2017年7月14日金曜日

2017.07.14 わが友に贈る

地域を照らす希望の太陽
ヤング・ミセスの皆様!
いつもありがとう!
明るく仲良く励まし合い
幸の光彩を広げよう!

四恩抄 P937
『然るに今生の父母は我を生みて法華経を信ずる身となせり』

☆女性に贈ることば 七月十四日
恩師・戸田先生が、「晴れの日であれば、晴れの日は何をする
のか、それを考えよ。晴れの日も、雨の日も、曇りの日も、同じことをするのは愚かである」と言われていたことを思い出す。
その日、その時に応じて、最も価値的な行動を起こしていくことが大事である。

☆今日のことば365 七月十四日
豊かな土壌には、たくさんの作物が実り、草木が繁茂する。痩せた土地には、発育不全の貧弱な作物しか育たない。政治でも、経済でも、芸術でも、大切なのは、その基調となる思想である。思想には、高低浅深が必ずある。

☆青年SGI 台湾 2017年7月3日
◇社会に貢献する弟子に
台湾SGI初の支部となる台北支部の結成から本年で55年。台湾青年部の友は、社会に貢献する伝統の精神を受け継ぎつつ、一人一人が、信仰の実証を示そうと奮闘している。各部のリーダーに話を聞いた。

◇林澤 青年部長
台湾は現在、日本と同様、少子高齢化が進み、経済的低迷が続く中で、青年が未来に希望を持ちづらい状況にあります。
日本のある作家が言った「小確幸」(小さいけど確かな幸せ)という言葉が台湾でも浸透していて、皆、おいしいものや好きなものを買って、写真に撮ってフェイスブックにあげたりして満足している。そういう個人的な幸福ばかりを追い求め、自分の狭い世界に閉じこもる青年が増えていくような社会は、望ましくはないと思います。
その中で台湾SGIの青年部は、池田先生の思想を学び、「勇猛精進」の実践で仕事や生活に勝利の実証を示しています。さらに「大願に生きる」という指針のもと、自分さえよければいいという小さな自分(小我)を乗り越え、他者のため、社会のために貢献していく、大きな自分(大我)への人間革命に挑戦しています。
本年、台湾青年部では全土の46地域(区単位)で順次、「青年友好フェスティバル」を行っています。テーマは「心の変革」で、小さい世界に収まりがちな台湾の青年たちに、大きな目標を持って生きるSGIの青年の姿を見せていこう。そして、社会全体の青年を勇気づけ、変革していこうというものです。
5月に行われた台中北区のフェスティバルには630人以上が参加。165人の友人が来場し、終了後に対話する中で、48人の友が入会を決意しました。
この取り組みを軸に、「一人が百歩前進よりも、百人が一歩前進」とのスローガンのもと、台湾全土に仏法対話・弘教拡大のうねりが起きています。メンバーは青年部版の「LINE@」に登録していて、対話の挑戦を共有しながら奮闘しています。
今回の戦いの推進力となっているのは、全ての青年部リーダーが現場の第一線の地区に入ってメンバーを激励し、リーダー率先で友人との対話に挑んでいることです。
私も各地のフェスティバルに、学生時代の友人4人と共に参加しましたが、さらなる友人参加を勝ち取ろうと挑戦しています。そのためには、普段の職場や生活の中で信頼の実証を示していくことが必要です。
私は現在、清華大学の准教授をしていますが、そこに至るまでに、なかなか研究成果が出せないという壁に直面しました。しかし2013年、男子部長として参加したSGI青年研修会で、池田先生から頂いた「皆さんの勝利を待っています」との言葉に奮い立ち、研究、SGIの活動、一家和楽の全てをやり抜こうと決意しました。
その後、1年間で5本の論文が国際学術誌に掲載され、その結果、翌14年に准教授に昇格。国際会議で「最優秀論文賞」を受賞できるまでになりました。
自身の信仰体験を語り、率先垂範の拡大に挑みながら、社会で実証を示し抜く台湾の伝統精神を受け継いだ、師弟不二の人材の大連帯を築いていきます。

◇呂科漢 男子部長
競争社会の台湾において、20〜30代の男性が抱える一番の課題は仕事のこと。そこで挫折し希望が持てない人もいます。
本年、台湾青年部の活動の柱に掲げているのが「訪問激励」と「弘教拡大」です。個人指導に徹し、メンバーが社会で実証を示せるように激励する中で、仏法対話につながり、信心の確信が生まれていく。
今、男子部が大事にしているのは「言葉で励ますだけではなく、一緒に題目を唱える」ということです。その中で、台湾全土に唱題の渦が巻き起こっています。青年部版「LINE@」では、「今晩共戦題目30分」というように、地域ごとにメンバーが報告し合いながら、10分でも、1分でも自分も挑戦しようという「善の触発」が生まれています。
その中で、社会で実証を示す体験が次々と生まれています。
台北第2圏男子部長の林靖翔さんは、これまでに何度も転職を繰り返し、実に23度目の仕事が、現在、店長を務める世界的なイタリアブランドの高級カバン等の販売員でした。信心根本に挑戦しようと、昨年は約300軒のメンバーの訪問激励と、友人への対話に励みながら、仕事にも全力で挑みました。
しかし、当時の店長から陰湿ないじめに遭い、接客の場に立つことすら許されませんでした。それでも負けなかった林さんは、店長が代わって接客に立てるようになるや否や抜群の営業成績を収め、世界でもトップのセールスマンになりました。
「全てSGIで受けた薫陶のおかげです」と語る林さんは、先日も青年友好フェスティバルで信仰体験を発表し、多くの人に感動と勇気を与えました。
男子部はどんな社会の荒波にも負けず、力強く台湾広布を進める弟子に成長していきます。

◇蔡宗容 女子部長
台湾の若い女性が抱える悩みを考えると、年代によって大きく二つに分かれると感じます。
25歳以下では、将来の進路や方向性、恋人や友人との人間関係の悩みです。25歳以上になると、仕事上のストレスや職場関係の課題が多くなり、さらに自身の結婚や家族関係、親の老後といった悩みが増えてきます。
特に25歳以上の女子部については、日本の「婦女一体」の活動を参考にしながら、婦人部の方と一緒に訪問激励に行って、励ましを送っています。
本年、台湾女子部が掲げる目標は「信行学の拡大」です。まずは御祈念項目を明確にして、唱題根本に仕事や生活で実証を示すこと。そして勇気を持って仏法対話に挑むこと。また本年、池田華陽会の御書研さん教材の『世界一の生命哲学を学ぶ』(中国語版)が発刊され、教学の研さんにも力を注いでいます。
マッサージ師として店を営む陳均芳さんは、両親の離婚と家庭不和の中で、SGIに入会しました。当初は父を恨み、何事にも愚痴ばかり言っていた彼女は、戸田先生の「親をも愛さぬような者も多いのに、どうして他人を愛せようか」の言葉と、池田先生が親孝行の大切さを語った指導に触れ、父の幸せを祈れる自分に変わりました。仕事でも生き生きと活躍する彼女を見て、弟も入会。今、父親にも仏法対話を続けています。
女子部は、家庭にあっては、単に一人の娘という存在にとどまらず、一家を照らす太陽になっていくことができます。御書に「女子は門をひらく」(1566ページ)とある通り、家庭や社会の宿命を乗り越え、希望を開く使命の道を歩んでいきます。

◇呉兆麟 学生部長
台湾の学生は親元を離れて暮らす下宿生が多く、大学ごとにSGIメンバーが励まし合って活動しています。
また大学がある地域の地区の方々は、"愛心ママ"と呼ばれる婦人部をはじめ、皆で学生部員の悩みに寄り添い、成長を支えてくれています。その中で、男女青年部と一体になって活動し、信心の基本を学んでいます。
台湾学生部では、昨年来、「Rock for Peace」と題し、各大学で平和建設のための展示運動や演劇活動を展開してきました。また恒例の取り組みとして、池田先生と識者の対談集をメンバーで学び合い、社会的なテーマを決めて、友人と共にディスカッションする"学生部座談会"を、年に4回ほど開催しています。
特に本年は、各地の青年友好フェスティバルに向けて訪問激励と仏法対話、弘教拡大に全力で挑戦しています。

◇王艶? 女子学生部長
学歴偏重の傾向が強い台湾では、親から"よい大学に入って、よい就職をすること"を求められる学生が多いです。しかし実際に大学に入ると、何のために大学に入ったのか、自分はどんな人生を進むべきかが見えにくいという現実に直面します。だからこそ学生の時に、単なる学問の習得だけでなく、何のために学び、働くのかという目的観を持つための信仰が必要です。
私自身、学生時代は自分の能力を過信し、信仰は必要ないと思っていました。しかし、大学院で乗り越えられない壁に当たった時、学生部の先輩が一緒に祈ろうと誘ってくれ、国際的な場で論文を発表できるまでになったことが、信心の原点です。
"民衆から遊離したエリートではなく、民衆に奉仕する英才を育てる"との池田先生の理念を胸に、学生部員と共に、社会に貢献するリーダーに成長していく決意です。