2017年5月31日水曜日

2017.05.31 わが友に贈る

「心の一法より
国土世間も出来」
社会を輝かせる力は
わが生命にあり!
幸の楽土を築きゆけ!

開目抄下 P230
『仏と提婆とは身と影とのごとし生生にはなれず聖徳太子と守屋とは蓮華の花菓同時なるがごとし、法華経の行者あらば必ず三類の怨敵あるべし、三類はすでにあり法華経の行者は誰なるらむ、求めて師とすべし一眼の亀の浮木に値うなるべし』

☆女性に贈ることば 五月三十一日
日頃、子どもに語りかけるひと言を大切にしたい。日々、子どもたちと一緒に美しものを喜び、新しいものを見出していきたい。
心を育むものは、心である。

☆今日のことば365 五月三十一日
どんなささいなことであっても物事を軽視する態度は、敗北につながる。
安易な考え方に勝利はない----安直は建設の敵であるからだ。

☆叙勲式で手渡されたSGI会長の謝辞 2017年5月27日
◇青年の交流こそ共生の世界創る力 "メコンの宝石の国"からの栄誉に感謝
一、本日は、誠に光栄にも、貴・ラオス人民民主共和国の尊き「友好記章」を賜り、心より感謝申し上げます。
私は、この栄誉を、貴国の良き国民、良き市民として、日夜、社会貢献を続けるラオスSGIの友と拝受させていただきたいと思っております。
とともに、貴国を敬愛する世界192カ国・地域の同志と、この喜びを分かち合わせていただきます。誠に誠に、ありがとうございます。
光まばゆき「メコンの宝石」と輝く貴国は、悠久の伝統文化が滔々と流れ、多彩な民族が麗しく共存する人類の希望の天地であります。
私は、貴国の魅力を謳い上げた、有名な「美しき豊かなラオス」の詩の一節が大好きであります。
「故郷のラオスは 目に美しき場所 北には山や谷が 重なり合い 好きな森林の音には 無数の木々が 広大な庭園の如く いつも緑に潤う」「ラオスの国土は どうしてこんなに楽しいのか 野原は遠くまで続く 地平線の果てまで」と。
この世界の憧れの貴国と、うれしいことに、わがSGIは、平和・文化・教育の交流を、幾重にも結び広げてくることができました。
特に1998年、ボーセンカム・ヴォンダラ大臣が、最高峰の名門ラオス国立大学の学長として、わが創価大学を訪問してくださったことを、私は改めて、深い感謝とともに思い起こすのであります。
大臣に温かく見守っていただき、同大学と創価大学の間には学術交流協定が結ばれ、今、毎年、貴国の最優秀の英才をお迎えしております。

平和のために行動
一、思えば、私が平和への願いを込めて、民衆と民衆の相互理解と友好の促進のため、民主音楽協会(民音)の創立を構想したのは、メコンの大河が潤すインドシナの大地においてでありました。
この民音も、8年前、「日・メコン交流年」を祝う記念公演に、貴国の誇るラオス国立音楽舞踊団をお招きすることができました。優美にしてロマンあふれる貴国の舞と調べは、幾多の日本人の心を魅了し、新たな友誼の共鳴を奏でてくださったのであります。
さらに、貴国の先生方とSGIは「平和の文化」の創出のため、共々に行動してまいりました。
2004年、私どもはニューヨークの国連本部で、「世界の子どもたちのための平和の文化と非暴力の国際10年」を支援する展示会(「世界の子どもたちのための平和の文化の建設」展)を共催いたしました。
その折、貴国の国連代表部の先生方が展示会の意義に深く賛同し、ご協力くださったことも、忘れ得ぬ歴史であります。

輝く無限の可能性
一、貴国には、人々の幸福のため、正義の前進のため、平和の勝利のため、手を差し伸べて献身する「開かれた友誼の心」があり、皆と力を合わせて苦難を乗り越えゆく「勇敢なる連帯の心」があります。
私が心にとどめる貴国の格言に、こうあります。「木一本だけでは塀で囲えない 誰かが欠けていれば町づくりはできない」(『世界ことわざ大事典』柴田武・谷川俊太郎・矢川澄子編、大修館書店)
誠に、その通りであります。
今、国際社会が追い求めている「人間の安全保障」の原点も、この共生の智慧にあるといって、過言ではないでありましょう。
ともあれ、21世紀の焦点は、アジアであります。なかんずく、その進路を大きく決定づけていくのは、英邁な若き人材の宝庫であり、無限の可能性をたたえた、メコンの宝土であると、私は確信してやみません。
貴国の「建国の英雄」であられるカイソーン元大統領は叫ばれました。
「青年は、激しい嵐にも動じない鷲である。新しい時代を勝利へと変えていくことができる」と。
本日の栄誉にお応えするためにも、私は、生命尊厳の英知みなぎる貴国の皆様方と心を通わせながら、新たな地球文明の創造へ、希望の若鷲たる、両国そして世界の青年の育成と交流に尽力してまいる決心であります。
貴国ラオスと日本は、外交関係が樹立されてより、本年で62周年を迎えました。
貴国の国花・チャンパーと日本の国花・桜に彩られた友好の並木道を、若人たちが手と手を取り合って、さっそうと進みゆく未来を、私は心に思い描いております。
偉大なるラオス人民民主共和国の永遠無窮のご繁栄、そして、本日ご列席くださった皆様方のご健勝を心よりお祈り申し上げ、私の御礼とさせていただきます。
誠に誠に、ありがとうございました!