団結こそ勝利の力だ!
異体同心の祈りで
スクラム固く進みゆけ!
感激の同志と友に
地域に友情の光彩を!
衆生身心御書 P1594
『つゆつもりて河となる河つもりて大海となる塵つもりて山となる山かさなりて須弥山となれり小事つもりて大事となる何に況や此の事は最も大事なり』
☆女性に贈ることば 七月二日
私も若い頃、働きながら夜学で学んだ。人間、苦労して学んだことしか血肉にならない。
人一倍の苦労をすればこそ、人の痛みがわかる人間になれる。
何の苦労もせず、人の心がわからないままで、社会の本物のリーダーになることなどできない。
☆今日のことば365 七月二日
人生行路とは 障害物競走と
いってもよいかも知れない
だから 心身ともに 強靱なる
忍耐と努力の持続なくして
栄光のテープは切れない
☆御書と歩む 第71回 「一人立つ」拡大の歴史を
『日本国の中に但一人・南無妙法蓮華経と唱えたり、これは須弥山の始の一塵大海の始の一露なり』(妙密上人御消息、1241ページ)
◇通解
日蓮は、日本国の中でただ一人、南無妙法蓮華経と唱えた。これは須弥山となった始めの一塵であり、大海となった始めの一露である。
◇同志への指針
広宣流布は、人類の宿命を転換し、恒久平和を開きゆく大事業だ。この最極の挑戦に連なる我らの誇りは高い。
一人の生命を揺さぶる対話は、難事中の最難事である。だからこそ、命は磨かれ、心の財が積まれる。
突破口を開くのは、青年の勇気だ。「一人立つ」若人の誠実と確信の声こそ、「黄金の一塵」であり、「福徳の一露」なのである。
☆学生部結成記念日 札幌大会・夕張大会から60周年 2017年6月30日
◇我らは永遠に民衆と共に民衆の中へ 師弟で刻んだ凱歌の軌跡
きょう30日は「学生部結成記念日」。本年は60周年の佳節である。60年前の1957年(昭和32年)、民衆勢力の台頭を恐れた既成権力による学会員への迫害が激しさを増す中で、学生部は産声を上げた。学生部誕生の翌日(7月1日)と翌々日(同2日)には、それぞれ「札幌大会」と「夕張大会」が行われ、若き日の池田大作先生が権力の横暴を徹底的に糾弾し、学会の正義を宣言。民衆凱歌の軌跡が刻まれている。創価の人権闘争の原点から60年——ここでは当時の模様や現在の男女学生部員の活躍とともに、北海道・天使大学の田島忠篤教授へのインタビューを紹介する。
池田先生は小説『新・人間革命』「民衆の旗」の章につづった。「学会は永遠に民衆の側に立つ。ゆえに、これからも行く手には弾圧があろう。謀略の罠も待ち受けていよう。しかし、民衆の栄光のために獅子王のごとく戦い、勝つことが、学会には宿命づけられているのだ」
我らは民衆と共に、民衆の中へ——この学会の根本精神を、いかに次代へと継承していくか。そこに世界広布の永遠の流れも生まれよう。
今月4日、60年前の人権闘争の歴史を知る草創の同志たちが、北海道・夕張平和会館を訪れた。後継の青年たちとの懇談に臨むためである。60年前当時に14歳だった藤田征之さん(太平洋総県総主事)の姿もあった。
炭鉱で働く学会員が炭鉱労働組合(以下、炭労)からの不当な弾圧にさらされた「夕張炭労事件」。夕張市内の至る所に、学会排斥のビラが張り出され、有線放送では学会批判が繰り返された。だが地元の青年部有志は立ち上がり、市内でのデモ行進を決行した。
「"泣く子も黙る"炭労に反旗を翻したわけです。市民は驚いた顔で人垣を作り、行進を見ていました。私も子どもながら、炭労の横暴に負けるものか、と胸を張って歩きました」と藤田さんは振り返る。
戸田城聖先生の命を受けた池田先生は、すぐさま北海道へ。札幌、夕張での決起大会の開催を決定し、会員の激励に走った。
強硬な対決姿勢を崩さなかった炭労が一変したのは、6月29日のことだった。炭労が学会との対決の無期延期を要請。予想外の民衆の蜂起に恐れをなしたのである。その夜、夕張市内の学会員宅で開かれた集いに、藤田さんも参加した。
「池田先生は、会場いっぱいに集った同志の間を縫うようにして一人一人を励まされていました。"正義は必ず勝つ""信心しきった者が勝つ"との力強い言葉に、私の心もスッと晴れ、戦いの勝利を確信しました」
7月1日の札幌大会で池田先生は訴えた。
炭労がどんなに叫んでも、わが学会は日本の潮であり、その叫びは獅子王の叫びである——と。
翌2日の夕張大会には炭労幹部も参加。終了後、ある幹部は池田先生に語った。「学会の主張は、よくわかりました。我々は浅はかな行動はとりません」
こうして、夕張炭労事件は決着を見たのである。
◇勇気の声を! 庶民を守り抜くために
庶民を守り抜いた創価の人権闘争から60周年——全国の男子学生部員は「"先駆拡大"月間」を、女子学生部の友は「"希望の励まし拡大"月間」を勢いよく進み、対話と人材の拡大に邁進してきた。
「札幌大会」「夕張大会」の舞台となった北海道の地でも記念の会合が行われ、創価の俊英たる男女学生部の友がそれぞれ集った。一人一人が、信心への確信と、「生涯、民衆と共に」との誓いを胸に燃やしながら——。
妻倉光海さんは昨年4月、動悸が止まらず、強い不安が伴うパニック発作に襲われ、絶望感に苛まれたという。妻倉さんに寄り添い、励ましを送り続けてくれたのが、学生部の先輩だった。
「今こそ変わるときだよ」——その言葉を信じて、必死の唱題に挑戦。勇気の対話を広げる中、症状は改善していった。学生部の人材グループ・北海道誓城会では団長を務め、初の弘教を実らせた。
今、病は完治。理学療法士を目指して勉学に励んでいる。特技のラップを生かし、精力的にライブ活動も。「大きな困難こそ人間革命のエネルギーと実感します」と笑顔で。
札幌市内の大学に通う我妻里保さん。今月開催された大学祭で、「Talks to Peace(平和への対話)」と題し、テロや紛争、平和に関する展示を企画した。学生に図書館利用を促すため、関連本の展示を行うなど工夫も凝らした。
大学祭へ向け、同じ大学に通う女子学生部の友と約束したことは、「祈りで心を合わせていこう」。楽しく準備を進める中、新たな人材も加わった。我妻さんの熱意に触れた大学教授も、快く協力を引き受けてくれた。当日は、多くの来場者が展示を観賞した。
「信頼する仲間と共に創価の哲学を語り広げながら、使命の進路を勝ち取ります!」