いかなる苦悩も悲哀も
大境涯を開く糧となる。
「宿命転換してみせる!」
この誓いを断固と貫き
凱歌の人生を飾れ!
妙法尼御前御返事 P1402
『人の身の五尺六尺のたましひも一尺の面にあらはれ一尺のかほのたましひも一寸の眼の内におさまり候』
☆女性に贈ることば 五月二十六日
親は子どもにとって、最も身近な人生の先輩ともいえる。
平凡であってよい。地味であってよい。失敗があってもよい。
しかし、人間としてのたしかなる完成、また虚栄ではない、真実の栄光を見つめた自らの生き方の軌跡を、子どもに示せる存在でありたい。
☆今日のことば365 五月二十六日
君が もっと明確に
確信をもって物事をいえば
人々は惑わずに救われたのではないかと
私は 忠告したいのだ
☆戸田城聖先生 巻頭言集 王仏冥合論 (大白蓮華 昭和三十一年八月一日)
このたびの参議院選挙戦では、大いに社会の注目をひいた。宗教団体であるわが学会人のなかから、政治家をだすのかということについて、内外ともに、いろいろの議論がでている。
たとえば、日蓮正宗を国教にするとか、また何十年後には、衆参両院の議席を学会人で占めるとか、または、創価学会が日本の政治をとるとかいう、あらゆる妄説が唱えられている現状である。
しかし、われらが政治に関心をもつゆえんは、三大秘法の南無妙法蓮華経の広宣流布にある。すなわち、国立戒壇の建立だけが目的なのである。ゆえに政治に対しては、三大秘法稟承事における戒壇論が、日蓮大聖人の至上命令であると、われわれは確信するものである。
三大秘法稟承事にいわく、「戒壇とは王法仏法に冥じ、仏法王法に合して王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて有徳王・覚徳比丘の其の乃往を末法濁悪の未来に移さん時、勅宣並びに御教書を申し下して、霊山浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立す可き者か。時を待つべきのみ。事の戒法と申すは是れなり。三国並びに一閻浮提の人・懺悔滅罪の戒法のみならず、大梵天王・帝釈等も来下して踏み給うべき戒壇なり」
以上の御書を分析すると
一、戒壇とは王法仏法に冥じ、仏法王法に合して(総じての王仏冥合論)
二、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて(人法論)
三、有徳王・覚徳比丘の其の乃往を末法濁悪の未来に移さん時(時を論ず)
四、勅宣並びに御教書を申し下して(国立戒壇論)
五、霊山浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立す可き者か(所を論ず)
六、時を待つべきのみ 事の戒法と申すは是れなり(未来への付属論)
七、三国並びに一閻浮提の人・懺悔滅罪の戒法のみならず、大梵天王・帝釈等も来下して踏み給うべき戒壇なり(国立戒壇の功徳即一国の平和論)