2016年1月25日月曜日

2016.01.25 わが友に贈る

◇今週のことば
我らは平和の種を蒔く
人類史の開拓者なり。
「一」は「万」の母。
192カ国・地域の友と
誇り高く対話の道を!
2016年01月25日

崇峻天皇御書 P1173
『日蓮と殿と共に地獄に入るならば釈迦仏法華経も地獄にこそをはしまさずらめ、暗に月の入るがごとく湯に水を入るるがごとく冰に火をたくがごとく日輪にやみをなぐるが如くこそ候はんずれ』

☆こころに響く言葉 幼児は"母親学校"で学ぶ
三歳ぐらいまでは、幼児は、"母親学校"で、さまざまなことを学ぶのである。
生まれたばかりの幼児は、いわば白紙である。
そこにはあらゆる可能性が秘められている。
それに、どのようなスタンプを押すかは、
まったく母親の「人間」にかかっている。
平凡であっても、母親が自分らしく尊い人生を真剣に生きようとする姿勢は子どもに投影されていくものである。
子どもの人間性、道徳的躾、道義感に対して、最も大きい影響力を持っているのは、
ほかならぬ母親であって、ほかの誰でもない。
このことは、大いに誇りに思うべきであるし、
そこに強い責任を感じていくべきである。

☆女性に贈ることば 一月二十五日
日々、より高く、より深く、より広い何かを求めて進歩する。
人のため、社会の平和のために行動する。
そこにかぎりない向上がある。充実がある。安心も幸福もある。何よりも若々しく生きられる。

☆今日のことば365 一月二十五日
趣味は豊かな心の泉である。その泉のなかより、自然にわきいづるものが尊いのである。また、趣味は、人間性の美しい色彩でもある。平凡のなかに、キラリと輝く人間性---ここに真実の美しさ、気品があり、趣味の真髄がある。

☆世界広布新時代第15回本部幹部会 2008年2月のSGI会長のスピーチ
アメリカ第35代ケネディ大統領いわく。
『人間のさまざまな美徳の中で最も素晴らしいものは勇気だ』と。
勇気。これこそ、ケネディ大統領が常に大事にしていたものである。
そして大統領は、勇気を持っている人、そうした人材を一生懸命に探した。
勇気ある者に学び、勇気ある者を模範とせよ、それ以外は必要ないと。
私も勇者を求めたケネディ大統領の気持ちがよく分かる。
勇気がある者には、信念がある。信念がある者は、信頼される。信頼される者には、大勢の友がついてくる。だから勝てるのである。

戸田先生も『勇気』を叫ばれた。
そして、仏法では慈悲を説くが、慈悲といっても、表は勇気である。勇気をもって、行動に移してこそ、本当の慈悲なのである。勇気と慈悲は表裏一体である。このように、厳しく、先生は言われていた。
いざというときに、勇気を出せる人が、人間として一番尊い。勇気こそ仏法の真髄である。人間の真髄である。
勇気は、勝つための原動力である。
何ものにも負けない人こそ、真に幸福な人である。つきつめて言えば、自らに勝たなければ、真実の幸福は開けない。
広宣流布も、勝つことによって進んでいく。
勝つことで、わが仏の生命は輝いていく。『成仏』とは、真の勝利の異名なのである。
全員が勝とう!
勝つために、題目をあげるのである。勝つために、自身を鍛えるのである。
人類初の宇宙飛行に成功したガガーリンは断言している。
『勝利は、勇敢な者に微笑む』と。
臆病な人には、勝利は微笑まない。逆に、逃げていってしまう。
勇気である。信心とは、最極の勇気のことである。仏法の真髄も、勇気である。

◇結果で報いる
私も勇気で道を開いてきた。
事業に失敗した戸田先生が窮地にあったとき、『私が戦います。安心してください』と申し上げ、ただ一人、すべてを捧げてお護りした。
昭和26年(1951年)の、晴れわたる5月3日。戸田先生は、学会の第2代会長に就任された。今でも忘れない光景である。
会長推戴のために署名した同志は約3000人。それが、当時の学会の実力であった。
戸田先生は、生涯の願業として『75万世帯の折伏』を宣言。しかし、遅々として進まない。
翌27年の念頭、学会の世帯数は約5730。この年の1月の折伏成果は、12支部の平均で約50世帯である。
当時は『A級支部』でも、折伏は『1カ月で10世帯前後』が限界とされていた。戸田先生の大願を成就するためには、まず、この『壁』を突破せねばならなかった。
先生は『このままでは、広宣流布は5万年もかかってしまう』とおっしゃっていた。本当に真剣な先生だった。
戸田先生に『大作、お前が立ち上がってくれないか!』と言われ、私は、先生の事業の挫折をはじめ、すべての問題を引き受けた。自身の肺病とも闘った。
先生は私に、通っていた夜学も断念するように言われた。その代わり、学問は『全部、私が教える』と。壮絶な師弟の共戦であった。私一人を信頼される先生に、私は結果で報いた。幾多の危機も乗り越え、先生に会長に就任していただいた。
『全部、大作がやってくれた』と、先生の喜ぶお姿が今も目に浮かぶ。師匠に満足していただき、笑顔になっていただくのが、弟子の誉れである。

◇人材を伸ばせ
ここで、『三国志』に登場する諸葛孔明の信念を紹介したい。
『貴ばるるも驕らず』
自分が尊重されても傲り高ぶらない。
特に最高幹部は、常に自らに問いかけねばならない。
『委ねらるるも専らにせず』
権限を委ねられても、自分で一人で勝手気ままにはしない。
すべて、周りとよく相談することである。
『扶けらるるも隠さず』
人から助けられたことを隠し立てしない。その恩義を忘れない。
一女子部員、一婦人部員が学会を守ってくれたことが、今までもたくさんあった。私は、大事な方々の恩を絶対に忘れない。
『免ぜらるるも攫れず』
人事で交代があっても、驚かず恐れない。学会の人事で言えば、これまでの自分の役職に後輩が就く場合などが考えられよう。いい人材を、どんどん伸ばしていく。後輩の成長を喜んでいく心が大切である。
そしてこれらの条件わ備えた良将の行動は、『璧の汚れざるがごとし』
宝玉が何ものにも汚されぬように、いつも光り輝いているというのである。

孔明は、『よく戦う者は怒らず、よく勝つ者はおそれず』とも指摘している。
戦いの上手な者は、感情に左右されず、味方を大切にし、敵には断固、勇敢に立ち向かっていくのだ。これが勝利の要諦である。名将は威張らない。また、どんなに中傷されようが、恐れないのが名将である。
中国の人民は、抗日運動の際に、次のような心で奮起したといわれる。
『三人集まれば諸葛孔明』という。民衆には偉大な創造力がある。中国人民のなかには、何千何万の『諸葛孔明』がいる。すべての村、すべての町に『諸葛孔明』がいると。
わが創価学会も、この方程式である。すべての地区に、広宣流布の諸葛孔明がいる。孔明の智慧と団結がある。だから強い。いろいろなことを話し合い、作戦を練って、勝ち戦の原因をつくるのだ。仏法の真髄は、この智慧と団結の歩みに、脈打っているのである。
朗らかに進もう!御書には『南無妙法蓮華経は師子吼の如し』〈1124p〉と仰せだ。師子は何があっても悠然としている。
皆さんは何があっても、ニコッと微笑みながら、『私が行けば、大丈夫だ』と、すべてに打ち勝っていく、そういう『師子』であっていただきたい。
皆様の健闘を祈って会合を終わります。
きょうは長時間、本当にありがとう!海外の方、特にご苦労さまでした。
どうか風邪をひかれませんように!
帰ったら全同志に、よろしくお伝えください。ありがとう!