◇今週のことば
生き生きと友情を育む
「友好拡大」の夏!
後継の人材が伸びゆく
「信心継承」の夏!
力強い唱題のリズムで。
2017年7月17日
日女御前御返事 P1244
『相構え相構えてとわりを我が家へよせたくもなき様に謗法の者をせかせ給うべし、悪知識を捨てて善友に親近せよとは是なり』
☆女性に贈ることば 七月十七日
師の恩を忘れず、また友情が大切に育んでいく--。一見、平凡のように見えるが、決してそうではない。こうした振舞いのなかに、実は人間性の最も美しい発露があり、人間性の真髄がある。
☆今日のことば365 七月十七日
ある人は、ある特定の思想を、あるいは科学を、宗教を、国家を、会社を、肉親を、親友を、そして自己の信念を、医学を、技術を、それぞれ信じているものだ。何ものかを信じなければ、人間の行動は、始まらないからだ。
☆総県長会議での原田会長の指導 2017年7月8日
◇「一対一の語らい」で師弟の魂を継承 未来部の夏 青年大会を各部一体で応援
一、まず、今回の東京都議選では見事、公明党が23人完勝、7回連続となる全員当選で、東京凱歌を打ち立てることができました。全同志の大奮闘に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました!(拍手)
一、今週に入り、活発な梅雨前線の影響で天候が不安定となり、中国から九州にかけて大雨に見舞われ、島根、福岡、大分には大雨特別警報も出されました。
心よりお見舞い申し上げますとともに、被害状況の把握と会員激励に当たってくださっている皆さまに、感謝申し上げます。
これから、台風の季節にもなります。災害には十分注意してまいりたい。また、猛暑の季節にもなります。健康第一で充実の夏になるよう、留意していきたいと思います。
特に「無冠の友」の皆さまには、無事故最優先での配達を、改めて確認したいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。
一、いよいよ「未来部の夏」、躍進月間が始まります。創価の宝である未来部メンバーを、最大に激励していきたいと思います。
さらに下半期は、「創価青年大会」も各地で行われます。青年の育成・拡大に、各部一体で総力を挙げてまいりたい。
伝統の教学部初級試験・青年部教学試験3級、教学部任用試験(仏法入門)につきましても、全力で取り組んでいきたいと思います。
共通するのは、全てが「今後の広布拡大に直結する、大事な人材育成である」という点です。先生はかつて、次のようにつづってくださいました。
「創価学会は、日本だけでなく全世界に、人類の幸福と平和を担い立つ、偉大な人材を育成する揺籃となる——これは『"まさか"が実現』という歴史的な勝利を開いた昭和三十一年の七月、私が恩師・戸田先生と師弟二人で語り合った、遠大な未来の展望であった」と。
大阪の戦いの勝利の後、戸田先生と池田先生が、人材輩出という学会の深き使命を展望されたように、新たな広布の扉を開いた今こそ、私たちも今一重、強い決意で、未来を開く人材育成に取り組んでまいりたい。
◇「8・24」目指して
一、本日は、そのポイントを3点、確認していきたい。
先ほど紹介した随筆に引き続いて、先生は「わが創価の人材育成の根本も『師弟』である。みずみずしい師弟の精神が脈打つ場所に、次代を担う真の人材群が育ちゆくのだ」と教えてくださいました。
さらに先生は小説『新・人間革命』「雌伏」の章で、「世界の同志が、また、広宣流布のバトンを受け継ぐ後世の人たちが、創価の師弟の道をまっすぐに歩み通していけるように、小説『人間革命』を書き残しているんです」とも、つづってくださっています。
第1に、人材育成の根本も師弟であります。先生が命を削る思いで「師弟の魂」をつづってくださる今こそ、最大の人材育成のチャンスです。
まずは信心の先輩として、私たちが真剣に学ぶとともに、多くの方が成長の糧とできるように励まし、ともどもに研さんしてまいりたい。
そして、本年の「8・24」は、先生の入信70周年の佳節です。さらにこの日は、「聖教新聞創刊原点の日」でもあります。
夏季友好期間に入りますが、多くの方が聖教拡大にも挑戦し、広布推進の実践の中で師弟を感じながら「8・24」を迎えられるよう、最大に激励していきたい。
一、2点目として、人材育成の要諦が「最前線の一対一の語らい」にあることを、改めて銘記したい。
先生の指導には、こうあります。「最高幹部が、みずから動いて、どんどん地区に入っていくことだ」「新入会の友や若き青年たちに、勤行・唱題の意義など、信仰の大切な基本をていねいに教えていくことも、重要な課題である。全幹部が総力を挙げて、地区部長、地区婦人部長の皆さまを支え、応援しながら、一対一の対話を重ねて、人材育成の波を起こしてほしい」と。
人材育成の波は、一対一の対話から起こります。信心の基本を学ぶ任用試験、また初級・3級試験は、その波を起こす絶好の機会でもあります。特に夏季友好期間は、英気を養うとともに、一人一人と時間をかけて、じっくり語り合えるチャンスです。
先生が「一人」に焦点を当てられ、「一人」を大切にされたからこそ、今の大創価学会が構築されたように、私たちも再び原点に立ち返り、徹底した訪問激励で、人材育成の大波を起こしていきたい。
◇「青年のためなら」
一、第3のポイントとして、「青年のため、後輩のために心を砕くこと」を確認したい。
小説『新・人間革命』第17巻「本陣」の章では、青年部と記念撮影し、激励された後、バレーボールや卓球の試合を観戦するだけでなく、青年の要請で自ら卓球の試合に特別参加したことに触れながら、「青年たちのためなら、なんでもやろう——それが伸一の心であり、また、そこに人材育成の根本の精神がある」とつづられました。
さらに今、連載中の「雄飛」の章に第5次訪中の様子が描かれましたが、最初の訪中団が描かれた第20巻「友誼の道」の章には「"青年たちのためならば、自分は踏み台にもなろう。犠牲にもなろう"というのが、彼の信念であった。今回の歴史的な初訪中のメンバーを、青年たちの代表で構成したのも、自分を土台にして、青年たちに、平和友好の金の橋を架けてほしいとの思いからであった」と、つづってくださっています。
先生の青年への期待と育成を、わが身で知っているのが、現在の壮年部・婦人部幹部であります。未来部躍進月間における未来部員の激励も、青年大会を通じての青年部の育成も、その一つ一つで、広布の未来が決します。私たちは先生と同じ思いで、本年の"青年拡大の年"にふさわしい、人材育成に取り組んでいきたい。
一、ともあれ、全国の同志の大奮闘で、新たなる広布の扉が開かれました。そのうえで、先生は「勝って兜の緒を締めて、皆で結び広げた尊き仏縁を大事に育てゆこう」と呼び掛けてくださいました。
私たちは、兜の緒を締め直して、さらなる広布拡大にまい進してまいりたい。次なる勝利のためにも、未来永劫にわたる盤石な人材城を築くためにも、先生が「師弟の魂」をつづり残されている今この時が重要です。
私たちが徹して一人を大切に、青年を大切に、激励に当たっていけば、人材が出ないわけがありません。
東京凱歌に続く連続勝利へ、新たな出発を開始しようではありませんか!