風邪・流感に注意!
マスクの着用や
手洗い・うがいなど
予防対策を万全に。
日々賢明に健康管理を!
教機時国抄 P438
『謗法の者に向つては一向に法華経を説くべし毒鼓の縁と成さんが為なり』
☆こころに響く言葉 女性の気高き美しさ
母となった人が、新しい生命を全魂かたむけて慈しみ、育むとき、
女性としての気高き美しさを全身にたたえるのではないだろうか。
☆女性に贈ることば 一日二十八日
何に悩んでいるか。何を望んでいるか−−。皆の心を知り、皆が安心して頑張れるように、一人一人を、きめ細やかに励ましていく。心の重荷を取って、軽くしてあげる。楽しくさせてあげることだ。
☆今日のことば365 一月二十八日
ほんとうの人材は、名もない、庶民の、
辛苦の青春のなかに、はぐくまれているものだ。
☆インド ボパール・バルカトゥッラー大学名誉文学博士号への謝辞
今、私は、偉大な人間教育者でもあられた、マハトマ・ガンジーの不動の信念を思い起こしております。"恐れない心、すなわち勇気こそ、教育を支える不可欠の要素である"と。
この尊き勇気を満々と漲らせ、築き上げてこられた教育の大殿堂こそ、貴ボパール・バルカトゥッラー大学であります。
本日、私は、この誉れも高き名門学府より、名誉文学博士号を賜りました。
最高に栄えある称号を、貴国のよき市民、よき国民として勇敢に献身するBSG(インド創価学会)の同志をはじめ、わが後継の創価の青年たちと共に、謹んで拝受させていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます。
◇融合・共生の天地
貴大学のキャンパスが広がるマディヤ・プラディーシュ州は、インド亜大陸の中央、まさに心臓部に位置し、州都ボパールは、古来、各地より、多くの碩学や俊英が集い、学問を研鑽した地として、有名であります。
さらにまた、数々の美しき湖に恵まれた、風光明媚なボパールは、多彩な文化と伝統が融合する、共生の天地でもあります。
この天地の知性の心臓たる、貴大学の歴史と精神に思いを馳せるとき、私の胸には、貴大学がその名に冠されている、モラウナ・バルカトゥッラー教授の崇高な人生の軌跡が迫ってまいります。
バルカトゥッラー先生は、19世紀後半から20世紀にかけて、インド独立のために戦い抜かれた信念の哲学者であり、恐れなき言論人であり、心開かれた世界市民でありました。
先生は、世界中を駆け巡り、多くの要人と対話を広げておられます。その先生が、いつも心の中に、故郷ボパールの愛すべき純朴な人々の姿を、大切に抱いておられたことも、麗しいエピソードです。
先生は、アラビア語、ドイツ語、英語など、七つの外国語をマスターされた、語学の達人であります。
20世紀の初頭には、東京でウルドゥ語の教授として教壇に立つなど、日本での教育にも尽力してくださいました。
そして、世界に祖国インドの正義を訴えながら、多くの同胞を励まし、青年たちを育成されております。
その烈々たる大情熱に啓発を受けた一人が、後に初代首相となる、青年リーダーのジャワハルラル・ネルーなのであります。
バルカトゥッラー先生は、その人生の最後に、こう語り残されました。
『私は、何千人もの青年たちが、独立のために立ち上がったことが嬉しい。
彼らは誠実で、そして力強い。
私は全幅の信頼をもって、わが国の未来を、青年たちの手に託すものである』と。
この全幅の信頼に応え、バルカトゥッラー先生の勇気を受け継いで、青年たちを薫陶されているのが、尊敬するティワリ副総長はじめ、貴大学の先生方であります。
貴大学は、副総長の卓越したリーダーシップのもと、時代を先取りする多くの優秀な人材を輩出し、貴国の発展に偉大な貢献を果たしてこられました。
州で初となる女性研究の学科を創設されるなど、先駆的な取り組みも光っております。
なかでも、副総長が、大学教育に『イノベーション(刷新)』の理念を取り入れながら、さまざま改革に果敢に挑戦してこられたことは、高く評価されております。
柔軟で斬新な知恵や、アイデアを生み出し、結合して、活かしながら、常に新たな価値を創造する、これは、私たち『創価』すなわち『価値創造』の理念とも、深く響き合うものであります。
◇諦めは最大の弱点
一昨年、私たちは貴州の科学技術評議会の協力のもと、ボパール市の地域科学センターで、環境の保護を訴える『希望の種子』展を開催いたしました。この展示は、『一人一人の内面の変革が社会を啓発し、持続可能な環境保護につながる』とのメッセージを、人々に伝えるものであります。
地域社会の共生と発展も、また地球文明の平和と繁栄も、すべては一人一人の『心の変革』から始まります。
それは、生命の『イノベーション』と言ってよいでありましょう。
その意味において、私は、貴大学のビジョンを、世界の創価の青年たちに、素晴らしきエールとして贈らせていただきたいのであります。
『未来は、これから何が起こるかということに左右されるのではなく、私たちがどうなりたいかを決め、その意志によって創り出すのである』と。
本日よりは、私も、貴大学の誉れある一員として、尊敬する先生方とご一緒に、またわが創価後継の青年たちと共に、人類の未来を照らしゆく教育の道を、さらに勇敢に開きゆくことを、ここにお誓い申し上げます。
その決意を、高名な科学者である副総長が大事にされている、発明王エジソンの箴言に託させていただきます。
『我々にとって、あきらめてしまうことは、最大の弱点になる。成功への最も確実な方法は、常にもう一度、挑戦することである』と。
貴大学の更なる栄光と発展、そして諸先生方の益々の御健勝を心からお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。