2016年1月20日水曜日

2016.01.20 わが友に贈る

仏法は「今日」を勝ち
「明日」を開く力だ。
時代が求める
希望の大哲学を
勇んで学び語りゆけ!

佐渡御書 P961
『佐渡の国は紙候はぬ上面面に申せば煩あり一人ももるれば恨ありぬべし此文を心ざしあらん人人は寄合て御覧じ料簡候て心なぐさませ給へ』

☆こころに響く言葉 社会の平和は家庭の平和から
不幸ですさんだ家庭というものは、どうしても社会を白眼視し、
反抗的であり、投げやりで無責任になりやすい。
社会といったところで、各家庭の集団である。
平和な家庭なくして平和な社会があるはずはない。

☆女性に贈ることば 一月二十日
兄弟のなかでも病弱だった私は、兄たちよりも母に心配をかけた。
戦後、私が夜学に通っていた頃、どんなに遅く帰っても、母は必ず待っていてくれた。うどんを温めては、「たいへんだったね。たいへんだったね」というひと言に、無限の母の慈愛を身に感じたものである。

☆今日のことば365 一月二十日
もし、かつての、美しいままの、"愛国心"の理念にあたるものを、現代に求めるとすれば、それは、世界全体を"我が祖国"とする人類愛であり、世界愛でなくてはならぬであろう。

☆新時代を創る 第2回 幸福は友のために生きる中に
阪神・淡路大震災から21年。お亡くなりになられた全ての方々を追善し、懇ろに題目を送らせていただいております。
生命は永遠です。亡き家族も、今を生きる皆様と一体です。笑顔で見守っておられると確信します。
皆様が、大災害にも屈せず、人間の復興を成し遂げてこられた姿は神々しい。その尊き希望の灯は、東北はじめ全世界で災害と闘う人々の胸に明々と受け継がれています。
深い悲しみも、不屈の心で、崇高な使命に昇華された。まさに仏であり、地涌の菩薩にほかならない。
自ら誓いを立て、行動するのが菩薩だ。菩薩が発す『四弘誓願』の第一で、日蓮大聖人が『肝要』とされたのが『衆生無辺誓願度』である。(P846)
すなわち『全ての衆生を生死の苦しみから救済し、成仏に導こう』との誓いに生き抜く。その崇高な誓いのまま、人々の苦悩に真っ正面から取り組み、社会に価値創造していくのだ。
ここに最極の生きがいが光る。『人を幸福にする』ことこそが『自分を幸福になる』道だからである。

この世から『悲惨』の二字をなくしたい。これが戸田先生の願いであられた。
その師の心をわが心として、60年前、私は『大阪の戦い』に打って出た。
青年部の友と一緒に勤行する際、こう語り掛けた。
自分の身近に、悩んでいる人はいないか。父母は、元気か。祖父母は、どうか。近くのおじさんやおばさん、知り合いの中で、悩んでいる人は、いないかと。
自分が縁する一人一人のために祈り、尽くし、皆の力を引き出して戦うのだ。
戸田先生が『対話においては、相手の悩みの中心に触れ、相手が求めるものに応えていくのだ』と教えられた通り、友の苦しみを除き、喜びを分かち合って、世界に希望を創り広げる。これが慈折広宣流布だ。
真冬の今、木々は春の芽吹きの準備をする。厳寒を越えて、桜梅桃李の劇は始まる。我らも、幸福と勝利の春へ、心も軽く、朗らかに友情の対話を広げよう!