2017年5月13日土曜日

2017.05.13 わが友に贈る

勇気の人は明朗だ!
信念の人は愉快だ!
「艱難 汝を玉にす」
あえて苦難に挑み
不動の自己を築きゆけ!

阿仏房御書 P1304
『抑宝塔の御供養の物銭一貫文白米しなじなをくり物たしかにうけとり候い了んぬ、此の趣御本尊法華経にもねんごろに申し上げ候御心やすくおぼしめし候へ』

☆女性に贈ることば 五月十三日
自分を産み、育ててくれたお母さん。
昼も、夜も、休むことなく働き続けてきたお母さん。
いつもは口うるさくても、いざという時は必ず守ってくれた
お母さん。
わが子のため、家族のために、ひたぶるな祈りを重ねてきた
お母さん。
尊い、尊い、お母さんです。
どんな有名人や、政治家をさしおいても、無名のお母さんこそ、たたえていくべきです。誰がたたえなくても、私は最大に賞賛し、感謝の心を贈りたい。

☆今日のことば365 五月十三日
青春時代には、学歴、地位、財産、名誉、肩書きなどに、決して幻惑されてはならない。素っ裸の人間として、人生の勝利を勝ち取っていくべきだ。

☆みんなで学ぶ教学〜新会員教室〜第5回 勤行・唱題 2017年5月6日
◇たゆまぬ祈りで生命力を豊かに
前回(4月11日付)、信仰の基本である「信行学」について学び、「行」には「自行」と「化他行」があることを確認しました。今回の「みんなで学ぶ教学」は、「自行」である「勤行・唱題」について学びます。

◇法華経読誦の意義
——「南無妙法蓮華経」とは何でしょうか?
日蓮大聖人が覚知された、宇宙と生命を貫く根源の法であり、万人の苦悩を根本から解決する法です。自身と宇宙(万物)に具わる仏界の名でもあります。
私たちが信仰の根本として拝する御本尊は、大聖人が顕された南無妙法蓮華経の御本尊です。「本尊」とは、「根本として尊敬する」という意味です。
この御本尊を信じて、南無妙法蓮華経と唱える時、本来、私たちに内在する仏界が呼び起こされ、豊かな生命力を涌現させることができるのです。

——勤行では、何を読んでいるのですか?
私たちの日々の勤行では、題目を唱える「唱題」とともに、法華経の方便品第2と如来寿量品第16の自我偈を「読誦」(読経)しています。
釈尊が説いた一切経の中で、最高の真実を伝える経典が法華経です。全体で28品(章)からなる法華経の中でも、方便品と寿量品の自我偈を読誦するのは、万人成仏を説く法華経の最も大切な品だからです。
方便品では、法華経の前半である迹門の中心的な法理である「諸法実相(宇宙のありとあらゆる事象が『妙法』の現れであるということ)」が説かれています。
また、寿量品では、法華経の後半である本門の中心的な法理である「久遠実成(釈尊は実ははるか久遠の昔に成仏して以来、この娑婆世界に常住する仏であるということ)」が説かれています。

◇御本尊を信じる心
——読経と唱題の関係について教えてください。

あくまでも、南無妙法蓮華経の題目を唱えることが、勤行にあって根幹の修行です。ゆえに、唱題を「正行」といいます。
方便品・自我偈の読誦は「正行」である題目の功徳を助け顕すために行うので、「助行」といいます。
米やパンといった主食(=正行)と、塩や酢といった主食の味を助ける調味料(=助行)の関係に譬えられることもあります。

——難しい経文の意味が分からないといけないのでしょうか?

題目や経文の意味が分からなくても、勤行の功徳は変わりません。
たとえば、外国語の意味を理解していなくても、正しく発音さえしていれば、その言語を使っている方に正しく伝えることができます。「南無妙法蓮華経」の題目や、法華経の経文は、仏の世界で用いられる"言葉"と考えればよいでしょう。
大切なのは、御本尊を信じる心であり、賛嘆する心です。

◇一遍の題目に功徳が
——正直、忙しくて勤行ができない日もあるのですが……。
生活上の理由で、決まった時間に勤行ができなかったり、思うように時間がとれなかったりすることもあるでしょう。しかし、気に病む必要はありません。
何より大切なのは、"御本尊に向かおう"という一念です。実践できるように挑戦する姿勢自体が、信心の眼から見れば、すでに勝利した姿なのです。

——祈るうえで大切なことを教えてください。
「苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(御書1143ページ)とあるように、苦しい時も、うれしい時も、素直な心で御本尊に向かって祈ることが大切です。
また、「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(同1352ページ)と仰せのように、大確信をもって祈りましょう。
池田先生は、「たとえ一遍の題目であっても、全宇宙に響き渡る。妙法の音律は、諸天を揺り動かさずにはおかない」と語っています。
勤行・唱題に真剣に励んだ時、どんな困難や課題をも乗り越えていける力強い生命力が湧いてきます。願いをかなえるための具体的な智慧が湧き、勝利するための実践を一つ一つ着実に積み重ねていくことができます。
祈りは、目的に向かっていくための"エンジン"ともいえます。勝利の人生を荘厳することを確信し、朗々と勤行・唱題に励んでいきましょう。

◇放課後メモ
「勤行・唱題」については、次の書籍の中でも言及されています。
○…『信仰の基本「信行学」』(聖教新聞社)
○…『法華経 方便品・寿量品講義』普及版〈上・下〉(同)
○…『新会員の友のために——創価学会入門』(同)