青年の誉れ
諸法実相抄には、『地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり』『日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか』(P1359)と仰せである。
人類の幸福勝利の道を開かれた御本仏の『さきがけ』の戦いに、まっすぐ連なる地涌の若人こそ、我ら創価の青年だ。
『先駆』の勇気が青年の誉れである。新しい歴史を創るのは、常に青年の熱と力ではないか。
『今いる場所で断じて先駆を!』—強き祈りと行動が、無限のパワーを解き放つのだ。
我らには、勤行・唱題という最も力強い先駆の源泉がある。
希望の暁鐘を打ち鳴らし、弾ける生命で打って出よう!
職場も地域も、日々、開拓だ。
◇偉大な理想に燃えて
『青年よ、高く大いなる理想に生きよ、炎となって進め!』と、戸田先生は叫ばれた。
広宣流布とは、いまだかつてない、人間共和の世界を築きゆく、究極の大理想である。
民衆の幸福のため、社会の発展のため、人類の平和のためという偉大な理想に大情熱を燃やして戦う若人は、自らの悩みを小さく見下ろし、吹き飛ばしていける。
苦労が大きい分、『煩悩即菩提』で、大きく境涯を開き、悠々と朗らかに勝利できるのだ。
『浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり』(P509)と、地涌の使命を粘り強く果たしゆこう!共に栄光の峰へ!
これが創価の心だ。
誰もが生き生きと輝く
励ましのスクラムを
座談会から広げゆこう!
松野殿御返事 P1389
『五の巻には我が末世末法に入つて法華経の行者有るべし、其の時其の国に持戒破戒等の無量無辺の僧等集りて国主に讒言して流し失ふべしと説かれたり、然るにかかる経文かたがた符合し候畢んぬ未来に仏に成り候はん事疑いなく覚え候』
☆女性に贈ることば 八月二十四日
いずこの世界であれ、ひとたび決めた師弟の道に生き抜く人の姿は美しい。また尊く、つねに新鮮な向上の人生となる。
☆今日のことば365 八月二十四日
少年の日々に
心に刻みつけた いくつもの憧憬を
君たちよ
水の流れの如く いつまでも持続したまえ
君がやっと掴んだ この真実の核は
暗夜の海に 清冽な光を放ちながら
不滅の燈台と輝くにちがいない
☆青春勝利の大道 第11回 弾ける生命で栄光の峰へ
◇先駆の勇気が青年の誉れ
諸法実相抄には、『地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり』『日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか』(P1359)と仰せである。
人類の幸福勝利の道を開かれた御本仏の『さきがけ』の戦いに、まっすぐ連なる地涌の若人こそ、我ら創価の青年だ。
『先駆』の勇気が青年の誉れである。新しい歴史を創るのは、常に青年の熱と力ではないか。
『今いる場所で断じて先駆を!』—強き祈りと行動が、無限のパワーを解き放つのだ。
我らには、勤行・唱題という最も力強い先駆の源泉がある。
希望の暁鐘を打ち鳴らし、弾ける生命で打って出よう!
職場も地域も、日々、開拓だ。
◇偉大な理想に燃えて
『青年よ、高く大いなる理想に生きよ、炎となって進め!』と、戸田先生は叫ばれた。
広宣流布とは、いまだかつてない、人間共和の世界を築きゆく、究極の大理想である。
民衆の幸福のため、社会の発展のため、人類の平和のためという偉大な理想に大情熱を燃やして戦う若人は、自らの悩みを小さく見下ろし、吹き飛ばしていける。
苦労が大きい分、『煩悩即菩提』で、大きく境涯を開き、悠々と朗らかに勝利できるのだ。
『浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり』(P509)と、地涌の使命を粘り強く果たしゆこう!共に栄光の峰へ!
2017年8月23日水曜日
2017.08.23 わが友に贈る
弘教・拡大に奮闘する
青年部に温かい応援を!
新時代を担い立つ
後継の躍動の姿に
歓喜と希望は倍加する。
御義口伝巻下 P781
『法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去つて彼に行くには非ざるなり』
☆女性に贈ることば 八月二十三日
どうして自分だけが……
どうして私だけが……
何も嘆くことはない!
決してあきらめることはない!
勝負は一生で決まる。途中ではない。最後に晴れ晴れと勝てばよいのだ。
☆今日のことば365 八月二十三日
成長期にある、人間の好奇心というものは、おさえようとしても、おさえきれるものではありません。かえって、おさえれば、おさえるほど、はげしくなるものです。戦争中の、めぐまれなかった私たちが、勉強したくてたまらなかったのも、そのひとつのあらわれでしょうし、それは、いつの時代も、変わらないものだと思います。
☆青春勝利の大道 第10回 仲良く桜梅桃李の人華を
◇同じ目的へ、同じ心で
広宣流布は、皆が主役である。創価の青年は、一人ももれなく、尊き地涌の菩薩である。
日蓮大聖人は、『法華経を持つ者は必ず皆仏なら仏を毀りては罪を得るなり』(御書P1382)と仰せになられた。
同志を尊敬し、大事にする。ここに、仏法の魂があり、学会精神がある。
広布の目的に向かって、仲良く学び、支え合う。その心が、充実した人生を開き、平和の連帯を広げるのだ。
戸田先生は、『異体同心の『心』は、信心の心である』と教えられた。
異体同心の信心で進めば、破れぬ壁など断じてない。
◇励ましから生命は開花
先輩は後輩を、弟・妹のように大切にし、安心と自信を持たせていただきたい。温かな言葉で労い、讃えることだ。
御聖訓には、『桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李と、おのおのの特質を改めることなく、そのままの姿で無作三身の仏であると開き見ていくのである』(P784 通解)と仰せだ。
誰もが自分にしか成し得ない無限の可能性をもっている。
それを伸びやかに開花させゆく"芸術"が、励ましである。
励ましの滋養を送り続ければ、生命の大輪は必ず開く。
我らの地域の青年スクラムに、桜梅桃李の人華を、爛漫と咲かせゆこう!
青年部に温かい応援を!
新時代を担い立つ
後継の躍動の姿に
歓喜と希望は倍加する。
御義口伝巻下 P781
『法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去つて彼に行くには非ざるなり』
☆女性に贈ることば 八月二十三日
どうして自分だけが……
どうして私だけが……
何も嘆くことはない!
決してあきらめることはない!
勝負は一生で決まる。途中ではない。最後に晴れ晴れと勝てばよいのだ。
☆今日のことば365 八月二十三日
成長期にある、人間の好奇心というものは、おさえようとしても、おさえきれるものではありません。かえって、おさえれば、おさえるほど、はげしくなるものです。戦争中の、めぐまれなかった私たちが、勉強したくてたまらなかったのも、そのひとつのあらわれでしょうし、それは、いつの時代も、変わらないものだと思います。
☆青春勝利の大道 第10回 仲良く桜梅桃李の人華を
◇同じ目的へ、同じ心で
広宣流布は、皆が主役である。創価の青年は、一人ももれなく、尊き地涌の菩薩である。
日蓮大聖人は、『法華経を持つ者は必ず皆仏なら仏を毀りては罪を得るなり』(御書P1382)と仰せになられた。
同志を尊敬し、大事にする。ここに、仏法の魂があり、学会精神がある。
広布の目的に向かって、仲良く学び、支え合う。その心が、充実した人生を開き、平和の連帯を広げるのだ。
戸田先生は、『異体同心の『心』は、信心の心である』と教えられた。
異体同心の信心で進めば、破れぬ壁など断じてない。
◇励ましから生命は開花
先輩は後輩を、弟・妹のように大切にし、安心と自信を持たせていただきたい。温かな言葉で労い、讃えることだ。
御聖訓には、『桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李と、おのおのの特質を改めることなく、そのままの姿で無作三身の仏であると開き見ていくのである』(P784 通解)と仰せだ。
誰もが自分にしか成し得ない無限の可能性をもっている。
それを伸びやかに開花させゆく"芸術"が、励ましである。
励ましの滋養を送り続ければ、生命の大輪は必ず開く。
我らの地域の青年スクラムに、桜梅桃李の人華を、爛漫と咲かせゆこう!
2017.08.22 わが友に贈る
リーダーの一念が
組織の勢いを決する。
皆で目標を明確にし
弾む生命力で
異体同心の大行進を!
南部六郎殿御書 P1374
『若し菩薩有りて悪人を将護して治罰すること能わず、其れをして悪を長ぜしめ善人を悩乱し正法を敗壊せば此の人は実に菩薩に非ず、外には詐侮を現じ常に是の言を作さん、我は忍辱を行ずと、其の人命終して諸の悪人と倶に地獄に堕ちなん』
☆女性に贈ることば 八月二十二日
心の力は偉大である。心には、距離をも、時をも超える力がある。夫婦の心、家族の心、友情の心----。離れていても、扇は自在に結び合える。
☆今日のことば365 八月二十二日
何によって、人生の価値が決まるかといえば、どれだけ、人のため、社会のために、有益な仕事をしたかということになろうか。
☆青春勝利の大道 第9回 わが勇気で壁を破れ
◇報恩こそ人生の原動力
戸田先生は、「恩知らずになるな! 忘恩から、人生も社会も乱れが生ずる」と戒められた。
そして青年に、父母の恩を忘れず親孝行を!と望まれた。
恩を知り、恩に報いる。この知恩・報恩の一念に立った時、人間は最も気高く、最も強くなれる。
65年前の「二月闘争」に臨んで、私たち弟子は師匠の大恩に何としてもお応えしたいと祈り、戦った。
ゆえに、無限の勇気と智慧が湧いた。限界の壁を破れたのだ。
日蓮大聖人は若き南条時光に「生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなリ」(御書1527ページ)と仰せである。
我らは大きな深い心で、仏法を語り、仏縁を広げゆこう!
◇新しい力を信じ抜く
「閻浮提に広宣流布して断絶せしむること無けん」(同50ページ)
この釈尊そして大聖人の未来記を厳然と実現しているのが、我ら創価学会である。
世界広宣流布という。"流れ"を断絶させず、永遠ならしめるため、人材育成こそ重要である。
だからこそ、先輩は後輩を自分以上の人材にと祈り、育てるのだ。「新しい力」が持つ可能性を信じ抜き、長い目で見守り、温かく励まし続けていくことだ。
人がいないと嘆く前に、まず一人立とう!
「地涌の義」は、御本仏の絶対のお約束である。
必ず二人、三人と人材は続く。わが愛弟子は、誇り高き「最初の一人」になっていただきたい。
組織の勢いを決する。
皆で目標を明確にし
弾む生命力で
異体同心の大行進を!
南部六郎殿御書 P1374
『若し菩薩有りて悪人を将護して治罰すること能わず、其れをして悪を長ぜしめ善人を悩乱し正法を敗壊せば此の人は実に菩薩に非ず、外には詐侮を現じ常に是の言を作さん、我は忍辱を行ずと、其の人命終して諸の悪人と倶に地獄に堕ちなん』
☆女性に贈ることば 八月二十二日
心の力は偉大である。心には、距離をも、時をも超える力がある。夫婦の心、家族の心、友情の心----。離れていても、扇は自在に結び合える。
☆今日のことば365 八月二十二日
何によって、人生の価値が決まるかといえば、どれだけ、人のため、社会のために、有益な仕事をしたかということになろうか。
☆青春勝利の大道 第9回 わが勇気で壁を破れ
◇報恩こそ人生の原動力
戸田先生は、「恩知らずになるな! 忘恩から、人生も社会も乱れが生ずる」と戒められた。
そして青年に、父母の恩を忘れず親孝行を!と望まれた。
恩を知り、恩に報いる。この知恩・報恩の一念に立った時、人間は最も気高く、最も強くなれる。
65年前の「二月闘争」に臨んで、私たち弟子は師匠の大恩に何としてもお応えしたいと祈り、戦った。
ゆえに、無限の勇気と智慧が湧いた。限界の壁を破れたのだ。
日蓮大聖人は若き南条時光に「生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなリ」(御書1527ページ)と仰せである。
我らは大きな深い心で、仏法を語り、仏縁を広げゆこう!
◇新しい力を信じ抜く
「閻浮提に広宣流布して断絶せしむること無けん」(同50ページ)
この釈尊そして大聖人の未来記を厳然と実現しているのが、我ら創価学会である。
世界広宣流布という。"流れ"を断絶させず、永遠ならしめるため、人材育成こそ重要である。
だからこそ、先輩は後輩を自分以上の人材にと祈り、育てるのだ。「新しい力」が持つ可能性を信じ抜き、長い目で見守り、温かく励まし続けていくことだ。
人がいないと嘆く前に、まず一人立とう!
「地涌の義」は、御本仏の絶対のお約束である。
必ず二人、三人と人材は続く。わが愛弟子は、誇り高き「最初の一人」になっていただきたい。
2017年8月21日月曜日
2017.08.21 わが友に贈る
◇今週のことば
さあ、後半戦だ。
「仏種は縁に従って起る」
打って出る勇気から
境涯と仏縁の拡大が。
共に人間革命の劇を!
2017年8月21日
大白牛車書 P1543
『抑此の車と申すは本迹二門の輪を妙法蓮華経の牛にかけ、三界の火宅を生死生死とぐるりぐるりとまはり候ところの車なり』
☆女性に贈ることば 八月二十一日
人は、いろいろな人びととの出会いを通して、自分を拡大し、人間としての成長を遂げていく。人間のなかで、もまれてこそ、人格が磨かれていくのです。
☆今日のことば365 八月二十一日
どんな、癖のある馬でも、また名馬でも、使う人によって、変えられてゆくし、また変わってくるのである。ゆえに師は選ばなくてはならない。
☆創価青年大会 岩手 広布の理想郷を我らの手で 2017年8月10日
岩手が生んだ国民的作家・宮沢賢治はうたった。
「はがねを鍛へるやうに新らしい時代は新らしい人間を鍛へる」(『宮沢賢治全集2』筑摩書房)
大詩人の言葉を体現するかのような、新時代を勝ち開く新しい人材群の躍動が、総岩手創価青年大会(6日、盛岡タカヤアリーナ)で光り輝いていた。
会場に入ると、目に飛び込んでくる「希望と開拓」の横断幕。この文字を見ると、友の胸は熱く高鳴る。
——1972年(昭和47年)7月14日、池田先生が6年ぶりに岩手を訪問。3600人と記念撮影し、同志の健康と幸福を願って共に万歳を。そして、「希望と開拓の岩手」との永遠の指針を贈ったのである。
以来、45星霜。雨の日も、風の日も、雪の日も、猛暑の日も、そしてあの「3・11」後の日々も、師の励ましを胸に、地域広布に尽力してきた創価の父母たち。その燃えたぎる不撓不屈の"みちのく魂"は今、青年たちに脈々と受け継がれている。
◆◇◆
「あなたにとって、『希望』とは?」——青年大会は、この"問い掛け"から始まった。
すると、絶望を希望に、苦難を成長の糧に、そして、宿命を使命へと変えた若人が、次々と体験主張を行う。
入会から6年を迎える女子部の友が、一関市の地域おこしに奮闘する様子を。東日本大震災で父を亡くした女子中等部のメンバーが、看護師になる夢を。
男子部の友は、病苦や経済苦を乗り越えた軌跡を。震災で家屋を失った学生部の英才は、教育者になる決意を——。人間革命、宿命転換のドラマに、万雷の拍手が送られた。
次いで、代表が高らかに宣言する。
"「希望」とは、わが生命の中にある「運命を開く力」""「開拓」とは、「現実を変えてみせる」という強い生き方"
さらに、言葉を継ぐ。
"「希望」は、私たち「青年」です!"
場内から、一段と強い賛同の拍手が、しばし鳴りやまなかった——。
その中で、拳を強く握り締めてうなずく青年の姿があった。「正義の陣列を広げることが、未来への『希望』です」と大確信で語る、大槻一さん(岩手光城県、男子地区リーダー)。全てに中途半端だった自身を、祈りの中で変革したことが信仰の基盤になっている。
勤務する清掃用品メーカーの営業部門で、見事、東北一の業績を上げた大槻さん。学会活動を通して、自身の心を鍛え上げたことが、原動力となった。
本年3月に初めて出会った友人に真心の対話を重ね、先月、人生初の弘教を結実した。
入会した友は青年大会で、大槻さんと共に「青年よ広布の山を登れ」の合唱メンバーの一員に。「生涯の同志として支え合い、前進勝利の日々を送ります!」と、2人の誓いは固い。
「青年が人間革命に挑む姿そのものが『希望』です」。ダンスチーム「Shining Hope Girls」の一人、中屋敷悦子さん(岩手池田県、女子部部長)の言葉に、力がこもる。
大会を目指し、岩手広布史を学び深めてきた中屋敷さん。「今の私たちがあるのは全て、師匠の励ましと、広布の父母の苦闘のおかげです」と瞳を輝かせる。
"一人でも多くの友に、最高峰の哲理を語りたい"——誓いを胸に、対話拡大に率先してきた。
先日、小学校時代の同級生が唱題を実践。また、別の友人2人にも学会理解の輪を広げ、青年部主催のセミナーで、共に楽器演奏を披露した。
中屋敷さんは、"信心根本に成長した私の姿をご覧ください!"と、師への込み上げる思いを、ステージで表現した。
◆◇◆
かつて池田先生は、岩手の友へつづった。
「『希望』は、いずこより来るか。それは『必ず勝つ』『必ずこうしてみせる』という強き一念から起こる」「『開拓』とは、自分自身への挑戦だ」
一人一人が限界突破に挑み、広布拡大の決勝点として行われた総岩手創価青年大会。それは同時に、新たな「希望と開拓」の未来への出発点ともなった。
師と誓った広布の「イーハトーブ(理想郷)」の建設へ、"若き開拓者"たちの青春の勝利劇が今、幕を開けた。
☆青春勝利の大道 第8回 一切の根本は唱題行なり
◇日々"生命の鏡"を磨け
皆、自分自身を磨く方途を求めている。信心は、わが生命を最高に磨く実践である。
日蓮大聖人は、『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし』(御書P384)と仰せになられた。
題目で磨いた"生命の鏡"は、智慧と勇気の輝きをいやまし、健康と幸福と勝利の光彩を放っていける。どんな富や名声であろうとも、"生命の鏡"を磨いた若人には、かなわない。
労苦を惜しまず広布に戦う青年は、友の労苦も鏡のように映し出せる。日々、題目を唱え、この濁世に、自他共に生命輝く世界を創り出していくのだ。
◇決意を込めた題目を
戸田先生は師子吼された。
『本当の決意を込めた題目をあげよ!題目は利剣である。題目は宝刀である。題目で勝つのだ!』
青年ならば、『試練を絶対に乗り越えてみせる』『わが地域を断じて日本一にする』と勇敢な決意で祈り、奮い立つのだ。
最強無敵の宝剣を持つ青年に、打ち破れない苦難などない。
この『変毒為薬』『煩悩即菩提』の原動力が、唱題なのだ。
『南無妙法蓮華経は精進行なり』(P790)との御指南のままに、たゆまぬ信行学を貫き、青春の逆転劇を!広布のロマンの宝友と励まし合い、凱歌の歴史を飾ってくれ給え!
さあ、後半戦だ。
「仏種は縁に従って起る」
打って出る勇気から
境涯と仏縁の拡大が。
共に人間革命の劇を!
2017年8月21日
大白牛車書 P1543
『抑此の車と申すは本迹二門の輪を妙法蓮華経の牛にかけ、三界の火宅を生死生死とぐるりぐるりとまはり候ところの車なり』
☆女性に贈ることば 八月二十一日
人は、いろいろな人びととの出会いを通して、自分を拡大し、人間としての成長を遂げていく。人間のなかで、もまれてこそ、人格が磨かれていくのです。
☆今日のことば365 八月二十一日
どんな、癖のある馬でも、また名馬でも、使う人によって、変えられてゆくし、また変わってくるのである。ゆえに師は選ばなくてはならない。
☆創価青年大会 岩手 広布の理想郷を我らの手で 2017年8月10日
岩手が生んだ国民的作家・宮沢賢治はうたった。
「はがねを鍛へるやうに新らしい時代は新らしい人間を鍛へる」(『宮沢賢治全集2』筑摩書房)
大詩人の言葉を体現するかのような、新時代を勝ち開く新しい人材群の躍動が、総岩手創価青年大会(6日、盛岡タカヤアリーナ)で光り輝いていた。
会場に入ると、目に飛び込んでくる「希望と開拓」の横断幕。この文字を見ると、友の胸は熱く高鳴る。
——1972年(昭和47年)7月14日、池田先生が6年ぶりに岩手を訪問。3600人と記念撮影し、同志の健康と幸福を願って共に万歳を。そして、「希望と開拓の岩手」との永遠の指針を贈ったのである。
以来、45星霜。雨の日も、風の日も、雪の日も、猛暑の日も、そしてあの「3・11」後の日々も、師の励ましを胸に、地域広布に尽力してきた創価の父母たち。その燃えたぎる不撓不屈の"みちのく魂"は今、青年たちに脈々と受け継がれている。
◆◇◆
「あなたにとって、『希望』とは?」——青年大会は、この"問い掛け"から始まった。
すると、絶望を希望に、苦難を成長の糧に、そして、宿命を使命へと変えた若人が、次々と体験主張を行う。
入会から6年を迎える女子部の友が、一関市の地域おこしに奮闘する様子を。東日本大震災で父を亡くした女子中等部のメンバーが、看護師になる夢を。
男子部の友は、病苦や経済苦を乗り越えた軌跡を。震災で家屋を失った学生部の英才は、教育者になる決意を——。人間革命、宿命転換のドラマに、万雷の拍手が送られた。
次いで、代表が高らかに宣言する。
"「希望」とは、わが生命の中にある「運命を開く力」""「開拓」とは、「現実を変えてみせる」という強い生き方"
さらに、言葉を継ぐ。
"「希望」は、私たち「青年」です!"
場内から、一段と強い賛同の拍手が、しばし鳴りやまなかった——。
その中で、拳を強く握り締めてうなずく青年の姿があった。「正義の陣列を広げることが、未来への『希望』です」と大確信で語る、大槻一さん(岩手光城県、男子地区リーダー)。全てに中途半端だった自身を、祈りの中で変革したことが信仰の基盤になっている。
勤務する清掃用品メーカーの営業部門で、見事、東北一の業績を上げた大槻さん。学会活動を通して、自身の心を鍛え上げたことが、原動力となった。
本年3月に初めて出会った友人に真心の対話を重ね、先月、人生初の弘教を結実した。
入会した友は青年大会で、大槻さんと共に「青年よ広布の山を登れ」の合唱メンバーの一員に。「生涯の同志として支え合い、前進勝利の日々を送ります!」と、2人の誓いは固い。
「青年が人間革命に挑む姿そのものが『希望』です」。ダンスチーム「Shining Hope Girls」の一人、中屋敷悦子さん(岩手池田県、女子部部長)の言葉に、力がこもる。
大会を目指し、岩手広布史を学び深めてきた中屋敷さん。「今の私たちがあるのは全て、師匠の励ましと、広布の父母の苦闘のおかげです」と瞳を輝かせる。
"一人でも多くの友に、最高峰の哲理を語りたい"——誓いを胸に、対話拡大に率先してきた。
先日、小学校時代の同級生が唱題を実践。また、別の友人2人にも学会理解の輪を広げ、青年部主催のセミナーで、共に楽器演奏を披露した。
中屋敷さんは、"信心根本に成長した私の姿をご覧ください!"と、師への込み上げる思いを、ステージで表現した。
◆◇◆
かつて池田先生は、岩手の友へつづった。
「『希望』は、いずこより来るか。それは『必ず勝つ』『必ずこうしてみせる』という強き一念から起こる」「『開拓』とは、自分自身への挑戦だ」
一人一人が限界突破に挑み、広布拡大の決勝点として行われた総岩手創価青年大会。それは同時に、新たな「希望と開拓」の未来への出発点ともなった。
師と誓った広布の「イーハトーブ(理想郷)」の建設へ、"若き開拓者"たちの青春の勝利劇が今、幕を開けた。
☆青春勝利の大道 第8回 一切の根本は唱題行なり
◇日々"生命の鏡"を磨け
皆、自分自身を磨く方途を求めている。信心は、わが生命を最高に磨く実践である。
日蓮大聖人は、『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし』(御書P384)と仰せになられた。
題目で磨いた"生命の鏡"は、智慧と勇気の輝きをいやまし、健康と幸福と勝利の光彩を放っていける。どんな富や名声であろうとも、"生命の鏡"を磨いた若人には、かなわない。
労苦を惜しまず広布に戦う青年は、友の労苦も鏡のように映し出せる。日々、題目を唱え、この濁世に、自他共に生命輝く世界を創り出していくのだ。
◇決意を込めた題目を
戸田先生は師子吼された。
『本当の決意を込めた題目をあげよ!題目は利剣である。題目は宝刀である。題目で勝つのだ!』
青年ならば、『試練を絶対に乗り越えてみせる』『わが地域を断じて日本一にする』と勇敢な決意で祈り、奮い立つのだ。
最強無敵の宝剣を持つ青年に、打ち破れない苦難などない。
この『変毒為薬』『煩悩即菩提』の原動力が、唱題なのだ。
『南無妙法蓮華経は精進行なり』(P790)との御指南のままに、たゆまぬ信行学を貫き、青春の逆転劇を!広布のロマンの宝友と励まし合い、凱歌の歴史を飾ってくれ給え!
2017年8月20日日曜日
2017.08.20 わが友に贈る
家族や両親を大切に!
日頃の支えと励ましに
感謝の言葉を伝えよう。
一家和楽の建設こそ
幸福を開く直道だ。
崇峻天皇御書 P1173
『中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけりよかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ』
☆今日のことば365 八月二十日
子どもというのは、たとえ母親の忙しい状況をわかっていても、自分のほうを向いて、ちゃんと見ていてほしいものなのです。
それは幼い子どもだけではありません。大きくなれば大きくなったで、節目節目で受け止めてほしいと感じるものなのです。
☆今日のことば365 八月二十日
文明の、文明たるゆえんは"生命の尊厳"を守ることにこそ、求められるべきであって、それを破壊し、踏みにじる文明は、愛すべき未開の野蛮とちがって、最も恐るべき、邪悪な野蛮なのである。
☆オバマ前米大統領の妹が被爆地で語る 2017年8月9日
ハワイ大学マノア校 マツナガ平和紛争解決研究所 マヤ・ストロ所長
◇平和の心広げるSGIに感謝
このたび、広島そして広島平和記念資料館を初めて訪問することができ、心から感謝しています。兄のバラク・オバマも、歴史は大変に悲しいけれども、広島の街と人々は、次世代に分かち合うべき物語と英知を持っていると言っていました。
私は広島の美しさとレジリエンス(困難を乗り越える力)に心を打たれました。あれほどの苦しみを乗り越えて、勇敢に復興を成し遂げられた。その力強さは、人々、そして広島の大地そのものから見て取ることができましたし、学ぶべきものがあると感じました。
実は資料館を訪れた日の朝(7月29日)、1時間ほど平和記念公園を歩きました。植えられた美しい花々や木々、飾られた絵画、記念碑などを見て、広島の人々があの惨劇の灰の中から美しさと可能性を生み出してきたことに、心から感動しました。
広島には、人々に教え、伝えていくべきことがたくさんあります。過去の悲劇だけでなく、リーダーシップという遺産です。
私は平和主義者であり、決して核兵器を有用だと考えたことはありません。核兵器の廃絶が進んでほしいと願っています。
資料館で紹介されている話が語られ、聞かれ、共有されていくことは大切であると思います。展示も非常に印象的な内容で、歴史の映像や絵画、ヒバクシャの遺品などの品々は理解と共感の大きな助けになっています。こうした資料館の取り組みが、広島にとどまらず、日本各地、また世界へ広がっていくことを願っています。
私はハワイで、SGIの方々と多くの交流があります。仏教の最も美しい点は、私たちにより良く生きることを教えていることだと思います。自分のみならず、他者との生き方についてもです。
SGIは一人一人が社会に慈悲の心を広げています。一貫して平和の精神を広げ、世界のあらゆる地域に連帯を築いています。
私たちの社会が抱える課題は、政府のようなトップダウンの意思決定だけでは解決できません。皆さまがされているように、精神的、哲学的、教育的な作業を通して築かれる、人と人のつながりや友情、愛、相互理解といったものこそ重要でしょう。池田SGI会長、またSGIが取り組まれてきた平和へのリーダーシップに心から感謝しています。
☆青春勝利の大道 第7回 創価の希望のチームワークを
◇皆で祈り綿密な協議を
「青年拡大の年」の勝利へ、男女青年部が、新しいスクラムで前進してくれている。
明確な目標が心の一致を生む。綿密な協議が団結を強める。
皆で祈り、智慧を出し合い、共に納得しながら合議する。
その中で、信心の息吹をいやましていくのだ。
有名な「異体同心事」には、「一人の心なれども二つの心あれば其の心たがいて成ずる事なし、百人・千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず」(御書1463ページ)と仰せである。
まずリーダー自身が、わが目標へ、一心不乱に力走する。
その決定した一念の行動から固いチームウークが生まれ、異体同心の行進が広がるのだ。
◇総仕上げを無事故第一で
師走は、社会全体が、ひときわ慌ただしい時節である。
だからこそ、聡明に健康を勝ち取り、交通事故や火災にも気をつけていただきたい。
その一切の原動力は、張りのある勤行・唱題である。
会合等でも、絶対無事故を繰り返し訴えていくことだ。
女子部の友は帰宅が遅くならないよう注意していただきたい。
日蓮大聖人は、「さきざきよりひゃくせんまんおくばいごようじんも百千万億倍・御用心あるべし」(同1169ページ)と御指南された。
祈りを根本に、油断を排し、用心を重ねていくことだ。
共々に、悔いなき1年の総仕上げを勝ち飾ろう!
日頃の支えと励ましに
感謝の言葉を伝えよう。
一家和楽の建設こそ
幸福を開く直道だ。
崇峻天皇御書 P1173
『中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけりよかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ』
☆今日のことば365 八月二十日
子どもというのは、たとえ母親の忙しい状況をわかっていても、自分のほうを向いて、ちゃんと見ていてほしいものなのです。
それは幼い子どもだけではありません。大きくなれば大きくなったで、節目節目で受け止めてほしいと感じるものなのです。
☆今日のことば365 八月二十日
文明の、文明たるゆえんは"生命の尊厳"を守ることにこそ、求められるべきであって、それを破壊し、踏みにじる文明は、愛すべき未開の野蛮とちがって、最も恐るべき、邪悪な野蛮なのである。
☆オバマ前米大統領の妹が被爆地で語る 2017年8月9日
ハワイ大学マノア校 マツナガ平和紛争解決研究所 マヤ・ストロ所長
◇平和の心広げるSGIに感謝
このたび、広島そして広島平和記念資料館を初めて訪問することができ、心から感謝しています。兄のバラク・オバマも、歴史は大変に悲しいけれども、広島の街と人々は、次世代に分かち合うべき物語と英知を持っていると言っていました。
私は広島の美しさとレジリエンス(困難を乗り越える力)に心を打たれました。あれほどの苦しみを乗り越えて、勇敢に復興を成し遂げられた。その力強さは、人々、そして広島の大地そのものから見て取ることができましたし、学ぶべきものがあると感じました。
実は資料館を訪れた日の朝(7月29日)、1時間ほど平和記念公園を歩きました。植えられた美しい花々や木々、飾られた絵画、記念碑などを見て、広島の人々があの惨劇の灰の中から美しさと可能性を生み出してきたことに、心から感動しました。
広島には、人々に教え、伝えていくべきことがたくさんあります。過去の悲劇だけでなく、リーダーシップという遺産です。
私は平和主義者であり、決して核兵器を有用だと考えたことはありません。核兵器の廃絶が進んでほしいと願っています。
資料館で紹介されている話が語られ、聞かれ、共有されていくことは大切であると思います。展示も非常に印象的な内容で、歴史の映像や絵画、ヒバクシャの遺品などの品々は理解と共感の大きな助けになっています。こうした資料館の取り組みが、広島にとどまらず、日本各地、また世界へ広がっていくことを願っています。
私はハワイで、SGIの方々と多くの交流があります。仏教の最も美しい点は、私たちにより良く生きることを教えていることだと思います。自分のみならず、他者との生き方についてもです。
SGIは一人一人が社会に慈悲の心を広げています。一貫して平和の精神を広げ、世界のあらゆる地域に連帯を築いています。
私たちの社会が抱える課題は、政府のようなトップダウンの意思決定だけでは解決できません。皆さまがされているように、精神的、哲学的、教育的な作業を通して築かれる、人と人のつながりや友情、愛、相互理解といったものこそ重要でしょう。池田SGI会長、またSGIが取り組まれてきた平和へのリーダーシップに心から感謝しています。
☆青春勝利の大道 第7回 創価の希望のチームワークを
◇皆で祈り綿密な協議を
「青年拡大の年」の勝利へ、男女青年部が、新しいスクラムで前進してくれている。
明確な目標が心の一致を生む。綿密な協議が団結を強める。
皆で祈り、智慧を出し合い、共に納得しながら合議する。
その中で、信心の息吹をいやましていくのだ。
有名な「異体同心事」には、「一人の心なれども二つの心あれば其の心たがいて成ずる事なし、百人・千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず」(御書1463ページ)と仰せである。
まずリーダー自身が、わが目標へ、一心不乱に力走する。
その決定した一念の行動から固いチームウークが生まれ、異体同心の行進が広がるのだ。
◇総仕上げを無事故第一で
師走は、社会全体が、ひときわ慌ただしい時節である。
だからこそ、聡明に健康を勝ち取り、交通事故や火災にも気をつけていただきたい。
その一切の原動力は、張りのある勤行・唱題である。
会合等でも、絶対無事故を繰り返し訴えていくことだ。
女子部の友は帰宅が遅くならないよう注意していただきたい。
日蓮大聖人は、「さきざきよりひゃくせんまんおくばいごようじんも百千万億倍・御用心あるべし」(同1169ページ)と御指南された。
祈りを根本に、油断を排し、用心を重ねていくことだ。
共々に、悔いなき1年の総仕上げを勝ち飾ろう!
2017年8月19日土曜日
2017.08.19 わが友に贈る
積み重ねた祈りと実践が
大福運となる仏法だ。
誰が見ていなくとも
誠実に忍耐強く
「陰の戦い」に徹しよう!
阿仏房尼御前御返事 P1307
『法華経を持ち信ずれども誠に色心相応の信者能持此経の行者はまれなり、此等の人は介爾ばかりの謗法はあれども深重の罪を受くる事はなし、信心はつよく謗法はよはき故なり、大水を以て小火をけすが如し』
☆今日のことば365 八月十九日
何があろうとも、その掛で、自分なりに、悔いなく、精一杯生きることだ。そして、自らの力で、自らの運命を切り開いていくことだ。
☆今日のことば365 八月十九日
美人で、しかも暖かい心をもった女性は、きわめてまれのようである。それは美人だと人にもいわれ、自分でも思いこむことによって、どうしても気ぐらいが高くなるからなのかもしれない。気品をもつことは大事であろうが、女性らしさに欠けることは、本人にとっても、マイナスであろう。
☆青春勝利の大道 第6回 最極の使命に生抜く
◇君よ、負けじ魂朗らかに!
仏の異名は「勝者」である。
この仏の生命を、我らは自行化他の題目で涌現するのだ。
ゆえに、いかなる試練にも屈しない。広布と人生の波浪を、一つ一つ、勝ち越えていくのだ。
殉教の師・坂口先生が傍線を引かれ、身読された御書には、「今の世間を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をば・よくなしけるなり」(917ページ)とある。
どんな苦難が立ちはだかろすと、「さあ来い!」と迎え撃っていく。ここに、宿命転換があり、人間革命がある。
君よ、「嵐は誉れ」と、創価の負けじ魂朗らかに進みゆけ!
◇万人の幸福を勝ち取る闘争
獄死された坂口先生の誓願を継ぎ、妙法の巌窟王と立ち上がった戸田先生は、若人に託された。「広宣流布とは、万人の幸福を勝ち取る人権闘争である。
正義の闘争である。それが、学会青年の使命だ!」と。
青年が、世界一の生命尊厳の哲学を、縁する友また友に語り、自他共の幸福を勝ち取っていく。これこそ、先師と恩師が熱願された、最も正しく最も確かな、「平和と人道の世紀」を開く王道である。
日蓮大聖人は、「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(御書1360ページ)と仰せになられた。
世界の友と、青年拡大の出発だ。大誓堂完成5周年(2018年)の「11・18」の栄光の峰へ!
☆地域に親しまれる学会の墓地公園 2017年8月9日
◇6300万人が来園
「恒久性」「平等性」「明るさ」の三つの基本理念を掲げる学会の墓地公園。全国14カ所の墓地公園には、これまでに約6300万人が来園。「憩いの場」として、地域の方々にも親しまれる。ここでは、みちのく池田記念墓地公園(岩手県奥州市)と中国平和記念墓地公園(広島県山県郡北広島町)を紹介する。
【みちのく池田記念墓地公園】
●常楽我浄の生命の理想郷
JR東北新幹線「水沢江刺駅」から車で20分ほど。みちのく池田記念墓地公園は、岩手県の田原字根木町にある。
御書に「蓬?山」(1194ページ)という名の山が登場する。「不老不死」の秘薬があるとされた中国の伝説上の霊山である。
同園は、この名と同じ蓬莱山の麓に立つ。奥州市水沢区の街並みを一望でき、はるかには山々が広がる。
秋には紅葉、冬は銀世界に包まれる。今の季節は、緑の香りが、すがすがしい。夏の陽光を浴びた山々が光り輝き、ウグイスのさえずりに、心が潤う。
その美しさは、管理センター前の「原点の碑」に刻まれている「常楽我浄の生命の理想郷」との言葉を思い起こさせる。
同園の維持・管理に当たる造園会社の女性責任者は、知り合いの学会員が、この墓地で安らかに眠っているという。
「仕事の前に、その方の墓の前で手を合わせ、語り掛けています。"きょうも、墓園をきれいにするからね"って」
自然と調和した同園の環境は、こうした方々の真心に支えられている。
2002年(平成14年)9月、みちのく池田記念墓地公園は開園。今年は、15周年の佳節である。
約21万坪の敷地に、1万6000基の墓石が整然と並ぶ。年間の来園者は約6万人で、間もなく90万人に達する。
田原振興会元会長の菊地強さんは、「広大な自然を眺めつつ、散策や食事などができ、地域の方々に喜ばれています。まさに"地域の宝"です」と語る。
同園の建設が決定した当時、菊地さんは"墓園の実像"を知るため、宮城県の東北池田記念墓地公園を、地域住民と視察に訪れた。
「墓地には"暗い"という印象がありましたが、学会の墓園は全く違った。皆、"立派だ"と感嘆していました。不安どころか、"一日も早く墓園ができてほしい"という気持ちになったんです」
同園では"地域に開かれた場に"と、地元住民の代表と連絡協議会を定期的に開催してきた。また、「自然との対話——池田大作写真展」「21世紀環境展」などを園内で行い、交流を重ねてきた。
近隣の人たちからは「墓園ができて、地域が明るくなった。それが、うれしい」などの声が多く寄せられているという。
根木町の中山間地域集落前代表の梅原喜久治さんも、「集落に活気が生まれました」と喜ぶ。
梅原さんは、その感謝を形にしようと、「墓園の敷地に、スイセンの球根を植えよう」と提案。2008年(同20年)11月、集落の住民の総意として、墓園へ通じる道沿いに、約2000個の球根を植えた。
今、その道は「スイセンロード」と親しみを込めて呼ばれる。梅原さんは、「これからも墓園と共に地域が発展していけたら」と声を弾ませた。
田原第2区前区長の佐藤勝朗さんは、「長年、お付き合いしてきましたが、"地域に溶け込んでいこう"という墓園の姿勢に感心します」。
根木町は近年、高齢化が進む。佐藤さんは「墓園という『場所』があること。そして、墓園で働いている『人』がいること。これが、地元住民の安心にもなっています」と語った。
近隣との信頼を積み重ねてきた、みちのく池田記念墓地公園は今、"ふれあいの場""安心の城"として、地域を明るく照らしている。
【中国平和記念墓地公園】
●近隣との絆輝く安穏の城
中国平和記念墓地公園は、広島市の爆心地の真北に当たる、東経132度27分に位置する。
園内には「世界平和祈願の碑」が設置されている。世界の全ての核兵器・核実験の犠牲者を追悼し、核兵器廃絶と恒久平和を誓うモニュメントである。
碑の文字は、中国の文豪・金庸氏の筆によるもの。6体のブロンズ像は、フランスの彫刻家ルイ・デルブレ氏が手掛けた。
池田先生は、デルブレ氏と会見した折に語っている。「これから、何万、何十万、何百万人、更にもっと多くの人々が、この地を訪れ、平和の像のもとで、平和を思索し、探求し、平和について語り合うことでしょう」
約3万5000基の墓石が並ぶ。原爆の犠牲となった方も眠る同園にはこれまで270万人以上が来園。故人を偲び、平和への思いを新たにしている。
1996年(平成8年)にオープンした同園は、山陽地方と日本海側を結ぶ要衝の地に広がる。
すぐ近くには、国の天然記念物で、世界で唯一この地域でのみ見られる「テングシデ」の群落があり、蛍やオオサンショウウオも生息する自然豊かな地。付近には田原温泉があり、温泉を訪れた住民が、その足で来園したりと、地域に開かれた墓園として親しまれている。
しかし開園前は、不安や反対の声もあったという。
当時、地元・田原自治会の会長だった槇本幹雄さんが笑顔で語ってくれた。
「いろんな声がありましたが、町に人が訪れるようになれば必ず地域の活性化につながると思ったんです。互いに尊重し、皆で共存共栄していくことが大切だと考えてきました」
自ら住民に開園への理解を呼び掛け、さまざまな交渉にも当たった。さらにバスをチャーターし、兵庫・丹波市の関西池田記念墓地公園や、三重・津市の中部池田記念墓地公園を視察。"こんなにきれいな公園ならば"と、不安の声は消えていった。
開園以来、同園は、園内のレストランで住民を招いて集いを開催するなど、地域との親睦を深める交流行事を積極的に開催してきた。自治会が行う、近隣の道路の清掃にも職員で携わっている。
田原自治会の現会長・竹内求さんは力強く語ってくれた。「墓地公園は、特に春になると桜が圧巻です。住民の皆さんにも、"お墓のイメージじゃないよ。ぜひ行ってみんさい"と勧めているんですよ。私たちの地域の自慢なんです」
墓園は、敷地の約3分の2の自然林をそのまま保存。梅や紅葉など四季折々の花々が咲き誇る。春には正門から続く道路の両脇が満開の桜で彩られ、毎年、近隣の老人ホームからマイクロバスで観桜に訪れるなど、地域の"名所"として愛されている。
開園時から、墓園内の植栽管理を担ってきた地元の造園会社代表取締役の小田正範さん。「天候や気温、湿度などに毎日、気を使いながら取り組んでいます。墓参に来られた方が、すがすがしい気持ちになっていただけるように、常に、園内をきれいに保とうと心掛けています」
多くの方々の日々の努力によって支えられている中国平和記念墓地公園。
近隣との絆を一段と強め、輝かせながら、地域の"平和と安穏の城"として、発展していく。
大福運となる仏法だ。
誰が見ていなくとも
誠実に忍耐強く
「陰の戦い」に徹しよう!
阿仏房尼御前御返事 P1307
『法華経を持ち信ずれども誠に色心相応の信者能持此経の行者はまれなり、此等の人は介爾ばかりの謗法はあれども深重の罪を受くる事はなし、信心はつよく謗法はよはき故なり、大水を以て小火をけすが如し』
☆今日のことば365 八月十九日
何があろうとも、その掛で、自分なりに、悔いなく、精一杯生きることだ。そして、自らの力で、自らの運命を切り開いていくことだ。
☆今日のことば365 八月十九日
美人で、しかも暖かい心をもった女性は、きわめてまれのようである。それは美人だと人にもいわれ、自分でも思いこむことによって、どうしても気ぐらいが高くなるからなのかもしれない。気品をもつことは大事であろうが、女性らしさに欠けることは、本人にとっても、マイナスであろう。
☆青春勝利の大道 第6回 最極の使命に生抜く
◇君よ、負けじ魂朗らかに!
仏の異名は「勝者」である。
この仏の生命を、我らは自行化他の題目で涌現するのだ。
ゆえに、いかなる試練にも屈しない。広布と人生の波浪を、一つ一つ、勝ち越えていくのだ。
殉教の師・坂口先生が傍線を引かれ、身読された御書には、「今の世間を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をば・よくなしけるなり」(917ページ)とある。
どんな苦難が立ちはだかろすと、「さあ来い!」と迎え撃っていく。ここに、宿命転換があり、人間革命がある。
君よ、「嵐は誉れ」と、創価の負けじ魂朗らかに進みゆけ!
◇万人の幸福を勝ち取る闘争
獄死された坂口先生の誓願を継ぎ、妙法の巌窟王と立ち上がった戸田先生は、若人に託された。「広宣流布とは、万人の幸福を勝ち取る人権闘争である。
正義の闘争である。それが、学会青年の使命だ!」と。
青年が、世界一の生命尊厳の哲学を、縁する友また友に語り、自他共の幸福を勝ち取っていく。これこそ、先師と恩師が熱願された、最も正しく最も確かな、「平和と人道の世紀」を開く王道である。
日蓮大聖人は、「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(御書1360ページ)と仰せになられた。
世界の友と、青年拡大の出発だ。大誓堂完成5周年(2018年)の「11・18」の栄光の峰へ!
☆地域に親しまれる学会の墓地公園 2017年8月9日
◇6300万人が来園
「恒久性」「平等性」「明るさ」の三つの基本理念を掲げる学会の墓地公園。全国14カ所の墓地公園には、これまでに約6300万人が来園。「憩いの場」として、地域の方々にも親しまれる。ここでは、みちのく池田記念墓地公園(岩手県奥州市)と中国平和記念墓地公園(広島県山県郡北広島町)を紹介する。
【みちのく池田記念墓地公園】
●常楽我浄の生命の理想郷
JR東北新幹線「水沢江刺駅」から車で20分ほど。みちのく池田記念墓地公園は、岩手県の田原字根木町にある。
御書に「蓬?山」(1194ページ)という名の山が登場する。「不老不死」の秘薬があるとされた中国の伝説上の霊山である。
同園は、この名と同じ蓬莱山の麓に立つ。奥州市水沢区の街並みを一望でき、はるかには山々が広がる。
秋には紅葉、冬は銀世界に包まれる。今の季節は、緑の香りが、すがすがしい。夏の陽光を浴びた山々が光り輝き、ウグイスのさえずりに、心が潤う。
その美しさは、管理センター前の「原点の碑」に刻まれている「常楽我浄の生命の理想郷」との言葉を思い起こさせる。
同園の維持・管理に当たる造園会社の女性責任者は、知り合いの学会員が、この墓地で安らかに眠っているという。
「仕事の前に、その方の墓の前で手を合わせ、語り掛けています。"きょうも、墓園をきれいにするからね"って」
自然と調和した同園の環境は、こうした方々の真心に支えられている。
2002年(平成14年)9月、みちのく池田記念墓地公園は開園。今年は、15周年の佳節である。
約21万坪の敷地に、1万6000基の墓石が整然と並ぶ。年間の来園者は約6万人で、間もなく90万人に達する。
田原振興会元会長の菊地強さんは、「広大な自然を眺めつつ、散策や食事などができ、地域の方々に喜ばれています。まさに"地域の宝"です」と語る。
同園の建設が決定した当時、菊地さんは"墓園の実像"を知るため、宮城県の東北池田記念墓地公園を、地域住民と視察に訪れた。
「墓地には"暗い"という印象がありましたが、学会の墓園は全く違った。皆、"立派だ"と感嘆していました。不安どころか、"一日も早く墓園ができてほしい"という気持ちになったんです」
同園では"地域に開かれた場に"と、地元住民の代表と連絡協議会を定期的に開催してきた。また、「自然との対話——池田大作写真展」「21世紀環境展」などを園内で行い、交流を重ねてきた。
近隣の人たちからは「墓園ができて、地域が明るくなった。それが、うれしい」などの声が多く寄せられているという。
根木町の中山間地域集落前代表の梅原喜久治さんも、「集落に活気が生まれました」と喜ぶ。
梅原さんは、その感謝を形にしようと、「墓園の敷地に、スイセンの球根を植えよう」と提案。2008年(同20年)11月、集落の住民の総意として、墓園へ通じる道沿いに、約2000個の球根を植えた。
今、その道は「スイセンロード」と親しみを込めて呼ばれる。梅原さんは、「これからも墓園と共に地域が発展していけたら」と声を弾ませた。
田原第2区前区長の佐藤勝朗さんは、「長年、お付き合いしてきましたが、"地域に溶け込んでいこう"という墓園の姿勢に感心します」。
根木町は近年、高齢化が進む。佐藤さんは「墓園という『場所』があること。そして、墓園で働いている『人』がいること。これが、地元住民の安心にもなっています」と語った。
近隣との信頼を積み重ねてきた、みちのく池田記念墓地公園は今、"ふれあいの場""安心の城"として、地域を明るく照らしている。
【中国平和記念墓地公園】
●近隣との絆輝く安穏の城
中国平和記念墓地公園は、広島市の爆心地の真北に当たる、東経132度27分に位置する。
園内には「世界平和祈願の碑」が設置されている。世界の全ての核兵器・核実験の犠牲者を追悼し、核兵器廃絶と恒久平和を誓うモニュメントである。
碑の文字は、中国の文豪・金庸氏の筆によるもの。6体のブロンズ像は、フランスの彫刻家ルイ・デルブレ氏が手掛けた。
池田先生は、デルブレ氏と会見した折に語っている。「これから、何万、何十万、何百万人、更にもっと多くの人々が、この地を訪れ、平和の像のもとで、平和を思索し、探求し、平和について語り合うことでしょう」
約3万5000基の墓石が並ぶ。原爆の犠牲となった方も眠る同園にはこれまで270万人以上が来園。故人を偲び、平和への思いを新たにしている。
1996年(平成8年)にオープンした同園は、山陽地方と日本海側を結ぶ要衝の地に広がる。
すぐ近くには、国の天然記念物で、世界で唯一この地域でのみ見られる「テングシデ」の群落があり、蛍やオオサンショウウオも生息する自然豊かな地。付近には田原温泉があり、温泉を訪れた住民が、その足で来園したりと、地域に開かれた墓園として親しまれている。
しかし開園前は、不安や反対の声もあったという。
当時、地元・田原自治会の会長だった槇本幹雄さんが笑顔で語ってくれた。
「いろんな声がありましたが、町に人が訪れるようになれば必ず地域の活性化につながると思ったんです。互いに尊重し、皆で共存共栄していくことが大切だと考えてきました」
自ら住民に開園への理解を呼び掛け、さまざまな交渉にも当たった。さらにバスをチャーターし、兵庫・丹波市の関西池田記念墓地公園や、三重・津市の中部池田記念墓地公園を視察。"こんなにきれいな公園ならば"と、不安の声は消えていった。
開園以来、同園は、園内のレストランで住民を招いて集いを開催するなど、地域との親睦を深める交流行事を積極的に開催してきた。自治会が行う、近隣の道路の清掃にも職員で携わっている。
田原自治会の現会長・竹内求さんは力強く語ってくれた。「墓地公園は、特に春になると桜が圧巻です。住民の皆さんにも、"お墓のイメージじゃないよ。ぜひ行ってみんさい"と勧めているんですよ。私たちの地域の自慢なんです」
墓園は、敷地の約3分の2の自然林をそのまま保存。梅や紅葉など四季折々の花々が咲き誇る。春には正門から続く道路の両脇が満開の桜で彩られ、毎年、近隣の老人ホームからマイクロバスで観桜に訪れるなど、地域の"名所"として愛されている。
開園時から、墓園内の植栽管理を担ってきた地元の造園会社代表取締役の小田正範さん。「天候や気温、湿度などに毎日、気を使いながら取り組んでいます。墓参に来られた方が、すがすがしい気持ちになっていただけるように、常に、園内をきれいに保とうと心掛けています」
多くの方々の日々の努力によって支えられている中国平和記念墓地公園。
近隣との絆を一段と強め、輝かせながら、地域の"平和と安穏の城"として、発展していく。
2017年8月18日金曜日
2017.08.18 わが友に贈る
未来部の育成は
世界を照らす光なり!
希望を創る聖業なり!
励ましの汗を流す友に
心からの称賛と応援を!
曾谷入道殿許御書 P1038
『正像二千年には西より東に流る暮月の西空より始まるが如し末法五百年には東より西に入る朝日の東天より出ずるに似たり』
☆今日のことば365 八月十八日
先哲の言葉に「蔵の財より身の財が優れ、身の財より心の財がさらに優れている」とあります。
老いた親にとって何より嬉しいことは、子どもの注いでくれる愛情であり、心の財です。
☆今日のことば365 八月十八日
傷をつけられても
僕は 人に傷をつけたくない
彼は精神的な奴隷であるかも
しれないからだ
僕は その奴隷解放のための
先駆者であることを
自負しているのだ
☆御書と歩む 第77回 友情こそ人生の宝
『周公旦と申せし人は沐する時は三度握り食する時は三度はき給いき、たしかに・きこしめせ我ばし恨みさせ給うな仏法と申すは是にて候ぞ』(崇峻天皇御書、1174ページ)
◇通解
周公旦という人は(客人が来れば)沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。しっかりお聞きなさい。(私〈日蓮〉の言うことを聞かずに失敗しても)私を恨まないようにしなさい。仏法というのは、このことをいうのである。
◇同志への指針
短気な四条金吾を戒められた御聖訓である。礼儀と誠実、真心の配慮——常識豊かな、人間性あふれる振る舞いにこそ、仏法の精神は脈動する。
「良き市民」として、わが地域に心の交流を広げる。懐かしい旧友と語らいを深め、新しい友と縁を結ぶ。友情こそ人生の宝であり、信頼こそ生命の誉れである。
他者を尊敬し、聡明に「善の交友録」を綴りゆこう!
☆青春勝利の大道 第5回 仏法を学び行ずる功徳は絶大
◇広布とは万年への大聖業
キューバ独立の英雄ホセマルテイは叫んだ。
「万人のために生きる人間は、万人の心に生き続けることができるのだ」と。
仏法の因果の理法に通ずる。
広宣流布とは、万人の成仏という大願を掲げ、万年までの道を開きゆく大聖業である。一人また一人と、縁する友に真心込めて尽くす人は、その分、必ず諸天から守られていく。
御聖訓には、「心の財第一なリ」「心の財をつませ給うべし」(P1173)と説かれる。
いざ学会活動へ打って出て、 自他共の生命のエンジンを勢いよく回転させゆくのだ。永遠に謳われる青春の栄光のために!
◇御書根本に使命の人生を
今月、行われる任用試験に挑戦する友を、皆で最大に応援しよう!
教学を学べば、命が強くなる。
境涯が深まる。そして、使命と福運の人生が開かれる。
応援し、一緒に学ぶ先輩方の功徳も、計り知れない。
日蓮大聖人は、「法華経を一字一句も唱え又人にも語り申さんものは教主釈尊の御使なり」(P1121)と仰せになられた。
我らは久遠から、今世の大法弘通を誓い合った同志である。
世界の若人も、生命尊厳の大仏法を真剣に探究している。
共に祈り、学び、語りながら、「行学の二道」を、仲良く楽しく快活に進もう!
世界を照らす光なり!
希望を創る聖業なり!
励ましの汗を流す友に
心からの称賛と応援を!
曾谷入道殿許御書 P1038
『正像二千年には西より東に流る暮月の西空より始まるが如し末法五百年には東より西に入る朝日の東天より出ずるに似たり』
☆今日のことば365 八月十八日
先哲の言葉に「蔵の財より身の財が優れ、身の財より心の財がさらに優れている」とあります。
老いた親にとって何より嬉しいことは、子どもの注いでくれる愛情であり、心の財です。
☆今日のことば365 八月十八日
傷をつけられても
僕は 人に傷をつけたくない
彼は精神的な奴隷であるかも
しれないからだ
僕は その奴隷解放のための
先駆者であることを
自負しているのだ
☆御書と歩む 第77回 友情こそ人生の宝
『周公旦と申せし人は沐する時は三度握り食する時は三度はき給いき、たしかに・きこしめせ我ばし恨みさせ給うな仏法と申すは是にて候ぞ』(崇峻天皇御書、1174ページ)
◇通解
周公旦という人は(客人が来れば)沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。しっかりお聞きなさい。(私〈日蓮〉の言うことを聞かずに失敗しても)私を恨まないようにしなさい。仏法というのは、このことをいうのである。
◇同志への指針
短気な四条金吾を戒められた御聖訓である。礼儀と誠実、真心の配慮——常識豊かな、人間性あふれる振る舞いにこそ、仏法の精神は脈動する。
「良き市民」として、わが地域に心の交流を広げる。懐かしい旧友と語らいを深め、新しい友と縁を結ぶ。友情こそ人生の宝であり、信頼こそ生命の誉れである。
他者を尊敬し、聡明に「善の交友録」を綴りゆこう!
☆青春勝利の大道 第5回 仏法を学び行ずる功徳は絶大
◇広布とは万年への大聖業
キューバ独立の英雄ホセマルテイは叫んだ。
「万人のために生きる人間は、万人の心に生き続けることができるのだ」と。
仏法の因果の理法に通ずる。
広宣流布とは、万人の成仏という大願を掲げ、万年までの道を開きゆく大聖業である。一人また一人と、縁する友に真心込めて尽くす人は、その分、必ず諸天から守られていく。
御聖訓には、「心の財第一なリ」「心の財をつませ給うべし」(P1173)と説かれる。
いざ学会活動へ打って出て、 自他共の生命のエンジンを勢いよく回転させゆくのだ。永遠に謳われる青春の栄光のために!
◇御書根本に使命の人生を
今月、行われる任用試験に挑戦する友を、皆で最大に応援しよう!
教学を学べば、命が強くなる。
境涯が深まる。そして、使命と福運の人生が開かれる。
応援し、一緒に学ぶ先輩方の功徳も、計り知れない。
日蓮大聖人は、「法華経を一字一句も唱え又人にも語り申さんものは教主釈尊の御使なり」(P1121)と仰せになられた。
我らは久遠から、今世の大法弘通を誓い合った同志である。
世界の若人も、生命尊厳の大仏法を真剣に探究している。
共に祈り、学び、語りながら、「行学の二道」を、仲良く楽しく快活に進もう!
2017年8月17日木曜日
2017.08.17 わが友に贈る
「信心即生活」の
リズムを大切に!
爽快な勤行・唱題で
一日を出発しよう。
そこに勝利の道が!
四条金吾殿御返事 P1186
『李広将軍と申せしつはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし、後には石虎将軍と申しき』
☆今日のことば365 八月十七日
世間体など、気にする必要はない。
どこまでも自分自身が、最高の宝をもっているのだ。
自らの命に生きよ!
☆今日のことば365 八月十七日
信教、思想についての戦いは、その全人格、ときには全生命をかけての、戦いとならざるをえない。卑劣な妥協はゆるされない。
そこに、信教の自由を守る、戦いの、執拗さと、同時に、崇高さがある。
−−人間を、真に、人間たらしめるものは、まさに、この思想性であり、宗教性ではあるまいか。
☆創価池田女子大学入学式への池田先生夫妻のメッセージ 2017年8月11日
◇たゆまず英知を磨き鍛え 青春凱歌の軌道を進め!
誉れの創価池田女子大学は、2000年の開学以来、まさしく21世紀という「女性の世紀」を照らす教育の太陽として、輝く大発展を続けております。
心身ともに健やかな女性を育む伝統が築かれ、スポーツの世界大会や全国・州の大会でも、目覚ましい活躍が光っています。
いつも陰に陽に、学生たちを守り支えてくださっているクマナン議長ご夫妻、ムルゲッシュ学長代理はじめ、教職員の皆さま方のご尽力に、私と妻は、満腔の敬意を表したいのであります。
この8月15日、貴国は1947年の独立から、栄光の70周年の佳節を迎えられます。
独立の父マハトマ・ガンジーの高弟で、生涯、師弟の大道を貫いた非暴力の闘士に、私も友好を結んだG・ラマチャンドラン博士がおられます。人生の最晩年の独立記念日、博士は、未来を託す青年たちに三つの「F」を訴えられました。それは、「Free(自由たれ)」「Frank(率直たれ)」「Fearless(恐れるな)」とのモットーです。
今日は、この独立の魂が込められたキーワードを通して、祝福のメッセージを送らせていただきます。
第一に、「Free」。すなわち、「わが生命を自由自在に解き放つ『学びの光』を」ということです。
ラマチャンドラン博士のモットーは、マハトマと出会いを結び、学び抜いた学生時代の鍛錬の日々に育まれたといいます。祖国の人々の自由のために、わが使命を自覚して力をつけながら、非暴力の闘争に邁進していったのです。
究極の非暴力にして、平和を創造する力こそ、学問であり、教育にほかなりません。
くしくも、あのインド独立の前夜の8月14日、19歳の私は、生涯の師と仰ぐ戸田城聖先生と初めてお会いしました。
戦時中、軍国主義の弾圧に屈しなかった信念の人間教育者は、戦火や貧困に苦しむアジアと世界の民衆の流転を転換しゆくために、「人間革命」のビジョンを掲げ、一人一人の青年がいかなる不幸の鉄鎖も断ち切って、自らの生命の可能性を信じ、解き放っていけるよう、励まし指導してくださいました。
私自身、10年近くに及ぶ日々の個人授業で、万般の学問を授けていただいたのです。
ガンジーは、「精神の向上は、絶え間ない努力によってのみ実現する」と語っています。
一人ももれなく偉大な使命の皆さんです。たゆまず粘り強く学び抜き、英知を磨き鍛えて、わが最極の生命を自由自在に、高く高く飛翔させていただきたいのであります。
第二に、「Frank」。これは、「率直に語らい、温かく励まし合う『友情の熱』を」という点です。
100年ほど前の夏8月、日本を初めて訪れた詩聖タゴールは、緑の丘で女子学生たちと大きな樅の木の下に座って語らい、詩を紡ぎました。乙女たちはさまざまな質問を投げかけ、タゴールは、その「熱心にして率直」(『古の道 タゴール講演集』北�吉訳、プラトン社=現代表記に改めた)な向学の姿勢に感嘆したといいます。
誠実な言葉を響かせて、友情を結び合う女性たちの快活な対話は、それ自体が、何と薫り高き詩歌を奏でゆくことでしょうか。
タゴールは、「美と善の心および勇敢と柔和の精神」(前掲書=同)は、女性の心情を通じてこそ、世々代々に伝わると綴っております。聡明な女性のスクラムが広がれば広がるほど、家庭を、地域を、社会を明るく照らし、「平和の文化」で温めていくことができます。
どうか、最良の学友と仲良く励まし合い、このキャンパスから、麗しき「女性の世紀」の熱を、世界へ未来へ送っていってください。
第三に、「Fearless」。「太陽の心で、恐れなく朗らかに『希望のエネルギー』を」と呼びかけたい。
私が対話を重ねた、インドの教育の母・ムカジー博士は、若き日に最愛の家族を失いながらも、"どんな雲の陰にも太陽は輝いている"と、悲哀を乗り越えて学究の挑戦を続け、そして慈愛の教育者として社会貢献の人生を歩み通されたのです。
ムカジー博士は、若人にメッセージを残されました。「自分らしく真摯に生きるのです。自身の能力に確信を持つのです。真理をもって目標に達するのです。そして、自分の正義を信じて恐れなく進むのです」と。
太陽は、いかなる闇も打ち払い、わが軌道を悠然と正確に進みます。
「幸福の太陽」たる皆さんも、悩みや苦しみの暗雲を見下ろしながら、「私は負けない!」と誓いの太陽を昇らせてください。
希望のエネルギーを満々とたたえつつ、青春凱歌の軌道を恐れなく朗らかに勝ち進んでいっていただきたいのです。
私も妻も、世界の宝、人類の宝の皆さんが、健康で幸福で、最高に充実した学生生活を飾れるよう、日々、真剣に祈ってまいります。
地球の未来を照らす「太陽の乙女」たちよ、青春の生命を磨き、勝ち光れ!
☆青春勝利の大道 第4回 誠実な振る舞いで信頼の輪を
◇きらりと光る人格の人に
各地で新任の青年リーダーが誕生している。清新な決意と率先の行動光る君たち、貴女たちこそ、広宣流布の一番星だ。 日蓮大聖人は、「ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし」(P13601)と仰せである。
深き縁の宝友と、共に題目を唱え、自分たちの時代に、これだけ広布を前進させた、これだけ青年のスクラムを拡大したという、挑戦と開拓の歴史を創り上げてもらいたい。それが 全部、「心の財」となる。
青年として最極の人間練磨こそ、仏道修行である。きらりと光る人格を、学会の庭で、思う存分、磨き抜いてくれ給え!
◇相手の仏性を信じ抜く
法華経に説かれる不軽菩薩は、どんなに悪ロ罵詈されても、 絶対に屈しない。聡明に忍耐強く、大誠実を尽くしていった。
そして、「私は深く、あなた方を敬います。決して軽んじたリ、 侮ったりしません。なぜなら、 あなた方は皆、菩薩の道の修行をして、必ず仏になることができるからです」と語った。
この「人間尊敬」の菩薩行を、そのまま現代に実践するのが創価学会だ。弘教、拡大は、どこまでも相手の仏性を信じ、 呼び覚ましていく戦いである。 「法華経の修行の肝心」(P1174)である不軽の振る舞いで、我らは賢く朗らかに、信頼の輪を広げゆこう!
リズムを大切に!
爽快な勤行・唱題で
一日を出発しよう。
そこに勝利の道が!
四条金吾殿御返事 P1186
『李広将軍と申せしつはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし、後には石虎将軍と申しき』
☆今日のことば365 八月十七日
世間体など、気にする必要はない。
どこまでも自分自身が、最高の宝をもっているのだ。
自らの命に生きよ!
☆今日のことば365 八月十七日
信教、思想についての戦いは、その全人格、ときには全生命をかけての、戦いとならざるをえない。卑劣な妥協はゆるされない。
そこに、信教の自由を守る、戦いの、執拗さと、同時に、崇高さがある。
−−人間を、真に、人間たらしめるものは、まさに、この思想性であり、宗教性ではあるまいか。
☆創価池田女子大学入学式への池田先生夫妻のメッセージ 2017年8月11日
◇たゆまず英知を磨き鍛え 青春凱歌の軌道を進め!
誉れの創価池田女子大学は、2000年の開学以来、まさしく21世紀という「女性の世紀」を照らす教育の太陽として、輝く大発展を続けております。
心身ともに健やかな女性を育む伝統が築かれ、スポーツの世界大会や全国・州の大会でも、目覚ましい活躍が光っています。
いつも陰に陽に、学生たちを守り支えてくださっているクマナン議長ご夫妻、ムルゲッシュ学長代理はじめ、教職員の皆さま方のご尽力に、私と妻は、満腔の敬意を表したいのであります。
この8月15日、貴国は1947年の独立から、栄光の70周年の佳節を迎えられます。
独立の父マハトマ・ガンジーの高弟で、生涯、師弟の大道を貫いた非暴力の闘士に、私も友好を結んだG・ラマチャンドラン博士がおられます。人生の最晩年の独立記念日、博士は、未来を託す青年たちに三つの「F」を訴えられました。それは、「Free(自由たれ)」「Frank(率直たれ)」「Fearless(恐れるな)」とのモットーです。
今日は、この独立の魂が込められたキーワードを通して、祝福のメッセージを送らせていただきます。
第一に、「Free」。すなわち、「わが生命を自由自在に解き放つ『学びの光』を」ということです。
ラマチャンドラン博士のモットーは、マハトマと出会いを結び、学び抜いた学生時代の鍛錬の日々に育まれたといいます。祖国の人々の自由のために、わが使命を自覚して力をつけながら、非暴力の闘争に邁進していったのです。
究極の非暴力にして、平和を創造する力こそ、学問であり、教育にほかなりません。
くしくも、あのインド独立の前夜の8月14日、19歳の私は、生涯の師と仰ぐ戸田城聖先生と初めてお会いしました。
戦時中、軍国主義の弾圧に屈しなかった信念の人間教育者は、戦火や貧困に苦しむアジアと世界の民衆の流転を転換しゆくために、「人間革命」のビジョンを掲げ、一人一人の青年がいかなる不幸の鉄鎖も断ち切って、自らの生命の可能性を信じ、解き放っていけるよう、励まし指導してくださいました。
私自身、10年近くに及ぶ日々の個人授業で、万般の学問を授けていただいたのです。
ガンジーは、「精神の向上は、絶え間ない努力によってのみ実現する」と語っています。
一人ももれなく偉大な使命の皆さんです。たゆまず粘り強く学び抜き、英知を磨き鍛えて、わが最極の生命を自由自在に、高く高く飛翔させていただきたいのであります。
第二に、「Frank」。これは、「率直に語らい、温かく励まし合う『友情の熱』を」という点です。
100年ほど前の夏8月、日本を初めて訪れた詩聖タゴールは、緑の丘で女子学生たちと大きな樅の木の下に座って語らい、詩を紡ぎました。乙女たちはさまざまな質問を投げかけ、タゴールは、その「熱心にして率直」(『古の道 タゴール講演集』北�吉訳、プラトン社=現代表記に改めた)な向学の姿勢に感嘆したといいます。
誠実な言葉を響かせて、友情を結び合う女性たちの快活な対話は、それ自体が、何と薫り高き詩歌を奏でゆくことでしょうか。
タゴールは、「美と善の心および勇敢と柔和の精神」(前掲書=同)は、女性の心情を通じてこそ、世々代々に伝わると綴っております。聡明な女性のスクラムが広がれば広がるほど、家庭を、地域を、社会を明るく照らし、「平和の文化」で温めていくことができます。
どうか、最良の学友と仲良く励まし合い、このキャンパスから、麗しき「女性の世紀」の熱を、世界へ未来へ送っていってください。
第三に、「Fearless」。「太陽の心で、恐れなく朗らかに『希望のエネルギー』を」と呼びかけたい。
私が対話を重ねた、インドの教育の母・ムカジー博士は、若き日に最愛の家族を失いながらも、"どんな雲の陰にも太陽は輝いている"と、悲哀を乗り越えて学究の挑戦を続け、そして慈愛の教育者として社会貢献の人生を歩み通されたのです。
ムカジー博士は、若人にメッセージを残されました。「自分らしく真摯に生きるのです。自身の能力に確信を持つのです。真理をもって目標に達するのです。そして、自分の正義を信じて恐れなく進むのです」と。
太陽は、いかなる闇も打ち払い、わが軌道を悠然と正確に進みます。
「幸福の太陽」たる皆さんも、悩みや苦しみの暗雲を見下ろしながら、「私は負けない!」と誓いの太陽を昇らせてください。
希望のエネルギーを満々とたたえつつ、青春凱歌の軌道を恐れなく朗らかに勝ち進んでいっていただきたいのです。
私も妻も、世界の宝、人類の宝の皆さんが、健康で幸福で、最高に充実した学生生活を飾れるよう、日々、真剣に祈ってまいります。
地球の未来を照らす「太陽の乙女」たちよ、青春の生命を磨き、勝ち光れ!
☆青春勝利の大道 第4回 誠実な振る舞いで信頼の輪を
◇きらりと光る人格の人に
各地で新任の青年リーダーが誕生している。清新な決意と率先の行動光る君たち、貴女たちこそ、広宣流布の一番星だ。 日蓮大聖人は、「ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし」(P13601)と仰せである。
深き縁の宝友と、共に題目を唱え、自分たちの時代に、これだけ広布を前進させた、これだけ青年のスクラムを拡大したという、挑戦と開拓の歴史を創り上げてもらいたい。それが 全部、「心の財」となる。
青年として最極の人間練磨こそ、仏道修行である。きらりと光る人格を、学会の庭で、思う存分、磨き抜いてくれ給え!
◇相手の仏性を信じ抜く
法華経に説かれる不軽菩薩は、どんなに悪ロ罵詈されても、 絶対に屈しない。聡明に忍耐強く、大誠実を尽くしていった。
そして、「私は深く、あなた方を敬います。決して軽んじたリ、 侮ったりしません。なぜなら、 あなた方は皆、菩薩の道の修行をして、必ず仏になることができるからです」と語った。
この「人間尊敬」の菩薩行を、そのまま現代に実践するのが創価学会だ。弘教、拡大は、どこまでも相手の仏性を信じ、 呼び覚ましていく戦いである。 「法華経の修行の肝心」(P1174)である不軽の振る舞いで、我らは賢く朗らかに、信頼の輪を広げゆこう!
2017年8月16日水曜日
2017.08.16 わが友に贈る
子どもの可能性は無限!
「できることからやる」
「できたことを称える」
小さな変化を見逃さず
やる気を引き出そう!
新池御書 P1439
『此の経にあひ奉りぬれば諸罪は霜露の如くに法華経の日輪に値い奉りて消ゆべし』
☆今日のことば365 八月十六日
夢と現実を結ぶ橋は努力である。努力する人には希望がわいてくる。希望とは、努力から生まれる。
☆今日のことば365 八月十六日
普段は馬鹿に見えている人でも、いざという時は、その人の本当の偉さがわかるものだ。今の人は、修養というものを馬鹿にしているが、私も自分の卑屈さを直すために随分努力したものです。
☆日伯青年友好大会への池田先生のメッセージ 2017年8月10日
◇世界広布を照らす太陽たれ
一、歴史に輝きわたる「日伯青年友好大会」、誠におめでとう!
世界広布の王者・ブラジルの若きリーダーの皆さん、本当によく来てくれました。
万難を排して、地球上の最も遠い距離を勇んで越えてこられた、尊き尊き皆さんを、日蓮大聖人がいかばかり讃嘆なされているでしょうか。
私は、御本仏の仰せを、改めて万感の思いを込めて、皆さんに捧げたい。
「道のとを(遠)きに心ざしのあらわるるにや」(御書1223ページ)と。
ブラジルの200人の愛する誓願の宝友が、目を見張る弘教拡大を成し遂げて来日された、あまりに深く強き「心ざし」は、全て仏天が御照覧です。無量無辺の大福徳が一家眷属を永遠に包みゆくことは、絶対に間違いありません。
日本の青年部から、満腔の賞讃と連帯の大喝采を送ろうではないか!(大拍手)
◇地涌の誓願にこそ
一、きょうは、わが師・戸田城聖先生から授けられた三つの御聖訓を一緒に拝したい。
まず、「此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し」(同1033ページ)。すなわち、地涌の菩薩が濁悪の末法にあって、出会った衆生の心に仏種を植え、妙法の大利益を受けさせていくことは、水中を泳ぐ魚の如く、天空を飛ぶ鳥の如く、まさしく自由自在である、と明かされている。
1947年(昭和22年)の8月、私は戸田先生の弟子となり、地涌の若人として広宣流布の道を走り始めた。先生は御書を通し教えてくださった。「地涌の誓願」に生き切ることこそ、日蓮仏法の真髄であり、そこに融通無碍なる仏の力と智慧が脈々と流れ通うのだ、と。
その通りに、70年間、私はこの誓願の大道を走り抜いてきた。そして今、日本中、そして、はるかなブラジルの天地にも、かくも素晴らしき従藍而青の若人たちが澎湃と躍り出てくれている。こんなうれしいことはない。
地涌の誓願の青年が、どれほど強く大きくなれるか。どれほど自他共に「人間革命」の幸福の劇を飾れるか。どれほど「立正安国」の平和の陣列を広げることができるか。どうか君たちが、あなたたちが、いやまして堂々と世界中に示し切っていただきたい。
一、次に、「大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし」(同1448ページ)との御金言である。
偉大なるブラジル広布の父母たちは、この仰せのままに、競い起こる大難に立ち向かった。
大変であればあるほど、「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」を合言葉に、一切を変毒為薬して、今日の世界の模範と仰がれる社会貢献と信頼のブラジルSGIを築き上げてきたのである。
この「強盛の信心」を、日本の青年も大いに学び、継承してもらいたい。
広布も人生も永遠に難との戦いである。しかし、「誓願の題目」で勝ち越えられない試練など、断じてない。皆で聡明に励まし合いながら、青春勝利の大歓喜の舞を勇気凜々と繰り広げていただきたい。
一、そして最後に、「生死一大事血脈抄」の一節を贈りたい。
「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か」(同1337ページ)
末法は「闘諍堅固」と喝破されているように、今なお世界には争いや暴力が渦巻き、深刻な分断に引き裂かれている。その中にあって、創価の世界市民が、この御文に寸分違わず、人間共和の連帯を広げていることは、奇跡の中の奇跡であると、心ある知性は絶讃し、ここに人類の平和の希望を見出しております。
◇価値創造のリレー
なかんずく、最も離れた日本とブラジルの青年が、いよいよ「自他彼此の心なく水魚の思を成して」スクラムを組んでいくならば、これほど頼もしいことはない。
両国の時差は12時間。日本の青年がきょう一日を完走した夜、ブラジルの青年が使命のバトンを受け継いで、颯爽と朝の行動を開始している。
まさに、壮大に地球を包みゆく「正義の走者」たちの価値創造のリレーといってよい。
日伯の地涌の若人の深き友情こそ、世界広宣流布を赫々と照らす希望の太陽たれ! 末法万年尽未来際までの揺るぎなき異体同心の要たれ! と私は見つめています。
明るくにぎやかに、青年拡大も、教学研鑽も、人材育成も、切磋琢磨しながら、共々に世界広布新時代の先駆者として、新たな大潮流を巻き起こしていってください。
不思議にも、今この時に、地より湧き出でてくれた日伯の青年リーダーたちよ!
それぞれの誓願の本舞台で、自分らしく誠実と不屈の行動を、自信満々と朗らかに貫いていってくれ給え! 父母を大切に! 家庭を、地域を、職場を、社会を大切に!
わが宝のブラジルと日本の青年部に、健康と成長あれ! 前進と凱歌あれ!
☆青春勝利の大道 第3回 平和と幸福の開拓を我らの題目の音声から
◇青年は挑戦また挑戦なり
60年前の10月、山ロ開拓關争を開始し、私は同志と広宣拡大の金字塔を打ち立てた。悪戦苦闘する友とも語り合った。
「折伏は難事中の難事。だからこそ功徳も大きい。すぐできなくとも弱気になどなるまい。 明日また、がんばろう!」と。 翌朝、一緒に勤行し、「今日はできる!」と勇気を奮い起こして、弘教を実らせた。
青年は挑戦また挑戦だ。一喜一憂せず、友のため、粘り強く祈り、語り切ることだ。
御書には、「いまだこりず候」(P1056)と仰せである。 不屈の行動で、今日も朗らかに、平和と幸福の開拓を!
◇唱題を貫き信心の大確信を
戸田先生は、「青年の理念、青年の情熱をもって、一生涯貫き通した人が、人間として一番偉いのだ」と教えてくださった。
青年部を卒業する宝友の健闘を讚えたい。偉大な歴史を残してくれた。これからも私と共に、後輩の道を開いてくれ給え!
日蓮大聖人は、「題目を唱うる人・如来の使なリ、始中終すてずして大難を・とをす人・如来の使なり」(P1181)と御指南された。
苦難があればあるほど、題目の師子吼を轟かせ、もう一歩、 執念を燃やして、挑みゆくのだ。 そこに、信心の大確信が、必ずつかめる。世界の同志と心一つに、「もつと題目を!」との合言葉を?げて勝ち抜こう!
「できることからやる」
「できたことを称える」
小さな変化を見逃さず
やる気を引き出そう!
新池御書 P1439
『此の経にあひ奉りぬれば諸罪は霜露の如くに法華経の日輪に値い奉りて消ゆべし』
☆今日のことば365 八月十六日
夢と現実を結ぶ橋は努力である。努力する人には希望がわいてくる。希望とは、努力から生まれる。
☆今日のことば365 八月十六日
普段は馬鹿に見えている人でも、いざという時は、その人の本当の偉さがわかるものだ。今の人は、修養というものを馬鹿にしているが、私も自分の卑屈さを直すために随分努力したものです。
☆日伯青年友好大会への池田先生のメッセージ 2017年8月10日
◇世界広布を照らす太陽たれ
一、歴史に輝きわたる「日伯青年友好大会」、誠におめでとう!
世界広布の王者・ブラジルの若きリーダーの皆さん、本当によく来てくれました。
万難を排して、地球上の最も遠い距離を勇んで越えてこられた、尊き尊き皆さんを、日蓮大聖人がいかばかり讃嘆なされているでしょうか。
私は、御本仏の仰せを、改めて万感の思いを込めて、皆さんに捧げたい。
「道のとを(遠)きに心ざしのあらわるるにや」(御書1223ページ)と。
ブラジルの200人の愛する誓願の宝友が、目を見張る弘教拡大を成し遂げて来日された、あまりに深く強き「心ざし」は、全て仏天が御照覧です。無量無辺の大福徳が一家眷属を永遠に包みゆくことは、絶対に間違いありません。
日本の青年部から、満腔の賞讃と連帯の大喝采を送ろうではないか!(大拍手)
◇地涌の誓願にこそ
一、きょうは、わが師・戸田城聖先生から授けられた三つの御聖訓を一緒に拝したい。
まず、「此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し」(同1033ページ)。すなわち、地涌の菩薩が濁悪の末法にあって、出会った衆生の心に仏種を植え、妙法の大利益を受けさせていくことは、水中を泳ぐ魚の如く、天空を飛ぶ鳥の如く、まさしく自由自在である、と明かされている。
1947年(昭和22年)の8月、私は戸田先生の弟子となり、地涌の若人として広宣流布の道を走り始めた。先生は御書を通し教えてくださった。「地涌の誓願」に生き切ることこそ、日蓮仏法の真髄であり、そこに融通無碍なる仏の力と智慧が脈々と流れ通うのだ、と。
その通りに、70年間、私はこの誓願の大道を走り抜いてきた。そして今、日本中、そして、はるかなブラジルの天地にも、かくも素晴らしき従藍而青の若人たちが澎湃と躍り出てくれている。こんなうれしいことはない。
地涌の誓願の青年が、どれほど強く大きくなれるか。どれほど自他共に「人間革命」の幸福の劇を飾れるか。どれほど「立正安国」の平和の陣列を広げることができるか。どうか君たちが、あなたたちが、いやまして堂々と世界中に示し切っていただきたい。
一、次に、「大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし」(同1448ページ)との御金言である。
偉大なるブラジル広布の父母たちは、この仰せのままに、競い起こる大難に立ち向かった。
大変であればあるほど、「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」を合言葉に、一切を変毒為薬して、今日の世界の模範と仰がれる社会貢献と信頼のブラジルSGIを築き上げてきたのである。
この「強盛の信心」を、日本の青年も大いに学び、継承してもらいたい。
広布も人生も永遠に難との戦いである。しかし、「誓願の題目」で勝ち越えられない試練など、断じてない。皆で聡明に励まし合いながら、青春勝利の大歓喜の舞を勇気凜々と繰り広げていただきたい。
一、そして最後に、「生死一大事血脈抄」の一節を贈りたい。
「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か」(同1337ページ)
末法は「闘諍堅固」と喝破されているように、今なお世界には争いや暴力が渦巻き、深刻な分断に引き裂かれている。その中にあって、創価の世界市民が、この御文に寸分違わず、人間共和の連帯を広げていることは、奇跡の中の奇跡であると、心ある知性は絶讃し、ここに人類の平和の希望を見出しております。
◇価値創造のリレー
なかんずく、最も離れた日本とブラジルの青年が、いよいよ「自他彼此の心なく水魚の思を成して」スクラムを組んでいくならば、これほど頼もしいことはない。
両国の時差は12時間。日本の青年がきょう一日を完走した夜、ブラジルの青年が使命のバトンを受け継いで、颯爽と朝の行動を開始している。
まさに、壮大に地球を包みゆく「正義の走者」たちの価値創造のリレーといってよい。
日伯の地涌の若人の深き友情こそ、世界広宣流布を赫々と照らす希望の太陽たれ! 末法万年尽未来際までの揺るぎなき異体同心の要たれ! と私は見つめています。
明るくにぎやかに、青年拡大も、教学研鑽も、人材育成も、切磋琢磨しながら、共々に世界広布新時代の先駆者として、新たな大潮流を巻き起こしていってください。
不思議にも、今この時に、地より湧き出でてくれた日伯の青年リーダーたちよ!
それぞれの誓願の本舞台で、自分らしく誠実と不屈の行動を、自信満々と朗らかに貫いていってくれ給え! 父母を大切に! 家庭を、地域を、職場を、社会を大切に!
わが宝のブラジルと日本の青年部に、健康と成長あれ! 前進と凱歌あれ!
☆青春勝利の大道 第3回 平和と幸福の開拓を我らの題目の音声から
◇青年は挑戦また挑戦なり
60年前の10月、山ロ開拓關争を開始し、私は同志と広宣拡大の金字塔を打ち立てた。悪戦苦闘する友とも語り合った。
「折伏は難事中の難事。だからこそ功徳も大きい。すぐできなくとも弱気になどなるまい。 明日また、がんばろう!」と。 翌朝、一緒に勤行し、「今日はできる!」と勇気を奮い起こして、弘教を実らせた。
青年は挑戦また挑戦だ。一喜一憂せず、友のため、粘り強く祈り、語り切ることだ。
御書には、「いまだこりず候」(P1056)と仰せである。 不屈の行動で、今日も朗らかに、平和と幸福の開拓を!
◇唱題を貫き信心の大確信を
戸田先生は、「青年の理念、青年の情熱をもって、一生涯貫き通した人が、人間として一番偉いのだ」と教えてくださった。
青年部を卒業する宝友の健闘を讚えたい。偉大な歴史を残してくれた。これからも私と共に、後輩の道を開いてくれ給え!
日蓮大聖人は、「題目を唱うる人・如来の使なリ、始中終すてずして大難を・とをす人・如来の使なり」(P1181)と御指南された。
苦難があればあるほど、題目の師子吼を轟かせ、もう一歩、 執念を燃やして、挑みゆくのだ。 そこに、信心の大確信が、必ずつかめる。世界の同志と心一つに、「もつと題目を!」との合言葉を?げて勝ち抜こう!
2017年8月15日火曜日
2017.08.15 わが友に贈る
人の長所を見つけ
学んでいこう!
友好を築く一歩は
その姿勢にある。
開かれた心で交流を!
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
☆女性に贈ることば 八月十五日
わが友を幸福にしゆく女性が、幸福の博士なのである。
わが社会を平和にしゆく女性が、平和の天使なのである。
☆今日のことば365 八月十五日
戦争反対ということに対し、実感がわかないこともあるであろう。しかし、実際の戦争というものは、非常にむごたらしく、悲惨、残酷なものである。
−−平和の勇士として、心のなかに"戦争は絶対に起こしてはならない"との叫びだけは、生涯堅持していってほしい。
☆青春勝利の大道 第2回 祈りのかなはぬ事はあるべからず
◇何があっても唱題から出発
歴史学者のトインビー博士は晩年も毎朝、決まった時間に、その時の気分にかかわらず机に向かって研究を始められた。
学問も、芸術も、スポーツも、一流の次元には、たゆまぬ価値創造のためのリズムがある。
私たちは日々、勤行・唱題で、大宇宙の究極の法則に合致し、無限の生命力を涌現できる。
時間のない場合もあろう。しかし、心を込めて題目三唱すれば、勇気と智慧が涌いてくる。
一遍の題目にも、無量無辺の功徳があると説かれている。
ともあれ、何があっても唱題から出発だ。ごこにこそ、万人に聞かれた、最も確実なる人生勝利のリズムがあるからだ。
◇「広布のために」との一念で
御書には「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(P1352)と仰せである。
法華経の行者として、広布大願に生きる青年の祈りほど、強いものはない。それは必ず成就する。いな、成就するまで、祈り抜き、戦い切るのだ。決定した一念が、諸天をも動かす。
この確倍と努力と執念こそが、学会精神なのである。
なかんずく、同志と共に「異体同心」の団結で唱えゆく題目の力は計り知れない。
戸田先生は教えられた。
「広布のためにと、はじけるような題目をあげよ!」と。
誓願の祈りで、今日も、わが人間革命の劇を飾リゆけ!
☆創大通信教育部スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2017年8月7日
◇学び続ける勇者たれ! 自他共の常勝と価値創造の道を
「学は光、無学は闇。知は力、無知は悲劇」。我らのキャンパスの「学光の塔」に刻まれた、この創価教育の大精神を体現されゆく、誉れの通教生の皆さん方! 暑い中、また多忙のところ、日本全国、そして17カ国・地域から、誠に誠に、ご苦労さまです。
「学光の塔さながら通教生」「通教生さながら学光の塔」たる、尊き賢者の皆さん一人一人と、私は心の握手を交わしながら、きょうからの全スクーリングを見守らせていただきます。
来月は、日本と中国の国交正常化から45周年の佳節です。
共々に手を携えて、両国間の金の橋を架けてきた宝の友人の一人が、中国教育学会の名誉会長を務められる顧明遠先生です。
この顧先生と私は対談集(『平和の架け橋』)の中で、"「生涯教育」こそ良き社会を築く鍵なり"と深く一致しました。
顧先生は、ここ創価大学で語られております。
「この瞬間も大きく変化している社会において、ただ学ぶということだけが、新しい創造を生み、不敗の地に立つことができる」
そして顧先生は、わが創大通信教育部の挑戦に、大いなる信頼と期待を寄せてくださっているのであります。
人生も社会も永遠に闘争です。しかし学び続ける勇者は、決して行き詰まらない。生き生きと常に価値を創造し、自他共に常勝不敗の道を開きながら、平和のスクラムを拡大していくことができる。
ともあれ皆さんが、こうして創大に集い合われたこと自体、幾多の困難に打ち勝った証しに他ならないと、私は感激しております。
特に本年は、九州をはじめ日本各地で記録的な大雨が続いています。東北や熊本も、震災からの復興へご苦労が絶えることはありません。
さまざまな苦難に不撓不屈の負けじ魂で立ち向かう学光の同志を、互いに大拍手を送り、讃え合いたいと思いますが、どうでしょうか!(大拍手)
どうか、水分補給など体調管理に十分気をつけながら、縁の学友と共に、楽しく有意義で、充実した一日一日をお過ごしください。
結びに、敬愛してやまない皆さんに、
勝ち光れ
学の宝塔
君なれば
と贈り、私のメッセージといたします。心身も頭脳も、ますます頑健にと祈りつつ。
学んでいこう!
友好を築く一歩は
その姿勢にある。
開かれた心で交流を!
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
☆女性に贈ることば 八月十五日
わが友を幸福にしゆく女性が、幸福の博士なのである。
わが社会を平和にしゆく女性が、平和の天使なのである。
☆今日のことば365 八月十五日
戦争反対ということに対し、実感がわかないこともあるであろう。しかし、実際の戦争というものは、非常にむごたらしく、悲惨、残酷なものである。
−−平和の勇士として、心のなかに"戦争は絶対に起こしてはならない"との叫びだけは、生涯堅持していってほしい。
☆青春勝利の大道 第2回 祈りのかなはぬ事はあるべからず
◇何があっても唱題から出発
歴史学者のトインビー博士は晩年も毎朝、決まった時間に、その時の気分にかかわらず机に向かって研究を始められた。
学問も、芸術も、スポーツも、一流の次元には、たゆまぬ価値創造のためのリズムがある。
私たちは日々、勤行・唱題で、大宇宙の究極の法則に合致し、無限の生命力を涌現できる。
時間のない場合もあろう。しかし、心を込めて題目三唱すれば、勇気と智慧が涌いてくる。
一遍の題目にも、無量無辺の功徳があると説かれている。
ともあれ、何があっても唱題から出発だ。ごこにこそ、万人に聞かれた、最も確実なる人生勝利のリズムがあるからだ。
◇「広布のために」との一念で
御書には「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(P1352)と仰せである。
法華経の行者として、広布大願に生きる青年の祈りほど、強いものはない。それは必ず成就する。いな、成就するまで、祈り抜き、戦い切るのだ。決定した一念が、諸天をも動かす。
この確倍と努力と執念こそが、学会精神なのである。
なかんずく、同志と共に「異体同心」の団結で唱えゆく題目の力は計り知れない。
戸田先生は教えられた。
「広布のためにと、はじけるような題目をあげよ!」と。
誓願の祈りで、今日も、わが人間革命の劇を飾リゆけ!
☆創大通信教育部スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2017年8月7日
◇学び続ける勇者たれ! 自他共の常勝と価値創造の道を
「学は光、無学は闇。知は力、無知は悲劇」。我らのキャンパスの「学光の塔」に刻まれた、この創価教育の大精神を体現されゆく、誉れの通教生の皆さん方! 暑い中、また多忙のところ、日本全国、そして17カ国・地域から、誠に誠に、ご苦労さまです。
「学光の塔さながら通教生」「通教生さながら学光の塔」たる、尊き賢者の皆さん一人一人と、私は心の握手を交わしながら、きょうからの全スクーリングを見守らせていただきます。
来月は、日本と中国の国交正常化から45周年の佳節です。
共々に手を携えて、両国間の金の橋を架けてきた宝の友人の一人が、中国教育学会の名誉会長を務められる顧明遠先生です。
この顧先生と私は対談集(『平和の架け橋』)の中で、"「生涯教育」こそ良き社会を築く鍵なり"と深く一致しました。
顧先生は、ここ創価大学で語られております。
「この瞬間も大きく変化している社会において、ただ学ぶということだけが、新しい創造を生み、不敗の地に立つことができる」
そして顧先生は、わが創大通信教育部の挑戦に、大いなる信頼と期待を寄せてくださっているのであります。
人生も社会も永遠に闘争です。しかし学び続ける勇者は、決して行き詰まらない。生き生きと常に価値を創造し、自他共に常勝不敗の道を開きながら、平和のスクラムを拡大していくことができる。
ともあれ皆さんが、こうして創大に集い合われたこと自体、幾多の困難に打ち勝った証しに他ならないと、私は感激しております。
特に本年は、九州をはじめ日本各地で記録的な大雨が続いています。東北や熊本も、震災からの復興へご苦労が絶えることはありません。
さまざまな苦難に不撓不屈の負けじ魂で立ち向かう学光の同志を、互いに大拍手を送り、讃え合いたいと思いますが、どうでしょうか!(大拍手)
どうか、水分補給など体調管理に十分気をつけながら、縁の学友と共に、楽しく有意義で、充実した一日一日をお過ごしください。
結びに、敬愛してやまない皆さんに、
勝ち光れ
学の宝塔
君なれば
と贈り、私のメッセージといたします。心身も頭脳も、ますます頑健にと祈りつつ。
2017.08.14 わが友に贈る
◇今週のことば
炎暑の日も、風雨の日も
尊き「無冠の友」ありて
広布の前進の暁鐘あり。
皆で心からの感謝を!
皆が旭日の生命力を!
2017年8月14日
呵責謗法滅罪抄 P1132
『何なる世の乱れにも各各をば法華経十羅刹助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり』
☆女性に贈ることば 八月十四日
師との思い出をもつ人生は美しい。豊かである。師との思い出を大切に温め、師を誇りとし、師の理想を実現していく−−そこに幸福な、人問としての通がある。
☆今日のことば365 八月十四日
天才とは努力の異名である
努力なくして
何で力ある人が生まれようか
☆青春勝利の大道 第1回 新たな決意で 新たな前進を
◇永遠の幸福の軌道を善友と
大空には鳥の飛ぶ道があり、大海には魚の泳ぐ道がある。人にも人の歩むべき道がある。
最も充実した『青春勝利の大道』。それを明快に示しているのが、正しき信仰である。
世界第一の生命尊厳の哲学を持った君たち、貴女たちが、どれほど尊く強いか。この道は絶対に行き詰まることがない。
日蓮大聖人は、『仏になるみちは善知識にはすぎず』(P1468)と仰せになられた。
善き友と励まし合い、仲良く朗らかに永遠の幸福の軌道を進むのが、我らの行進だ。
この地涌のスクラムに一人また一人と仲間を増やし、人類の平和の大道を開きゆこう!
◇『日々前進』の挑戦者たれ
『一日一日、進歩する人が青年である』。これが創価の父・牧口先生の信念であった。
我らもまた一
一日一日、一歩前進だ。
一日一日、価値創造だ。
一日一日、人間革命だ。
まず、祈りから始めよう!
張りのある勤行・唱題こそ、最強無敵のエンジンである。
祈り抜き、祈り切ってこそ、不可能を可能にできるのだ。
私も、宝の中の宝の皆さんが健康で福徳に満ち、大勝利の日々であるよう、いつもいつも題目を送っている。
さあ、新たな目標の頂を目指して、自分自身がどこまで登攀できるか、挑戦だ。
☆開学50周年へ世界に挑む創価大学 ノーベル賞受賞者や国家指導者が来学 2017年8月2日
◇向学の心育む"知性"との出会い
文部科学省のスーパーグローバル大学に採択され、国際化を加速させる創価大学(東京・八王子市)。年々、海外留学に行く学生も増え、国内の厳しい選抜をくぐり抜け、各分野の国際会議に出席する人も出てきている。創大生の「海外志向」は、開学以来から強い。それは、創立者・池田先生が常々、"君たちの舞台は世界だ"と呼び掛けてきたことに加え、ノーベル賞受賞者や国家指導者など各国の識者が数多く来学していることも、大きな要因として挙げられる。もう一つは、クラブ活動を通じて世界に触れる機会が格段に多いという点である。創大は、国際性や語学力を高めるクラブ団体が充実している。ここでは、15年間にわたって続く、国際連合研究会(国連研)とアンワルル・チョウドリ元国連事務次長との交流や、卒業生の声を紹介する。
ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士やオスカル・アリアス元コスタリカ大統領、ハーバード大学名誉教授のヌール・ヤーマン博士、モスクワ大学のヴィクトル・サドーヴニチィ総長、欧州連合(EU)のヘルマン・ファンロンパイ初代大統領——。
ここ5年間をみても、創大キャンパスには多くの識者が来学し、学生との懇談や講演を行っている。
「世界の一流の"知性"との出会いは、学生たちにとって、時に学び方を一変させるような大きな触発の場になっています」と語るのは、国連研の顧問を務める中山雅司教授である。
国連研は1991年、冷戦後も紛争が各地で続く中、国連の役割を重視した問題解決を考える創大生によって発足。94年にはアメリカの国連本部などを訪問するニューヨーク・ボストン研修をスタートさせ、国連職員らに直接会い、研究成果の報告や意見交換などを行ってきた。
さらに2002年には、元国連事務次長のチョウドリ氏と懇談。以来、毎年のように交流を重ねている。
チョウドリ氏は、池田先生との対談集『新しき地球社会の創造へ』の中で、国連研についてこう述懐する。
「私は学生たちのオープンな心や、世界中の人々とつながりたいという熱意、世界の人々の多様性を受け止める能力、そして世界と一体でありたいと願う熱い思いに、心を打たれます。目を見張るような彼らの生命力に、私は、いつも励まされ、国連は、こうしたオープンで自由な発想を持つ若者たちとともに活動するべきだと、痛感させられるのです」
チョウドリ氏はこれまでも、"創大生との交流なら"と激務の合間を縫うように語らいの時間をつくってきた。毎回の懇談では、一人一人の手を握り、はるばる海を越えてやって来た向学心を最大にたたえ、歓迎する。
昨年度の研修で団長を務めた池�日奈さん(文学部3年)は、そうした温かな振る舞いとともに、次の言葉が胸に響いたという。
「世界市民とは、単に海外の人と多くつながっているだけではありません。たとえ、海外に行くことはなかったとしても、貧しい生活を強いられている人々がいることに思いをはせ、食べ残しを減らしたり、水や電気を節約しようと努力したりする人も、立派な世界市民です。恵まれた日本の生活に安住せず、各地のさまざまな問題に目を向けてください」と。
以来、池�さんは、知識としてだけでなく、苦しい状況に置かれている人たちの境遇や気持ちを考えるようになった。"大学は、大学に行けなかった人々のためにこそある"との創立者の言葉をかみ締め、勉学に励んでいる。
昨年3月、チョウドリ氏は創大卒業式の来賓として来日。式典で記念講演を行うとともに、たっての希望で国連研の学生との懇談の時間をもった。
参加したメンバーは振り返る。
「寛容の精神と多様な価値観を身に付けることの重要性を強調されました。平和を追求し、多くの国の人々と関わってきたチョウドリ氏の言葉が重く響きました」(高原里沙さん〈文学部4年〉)
「『全く異なる境遇の人に、共感できない場合はどうすればいいのでしょうか』との質問に、『それでも、共感するのです』と力強く言われたことが印象的でした。私には、どこかで"本当に平和な世界を築くことができるだろうか"との迷いがありました。しかし、その言葉には、"断じて平和な世界を築く"との強い確信がみなぎっていました」(淵上貴史さん〈国際教養学部4年〉)
ある時はキャンパスで。またある時は海外で——。
創立者と深い信頼と友情で結ばれた世界の"知性"との出会いが、創大生たちの心を大きく開いていく。
国際連合研究会出身 世界銀行勤務 蝶名林俊さん(2007年卒)
●人間主義の環境経済学者に
私は経済学部を卒業後、アメリカのエール大学大学院の修士課程を経て、コーネル大学大学院の博士課程に進学しました。現在は、博士課程に在籍しながら、2015年から世界銀行で働いています。
これまでの研究を生かし、気候変動が人々の生活にどのように影響しているのかを調査し、リポートや政策提言としてまとめることが主な業務です。
私は、幼い頃から環境問題に興味を持ち、東京の創価中学・高校時代は、校内の美化運動の責任者を務めました。
創大では国連研に所属。各地の環境問題を調べ、ニューヨーク・ボストン研修にも2回参加しました。
研修は、ハーバード大学で学ぶ同窓生と接し、海外の大学院進学を真剣に考えるようになるなど、世界に目を向ける大きな機会となりました。
また、チョウドリ元国連事務次長との懇談では、国際舞台の第一人者たちが池田先生を高く評価し、創価教育に大きな期待を寄せていることを肌で感じるとともに、世界で活躍できる実力を付けようと固く決意しました。
国際機関である世界銀行では、語学力はもちろんですが、異文化理解力やチームワーク力など創大で培った「人間力」が生きていると感じます。
私が環境経済学の道を志した原点には、創大で学んだ"人間主義経済学"があります。それは、利益を最大限にする経済学ではなく、「人間のため」「未来のため」を考え、持続可能な発展を可能にするメカニズムを追求する考え方です。
現在取り組んでいる主な研究の一つに、気候変動に対するレジリエンス(弾力性、回復力)の世帯単位での測定・強化があります。この研究では、国や地域ではなく、世帯ごとのデータをとって分析を進めます。なぜなら、たとえ小さなハリケーンでも、貧困家庭は洪水で家ごと流されてしまうことがあるなど、被害の大きさに、家庭の経済状況が深く関わってくるためです。
「気候変動によって、こんなに大変なことが起こる」との予測をする場合、"誰の視点に立つのか""その基準をどこに置くのか"によって、分析の仕方は大きく変わってきます。当然、労力や時間はかかりますが、「誰のため」「何のため」の経済学かを問い続ける日々です。
温暖化などの気候変動は、人類にとって避けることのできない喫緊の課題であり、幅広い分野に影響を及ぼします。責任の重さを強く感じますが、創価の学舎で培った人間主義の哲学を胸に、持続可能な未来を開く環境経済学者に成長していきます。
炎暑の日も、風雨の日も
尊き「無冠の友」ありて
広布の前進の暁鐘あり。
皆で心からの感謝を!
皆が旭日の生命力を!
2017年8月14日
呵責謗法滅罪抄 P1132
『何なる世の乱れにも各各をば法華経十羅刹助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり』
☆女性に贈ることば 八月十四日
師との思い出をもつ人生は美しい。豊かである。師との思い出を大切に温め、師を誇りとし、師の理想を実現していく−−そこに幸福な、人問としての通がある。
☆今日のことば365 八月十四日
天才とは努力の異名である
努力なくして
何で力ある人が生まれようか
☆青春勝利の大道 第1回 新たな決意で 新たな前進を
◇永遠の幸福の軌道を善友と
大空には鳥の飛ぶ道があり、大海には魚の泳ぐ道がある。人にも人の歩むべき道がある。
最も充実した『青春勝利の大道』。それを明快に示しているのが、正しき信仰である。
世界第一の生命尊厳の哲学を持った君たち、貴女たちが、どれほど尊く強いか。この道は絶対に行き詰まることがない。
日蓮大聖人は、『仏になるみちは善知識にはすぎず』(P1468)と仰せになられた。
善き友と励まし合い、仲良く朗らかに永遠の幸福の軌道を進むのが、我らの行進だ。
この地涌のスクラムに一人また一人と仲間を増やし、人類の平和の大道を開きゆこう!
◇『日々前進』の挑戦者たれ
『一日一日、進歩する人が青年である』。これが創価の父・牧口先生の信念であった。
我らもまた一
一日一日、一歩前進だ。
一日一日、価値創造だ。
一日一日、人間革命だ。
まず、祈りから始めよう!
張りのある勤行・唱題こそ、最強無敵のエンジンである。
祈り抜き、祈り切ってこそ、不可能を可能にできるのだ。
私も、宝の中の宝の皆さんが健康で福徳に満ち、大勝利の日々であるよう、いつもいつも題目を送っている。
さあ、新たな目標の頂を目指して、自分自身がどこまで登攀できるか、挑戦だ。
☆開学50周年へ世界に挑む創価大学 ノーベル賞受賞者や国家指導者が来学 2017年8月2日
◇向学の心育む"知性"との出会い
文部科学省のスーパーグローバル大学に採択され、国際化を加速させる創価大学(東京・八王子市)。年々、海外留学に行く学生も増え、国内の厳しい選抜をくぐり抜け、各分野の国際会議に出席する人も出てきている。創大生の「海外志向」は、開学以来から強い。それは、創立者・池田先生が常々、"君たちの舞台は世界だ"と呼び掛けてきたことに加え、ノーベル賞受賞者や国家指導者など各国の識者が数多く来学していることも、大きな要因として挙げられる。もう一つは、クラブ活動を通じて世界に触れる機会が格段に多いという点である。創大は、国際性や語学力を高めるクラブ団体が充実している。ここでは、15年間にわたって続く、国際連合研究会(国連研)とアンワルル・チョウドリ元国連事務次長との交流や、卒業生の声を紹介する。
ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士やオスカル・アリアス元コスタリカ大統領、ハーバード大学名誉教授のヌール・ヤーマン博士、モスクワ大学のヴィクトル・サドーヴニチィ総長、欧州連合(EU)のヘルマン・ファンロンパイ初代大統領——。
ここ5年間をみても、創大キャンパスには多くの識者が来学し、学生との懇談や講演を行っている。
「世界の一流の"知性"との出会いは、学生たちにとって、時に学び方を一変させるような大きな触発の場になっています」と語るのは、国連研の顧問を務める中山雅司教授である。
国連研は1991年、冷戦後も紛争が各地で続く中、国連の役割を重視した問題解決を考える創大生によって発足。94年にはアメリカの国連本部などを訪問するニューヨーク・ボストン研修をスタートさせ、国連職員らに直接会い、研究成果の報告や意見交換などを行ってきた。
さらに2002年には、元国連事務次長のチョウドリ氏と懇談。以来、毎年のように交流を重ねている。
チョウドリ氏は、池田先生との対談集『新しき地球社会の創造へ』の中で、国連研についてこう述懐する。
「私は学生たちのオープンな心や、世界中の人々とつながりたいという熱意、世界の人々の多様性を受け止める能力、そして世界と一体でありたいと願う熱い思いに、心を打たれます。目を見張るような彼らの生命力に、私は、いつも励まされ、国連は、こうしたオープンで自由な発想を持つ若者たちとともに活動するべきだと、痛感させられるのです」
チョウドリ氏はこれまでも、"創大生との交流なら"と激務の合間を縫うように語らいの時間をつくってきた。毎回の懇談では、一人一人の手を握り、はるばる海を越えてやって来た向学心を最大にたたえ、歓迎する。
昨年度の研修で団長を務めた池�日奈さん(文学部3年)は、そうした温かな振る舞いとともに、次の言葉が胸に響いたという。
「世界市民とは、単に海外の人と多くつながっているだけではありません。たとえ、海外に行くことはなかったとしても、貧しい生活を強いられている人々がいることに思いをはせ、食べ残しを減らしたり、水や電気を節約しようと努力したりする人も、立派な世界市民です。恵まれた日本の生活に安住せず、各地のさまざまな問題に目を向けてください」と。
以来、池�さんは、知識としてだけでなく、苦しい状況に置かれている人たちの境遇や気持ちを考えるようになった。"大学は、大学に行けなかった人々のためにこそある"との創立者の言葉をかみ締め、勉学に励んでいる。
昨年3月、チョウドリ氏は創大卒業式の来賓として来日。式典で記念講演を行うとともに、たっての希望で国連研の学生との懇談の時間をもった。
参加したメンバーは振り返る。
「寛容の精神と多様な価値観を身に付けることの重要性を強調されました。平和を追求し、多くの国の人々と関わってきたチョウドリ氏の言葉が重く響きました」(高原里沙さん〈文学部4年〉)
「『全く異なる境遇の人に、共感できない場合はどうすればいいのでしょうか』との質問に、『それでも、共感するのです』と力強く言われたことが印象的でした。私には、どこかで"本当に平和な世界を築くことができるだろうか"との迷いがありました。しかし、その言葉には、"断じて平和な世界を築く"との強い確信がみなぎっていました」(淵上貴史さん〈国際教養学部4年〉)
ある時はキャンパスで。またある時は海外で——。
創立者と深い信頼と友情で結ばれた世界の"知性"との出会いが、創大生たちの心を大きく開いていく。
国際連合研究会出身 世界銀行勤務 蝶名林俊さん(2007年卒)
●人間主義の環境経済学者に
私は経済学部を卒業後、アメリカのエール大学大学院の修士課程を経て、コーネル大学大学院の博士課程に進学しました。現在は、博士課程に在籍しながら、2015年から世界銀行で働いています。
これまでの研究を生かし、気候変動が人々の生活にどのように影響しているのかを調査し、リポートや政策提言としてまとめることが主な業務です。
私は、幼い頃から環境問題に興味を持ち、東京の創価中学・高校時代は、校内の美化運動の責任者を務めました。
創大では国連研に所属。各地の環境問題を調べ、ニューヨーク・ボストン研修にも2回参加しました。
研修は、ハーバード大学で学ぶ同窓生と接し、海外の大学院進学を真剣に考えるようになるなど、世界に目を向ける大きな機会となりました。
また、チョウドリ元国連事務次長との懇談では、国際舞台の第一人者たちが池田先生を高く評価し、創価教育に大きな期待を寄せていることを肌で感じるとともに、世界で活躍できる実力を付けようと固く決意しました。
国際機関である世界銀行では、語学力はもちろんですが、異文化理解力やチームワーク力など創大で培った「人間力」が生きていると感じます。
私が環境経済学の道を志した原点には、創大で学んだ"人間主義経済学"があります。それは、利益を最大限にする経済学ではなく、「人間のため」「未来のため」を考え、持続可能な発展を可能にするメカニズムを追求する考え方です。
現在取り組んでいる主な研究の一つに、気候変動に対するレジリエンス(弾力性、回復力)の世帯単位での測定・強化があります。この研究では、国や地域ではなく、世帯ごとのデータをとって分析を進めます。なぜなら、たとえ小さなハリケーンでも、貧困家庭は洪水で家ごと流されてしまうことがあるなど、被害の大きさに、家庭の経済状況が深く関わってくるためです。
「気候変動によって、こんなに大変なことが起こる」との予測をする場合、"誰の視点に立つのか""その基準をどこに置くのか"によって、分析の仕方は大きく変わってきます。当然、労力や時間はかかりますが、「誰のため」「何のため」の経済学かを問い続ける日々です。
温暖化などの気候変動は、人類にとって避けることのできない喫緊の課題であり、幅広い分野に影響を及ぼします。責任の重さを強く感じますが、創価の学舎で培った人間主義の哲学を胸に、持続可能な未来を開く環境経済学者に成長していきます。
2017年8月13日日曜日
2017.08.13 わが友に贈る
師弟誓願こそ
あらゆる障魔を破り
栄光を開く力だ!
絶対勝利の大道を
真っすぐに進みゆこう!
波木井三郎殿御返事 P1373
『法華経の心は当位即妙不改本位と申して罪業を捨てずして仏道を成ずるなり』
☆女性に贈ることば 八月十三日
おじぎの仕方ひとつで、「いいな。素晴らしいな」と、さわやかな余韻を残し、ご両親の風格までしのばせる人がいるものだ。
家庭にどんな風が吹いているか。子どもはその家風を胸いっばいに吸い込んで大きくなる。
☆今日のことば365 八月十三日
生涯、私は正々堂々と戦う
卑怯者だけには絶対なりたくない
人の隙を狙って 小才をろうしながら
鼠のように動く人間だけには
決してなりたくない
☆青年SGI 世界の若きスクラム スイス 2017年8月3日
◇「師弟の精神」を深め異体同心の絆を結ぶ
明年、初の地区結成から55周年の佳節を刻むスイスSGI。その広布の原動力となっている青年部のリーダーに、活動の様子などを聞いた。
——3人は、それぞれが多彩な分野で活躍されていると伺いました。
レスター・ゴー男子部長 私は、中国出身の両親のもと、移住先のフィリピンで生まれました。
フィリピン国内の情勢悪化に伴い、一家でスイスに来たのが28年前です。
現在、スイスで販売したい製品を輸入し、宣伝・商品化する企業を、知人と経営しています。
イザベル・シュピューラー女子部長 私の専攻は、脳の研究で、スイス連邦工科大学で博士号を取得しました。現在は、「ユリサーチ」に在籍しています。
「ユリサーチ」は、スイス政府の依頼を受け、研究やイノべーションの支援・連携等を行う機関です。
その中で、私は、若い研究者のキャリア支援「マリー・スクロドフスカ・キュリー・アクションズ」に携わり、研究者の支援、アドバイスを行っています。
また、同アクションズにおいて、欧州委員会とスイスの研究者との間の連絡責任者を務めています。
バッティスト・シュミット創価班委員長 私は、鳥類の生態学を専攻し、2年前、フランクフルト大学で博士号を取得しました。
ドイツのゼンケンベルク自然博物館での研究を経て、現在は、鳥の生態系の維持を目的とするNGO(非政府組織)に在籍しています。
——公用語が4言語あるスイス。国民の25%が外国人であり、社会には異文化が共存しています。そうした環境の中で、青年部の皆さんは、どのように活動をされていますか。
女子部長 女子部では、月に1回、同じ言語圏である地区や支部の単位で会合を行っています。
スイスでは、それぞれの地域で、メンタリティー(精神性)が違います。
各言語圏を超えて会合を開く際は通訳が必要ですし、御書や池田先生のご著作も翻訳が異なります。
例えば、会合で小説『新・人間革命』を読む際も、ジュネーブではフランス語ですが、チューリヒではドイツ語です。
地域を超えて会う機会が少ないからこそ、メンバーの訪問激励に力を入れ、綿密に連携を取る中で、一対一の友情を深めています。
6月18日には、6年ぶりに全国の女子部の会合を開催することができました。
チューリヒで行い、約80人のメンバー・会友が参加し、私が折伏している友人も来てくれました。
その友人は、大学のワークショップで知り合った宗教学者です。今、一緒に題目を唱えています。
男子部長 男子部でも、月に1回は、会合を開くようにしています。毎月テーマを掲げ、御書や小説『新・人間革命』を学びつつ、悩みや目標を共有します。
私も、広布の人材を育てるために、メンバーのもとに足繁く通い、一緒に唱題する時間を増やすように心掛けています。
創価班委員長 創価班のメンバーは、支部単位の会合をはじめ、ルガノ、チューリヒ、ジュネーブにあるSGIの各会館での任務に着いています。
支部単位の会合は、外部会場を使って頻繁に行われています。創価班は、会場の設営や準備、来場者の送迎、屋外での整理誘導、会合中の運営、後片付けなどを担っています。
1月には、日本の「第1回創価班総会」(1977年1月6日)の40周年を記念して、スイス創価班の総会を開催しました。
——多くの若者に共通する"悩み"はありますか。
男子部長 現代は競争主義が過剰になり、多くの若者が自信を失っています。
例えば、就職活動で面接を受けて、何度も不合格になれば、大半の人が"自分は社会に不要な存在だ"と思ってしまうでしょう。
そうした状況にあって、どこまでも若者の可能性を信じてくださる池田先生の励ましが、どれほど希望になっているか。私自身も、何度も励まされました。
スイスでは、中学生の時に、学業を続けるか、職業訓練を受けるかを、選択しなければなりません。
私は14歳の時、職業訓練を選びましたが、就きたい職業には、成績が足りず、進路に悩んでいました。
学校の先生からは、"どこでもいいから職場を探せ"と突き放され、孤独と不安を感じました。
そんな私を信じ、励ましてくれたのが、両親と男子部の先輩方、そして池田先生の指針だったのです。
何度も履歴書を送り、諦めずに挑んだ結果、私の素質を信じてくれる上司に巡り合い、希望の職業訓練先に進むことができました。
女子部長 スイスは、経済的には恵まれた国ですが、一方で人間関係の希薄化が危惧され、心の空虚感を埋めたいと願っている人が多いように感じます。
また「完璧主義」の人が多く、自分にプレッシャーをかけすぎて、病気になるケースも少なくありません。「元気がないこと」を恥ずかしいことだと思って、人を遠ざけてしまう傾向も見られます。
だからこそ、教学や池田先生の指針を学ぶ中で、「ありのままでいいんだ」と、自分らしさを取り戻すことができるのです。
——学会活動において、今、特に重視していることは何ですか。
創価班委員長 私は、池田先生の御書講義を通して、皆と「師弟の精神」を学び深めています。
かつて、先生は、報恩抄を通し、「無間地獄の道」をふさぐ「慈悲」の重要性を教えてくださいました。
大きな悩みに直面した時こそ、慈悲の心を湧かせて、折伏に挑む。「小我」を打ち破り、「大我」の生き方を求めていこうと、確認し合っています。
女子部長 池田先生は、今という時の重要性について、"創価学会の永遠性を確立する時である"と示してくださいました。
また、現在、小説『新・人間革命』の第30巻が、日々、聖教新聞で連載されています。今こそ、師弟の精神を深めようと、スイス青年部は、欧州各国のSGIの機関紙に掲載されている池田先生の「大白蓮華」の巻頭言を学んでいます。
いかなる三障四魔にも動じることのない「異体同心の絆」を結びゆくため、師匠の心をわが心とする青年の連帯を築きます!
あらゆる障魔を破り
栄光を開く力だ!
絶対勝利の大道を
真っすぐに進みゆこう!
波木井三郎殿御返事 P1373
『法華経の心は当位即妙不改本位と申して罪業を捨てずして仏道を成ずるなり』
☆女性に贈ることば 八月十三日
おじぎの仕方ひとつで、「いいな。素晴らしいな」と、さわやかな余韻を残し、ご両親の風格までしのばせる人がいるものだ。
家庭にどんな風が吹いているか。子どもはその家風を胸いっばいに吸い込んで大きくなる。
☆今日のことば365 八月十三日
生涯、私は正々堂々と戦う
卑怯者だけには絶対なりたくない
人の隙を狙って 小才をろうしながら
鼠のように動く人間だけには
決してなりたくない
☆青年SGI 世界の若きスクラム スイス 2017年8月3日
◇「師弟の精神」を深め異体同心の絆を結ぶ
明年、初の地区結成から55周年の佳節を刻むスイスSGI。その広布の原動力となっている青年部のリーダーに、活動の様子などを聞いた。
——3人は、それぞれが多彩な分野で活躍されていると伺いました。
レスター・ゴー男子部長 私は、中国出身の両親のもと、移住先のフィリピンで生まれました。
フィリピン国内の情勢悪化に伴い、一家でスイスに来たのが28年前です。
現在、スイスで販売したい製品を輸入し、宣伝・商品化する企業を、知人と経営しています。
イザベル・シュピューラー女子部長 私の専攻は、脳の研究で、スイス連邦工科大学で博士号を取得しました。現在は、「ユリサーチ」に在籍しています。
「ユリサーチ」は、スイス政府の依頼を受け、研究やイノべーションの支援・連携等を行う機関です。
その中で、私は、若い研究者のキャリア支援「マリー・スクロドフスカ・キュリー・アクションズ」に携わり、研究者の支援、アドバイスを行っています。
また、同アクションズにおいて、欧州委員会とスイスの研究者との間の連絡責任者を務めています。
バッティスト・シュミット創価班委員長 私は、鳥類の生態学を専攻し、2年前、フランクフルト大学で博士号を取得しました。
ドイツのゼンケンベルク自然博物館での研究を経て、現在は、鳥の生態系の維持を目的とするNGO(非政府組織)に在籍しています。
——公用語が4言語あるスイス。国民の25%が外国人であり、社会には異文化が共存しています。そうした環境の中で、青年部の皆さんは、どのように活動をされていますか。
女子部長 女子部では、月に1回、同じ言語圏である地区や支部の単位で会合を行っています。
スイスでは、それぞれの地域で、メンタリティー(精神性)が違います。
各言語圏を超えて会合を開く際は通訳が必要ですし、御書や池田先生のご著作も翻訳が異なります。
例えば、会合で小説『新・人間革命』を読む際も、ジュネーブではフランス語ですが、チューリヒではドイツ語です。
地域を超えて会う機会が少ないからこそ、メンバーの訪問激励に力を入れ、綿密に連携を取る中で、一対一の友情を深めています。
6月18日には、6年ぶりに全国の女子部の会合を開催することができました。
チューリヒで行い、約80人のメンバー・会友が参加し、私が折伏している友人も来てくれました。
その友人は、大学のワークショップで知り合った宗教学者です。今、一緒に題目を唱えています。
男子部長 男子部でも、月に1回は、会合を開くようにしています。毎月テーマを掲げ、御書や小説『新・人間革命』を学びつつ、悩みや目標を共有します。
私も、広布の人材を育てるために、メンバーのもとに足繁く通い、一緒に唱題する時間を増やすように心掛けています。
創価班委員長 創価班のメンバーは、支部単位の会合をはじめ、ルガノ、チューリヒ、ジュネーブにあるSGIの各会館での任務に着いています。
支部単位の会合は、外部会場を使って頻繁に行われています。創価班は、会場の設営や準備、来場者の送迎、屋外での整理誘導、会合中の運営、後片付けなどを担っています。
1月には、日本の「第1回創価班総会」(1977年1月6日)の40周年を記念して、スイス創価班の総会を開催しました。
——多くの若者に共通する"悩み"はありますか。
男子部長 現代は競争主義が過剰になり、多くの若者が自信を失っています。
例えば、就職活動で面接を受けて、何度も不合格になれば、大半の人が"自分は社会に不要な存在だ"と思ってしまうでしょう。
そうした状況にあって、どこまでも若者の可能性を信じてくださる池田先生の励ましが、どれほど希望になっているか。私自身も、何度も励まされました。
スイスでは、中学生の時に、学業を続けるか、職業訓練を受けるかを、選択しなければなりません。
私は14歳の時、職業訓練を選びましたが、就きたい職業には、成績が足りず、進路に悩んでいました。
学校の先生からは、"どこでもいいから職場を探せ"と突き放され、孤独と不安を感じました。
そんな私を信じ、励ましてくれたのが、両親と男子部の先輩方、そして池田先生の指針だったのです。
何度も履歴書を送り、諦めずに挑んだ結果、私の素質を信じてくれる上司に巡り合い、希望の職業訓練先に進むことができました。
女子部長 スイスは、経済的には恵まれた国ですが、一方で人間関係の希薄化が危惧され、心の空虚感を埋めたいと願っている人が多いように感じます。
また「完璧主義」の人が多く、自分にプレッシャーをかけすぎて、病気になるケースも少なくありません。「元気がないこと」を恥ずかしいことだと思って、人を遠ざけてしまう傾向も見られます。
だからこそ、教学や池田先生の指針を学ぶ中で、「ありのままでいいんだ」と、自分らしさを取り戻すことができるのです。
——学会活動において、今、特に重視していることは何ですか。
創価班委員長 私は、池田先生の御書講義を通して、皆と「師弟の精神」を学び深めています。
かつて、先生は、報恩抄を通し、「無間地獄の道」をふさぐ「慈悲」の重要性を教えてくださいました。
大きな悩みに直面した時こそ、慈悲の心を湧かせて、折伏に挑む。「小我」を打ち破り、「大我」の生き方を求めていこうと、確認し合っています。
女子部長 池田先生は、今という時の重要性について、"創価学会の永遠性を確立する時である"と示してくださいました。
また、現在、小説『新・人間革命』の第30巻が、日々、聖教新聞で連載されています。今こそ、師弟の精神を深めようと、スイス青年部は、欧州各国のSGIの機関紙に掲載されている池田先生の「大白蓮華」の巻頭言を学んでいます。
いかなる三障四魔にも動じることのない「異体同心の絆」を結びゆくため、師匠の心をわが心とする青年の連帯を築きます!
2017年8月12日土曜日
2017.08.12 わが友に贈る
常に学ぼうとする人に
行き詰まりはない。
豊かで美しい人生を
力強く歩んでいける。
生涯求道の挑戦者たれ!
御義口伝巻下 P753
『無作の三身をば一字を以て得たり所謂信の一字なり』
☆女性に贈ることば 八月十二日
いかに生きたか。いかに世の中の役に立ったか。
無名であっても、立派な家に住んでいなくても、誠実に、人びとのために尽くしていく人こそ、心の財宝を積んでいける。
その人こそ、本当の幸福を実感できる。
☆今日のことば365 八月十二日
流行は、知識として知っておくことが必要である。それは、時代を知るうえでも大切なことといえる。流行はもっとも端的に、時代の風潮を象徴しているといえるからである。
☆世界写真紀行 第20回 オーストリア・ウィーンの街並み 2017年7月31日
◇文化は人間を高める光
一つ一つの建物が、壮麗な宮殿のようだ。中世の面影を残す街並みに、世界中から訪れる人が絶えない。オーストリアの中でも、ここは格別の香気に満ちている。
芸術の都・ウィーン。
ドナウ川が市の中央を流れ、古来、交通の要衝として発展した。13世紀にハプスブルク家が統治するようになると、ヨーロッパの政治・経済、そして文化の中心地に。ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、ブラームスら、名だたる音楽家が活躍した。芸術・文化を大切にし、守ろうとする気風は今も変わらない。
池田先生は、これまでに3度、このウィーンを訪れている(1961年、81年、92年)。2度目の訪問となった81年5月には、ウィーン国立歌劇場で、同歌劇場のゼーフェルナー総監督と会見した。
この前年、民音の招聘による同歌劇場の日本公演が行われた。世界的なソリスト、指揮者、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団など、総勢350人の"引っ越し公演"は、各界から大きな反響を呼んだ。
先生が日本公演への深い感謝を述べると、ゼーフェルナー総監督は公演の大成功を喜んだ後、民音の文化交流事業に高い評価を寄せた。
"ウィーンの象徴"ともいうべき同歌劇場。かつて戦火に見舞われたことがあった。第2次世界大戦中、45年3月の空襲である。街全体が大きな被害を受けたが、その時、ウィーン市民は「パンよりもオペラを」と叫び、同歌劇場の再建を望んだといわれている。
そうした市民の声に応えるように、同年5月にドイツが降伏して戦火が収まると、同月末には同歌劇場の建設が発表され、10年後に完成した。ウィーンの復興は、まさに"文化の復興"から始まったともいえよう。
池田先生は、著名な声楽家でオーストリアの文部次官を務めたサイフェルト博士との対談で、ウィーンの歴史に触れ、次のように述べている。
「文化が結ぶ『心の橋』は壊れない。文化は永遠性のものであり、利害は変転をまぬかれないからです」
「本来、文化とは生き方です。心より湧き出ずるものであり、また、内面に肉化すべきものです。断じて文化を権力の『道具』にさせてはならない」
「文化には、精神を高めゆく力があります。争いや破壊を押しとどめ、人々の心を平和へと昇華させゆく潮流を生み出すことができます。だからこそ、生命を深く豊かに耕す、創造性あふれる文化的社会、人間的社会を築いていかねばなりません」
一人一人の精神を啓発し、大目的へ向かって切磋琢磨する。苦悩する人にどこまでも励ましの光を送り、共に人生勝利へ立ち上がる——学会活動もまた、偉大な文化運動といえる。
永遠に崩れない人間共和の城は、地道な対話と励ましの力で建設されていく。
行き詰まりはない。
豊かで美しい人生を
力強く歩んでいける。
生涯求道の挑戦者たれ!
御義口伝巻下 P753
『無作の三身をば一字を以て得たり所謂信の一字なり』
☆女性に贈ることば 八月十二日
いかに生きたか。いかに世の中の役に立ったか。
無名であっても、立派な家に住んでいなくても、誠実に、人びとのために尽くしていく人こそ、心の財宝を積んでいける。
その人こそ、本当の幸福を実感できる。
☆今日のことば365 八月十二日
流行は、知識として知っておくことが必要である。それは、時代を知るうえでも大切なことといえる。流行はもっとも端的に、時代の風潮を象徴しているといえるからである。
☆世界写真紀行 第20回 オーストリア・ウィーンの街並み 2017年7月31日
◇文化は人間を高める光
一つ一つの建物が、壮麗な宮殿のようだ。中世の面影を残す街並みに、世界中から訪れる人が絶えない。オーストリアの中でも、ここは格別の香気に満ちている。
芸術の都・ウィーン。
ドナウ川が市の中央を流れ、古来、交通の要衝として発展した。13世紀にハプスブルク家が統治するようになると、ヨーロッパの政治・経済、そして文化の中心地に。ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、ブラームスら、名だたる音楽家が活躍した。芸術・文化を大切にし、守ろうとする気風は今も変わらない。
池田先生は、これまでに3度、このウィーンを訪れている(1961年、81年、92年)。2度目の訪問となった81年5月には、ウィーン国立歌劇場で、同歌劇場のゼーフェルナー総監督と会見した。
この前年、民音の招聘による同歌劇場の日本公演が行われた。世界的なソリスト、指揮者、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団など、総勢350人の"引っ越し公演"は、各界から大きな反響を呼んだ。
先生が日本公演への深い感謝を述べると、ゼーフェルナー総監督は公演の大成功を喜んだ後、民音の文化交流事業に高い評価を寄せた。
"ウィーンの象徴"ともいうべき同歌劇場。かつて戦火に見舞われたことがあった。第2次世界大戦中、45年3月の空襲である。街全体が大きな被害を受けたが、その時、ウィーン市民は「パンよりもオペラを」と叫び、同歌劇場の再建を望んだといわれている。
そうした市民の声に応えるように、同年5月にドイツが降伏して戦火が収まると、同月末には同歌劇場の建設が発表され、10年後に完成した。ウィーンの復興は、まさに"文化の復興"から始まったともいえよう。
池田先生は、著名な声楽家でオーストリアの文部次官を務めたサイフェルト博士との対談で、ウィーンの歴史に触れ、次のように述べている。
「文化が結ぶ『心の橋』は壊れない。文化は永遠性のものであり、利害は変転をまぬかれないからです」
「本来、文化とは生き方です。心より湧き出ずるものであり、また、内面に肉化すべきものです。断じて文化を権力の『道具』にさせてはならない」
「文化には、精神を高めゆく力があります。争いや破壊を押しとどめ、人々の心を平和へと昇華させゆく潮流を生み出すことができます。だからこそ、生命を深く豊かに耕す、創造性あふれる文化的社会、人間的社会を築いていかねばなりません」
一人一人の精神を啓発し、大目的へ向かって切磋琢磨する。苦悩する人にどこまでも励ましの光を送り、共に人生勝利へ立ち上がる——学会活動もまた、偉大な文化運動といえる。
永遠に崩れない人間共和の城は、地道な対話と励ましの力で建設されていく。
2017年8月11日金曜日
2017.08.11 わが友に贈る
「病によりて道心は
をこり候なり」御聖訓。
病気と闘う友よ!
いよいよの信心で
断固と祈り生き抜け!
一谷入道御書 P1326
『此の法門を申し始めしより命をば法華経に奉り名をば十方世界の諸仏の浄土にながすべしと思い儲けしなり』
☆女性に贈ることば 八月十一日
家庭教育の最大にして最重要の眼目は、心を育むことです。
人の心がわかり、行動できる人こそが、本当に心の強い人間です。
そのためにも、親の生き方を通して、子どもの心を鍛えることです。その急所さえ外さなければ、ほかのことはいくらでも後で取り返しがきくものです。
☆今日のことば365 八月十一日
自覚するということは、最も大切なことだ。事に処して、自覚なき人は、風波に消えてゆく。自覚こそ、理念の根本といえようか。
☆新時代を進む 第16回 核兵器の廃絶へ連帯を強く 2017年8月6日
私が師・戸田城聖先生に初めてお会いしたのは、終戦から2度目の夏。父母が復員を待ちわびていた長兄の戦死の公報が届いた、2カ月半後のことであった。
命を賭して軍部政府と戦い抜かれた先生を信じて、19歳の私は、創価の平和闘争に身を投じた。
戦争は、どれほど多くの尊い生命を奪い、愛する家族を引き裂き、嘆きと悲しみの底に突き落としたか。
なかんずく、広島、長崎の被爆者の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを、断じて忘るるな! これが、師の峻厳なる誡めであった。
— ◇ —
核兵器は、世界の民衆の生存の権利を根源的に脅かす、まさしく"絶対悪"にほかならない。
戸田先生は、1957年の9月8日、仏法の生命尊厳の哲理の上から「原水爆禁止宣言」を神奈川で発表された。
核兵器の禁止と廃絶を時代の潮流に高めることを、青年への「遺訓の第一」として託されたのだ。
宣言から60周年となる本年の7月、ニューヨークの国連本部で「核兵器禁止条約」が採択された。核兵器の使用や保有を一切の例外なく全面的に禁止する、初めての国際条約となる。
「核兵器のない世界」は人類の悲願である。そのためにも、民衆の連帯をいや増して強め広げなければならない。頼もしいことに、次代を担う青年部、未来部が、尊き父母たちの「平和の心」を受け継いで、学び、前進してくれている。
生命尊厳の希望の大潮流を、さらに力強く未来へ創り起こしていきたい。
— ◇ —
「立正安国論」に「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を?らん者か」(御書31ページ)と仰せである。
自他共の幸福への追求と世界の平和への貢献が、一体不二で連動しているのが、我らの広宣流布である。
今、真冬のブラジルからも、はるばると若き200人の地涌の宝友が、研修に来日してくれている。
忘れ得ぬブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁と私は約し合った。
——政治・経済次元のつながりよりも、はるかに高く、広く、強く、世界市民を結び合い、人類の命運さえも変える絆を結ぼう!と。
運命は変えられる。諦めなければ!
平和は勝ち取れる。青年が心一つに立ち上がれば!
をこり候なり」御聖訓。
病気と闘う友よ!
いよいよの信心で
断固と祈り生き抜け!
一谷入道御書 P1326
『此の法門を申し始めしより命をば法華経に奉り名をば十方世界の諸仏の浄土にながすべしと思い儲けしなり』
☆女性に贈ることば 八月十一日
家庭教育の最大にして最重要の眼目は、心を育むことです。
人の心がわかり、行動できる人こそが、本当に心の強い人間です。
そのためにも、親の生き方を通して、子どもの心を鍛えることです。その急所さえ外さなければ、ほかのことはいくらでも後で取り返しがきくものです。
☆今日のことば365 八月十一日
自覚するということは、最も大切なことだ。事に処して、自覚なき人は、風波に消えてゆく。自覚こそ、理念の根本といえようか。
☆新時代を進む 第16回 核兵器の廃絶へ連帯を強く 2017年8月6日
私が師・戸田城聖先生に初めてお会いしたのは、終戦から2度目の夏。父母が復員を待ちわびていた長兄の戦死の公報が届いた、2カ月半後のことであった。
命を賭して軍部政府と戦い抜かれた先生を信じて、19歳の私は、創価の平和闘争に身を投じた。
戦争は、どれほど多くの尊い生命を奪い、愛する家族を引き裂き、嘆きと悲しみの底に突き落としたか。
なかんずく、広島、長崎の被爆者の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを、断じて忘るるな! これが、師の峻厳なる誡めであった。
— ◇ —
核兵器は、世界の民衆の生存の権利を根源的に脅かす、まさしく"絶対悪"にほかならない。
戸田先生は、1957年の9月8日、仏法の生命尊厳の哲理の上から「原水爆禁止宣言」を神奈川で発表された。
核兵器の禁止と廃絶を時代の潮流に高めることを、青年への「遺訓の第一」として託されたのだ。
宣言から60周年となる本年の7月、ニューヨークの国連本部で「核兵器禁止条約」が採択された。核兵器の使用や保有を一切の例外なく全面的に禁止する、初めての国際条約となる。
「核兵器のない世界」は人類の悲願である。そのためにも、民衆の連帯をいや増して強め広げなければならない。頼もしいことに、次代を担う青年部、未来部が、尊き父母たちの「平和の心」を受け継いで、学び、前進してくれている。
生命尊厳の希望の大潮流を、さらに力強く未来へ創り起こしていきたい。
— ◇ —
「立正安国論」に「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を?らん者か」(御書31ページ)と仰せである。
自他共の幸福への追求と世界の平和への貢献が、一体不二で連動しているのが、我らの広宣流布である。
今、真冬のブラジルからも、はるばると若き200人の地涌の宝友が、研修に来日してくれている。
忘れ得ぬブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁と私は約し合った。
——政治・経済次元のつながりよりも、はるかに高く、広く、強く、世界市民を結び合い、人類の命運さえも変える絆を結ぼう!と。
運命は変えられる。諦めなければ!
平和は勝ち取れる。青年が心一つに立ち上がれば!
2017年8月10日木曜日
2017.08.10 わが友に贈る
地域部・団地部の友が
夏の諸行事で大活躍!
笑顔あふれる街づくりも
皆様の奮闘ありてこそ。
本当にありがとう!
四条金吾殿御返事 P1143
『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ』
☆女性に贈ることば 八月十日
元気な母の顔は、皆に幸せの香りを与える。
☆今日のことば365 八月十日
利己主義はそれ自体が不幸であり、自分も傷つき、人をも傷つける。実は、その利己主義のために、世のなかに不幸が多くなり、悲惨があふれるのではなかろうか。
☆中等部夏季研修会へ池田先生がメッセージ贈る 2017年8月5日
◇君よ勇気の挑戦王たれ!
私が若き「正義の走者」として創価の大道へ第一歩を踏み出したのは、1947年の8月14日。この日、座談会で初めて師匠・戸田城聖先生にお会いした時からです。
「正しい人生」を求める私に、戸田先生は、青年らしく勇気を出して、仏法を学び、実践してごらん、と励ましてくださいました。
先生の言われる通り、私は最高に価値ある「正しい人生」の道を、70年間、まっしぐらに走り抜いてきました。
そして、きょう2017年の8月4日。必ずや私以上に偉大な力を発揮しゆく「正義の走者」の皆さんに、先生から教わった三つの「勇気」の指針を贈りたいのです。
第一に、「大いなる夢へ、学び挑む勇気」です。
戸田先生は、よく青年に大きすぎるくらいの夢を持てと呼びかけられ、「偉い人とは、若い時の夢を生涯たもち続け、それに挑み抜いた人である」と語られました。
皆さんも大いに夢を広げながら、題目を唱え、学び、挑んでいただきたいのです。
うれしいことに、本日は、ブラジルの模範の青年リーダーも出席してくれています。
ブラジルの大教育者(ダルシー・リベイロ)は語りました。「勇気だ! 何に対しても自分の力を惜しむより、自分の力を使い切って失敗する方が、もっと価値がある」と。全く、その通りです。
若い皆さんは、自分らしくベストを尽くしていけばよい。失敗しても、クヨクヨなどせず、たくましく次の勝利の糧にしていく挑戦王であっていただきたいのです。
第二に、「太陽の心で、友情を広げる勇気」です。
若くして妙法に巡り合った皆さんには「太陽の心」があります。どんな不幸の闇も照らし晴らせる究極の希望の光です。学会家族と一緒に太陽の心を輝かせ、悩んでいる身近な友だちのことも祈りながら、明るく賢く励ましを送ってください。
私は、皆さんのお父さん、お母さん方と一緒に、世界中に友情を結んできました。今や、地球を包む平和と文化と教育の大連帯となっています。この創価の世界市民のスクラムを、皆さんが誇り高く、さらに未来へ伝え広げていっていただきたいのです。
第三に、「負けじ魂で、正義を貫く勇気」です。
学会っ子は全員が師子の子です。師子は負けない。師子は恐れない。誰に何と悪口を言われようとも、胸を張って正義の信念を叫び切る。私は戸田先生の弟子として、師子王の心で戦ってきました。だからこそ、一切を勝ち越えることができたのです。
この創価の負けじ魂を、私は、不二の皆さん一人一人の命に厳然と託します。
御書には「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れていく」(1046ページ、通解)と説かれます。
皆さんも、目の前のどんなハードルも、勇敢に、一つまた一つと飛び越えていってください。そのたゆまぬ挑戦から破竹の勢いが生まれます。
大好きな、信ずる皆さんが、強く朗らかに青春勝利へ大前進しゆくことを祈って、私のメッセージとします。
「正義の走者」の歌を皆さんと心一つに口ずさみつつ(大拍手)。
☆中等部が夏季研修会 首都圏の代表集い創価大学で「原点」刻む 2017年8月5日
首都圏中等部の夏季研修会が4日、東京・八王子市の創価大学で開かれ、中等部員、保護者ら約1000人が参加した。これには池田先生がメッセージを贈った(別掲)。
研修会では、代表のメンバーが活動報告。
松井洋一さん(埼玉・2年)は苦手な英語の学習に挑み、英検に合格したこと、学校で環境美化活動に励む委員会に所属し、奉仕の精神を学んでいることを紹介。将来、人の役に立てる職業に就くため人間力を磨き、親孝行にも挑戦していきたいと語った。
盛島杏莉さん(神奈川・2年)は小学生の時に友達との関係に悩んだ。しかし、母の励ましと、池田先生の"雨の日が続かないように、人生にも必ず暖かな陽光が降り注ぐ"との指導を胸に、題目をあげる中で乗り越えることができた。
現在、学校では学級委員を務め、中等部では合唱団に所属。「夢に向かって勉強を重ね、社会と広布の人材に成長します」と元気に決意を述べた。
また、男女学生部の先輩を交えてのグループディスカッションが行われたほか、教学研修では森中教学部長の担当で「一生成仏抄」を研さん。唱題こそ、何ものにも負けない仏の生命を引き出す力であることを学んだ。
黒土中等部長、和田女子中等部長は「きょうを原点に、一人一人が後継の道を歩み、世界広布新時代の希望の光に」と力説。石黒未来本部長、飛田女性未来本部長が励ました。
参加者は口々に決意を語っていた。
「題目に自分を磨く力があることを知りました。より真剣に勤行・唱題に励みます」(2年男子)
「自分が大きく変わったと感じる研修会でした。鼓笛隊、部活動、勉強の三立は大変ですが、成長への飛躍台と捉え、頑張り抜きます!」(同女子)
このほか、近藤女性教育者委員長による保護者対象の「教育セミナー」も。研修会ではブラジルSGIのサイトウ男子部長、トクザト未来部長があいさつした。
夏の諸行事で大活躍!
笑顔あふれる街づくりも
皆様の奮闘ありてこそ。
本当にありがとう!
四条金吾殿御返事 P1143
『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ』
☆女性に贈ることば 八月十日
元気な母の顔は、皆に幸せの香りを与える。
☆今日のことば365 八月十日
利己主義はそれ自体が不幸であり、自分も傷つき、人をも傷つける。実は、その利己主義のために、世のなかに不幸が多くなり、悲惨があふれるのではなかろうか。
☆中等部夏季研修会へ池田先生がメッセージ贈る 2017年8月5日
◇君よ勇気の挑戦王たれ!
私が若き「正義の走者」として創価の大道へ第一歩を踏み出したのは、1947年の8月14日。この日、座談会で初めて師匠・戸田城聖先生にお会いした時からです。
「正しい人生」を求める私に、戸田先生は、青年らしく勇気を出して、仏法を学び、実践してごらん、と励ましてくださいました。
先生の言われる通り、私は最高に価値ある「正しい人生」の道を、70年間、まっしぐらに走り抜いてきました。
そして、きょう2017年の8月4日。必ずや私以上に偉大な力を発揮しゆく「正義の走者」の皆さんに、先生から教わった三つの「勇気」の指針を贈りたいのです。
第一に、「大いなる夢へ、学び挑む勇気」です。
戸田先生は、よく青年に大きすぎるくらいの夢を持てと呼びかけられ、「偉い人とは、若い時の夢を生涯たもち続け、それに挑み抜いた人である」と語られました。
皆さんも大いに夢を広げながら、題目を唱え、学び、挑んでいただきたいのです。
うれしいことに、本日は、ブラジルの模範の青年リーダーも出席してくれています。
ブラジルの大教育者(ダルシー・リベイロ)は語りました。「勇気だ! 何に対しても自分の力を惜しむより、自分の力を使い切って失敗する方が、もっと価値がある」と。全く、その通りです。
若い皆さんは、自分らしくベストを尽くしていけばよい。失敗しても、クヨクヨなどせず、たくましく次の勝利の糧にしていく挑戦王であっていただきたいのです。
第二に、「太陽の心で、友情を広げる勇気」です。
若くして妙法に巡り合った皆さんには「太陽の心」があります。どんな不幸の闇も照らし晴らせる究極の希望の光です。学会家族と一緒に太陽の心を輝かせ、悩んでいる身近な友だちのことも祈りながら、明るく賢く励ましを送ってください。
私は、皆さんのお父さん、お母さん方と一緒に、世界中に友情を結んできました。今や、地球を包む平和と文化と教育の大連帯となっています。この創価の世界市民のスクラムを、皆さんが誇り高く、さらに未来へ伝え広げていっていただきたいのです。
第三に、「負けじ魂で、正義を貫く勇気」です。
学会っ子は全員が師子の子です。師子は負けない。師子は恐れない。誰に何と悪口を言われようとも、胸を張って正義の信念を叫び切る。私は戸田先生の弟子として、師子王の心で戦ってきました。だからこそ、一切を勝ち越えることができたのです。
この創価の負けじ魂を、私は、不二の皆さん一人一人の命に厳然と託します。
御書には「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れていく」(1046ページ、通解)と説かれます。
皆さんも、目の前のどんなハードルも、勇敢に、一つまた一つと飛び越えていってください。そのたゆまぬ挑戦から破竹の勢いが生まれます。
大好きな、信ずる皆さんが、強く朗らかに青春勝利へ大前進しゆくことを祈って、私のメッセージとします。
「正義の走者」の歌を皆さんと心一つに口ずさみつつ(大拍手)。
☆中等部が夏季研修会 首都圏の代表集い創価大学で「原点」刻む 2017年8月5日
首都圏中等部の夏季研修会が4日、東京・八王子市の創価大学で開かれ、中等部員、保護者ら約1000人が参加した。これには池田先生がメッセージを贈った(別掲)。
研修会では、代表のメンバーが活動報告。
松井洋一さん(埼玉・2年)は苦手な英語の学習に挑み、英検に合格したこと、学校で環境美化活動に励む委員会に所属し、奉仕の精神を学んでいることを紹介。将来、人の役に立てる職業に就くため人間力を磨き、親孝行にも挑戦していきたいと語った。
盛島杏莉さん(神奈川・2年)は小学生の時に友達との関係に悩んだ。しかし、母の励ましと、池田先生の"雨の日が続かないように、人生にも必ず暖かな陽光が降り注ぐ"との指導を胸に、題目をあげる中で乗り越えることができた。
現在、学校では学級委員を務め、中等部では合唱団に所属。「夢に向かって勉強を重ね、社会と広布の人材に成長します」と元気に決意を述べた。
また、男女学生部の先輩を交えてのグループディスカッションが行われたほか、教学研修では森中教学部長の担当で「一生成仏抄」を研さん。唱題こそ、何ものにも負けない仏の生命を引き出す力であることを学んだ。
黒土中等部長、和田女子中等部長は「きょうを原点に、一人一人が後継の道を歩み、世界広布新時代の希望の光に」と力説。石黒未来本部長、飛田女性未来本部長が励ました。
参加者は口々に決意を語っていた。
「題目に自分を磨く力があることを知りました。より真剣に勤行・唱題に励みます」(2年男子)
「自分が大きく変わったと感じる研修会でした。鼓笛隊、部活動、勉強の三立は大変ですが、成長への飛躍台と捉え、頑張り抜きます!」(同女子)
このほか、近藤女性教育者委員長による保護者対象の「教育セミナー」も。研修会ではブラジルSGIのサイトウ男子部長、トクザト未来部長があいさつした。
2017年8月9日水曜日
2017.08.09 わが友に贈る
自らが妙法を実践する
偉大な功徳を
故人に回らし向ける。
これが真の追善供養だ。
常楽我浄の旅路を共に!
妙心尼御前御返事 P1479
『この仏不死の薬をとかせ給へり今の妙法蓮華経の五字是なり、しかもこの五字をば閻浮提人病之良薬とこそとかれて候へ』
☆女性に贈ることば 八月九日
いかなる分野にも、"浅深"がある。人生にあっても同じである。自分一人のために生きるのか、より大きな価値のために生きるのか。
大いなる理想のために生きるには、強靭なる決意と勇気が必要である。その決意と勇気に立てるか否か。そこに人間としての真価が問われるのである。
☆今日のことば365 八月九日
戦争にさんざん懲り、原子爆弾のひどい目にあい、もう二度と戦争はいやだと悟った庶民の生活意識ほど、現代において現実的なものはない。この尊い犠牲をはらった生活意識が、あらゆる国々との平和友好を求めているのだ。
☆御書と歩む 第76回 家族で生命を磨き合う夏に
『深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』(一生成仏抄、384ページ)
◇通解
深く信心を起こして、日夜朝暮に怠らず、わが心を磨くべきである。どのように磨くべきか。ただ南無妙法蓮華経と唱えることが磨くことになる。
◇同志への指針
誰人にも開かれた、生命を磨く最極の方途。それが唱題行である。夏は親子一緒に勤行をする好機だ。家族一同で題目を唱える場は、何よりの希望と和楽の会座である。
ある時は親が子に信心の確信を伝え、ある時は子が善知識となって親を導く。たとえ離れていても祈りは通ずる。
我らは、皆が学会家族だ。共々に張りのある勤行で、生命錬磨の夏を!
☆全国未来部夏季研修会 参加者の決意 2017年8月6日
使命の舞台で後継の旗を高らかに! 47都道府県から男女高等部員の代表が集い、宝の思い出を刻んだ全国未来部夏季研修会(1〜3日、東京・八王子市の創価大学)。ここでは、研修会で披露された活動報告と参加者の決意を紹介する。
代表メンバーの活動報告から
●森澤正行さん(三重)
小学校でいじめを受けた時、「一緒に勤行しよう!」と両親が寄り添い、地域の学会員さんが励ましてくださったおかげで、自信を取り戻していきました。学校の先生の助けもあって収まりましたが、中学校でもまた、いじめられました。
しかし、池田先生の"一番苦しんだ人が一番幸せになる権利がある"との言葉を胸に、家族や親友たちに支えられ、乗り越えることができたのです。中学3年から音楽隊にも入隊。高校では生徒会役員に立候補し、書記を務めています。
将来は苦しむ人の支えになれるよう、臨床心理士になるという夢を掲げ、努力の道を走ります。
●福間良美さん(静岡)
県内のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校の高校に通っています。学校では英語教育のほか、「安全な水の確保」をテーマに研究。昨年夏、代表で訪れたベトナムでは、現地の高校生に新しい水処理技術を提案しました。
海外での活動に興味を抱いた私は、文部科学省の留学プログラムへの挑戦を決意。信心根本に、周囲のサポートを得て入念な準備で選考に臨んだ結果、国際ボランティアの枠で合格。6日からカンボジアを訪れます。現地の水質調査や海洋生物の保護に取り組むとともに、同世代の人たちと友情を広げます。
●久保田緑さん(愛媛)
小学生の時、1型糖尿病に。しかし、「必ず意味があるけんな」との母の言葉が、私の心に"勇気の火"をともしてくれました。
以来、日々の血糖コントロールと真剣な唱題に挑戦。題目をあげると、つらいことがあっても「よし、頑張るぞ!」と生命力が湧きます。
中学3年生の夏、主治医が効果的な病気の治療法を勧めてくれました。信心の功徳です。また病気になったことで、元気で過ごせるありがたさを実感しています。
池田先生の励ましの言葉を胸に、将来はグローバル社会で活躍できる人材へと成長し、多くの人に勇気と希望を与える存在になります。
●森哲平さん(北海道)
私が小学3年の時、中学3年の兄が脳腫瘍を発症。泣きながら唱題する母と共に、姉と私も懸命に題目をあげました。兄は15歳で亡くなり、葬儀には、多くの人が参列してくれました。
「題目はすごいぞ」と信心の素晴らしさを語っていた兄との絆は、私の生きる力です。
今、学校ではバレー部のキャプテンを務め、小学校で全国大会出場、中学校で全道ベスト8となりました。
高校受験では、志望校は難関でしたが、母は私を信じてくれました。必死に唱題と勉強に食らいつき、合格することができました。
勉強では苦戦続きですが、第一志望の大学に必ず進学します。
青春の語らいで生涯の友情築く
●阿世知弘之さん(東京)
ディスカッションでは、一人一人が熱い思いで池田先生を求める姿に接し、大きな刺激を受けました。そして「このかけがえのない仲間たちと、生涯、共に前進していきます!」と池田先生に誓いました。私は今、勉学、部活の卓球、正義合唱団の"三立"に挑戦中です。全てに勝利し、支えてくださる方々に恩返しをします。
●馬場仁さん(長野)
自分の悩みや体験を赤裸々に語る仲間に囲まれ、「ここでなら何でも話せる」と感じました。私も、父の病を家族で乗り越えた体験や、未来部の人材グループでの活動の様子などを語ると、皆が「うん、うん」とうなずき、拍手してくれました。うれしかったです。この研修会で結んだ友情を抱き締め、将来は、父の仕事を立派に継げるよう努力していきます。
●小西隼斗さん(大阪)
初めて会った人でも、すぐに打ち解けることができました。私は中学1年でいじめに遭った時、池田先生の指導と母の励ましを支えに、"この経験があったから強くなれたと思えるようになろう"と踏ん張りました。今回、自分の体験を語れる仲間ができました。この絆を大切にし、夢である"人を笑顔にできる看護師"に必ずなります!
●赤嶺桜さん(沖縄)
私は今まで、自分の経験や夢を、ほとんど人に話すことはありませんでした。しかし、勇気を出して言葉にしてみると、"頑張ろう!"という思いが増していくのを感じたのです。語り合える同志の存在って、とても大切だなと思いました。もっと信心を深め、堂々と自分のことや学会の哲学を語れる人になります。そして、親孝行の人生を歩んでいきます。
大きく視野広げ、夢へと大前進!
●後閑姫乃さん(埼玉)
地球上には多くの課題がありますが、高校生の立場で何ができるのだろうと悩んでいました。ドリーム企画(各界の現役社会人が講演し、メンバーが興味のあるブースを訪ねる)で、国連職員の方との交流の機会がありました。疑問をぶつけると、「課題を知ることが世界平和への第一歩。そしてそれらの課題を、人類全体の問題として捉える意識改革が必要です」と答えてくださいました。今、自分が学んでいること自体が世界平和につながっていると思い、勇気が湧きました。
●齋藤日和さん(秋田)
私の姉も、未来部夏季研修会に参加したことがあり、「絶対に行った方がいいよ!」と応援してくれました。研修会の間、池田先生からの激励が次々と届き、先生のご期待と真心が胸に響いて涙があふれました。"世界の人々を結ぶ人間になる"という夢に向かって、今、活動している演劇部と英語の勉強に、いっそう励んでいきます。
●平野泰明さん(宮崎)
「人のために」と意識して働く中に良い結果は伴う——第一線で活躍される先輩方の言葉に胸を打たれました。また、社会人として視野を広く持つことが必要だとも。日頃、読書で知識や教養を磨いている私にとって、自信を深める機会となりました。学校では英語ディベート部に所属。将来は英語を使って人の役に立つ仕事に就けるよう、努力を続けていきます。
●矢野美月さん(山口)
祖父が入院していた時、病院で献身的に働く看護師の方の姿に心を動かされました。研修会では、その思いを込めて"温かな笑顔で励ましを送れる看護師になります"と誓いました。今、キャプテンを務めているバレーボール部の活動に励みながら、使命の道を歩んでいけるよう、勉強にも一歩も引かずに挑戦していきます!
信心を深め合い、広布の人生誓う
●岩�健成さん(福島)
教学研修で「佐渡御書」を研さんしました。その中で、どんなに大変な時でも、師子王の心で強く生きることが大切だと学びました。私には弁護士になるという夢があります。簡単な道ではありませんが、信心根本に前へ前へと進み続けていきます。自分が多くの人に励ましていただいたように、子どもたちに夢を与えられる人間になります。
●岩山南美さん(石川)
池田先生の真心に包まれた感動の3日間でした。皆で未来部歌「正義の走者」を歌った時、"先生と共に広宣流布の人生を歩みます!"と誓いました。また、一緒に過ごした友が皆、温かく、ありのままの自分でいられたことに、感謝でいっぱいです。唱題根本に勉学に励み抜き、池田先生の期待に応える人材に成長していきます。
偉大な功徳を
故人に回らし向ける。
これが真の追善供養だ。
常楽我浄の旅路を共に!
妙心尼御前御返事 P1479
『この仏不死の薬をとかせ給へり今の妙法蓮華経の五字是なり、しかもこの五字をば閻浮提人病之良薬とこそとかれて候へ』
☆女性に贈ることば 八月九日
いかなる分野にも、"浅深"がある。人生にあっても同じである。自分一人のために生きるのか、より大きな価値のために生きるのか。
大いなる理想のために生きるには、強靭なる決意と勇気が必要である。その決意と勇気に立てるか否か。そこに人間としての真価が問われるのである。
☆今日のことば365 八月九日
戦争にさんざん懲り、原子爆弾のひどい目にあい、もう二度と戦争はいやだと悟った庶民の生活意識ほど、現代において現実的なものはない。この尊い犠牲をはらった生活意識が、あらゆる国々との平和友好を求めているのだ。
☆御書と歩む 第76回 家族で生命を磨き合う夏に
『深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』(一生成仏抄、384ページ)
◇通解
深く信心を起こして、日夜朝暮に怠らず、わが心を磨くべきである。どのように磨くべきか。ただ南無妙法蓮華経と唱えることが磨くことになる。
◇同志への指針
誰人にも開かれた、生命を磨く最極の方途。それが唱題行である。夏は親子一緒に勤行をする好機だ。家族一同で題目を唱える場は、何よりの希望と和楽の会座である。
ある時は親が子に信心の確信を伝え、ある時は子が善知識となって親を導く。たとえ離れていても祈りは通ずる。
我らは、皆が学会家族だ。共々に張りのある勤行で、生命錬磨の夏を!
☆全国未来部夏季研修会 参加者の決意 2017年8月6日
使命の舞台で後継の旗を高らかに! 47都道府県から男女高等部員の代表が集い、宝の思い出を刻んだ全国未来部夏季研修会(1〜3日、東京・八王子市の創価大学)。ここでは、研修会で披露された活動報告と参加者の決意を紹介する。
代表メンバーの活動報告から
●森澤正行さん(三重)
小学校でいじめを受けた時、「一緒に勤行しよう!」と両親が寄り添い、地域の学会員さんが励ましてくださったおかげで、自信を取り戻していきました。学校の先生の助けもあって収まりましたが、中学校でもまた、いじめられました。
しかし、池田先生の"一番苦しんだ人が一番幸せになる権利がある"との言葉を胸に、家族や親友たちに支えられ、乗り越えることができたのです。中学3年から音楽隊にも入隊。高校では生徒会役員に立候補し、書記を務めています。
将来は苦しむ人の支えになれるよう、臨床心理士になるという夢を掲げ、努力の道を走ります。
●福間良美さん(静岡)
県内のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校の高校に通っています。学校では英語教育のほか、「安全な水の確保」をテーマに研究。昨年夏、代表で訪れたベトナムでは、現地の高校生に新しい水処理技術を提案しました。
海外での活動に興味を抱いた私は、文部科学省の留学プログラムへの挑戦を決意。信心根本に、周囲のサポートを得て入念な準備で選考に臨んだ結果、国際ボランティアの枠で合格。6日からカンボジアを訪れます。現地の水質調査や海洋生物の保護に取り組むとともに、同世代の人たちと友情を広げます。
●久保田緑さん(愛媛)
小学生の時、1型糖尿病に。しかし、「必ず意味があるけんな」との母の言葉が、私の心に"勇気の火"をともしてくれました。
以来、日々の血糖コントロールと真剣な唱題に挑戦。題目をあげると、つらいことがあっても「よし、頑張るぞ!」と生命力が湧きます。
中学3年生の夏、主治医が効果的な病気の治療法を勧めてくれました。信心の功徳です。また病気になったことで、元気で過ごせるありがたさを実感しています。
池田先生の励ましの言葉を胸に、将来はグローバル社会で活躍できる人材へと成長し、多くの人に勇気と希望を与える存在になります。
●森哲平さん(北海道)
私が小学3年の時、中学3年の兄が脳腫瘍を発症。泣きながら唱題する母と共に、姉と私も懸命に題目をあげました。兄は15歳で亡くなり、葬儀には、多くの人が参列してくれました。
「題目はすごいぞ」と信心の素晴らしさを語っていた兄との絆は、私の生きる力です。
今、学校ではバレー部のキャプテンを務め、小学校で全国大会出場、中学校で全道ベスト8となりました。
高校受験では、志望校は難関でしたが、母は私を信じてくれました。必死に唱題と勉強に食らいつき、合格することができました。
勉強では苦戦続きですが、第一志望の大学に必ず進学します。
青春の語らいで生涯の友情築く
●阿世知弘之さん(東京)
ディスカッションでは、一人一人が熱い思いで池田先生を求める姿に接し、大きな刺激を受けました。そして「このかけがえのない仲間たちと、生涯、共に前進していきます!」と池田先生に誓いました。私は今、勉学、部活の卓球、正義合唱団の"三立"に挑戦中です。全てに勝利し、支えてくださる方々に恩返しをします。
●馬場仁さん(長野)
自分の悩みや体験を赤裸々に語る仲間に囲まれ、「ここでなら何でも話せる」と感じました。私も、父の病を家族で乗り越えた体験や、未来部の人材グループでの活動の様子などを語ると、皆が「うん、うん」とうなずき、拍手してくれました。うれしかったです。この研修会で結んだ友情を抱き締め、将来は、父の仕事を立派に継げるよう努力していきます。
●小西隼斗さん(大阪)
初めて会った人でも、すぐに打ち解けることができました。私は中学1年でいじめに遭った時、池田先生の指導と母の励ましを支えに、"この経験があったから強くなれたと思えるようになろう"と踏ん張りました。今回、自分の体験を語れる仲間ができました。この絆を大切にし、夢である"人を笑顔にできる看護師"に必ずなります!
●赤嶺桜さん(沖縄)
私は今まで、自分の経験や夢を、ほとんど人に話すことはありませんでした。しかし、勇気を出して言葉にしてみると、"頑張ろう!"という思いが増していくのを感じたのです。語り合える同志の存在って、とても大切だなと思いました。もっと信心を深め、堂々と自分のことや学会の哲学を語れる人になります。そして、親孝行の人生を歩んでいきます。
大きく視野広げ、夢へと大前進!
●後閑姫乃さん(埼玉)
地球上には多くの課題がありますが、高校生の立場で何ができるのだろうと悩んでいました。ドリーム企画(各界の現役社会人が講演し、メンバーが興味のあるブースを訪ねる)で、国連職員の方との交流の機会がありました。疑問をぶつけると、「課題を知ることが世界平和への第一歩。そしてそれらの課題を、人類全体の問題として捉える意識改革が必要です」と答えてくださいました。今、自分が学んでいること自体が世界平和につながっていると思い、勇気が湧きました。
●齋藤日和さん(秋田)
私の姉も、未来部夏季研修会に参加したことがあり、「絶対に行った方がいいよ!」と応援してくれました。研修会の間、池田先生からの激励が次々と届き、先生のご期待と真心が胸に響いて涙があふれました。"世界の人々を結ぶ人間になる"という夢に向かって、今、活動している演劇部と英語の勉強に、いっそう励んでいきます。
●平野泰明さん(宮崎)
「人のために」と意識して働く中に良い結果は伴う——第一線で活躍される先輩方の言葉に胸を打たれました。また、社会人として視野を広く持つことが必要だとも。日頃、読書で知識や教養を磨いている私にとって、自信を深める機会となりました。学校では英語ディベート部に所属。将来は英語を使って人の役に立つ仕事に就けるよう、努力を続けていきます。
●矢野美月さん(山口)
祖父が入院していた時、病院で献身的に働く看護師の方の姿に心を動かされました。研修会では、その思いを込めて"温かな笑顔で励ましを送れる看護師になります"と誓いました。今、キャプテンを務めているバレーボール部の活動に励みながら、使命の道を歩んでいけるよう、勉強にも一歩も引かずに挑戦していきます!
信心を深め合い、広布の人生誓う
●岩�健成さん(福島)
教学研修で「佐渡御書」を研さんしました。その中で、どんなに大変な時でも、師子王の心で強く生きることが大切だと学びました。私には弁護士になるという夢があります。簡単な道ではありませんが、信心根本に前へ前へと進み続けていきます。自分が多くの人に励ましていただいたように、子どもたちに夢を与えられる人間になります。
●岩山南美さん(石川)
池田先生の真心に包まれた感動の3日間でした。皆で未来部歌「正義の走者」を歌った時、"先生と共に広宣流布の人生を歩みます!"と誓いました。また、一緒に過ごした友が皆、温かく、ありのままの自分でいられたことに、感謝でいっぱいです。唱題根本に勉学に励み抜き、池田先生の期待に応える人材に成長していきます。
2017年8月8日火曜日
2017.08.08 わが友に贈る
勝負の夏に挑む
受験生よ 頑張れ!
壁にぶつかった時が
飛躍のチャンスだ。
強気で鍛えの青春道を!
妙法比丘尼御返事 P1415
『法華経の中に仏説かせ給はく我が滅度の後後の五百歳二千二百余年すぎて此の経閻浮提に流布せん時、天魔の人の身に入りかはりて此の経を弘めさせじとて、たまたま信ずる者をば或はのり打ち所をうつし或はころしなんどすべし、其の時先さきをしてあらん者は三世十方の仏を供養する功徳を得べし』
☆女性に贈ることば 八月八日
鍛えの中からしか、個性は輝かない。見事に自分の個性を鍛えあげた人は、美しい。誰が見ても、ほれぼれするほど美しい。
すぐ消えてしまう一時の美ではなく、ずっと続く一生涯の美です。
☆今日のことば365 八月八日
開拓者の道は厳しい。どのように力を込めても、最初は、なかなか軌道に乗らないものである。さまざまに試行錯誤し、体当たりの実践で、厚い壁を地道に打ち破っていく以外にない。
☆全国未来部夏季研修会への池田先生のメッセージ 2017年8月2日
◇何があっても朗らかに前へ! 君よ信念と英知の走者たれ
わが師・戸田城聖先生と初めてお会いしてより70年の8月を、今朝、私は万感の思いで迎えました。
当時の私と同じ年代の心凜々しき高等部の友が、日本全国より、創価大学へ集い合ってくれているからです。恩師が10代の私に授けてくださった後継の旗を、奇しき縁で結ばれた君たち、あなたたちに譲ることができるからです。
皆、祈り、学び、挑戦と努力を重ねて、参加を勝ち取ってくれ、本当にありがとう!
私の心を分かち合ってくれる担当者の方々の尊い献身に、厚く感謝申し上げます。男女青年部また学生部をはじめ、陰で支えてくれている皆さん方、お世話になります。
誇り高き「正義の走者」の皆さんに、きょうは三つの創価後継の「道」を託したい。
第一に、「平和の未来へ羽ばたく『英知の翼の道』」です。
「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」——私が創価大学生に贈った指針です。皆さんが日々、勉学に挑んでいることは、とても地味に思えるかもしれない。しかし、ひとたび自らの使命を深く自覚するならば、今、地道に磨いている英知は、全て未来へ羽ばたく翼となります。これからの人類の平和を創る希望の力なのです。
私が対話を重ねた中国の文豪・王蒙先生は、80代の今も学び続け、語られています。
「進まざれば後退。これが学習の特質です」と。
何があっても前へ前へ! 倒れても、また立ち上がって、たくましく朗らかに前へ!
学べ、学び抜け! 創価のメロスは、不屈の「英知の走者」であっていただきたい。
第二に、「共々に勝利の前途を照らしゆく『友情の光の道』」です。
日蓮大聖人は、「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)と仰せになりました。友情の火をともすことは、そのまま互いの前途を照らす光となるのです。
創価学会は、生命の尊厳に目覚めた一人一人が、悩める友のために、友情の火、励ましの火をともし、民衆の勝利の前途を照らしてきたスクラムです。かけがえのない、この光の道を、皆さんは胸を張って進み、地球の明日を輝かせていただきたいのです。
とりわけ、今回の研修の仲間とは、仲良く楽しく、一生涯の絆を築いてください。
最後に、「信仰の無敵のエンジンで勝ち進む『栄光の巌の道』」です。
戸田先生は、「生きるならば、大哲学、大思想、大宗教を持ち続けて、栄光の一生を飾れ!」と叫ばれました。直弟子の私は、その通り、70年間、走り抜いてきました。
それは、御書に「魔競はずは正法と知るべからず」(1087ページ)と仰せの如く、一番正しいからこそ、一番魔が競い起こる苦難の道でありました。
しかし、正義の信仰とは、この世で最も尊く、最も強い無敵のエンジンです。私は、この究極の信念の力で、どんな試練も圧迫も、創価の同志と乗り越えてきたのです。
不二の弟子である皆さんもまた、題目を唱え抜きながら、行く手に立ちはだかる、あらゆる巌を断固と勝ち越え、前人未到の峰に栄光の旗を翻していただきたいのです。
ともあれ、21世紀の開幕の時に生まれ出でた黄金世代の皆さんを、私は地涌の本命と定め、ずっと見守り続けていきます。この三日間、見違えるように大成長して、帰ったら、送り出してくれたご家族や地域の方々に、最高に晴れ晴れとした笑顔で、「ありがとう!」と伝えていただくことをお願いして、私のメッセージとします。
従藍而青の愛弟子の君たち、あなたたちに健康あれ! 勇気あれ! 凱歌あれ!(大拍手)
受験生よ 頑張れ!
壁にぶつかった時が
飛躍のチャンスだ。
強気で鍛えの青春道を!
妙法比丘尼御返事 P1415
『法華経の中に仏説かせ給はく我が滅度の後後の五百歳二千二百余年すぎて此の経閻浮提に流布せん時、天魔の人の身に入りかはりて此の経を弘めさせじとて、たまたま信ずる者をば或はのり打ち所をうつし或はころしなんどすべし、其の時先さきをしてあらん者は三世十方の仏を供養する功徳を得べし』
☆女性に贈ることば 八月八日
鍛えの中からしか、個性は輝かない。見事に自分の個性を鍛えあげた人は、美しい。誰が見ても、ほれぼれするほど美しい。
すぐ消えてしまう一時の美ではなく、ずっと続く一生涯の美です。
☆今日のことば365 八月八日
開拓者の道は厳しい。どのように力を込めても、最初は、なかなか軌道に乗らないものである。さまざまに試行錯誤し、体当たりの実践で、厚い壁を地道に打ち破っていく以外にない。
☆全国未来部夏季研修会への池田先生のメッセージ 2017年8月2日
◇何があっても朗らかに前へ! 君よ信念と英知の走者たれ
わが師・戸田城聖先生と初めてお会いしてより70年の8月を、今朝、私は万感の思いで迎えました。
当時の私と同じ年代の心凜々しき高等部の友が、日本全国より、創価大学へ集い合ってくれているからです。恩師が10代の私に授けてくださった後継の旗を、奇しき縁で結ばれた君たち、あなたたちに譲ることができるからです。
皆、祈り、学び、挑戦と努力を重ねて、参加を勝ち取ってくれ、本当にありがとう!
私の心を分かち合ってくれる担当者の方々の尊い献身に、厚く感謝申し上げます。男女青年部また学生部をはじめ、陰で支えてくれている皆さん方、お世話になります。
誇り高き「正義の走者」の皆さんに、きょうは三つの創価後継の「道」を託したい。
第一に、「平和の未来へ羽ばたく『英知の翼の道』」です。
「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」——私が創価大学生に贈った指針です。皆さんが日々、勉学に挑んでいることは、とても地味に思えるかもしれない。しかし、ひとたび自らの使命を深く自覚するならば、今、地道に磨いている英知は、全て未来へ羽ばたく翼となります。これからの人類の平和を創る希望の力なのです。
私が対話を重ねた中国の文豪・王蒙先生は、80代の今も学び続け、語られています。
「進まざれば後退。これが学習の特質です」と。
何があっても前へ前へ! 倒れても、また立ち上がって、たくましく朗らかに前へ!
学べ、学び抜け! 創価のメロスは、不屈の「英知の走者」であっていただきたい。
第二に、「共々に勝利の前途を照らしゆく『友情の光の道』」です。
日蓮大聖人は、「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)と仰せになりました。友情の火をともすことは、そのまま互いの前途を照らす光となるのです。
創価学会は、生命の尊厳に目覚めた一人一人が、悩める友のために、友情の火、励ましの火をともし、民衆の勝利の前途を照らしてきたスクラムです。かけがえのない、この光の道を、皆さんは胸を張って進み、地球の明日を輝かせていただきたいのです。
とりわけ、今回の研修の仲間とは、仲良く楽しく、一生涯の絆を築いてください。
最後に、「信仰の無敵のエンジンで勝ち進む『栄光の巌の道』」です。
戸田先生は、「生きるならば、大哲学、大思想、大宗教を持ち続けて、栄光の一生を飾れ!」と叫ばれました。直弟子の私は、その通り、70年間、走り抜いてきました。
それは、御書に「魔競はずは正法と知るべからず」(1087ページ)と仰せの如く、一番正しいからこそ、一番魔が競い起こる苦難の道でありました。
しかし、正義の信仰とは、この世で最も尊く、最も強い無敵のエンジンです。私は、この究極の信念の力で、どんな試練も圧迫も、創価の同志と乗り越えてきたのです。
不二の弟子である皆さんもまた、題目を唱え抜きながら、行く手に立ちはだかる、あらゆる巌を断固と勝ち越え、前人未到の峰に栄光の旗を翻していただきたいのです。
ともあれ、21世紀の開幕の時に生まれ出でた黄金世代の皆さんを、私は地涌の本命と定め、ずっと見守り続けていきます。この三日間、見違えるように大成長して、帰ったら、送り出してくれたご家族や地域の方々に、最高に晴れ晴れとした笑顔で、「ありがとう!」と伝えていただくことをお願いして、私のメッセージとします。
従藍而青の愛弟子の君たち、あなたたちに健康あれ! 勇気あれ! 凱歌あれ!(大拍手)
2017年8月7日月曜日
2017.08.07 わが友に贈る
◇今週のことば
創価ファミリー大会は
地域と世界の希望なり。
皆が若き地涌の命で
喜びあふれる前進を!
従藍而青の宝の友と。
2017年8月7日
妙心尼御前御返事 P1477
『このまんだら(曼陀羅)を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく子ををやのあいするがごとくいをの水をたのむがごとく草木のあめをねがうごとくとりの木をたのむがごとく一切の仏神等のあつまりまほり昼夜にかげのごとくまほらせ給う法にて候、よくよく御信用あるべし』
☆女性に贈ることば 八月七日
青年は無限の可能性を秘めている。いくらでも成長していける。すべては自分自身の心、一念で決まる。
☆今日のことば365 八月七日
人の心ほど尊く、美しいものはない。だが一面は、人の心ほど醜いものもないであろう。十九世紀、二十世紀と、機械文明がいくら進歩しても、人の心のこの原理には、変化はない。
☆随筆 永遠なれ創価の大城 第22回 未来部と共に成長
◇広布のバトンを「正義の走者」へ! 「従藍而青」を信じ 師子を育てゆこう
新たな生命が、この世に生まれることは、何という希望であろうか。
門下の子どもの誕生を喜ばれた御聖訓が、私の胸にこだまする。
「法華経流布あるべきたね(種)をつぐ所の玉の子出で生れん目出度覚え候ぞ」(御書一一〇九ページ)
わが未来部は一人ひとりが妙法の宝塔であり、広宣流布を担い立つ「玉の子」として、今この時に躍り出てくれた。
◇
恩師・戸田城聖先生の出版社で私が働き始めたのは、二十一歳の時である。大変な毎日だったが、楽しくて嬉しくて仕方がない仕事があった。
少年誌の編集である。
"全ての子らが、正義を愛し、平和を愛する、よき人生を"と願った。
よき言葉、よき物語を、子どもたちに届けようと、日本を代表する作家たちのもとを勇んで訪れ、誠心誠意、思いを伝えて、執筆や連載を快諾してもらった。
依頼した作家の原稿が締め切りに間に合わず、自ら「山本伸一郎」のペンネームで、大教育者・ペスタロッチの伝記を書いたことも懐かしい。
ペスタロッチは叫ぶ。
「少年・少女が成長して、花咲いてゆくのをみることは名状し難い喜びではないか」と。
私も同じ思いだった。ありがたくも今、「未来ジャーナル」や「少年少女きぼう新聞」を通して、若き宝友と心の対話を続けることができている。
使命の花を咲き開かせていく未来部の友の姿に接する時、私の胸は、はち切れんばかりの喜びに満たされるのだ。
◇歌声に誓い込め
七月の本部幹部会で、少年少女部、中等部、高等部の代表メンバーが、力強い演奏と共に、創価の希望の歌声を爽やかに響かせてくれた。
一人ひとりが、勉強に、クラブ活動に、親孝行にと、挑戦を重ねて迎えた、感動のステージであった。家族の病や、学校でのいじめなどに負けず、祈りと勇気で勝ち越えた友もいると伺った。
合唱してくれた歌は未来部歌「正義の走者」。
第一次宗門事件の渦中の一九七八年(昭和五十三年)七月、私が岡山の地で作詞した歌だ。
♪君も負けるな いつの日か
共々誓いし この道を
嵐も吹雪も いざや征け……
「君よ」ではなく、「君も」と綴った。
若きメロスよ! 君には、同じ志を抱き、嵐に挑む友がいる。
君たちが進む道を開きゆかんと、苦難の道を走る創価の父母がいる。
君たちの成長と勝利を厳然と見守り、楽しみに祈り待つ人がいる。
ゆえに絶対に負けない。負けてはならない。同志と共に、父母と共に、「君も」また、断じて正義の道を踏破するのだ!
私は、この万感の思いを歌詞に託した。
誓いのバトンを受け取ってくれた当時の未来部の友は今、広布と社会のリーダーと光っている。
未来部躍進月間——。「学会の永遠性の確立」の急所は、まぎれもなく、未来部の育成にある。
伝統となった「E—1グランプリ」をはじめ、読書感想文や作文のコンクール、また「少年少女希望絵画展」も、皆で最大に応援していきたい。
◇
人間教育において大事なポイントに、一方的に教えるのではなく、「共に学び、共に成長する」ということがある。これは、創価教育の父・牧口常三郎先生が先駆的に示されていた点でもある。
学会の庭には、先輩も後輩も一体となって前進するなかで、人づくりの智慧が蓄積されてきた。
各地の創価ファミリー大会なども、子どもたちと一緒に学会の歴史や活動の意義を学び、信心を深められるようにと、多彩に工夫されている。
特に、壮年・婦人部の未来本部長、青年部の二十一世紀使命会、学生部の進学推進部長をはじめ、育成に尽力してくださる方々には、心からの敬意と御礼を申し上げたい。教育本部や国際本部等の尊いサポートにも、いつも感謝している。
◇「将棋」の思い出
今、世界中で未来部世代の活躍が目覚ましい。
二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、奮闘する十代のアスリート(競技者)たちの姿も眩いばかりだ。
将棋界でも、中学生棋士の連勝記録が日本中の話題となった。
実は、戸田先生も将棋がお好きだった。折々に、私も相手をさせていただいたものである。
思い出深いのは、戦後の混乱の不況下で、戸田先生の事業が暗礁に乗り上げ、私が編集長を務めていた少年誌などの休刊が決まった日のことだ。
先生は、いつものように、親しい来客に「一局どうだ」と、愉快そうに将棋を指しておられた。
その泰然自若とされた王者の雄姿に、私も「何があろうと変わるまい。自分の今なすべきことを、なすまでだ」と、腹を決めたものである。
◇
将棋の駒の「歩」は、じっと動かなければ、「歩」のままだ。しかし、一歩また一歩と、前へ進み、ひとたび敵陣に突入すると「と金」に成り、「金」と同じ働きをする。
「桂馬」の動きは、面白い。いざという時まで動かないことで、敵の攻めを封ずることもある。
駒それぞれに特性がある。一つとして意味のない駒はない。戦い続けていくならば、本来備わっている偉大な力を発揮することができる。
人間も同じであろう。
仏法は、桜梅桃李すなわち、一人ひとりが己の個性を伸ばし、開花させていく生き方である。
未来部時代、また青春時代は、鋭敏であるゆえに、人と比べ、一喜一憂してしまうこともあるだろう。だが、決して悲観などすることはない。
妙法と共に、広宣流布という偉大な誓願の人生に生き抜く時、誰もが、自分にしかない無限の可能性の花を、必ずや悔いなく咲かせ切っていくことができるからだ。
◇理想の人華の園
将棋の起源は、古代インドの「チャトランガ」という盤上ゲームにあったとされる。それが中国をはじめ東アジアに伝わる中で、日本では「将棋」へと姿を変えていった。
「仏法東漸」——インド発祥の仏教が東へ伝来してきた歴史と重なるようで、興味深い。
先日、大発展するインドの地涌の若人二百人が、「先駆」の誉れも高き九州を訪れた。
各地での交流交歓会で、歓迎の歌声や笑顔を広げてくれたのは、凜々しき未来部であった。
国を超え、民族を超えて、同じ志を分かち合い、励まし合って進む、桜梅桃李の人華の園よ! 人類が願ってやまない理想の人間共和の縮図が、ここにこそあるのだ。
この歓喜を、崇高さを、希望を、私たちは、自信満々と若き世界市民に伝えていきたい。
◇親子の心は感応
御書には、「譬えば鳥の卵の内より卵をつつく時・母又同じくつつきあくるに・同じき所をつつきあくるが如し、是れ即ち念慮の感応する故なり」(八一〇ページ)と仰せだ。
親が懸命に力を尽くし抜いた時、子も、その祈りに応えようとして、硬い卵の殻を割ることができる。生命の次元で、心と心は感応し合う。
親の信心は、必ず子に伝わる。たとえ、時間がかかっても、回り道を重ねても、絶対に伝わる。
飾る必要はない。失敗を恐れなくてよい。信念を曲げず、自ら決めた道を朗らかに進む。その親の生き方こそ、子に贈る「最上の宝」なのだ。
◇
植物の「藍」から生まれ出る「青」は、重ねて染め抜くことで、藍にも増して色鮮やかに光る。同様に、後継の友を、自分以上に立派に、そして陸続と成長させるのだ。
この「従藍而青(青は藍より出でて而も藍より青し)」の法理を、関わる側が信じ抜くことだ。
「師子」を育てられるのは「師子」だけだ。
「子どもを育てること、それ自体が平和のための仕事である」
これは、忘れ得ぬ平和研究の母・ボールディング博士の信条であった。
一人の未来部の生命を輝かせゆくことは、地球社会を希望で照らす平和の大事業なのである。
いよいよ「未来部夏季研修会」が、八王子市の創価大学で始まる。
世界各国でも未来部員が一堂に会し、有意義な研修会が行われている。
イタリアの研修会では、皆で御書を学んだ。教材は、かつて私が高等部に講義した「生死一大事血脈抄」。講師は、当時、講義を受けた高等部第一期生のリーダーである。半世紀を経て、滔々たる人材育成の大河は全世界に広がり、その伸展は世界同時進行である。
さあ、創価の宝、人類の希望の未来部を励まそう! 共に成長しよう!
広宣流布の永遠の流れを確立する聖業に連なる誇りを胸に前進し、充実と鍛えの夏を、健康第一で送ろうではないか!
地涌の義は
未来部にあり
世界まで
誉れの人材
育つ嬉しさ
創価ファミリー大会は
地域と世界の希望なり。
皆が若き地涌の命で
喜びあふれる前進を!
従藍而青の宝の友と。
2017年8月7日
妙心尼御前御返事 P1477
『このまんだら(曼陀羅)を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく子ををやのあいするがごとくいをの水をたのむがごとく草木のあめをねがうごとくとりの木をたのむがごとく一切の仏神等のあつまりまほり昼夜にかげのごとくまほらせ給う法にて候、よくよく御信用あるべし』
☆女性に贈ることば 八月七日
青年は無限の可能性を秘めている。いくらでも成長していける。すべては自分自身の心、一念で決まる。
☆今日のことば365 八月七日
人の心ほど尊く、美しいものはない。だが一面は、人の心ほど醜いものもないであろう。十九世紀、二十世紀と、機械文明がいくら進歩しても、人の心のこの原理には、変化はない。
☆随筆 永遠なれ創価の大城 第22回 未来部と共に成長
◇広布のバトンを「正義の走者」へ! 「従藍而青」を信じ 師子を育てゆこう
新たな生命が、この世に生まれることは、何という希望であろうか。
門下の子どもの誕生を喜ばれた御聖訓が、私の胸にこだまする。
「法華経流布あるべきたね(種)をつぐ所の玉の子出で生れん目出度覚え候ぞ」(御書一一〇九ページ)
わが未来部は一人ひとりが妙法の宝塔であり、広宣流布を担い立つ「玉の子」として、今この時に躍り出てくれた。
◇
恩師・戸田城聖先生の出版社で私が働き始めたのは、二十一歳の時である。大変な毎日だったが、楽しくて嬉しくて仕方がない仕事があった。
少年誌の編集である。
"全ての子らが、正義を愛し、平和を愛する、よき人生を"と願った。
よき言葉、よき物語を、子どもたちに届けようと、日本を代表する作家たちのもとを勇んで訪れ、誠心誠意、思いを伝えて、執筆や連載を快諾してもらった。
依頼した作家の原稿が締め切りに間に合わず、自ら「山本伸一郎」のペンネームで、大教育者・ペスタロッチの伝記を書いたことも懐かしい。
ペスタロッチは叫ぶ。
「少年・少女が成長して、花咲いてゆくのをみることは名状し難い喜びではないか」と。
私も同じ思いだった。ありがたくも今、「未来ジャーナル」や「少年少女きぼう新聞」を通して、若き宝友と心の対話を続けることができている。
使命の花を咲き開かせていく未来部の友の姿に接する時、私の胸は、はち切れんばかりの喜びに満たされるのだ。
◇歌声に誓い込め
七月の本部幹部会で、少年少女部、中等部、高等部の代表メンバーが、力強い演奏と共に、創価の希望の歌声を爽やかに響かせてくれた。
一人ひとりが、勉強に、クラブ活動に、親孝行にと、挑戦を重ねて迎えた、感動のステージであった。家族の病や、学校でのいじめなどに負けず、祈りと勇気で勝ち越えた友もいると伺った。
合唱してくれた歌は未来部歌「正義の走者」。
第一次宗門事件の渦中の一九七八年(昭和五十三年)七月、私が岡山の地で作詞した歌だ。
♪君も負けるな いつの日か
共々誓いし この道を
嵐も吹雪も いざや征け……
「君よ」ではなく、「君も」と綴った。
若きメロスよ! 君には、同じ志を抱き、嵐に挑む友がいる。
君たちが進む道を開きゆかんと、苦難の道を走る創価の父母がいる。
君たちの成長と勝利を厳然と見守り、楽しみに祈り待つ人がいる。
ゆえに絶対に負けない。負けてはならない。同志と共に、父母と共に、「君も」また、断じて正義の道を踏破するのだ!
私は、この万感の思いを歌詞に託した。
誓いのバトンを受け取ってくれた当時の未来部の友は今、広布と社会のリーダーと光っている。
未来部躍進月間——。「学会の永遠性の確立」の急所は、まぎれもなく、未来部の育成にある。
伝統となった「E—1グランプリ」をはじめ、読書感想文や作文のコンクール、また「少年少女希望絵画展」も、皆で最大に応援していきたい。
◇
人間教育において大事なポイントに、一方的に教えるのではなく、「共に学び、共に成長する」ということがある。これは、創価教育の父・牧口常三郎先生が先駆的に示されていた点でもある。
学会の庭には、先輩も後輩も一体となって前進するなかで、人づくりの智慧が蓄積されてきた。
各地の創価ファミリー大会なども、子どもたちと一緒に学会の歴史や活動の意義を学び、信心を深められるようにと、多彩に工夫されている。
特に、壮年・婦人部の未来本部長、青年部の二十一世紀使命会、学生部の進学推進部長をはじめ、育成に尽力してくださる方々には、心からの敬意と御礼を申し上げたい。教育本部や国際本部等の尊いサポートにも、いつも感謝している。
◇「将棋」の思い出
今、世界中で未来部世代の活躍が目覚ましい。
二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、奮闘する十代のアスリート(競技者)たちの姿も眩いばかりだ。
将棋界でも、中学生棋士の連勝記録が日本中の話題となった。
実は、戸田先生も将棋がお好きだった。折々に、私も相手をさせていただいたものである。
思い出深いのは、戦後の混乱の不況下で、戸田先生の事業が暗礁に乗り上げ、私が編集長を務めていた少年誌などの休刊が決まった日のことだ。
先生は、いつものように、親しい来客に「一局どうだ」と、愉快そうに将棋を指しておられた。
その泰然自若とされた王者の雄姿に、私も「何があろうと変わるまい。自分の今なすべきことを、なすまでだ」と、腹を決めたものである。
◇
将棋の駒の「歩」は、じっと動かなければ、「歩」のままだ。しかし、一歩また一歩と、前へ進み、ひとたび敵陣に突入すると「と金」に成り、「金」と同じ働きをする。
「桂馬」の動きは、面白い。いざという時まで動かないことで、敵の攻めを封ずることもある。
駒それぞれに特性がある。一つとして意味のない駒はない。戦い続けていくならば、本来備わっている偉大な力を発揮することができる。
人間も同じであろう。
仏法は、桜梅桃李すなわち、一人ひとりが己の個性を伸ばし、開花させていく生き方である。
未来部時代、また青春時代は、鋭敏であるゆえに、人と比べ、一喜一憂してしまうこともあるだろう。だが、決して悲観などすることはない。
妙法と共に、広宣流布という偉大な誓願の人生に生き抜く時、誰もが、自分にしかない無限の可能性の花を、必ずや悔いなく咲かせ切っていくことができるからだ。
◇理想の人華の園
将棋の起源は、古代インドの「チャトランガ」という盤上ゲームにあったとされる。それが中国をはじめ東アジアに伝わる中で、日本では「将棋」へと姿を変えていった。
「仏法東漸」——インド発祥の仏教が東へ伝来してきた歴史と重なるようで、興味深い。
先日、大発展するインドの地涌の若人二百人が、「先駆」の誉れも高き九州を訪れた。
各地での交流交歓会で、歓迎の歌声や笑顔を広げてくれたのは、凜々しき未来部であった。
国を超え、民族を超えて、同じ志を分かち合い、励まし合って進む、桜梅桃李の人華の園よ! 人類が願ってやまない理想の人間共和の縮図が、ここにこそあるのだ。
この歓喜を、崇高さを、希望を、私たちは、自信満々と若き世界市民に伝えていきたい。
◇親子の心は感応
御書には、「譬えば鳥の卵の内より卵をつつく時・母又同じくつつきあくるに・同じき所をつつきあくるが如し、是れ即ち念慮の感応する故なり」(八一〇ページ)と仰せだ。
親が懸命に力を尽くし抜いた時、子も、その祈りに応えようとして、硬い卵の殻を割ることができる。生命の次元で、心と心は感応し合う。
親の信心は、必ず子に伝わる。たとえ、時間がかかっても、回り道を重ねても、絶対に伝わる。
飾る必要はない。失敗を恐れなくてよい。信念を曲げず、自ら決めた道を朗らかに進む。その親の生き方こそ、子に贈る「最上の宝」なのだ。
◇
植物の「藍」から生まれ出る「青」は、重ねて染め抜くことで、藍にも増して色鮮やかに光る。同様に、後継の友を、自分以上に立派に、そして陸続と成長させるのだ。
この「従藍而青(青は藍より出でて而も藍より青し)」の法理を、関わる側が信じ抜くことだ。
「師子」を育てられるのは「師子」だけだ。
「子どもを育てること、それ自体が平和のための仕事である」
これは、忘れ得ぬ平和研究の母・ボールディング博士の信条であった。
一人の未来部の生命を輝かせゆくことは、地球社会を希望で照らす平和の大事業なのである。
いよいよ「未来部夏季研修会」が、八王子市の創価大学で始まる。
世界各国でも未来部員が一堂に会し、有意義な研修会が行われている。
イタリアの研修会では、皆で御書を学んだ。教材は、かつて私が高等部に講義した「生死一大事血脈抄」。講師は、当時、講義を受けた高等部第一期生のリーダーである。半世紀を経て、滔々たる人材育成の大河は全世界に広がり、その伸展は世界同時進行である。
さあ、創価の宝、人類の希望の未来部を励まそう! 共に成長しよう!
広宣流布の永遠の流れを確立する聖業に連なる誇りを胸に前進し、充実と鍛えの夏を、健康第一で送ろうではないか!
地涌の義は
未来部にあり
世界まで
誉れの人材
育つ嬉しさ
2017年8月6日日曜日
2017.08.06 わが友に贈る
平和の建設とは
諦めようとする心と
確たる信念との闘争だ。
人間生命の変革へ
今こそ草の根の対話を!
陰徳陽報御書 P1178
『わどのの正直の心に主の後生をたすけたてまつらむとをもう心がうじやうにしてすれんをすすればかかるりしやうにもあづからせ給うぞかし此は物のはしなり大果報は又来るべしとおぼしめせ』
☆女性に贈ることば 八月六日
子どもたちが、長い一生を生き抜いていくうえで、心の支えとなっていくような、キラリと光る思い出を残してあげたい。
特に、夏休みは、その絶好のチャンスであろう。
それは、何か特別なことではない。お金をかけなければできない、というものでもない。
たとえば、空があり、星があり、そして、母親の愛情と智慧があれば、そこから、親子で、心躍る夏の物語をつくつていくことができる。
☆今日のことば365 八月六日
作者のいわんとする思想をよく見極め、登場人物を自分の身近なものとしてよく思索することが、小説をよく読むということだ。
☆創価青年大会 佐賀 青春勝利の"栄えの国" 2017年7月27日
池田先生の初訪問50周年を祝賀する佐賀総県の創価青年大会が23日、佐賀市文化会館で盛大に開かれた。
新時代の"栄えの国"を築こう!——この日を目指し、佐賀青年部は、懸命に広布拡大に走ってきた。
男子部は部平均2・5、女子部は本部1、学生部は部1以上の弘教を成就。さらに、地区で5人の青年が集う取り組み「薫風青年5」を、総県の全地区で達成することができた。
池田先生の佐賀初訪問は1967年(昭和42年)9月15日。現・佐賀市大和町で行われた記念撮影会で、先生は一人一人に視線を注ぎ、語り掛けた。
"私は全部諸君のためを思って開拓している""これだけの広宣流布の功績を開いたと言える人生を生き切ってください"と。
青年大会では、この師匠の思いを命に刻んだ後継の青年たちが躍動していた。
◇
合唱団として舞台に立った男子部の岡井貴之さん。昨年、転勤で佐賀の地へ。右も左もわからない地域。新しい職場環境。だが不思議と不安はなかった。"今いる場所で勝つことが弟子の証し"と勇み立った。
多くの業務を抱えつつも、男子部では部長として友の激励に奔走。活動メンバーがほとんどいなかった部で、新たな友が参加するように。さらに5月には、岡井さん自ら弘教を実らせた。「池田先生の弟子の誇りを胸に、佐賀広布を担い立ちます!」
女子部の伊藤昌美さんは「師へ感謝を伝えたい」と青年大会に向けて前進してきた。悩める友がいれば"大丈夫。必ず乗り越えられるよ!"と、心から励ました。その確信は、自身が乗り越えた信仰体験から生まれていた。
伊藤さんは小学生の時に突然、病魔に襲われた。闘病生活では、家族や同志の励ましに支えられた。不安にかられることもあったが、"絶対に治す!"と決めて祈り抜き、病に打ち勝つことができた。
そんな伊藤さんが2年前に入会に導いたのが、今回の出演者でもある八島由佳さんだ。
彼女に入会理由を聞くと「まさちゃん(伊藤さん)の確信あふれる言葉に、"やってみよう"と。この信心で強くなることができました」とほほ笑んだ。
隣で聞いている伊藤さんの目が潤む。「由佳ちゃんと同じ思いで信心に励めることが何よりうれしい」
2人は今年、共通の友人に折伏を実らせ、佐賀に希望のスクラムを広げた。
学生部の神宮明人さんは、太鼓のパフォーマンスで会場を盛り上げた一人。
活動に消極的だったが、信頼する先輩の「俺も頑張るけん。明人も一緒に信心頑張らんね」との言葉に心境が変わった。
家庭での悩みも抱えていた神宮さんは"この信心で成長したい"と折伏に挑戦。進路である公務員試験にも励みつつ、太鼓の練習では、手の皮が何度もむけるまで打ち込んだ。
そして迎えた当日。舞台には、ぎゅっとバチを握り締める神宮さんの勇姿が。
"家族に成長した姿を見せたい""師匠と同志へ感謝を届けたい"——その思いを乗せた太鼓の音が会場に轟いた。
池田先生は折々の場面で"一番信頼できるのは佐賀の人"と励まし続けた。その師の思いに応えようと、佐賀の若師子たちは"栄光輝く青春の勝利劇"へ、新たな前進を開始した。
諦めようとする心と
確たる信念との闘争だ。
人間生命の変革へ
今こそ草の根の対話を!
陰徳陽報御書 P1178
『わどのの正直の心に主の後生をたすけたてまつらむとをもう心がうじやうにしてすれんをすすればかかるりしやうにもあづからせ給うぞかし此は物のはしなり大果報は又来るべしとおぼしめせ』
☆女性に贈ることば 八月六日
子どもたちが、長い一生を生き抜いていくうえで、心の支えとなっていくような、キラリと光る思い出を残してあげたい。
特に、夏休みは、その絶好のチャンスであろう。
それは、何か特別なことではない。お金をかけなければできない、というものでもない。
たとえば、空があり、星があり、そして、母親の愛情と智慧があれば、そこから、親子で、心躍る夏の物語をつくつていくことができる。
☆今日のことば365 八月六日
作者のいわんとする思想をよく見極め、登場人物を自分の身近なものとしてよく思索することが、小説をよく読むということだ。
☆創価青年大会 佐賀 青春勝利の"栄えの国" 2017年7月27日
池田先生の初訪問50周年を祝賀する佐賀総県の創価青年大会が23日、佐賀市文化会館で盛大に開かれた。
新時代の"栄えの国"を築こう!——この日を目指し、佐賀青年部は、懸命に広布拡大に走ってきた。
男子部は部平均2・5、女子部は本部1、学生部は部1以上の弘教を成就。さらに、地区で5人の青年が集う取り組み「薫風青年5」を、総県の全地区で達成することができた。
池田先生の佐賀初訪問は1967年(昭和42年)9月15日。現・佐賀市大和町で行われた記念撮影会で、先生は一人一人に視線を注ぎ、語り掛けた。
"私は全部諸君のためを思って開拓している""これだけの広宣流布の功績を開いたと言える人生を生き切ってください"と。
青年大会では、この師匠の思いを命に刻んだ後継の青年たちが躍動していた。
◇
合唱団として舞台に立った男子部の岡井貴之さん。昨年、転勤で佐賀の地へ。右も左もわからない地域。新しい職場環境。だが不思議と不安はなかった。"今いる場所で勝つことが弟子の証し"と勇み立った。
多くの業務を抱えつつも、男子部では部長として友の激励に奔走。活動メンバーがほとんどいなかった部で、新たな友が参加するように。さらに5月には、岡井さん自ら弘教を実らせた。「池田先生の弟子の誇りを胸に、佐賀広布を担い立ちます!」
女子部の伊藤昌美さんは「師へ感謝を伝えたい」と青年大会に向けて前進してきた。悩める友がいれば"大丈夫。必ず乗り越えられるよ!"と、心から励ました。その確信は、自身が乗り越えた信仰体験から生まれていた。
伊藤さんは小学生の時に突然、病魔に襲われた。闘病生活では、家族や同志の励ましに支えられた。不安にかられることもあったが、"絶対に治す!"と決めて祈り抜き、病に打ち勝つことができた。
そんな伊藤さんが2年前に入会に導いたのが、今回の出演者でもある八島由佳さんだ。
彼女に入会理由を聞くと「まさちゃん(伊藤さん)の確信あふれる言葉に、"やってみよう"と。この信心で強くなることができました」とほほ笑んだ。
隣で聞いている伊藤さんの目が潤む。「由佳ちゃんと同じ思いで信心に励めることが何よりうれしい」
2人は今年、共通の友人に折伏を実らせ、佐賀に希望のスクラムを広げた。
学生部の神宮明人さんは、太鼓のパフォーマンスで会場を盛り上げた一人。
活動に消極的だったが、信頼する先輩の「俺も頑張るけん。明人も一緒に信心頑張らんね」との言葉に心境が変わった。
家庭での悩みも抱えていた神宮さんは"この信心で成長したい"と折伏に挑戦。進路である公務員試験にも励みつつ、太鼓の練習では、手の皮が何度もむけるまで打ち込んだ。
そして迎えた当日。舞台には、ぎゅっとバチを握り締める神宮さんの勇姿が。
"家族に成長した姿を見せたい""師匠と同志へ感謝を届けたい"——その思いを乗せた太鼓の音が会場に轟いた。
池田先生は折々の場面で"一番信頼できるのは佐賀の人"と励まし続けた。その師の思いに応えようと、佐賀の若師子たちは"栄光輝く青春の勝利劇"へ、新たな前進を開始した。
2017年8月5日土曜日
2017.08.05 わが友に贈る
友情こそ人生の宝!
帰省等の機会に
親戚や旧友と交流を!
直接会って語れば
心は強く結ばれる。
上野殿母御前御返事 P1570
『東西南北八方並びに三千大千世界の外四百万億那由佗の国土に十方の諸仏ぞくぞくと充満せさせ給う、天には星の如く地には稲麻のやうに並居させ給ひ、法華経の行者を守護せさせ給ふ事、譬えば大王の太子を諸の臣下の守護するが如し』
☆女性に贈ることば 八月五日
自分が変わった時、環境も劇的に変わる。それが「人間革命」の法則である。
断じて負けない! 絶対に勝ってみせる! そう一念を定めた時、あらゆる困難は、人間革命のためのバネとなり、わが生命を荘厳する宝となる。
☆今日のことば365 八月五日
目標や計画は、少しがんばれば達成できる程度のものにすべきです。限界にいどむ意欲は尊いとしても、それではいつか息切れしてしまうものですし、まして能力を越えるものであれば、最初の一日や二日はなんとか実行できても、長く続くはずがありません。
☆魂のバトンを君に 池田先生と後継の友 北陸 2017年7月27日
◇「誓願」を果たす「勇気」を!
夏が来るたび、北陸の同志の心は燃える。弘教に、友の激励に、教学の研さんにと、大いに汗を流す季節にしようと胸を躍らせる。
夏には、幾重にも、師との金の思い出が刻まれているからだ。
北陸が総支部(当時)となって初めて池田先生を迎えた幹部会は、1963年(昭和38年)8月14日、富山市で行われた。
64年(同39年)7月には石川・富山両県に初の会館となる金沢会館、富山会館が誕生し、それぞれの開館式に先生が駆け付けた。
富山の高岡市民体育館に北陸の同志約4000人が集い、先生と共に記念のカメラに納まった67年(同42年)8月14日。熱暑の中、ワイシャツの袖口から汗をしたたらせながらマイクを握り、一人一人に励ましの声を送り続けた師の姿を、友は忘れない。
「先生が『北陸の歌』を作ってくださった!」——吉報が駆け巡ったのは、78年(同53年)8月9日である。翌10日付の本紙に、「ああ誓願の歌」の歌詞と譜面が掲載されると、「まるで太陽が赤々と昇りゆくような曲だ!」と、北陸中に感動が広がった。
宗門事件の嵐を越えて、82年(同57年)9月8日、池田先生が名誉会長就任後初となる北陸指導の足跡をしるす。6日間の激励行の中で出会いを結んだ同志は2500人以上。友に贈った書は60枚、詠んだ句や和歌は42首にも及んだ。石川県では、衝立に50センチ四方の大書で「誓」と、富山県では、色紙に躍るような筆で「師弟不二」と認め、共戦の魂をとどめたのである。
そして84年(同59年)夏——北陸の創価家族にとって永遠の原点が築かれる。10度目の北陸指導は池田先生の入信記念日の前日、8月23日から幕を開けた。
◆◇◆
「明日は、予定を変更しよう。北陸の青年たちと会おう!」
池田先生からの突然の提案に、同行の幹部は目を丸くした。8月23日、富山空港に到着した池田先生を乗せた車が富山文化会館に向かう途次のことである。
3日後に控えていた「第1回北陸平和文化祭」に向け、青年部の成長ぶりを聞いた池田先生は、未来を担う若人たちとの語らいの場を求めた。同行の幹部の話によれば、24日は、文化祭の本番に備えて、練習を休みにしているという。
明日しかない——池田先生は、当初予定していた富山研修道場への訪問を、一日ずらした。「明日は、大事な日だから」。北陸生まれの戸田城聖先生を師と仰ぎ、広宣流布の長征を開始した自らの入信記念日「8・24」を、後継の青年たちに"魂のバトン"を託す日と決めたのである。
「北陸青年部勤行会」開催の報は、電光石火、瞬く間に伝えられた。
当時、男子部として最前線で奔走していた大門敏明さん(副本部長)も、連絡を受けた一人である。
「『青年部だけの勤行会ですか!?』と、思わず聞き返すほどびっくりして……開催の日が『8・24』と聞き、青年部に対する先生の並々ならぬ思いが感じられてなりませんでした」
迎えた勤行会当日。富山文化会館で待つ師のもとへ颯爽と馳せ参じた北陸青年部の代表は300人。文化祭の準備による疲れなど微塵も感じさせない、晴れやかな顔だった。
連日にわたる屋外練習のためだろう。皆、こんがりと肌が焼けている。それがまた"青春の勲章"ともいうべき輝きを放っていた。
池田先生を導師に、勤行が始まった。
声が違う。迫力が違う。ある参加者は、こう振り返る。「御書に『蒼蠅驥尾に附して万里を渡り』(26ページ)とありますが、まさに力強く走る駿馬にしがみつく思いで先生の声に唱和しました。勤行の姿勢を教えていただいた思いです」
池田先生は懇談的に話を進めた。
時折、ユーモアを交えながらも、恩師の話を口にする時の目は鋭さを増す。
「戸田先生は、青年の力を信じてくださった。私を軸として広宣流布を託せる青年を育て、あとは楽しく生きたいと語っておられた。そして、その通りになった。戸田先生の確信に間違いはなかった」
そして、力強く訴えた。「一切は青年で決まる。逃避も諦めも悲観も乗り越えて、地道に懸命に伸び伸びと生き抜くことだ」「北陸で生まれ育って、学会で育まれて、成長してきた君たちだ。愛する北陸を皆で発展させよう!」
大門さんは、この時、悩みの渦中にあった。第1次宗門事件の嵐が吹き荒れていた79年(同54年)7月、母が信心から離れてしまったのである。
しかし「負けてはならない!」との師の渾身の励ましに触れ、心を定めた。「この一生を懸けて乗り越えてみせる!」
"生涯の戦友"に恵まれる。「北陸青年部勤行会」の翌年、看護師のそよ美さんと結婚。2人の娘も授かった。
一方で、同居の母とは信心のことで、何かと気まずい関係に。夫妻は祈り続けた。やがて長女・有紀子さん(女子部本部長)は、そよ美さんに続いて看護の道へ。次女・瞳さん(副白ゆり長)は、創価大学に進学した。
転機は2007年(平成19年)の暮れ。母が倒れ、在宅介護が始まった。ふさぎこむ母。そよ美さんと有紀子さんを中心に、懸命の介護を続けた。
母の胸奥を揺さぶったのは、長年の一家の祈りか、変わらぬ家族の真心か。母は、悔恨の情を伝え、学会の信心に戻ることを決めたのである。「その日以来の母の晴れやかな表情は、今も忘れられません」と一家は口をそろえる。
母は12年(同24年)、安らかに霊山へ旅立った。一家に、信心への一層の確信を贈りながら。それは、親から子へと信心のバトンが継承される中で生まれた、一家和楽の劇でもあった。
「あっ! 虹! 虹!」
誰ともなく声が上がる。1984年(昭和59年)8月26日午前、「第1回北陸平和文化祭」の会場となった石川県西部緑地公園陸上競技場の上空を、皆が一斉に仰ぎ見た。
北陸創価学会として前代未聞の規模である5万人の大文化祭。"5万人"は、この2年前に池田先生が呼び掛けた目標である。一人一人の同志のかつてない拡大によって実現した晴れ舞台を、諸天も祝福しているかのようだった。
開会40分前。競技場に到着した池田先生は息をつく間もなく、すぐさまフィールドへ。苦難を越えて誓いを果たし抜いた同志を、最大にたたえた。
午後2時、躍動のステージが開会した。能と長唄の調べによる連獅子の群舞が壮大に。石川県民謡「山中節」、五箇山民謡「といちんさ」、さらには「能登船漕ぎ唄」等、郷土愛あふれる演目が続く。
約1時間半に及んだ、絢爛たる人間文化の絵巻。グランドフィナーレでは、北陸の歌「ああ誓願の歌」の大合唱が響き渡った。
「この歌声が聞きたかったのだ!」——後に池田先生は、その時の心情を綴っている。「私は何よりも嬉しかった」「初代、二代、三代と貫き通してきた創価の『勇気』を、そのまま受け継いだ北陸の友の心の響きが凝結していたからだ」
運営役員に就いた五十嵐瑞夫さん(副本部長)も、勇気の炎を燃やした。1916年(大正5年)から続く国産牛肉卸売専門会社の4代目社長である。
当時、不渡り手形をつかまされ、巨額の負債を抱えていた。それでも支部長として一歩も引くことなく戦った。「ワシの名前が五十嵐やから、支部で『五十』世帯の折伏をやったる」と決め、見事に達成。
文化祭の練習でも未来部の送迎を買って出た。皆、おなかをすかせた子どもたちである。五十嵐さんの家計も火の車ではあったが、彼らにそっと菓子パンや飲み物を渡したことも。「だけど中には、『これ、お母さんにあげるんだ』と言って、家に持って帰った未来部もおってなあ……」
妻・瑠美子さん(婦人部副本部長)も文化祭の舞踊担当として奮闘した。
嵐に揺るがぬ信心は、子どもたちに受け継がれた。長男・晴夫さん(ニュー・リーダー)は病で視力を失うが、その"負けない姿"を通して周囲に勇気と希望を送り続ける。
三男・直樹さん(男子部本部長)も腓骨神経麻痺に襲われるが、地域の男子部の熱意に触れて学会活動を決意。病を乗り越えた。また、代々続いてきた父の会社を守りたいと、徹して食肉の基本を学び抜いた上で就職。今、品質管理室の室長を務める。
会社は、インターネットを駆使した販路拡大が奏功し、経済苦も克服。五十嵐さんは、石川県小松市に自身の名を冠した個人会館を建て、地域広布に力強く貢献している。
◆◇◆
来月、石川と富山それぞれの地で行われる創価青年大会に向け、北陸の同志は歌声も高らかに勇み進む。
「『誓願』を果たすためには、『勇気』がいる。その勇気の究極の源泉こそが、創価の師弟の精神なのである」と池田先生。
魂の継承の証しを打ち立てる、誓いのステージを!——北陸に、勇気の心が燃える夏が来た。
帰省等の機会に
親戚や旧友と交流を!
直接会って語れば
心は強く結ばれる。
上野殿母御前御返事 P1570
『東西南北八方並びに三千大千世界の外四百万億那由佗の国土に十方の諸仏ぞくぞくと充満せさせ給う、天には星の如く地には稲麻のやうに並居させ給ひ、法華経の行者を守護せさせ給ふ事、譬えば大王の太子を諸の臣下の守護するが如し』
☆女性に贈ることば 八月五日
自分が変わった時、環境も劇的に変わる。それが「人間革命」の法則である。
断じて負けない! 絶対に勝ってみせる! そう一念を定めた時、あらゆる困難は、人間革命のためのバネとなり、わが生命を荘厳する宝となる。
☆今日のことば365 八月五日
目標や計画は、少しがんばれば達成できる程度のものにすべきです。限界にいどむ意欲は尊いとしても、それではいつか息切れしてしまうものですし、まして能力を越えるものであれば、最初の一日や二日はなんとか実行できても、長く続くはずがありません。
☆魂のバトンを君に 池田先生と後継の友 北陸 2017年7月27日
◇「誓願」を果たす「勇気」を!
夏が来るたび、北陸の同志の心は燃える。弘教に、友の激励に、教学の研さんにと、大いに汗を流す季節にしようと胸を躍らせる。
夏には、幾重にも、師との金の思い出が刻まれているからだ。
北陸が総支部(当時)となって初めて池田先生を迎えた幹部会は、1963年(昭和38年)8月14日、富山市で行われた。
64年(同39年)7月には石川・富山両県に初の会館となる金沢会館、富山会館が誕生し、それぞれの開館式に先生が駆け付けた。
富山の高岡市民体育館に北陸の同志約4000人が集い、先生と共に記念のカメラに納まった67年(同42年)8月14日。熱暑の中、ワイシャツの袖口から汗をしたたらせながらマイクを握り、一人一人に励ましの声を送り続けた師の姿を、友は忘れない。
「先生が『北陸の歌』を作ってくださった!」——吉報が駆け巡ったのは、78年(同53年)8月9日である。翌10日付の本紙に、「ああ誓願の歌」の歌詞と譜面が掲載されると、「まるで太陽が赤々と昇りゆくような曲だ!」と、北陸中に感動が広がった。
宗門事件の嵐を越えて、82年(同57年)9月8日、池田先生が名誉会長就任後初となる北陸指導の足跡をしるす。6日間の激励行の中で出会いを結んだ同志は2500人以上。友に贈った書は60枚、詠んだ句や和歌は42首にも及んだ。石川県では、衝立に50センチ四方の大書で「誓」と、富山県では、色紙に躍るような筆で「師弟不二」と認め、共戦の魂をとどめたのである。
そして84年(同59年)夏——北陸の創価家族にとって永遠の原点が築かれる。10度目の北陸指導は池田先生の入信記念日の前日、8月23日から幕を開けた。
◆◇◆
「明日は、予定を変更しよう。北陸の青年たちと会おう!」
池田先生からの突然の提案に、同行の幹部は目を丸くした。8月23日、富山空港に到着した池田先生を乗せた車が富山文化会館に向かう途次のことである。
3日後に控えていた「第1回北陸平和文化祭」に向け、青年部の成長ぶりを聞いた池田先生は、未来を担う若人たちとの語らいの場を求めた。同行の幹部の話によれば、24日は、文化祭の本番に備えて、練習を休みにしているという。
明日しかない——池田先生は、当初予定していた富山研修道場への訪問を、一日ずらした。「明日は、大事な日だから」。北陸生まれの戸田城聖先生を師と仰ぎ、広宣流布の長征を開始した自らの入信記念日「8・24」を、後継の青年たちに"魂のバトン"を託す日と決めたのである。
「北陸青年部勤行会」開催の報は、電光石火、瞬く間に伝えられた。
当時、男子部として最前線で奔走していた大門敏明さん(副本部長)も、連絡を受けた一人である。
「『青年部だけの勤行会ですか!?』と、思わず聞き返すほどびっくりして……開催の日が『8・24』と聞き、青年部に対する先生の並々ならぬ思いが感じられてなりませんでした」
迎えた勤行会当日。富山文化会館で待つ師のもとへ颯爽と馳せ参じた北陸青年部の代表は300人。文化祭の準備による疲れなど微塵も感じさせない、晴れやかな顔だった。
連日にわたる屋外練習のためだろう。皆、こんがりと肌が焼けている。それがまた"青春の勲章"ともいうべき輝きを放っていた。
池田先生を導師に、勤行が始まった。
声が違う。迫力が違う。ある参加者は、こう振り返る。「御書に『蒼蠅驥尾に附して万里を渡り』(26ページ)とありますが、まさに力強く走る駿馬にしがみつく思いで先生の声に唱和しました。勤行の姿勢を教えていただいた思いです」
池田先生は懇談的に話を進めた。
時折、ユーモアを交えながらも、恩師の話を口にする時の目は鋭さを増す。
「戸田先生は、青年の力を信じてくださった。私を軸として広宣流布を託せる青年を育て、あとは楽しく生きたいと語っておられた。そして、その通りになった。戸田先生の確信に間違いはなかった」
そして、力強く訴えた。「一切は青年で決まる。逃避も諦めも悲観も乗り越えて、地道に懸命に伸び伸びと生き抜くことだ」「北陸で生まれ育って、学会で育まれて、成長してきた君たちだ。愛する北陸を皆で発展させよう!」
大門さんは、この時、悩みの渦中にあった。第1次宗門事件の嵐が吹き荒れていた79年(同54年)7月、母が信心から離れてしまったのである。
しかし「負けてはならない!」との師の渾身の励ましに触れ、心を定めた。「この一生を懸けて乗り越えてみせる!」
"生涯の戦友"に恵まれる。「北陸青年部勤行会」の翌年、看護師のそよ美さんと結婚。2人の娘も授かった。
一方で、同居の母とは信心のことで、何かと気まずい関係に。夫妻は祈り続けた。やがて長女・有紀子さん(女子部本部長)は、そよ美さんに続いて看護の道へ。次女・瞳さん(副白ゆり長)は、創価大学に進学した。
転機は2007年(平成19年)の暮れ。母が倒れ、在宅介護が始まった。ふさぎこむ母。そよ美さんと有紀子さんを中心に、懸命の介護を続けた。
母の胸奥を揺さぶったのは、長年の一家の祈りか、変わらぬ家族の真心か。母は、悔恨の情を伝え、学会の信心に戻ることを決めたのである。「その日以来の母の晴れやかな表情は、今も忘れられません」と一家は口をそろえる。
母は12年(同24年)、安らかに霊山へ旅立った。一家に、信心への一層の確信を贈りながら。それは、親から子へと信心のバトンが継承される中で生まれた、一家和楽の劇でもあった。
「あっ! 虹! 虹!」
誰ともなく声が上がる。1984年(昭和59年)8月26日午前、「第1回北陸平和文化祭」の会場となった石川県西部緑地公園陸上競技場の上空を、皆が一斉に仰ぎ見た。
北陸創価学会として前代未聞の規模である5万人の大文化祭。"5万人"は、この2年前に池田先生が呼び掛けた目標である。一人一人の同志のかつてない拡大によって実現した晴れ舞台を、諸天も祝福しているかのようだった。
開会40分前。競技場に到着した池田先生は息をつく間もなく、すぐさまフィールドへ。苦難を越えて誓いを果たし抜いた同志を、最大にたたえた。
午後2時、躍動のステージが開会した。能と長唄の調べによる連獅子の群舞が壮大に。石川県民謡「山中節」、五箇山民謡「といちんさ」、さらには「能登船漕ぎ唄」等、郷土愛あふれる演目が続く。
約1時間半に及んだ、絢爛たる人間文化の絵巻。グランドフィナーレでは、北陸の歌「ああ誓願の歌」の大合唱が響き渡った。
「この歌声が聞きたかったのだ!」——後に池田先生は、その時の心情を綴っている。「私は何よりも嬉しかった」「初代、二代、三代と貫き通してきた創価の『勇気』を、そのまま受け継いだ北陸の友の心の響きが凝結していたからだ」
運営役員に就いた五十嵐瑞夫さん(副本部長)も、勇気の炎を燃やした。1916年(大正5年)から続く国産牛肉卸売専門会社の4代目社長である。
当時、不渡り手形をつかまされ、巨額の負債を抱えていた。それでも支部長として一歩も引くことなく戦った。「ワシの名前が五十嵐やから、支部で『五十』世帯の折伏をやったる」と決め、見事に達成。
文化祭の練習でも未来部の送迎を買って出た。皆、おなかをすかせた子どもたちである。五十嵐さんの家計も火の車ではあったが、彼らにそっと菓子パンや飲み物を渡したことも。「だけど中には、『これ、お母さんにあげるんだ』と言って、家に持って帰った未来部もおってなあ……」
妻・瑠美子さん(婦人部副本部長)も文化祭の舞踊担当として奮闘した。
嵐に揺るがぬ信心は、子どもたちに受け継がれた。長男・晴夫さん(ニュー・リーダー)は病で視力を失うが、その"負けない姿"を通して周囲に勇気と希望を送り続ける。
三男・直樹さん(男子部本部長)も腓骨神経麻痺に襲われるが、地域の男子部の熱意に触れて学会活動を決意。病を乗り越えた。また、代々続いてきた父の会社を守りたいと、徹して食肉の基本を学び抜いた上で就職。今、品質管理室の室長を務める。
会社は、インターネットを駆使した販路拡大が奏功し、経済苦も克服。五十嵐さんは、石川県小松市に自身の名を冠した個人会館を建て、地域広布に力強く貢献している。
◆◇◆
来月、石川と富山それぞれの地で行われる創価青年大会に向け、北陸の同志は歌声も高らかに勇み進む。
「『誓願』を果たすためには、『勇気』がいる。その勇気の究極の源泉こそが、創価の師弟の精神なのである」と池田先生。
魂の継承の証しを打ち立てる、誓いのステージを!——北陸に、勇気の心が燃える夏が来た。
2017年8月4日金曜日
2017.08.04 わが友に贈る
持続こそ「力」だ。
一日一日の目標を決め
一つ一つ突破しよう!
自己の弱さに勝つことが
一切の勝利の源泉なり。
曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』
☆女性に贈ることば 八月四日
この世で尊く、信じられるもの−−それは友情である。
人間としての究極の証は友情である。
☆今日のことば365 八月四日
"正確な報告""正確な報道"−−これこそ新時代の平和建設へのバロメーターである。いかなる団体や組織にあっても、正確な情報が流れていないところには、いつか人々の信用を失い、やがてその進展も止まってしまう。
☆地域を歩く 石川県・珠洲市 2017年7月25日
◇再び注目集める里山里海
ゴツゴツと切り立った崖に、日本海の荒波が打ち付けては、白く砕け散る。"陸の孤島"とも呼ばれる能登半島は、深い緑に覆われていた。
半島の先端に位置する珠洲市を目指し、海を左手に国道、県道を進むと「垂水の滝」「塩田」「ゴジラ岩」「禄剛埼灯台」など、次から次に観光名所が現れる。
「珠洲市では今、昔の観光資源の再開発に力を入れています。また少しずつ観光客も戻ってきたかな」と、納谷宣彦さん(副支部長)。昔というのは、1970年代のことだ。映画化もされた人気小説『ゼロの焦点』の舞台となったことから、「奥能登ブーム」に火がついた。当時は、旅館はどこも観光客であふれ返ったという。
その後、ブームが過ぎると、潮が引くように客足が遠のいた。穴水町から珠洲市まで延びていた鉄道も、2005年に廃線となった。
しかし最近では、2015年にNHKの連続テレビ小説「まれ」のロケ地になるなど、再び注目を集めている。
2013年に、金沢方面から半島に延びる「のと里山海道」が無料になったことに加えて、一昨年、北陸新幹線が金沢まで開通したことも、観光客の増加の大きな要因となっている。
「海の日」と合わせて3連休の初日となった今月15日——取材に訪れたこの日も、ツーリングのバイクや、県外ナンバーの車が次々と北上していた。しかし、観光地には、レジャー客からはなかなか見えない、地元民の"生活"もある。
◇時代の風に不変の郷土愛と貢献の志
タイやカワハギなどを取る刺し網漁師の番匠栄作さん(副支部長)は、この道50年。13年連続で漁港トップの漁獲をあげたこともある。
これまで珠洲北部漁業協同組合の代表理事組合長などを歴任。10年以上、県漁協の総代役員を務めてきた。昨年度、市の産業功労賞が贈られた。
「もっと漁師たちのコミュニケーションの場をつくりたいと思っています。学会も座談会や会合でみんなが交流するから元気になる。一人では、発展も向上もありません。やっぱり、ライバルや友達がいないと」
昨年、漁師の一人、北角勇夫さん(壮年部員)が入会した。番匠さんや漁師の松尾忠幸さん(副本部長)ら学会員の姿を、40年以上も見てきた末の決断だった。
「学会の人は、みんな一致団結していて、すごいなって思っていました。まだ何も誇れるものはないけど、朝晩の題目は欠かさずやっています。信心をするようになってからは、以前より自信をもって漁に出られるようになったかな。不漁でも、落ち込むことがなくなったよ」
珠洲市街地に住む橋元宗太郎さん(男子部部長)の実家は、70年代の"奥能登ブーム"の時に、一家で旅館を経営していた。その後、きょうだいそれぞれが独立し、橋元さんの実家は、酒店と銭湯を営むようになった。
宗太郎さんは26歳で勤めていた東京の会社を退職し、地元に戻った。仕事の当てはあった。父の酒店を継ぐことだ。
だが、酒の小売店にとって、時代の風は厳しかった。
町の人口は減少するばかり。全国的に酒類の消費量が減っていく流れもある上に、近くには酒を売るスーパーもできた。
焦った宗太郎さんは、両親に当たった。「売り上げが伸びないのも、全部、お父さんたちが真剣に働かないせいだ! 地域のことばかりやってないで、もっと仕事に専念すればいいだろ!」
やり場のない怒りは、家の壁に向けられ、拳大の穴が、日に日に増えていった。
結局、宗太郎さんは、もう一つの家業である銭湯で働くことに。"天然温泉の風呂は、工夫すれば観光客にも来てもらえるはず"——新たな気持ちで、老舗旅館でアルバイトをしながら接客や経営を習った。湯を沸かす燃料を重油から薪に変え、コストを抑えることも考えた。少しずつ経営が軌道に乗ってきた。
ところが——。
仕事が順調にいきかけた矢先、母・美津枝さん(白ゆり長)の体にがんが見つかった。宗太郎さんは、父親とけんかばかりして母に心配をかけてしまったと、自分を責めた。
それまでは、男子部の先輩が家に来ても追い返していたが、初めて、その人たちに悩みを打ち明けた。会社を経営している先輩は語った。「経営方針うんぬんの前に、君自身が変わることだ」
以来、宗太郎さんは学会活動に励む。教学部任用試験にも合格し、昨年は牙城会の大学校生に。弘教も実らせた。毎朝、家族で勤行するようになり、けんかをすることもなくなった。母の治療は順調に進み、周囲が驚く回復ぶりを見せている。
信心に励んで何か変わったことは——。
「ちょっとしたことで怒らなくなったことですかね。"この信心で、全部プラスに変えていける"との先輩の言葉を思い出すと、怒るどころか、挑戦の意欲が湧いてくるんです」
銭湯の2、3階は、畳張りの大宴会場。本年9月、市が力を入れる奥能登国際芸術祭の展示会場として、提供することが決まった。
最近、父・信勝さん(誓願長〈ブロック長〉)にとってうれしいことがあった。宗太郎さんが、地域の消防団に入団したのだ。そこは本年2月まで、信勝さんが37年間所属し、最後の7年間は分団長を務めたところでもある。
「あれほど私のことを否定していた宗太郎が、自分から『やる』と言った時には、本当に驚いたし、うれしかった。これからは、地域の役に立つ人になってほしい」
能登には、500年続く伝統技法「揚げ浜式製塩」がある。海水を塩田と呼ばれる砂地にまいて乾燥させ、その砂から塩分濃度の高い「かん水」を作り、さらに煮詰めて塩を作る製法である。
塩田を行う家は、最盛期には100軒もあったが、今では10軒ほどになった。テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられており、珠洲市の代表的な観光資源でもある。
その担い手の中にも、本紙を長期にわたり愛読している人がいる。勧めたのは新谷恵子さん(支部副婦人部長)。この地に越してきて34年間、本紙の配達を続けている。住民に友好の輪を広げ続ける中で、本紙を20年以上愛読してくれる人が増えてきた。
地域住民の訪問激励を続ける人もいる。珠洲市で生まれた瀬戸谷忠子さん(婦人部副本部長)。50年近く、市内で美容院を開いている。5年前に京都から越してきた宮下マサさん(婦人部員)と共に、毎週、地域の訪問激励に歩く。
◇
観光の町は時代の風に吹かれて、時に盛衰を繰り返す。そんな郷土を愛し、必死に生活と向き合って、人を励まし続ける"地域民"の存在があってこそ、町にはまた、新たな魅力が生まれゆくのかもしれない。
一日一日の目標を決め
一つ一つ突破しよう!
自己の弱さに勝つことが
一切の勝利の源泉なり。
曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』
☆女性に贈ることば 八月四日
この世で尊く、信じられるもの−−それは友情である。
人間としての究極の証は友情である。
☆今日のことば365 八月四日
"正確な報告""正確な報道"−−これこそ新時代の平和建設へのバロメーターである。いかなる団体や組織にあっても、正確な情報が流れていないところには、いつか人々の信用を失い、やがてその進展も止まってしまう。
☆地域を歩く 石川県・珠洲市 2017年7月25日
◇再び注目集める里山里海
ゴツゴツと切り立った崖に、日本海の荒波が打ち付けては、白く砕け散る。"陸の孤島"とも呼ばれる能登半島は、深い緑に覆われていた。
半島の先端に位置する珠洲市を目指し、海を左手に国道、県道を進むと「垂水の滝」「塩田」「ゴジラ岩」「禄剛埼灯台」など、次から次に観光名所が現れる。
「珠洲市では今、昔の観光資源の再開発に力を入れています。また少しずつ観光客も戻ってきたかな」と、納谷宣彦さん(副支部長)。昔というのは、1970年代のことだ。映画化もされた人気小説『ゼロの焦点』の舞台となったことから、「奥能登ブーム」に火がついた。当時は、旅館はどこも観光客であふれ返ったという。
その後、ブームが過ぎると、潮が引くように客足が遠のいた。穴水町から珠洲市まで延びていた鉄道も、2005年に廃線となった。
しかし最近では、2015年にNHKの連続テレビ小説「まれ」のロケ地になるなど、再び注目を集めている。
2013年に、金沢方面から半島に延びる「のと里山海道」が無料になったことに加えて、一昨年、北陸新幹線が金沢まで開通したことも、観光客の増加の大きな要因となっている。
「海の日」と合わせて3連休の初日となった今月15日——取材に訪れたこの日も、ツーリングのバイクや、県外ナンバーの車が次々と北上していた。しかし、観光地には、レジャー客からはなかなか見えない、地元民の"生活"もある。
◇時代の風に不変の郷土愛と貢献の志
タイやカワハギなどを取る刺し網漁師の番匠栄作さん(副支部長)は、この道50年。13年連続で漁港トップの漁獲をあげたこともある。
これまで珠洲北部漁業協同組合の代表理事組合長などを歴任。10年以上、県漁協の総代役員を務めてきた。昨年度、市の産業功労賞が贈られた。
「もっと漁師たちのコミュニケーションの場をつくりたいと思っています。学会も座談会や会合でみんなが交流するから元気になる。一人では、発展も向上もありません。やっぱり、ライバルや友達がいないと」
昨年、漁師の一人、北角勇夫さん(壮年部員)が入会した。番匠さんや漁師の松尾忠幸さん(副本部長)ら学会員の姿を、40年以上も見てきた末の決断だった。
「学会の人は、みんな一致団結していて、すごいなって思っていました。まだ何も誇れるものはないけど、朝晩の題目は欠かさずやっています。信心をするようになってからは、以前より自信をもって漁に出られるようになったかな。不漁でも、落ち込むことがなくなったよ」
珠洲市街地に住む橋元宗太郎さん(男子部部長)の実家は、70年代の"奥能登ブーム"の時に、一家で旅館を経営していた。その後、きょうだいそれぞれが独立し、橋元さんの実家は、酒店と銭湯を営むようになった。
宗太郎さんは26歳で勤めていた東京の会社を退職し、地元に戻った。仕事の当てはあった。父の酒店を継ぐことだ。
だが、酒の小売店にとって、時代の風は厳しかった。
町の人口は減少するばかり。全国的に酒類の消費量が減っていく流れもある上に、近くには酒を売るスーパーもできた。
焦った宗太郎さんは、両親に当たった。「売り上げが伸びないのも、全部、お父さんたちが真剣に働かないせいだ! 地域のことばかりやってないで、もっと仕事に専念すればいいだろ!」
やり場のない怒りは、家の壁に向けられ、拳大の穴が、日に日に増えていった。
結局、宗太郎さんは、もう一つの家業である銭湯で働くことに。"天然温泉の風呂は、工夫すれば観光客にも来てもらえるはず"——新たな気持ちで、老舗旅館でアルバイトをしながら接客や経営を習った。湯を沸かす燃料を重油から薪に変え、コストを抑えることも考えた。少しずつ経営が軌道に乗ってきた。
ところが——。
仕事が順調にいきかけた矢先、母・美津枝さん(白ゆり長)の体にがんが見つかった。宗太郎さんは、父親とけんかばかりして母に心配をかけてしまったと、自分を責めた。
それまでは、男子部の先輩が家に来ても追い返していたが、初めて、その人たちに悩みを打ち明けた。会社を経営している先輩は語った。「経営方針うんぬんの前に、君自身が変わることだ」
以来、宗太郎さんは学会活動に励む。教学部任用試験にも合格し、昨年は牙城会の大学校生に。弘教も実らせた。毎朝、家族で勤行するようになり、けんかをすることもなくなった。母の治療は順調に進み、周囲が驚く回復ぶりを見せている。
信心に励んで何か変わったことは——。
「ちょっとしたことで怒らなくなったことですかね。"この信心で、全部プラスに変えていける"との先輩の言葉を思い出すと、怒るどころか、挑戦の意欲が湧いてくるんです」
銭湯の2、3階は、畳張りの大宴会場。本年9月、市が力を入れる奥能登国際芸術祭の展示会場として、提供することが決まった。
最近、父・信勝さん(誓願長〈ブロック長〉)にとってうれしいことがあった。宗太郎さんが、地域の消防団に入団したのだ。そこは本年2月まで、信勝さんが37年間所属し、最後の7年間は分団長を務めたところでもある。
「あれほど私のことを否定していた宗太郎が、自分から『やる』と言った時には、本当に驚いたし、うれしかった。これからは、地域の役に立つ人になってほしい」
能登には、500年続く伝統技法「揚げ浜式製塩」がある。海水を塩田と呼ばれる砂地にまいて乾燥させ、その砂から塩分濃度の高い「かん水」を作り、さらに煮詰めて塩を作る製法である。
塩田を行う家は、最盛期には100軒もあったが、今では10軒ほどになった。テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられており、珠洲市の代表的な観光資源でもある。
その担い手の中にも、本紙を長期にわたり愛読している人がいる。勧めたのは新谷恵子さん(支部副婦人部長)。この地に越してきて34年間、本紙の配達を続けている。住民に友好の輪を広げ続ける中で、本紙を20年以上愛読してくれる人が増えてきた。
地域住民の訪問激励を続ける人もいる。珠洲市で生まれた瀬戸谷忠子さん(婦人部副本部長)。50年近く、市内で美容院を開いている。5年前に京都から越してきた宮下マサさん(婦人部員)と共に、毎週、地域の訪問激励に歩く。
◇
観光の町は時代の風に吹かれて、時に盛衰を繰り返す。そんな郷土を愛し、必死に生活と向き合って、人を励まし続ける"地域民"の存在があってこそ、町にはまた、新たな魅力が生まれゆくのかもしれない。
2017年8月3日木曜日
2017.08.03 わが友に贈る
海・山・川での
事故が増える時期。
天候の急変や体調管理に
くれぐれも注意を。
「心に深き用心」あれ!
土篭御書 P1213
『法華経を余人のよみ候は口ばかりことばばかりはよめども心はよまず心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ』
☆女性に贈ることば 八月三日
かつて、恩師・戸田先生は、女性たちを励ますために、こう言われました。
「自分のいる場所を幸せにできない者が、どこ右幸せにできるのか」 と。
☆今日のことば365 八月三日
出発も人間、最後も、やはり人間である。いくらコンピューターの時代といっても、幸福の根本は、人間の本質の解明、人間の尊厳の解決に帰着しなくてはならない。
☆8月度男子部「御書活動者会」研さんのために 四条金吾殿御返事(八風抄) 2017年7月29日
◇揺るがぬ自身を築こう 仏縁広げる「鍛えの夏」を
月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「四条金吾殿御返事(八風抄)」を研さん。いかなる「八風」にも侵されない、「賢人」の生き方を学ぶ。
◇御文
賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽なり(御書1151ページ)
◇通解
賢人とは、八風といって、八つの風に侵されない人をいうのである。八つの風とは、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽である。
◇背景と大意
本抄は、日蓮大聖人が身延で認められ、苦境に立つ四条金吾に送られたお手紙で、別名を「八風抄」という。
大聖人が佐渡から帰還された文永11年(1274年)、金吾は主君の江間氏を折伏する。しかし、これをきっかけとして、金吾は、極楽寺良観の信奉者であった江間氏から、疎まれるようになる。
やがて、金吾を取り巻く状況は悪化。建治2年(1276年)には、領地替えの命令が下る。窮地に陥った金吾は、所領の件で主君を訴訟しようと思い詰めるまでになった。
本抄は、こうした報告を聞かれたことに対する、金吾への励ましのお手紙である。
大聖人は金吾に対し、仏法の上からも道理の上からも、恩ある主君に仕えていくことが、人間として正しい振る舞いであることを教えられている。
◇解説
今回の拝読御文では、仏道修行を妨げようとする「八風」に侵されない、「賢人」の生き方が説かれている。
「八風」とは、人々の心を惑わせ、仏道修行を妨げる八つの働きを示す。
それぞれ、利益を得て潤うこと(利)、さまざまに損をすること(衰)、世間から軽蔑されること(毀)、世間から褒められること(誉)、人々からたたえられること(称)、人々から悪口を言われること(譏)、心身が苦しむこと(苦)、心身が楽しいこと(楽)。
このうち、一般的に人々が望む「利・誉・称・楽」を四順といい、反対に、人々が嫌がり避ける「衰・毀・譏・苦」を四違という。たとえ一時的に四順を得ても、それは永遠に続くものではない。肝心なのは、世間の毀誉褒貶や目先の利害損得に振り回されないことである。
本抄で大聖人は、「八風」に侵されることのない「賢人」を、諸天善神が必ず守護すると仰せである。
「無風」の人生などない。「順風」が吹くこともあれば「逆風」が吹くこともある。大切なことは、環境に左右されず、全ての状況を勝利の人生への「追い風」「原動力」にしていくことである。
では、どうすれば、表層の現象や感情に左右されず、絶対的な幸福を追求する「賢人の道」を歩むことができるのか。
同じく金吾に与えられた御書に、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(1143ページ)とあるように、苦しくても、楽しくても、勇んで題目を唱え抜いていく信心の姿勢が重要なのである。
その上で大聖人は、今回の研さん範囲に続く御文で、「檀那(弟子)と師匠とが心を同じくしない祈りは、水の上で火を焚くようなもので、かなうわけがない」(御書1151ページ、通解)と、広布の師匠に心を合わせて祈ることの大切さを強調している。この点を絶対に忘れてはならない。
池田先生は、「八風に動じない確固とした自身を築くためには、正邪を峻別し、幸不幸の因果を説く『法』と『師匠』の存在が不可欠です」と指導している。
1947年(昭和22年)8月14日、池田先生は戸田先生と出会い、10日後の24日に入信した。本年の8月は、この歴史的な師弟の出会いから70年の佳節となる。
後継の男子部は、池田先生の闘争に学び、師弟の道、広布の道を歩み抜くことが、「八風」に侵されない自身を築く要諦である。
「鍛えの夏」「成長の夏」が到来した。日々の目標を明確にし、仏縁を拡大するとともに、自身の境涯も大きく広げていきたい。
☆壁を破れ!私の決意 第9回 フィリピン ギアン・カルロ・カタフムさん 2017年7月24日
◇全ての苦難を成長の糧に
——SGIに入会した動機を教えてください。
少年時代、わが家は貧乏のどん底でした。性格は内向的で自分に自信が持てず、学校でいじめられる毎日。他人を信じることができず、人と関わり合うことを避けていました。
ある日、自分の苦しい胸の内を祖母(ソレダッド・デラ・ペニャさん)に打ち明けました。すると祖母は「お題目をあげればきっと乗り越えられるし、幸福な人生を送れるよ」と話すのです。
わが家は祖母だけが信心をしていて、私もSGIメンバーではありませんでしたが、わらにもすがる思いで唱題を始めました。
また、祖母と一緒にSGIの座談会にも参加するようになりました。会合に行くたびに女子部のあるリーダーは、御書の一節が書かれたカードを手渡し、力強く励ましてくれました。
祖母や創価家族の励ましを胸に、懸命に唱題を続けると、少しずつ、しかし確実に状況が好転していくのを実感し、11歳の時、自分の意思でSGIの一員となりました。
——小学生の時に、自ら入会されたんですね! その後、学校生活に変化はありましたか。
心が変わると、自然と勉強にも集中できるようになり、学校の成績がぐんぐん良くなりました。"僕もやればできる!"と、自分に自信が持てるようになったのです。すると、同級生たちから信頼され、いじめは自然となくなり多くの友人ができました。
勉強の楽しさを覚えた私は、その後も好成績をキープ。経済的な苦しさは続いていましたが、高校を首席で卒業したため、大学時代は奨学金を受給するとともに成績優秀者として二つの学科で学位を取得しました。
大学を卒業後、難関の公認会計士試験に合格することもできました。そのまま母校から請われ、会計学を教えるため教壇に立つことに。その後、さらなる学位を取得しつつ、キャリアを重ね、現在は学科長として将来の会計士の育成に励んでいます。下ばかり向いていた私が、いつの間にか大学教授となり、信心の大功徳を実感しています。
——素晴らしい体験ですね!
人生の師匠がいればこそ、ここまで歩んでくることができました。
いじめを受け、必死に題目を唱えていた時、フィリピンSGIの機関誌に掲載されていた池田先生のご指導を真剣に読みました。ある時、"勇気を出せば、人生における試練を乗り越え、困難すらも楽しむことができる"との指針に出あい、一念の変革が全てを変えていくと気付いたのです。先生の言われる通りに行動しようと努めた結果、私の人生は大きく変わりました。
この経験を通し、池田先生は、幸福の軌道を指し示してくださる師匠であると思うようになりました。
今振り返ると、いじめがあったからこそ、この信心と師匠に巡り合えたと感じてなりません。そして、全ての苦難を自身の成長の糧としていけるのが、この信仰であると確信します。
今回、初めてSGI研修会(7月度)に参加し、日本と世界の同志の求道心に深く感動しました。池田先生の心を受け継ぎ広布を進めようと、まるで一つの家族のように団結する姿は、生涯、私の心から消えることはないでしょう。この情熱を地元の同志にも伝え、フィリピン広布を前進させていきます!
【プロフィル】パンパンガ州在住。大学教授として勤務しながら、男子部本部長として広大な使命の地域を駆ける。
事故が増える時期。
天候の急変や体調管理に
くれぐれも注意を。
「心に深き用心」あれ!
土篭御書 P1213
『法華経を余人のよみ候は口ばかりことばばかりはよめども心はよまず心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ』
☆女性に贈ることば 八月三日
かつて、恩師・戸田先生は、女性たちを励ますために、こう言われました。
「自分のいる場所を幸せにできない者が、どこ右幸せにできるのか」 と。
☆今日のことば365 八月三日
出発も人間、最後も、やはり人間である。いくらコンピューターの時代といっても、幸福の根本は、人間の本質の解明、人間の尊厳の解決に帰着しなくてはならない。
☆8月度男子部「御書活動者会」研さんのために 四条金吾殿御返事(八風抄) 2017年7月29日
◇揺るがぬ自身を築こう 仏縁広げる「鍛えの夏」を
月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「四条金吾殿御返事(八風抄)」を研さん。いかなる「八風」にも侵されない、「賢人」の生き方を学ぶ。
◇御文
賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽なり(御書1151ページ)
◇通解
賢人とは、八風といって、八つの風に侵されない人をいうのである。八つの風とは、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽である。
◇背景と大意
本抄は、日蓮大聖人が身延で認められ、苦境に立つ四条金吾に送られたお手紙で、別名を「八風抄」という。
大聖人が佐渡から帰還された文永11年(1274年)、金吾は主君の江間氏を折伏する。しかし、これをきっかけとして、金吾は、極楽寺良観の信奉者であった江間氏から、疎まれるようになる。
やがて、金吾を取り巻く状況は悪化。建治2年(1276年)には、領地替えの命令が下る。窮地に陥った金吾は、所領の件で主君を訴訟しようと思い詰めるまでになった。
本抄は、こうした報告を聞かれたことに対する、金吾への励ましのお手紙である。
大聖人は金吾に対し、仏法の上からも道理の上からも、恩ある主君に仕えていくことが、人間として正しい振る舞いであることを教えられている。
◇解説
今回の拝読御文では、仏道修行を妨げようとする「八風」に侵されない、「賢人」の生き方が説かれている。
「八風」とは、人々の心を惑わせ、仏道修行を妨げる八つの働きを示す。
それぞれ、利益を得て潤うこと(利)、さまざまに損をすること(衰)、世間から軽蔑されること(毀)、世間から褒められること(誉)、人々からたたえられること(称)、人々から悪口を言われること(譏)、心身が苦しむこと(苦)、心身が楽しいこと(楽)。
このうち、一般的に人々が望む「利・誉・称・楽」を四順といい、反対に、人々が嫌がり避ける「衰・毀・譏・苦」を四違という。たとえ一時的に四順を得ても、それは永遠に続くものではない。肝心なのは、世間の毀誉褒貶や目先の利害損得に振り回されないことである。
本抄で大聖人は、「八風」に侵されることのない「賢人」を、諸天善神が必ず守護すると仰せである。
「無風」の人生などない。「順風」が吹くこともあれば「逆風」が吹くこともある。大切なことは、環境に左右されず、全ての状況を勝利の人生への「追い風」「原動力」にしていくことである。
では、どうすれば、表層の現象や感情に左右されず、絶対的な幸福を追求する「賢人の道」を歩むことができるのか。
同じく金吾に与えられた御書に、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(1143ページ)とあるように、苦しくても、楽しくても、勇んで題目を唱え抜いていく信心の姿勢が重要なのである。
その上で大聖人は、今回の研さん範囲に続く御文で、「檀那(弟子)と師匠とが心を同じくしない祈りは、水の上で火を焚くようなもので、かなうわけがない」(御書1151ページ、通解)と、広布の師匠に心を合わせて祈ることの大切さを強調している。この点を絶対に忘れてはならない。
池田先生は、「八風に動じない確固とした自身を築くためには、正邪を峻別し、幸不幸の因果を説く『法』と『師匠』の存在が不可欠です」と指導している。
1947年(昭和22年)8月14日、池田先生は戸田先生と出会い、10日後の24日に入信した。本年の8月は、この歴史的な師弟の出会いから70年の佳節となる。
後継の男子部は、池田先生の闘争に学び、師弟の道、広布の道を歩み抜くことが、「八風」に侵されない自身を築く要諦である。
「鍛えの夏」「成長の夏」が到来した。日々の目標を明確にし、仏縁を拡大するとともに、自身の境涯も大きく広げていきたい。
☆壁を破れ!私の決意 第9回 フィリピン ギアン・カルロ・カタフムさん 2017年7月24日
◇全ての苦難を成長の糧に
——SGIに入会した動機を教えてください。
少年時代、わが家は貧乏のどん底でした。性格は内向的で自分に自信が持てず、学校でいじめられる毎日。他人を信じることができず、人と関わり合うことを避けていました。
ある日、自分の苦しい胸の内を祖母(ソレダッド・デラ・ペニャさん)に打ち明けました。すると祖母は「お題目をあげればきっと乗り越えられるし、幸福な人生を送れるよ」と話すのです。
わが家は祖母だけが信心をしていて、私もSGIメンバーではありませんでしたが、わらにもすがる思いで唱題を始めました。
また、祖母と一緒にSGIの座談会にも参加するようになりました。会合に行くたびに女子部のあるリーダーは、御書の一節が書かれたカードを手渡し、力強く励ましてくれました。
祖母や創価家族の励ましを胸に、懸命に唱題を続けると、少しずつ、しかし確実に状況が好転していくのを実感し、11歳の時、自分の意思でSGIの一員となりました。
——小学生の時に、自ら入会されたんですね! その後、学校生活に変化はありましたか。
心が変わると、自然と勉強にも集中できるようになり、学校の成績がぐんぐん良くなりました。"僕もやればできる!"と、自分に自信が持てるようになったのです。すると、同級生たちから信頼され、いじめは自然となくなり多くの友人ができました。
勉強の楽しさを覚えた私は、その後も好成績をキープ。経済的な苦しさは続いていましたが、高校を首席で卒業したため、大学時代は奨学金を受給するとともに成績優秀者として二つの学科で学位を取得しました。
大学を卒業後、難関の公認会計士試験に合格することもできました。そのまま母校から請われ、会計学を教えるため教壇に立つことに。その後、さらなる学位を取得しつつ、キャリアを重ね、現在は学科長として将来の会計士の育成に励んでいます。下ばかり向いていた私が、いつの間にか大学教授となり、信心の大功徳を実感しています。
——素晴らしい体験ですね!
人生の師匠がいればこそ、ここまで歩んでくることができました。
いじめを受け、必死に題目を唱えていた時、フィリピンSGIの機関誌に掲載されていた池田先生のご指導を真剣に読みました。ある時、"勇気を出せば、人生における試練を乗り越え、困難すらも楽しむことができる"との指針に出あい、一念の変革が全てを変えていくと気付いたのです。先生の言われる通りに行動しようと努めた結果、私の人生は大きく変わりました。
この経験を通し、池田先生は、幸福の軌道を指し示してくださる師匠であると思うようになりました。
今振り返ると、いじめがあったからこそ、この信心と師匠に巡り合えたと感じてなりません。そして、全ての苦難を自身の成長の糧としていけるのが、この信仰であると確信します。
今回、初めてSGI研修会(7月度)に参加し、日本と世界の同志の求道心に深く感動しました。池田先生の心を受け継ぎ広布を進めようと、まるで一つの家族のように団結する姿は、生涯、私の心から消えることはないでしょう。この情熱を地元の同志にも伝え、フィリピン広布を前進させていきます!
【プロフィル】パンパンガ州在住。大学教授として勤務しながら、男子部本部長として広大な使命の地域を駆ける。
2017年8月2日水曜日
2017.08.02 わが友に贈る
「平和」とは
遠くにあるのではない。
母を大切にするという
人間学の真髄の中にこそ
未来を開く光源がある!
富木殿御書 P970
『今日本国の諸人悪象悪馬悪牛悪狗毒蛇悪刺懸岸険崖暴水悪人悪国悪城悪舎悪妻悪子悪所従等よりも此に超過し以て恐怖すべきこと百千万億倍なれば持戒邪見の高僧等なり』
☆女性に贈ることば 八月二日
母を忘れたならば動物となる、と言った哲学者がいた。
人生は、母を思い出しながら奮起して立ちあがるのだ。
☆今日のことば365 八月二日
丁重な 誠実な 言葉使いこそ
自らの人間性の表れであり
相手の人格を 最も尊重する
姿勢であることを 忘れまい
☆四季の励まし 和楽の家庭から希望の虹を 2017年7月30日
人間は自分一人で
生まれてくることはできない。
たった一人で一人前の人間に
なれるものでもない。
家族のなかに生まれ、
家族のなかで育ち、
やがて一個の人間として
成長していく。
夫婦も、兄弟姉妹も、
目に見えぬ一つの法則で
結ばれているともいえる。
その心の絆こそ、
家族の結晶であるに違いない。
お母さんの声、お母さんの手ほど
美しいものはない。
子どもをあやし、
子どもを呼ぶ母の声。
おむつを換え、ご飯をつくり、
服を着させる母の手。
「母の声」「母の手」に守られて、
人は皆、大人になっていく。
母の声が世界を結び、
母の手が
平和へとつながっていく時、
どれほど
美しい地球になることであろう。
青年の皆さんは、
どうか、親孝行であってほしい。
明るい笑顔。ありがとうの一言。
一本の電話……。
親というのは、
それだけで幸せな気持ちになって
元気になるものだ。
ちょっとした言葉や振る舞いで、
感謝と愛情を示していくことが、
生きる喜びの名曲となり、
人生の名画となる。
愚痴を祈りに変え、
非難を励ましに変え、
苦楽を共にする
価値創造の家族から、
地域や共同体を変革する
希望が生まれる。
和楽の家庭が築かれてこそ、
真の平和社会が創出されていく。
東京の空に、虹が大きな弧を描いた。七色の光は木々の緑を輝かせ、家々をやさしく包み込む。2002年(平成14年)5月、池田大作先生が新宿区内で撮影した一枚である。
地域や社会の繁栄といっても、その基盤は家族や家庭にある。感謝を忘れず、互いを思いやり、支え合う。その中で、家庭は和楽の場となり、周囲にも安心と希望が広がる。ゆえに、創価学会は「永遠の五指針」の第一に「一家和楽の信心」を掲げる。
ドイツの詩人ヘルダーリンは謳った。「虹は嵐のあとにでるからこそ美しい」(横田ちゑ訳)と。家族もまた、試練という嵐に、共に立ち向かう中で絆が強まり、幸福へと近づく。さあ、わが家から希望の虹をかけよう。「感謝」の二字を抱き締めて——。
☆教学 「立正安国論」研さんの手引き 2017年7月25日
◇人々の心に正法を確立し、安穏な社会を
本年9月24日に実施される「教学部初級試験・青年部教学試験3級」に向けて、各地で研さんの熱が高まっています。ここでは、「立正安国論」の理解を深めるための解説と各段の趣旨を掲載します(本紙面は参考用であり、試験の教材ではありません。出題範囲は「大白蓮華」6月号に全て掲載されています)。
◇執筆の背景
「立正安国論」は、日蓮大聖人が文応元年(1260年)7月16日、39歳の時、時の実質的な最高権力者・北条時頼に提出された「国主諫暁の書」です。「諫暁」には、仏法者の立場から相手の誤りを指摘して、正しい道に導く、との意義が込められています。
当時は、大地震・大風・洪水などの自然災害が相次ぎ、深刻な飢饉を招き、加えて疫病の流行などが毎年のように続き、人心は乱れ、民衆は苦悩の底にありました。中でも、正嘉元年(1257年)8月に鎌倉一帯を襲った「正嘉の大地震」が、本書の執筆を決意された直接の動機となりました。
大聖人は、災難を止めて民衆を救う道を探求され、誤った教えに帰依するのを止め、正法を人々の心と社会の支柱として打ち立てる以外にないことを深く確信されました。そして、その結論を裏付ける経文を確認するために、一切経を閲覧された後、「立正安国論」を著し、北条時頼の側近である宿屋入道を介して、この書を提出されたのです。
◇10問9答の問答形式
「立正安国論」は、客と主人との10問9答の問答形式で展開され、誤った仏教に執着する客に対して、主人は理路整然と真実を説き示していきます。
まず、相次ぐ災難を嘆く客(=北条時頼を想定)の言葉から始まり、それに対し主人(=日蓮大聖人を想定)は、人々が正法に背き悪法を信じていることに災いの原因があると述べます。
大聖人は、災厄の元凶として、当時、特に隆盛を誇っていた念仏を強く破折されます。そして、このまま謗法に執着していくならば、経文に説かれる七難のうち、まだ起こっていない自界叛逆難(内乱)と他国侵逼難(他国からの侵略)の二難が起こることを警告され、「実乗の一善(妙法)」に帰依するよう促されます。
最後に、客は謗法を捨て、妙法に帰依することを誓っており、この誓いの言葉が、そのまま本書全体の結論となっています。
◇題号の意味
「立正安国」とは、「正を立て、国を安んず」と読みます。「立正」は安国の根本条件であり、「安国」は立正の根本目的です。
「立正」とは「正法を立てる」、つまり、正法の流布であり、一切衆生の成仏を可能にする妙法への「信」を人々の胸中に確立し、法華経から帰結される生命の尊厳、人間の尊重という哲理を社会の基本原理としていくことです。
また、「立正」とは、破邪顕正でもあります。妙法の万人成仏、万人平等の精神に反する「民衆蔑視」の教えは、次第に人々の心に浸食し、活力を奪っていきます。この「悪」を打ち破る対話によってこそ、人々の無明を払い、正法を社会に確立することができるのです。
この「立正」の目的である「安国」、すなわち「国を安んず」とは、社会の繁栄と世界の平和にほかなりません。大聖人が示された「安国」の「国」とは、権力者を中心者とした「国家」というよりも、民衆が住む安穏の場である「国土」を指しています。
事実、大聖人は本書で「くに」を表現する際、「国構え(囗)」に「玉(王の意)」と書く「国」や、「国構え」に「或(戈を手にして国境と土地を守る意)」と書く「國」という字よりも、「国構え」に「民」と書く「?」の字を多く用いられています。
民衆に同苦し、民衆に目を向けるのが大聖人の仏法であり、この大聖人が示された立正安国の実現こそ、創価学会の使命です。
◇平和建設の精神
日蓮大聖人の生涯にわたる行動は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれます。
「立正安国論」の提出を契機に、幕府や既成の宗教勢力からの大聖人に対する迫害が本格化。ほどなくして念仏者たちが、鎌倉の大聖人の草庵を襲うという松葉ケ谷の法難が起きました。その後も伊豆流罪(1261年)など、命の危険にさらされる迫害を受けても、立正安国を願う大聖人の御覚悟が揺らぐことはありませんでした。むしろ平和な社会の建設に向けた"対話による闘争"を貫かれていったのです。
大聖人が御入滅の直前、弘安5年(1282年)9月にも武蔵国池上(東京都大田区池上)で、「立正安国論」を講義されたと伝えられています。このように、大聖人の御生涯は「立正安国論」を中心に展開しました。立正安国の実現こそ、大聖人の弘教の根本目的だったのです。
◇参考資料
書籍『世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために——立正安国論』(写真)には、「立正安国論」の本文・通解・語訳・解説をはじめ、池田先生の指針(抜粋)を収録しています。研さんの一助としてご活用ください。本社刊。700円(税込み)。
◇各段の趣旨
●第1段 御書17ページ1行目〜14行目
相次いで起こる天災や疫病。なすすべもなく人々が苦しむ世の中を客は嘆き、その原因がどこにあるのかと主人に尋ねる。
主人は、世の人が皆、正法に背き悪法を信じているために、国土を守護すべき善神が去り、その後に悪鬼、魔神が入り、それが災難を引き起こしているのであると「災難の根源」を明かし、「神天上の法門」を説く。
●第2段 同17ページ15行目〜20ページ13行目
先の答えに対する根拠を求めた客に対して、主人は四経(金光明経、大集経、仁王経、薬師経)を引いて説明する。
●第3段 同20ページ14行目〜21ページ16行目
客が、当時の仏教が隆盛する姿を示して反論する。主人は、当時の僧侶が実は、正法に背く悪侶であることを、経文を挙げながら示していく。
●第4段 同21ページ17行目〜24ページ4行目
悪侶とは誰のことを指しているのか、と客が問う。主人は、法然を名指しし、法然の著した『選択集』こそが、正法誹謗の邪説であることを明らかにしていく。
●第5段 同24ページ5行目〜25ページ18行目
法然を悪侶であるとした主人に対し、客は憤る。"法然の念仏も釈尊の経典から生まれたものに変わりはなく、主人こそ釈尊に背いている"と指摘し、帰ろうとする。
対して主人は笑みを浮かべて客をとどめ、まず、仮の教えを尊ぶ誤りを指摘。中国と日本の例を現証として挙げ、法然の法華経誹謗の罪を説いていく。
●第6段 同26ページ1行目〜12行目
客は主人の言葉を聞き、少し態度を和らげる。しかし、これまで高僧が多くいたが、念仏を禁じる説を誰も言いだしたことはなく、低い身分の主人がそう言うのは僭越だと語る。
主人は謗法呵責の教えを語り、過去に念仏が禁止された例を挙げる。
●第7段 同26ページ13行目〜30ページ7行目
客が災難を治める具体的な方法を問う。主人は、涅槃経・仁王経等を挙げながら、謗法の人を戒めて、正法を行じる人を重んじれば、国家は安穏になると述べ、国中の謗法を断つように勧める。
●第8段 同30ページ8行目〜18行目
"謗法の輩を断ぜよ"との主人の言葉に客は、斬罪は仏法の教えに反しないかと問う。
主人は、涅槃経等では斬罪が説かれているが、それは釈尊以前の事例であり、釈尊以後は、謗法への布施を止めることがそれに通じると述べる。
●第9段 同31ページ1行目〜32ページ17行目
これまでの疑いや迷いが晴れた客は、主人が言った通りに謗法に対する供養を止め、正法を行じる僧を重んじていくとの決意を表明する。
主人はその申し出を喜んだ上で、七難のうち、まだ現実のものとなっていない他国侵逼難、自界叛逆難の二難が起こらないように、速やかにその決意を実行するよう訴える。
●第10段 同32ページ18行目〜33ページ4行目
客は自らの謗法を速やかに改めることを決意するとともに、自分と同じように邪義に惑わされている世の多くの人々を、覚醒させる実践に励むことを誓って本書は終わる。
※今回の試験の出題範囲は第9、10段です。
遠くにあるのではない。
母を大切にするという
人間学の真髄の中にこそ
未来を開く光源がある!
富木殿御書 P970
『今日本国の諸人悪象悪馬悪牛悪狗毒蛇悪刺懸岸険崖暴水悪人悪国悪城悪舎悪妻悪子悪所従等よりも此に超過し以て恐怖すべきこと百千万億倍なれば持戒邪見の高僧等なり』
☆女性に贈ることば 八月二日
母を忘れたならば動物となる、と言った哲学者がいた。
人生は、母を思い出しながら奮起して立ちあがるのだ。
☆今日のことば365 八月二日
丁重な 誠実な 言葉使いこそ
自らの人間性の表れであり
相手の人格を 最も尊重する
姿勢であることを 忘れまい
☆四季の励まし 和楽の家庭から希望の虹を 2017年7月30日
人間は自分一人で
生まれてくることはできない。
たった一人で一人前の人間に
なれるものでもない。
家族のなかに生まれ、
家族のなかで育ち、
やがて一個の人間として
成長していく。
夫婦も、兄弟姉妹も、
目に見えぬ一つの法則で
結ばれているともいえる。
その心の絆こそ、
家族の結晶であるに違いない。
お母さんの声、お母さんの手ほど
美しいものはない。
子どもをあやし、
子どもを呼ぶ母の声。
おむつを換え、ご飯をつくり、
服を着させる母の手。
「母の声」「母の手」に守られて、
人は皆、大人になっていく。
母の声が世界を結び、
母の手が
平和へとつながっていく時、
どれほど
美しい地球になることであろう。
青年の皆さんは、
どうか、親孝行であってほしい。
明るい笑顔。ありがとうの一言。
一本の電話……。
親というのは、
それだけで幸せな気持ちになって
元気になるものだ。
ちょっとした言葉や振る舞いで、
感謝と愛情を示していくことが、
生きる喜びの名曲となり、
人生の名画となる。
愚痴を祈りに変え、
非難を励ましに変え、
苦楽を共にする
価値創造の家族から、
地域や共同体を変革する
希望が生まれる。
和楽の家庭が築かれてこそ、
真の平和社会が創出されていく。
東京の空に、虹が大きな弧を描いた。七色の光は木々の緑を輝かせ、家々をやさしく包み込む。2002年(平成14年)5月、池田大作先生が新宿区内で撮影した一枚である。
地域や社会の繁栄といっても、その基盤は家族や家庭にある。感謝を忘れず、互いを思いやり、支え合う。その中で、家庭は和楽の場となり、周囲にも安心と希望が広がる。ゆえに、創価学会は「永遠の五指針」の第一に「一家和楽の信心」を掲げる。
ドイツの詩人ヘルダーリンは謳った。「虹は嵐のあとにでるからこそ美しい」(横田ちゑ訳)と。家族もまた、試練という嵐に、共に立ち向かう中で絆が強まり、幸福へと近づく。さあ、わが家から希望の虹をかけよう。「感謝」の二字を抱き締めて——。
☆教学 「立正安国論」研さんの手引き 2017年7月25日
◇人々の心に正法を確立し、安穏な社会を
本年9月24日に実施される「教学部初級試験・青年部教学試験3級」に向けて、各地で研さんの熱が高まっています。ここでは、「立正安国論」の理解を深めるための解説と各段の趣旨を掲載します(本紙面は参考用であり、試験の教材ではありません。出題範囲は「大白蓮華」6月号に全て掲載されています)。
◇執筆の背景
「立正安国論」は、日蓮大聖人が文応元年(1260年)7月16日、39歳の時、時の実質的な最高権力者・北条時頼に提出された「国主諫暁の書」です。「諫暁」には、仏法者の立場から相手の誤りを指摘して、正しい道に導く、との意義が込められています。
当時は、大地震・大風・洪水などの自然災害が相次ぎ、深刻な飢饉を招き、加えて疫病の流行などが毎年のように続き、人心は乱れ、民衆は苦悩の底にありました。中でも、正嘉元年(1257年)8月に鎌倉一帯を襲った「正嘉の大地震」が、本書の執筆を決意された直接の動機となりました。
大聖人は、災難を止めて民衆を救う道を探求され、誤った教えに帰依するのを止め、正法を人々の心と社会の支柱として打ち立てる以外にないことを深く確信されました。そして、その結論を裏付ける経文を確認するために、一切経を閲覧された後、「立正安国論」を著し、北条時頼の側近である宿屋入道を介して、この書を提出されたのです。
◇10問9答の問答形式
「立正安国論」は、客と主人との10問9答の問答形式で展開され、誤った仏教に執着する客に対して、主人は理路整然と真実を説き示していきます。
まず、相次ぐ災難を嘆く客(=北条時頼を想定)の言葉から始まり、それに対し主人(=日蓮大聖人を想定)は、人々が正法に背き悪法を信じていることに災いの原因があると述べます。
大聖人は、災厄の元凶として、当時、特に隆盛を誇っていた念仏を強く破折されます。そして、このまま謗法に執着していくならば、経文に説かれる七難のうち、まだ起こっていない自界叛逆難(内乱)と他国侵逼難(他国からの侵略)の二難が起こることを警告され、「実乗の一善(妙法)」に帰依するよう促されます。
最後に、客は謗法を捨て、妙法に帰依することを誓っており、この誓いの言葉が、そのまま本書全体の結論となっています。
◇題号の意味
「立正安国」とは、「正を立て、国を安んず」と読みます。「立正」は安国の根本条件であり、「安国」は立正の根本目的です。
「立正」とは「正法を立てる」、つまり、正法の流布であり、一切衆生の成仏を可能にする妙法への「信」を人々の胸中に確立し、法華経から帰結される生命の尊厳、人間の尊重という哲理を社会の基本原理としていくことです。
また、「立正」とは、破邪顕正でもあります。妙法の万人成仏、万人平等の精神に反する「民衆蔑視」の教えは、次第に人々の心に浸食し、活力を奪っていきます。この「悪」を打ち破る対話によってこそ、人々の無明を払い、正法を社会に確立することができるのです。
この「立正」の目的である「安国」、すなわち「国を安んず」とは、社会の繁栄と世界の平和にほかなりません。大聖人が示された「安国」の「国」とは、権力者を中心者とした「国家」というよりも、民衆が住む安穏の場である「国土」を指しています。
事実、大聖人は本書で「くに」を表現する際、「国構え(囗)」に「玉(王の意)」と書く「国」や、「国構え」に「或(戈を手にして国境と土地を守る意)」と書く「國」という字よりも、「国構え」に「民」と書く「?」の字を多く用いられています。
民衆に同苦し、民衆に目を向けるのが大聖人の仏法であり、この大聖人が示された立正安国の実現こそ、創価学会の使命です。
◇平和建設の精神
日蓮大聖人の生涯にわたる行動は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれます。
「立正安国論」の提出を契機に、幕府や既成の宗教勢力からの大聖人に対する迫害が本格化。ほどなくして念仏者たちが、鎌倉の大聖人の草庵を襲うという松葉ケ谷の法難が起きました。その後も伊豆流罪(1261年)など、命の危険にさらされる迫害を受けても、立正安国を願う大聖人の御覚悟が揺らぐことはありませんでした。むしろ平和な社会の建設に向けた"対話による闘争"を貫かれていったのです。
大聖人が御入滅の直前、弘安5年(1282年)9月にも武蔵国池上(東京都大田区池上)で、「立正安国論」を講義されたと伝えられています。このように、大聖人の御生涯は「立正安国論」を中心に展開しました。立正安国の実現こそ、大聖人の弘教の根本目的だったのです。
◇参考資料
書籍『世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために——立正安国論』(写真)には、「立正安国論」の本文・通解・語訳・解説をはじめ、池田先生の指針(抜粋)を収録しています。研さんの一助としてご活用ください。本社刊。700円(税込み)。
◇各段の趣旨
●第1段 御書17ページ1行目〜14行目
相次いで起こる天災や疫病。なすすべもなく人々が苦しむ世の中を客は嘆き、その原因がどこにあるのかと主人に尋ねる。
主人は、世の人が皆、正法に背き悪法を信じているために、国土を守護すべき善神が去り、その後に悪鬼、魔神が入り、それが災難を引き起こしているのであると「災難の根源」を明かし、「神天上の法門」を説く。
●第2段 同17ページ15行目〜20ページ13行目
先の答えに対する根拠を求めた客に対して、主人は四経(金光明経、大集経、仁王経、薬師経)を引いて説明する。
●第3段 同20ページ14行目〜21ページ16行目
客が、当時の仏教が隆盛する姿を示して反論する。主人は、当時の僧侶が実は、正法に背く悪侶であることを、経文を挙げながら示していく。
●第4段 同21ページ17行目〜24ページ4行目
悪侶とは誰のことを指しているのか、と客が問う。主人は、法然を名指しし、法然の著した『選択集』こそが、正法誹謗の邪説であることを明らかにしていく。
●第5段 同24ページ5行目〜25ページ18行目
法然を悪侶であるとした主人に対し、客は憤る。"法然の念仏も釈尊の経典から生まれたものに変わりはなく、主人こそ釈尊に背いている"と指摘し、帰ろうとする。
対して主人は笑みを浮かべて客をとどめ、まず、仮の教えを尊ぶ誤りを指摘。中国と日本の例を現証として挙げ、法然の法華経誹謗の罪を説いていく。
●第6段 同26ページ1行目〜12行目
客は主人の言葉を聞き、少し態度を和らげる。しかし、これまで高僧が多くいたが、念仏を禁じる説を誰も言いだしたことはなく、低い身分の主人がそう言うのは僭越だと語る。
主人は謗法呵責の教えを語り、過去に念仏が禁止された例を挙げる。
●第7段 同26ページ13行目〜30ページ7行目
客が災難を治める具体的な方法を問う。主人は、涅槃経・仁王経等を挙げながら、謗法の人を戒めて、正法を行じる人を重んじれば、国家は安穏になると述べ、国中の謗法を断つように勧める。
●第8段 同30ページ8行目〜18行目
"謗法の輩を断ぜよ"との主人の言葉に客は、斬罪は仏法の教えに反しないかと問う。
主人は、涅槃経等では斬罪が説かれているが、それは釈尊以前の事例であり、釈尊以後は、謗法への布施を止めることがそれに通じると述べる。
●第9段 同31ページ1行目〜32ページ17行目
これまでの疑いや迷いが晴れた客は、主人が言った通りに謗法に対する供養を止め、正法を行じる僧を重んじていくとの決意を表明する。
主人はその申し出を喜んだ上で、七難のうち、まだ現実のものとなっていない他国侵逼難、自界叛逆難の二難が起こらないように、速やかにその決意を実行するよう訴える。
●第10段 同32ページ18行目〜33ページ4行目
客は自らの謗法を速やかに改めることを決意するとともに、自分と同じように邪義に惑わされている世の多くの人々を、覚醒させる実践に励むことを誓って本書は終わる。
※今回の試験の出題範囲は第9、10段です。
2017年8月1日火曜日
2017.08.01 わが友に贈る
励ましの要諦は
「話す」よりも
「聞く」ことにあり!
友の心を軽くする
希望と安心の灯台に!
聖人知三世事 P974
『日蓮は一閻浮提第一の聖人なり』
☆女性に贈ることば 八月一日
理想があるから青春です。理想があるから人生です。理想のない人は、寂しい。
反対に、生涯、わが理想を求めて生きる人は、どんなに年をとっていても、心は永遠に青年です。
☆今日のことば365 八月一日
希望は
努力から生まれる
希望のなかには
幸福と平和が 宿っているからだ
☆大白蓮華巻頭言 2017年8月号 輝き光れ!若き宝の命よ
広宣流布とは、現在を勝ち、そして、未来までも勝ち間いていく「常勝」の大行進である。その一切を担い立つ創価学会は、たゆみなく人を励まし、人を育てゆく、究極の人間教育の大地なのである。
1956年(昭和31年)、あの関西の大関争でも、私は草創の父母と共戦譜を刻みながら、若き後継の友たちと数え切れない出会いを結んだ。
その7月、晴れ晴れと民衆凱歌を轟かせた直後に、戸田先生と私は、はるかな未来を展望した。
「人類の生命の土壌を深く耕し、幸福と平和に寄与できる人材を、あらゆる分野に送り出すのだ」と。
翌年の学生部誕生も、さらに私の代の未来部結成も、この師弟の大願から出発している。
未来部一期生の友と一緒に学んだ御聖訓がある。
生死一大事血脈抄の「過去に法華経の結縁強盛なる故に現在に此の経を受持す、未来に仏果を成就せん事疑有るべからず」(1337ページ)との一節である。
未来部の友は、いかに宿福深厚なる地涌の菩薩であるか。皆を仏にする力を帯びた人たちなのだ。
法華経の妙荘厳王晶では、二人の兄弟が母と手を携、信心に反対の父の王を妙法へ導くドラマが描かれている。父は、我が子は「我が善知識なり」と讃え、よくぞ「我が家に来生せり」と感嘆する。
私たちも、未来部の宝の一人一人を「今この時、我が家に、我が地域に、我が国土に、よくぞ生まれて来てくれた!」と最敬礼の心で励ましたいのだ。
胸を張れ
創価の後継
堂々と
学び照らせや
明日の地球を
草創期、旧習深き村八分など、幾多の苦労を重ねて戦い抜いてきた山形県の尊き父母たちがいる。
私が未来部の結成を発表すると、「みんな喜べ!正義の学会は、これで永遠に勝ち栄えていけるぞ」と呼応してくれた。そして地域を挙げて、「負けじ魂の学会っ子」の激励に取り組み続けてこられた。
「座談会で励まし育ててもらった」という人材が、きら星の如く躍り出て、全国の模範と謳われる後継育成の伝統が築かれているのだ。
いずこにも、私の心を心として、若き命宝の友を育んでくれる創価のりリーダーが光る。とりわけ、未来本部長、21世紀使命会、教育本部、学生部の進学推進部長などの方々の真心に、感謝は尽きない。
「どんな子も、かけがえのない宝だ。必ず偉大な使命の人材と輝かせてみせる」——— これが、牧口、戸田両先生から受け継創価教育の魂である。
社会には、若人の心を傷つける悪縁があまりに渦巻いている。だからこそ、時を逃さず声を掛け、じっくり耳を傾ける。徹して信じ祈り、見守り続ける。
——— こうした創価の教育カが、地域にとって、どれほど貴重な「希望の眼目」となることだろうか。
大教育者のペスタロッチは教え子たちに語った。
「諸君は、自らが考え、自らが信ずる以上に、この時代に必要な大なる力を持っている」と。
満を持して世界広布新時代に躍り出てくれた本門の未来部を、さあ誇り高く励まし、育てゆこう!
☆御書と歩む 第75回 若き生命に触発を
『一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし』(持妙法華問答抄、465ページ)
◇通解
一切の草木は大地から生ずる。このことから考えると、一切の仏法もまた、人によって弘まるのである。
◇同志への指針
全ては「人」で決まる。創価学会は壮大な人間錬磨の大地である。地涌の人材を限りなく育て、人類の輝かしい未来を開いていくのだ。
21世紀使命会、未来本部長はじめ未来部を激励してくださる方々に感謝は尽きない。
若き生命を触発するのは、真心の祈りと誠実の励ましだ。生き生きと信仰の大確信を語り伝えよう。未来の大樹を大いに伸ばしながら!
「話す」よりも
「聞く」ことにあり!
友の心を軽くする
希望と安心の灯台に!
聖人知三世事 P974
『日蓮は一閻浮提第一の聖人なり』
☆女性に贈ることば 八月一日
理想があるから青春です。理想があるから人生です。理想のない人は、寂しい。
反対に、生涯、わが理想を求めて生きる人は、どんなに年をとっていても、心は永遠に青年です。
☆今日のことば365 八月一日
希望は
努力から生まれる
希望のなかには
幸福と平和が 宿っているからだ
☆大白蓮華巻頭言 2017年8月号 輝き光れ!若き宝の命よ
広宣流布とは、現在を勝ち、そして、未来までも勝ち間いていく「常勝」の大行進である。その一切を担い立つ創価学会は、たゆみなく人を励まし、人を育てゆく、究極の人間教育の大地なのである。
1956年(昭和31年)、あの関西の大関争でも、私は草創の父母と共戦譜を刻みながら、若き後継の友たちと数え切れない出会いを結んだ。
その7月、晴れ晴れと民衆凱歌を轟かせた直後に、戸田先生と私は、はるかな未来を展望した。
「人類の生命の土壌を深く耕し、幸福と平和に寄与できる人材を、あらゆる分野に送り出すのだ」と。
翌年の学生部誕生も、さらに私の代の未来部結成も、この師弟の大願から出発している。
未来部一期生の友と一緒に学んだ御聖訓がある。
生死一大事血脈抄の「過去に法華経の結縁強盛なる故に現在に此の経を受持す、未来に仏果を成就せん事疑有るべからず」(1337ページ)との一節である。
未来部の友は、いかに宿福深厚なる地涌の菩薩であるか。皆を仏にする力を帯びた人たちなのだ。
法華経の妙荘厳王晶では、二人の兄弟が母と手を携、信心に反対の父の王を妙法へ導くドラマが描かれている。父は、我が子は「我が善知識なり」と讃え、よくぞ「我が家に来生せり」と感嘆する。
私たちも、未来部の宝の一人一人を「今この時、我が家に、我が地域に、我が国土に、よくぞ生まれて来てくれた!」と最敬礼の心で励ましたいのだ。
胸を張れ
創価の後継
堂々と
学び照らせや
明日の地球を
草創期、旧習深き村八分など、幾多の苦労を重ねて戦い抜いてきた山形県の尊き父母たちがいる。
私が未来部の結成を発表すると、「みんな喜べ!正義の学会は、これで永遠に勝ち栄えていけるぞ」と呼応してくれた。そして地域を挙げて、「負けじ魂の学会っ子」の激励に取り組み続けてこられた。
「座談会で励まし育ててもらった」という人材が、きら星の如く躍り出て、全国の模範と謳われる後継育成の伝統が築かれているのだ。
いずこにも、私の心を心として、若き命宝の友を育んでくれる創価のりリーダーが光る。とりわけ、未来本部長、21世紀使命会、教育本部、学生部の進学推進部長などの方々の真心に、感謝は尽きない。
「どんな子も、かけがえのない宝だ。必ず偉大な使命の人材と輝かせてみせる」——— これが、牧口、戸田両先生から受け継創価教育の魂である。
社会には、若人の心を傷つける悪縁があまりに渦巻いている。だからこそ、時を逃さず声を掛け、じっくり耳を傾ける。徹して信じ祈り、見守り続ける。
——— こうした創価の教育カが、地域にとって、どれほど貴重な「希望の眼目」となることだろうか。
大教育者のペスタロッチは教え子たちに語った。
「諸君は、自らが考え、自らが信ずる以上に、この時代に必要な大なる力を持っている」と。
満を持して世界広布新時代に躍り出てくれた本門の未来部を、さあ誇り高く励まし、育てゆこう!
☆御書と歩む 第75回 若き生命に触発を
『一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし』(持妙法華問答抄、465ページ)
◇通解
一切の草木は大地から生ずる。このことから考えると、一切の仏法もまた、人によって弘まるのである。
◇同志への指針
全ては「人」で決まる。創価学会は壮大な人間錬磨の大地である。地涌の人材を限りなく育て、人類の輝かしい未来を開いていくのだ。
21世紀使命会、未来本部長はじめ未来部を激励してくださる方々に感謝は尽きない。
若き生命を触発するのは、真心の祈りと誠実の励ましだ。生き生きと信仰の大確信を語り伝えよう。未来の大樹を大いに伸ばしながら!
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