2017年5月11日木曜日

2017.05.11 わが友に贈る

御書に無限の智慧あり!
どうすれば壁を破れるか
皆が勇気を燃やせるか。
真剣に御文を拝すれば
希望の光は燦然と!

妙法尼御前御返事 P1402
『須弥山を他方の世界へつぶてになぐる人よりも三千大千世界をまりの如くにけあぐる人よりも無量の余の経典を受け持ちて人に説ききかせ聴聞の道俗に六神通をえせしめんよりも、末法のけふこのごろ法華経の一句一偈のいはれをも尋ね問う人はありがたし』

☆女性に贈ることば 五月十一日
人生の幾山河を乗り越えてきた、かけがえのない経験の輝きは、年輩者のみがもつものである。若い人たちは、尊き人生の長者の方々を尊敬し、その智慧の宝を決しておろそかにしてはならない。

☆今日のことば365 五月十一日
小さなことを、ひとつひとつきちっと、やりきって働くことが大切である。小さな事も満足にできずして、どうして大事を成し遂げることができようか。

☆未来部育成のページ 池田先生の指針 2017年5月2日
どんな境遇であろうと、「自分はいちばん幸福だ」と言える人間になってもらいたい。そう言える、立派な自分をつくってもらいたい。
今、成績が悪い人もいるかもしれない。その人は、猛勉強することです。やれば、必ず成績はよくなる。大事なのは、一念です。
また「もっと、お金持ちの家に生まれたかった」と思う人もいるかもしれない。
しかし、若い時から、おいしいものばかり食べて、いい服ばかり着て——それで、立派な人間になれるわけがない。
欲望のままに生きていては、動物のようになって、堕落してしまう。あまりにも不幸だ。
お金がないなかで頑張るから偉くなる。そのほうが、どれほどすがすがしいか。
将来、大人になり、働いて、その時に、お金に困らない自分になればよい。
今は我慢することも勉強です。お父さん、お母さんの苦労がわかる皆さんであっていただきたい。その人が大人です。
(『池田大作全集』第90巻、〈5・5「創価学会後継者の日」記念未来部総会〉)
◇◆◇
未来部の育成は、真剣勝負で、若き生命の「善の可能性」を開く戦いだ。
英国の哲学者で、教育家のラッセル卿は言った。
「子供たちや若い人びとは、彼らの幸せを本当に願ってくれる人びとと、彼らをある計画のための素材としか考えていない人びととの違いを本能的に感じとるものである」
ゆえに、一回一回の出会いを大切にして、真心を込め、誠意を尽くしていきたい。
自らが「善知識」となって、どこまでも成長と幸福を祈り、若き生命と「善縁」を結んでいくことだ。
ある調査で、中学生の問題行動について"悪友の影響が大きい"と分析されていた。
多感な時代であればこそ、子どもたちが結ぶ人間関係は極めて重要である。
また、御書には、「悪人に近づき親しめば、自然に十度に二度、三度と、その教えに従っていくうちに、ついには自分も悪に染まってしまう」(1341ページ、通解)と示されている。
善い友人、善い先輩と出会えるかどうか。いかなる教師に出会い、いかなる人生の師匠を持つか——それが、どれほど大切か。
若き生命が健やかに成長し、正しき人生を勝ち進むために、最高の「善縁」と「師弟」の道を示しているのが、創価の世界である。
(『池田大作全集』第137巻、「随筆 人間世紀の光」〈未来部・躍進の春〉)
◇◆◇
何としても、未来に生きゆく友に大仏法を伝え、一人ももれなく幸福に——。これが、法華経に脈打つ仏の心である。その烈々たる一念に連なって祈り抜き、億劫の辛労を尽くしてきたのが、わが学会の未来部育成であるといってよい。
「あの子を広布の大人材に育てずにおくものか!」
「この子も創価の庭で大成長させてみせる!」
見返りなど何も求めない。ただ、ひたぶるに友の偉大な使命と栄光の人生を願い、励ましを贈る。
ここに、法華経の魂の真髄がある。
だからこそ、若き地涌の菩薩が澎湃と呼び出され、躍り出てくるのだ。
(『随筆 希望の大道』「未来部・躍進の夏」)