2016年1月31日日曜日

2016.01.31 わが友に贈る

使命ある後輩を
自分以上の人材に!
この祈りと責任感が
未来を開く力だ。
共々に信心の成長を!

中興入道消息 P1333
『去ぬる正嘉年中の大地震文永元年の大長星の時内外の智人其の故をうらなひしかどもなにのゆへいかなる事の出来すべしと申す事をしらざりしに、日蓮一切経蔵に入りて勘へたるに』

☆こころに響く言葉 生涯、最大の親友として
夫の身を誰よりも心配しているのは、妻であり、親である。
愛情のある人たちの理解はあやまらない。
親友とは、そのような絆で結ばれた相許す仲間のことである。
妻を最高の親友にする夫は、
最大の親友を生涯得たことになる。

☆女性に贈ることば 一月三十一日
子どもを育てていく過程では、思いもよらない、困難な出来事に出合うものです。
その時こそ−−
お母さん、あなたの愛が必要です。
お母さん、あなたの強さが大切です。
お母さん、あなたが負けないことが、子どもの人生の勝利につながります。

☆今日のことば365 一月三十一日
早く休もう
そして 早く起きよう
そこにこそ 逞しい前進と建設があるからだ

☆新時代を創る 第4回 徹して『一人』を大切に
記録的な寒波により九州・中国方面等で断水するなど、甚大な被害に心からお見舞い申し上げます。地域によっては、今後も雪が続きます。各地の皆様の無事安穏を、毎日、妻と懸命に祈っております。
来る3月5日、壮年部は結成50周年を迎える。全国で意気高く前進されている様子が頼もしい。東北の被災地でもブロック5勇士を各地で達成されたという報告をうれしく伺っている。
皆が王者だ。英雄だ。何と晴れがましい顔か。言語に絶する苦難を越え、希望の柱と生き抜いてこられた丈夫たちの勝利の証しだ。
何より、壮年部を応援してくださる婦人部をはじめ創価家族の麗しい連帯に、合掌する思いである。
妙法の『転重軽受』『変毒為薬』の大哲理を知った我らの人生に恐れはない。
御聖訓には仰せである。
『我れ等は仏に疑いなしとをぼせば・なにのなげきか有るべき』(P976)
いかなる宿命の嵐があろうが、信心さえ揺るがなければ、必ず必ず、悔いのない素晴らしい大勝利の一生を飾ることができるのだ。
戸田先生は、『指導』とは激励であり、『励まし』なのだと教えてくださった。
一人また一人、訪問・激励していくことだ。真心の限りを尽くしていくのだ。
会えば、心がつながる。誠意の声が人を力づける。その方々から、希望のスクラムがさらに広がる。
たとえ反発があっても、大誠実は心から消えない。敵さえ味方に変わるのだ。
一対一の対話こそが、壁を破り、新しい道を開く。
さあ伝統の2月だ。
広宣流布の最前線を走りゆく、偉大な地区部長、地区婦人部長の皆様!
栄えあるブロック長、白ゆり長の皆様!
誇り高き地涌の菩薩のリーダーとして、皆を温かく励ましながら、徹して一人を大切に、同志愛の世界を築いていただきたい。
まだまだ寒さは厳しい。多宝の賢者の皆様方は、決して無理をせず、悠々と題目第一で進んでください。
この命を何に使うか。わが誓いを貫く人生それ自体が、多くの友への鑑となる。広布の大使命と共に、朗らかに生き抜こう!

2016年1月30日土曜日

2016.01.30 わが友に贈る

求道の息吹を燃やし
はつらつと進もう!
「心こそ大切」だ。
喜び勇んで動けば
功徳は一段と輝く!

日妙聖人御書 P1217
『正直なる事弓の絃のはれるがごとく墨のなはをうつがごとくなる者の信じまいらする御経なり』

☆こころに響く言葉 愚癡に建設はない
妻はけっして愚癡をこぼしてはならない。
どんなに愚癡をこぼしても、そこには何の建設もない。

☆女性に贈ることば 一月三十日
「限界を破ろう」−−そう決めたとき、実は自分の心の限界を、すでに一歩、破っている。その時点で、理想や目標も、半ば達成されているとさえ言ってよい。

☆今日のことば365 一月三十日
冬来たりなば、春遠からじ。
極寒の冬なれど、春近しと思えば、胸はときめく。
いかなる苦難に遭っても、希望を決して捨ててはならぬ。

☆御書と歩む 第2回 女子部は全員が幸福に
『女人の御身として法華経の御命をつがせ給うは釈迦・多宝・十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなり此の功徳をもてる人・一閻浮提に有るべしや』(日女御前御返事、P1250)

◇通解
あなたが女人の身でありながら法華経を信仰し、法華経の御命を継いでおられるのは、釈迦・多宝・十方の諸仏の御父母の御命を継いでおられることになるのである。このような大きい功徳を持っている人は、世界中に、他にいるであろうか。決していないのである。

◇同志への指針
華陽の乙女が、はつらつと希望の対話に走っている。殺伐とした世の中にあって、友の悩みに耳を傾け、幸を祈り、励ましを広げる菩薩行がどれほど偉大であるか。
妙法を語り伝えゆく功徳は絶大である。一人も残らず、幸福にならないわけがない。
仏天も喜び見守る、花の『ロマン総会』の大成功を讃えたい。華陽のスクラムに、私と妻も題目を送っています。

2016年1月29日金曜日

2016.01.29 わが友に贈る

今なすべきことに
全力を尽くそう!
中途半端は損だ。
真剣勝負の一念が
「知恵」と「力」になる。

持妙法華問答抄 P464
『受けがたき人身をうけ値いがたき仏法にあひて争か虚くて候べきぞ、同じく信を取るならば又大小権実のある中に諸仏出生の本意衆生成仏の直道の一乗をこそ信ずべけれ』

☆こころに響く言葉 男性の力は女性によって決まる
男性の力といっても、究極的には女性によって決まってしまうと言ってよい。
妻が賢明であれば、男性は安心して、職場、社会でも
縦横に力を発揮していくことができるものである。

☆女性に贈ることば 一月二十九日
真剣ほど強いものはない。物事に真剣に取り組んでいる姿ほど若々しく、美しいものはない。

☆今日のことば365 一月二十九日
人間は、皆、虚栄を張るものだ。
しかし、これからの指導者は、
確固たる力をもつ、人間でなくてはならぬ。

☆四季の励まし 『信頼』と『尊敬』の連帯を
人間の善の連帯を拡大することが、
広布の拡大である。

私たちの実践で言えば、
どこまでも真心を尽くし、
誠実に身近な家族、友人、知人の一人一人を大切にすることだ。

人と人との
『信頼』と『尊敬』による
連帯の広がりが、
広宣流布の姿なのである。


現代の底流には、
『民衆の時代』へ向かう
確かな潮流がある。

しかし一方で、人間を手段化し、
人間性を踏みにじる濁流もまた
激しくなっている。

だからこそ、
一人の『屹立した人間』を
創ることが、
岐路の時代にあって
一切の根幹となる。


苦悩の民衆がいる限り、
創価学会の戦いに終わりはない。

広宣流布とは、
人類の苦を抜き去り、
『慈悲の行業』を
世界に広げる戦いである。

平和と幸福の種を蒔き続ける
永遠の挑戦である。

我ら創価の連帯は、
この『慈悲』の精神で、
人類を結びゆくのだ。


地域の中で
友情と信頼の絆を一つ一つ
勝ち取っていく中でこそ、
世界は平和へと
一歩一歩前進する。

毎日の振る舞い、
そして地道な対話を通し、

『生命の尊厳』
『人間の尊厳』への

思いを高め合う中で、
『平和の文化』の土壌は
豊かになり、

新しい地球文明は花開く

2016年1月28日木曜日

2016.01.28 わが友に贈る

風邪・流感に注意!
マスクの着用や
手洗い・うがいなど
予防対策を万全に。
日々賢明に健康管理を!

教機時国抄 P438
『謗法の者に向つては一向に法華経を説くべし毒鼓の縁と成さんが為なり』

☆こころに響く言葉 女性の気高き美しさ
母となった人が、新しい生命を全魂かたむけて慈しみ、育むとき、
女性としての気高き美しさを全身にたたえるのではないだろうか。

☆女性に贈ることば 一日二十八日
何に悩んでいるか。何を望んでいるか−−。皆の心を知り、皆が安心して頑張れるように、一人一人を、きめ細やかに励ましていく。心の重荷を取って、軽くしてあげる。楽しくさせてあげることだ。

☆今日のことば365 一月二十八日
ほんとうの人材は、名もない、庶民の、
辛苦の青春のなかに、はぐくまれているものだ。

☆インド ボパール・バルカトゥッラー大学名誉文学博士号への謝辞
今、私は、偉大な人間教育者でもあられた、マハトマ・ガンジーの不動の信念を思い起こしております。"恐れない心、すなわち勇気こそ、教育を支える不可欠の要素である"と。
この尊き勇気を満々と漲らせ、築き上げてこられた教育の大殿堂こそ、貴ボパール・バルカトゥッラー大学であります。
本日、私は、この誉れも高き名門学府より、名誉文学博士号を賜りました。
最高に栄えある称号を、貴国のよき市民、よき国民として勇敢に献身するBSG(インド創価学会)の同志をはじめ、わが後継の創価の青年たちと共に、謹んで拝受させていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます。

◇融合・共生の天地
貴大学のキャンパスが広がるマディヤ・プラディーシュ州は、インド亜大陸の中央、まさに心臓部に位置し、州都ボパールは、古来、各地より、多くの碩学や俊英が集い、学問を研鑽した地として、有名であります。
さらにまた、数々の美しき湖に恵まれた、風光明媚なボパールは、多彩な文化と伝統が融合する、共生の天地でもあります。
この天地の知性の心臓たる、貴大学の歴史と精神に思いを馳せるとき、私の胸には、貴大学がその名に冠されている、モラウナ・バルカトゥッラー教授の崇高な人生の軌跡が迫ってまいります。
バルカトゥッラー先生は、19世紀後半から20世紀にかけて、インド独立のために戦い抜かれた信念の哲学者であり、恐れなき言論人であり、心開かれた世界市民でありました。
先生は、世界中を駆け巡り、多くの要人と対話を広げておられます。その先生が、いつも心の中に、故郷ボパールの愛すべき純朴な人々の姿を、大切に抱いておられたことも、麗しいエピソードです。
先生は、アラビア語、ドイツ語、英語など、七つの外国語をマスターされた、語学の達人であります。
20世紀の初頭には、東京でウルドゥ語の教授として教壇に立つなど、日本での教育にも尽力してくださいました。
そして、世界に祖国インドの正義を訴えながら、多くの同胞を励まし、青年たちを育成されております。
その烈々たる大情熱に啓発を受けた一人が、後に初代首相となる、青年リーダーのジャワハルラル・ネルーなのであります。
バルカトゥッラー先生は、その人生の最後に、こう語り残されました。
『私は、何千人もの青年たちが、独立のために立ち上がったことが嬉しい。
彼らは誠実で、そして力強い。
私は全幅の信頼をもって、わが国の未来を、青年たちの手に託すものである』と。
この全幅の信頼に応え、バルカトゥッラー先生の勇気を受け継いで、青年たちを薫陶されているのが、尊敬するティワリ副総長はじめ、貴大学の先生方であります。
貴大学は、副総長の卓越したリーダーシップのもと、時代を先取りする多くの優秀な人材を輩出し、貴国の発展に偉大な貢献を果たしてこられました。
州で初となる女性研究の学科を創設されるなど、先駆的な取り組みも光っております。
なかでも、副総長が、大学教育に『イノベーション(刷新)』の理念を取り入れながら、さまざま改革に果敢に挑戦してこられたことは、高く評価されております。
柔軟で斬新な知恵や、アイデアを生み出し、結合して、活かしながら、常に新たな価値を創造する、これは、私たち『創価』すなわち『価値創造』の理念とも、深く響き合うものであります。

◇諦めは最大の弱点
一昨年、私たちは貴州の科学技術評議会の協力のもと、ボパール市の地域科学センターで、環境の保護を訴える『希望の種子』展を開催いたしました。この展示は、『一人一人の内面の変革が社会を啓発し、持続可能な環境保護につながる』とのメッセージを、人々に伝えるものであります。
地域社会の共生と発展も、また地球文明の平和と繁栄も、すべては一人一人の『心の変革』から始まります。
それは、生命の『イノベーション』と言ってよいでありましょう。
その意味において、私は、貴大学のビジョンを、世界の創価の青年たちに、素晴らしきエールとして贈らせていただきたいのであります。
『未来は、これから何が起こるかということに左右されるのではなく、私たちがどうなりたいかを決め、その意志によって創り出すのである』と。
本日よりは、私も、貴大学の誉れある一員として、尊敬する先生方とご一緒に、またわが創価後継の青年たちと共に、人類の未来を照らしゆく教育の道を、さらに勇敢に開きゆくことを、ここにお誓い申し上げます。
その決意を、高名な科学者である副総長が大事にされている、発明王エジソンの箴言に託させていただきます。
『我々にとって、あきらめてしまうことは、最大の弱点になる。成功への最も確実な方法は、常にもう一度、挑戦することである』と。
貴大学の更なる栄光と発展、そして諸先生方の益々の御健勝を心からお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。

2016年1月27日水曜日

2016.01.27 わが友に贈る

小さな挑戦の連続が
大きな境界を開く。
日々の課題を明確に!
苦手なことにも
果敢に挑みゆけ!

松野殿後家尼御前御返事 P1393
『師子の声には一切の獣声を失ふ虎の影には犬恐る、日天東に出でぬれば万星の光は跡形もなし』

☆こころに響く言葉 誇り高き任務
子を産み、育てる母親の仕事ほど、苦労の多いものはあるまい。
さらに、これほど崇高にして、誇り高き任務もないであろう。
最高にして、最大の幸福が、ここにある。

☆女性に贈ることば 一月二十七日
感謝と報恩を知る人は、いつまでも美しく、晴れ晴れとして、いっさいを勝ち越えている。

☆今日のことば365 一月二十七日
信用というものは、積むに難く崩すに易いものだ。十年かかって積んだ信用も、いざという時のほんのちょっとした言動で失ってしまうこともある。
苦難のなかを、まっしぐらに自らの使命に生きぬく人こそ、最後にあらゆる人の信用を勝ち得るものだ。

☆インド ボパール・バルカトゥッラー大学名誉文学博士号授与式 副総長の授与の辞
わがボパール・バルカトゥッラー大学にとりまして、創価学会インタナショナル会長であり、世界各地の数々の文化・教育・平和研究機関な創立者であられる池田博士に『名誉文学博士号』を授与できますことは、この上ない栄誉であります。
池田博士は深遠な仏教哲学者であり、妥協することなき平和建設者であり、先見性に富む教育者であり、類いまれな作家、寛大な詩人、生涯を人類の幸福のために捧げてこられた人物として、その多才さは多くの人に知られています。
ボパール・バルカトゥッラー大学は1970年、『ボパール大学』として、マディヤ・プラデーシュ州の州都ボパールに設立されました。
1988年、ボパール出身で今も人々の記憶に生き続ける、偉大な独立の闘士であるバルカトゥッラー教授の名を冠した『ボパール・バルカトゥッラー大学』と改称されました。
本学には、傘下に600以上のガレッジ等があり、その中には工学ガレッジ、二つの教育学カレッジ、実践教育研修機関や、医学、理学療法、ホメオパシー(同種療法)のカレッジを擁し、教育を探究し続ける20万人以上の学生が学んでいます。
本学は、高等教育のほぼ全領域を網羅し、教養、社会科学、科学、生命科学、家政学、医学、商学、経営学、法学、工学、教育学、技術教育などの各学部で講義を行っております。
各学科では、学際的な指導と研究に、特に力を入れています。
本学の学術的卓越性への献身の中心となる信条は、大学の遠大なビジョンで明確にうたわれているように『未来は、これから何が起こるかということに左右されるのではなく、私たちがどうなりたいかを決め、その意志によって創り出すのである』ということであります。

本日、名誉文学博士号を受章される池田博士は、仏教の人間主義を提唱される指導者として、これまでに50カ国以上を訪問され、平和探求の幅広い対話を重ねてこられました。
また、博士自身の平和のための多大な貢献とともに、日本ならびにアメリカの創価大学をはじめ、幼稚園から高校までを擁する創価学園、民主音楽協会、東洋哲学研究所、東京富士美術館、戸田記念国際平和研究所、ヴィクトル・ユゴー文学記念館、池田国際対話センターなど、数多くの機関を設立されました。
池田博士は、これまでにデリー大学、タゴール国際大学をはじめ、世界の学術機関・大学から『364』もの名誉学術称号を受章され、世界各国の市、州、その他の自治体から贈られた名誉市民の称号は『777』を数えます。
平和を提唱される池田博士は、2015年の平和提言(第40回『SGIの日』記念提言)の中で、共生の世界を築くため、差異を超えた対話による友情の拡大の重要性を述べておられます。
博士の哲学の中心的テーマは『人間革命』(人間の内なる変革)であり、それは、一人の人間が全人類の変革に寄与できるということです。人権の擁護、持続可能性から、女性と青年のエンパワーメントに至るまで、博士の理念は仏教哲学と生命尊厳の思想に貫かれています。
博士の間断なき努力は、国連難民高等弁務官事務所『人道賞』、『国連平和賞』、『プーシキン金メダル』、『グローバル・エクセレンス賞』、『タゴール平和賞』、サイモン・ウィーゼンダール・センターと寛容の博物館の『国際寛容賞』をはじめ、世界中の諸機関から顕彰され、たたえられています。また、博士は詩作により、『ケニア口承文学賞』、世界詩歌協会の『世界桂冠詩人』賞などを受賞しておられます。
さらに、博士の膨大な著作は、平和と国際理解を推進しています。対談集、平和提言、哲学書、随筆、講演、詩、小説、創作童話を通し、博士はさまざまなテーマについて自身の考えを発信してこられました。その著作は、これまで40以上の言語に翻訳・出版されています。
博士の思想の根幹をなすものは、生命尊厳であります。博士は、それを恒久平和と人類の幸福の『鍵』であるとしています。
本日、池田博士に贈られる称号は、博士の平和へのたゆみなき行動、人類愛、そして、人間教育で『平和の文化』を構築するという草の根レベルでの間断なき努力を顕彰するものです。
まさに、博士の人類への惜しみなき貢献そのものが人類への贈り物なのです。
私どもは、池田博士がボパール・バルカトゥッラー大学の誉れの一員となっていただくことを光栄に思います。
本学の学生の輝く未来のために、博士の指導を賜れますことを念願申し上げるものです。

2016年1月26日火曜日

2016.01.26 わが友に贈る

今いる職場こそ
自身を成長させる
人間修行の道場だ!
深き祈りと実践で
苦労を偉大な財産に!

王舎城事 P1138
『御勘気を二度までかほりすでに頚となりしかどもついにをそれずして候へば、今は日本国の人人も道理かと申すへんもあるやらん』

☆こころに響く言葉 無償の母性愛
母の愛情は無償の行為であるとき、それは尊く輝いている。
少しでも打算的で、
母親の名誉欲や依存欲がからんでくるときは、母性を自ら汚すものだ。
それは子どもに敏感に反映せざるをえない。

☆女性に贈ることば 一月二十六日
平和運動は決して遠くにあるものではない。自分さえよければというエゴの生命を、一人一人がいかにして乗り越えるか。
そして人の痛みをわが痛みとして感じる鋭い感受性をどう培うか−−日常のなにげない出来事のなかでの、そうした努力こそが大切であると思う。

☆今日のことば365 一月二十六日
生活の知恵とは、生活設計の努力である。計画性のない生活は、波間に漂う木の葉のようなものだ。平穏無事なときは目立たないが、一朝事あるときには波にのまれてしまう。
破綻した家庭は、農村よりも、文化的にみえる都会の方に多い。生活を楽しくするのは、文化であるより、まず知恵だという証拠である。

☆新時代を創る 第3回 誓いの師子よ 広布の旗高く
冬晴れの光に包まれ、懐かしい埼玉文化会館を訪れた(20日)。埼玉、関東はじめ全同志の無量無辺の福徳と勝利を妻と深く祈念した。
1階ロビーには、幾たびも共に歌った県歌『広布の旗』の歌碑が輝いていた。

あの峰この河 埼玉は
恐るるものなし 師子の子は
友の心も 光りけり
ああ埼玉の 楽土見む
ああ埼玉の 勝利見む

愛する埼玉は、わが青春の破邪顕正の言論戦の舞台だ。志木支部川越地区の御書講義にも通った。御本仏の勇敢なる大闘争を共に拝し、"一人ももれなく人材に!"と励ましを送った。
御聖訓には『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)と仰せである。
うれしいことに、明るく伸びゆく埼玉の大地に今、文化は薫り、功徳の花が咲く。私たちが日々、蒔いている人材の種、仏縁の種、平和の種が、さらに絢爛と開花する未来を思うと、胸は高なる。
恩師記念室に置かれたピアノも奏でた。もう40年近く前、思い出深い大宮会館(現・大宮文化会館)で弾いたピアノであった。
当時、いかなる障魔の嵐にも、わが友よ断じて負けるなと願い、私は訴えた。
どこまでも自身のため、同志のため、広布のため、題目根本に、偉大なる人間革命の道を征くのだ!
埼玉の友と『開目抄』を拝し、困難な時こそ誓いを貫く『まことの時』だ、と一切を勝ち越えてきた。
今、その負けじ魂を継ぐ青年たちが育っている。
帰途、前を通った埼玉平和会館では、尊き地元の婦人部の皆様方が唱題をしていた。母の祈りこそ、すべてを勝ち開く常勝の太陽だ。
私は忘れない。第三代会長の推戴に、どこよりも早く声を上げたのは埼玉だ。永遠に"鉄桶の団結"で進むのだ。
戸田先生と私は常に語り合った。大埼玉が立てば、大東京が動き、大関東が動く。大関東が動けば、日本が変わる。ともどもに広宣流布を!と。
わが天地から全世界へ、幸福勝利の旗を翻すのだ。

2016年1月25日月曜日

2016.01.25 わが友に贈る

◇今週のことば
我らは平和の種を蒔く
人類史の開拓者なり。
「一」は「万」の母。
192カ国・地域の友と
誇り高く対話の道を!
2016年01月25日

崇峻天皇御書 P1173
『日蓮と殿と共に地獄に入るならば釈迦仏法華経も地獄にこそをはしまさずらめ、暗に月の入るがごとく湯に水を入るるがごとく冰に火をたくがごとく日輪にやみをなぐるが如くこそ候はんずれ』

☆こころに響く言葉 幼児は"母親学校"で学ぶ
三歳ぐらいまでは、幼児は、"母親学校"で、さまざまなことを学ぶのである。
生まれたばかりの幼児は、いわば白紙である。
そこにはあらゆる可能性が秘められている。
それに、どのようなスタンプを押すかは、
まったく母親の「人間」にかかっている。
平凡であっても、母親が自分らしく尊い人生を真剣に生きようとする姿勢は子どもに投影されていくものである。
子どもの人間性、道徳的躾、道義感に対して、最も大きい影響力を持っているのは、
ほかならぬ母親であって、ほかの誰でもない。
このことは、大いに誇りに思うべきであるし、
そこに強い責任を感じていくべきである。

☆女性に贈ることば 一月二十五日
日々、より高く、より深く、より広い何かを求めて進歩する。
人のため、社会の平和のために行動する。
そこにかぎりない向上がある。充実がある。安心も幸福もある。何よりも若々しく生きられる。

☆今日のことば365 一月二十五日
趣味は豊かな心の泉である。その泉のなかより、自然にわきいづるものが尊いのである。また、趣味は、人間性の美しい色彩でもある。平凡のなかに、キラリと輝く人間性---ここに真実の美しさ、気品があり、趣味の真髄がある。

☆世界広布新時代第15回本部幹部会 2008年2月のSGI会長のスピーチ
アメリカ第35代ケネディ大統領いわく。
『人間のさまざまな美徳の中で最も素晴らしいものは勇気だ』と。
勇気。これこそ、ケネディ大統領が常に大事にしていたものである。
そして大統領は、勇気を持っている人、そうした人材を一生懸命に探した。
勇気ある者に学び、勇気ある者を模範とせよ、それ以外は必要ないと。
私も勇者を求めたケネディ大統領の気持ちがよく分かる。
勇気がある者には、信念がある。信念がある者は、信頼される。信頼される者には、大勢の友がついてくる。だから勝てるのである。

戸田先生も『勇気』を叫ばれた。
そして、仏法では慈悲を説くが、慈悲といっても、表は勇気である。勇気をもって、行動に移してこそ、本当の慈悲なのである。勇気と慈悲は表裏一体である。このように、厳しく、先生は言われていた。
いざというときに、勇気を出せる人が、人間として一番尊い。勇気こそ仏法の真髄である。人間の真髄である。
勇気は、勝つための原動力である。
何ものにも負けない人こそ、真に幸福な人である。つきつめて言えば、自らに勝たなければ、真実の幸福は開けない。
広宣流布も、勝つことによって進んでいく。
勝つことで、わが仏の生命は輝いていく。『成仏』とは、真の勝利の異名なのである。
全員が勝とう!
勝つために、題目をあげるのである。勝つために、自身を鍛えるのである。
人類初の宇宙飛行に成功したガガーリンは断言している。
『勝利は、勇敢な者に微笑む』と。
臆病な人には、勝利は微笑まない。逆に、逃げていってしまう。
勇気である。信心とは、最極の勇気のことである。仏法の真髄も、勇気である。

◇結果で報いる
私も勇気で道を開いてきた。
事業に失敗した戸田先生が窮地にあったとき、『私が戦います。安心してください』と申し上げ、ただ一人、すべてを捧げてお護りした。
昭和26年(1951年)の、晴れわたる5月3日。戸田先生は、学会の第2代会長に就任された。今でも忘れない光景である。
会長推戴のために署名した同志は約3000人。それが、当時の学会の実力であった。
戸田先生は、生涯の願業として『75万世帯の折伏』を宣言。しかし、遅々として進まない。
翌27年の念頭、学会の世帯数は約5730。この年の1月の折伏成果は、12支部の平均で約50世帯である。
当時は『A級支部』でも、折伏は『1カ月で10世帯前後』が限界とされていた。戸田先生の大願を成就するためには、まず、この『壁』を突破せねばならなかった。
先生は『このままでは、広宣流布は5万年もかかってしまう』とおっしゃっていた。本当に真剣な先生だった。
戸田先生に『大作、お前が立ち上がってくれないか!』と言われ、私は、先生の事業の挫折をはじめ、すべての問題を引き受けた。自身の肺病とも闘った。
先生は私に、通っていた夜学も断念するように言われた。その代わり、学問は『全部、私が教える』と。壮絶な師弟の共戦であった。私一人を信頼される先生に、私は結果で報いた。幾多の危機も乗り越え、先生に会長に就任していただいた。
『全部、大作がやってくれた』と、先生の喜ぶお姿が今も目に浮かぶ。師匠に満足していただき、笑顔になっていただくのが、弟子の誉れである。

◇人材を伸ばせ
ここで、『三国志』に登場する諸葛孔明の信念を紹介したい。
『貴ばるるも驕らず』
自分が尊重されても傲り高ぶらない。
特に最高幹部は、常に自らに問いかけねばならない。
『委ねらるるも専らにせず』
権限を委ねられても、自分で一人で勝手気ままにはしない。
すべて、周りとよく相談することである。
『扶けらるるも隠さず』
人から助けられたことを隠し立てしない。その恩義を忘れない。
一女子部員、一婦人部員が学会を守ってくれたことが、今までもたくさんあった。私は、大事な方々の恩を絶対に忘れない。
『免ぜらるるも攫れず』
人事で交代があっても、驚かず恐れない。学会の人事で言えば、これまでの自分の役職に後輩が就く場合などが考えられよう。いい人材を、どんどん伸ばしていく。後輩の成長を喜んでいく心が大切である。
そしてこれらの条件わ備えた良将の行動は、『璧の汚れざるがごとし』
宝玉が何ものにも汚されぬように、いつも光り輝いているというのである。

孔明は、『よく戦う者は怒らず、よく勝つ者はおそれず』とも指摘している。
戦いの上手な者は、感情に左右されず、味方を大切にし、敵には断固、勇敢に立ち向かっていくのだ。これが勝利の要諦である。名将は威張らない。また、どんなに中傷されようが、恐れないのが名将である。
中国の人民は、抗日運動の際に、次のような心で奮起したといわれる。
『三人集まれば諸葛孔明』という。民衆には偉大な創造力がある。中国人民のなかには、何千何万の『諸葛孔明』がいる。すべての村、すべての町に『諸葛孔明』がいると。
わが創価学会も、この方程式である。すべての地区に、広宣流布の諸葛孔明がいる。孔明の智慧と団結がある。だから強い。いろいろなことを話し合い、作戦を練って、勝ち戦の原因をつくるのだ。仏法の真髄は、この智慧と団結の歩みに、脈打っているのである。
朗らかに進もう!御書には『南無妙法蓮華経は師子吼の如し』〈1124p〉と仰せだ。師子は何があっても悠然としている。
皆さんは何があっても、ニコッと微笑みながら、『私が行けば、大丈夫だ』と、すべてに打ち勝っていく、そういう『師子』であっていただきたい。
皆様の健闘を祈って会合を終わります。
きょうは長時間、本当にありがとう!海外の方、特にご苦労さまでした。
どうか風邪をひかれませんように!
帰ったら全同志に、よろしくお伝えください。ありがとう!

2016年1月24日日曜日

2016.01.24 わが友に贈る

正義の人は強い!
笑顔の人は負けない!
何があろうとも
不屈の楽観主義で
波浪を乗り越え進め!

四条金吾殿御返事 P1143
『遊楽とは我等が色心依正ともに一念三千自受用身の仏にあらずや、法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし』

☆こころに響く言葉 家庭はあなた自身の映像
あなたの家庭が幸福であるのも、不幸であるのも、
それはけっして夫のせいだけでもない。
周囲の条件のせいだけでもないであろう。
あなた自身の自覚と努力と聡明とを、
そのまま鏡にうつし出した映像なのである。

☆女性に贈ることば 一月二十四日
世間体や表面的な次元にとらわれた生き方では、いつまでたっても安心感は得られない。いつも何かに左右され、軸がなくなってしまう。すると、「困った」「どうしよう」と、グルグル回っているだけで前へ進まず、愚痴や心配が絶えなくなってしまう。
そうではなく、一念のハンドルによって、すべてを希望の方向へ、幸福の方向へと、力強く回転させていくことだ。

☆今日のことば365 一月二十四日
いかなる境遇にあっても
 自己の使命を貫く者は
  常に 人生の勝利者となろう

☆随筆 永遠なれ 創価の大城 第1回 さあ新しき出発だ
◇大切な一日一日を断固と勝ち切れ
この年頭、心新たに拝した御文がある。
日興上人が御年八十八歳の正月に留められた「遺誡置文」である。
前書きには、『於戲仏法に値うこと希にして喩を曇華の蕚(はなしべ)に仮り類を浮木の穴に比せん、尚以て足らざる者か、爰(ここ)に我等宿縁深厚なるに依って幸に此の経に遇い奉ることを得』(P1617)と記されている。
人生には、さまざまに幸運な出あいがあろう。しかし、妙法に巡りあえることほど、三世永遠を貫く幸福はないのだ。いかなる宿縁であろうか。我ら創価家族は、この妙法を持ち、今や世界192カ国・地域にまで、弘めることができた。
御本仏・日蓮大聖人も、はたまた日興上人も、いかばかり、お喜びくださっていることか。
「遺誡置文」には——『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』(P1618)と命ぜられている。
この仰せのまま、命の限り、力の限り、愛する創価の同志と、「大法弘通慈折広宣流布」に戦い抜いていくのみである。
思えば、私が古稀を迎えた時に始めた「随筆」の連載も、表題を幾度か変えながら、19年目に入った。読者の皆様の温かいエールのおかげで、通算728回目の掲載となるようだ。今回からは、「随筆 永遠なれ 創価の大城」と題して、新スタートとなった。
ともあれ、我らは「歓喜の中の大歓喜」の題目を心ゆくまで唱えつつ、広宣流布のために「創価の大城」を、いやまして堅固に築き上げていきたい。
仏法即社会の大闘争に勇敢に挑む中で、地涌の人材の連帯を、さらに多彩に拡大しながら!

◇毎朝の祈りから
この1月、生誕150周年を迎えるフランスの文豪ロマン・ロランは、こう呼び掛けている。
「明けてくる新しい日にたいして敬虔な心をおもち!」「その日その日を愛して尊敬して、なによりもその日その日を凋ませないことだよ」
新しい日に対して敬虔な心を持て——我々でいえば、まさに朝の勤行・唱題の会座である。
この一年、「私は、やり切った!」という、黄金の歴史をいかに刻むか。「本末究竟等」の法理から捉えれば、新たな戦いに立った「今」の決意が一切を決める。今日この一日を、いかに戦い切るかで決まってくる。
二度とは来ない今日、自分の課題は何か。なすべき使命は何か。日々の出発の勤行の中で、誓願の題目を強く、また強く、朗々と唱えゆこう。これが、大宇宙の法則に完璧に合致しゆく絶対勝利の方程式であるからだ。
また、『朝朝・仏と共に起き』(P737)との金言の如く、誰よりも尊く荘厳な朝を迎えられる無冠の友の皆様方に、心から感謝申し上げたい。
折から、各地 で大雪の週明けとなった。どうか、足元にはくれぐれも気をつけ、絶対に無理をしないでいただきたい。健康第一で、今年も無事故の配達を、何卒よろしくお願いします。
さらに北日本や日本海側をはじめ、雪でご苦労されている地域の皆様方の無事安穏を、妻と共に真剣に祈っております。

◇漲る生命力で!
1956年(昭和31年) の正月、28歳となった私は、一つの箴言を心に刻んだ。
「大胆なれ、さらに大胆なれ、常に大胆なれ」——
そして、戸田先生の直弟子として、青年らしく大胆に戦いを起こした。
1月5日、「大阪の戦い」の実質的な出発となった地区部長会で、私は緊張気味の友に、歌を歌い舞うことを提案した。
最初は皆、驚いたが、「庶民の都」「人間の都」関西だ。我も我もと一生懸命に踊ってくれ、会場は明るく弾けた。
御書に『まいをも・まいぬべし』『立ってをどりぬべし』『をどりてこそいで給いしか』(P1300)とあるように、地涌の友は勇躍してスタートダッシュを切ったのだ。
当時、同志のほとんどは入会間まもなく、切実な経済苦や病苦に直面していた。にもかかわらず、誰もが喜々きとして広布に勇み励んだ。なぜか。
それは「歓喜」が伝播したからである。自らの宿命に悩み沈んでいた一人ひとりが、わが偉大な使命を自覚し、悲嘆や苦悩を突き抜ぬけ、漲る生命力で乗り越えていった。
そして、その歓喜が、友の歓喜を呼び、生活上の確かな実証とともに波動を起こしたのである。
今なお不滅の金字塔と輝く、あの1カ月で1万1111世帯の弘教も、その根幹は、尊き同志が紡いだ歓喜と充実の連鎖にほかならない。
皆、戦うのが楽しかった。真の楽しさとは、「生命の充実」であり、その充実は、苦難と戦う中にこそある。
私は一心に題目を唱えながら、大阪中に仏法の歓喜を弘めようと駆け回った。路地の奥まで分け入り、友に会った。歩きに歩き、動きに動いた。語りに語り、叫びに叫んだ。
ただ一つ、"勝って師に応えるのだ"と一念を定めた私は、できることは何でもやろうと決めていた。弟子の必勝の決心と闘争が、不可能を可能にするのである。

◇真実を叫び抜け
「歓喜を拡めることがぼくの地上における義務であると ぼくは闘いの中で 知ったのだ」と、南米チリの詩人パプロ・ネルーダは謳った。
暴虐のファシズムや庶民を苦しめる権力者への怒りの声を上げ続けたネルーダは、終生、庶民と苦労を分かち合った。
真に民主的な社会を築くには、民衆自身が強く賢明になり、連帯する以外ない。一人ひとりが善悪を見極める哲学を持ち、確かな変革の手応えを実感しつつ、前進しなければならない。
ゆえに対話が大事だ。対話の中に啓発があり、友情も育まれていく。
1993年(平成5年)2月、私はチリを訪れ、エイルウィン大統領と再会した。16年続いた軍事政権に終止符を打ち、平和裏に民政移行を果たした民衆指導者である。チリの民主化は、東欧の民主化とも運動し、人類史を画する転換点となった。
大統領は「嘘は暴力にいたる控え室です。『真実が君臨する』ことが民主社会の基本なのです」と強調されていた。
全くその通りである。黙っていれば、真実は嘘に覆い隠されてしまう。妙法という最極の真実の大法則を知る我々である。民主主義を破壊する嘘や悪に対しては徹して戦い、毅然と快活に、そして明晰に真実を叫び抜くのだ。
今、民衆の凱歌が轟く、わがチリの同志の団結と活躍も頼もしい限りだ。

◇楽しく「拡大」へ
一年一年、勢いを増して、日本全国、さらに全世界から、広布躍進の喜びの報告が寄せられる。ことに男女青年部の勝利の姿ほど、嬉しいものはない。陰で支えてくれる壮年・婦人部の皆様方の献身的な奮闘も、有り難く伺っている。
後継の友が弘教に挑戦する中で広げる喜びは、必ず地域を躍進させる。その一つ一つの背後に、創価家族の真心の励ましがある。尽きせぬ感謝の心を前進の活力に変え、新たな一歩また一歩が踏み出されていくのだ。
時代が変わろうと、"目の前の一人を大切にする"学会の伝統は不変であらねばならない。
『異体同心なれば万事を成じ』(P1463)と仰せの通りである。
この1月、華陽の乙女たちの「ロマン総会」 が全国で始まった。
男子部は、「新時代全国男子部幹部会」を勝利のリズムとし、果敢に仏法対話を広げてきた。
先駆の男女学生部も、歴史を創る英知の言論を溌剌と発信している。
本年も、各部が団結し、一段と仏縁の拡大、友情の拡大に挑み、世界広布新時代を堂々と切り開いていただきたい。
戸田先生は、「戦いというのは、最後は『本当に楽しかった』と言えるまでやらなければならない。そうでなければ、本当の戦いとはいえない」と励まされた。
仏法のための苦労は、必ず福徳に変わる。信心は、「絶対に勝つ」ための力なのである。
「立正安国」の大理想へ、眼前の課題を一つ一つ断じて勝ち切る。その先に、広布と人生の未来は限りなく開かれる。
ゆえに、わが友よ、「大胆なれ! 」「拡大の一年を、大歓喜で飾りゆけ!」と訴えたい。
さあ、いよいよ強盛な信心に立ち、生き生きと対話に打って出よう! 私も、万感の思いで一人ひとりを見守っている。
自他共の幸福のため、社会と世界のため、希望の未来のために、永遠に輝く常勝の民衆城を築いていこうではないか!

天下一
 人材 伸びゆく
  大城よ
 創価の凱歌で
  乱世を正せや

2016年1月23日土曜日

2016.01.23 わが友に贈る

副役職の友が
勇み立てば
前進の勢いは加速!
中心者と心一つに
新たな広布の歴史を!

三沢抄 P1487
『仏法をがくする者は大地微塵よりをほけれどもまことに仏になる人は爪の上の土よりもすくなし』

☆こころに響く言葉 温かい最高の憩いの場所
さまざまな型の主婦がいるが、要するに賢明な妻ほど強いものはない。
自分を知り、自主性を保ち、包容力豊かに、
家庭を温かい最高の憩いの場所につくり上げることができるからだ。

☆女性に贈ることば 一月二十三日
自分の命を削ってまでも、子どものために生きる−−母親の愛情とは、それほど深く大きいものだ。

☆今日のことば365 一月二十三日
栄誉というものは、蛍火のようなものだ。
それが、暗黒の夜空に輝く点では美しく、その限りでは尊いものであるが、近づいてみれば、なんらの力もないことが、すぐわかってしまう。だから、最も美しく尊いのは、与えられるべくして栄誉を与えられた、その人のすぐれた人格にあるわけである。

☆新会員のための仏法入門 第21回 【御本尊】
『本尊』とは『根本として尊敬(尊崇)するもの』を意味し、信仰の根本対象をいいます。末法の御本仏である日蓮大聖人は、だれもが平等に、永遠に崩れざる幸福を確立できるように、南無妙法蓮華経の御本尊を顕されました。今回は『御本尊』について学びます。

◇大聖人の御生命そのもの
南無妙法蓮華経は、法華経の根底に指し示された『万人成仏の根源の法』であり、その名前です。
大聖人は、自身の生命に具わる妙法(=仏界)を覚知され、それが南無妙法蓮華経であると説き示されました。そして民衆救済のために妙法弘通に生き抜かれたのです。正しい教えを弘めたために難が次々に押し寄せましたが、どんな大難にも屈することはありませんでした。
この不借身命の実践を通して、大聖人は、御自身の身に、妙法と一体の仏の生命を顕されたのです。
そして、大聖人は、全ての人々が同じように仏の境涯を開いていけるよう、この仏の生命を御本尊として顕されました。
『日蓮がたましひをすみにそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ』(P1124)
御本尊は、根源の妙法である南無妙法蓮華経を自身の内に覚知して開き顕し、体得された大聖人の御生命そのものにほかならないのです。
御本尊のそうみょう(様相・姿)を拝すると、中央に『南無妙法蓮華経 日蓮』とお認めです。
成仏の根本法である南無妙法蓮華経が『法』としての本尊であり、その法を自身に開き顕され、人々に説き示された大聖人が『人』としての本尊です。

◇釈尊の功徳を譲り受ける
中国の天台大師は、成仏するための修行として、法華経の法理をもとに、自身の心を見つめていく『観念観法』を説きました。しかし、現実には優れた能力と大変な努力を必要とする極めて困難なものでした。
それに対して、大聖人は、南無妙法蓮華経の御本尊を受持して題目を唱えていくことが観心であると説かれました。観心とは、自身の生命に地獄から仏までの十界の境涯の全てが本来的に具わっていることを覚知する成仏の根本原因となる修行です。
大聖人は『釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う』(P246)と述べられています。
釈尊が成仏するために積んだ修行(因行)と、それによって得た功徳(果徳)の全てが『妙法蓮華経の五字』すなわち南無妙法蓮華経の御本尊に具わっています。
ゆえに、私たちは、御本尊を受持することによって、釈尊が修行で積んだ因の功徳と、仏として得た功徳の全てを譲り受けることができると教えられているのです。
このように、大聖人の仏法においては、南無妙法蓮華経の御本尊を受持することが、そのまま観心となります。このことを『受持即観心』といいます。

◇『法華弘通のはたじるし』
御書に『此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり』(P244)とあるとおり、御本尊と同じ生命が私たちの胸中に本来、具わっています。ゆえに、御本尊を信じて拝する時、私たち自身に具わっている仏界を開き顕していくことができるのです。
『我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性・南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり』(P557)
『よびよばれて』呼び顕すのも自分であり、呼び出されるのも自分自身の胸中にある仏性(仏の性分)にほかなりません。
大聖人が顕された御本尊は、凡夫の私たちの仏界を現実に映し出す『明鏡』といえるでしょう。
大聖人は、御本尊について『法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり』(P1243)と仰せです。
この『広宣流布のための御本尊』を弘通してきたのが『信心の血脈』を受けた創価学会です。御本尊に自行化他にわたる題目を唱えることで、誰もが胸中の『仏の生命』を涌現させ、勝利の人生を開いていくことができます。
一対一の対話によって、御本尊への信心を弘めていくことこそ、大聖人の御遺命である法華弘通、すなわち全人類の救済を実現するための直道なのです。

2016年1月22日金曜日

2016.01.22 わが友に贈る

リーダー率先こそ
全ての活動の要諦だ。
まず自らが行動を!
わが挑戦と体験を
生き生きと語れ!

上野殿御消息 P1527
『是くの如く振舞うを賢人とも聖人とも云うべし、此の四の事あれば余の事にはよからねどもよき者なり、是くの如く四の得を振舞ふ人は外典三千巻をよまねども読みたる人となれり』

☆こころに響く言葉 豊かな思い出をつくろう
たとえ家中が揃う一家団欒の時間が少なかろうと、
工夫一つで、そのわずかな時間を、
数倍も価値あらしめるものにすることができると思う。
また、そうした珠玉のような思い出をつくり出していける家庭こそ、
子どもたちにとっても何よりの財産であると言えまいか。

☆女性に贈ることば 一月二十二日
よき友人は、あなたの教科書となり、あなたを理想へと引っ取ってくれる磁石となる。

☆今日のことば365 一月二十二日
友だちとは、利害もなく、醜いかけひきも伴わない、純粋に、人間と人間との真心で結び合った間柄である。もちろん、それには、たがいの理解の、浅い深いや、友情にかける姿勢の強弱のちがいがあろう。

☆「新時代第3回欧州広布サミット」へのメッセージ
大切な大切な、欧州広布55周年を記念する、大勝利のサミットの開催、誠におめでとう!
懐かしき、また宿縁深き一人一人の顔を胸に描きながら、フランクフルトに堂々と立つ新法城に私も共に集い、参加している思いで、全てを見守っております。
このたびは、私の直弟子である原田会長を派遣しました。
創価学会の会長は、三代の師弟の魂を受け継ぎ、一閻浮提広宣流布の誓願を実現していく、全世界の「異体同心の団結」の要です。ゆえに、原田会長を中心とした朗らかなスクラムで、歓喜あふれる欧州広布の新たな大行進を開始してください。
ヨーロッパは、地球文明の偉大なる源流の一つであり、規範であります。
日蓮仏法もこのヨーロッパで実験証明されてこそ、初めて世界宗教として飛翔することができる。私はそう決めて祈り、欧州広布の第一歩を踏み出しました。
そして、この約半世紀、尊き皆さん方は、私の心を心として、まさに「忍辱の鎧」を着て、「信心即生活」「仏法即社会」という正道を歩み通してくれました。その血のにじむような大誠実の努力によって、揺るぎない信頼を勝ち開いてくれました。
「破壊は一瞬。建設は死闘」であります。皆さん方のたゆまぬ建設の死闘あればこそ、今日の目を見張る欧州広布の大発展があります。そして、SGIは、世界宗教として、全人類を照らしゆく希望の光彩を、いよいよ放ち始めたのであります。
御義口伝に『依法も正法も福徳・智慧ともに無量であり、いわゆる南無妙法蓮華経とは福智の二法なのである』(P792、通解)と仰せであります。
題目の力用は、人間生命はもとより、地域社会にも、国土全体にも、あまねく響きわたり、福徳と智慧を無量に広げていくことができるのです。
時代が混迷の闇を深めているからこそ、仏法の生命尊厳の哲理が光ります。創価の人間尊敬の行動が光ります。
今、欧州の皆さん一人一人の、また一国一国の勝利の報告を、月々日々に伺うことが、私の最高の喜びです。
どうか、強盛な信・行・学の実践によって、ますます大きく境涯を開きながら、最高に価値ある人生を勝ち飾り、福智無量の社会を創り広げていっていただきたいのであります。
本日、集ったリーダーの皆さんは、各国にあって依怙依託の存在として、同志を真剣に守り支えておられます。これほど尊い、崇高なる生き方はありません。
それだけに言うに言われぬ苦労も多いでしょうが、だからこそ、生命に陰徳陽報の「心の財」が厳然と積まれ、わが身が三世にわたって燦然たる栄光に輝いていくことは、経文に照らし、御書に照らして、絶対に間違いありません。
欧州大陸という慈折広宣流布の大ロマンの天地に、同じ時に生まれ合わせ、苦楽を共にする深厚なる縁で結ばれた皆さんは、これからもさらに、心一つの創価家族として、どこよりも仲良く、賢く、励まし合って前進していかれることを念願してやみません。
いよいよ、世界宗教としての本格的な出発です。その中核は欧州です。
多民族が共存する欧州の同志が、人類の真の平和のため、麗しい団結と調和に満ち、人間共和の理想へ凜々しく羽ばたき、社会に共感と安心を広げゆく姿こそ、全SGIの希望の象徴です。
大聖人は『日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』(P1463)と仰せになられました。
世界の模範と輝きわたる欧州の異体同心の明るく、にぎやかな勝利の大行進で、人類に限りない勇気と希望を贈り、平和と栄光の地球文明の明日を開いていっていただきたいのであります。
私は妻と共に、敬愛する皆さん方が、ますます健康で、無事安穏であられますことを、深く強く、祈り続けてまいります。
さあ、共々に、学会創立100周年、そして欧州広布100周年へ、新たな広宣流布の大航海を開始しようではありませんか!
かけがいのない各国の同志の皆さんに、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。お元気で!

2016年1月21日木曜日

2016.01.21 わが友に贈る

男女青年部の勢いに
皆の心は躍動する!
勇気と希望が広がる!
広布のロマン胸に
さあ拡大の先駆を!

松野殿御返事 P1384
『都て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ事にふれて移りやすき物なり、鎧を著たる兵者は多けれども戦に恐れをなさざるは少なきが如し』

☆こころに響く言葉 家族の健康
新しい家庭像のためには、何よりも健康であれと祈りたい。
エマソンが言うように、「健康は第一の富」である。
家族の喜びは、何よりもまず健康に左右される。
健康で明るい家庭こそ、いっさいの社会活動を向上させる源泉である。

☆女性に贈ることば 一月二十一日
人間としての強い芯をもちつつ、謙虚さのなかに美しい品格と知性を輝かせていきたい。

☆今日のことば365 一月二十一日
長い生涯から
 振り返ってみれば
現在の労苦が
 最も思い出深き歴史に
  変わることだろう

☆勝利の人間学 第88回 常勝の方程式に学べ
◇一切の根本は強き祈りから
日蓮大聖人は『法華経の行者の祈る祈は響の音に応ずるがごとし・影の体にそえるがごとし』(P1347)と仰せである。
新たな戦いを始めるには、まず祈ることだ。
状況が厳しいと嘆く前に、まず祈ることだ。
自分には力がないなどと、卑下することはない。題目三唱も、朗々と唱えれば、滾々と勇気が湧いてくる。力が漲ってくるではないか。
60年前、あの『大阪の戦い』に臨んで、私は『一人でも多く、このたびの大法興隆の戦列に加わって味方となること』を祈った。
わが関西の同志は、この私の一念と心を合わせ、祈って、動いて、『"まさか"が実現』と驚かれる栄光の歴史を残してくれた。
我らは『広宣流布』『立正安国』という最高の目的へ、最高の祈りから出発するのだ。

◇拡大の突破口は最前線にあり
『自らが動け!一番苦労している最前線の尊き同志を励ませ!』。これが、わが恩師・戸田城聖先生の一貫した御指導であった。
この師の叫びのままに、私は青年らしく、大阪中を駆け巡った。一人また一人と会い、語り、誠実に励ましていった。そこから突破口を開き、波動を起こしていったのである。
リーダーが動いた分、勇気は広がる。
リーダーが尽くした分、人材は育つ。
リーダーが心と心を結んだ分、団結は強まり、地涌のスクラムが築かれるのだ。

◇今日を負けるな、明日も勝て!
『命巳に一念にすぎざれば仏は一念随喜の功徳と説き給へり』(P466)と説かれる。
大事なのは今の一念であり、今この時だ。これまでがどうか、ではなく、これからをどうするかだ。未来は、いくらでも変えられる。
ゆえに、朝の勤行・唱題から出発して、今日一日を戦い切ることだ。壁が立ちはだかっても『当たって砕けろ』の心意気で、思い切って挑むことである。若いのだ。失敗しても前を向いて、明日また挑戦すればよい。
たくましく、朗らかな『負けじ魂』の一日一日が、自分自身を不敗にする。
わが後継の青年よ、常勝の青春を進め!

2016年1月20日水曜日

2016.01.20 わが友に贈る

仏法は「今日」を勝ち
「明日」を開く力だ。
時代が求める
希望の大哲学を
勇んで学び語りゆけ!

佐渡御書 P961
『佐渡の国は紙候はぬ上面面に申せば煩あり一人ももるれば恨ありぬべし此文を心ざしあらん人人は寄合て御覧じ料簡候て心なぐさませ給へ』

☆こころに響く言葉 社会の平和は家庭の平和から
不幸ですさんだ家庭というものは、どうしても社会を白眼視し、
反抗的であり、投げやりで無責任になりやすい。
社会といったところで、各家庭の集団である。
平和な家庭なくして平和な社会があるはずはない。

☆女性に贈ることば 一月二十日
兄弟のなかでも病弱だった私は、兄たちよりも母に心配をかけた。
戦後、私が夜学に通っていた頃、どんなに遅く帰っても、母は必ず待っていてくれた。うどんを温めては、「たいへんだったね。たいへんだったね」というひと言に、無限の母の慈愛を身に感じたものである。

☆今日のことば365 一月二十日
もし、かつての、美しいままの、"愛国心"の理念にあたるものを、現代に求めるとすれば、それは、世界全体を"我が祖国"とする人類愛であり、世界愛でなくてはならぬであろう。

☆新時代を創る 第2回 幸福は友のために生きる中に
阪神・淡路大震災から21年。お亡くなりになられた全ての方々を追善し、懇ろに題目を送らせていただいております。
生命は永遠です。亡き家族も、今を生きる皆様と一体です。笑顔で見守っておられると確信します。
皆様が、大災害にも屈せず、人間の復興を成し遂げてこられた姿は神々しい。その尊き希望の灯は、東北はじめ全世界で災害と闘う人々の胸に明々と受け継がれています。
深い悲しみも、不屈の心で、崇高な使命に昇華された。まさに仏であり、地涌の菩薩にほかならない。
自ら誓いを立て、行動するのが菩薩だ。菩薩が発す『四弘誓願』の第一で、日蓮大聖人が『肝要』とされたのが『衆生無辺誓願度』である。(P846)
すなわち『全ての衆生を生死の苦しみから救済し、成仏に導こう』との誓いに生き抜く。その崇高な誓いのまま、人々の苦悩に真っ正面から取り組み、社会に価値創造していくのだ。
ここに最極の生きがいが光る。『人を幸福にする』ことこそが『自分を幸福になる』道だからである。

この世から『悲惨』の二字をなくしたい。これが戸田先生の願いであられた。
その師の心をわが心として、60年前、私は『大阪の戦い』に打って出た。
青年部の友と一緒に勤行する際、こう語り掛けた。
自分の身近に、悩んでいる人はいないか。父母は、元気か。祖父母は、どうか。近くのおじさんやおばさん、知り合いの中で、悩んでいる人は、いないかと。
自分が縁する一人一人のために祈り、尽くし、皆の力を引き出して戦うのだ。
戸田先生が『対話においては、相手の悩みの中心に触れ、相手が求めるものに応えていくのだ』と教えられた通り、友の苦しみを除き、喜びを分かち合って、世界に希望を創り広げる。これが慈折広宣流布だ。
真冬の今、木々は春の芽吹きの準備をする。厳寒を越えて、桜梅桃李の劇は始まる。我らも、幸福と勝利の春へ、心も軽く、朗らかに友情の対話を広げよう!

2016年1月19日火曜日

2016.01.19 わが友に贈る

積雪や路面凍結に警戒!
歩行・運転時の
転倒・スリップに注意を。
配達員や高齢者はじめ
無事故の声掛けを必ず。

椎地四郎殿御書 P1448
『大海へ衆流入るされども大海は河の水を返す事ありや、法華大海の行者に諸河の水は大難の如く入れどもかへす事とがむる事なし、諸河の水入る事なくば大海あるべからず、大難なくば法華経の行者にはあらじ』

☆こころに響く言葉 姑は最も手近な師匠
何になるにせよ、一人前になるには、修行が必要である。
理髪師、調理師、ジャーナリスト、法律家等々みな、しかりである。
主婦だけ、その例外ということはありえないはずだ。
修行するには、当然、師匠ないし、先輩がいなければならない。
主婦にあっては、よき姑が、最も手近な師匠となる。
それを拒否している限り、本当の修行はできまい。
姑も、自身が習い学んだ伝統のかずかずを、後世に残すため、
誇りと愛情を持って、嫁に教えるべきだと思う。

☆女性に贈ることば 一月十九日
どんなに可憐な野の花も、決して、ひ弱ではない。
弱いように見えて強い。風にも、雨にも負けない。
同じように、「何があっても負けない!」というのが、私たちの合言葉だ。

☆今日のことば365 一月十九日
いつの時代も、いかなる立場であっても、つねにもっとも尊敬されたのは、人間らしい心をもち、人間らしく生きぬいた人である。

◎昨日の聖教一面、中等部結成記念首都圏大会に娘が参加させていただきました。本人にしかわからないけど写真に移っているようです!(^^)!

2016年1月18日月曜日

2016.01.18 わが友に贈る

◇今週のことば
訪問激励こそ拡大の力
地道に「足を運び」
話を「よく聴き」
真心で「讃え励ます」
大誠実がドラマを生む!
2016年01月18日

南条殿御返事 P1530
『法華経を山中にして読みまいらせ候人をねんごろにやしなはせ給ふは、釈迦仏をやしなひまいらせ法華経の命をつぐにあらずや、妙荘厳王は三聖を山中にやしなひて沙羅樹王仏となり、檀王は阿私仙人を供養して釈迦仏とならせ給ふ、されば必ずよみかかねどもよみかく人を供養すれば仏になる事疑ひなかりけり』

☆こころに響く言葉 生きることの意味を問う動物
ある意味で、「人間」とは、反省する動物とも言われるごとく、
生きることの意味を問う動物であると表現することもできよう。一方では、
日常生活のサイクルに身をゆだねながらも、他方では、そこに空しさを感じ、
より自分を生かす道を考えるものである。
向上する意欲は、この「反省」という素朴な態度から、
生まれるのではないだろうか。反省は、けっして後悔や懐古趣味ではない。
過去を過去として振り返るのではなく、明日の自分自身を見つめて、前へ進むことである。

☆女性に贈ることば 一月十八日
身だしなみや服装を整え、清潔に、きちんとしていくこと。
世界の一流の人格というのは、その点にも心を配っている。

☆今日のことば365 一月十八日
私は、私なりに、音楽というものは、生きものであると感じている。心の感動を、音に託して、はじめて音楽は成り立ち得るものと思うし、心と心の共鳴以外のなにものでもない----と思っている。

☆辻武寿指導の要点 妙法の当体
「一心欲見仏、不自惜身命」とあるように、真剣に祈らなければならない。この自分を御本尊と同じにしてくれるのか、本当に有り難いと思って題目をあげていけば、我が身が南無妙法蓮華経になるのだ。
仏に病気の仏や貧乏の仏などいない。
従って悩みは解決するのだ。だから人間革命できる。こうした事が出来るのは人間だけの特権だ。犬はワン、猫はニャン、豚はブーだ。犬や猫は、南無妙法蓮華経は唱えられない。ブーはどこまでもブーで、南無妙法蓮華経ではない。従ってニャンやブーでは成仏できない。仏性は出ないのだ。
私達の体は、妙法の当体です。御義口伝にある。頭は妙なり、喉は法なり、であるに、頭が痛いというのは、それは妙法の頭ではなく邪宗の頭だから痛いのだ。腹が痛い、内臓が悪いというのは妙法の腹ではないからだ。邪宗の腹だから悪いのだ。また、足が動かないというのもそうだ。妙法の足なら動くのだ。それは邪宗の足だから動かないのだ。

2016年1月17日日曜日

2016.01.17 わが友に贈る

創価の集いには
魂の触発がある。
人間性の輝きがある。
皆が参加できるよう
励ましと声掛けを!

南条殿御返事 P1529
『釈迦如来の末法に世のみだれたらん時王臣万民心を一にして一人の法華経の行者をあだまん時此の行者かんぱちの小水に魚のすみ万人にかこまれたる鹿のごとくならん時、一人ありてとぶらはん人は生身の教主釈尊を一劫が間三業相応して供養しまいらせたらんよりなを功徳すぐるべきよし如来の金言分明なり』

☆こころに響く言葉 強く生きぬける人間に
女性であるとともに、人間としての確立が必要である。
むしろそれが根本的には、第一義の問題になる。
どのようなことがあっても、崇高に、強靭に生ききれる人間としての強さ、
そしてまた福運というものを養っていくことが大切であろう。

☆女性に贈ることば 一月十七日
約束を守る人が、人間としていちばん偉い人である。
誓いを果たす人が、いちばん苦しそうに見えて、いちばん幸福な人である。

☆今日のことば365 一月十七日
僕は 今日も学ぶ
僕は 今日も書く
 この人間の姿勢を
  生涯 崩さずに
   今日も 僕は進む

☆「成人の日」記念勤行会へのメッセージ
新成人の皆さん、希望あふれる門出、誠におめでとう!  私も、凜々しき皆さんの晴れ姿を見守り、題目を送っております。
大空には鳥の道がある。大海には魚の道がある。同じように、人間にも歩むべき正しき道があります。
その幸福と勝利の軌道を、たゆみなく進んでいける原動力こそが、信仰です。若くして世界第一の大哲学を持った皆さんが、どれほど尊く、強く、誇り高いか。
日蓮大聖人は、仰せになられました。
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』(P1351)と。
「祈りとして叶わざるなし」の妙法です。
「絶対勝利」の信心です。
この大確信で題目を唱え抜くなかに、何があっても負けない、最高に充実した青春の一日一日を、必ず必ず勝ち開いていくことができるのです。
この度、皆さんの成人を祝して、お隣・韓国の済州島に立つ、韓日友好研修センターに、アラカシの木を植樹いたしました。
アラカシという木は、やせた土地にも耐えて根を張り、強靭な材質を創り上げます。そして、まっすぐに大樹へと伸び、年中、青々と茂るといいます。
どうか、皆さんもまた、未来の大空へ、わが志を天高く貫いていってください。
そして、努力の根、忍耐の根、挑戦の根を深く張りながら、後継の大樹へと成長していただきたいのです。
大切な大切な皆さんに、韓国の大教育者の「着実は成功の基礎である」との叫びを贈ります。
君よ、貴女よ、希望の太陽と輝きわたれ!
師子王の勇気で勝ちまくれ!
父母を大切に! ご家族を大切に! 友人を大切に!
愛する皆さんに健康あれ! 活躍あれ! 栄光あれ! と妻と共に祈りつつ。

2016年1月16日土曜日

2016.01.16 わが友に贈る

我らの対話は
「励ましの力」
「希望の光」
「生命蘇生の新風」
勇んで友のもとへ!

開目抄下 P236
『仏法を壊乱するは仏法中の怨なり慈無くして詐り親しむは是れ彼が怨なり能く糾治せんは是れ護法の声聞真の我が弟子なり彼が為に悪を除くは即ち是れ彼が親なり能く呵責する者は是れ我が弟子駈遣せざらん者は仏法中の怨なり』

☆こころに響く言葉 人間にとっての出発点であり帰着点
人間であるということは、私たち人間にとっては、
いっさいの出発点であるとともに、
いっさいの帰着点であり、
あらゆる生き方の規範と言うべきであろう。
この自明の理が見失われ、どこかに置き忘れられているところに、
現代人の最大の不幸があるとも言えるのではあるまいか。

☆女性に贈ることば 一月十六日
どんなに忙しい毎日であっても、口元に出そうになる愚痴をニッコリと笑顔に変え、家族や周囲の人をほめたたえていけるような心のゆとりをなくさないでほしい。

☆今日のことば365 一月十六日
人の心の、移り変わりの激しさを、憤りたくなることがある。所詮、唯一人、強く生き抜くことだ。堂々と、伸びのびと、大地を闊歩して。

☆辻武寿指導の要点 胸中の御本尊
「我が如く等しくして異ならしむること無けん・・・如我等無異」とある。
「御本尊様、あなたと同じ命を私にも顕わせて頂けるのですか」と感謝して題目をあげていくべきだ。題目をあげていけば、我が身、南無妙法蓮華経になるのだ。
「皆成仏道の法華経と久遠實成の釈尊と我等衆生、全く差別なしと悟りて南無妙法蓮華経と唱うるところを生死一大事の血脈とは言うなり」とあるではないか。それを本当かなと思ったり疑えば、自分と御本尊は、もう離れている。差別ありとしているから血脈がうすい。したがって功徳も少なくなるのだ。
「此の御本尊全くよそに求むることなかれ、只我等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におわしますなり」
と、我々自身の中に南無妙法蓮華経があるのだ。
しかし、その南無妙法蓮華経は、なかなか出てこない。出せない。出せないから凡夫というのだ。
では、どうすれば出るのか、それは声で出すのだ。
桜の花を見て「綺麗だなあ」、
月を見て、「いい月だなあ」
またゴキブリを見て「いやだなあ」と思うのも目で見る事によって、そうした生命が出るし、感じるのだ。
いい音楽を聞いて「ああいいなあ」。
また会長のテープを聞いて感激し決意する。
これは耳を通してそうなるのだ。
御本尊に対しては、声で関係するのです。即ち南無妙法蓮華経と声を出して唱える事によって、我が身の仏性が涌現するのだ。
「声仏事を為す」とある。題目をあげていけば仏性が涌現するのだ。爆発するのだ。
詐欺や泥棒に会えば、この野郎という命が爆発する。悩みの命が爆発すれば、自殺もする。
仏の生命や貧乏の悩み等、全て解決するのだ。
何故なら「いかなる病、障りをなすべきや」とあるではないか。貧乏は「幸を万里の外より集むべし」とある。「自我得仏来」だ。そのためには、いい加減な題目ではダメだ。誰かが与えてくれるだろうと思うのは間違いだ。それなら「他我得仏来」になる。そんなものではない。

2016年1月15日金曜日

2016.01.15 わが友に贈る

御聖訓「一つ心なれば
必ず事を成ず」と。
団結が力を倍加する!
広布と人生の大目的へ
心を合わせて進もう!

持妙法華問答抄 P465
『一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし』

☆こころに響く言葉 自己完成への努力の連続
英知といい、創造性といい、さらに、レジャーを楽しむ、さまざまな遊びといい、
「人間であろうとする意欲」の実際生活面にあらわれた、一断面にほかならない。
したがって、それらの行動は「人間である」との矜持に立って、
はじめてプラスの価値を持ちうるのであろう。
人間の一生は、自己完成への努力の連続であり、
死の瞬間に至るまで「人間であること」の証明のつみかさねでなくてはならない。

☆女性に贈ることば 一月十五日
家庭はつくられたものではない。つくるものである。建設すべきものである。

☆今日のことば365 一月十五日
生き生きと希望に燃えた青春を送るためには、まず健康であることが大切である。そして、人に迷惑をかけないことを大前提に、若々しい、二度と来ない若い時代の歴史を、人生行路の思い出を、美しく刻んでゆけるような、悔いのない青春を生きていただきたい。

☆辻武寿指導の要点 喜びの題目
こうしたことは目に見えない。だから日々の勤行や唱題を怠けてしまうのだ。恐ろしい事だ。
「一切衆生、南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」とあるが、本当にそう思って勤行しているかどうかだ。
勤行しながら「足が痛いなぁ」とか「一体誰がこんな長い勤行を決めたのだ、もっと短く出来ないのか」と思ってる様ではいけない。勤行・唱題が出来る事が、何にもまして最高に楽しいというのでなければダメだ。
「所詮、南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」とある。
結婚することは嬉しいことだろう、しかし南無妙法蓮華経は、それ以上に嬉しいのだ。何億のお金が貯まったということも嬉しいだろう、しかし、それ以上に嬉しいのだ。また永年の宿願でもあった家をやっと新築する事が出来た。それも嬉しいだろうが、南無妙法蓮華経はそれ以上だ。なかなか出来なかった子供がやっと生まれた。これも嬉しい事だろう。しかし南無妙法蓮華経は、もっともっと嬉しいのだ。
このように思って感謝して題目をあげているか自分の心に問いなさい。御本尊からすれば出してあげたい功徳の100%を頂いているかどうか、おそらく皆はその10%から20%で終わっているのではないかと思う。そんな状態では、大きな宿命に負けてしまう。
何故、御本尊に題目をあげれば功徳があるのか、また題目をあげる、その題目が、病気のためにあげたなら、その病気にしか効かない。また、商売のためにあげたなら、その商売だけにしか効かない。そんなことはない。御本尊は私と同じ生命にしてあげようとおっしゃっている。

2016年1月14日木曜日

2016.01.14 わが友に贈る

新時代を担い立つ
創価班・牙城会の
大学校の若師子よ!
今こそ壁破る挑戦を!
青春勝利の歴史を綴れ!

種種御振舞御書 P911
『わづかの小島のぬしらがをどさんををぢては閻魔王のせめをばいかんがすべき、仏の御使となのりながらをくせんは無下の人人なり』

☆こころに響く言葉 より人間らしくあろうとする努力
人間を、人間たらしめる条件は何か。
ある人は英知といい「ホモ・サピエンス」と人間を名づけた。
ある人は、工作することに特質を認め「ホモ・ファーベル」と呼んだ。
オランダの歴史家ホイジンガは、遊戯することに人間の特質を認め
「ホモ・ルーデンス」と定義づけている。
これらの学説は、みな、それなりに、人間ならではの特質を、
端的にとらえたものであろう。
とはいえ、そのいずれも、人間の全体像を表現したものでないことは明白である。
もう一歩、深いところに、それらを総括するものがなければならない。
私は、あえて、これを"自己感性への意志"と名づけたい。
つまり、人間は、自ら人間であることを自覚するとともに、
より人間らしくあろうと努力することによって、
真実の人間となることができるのではなかろうか。

☆女性に贈ることば 一月十四日
学校では、学生として、真剣に生きる。家庭では、娘として、正直に生きる。結婚すれば、妻として、立派に生きる。
自分が今いる、その場所で、その立場で、周囲と協調しながら、一生懸命に生きていく。それが「謙虚」です。
反対に、周りのことなど考えないで、自分のやりたいようにやるのは「倣慢」です。
倣慢は不正義です。人を不幸にします。
謙虚は正義です。人を幸福にします。

☆今日のことば365 一月十四日
文学における古典は、人間の本質を知るうえに、欠かすことのできない手がかりとなろう。そこには、時代的な制約も、もとよりあろうが、時代を超えて、変わらぬ、人間性のありのままが、見事に描きだされているといってよい。

☆辻武寿指導の要点 今日は本当の信心の話をしたい。本当の信心の前進が出来なければいけない。
勤行というのは命に直接関係がある。
命に関係あるものに3つある。先ず食べる事と寝る事だ。栄養を撮らなければならないし、寝なければならない。この2つは誰でもよく分かるし皆やっている。あの人が気にくわないから、今日は食べる事はやめたとか、もう寝るのを止めるなんて事はしない。ところが、勤行については、ちょっと何かあるとやめてしまう人がある。これは勤行や題目が自身の命に直接関係あることを知らないからだ。
題目をあげれば自分の運命を良くする。あげなければ、どんどん悪くなる。やらなければ、自分の本来の運命が念仏の運命や真言の運命の方へ向いて行ってしまう。また本来の胃腸が弱いというような病気の運命、貧乏の運命の方へ引きずられてしまうのだ。

☆辻武寿指導の要点 喜びの題目
こうしたことは目に見えない。だから日々の勤行や唱題を怠けてしまうのだ。恐ろしい事だ。
「一切衆生、南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」とあるが、本当にそう思って勤行しているかどうかだ。
勤行しながら「足が痛いなぁ」とか「一体誰がこんな長い勤行を決めたのだ、もっと短く出来ないのか」と思ってる様ではいけない。勤行・唱題が出来る事が、何にもまして最高に楽しいというのでなければダメだ。
「所詮、南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」とある。
結婚することは嬉しいことだろう、しかし南無妙法蓮華経は、それ以上に嬉しいのだ。何億のお金が貯まったということも嬉しいだろう、しかし、それ以上に嬉しいのだ。また永年の宿願でもあった家をやっと新築する事が出来た。それも嬉しいだろうが、南無妙法蓮華経はそれ以上だ。なかなか出来なかった子供がやっと生まれた。これも嬉しい事だろう。しかし南無妙法蓮華経は、もっともっと嬉しいのだ。
このように思って感謝して題目をあげているか自分の心に問いなさい。御本尊からすれば出してあげたい功徳の100%を頂いているかどうか、おそらく皆はその10%から20%で終わっているのではないかと思う。そんな状態では、大きな宿命に負けてしまう。
何故、御本尊に題目をあげれば功徳があるのか、また題目をあげる、その題目が、病気のためにあげたなら、その病気にしか効かない。また、商売のためにあげたなら、その商売だけにしか効かない。そんなことはない。御本尊は私と同じ生命にしてあげようとおっしゃっている。

2016年1月13日水曜日

2016.01.13 わが友に贈る

厳しい寒さが続く。
万全の防寒対策を!
うがい・手洗い励行し
風邪を引かないように。
健康を強盛に祈り抜け!

松野殿御返事 P1388
『但在家の御身は余念もなく日夜朝夕南無妙法蓮華経と唱え候て最後臨終の時を見させ給へ』

☆こころに響く言葉 結婚生活は楽園ではない
現代女性は、一般的傾向として、結婚生活を楽しい幸せな未来の縮図であるかのように単純に考えるところに、失望と破綻をまねく根本的な原因があることを知る必要がある。
むしろ結婚は、未婚時代にはなかった、新しい、さまざまな苦労が倍加すると覚悟してかかって当然なのである。

☆女性に贈ることば 一月十三日
子どもを一個の人格として尊敬できる親こそ、立派な家庭人というべきである。このような家庭人が、社会にあってはよき社会人であることは疑いのないところである。

☆今日のことば365 一月十三日
自己を批判しすぎて、消極的になる人あり。
自己を、深く思索、反省して、勇然と、突進できる人もあり。
愚かな、自己批判より、青年らしく、常に、あたって砕けゆく、根性が、大切であろう。

☆御書と歩む 第1回 壮大な広布のドラマを
『法華経の第七に云く「我が滅度の後後の五百歳の中に広宣流布して閻浮提に於て断絶せしむること無けん」等云云、経文は大集経の白法隠没の次の時をとかせ給うに広宣流布と云云』(撰時抄、P258)

◇通解
法華経の第7巻には「我が滅度の後、後の五百歳の中に広宣流布して、この閻浮提に於て断絶させてはならない」(薬王品第23)と。このように経文には、大集経の白法隠没の次の時を説き示して広宣流布と言っている。

◇同志への指針
広宣流布は世界と未来へのたゆまぬ流れである。一閻浮提広布を絶対に断絶させない日蓮大聖人から託された、この壮大な遺命に、創価の師弟は立ち上がった。
全同志の奮闘で大法弘通の大河は水かさを増し、地涌の人材の沃野は広がつている。万年の広宣の遠征を共に励まし、共々に進もう。この一年、栄光と勝利の日々を、御書と歩みゆこうではないか!

2016年1月12日火曜日

2016.01.12 わが友に贈る

地区部長・婦人部長は
わが地域と同志の
幸福責任者なり!
広布最前線を駆ける
尊き奮闘に心から感謝!

富木殿御返事 P962
『粗経文を勘え見るに日蓮法華経の行者為る事疑無きか但し今に天の加護を蒙らざるは一には諸天善神此の悪国を去る故か、二には善神法味を味わざる故に威光勢力無きか、三には大悪鬼三類の心中に入り梵天帝釈も力及ばざるか等』

☆こころに響く言葉 感謝する気持ち
人間である以上、親に育てられ、師に教えられ、
社会の恩恵を受けた事実は、誰も否定することはできないであろう。
もし、そうした事実に少しでも感謝する気持ちがないとしたら、
その人はもはや人間ではなく動物以下だといわれても、やむをえない。
そして、その人は、必ず人びとから見捨てられ、
悔い多い人生を送る場合が多かろうと思う。

☆女性に贈ることば 一月十二日
心の置き方ひとつで決まる。「楽観主義で生きよう」と決めれば、逆境も苦難も、人生のドラマを楽しむように、悠々と乗り越えていくことができる。
心の窓を大きく開いて、希望の青空を仰いで生きることだ。
「明日はきっと、よくなる!」−−と。

☆今日のことば365 一月十二日
一人の偉人を育てるよりも
 私は 健全なる 常識人を求めたい
偉人には
 多くの犠牲者をともなうことを
  恐れるからだ

☆新時代を創る 第1回 広布と人生 いざや勝て
新しい決意で広布に走りゆく全同志と共に、『世界広布新時代 拡大の年』を元気にスタートすることができ、本当にうれいしい。
大切なご家族、ご友人と一緒に、創価の新春は、千客万来の賑わいである。
晴れわたる元朝、同志を迎える広宣流布大誓堂は、青空に月が浮かび、飛行機雲が一直線に伸びて、鮮やかな天空の劇が荘厳した。
飛行機は、ひとたび離陸したならば、何があろうと必ず目的地へと到達する。
我らもまた、悪戦苦闘を突き抜け、一生成仏という大目的へ向かって、まっすぐに、勇気ある信心で、生きて生きて生き抜くのだ。
戸田先生は言われた。
『鐘は強く打てば強く響き、弱く打てば弱く響く。御本尊も同じだ。こちらの信力・行力によって、仏力・法力が現れ、大功徳があるのだ』と。
広布の誓願の祈りに勝る力はない。
朗々と題目を響かせて、あの地でも、この地でも、人材が踊り出る。幸福の実証が開花する。そういう大願成就の年にしていきたい。

日蓮大聖人は、『此の経文は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし』(P1310)と仰せになられた。
妙法を唱え、行じ、弘めゆく我らは、この一年も、師子王のごとく、大鷲のごとく、全てを悠々と厳然と勝ち越えゆくことを決意し合いたい。
皆さんの尊き連続闘争によって、今や全世界192カ国・地域で活躍するSGIの同志の歓喜の勝鬨が、絶え間なく、地球上に轟きわたる新時代を迎えた。
いよいよ、これからが、我ら創価家族の本舞台。
この正月、私も妻と大誓堂で勤行し、全同志が、ますます健康で長寿であられるよう、和楽のご家族と悔いなき大勝利の一日一日を力強く歩みゆかれるよう、ご祈念しました。さらに強盛に祈り抜いていきます。

いざや勝て
 広布と人生
  凱歌あれ

2016年1月11日月曜日

2016.01.11 わが友に贈る

◇今週のことば
華陽姉妹のロマン総会!
「女子は門をひらく」
平和は女性の対話から。
希望と友情を広げよう!
大成功へ温かな応援を。
2016年01月11日

生死一大事血脈抄 P1337
『然れば久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我等衆生との三つ全く差別無しと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』

☆こころに響く言葉 簡単なことが以外とむずかしい
思いやりとか、誠実とか、折り目の正しさといった、
身近な人生の姿において、成長していくこと、
それが「人間として生きる」ということなのではないだろうか。
簡単なことのようであるが、実は、
この簡単なことが意外とむずかしいのである。

☆今日を輝いて生きる指針 一月十一日
私は負けない。
幸福とは、まず負けないことだ。

☆今日のことば365 一月十一日
地に倒れた者は、地によって起つといわれる。また、麦は踏まれてこそしっかり育つという。人間が、人間関係や社会関係での失敗で、立ち上がれぬはずはない。失敗したからと自暴自棄になるのは人生を、自ら放棄することである。むしろこの時こそ、より冷静に、賢明に、教養豊かなあなたを生かしきることである。

☆世界広布新時代 第15回本部幹部会へのメッセージ
全世界の同志と共に、かくも明るく、賑やかに、希望みなぎる新春をスタートすることができました。これほどうれしいことはありません。
遠路をいとわず、海外から寒い日本へお越しくださった、崇高な求道のリーダーの皆さん、本当にありがとうございます。
アメリカの皆さん! ブラジルの皆さん! ヨーロッパの皆さん! 香港の皆さん!
タイ・カンボジアの皆さん! そして韓国の皆さん! 私も、一人一人と固い心の握手を交わす思いで、お迎えしております。
何より御本仏・日蓮大聖人が、世界広宣流布への勢いを増して大前進しゆく創価家族の晴れの姿を、こ賞讃してくださっているに違いありません。
大聖人は、打ち続く一家の試練を乗り越えながら、毅然と新年を出発した一人のお母さんをねぎらい、讃えられました。
『春のはじめに、ご一家のお喜びが、花のごとく開け、月のごとく満ちてこられたと伺いました』(P1575、通解) と。
この一年、日本中、世界中のわが同志とご家族が、ますます福徳の花を爛漫と咲き薫らせ、いよいよ満月のように所願満足の悔いなき人生を勝ち開いていかれますように、私は妻とひたぶるに祈り抜いてまいります。

時代は荒海のごとく激しく揺れ動いています。だからこそ、私たちは、御書という最高無上の大哲学の羅針盤を厳と抱きしめて、広布と人生の航路を断固として進んでいきたい。
「日女御前御返事」の一節に——
『此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり』(P1244)。そして、『此の御本尊も只信心の二字にをさまれり』(同P)とあります。
日蓮仏法が、どれほど深遠に、どれほど明晰に、生命の尊厳を説き明かしているか。妙法を信受した、この私たちの命それ自体が、根本尊敬の当体であるとまで、示されているのであります。
ゆえに、自分を卑下などしては、決してなりません。
宇宙の大法則と完璧に合致して、最極のわが胸奥に輝き光らせていけるのが、「信心」の二字であります。
したがって、この真髄を深く実践していくならば、まだまだ計り知れない智慧と力を引き出すことができる。汝自身が、荘厳なる生命の宝塔として、いかなる「生老病死」の苦悩にも負けず、「常楽我浄」という、希望と歓喜の光を、そして幸福と平和の光を、未来永遠に放っていくことができるのであります。
「拡大」を掲げた本年、私たちは、自行化他の題目をいやまして轟かせながら、この信心の底力を思う存分に発揮し、今までの壁や殻を大きく打ち破る挑戦を、痛快に開始しようではありませんか!

牧口先生、戸田先生の悲願は、法華経の眼目たる無量千万億の地涌の菩薩を呼び出し、行き詰まった社会を打開しゆく正義の信念の人材、価値創造の力ある人材を、我ら民衆の大地から、陸続と送り出していくことでありました。
今、日本も、世界も、この「地涌の人材」「創価の人材」を切望してやまない時代に入っております。何も臆する必要はありません。
かけがえのない一人一人を、これまでにもまして、慈しみ、励まし、育てながら、地域も、社会も、国土も、さらに人類の宿命まで大転換しゆく「人材の大河」を滔々と流れ通わせていきたいのであります。

うれしいことに、男女青年部がたくましく、凜として成長してくれています。
思えば、65年前の1月、戸田先生と私は、最も苦しい試練の冬にありました。その真っ只中で、青年の私は誓いを書き留めた。
「現実の戦いは、勝つことだ。信心と、勇気とで、道を開き、勝つことだ」と。
そして、阿修羅のごとく戦い抜き、勝ち切って、戸田先生の第2代会長ご就任の道を開き、今日に至る「立正安国」「世界広宣流布」へ、拡大の道を開いてきたのです。
希望に燃える新成人の皆さんをはじめ、わが信ずる後継の青年部に「現実の戦いは、勝つことだ。信心と、勇気とで、道を開き、勝つことだ」—— との青春勝利の誓願を託して、私のメッセージといたします。

2016年1月10日日曜日

2016.01.10 わが友に贈る

地道な家庭訪問
こまやかな個人指導が
飛躍の原動力だ!
一対一の語らいから
希望の万波は広がる!

立正安国論 P26
『天下泰平国土安穏は君臣の楽う所土民の思う所なり、夫れ国は法に依つて昌え法は人に因つて貴し国亡び人滅せば仏を誰か崇む可き法を誰か信ず可きや、先ず国家を祈りて須く仏法を立つべし』

☆こころに響く言葉 生涯を建設の連続に
人生は最後の一瞬まで、建設の連続でありたい。
この心構えを生涯持ち続けるかどうかが、
その人の人生の価値を決定すると言っても過言ではないと思う。
常に人生の前進、常に人生の成長を続けていくことだ。
そこにのみ若さがあり、人間としての尊さがあるであろう。

☆今日を輝いて生きる指針 一月十日
苦労さえも美しさに変えるような生き方とは何か。それは世界でたったひとつしかない自分の人生を愛おしみ、一日一日をていねいに生き、一生を自分らしく仕上げていくことではないか。その人には愚痴がないし、いつまでも若々しい心の張りがある。心の張りは健康もつくつていくのである。

☆今日のことば365 一月十日
正義感、勇気、誠実、思いやりなど、人間らしい人間としての要件も、源をたどれば、生命、人格を尊重する考え方が確立されたとき、本当に人間らしい人間として、人格の完成もあるといえましょう。

2016.01.09 わが友に贈る

人間主義の輝く時代へ
「祈り」を深め
「境涯」を開き
「勇気」の挑戦を!
自らが先頭に立て!

南条殿御返事 P1535
『あえてこれよりの心ざしのゆわきにはあらず、各各の御信心のあつくうすきにて候べし』

☆こころに響く言葉 偉大な目的にともに進む
長い人生を何があっても、一人の男性とともに、
同じ偉大な目的を持ってともどもに歩むことのできることに、
結婚の真の幸福があると私は思っている。

☆今日を輝いて生きる指針 一月九日
母親のなにげない笑顔や振舞いは、暗い部屋に窓から明るい光が差し込むように、花の香りが薇郁と周囲を包んでいくように、子どもの心のなかに染み込んでいくものです。

☆今日のことば365 一月九日
人が苦境に立ったとき、多くの人は見て見ぬふりをする。かかわりあいを恐れたり、またおっくうがったりして、遠ざかってゆく。そんなときの親切は、真心と、勇気ある人以外は、できないことであろう。

☆未来の翼 第22回 香港の輝く港からわが青春勝利の原点を築こう
If Winter comes,
can Spring be far behind?
(冬来たりなば、春遠からじ)

人類に希望の春を告げゆく、若き太陽の皆さん!
「世界広布新時代 拡大の年」が開幕しました。皆さんと一緒に、晴れやかに新年を迎えることができて、本当にうれしい。
皆さんこそ、「新時代の拡大」の主役です。その拡大とは、何から始まるのでしょうか――。
世界へ、宇宙へと、心を開いていくことです。夢を大きく広げることです。挑戦の一歩、学びの一歩を踏み出していくことです。そして、一人また一人と、青春勝利のスクラムを組んでいくことです。
お正月に認められた御書には、『さいわいは心よりいでで我をかざる』(P1492)と仰せです。
皆さんの「心の拡大」から、人類の希望が生まれます。皆さんの「友情の拡大」から、平和の光が輝き出します。皆さんの「努力の拡大」から、世界の幸福の明日が開かれるのです。
私の胸には今、新春を喜び合う、世界192カ国・地域の同志の歓声が響きわたっています。皆さんが、世界中の青年と手を取り合い、平和の大航海を担いゆく時が来ているのです。
さあ、今年も学びに学び、心と体を鍛えよう! 父母のために、世界の友のために、地球の未来のために!

世界の船が行き交い、青い水面《みなも》にきらめく真っ白な波しぶき。日が沈むと、"東洋の真珠"と謳われる街の夜景が、鮮やかに浮かび上がります。
そこは、東西の文明が交差する天地・香港のビクトリア港です。
私は香港を訪れるたびに、この輝く港を友人たちと見つめながら、世界平和の未来を展望してきました。
創価学会の創立の父・牧口常三郎先生は、若き日に記された大著『人生地理学』の中で、「港」について、「文化の起発する所たり」と書かれています。すなわち、港とは、新しい文化が誕生し、周囲へと広がっていくところである、と言われるのです。
香港は、まさしく、そのエネルギーに満ち満ちた「港」です。
青春も同じように、新しい希望を創り、新しい挑戦の意欲を生む″心の港"をつくることが大切でしょう。それが「原点」になるからです。
私の原点は、戸田城聖先生と一緒に、平和のため、人々の幸せのために戦い披いた日々です。「戸田先生なら、どうされるだろうか」――この問いかけが、私にとって、いつも立ち返る"心の港"なのです。青春時代に原点を築いた人は強い。絶対に負けません。くじけそうになった時は、この原点に戻り、勇気の炎を点火し、新しい前進を開始していけるからです。
原点は、自分自身の目標の達成へ、悩み、もがきながら、最後まで挑み抜いた時に築くことができます。ひとたび決めた誓いを、断じて貫き通した先に輝きます。
そして、人生の最も強い原点こそ、師弟の原点なのです。

「師をもてる人間は、本当に幸せ」――そう朗らかに語ったのは、"香港の芸術の母"と慕われた、現代中国画の巨匠・方召麐(ほうしょうりん)画伯です。方画伯の人生は、波瀾に満ちていました。
生まれは、第1次世界大戦が始まった1914年。幼少時代、祖国・中国は動乱の最中にあり、
11歳の時には、目の前でお父さんが殺されてしまいます。
しかし、悲しみに負けず、前を向きました。お母様から「どんな時代になろうとも『学ぶ人』は恐れることがない」との信念を受け継いで、英語、中国の古典、ヨーロッパの歴史、さらには中国画と書道も学んでいきました。
その後、イギリスのマンチェスター大学に進学し、やがて結婚。しかし、第2次世界大戦が勃発したため、夫妻は、幼子を抱きかかえて、世界の各地を転々とせざるを得ませんでした。
戦争が終わり、1948年に、香港へ帰りました。ようやく平和に暮らせると思った矢先、今度は、最愛の夫が急病で他界してしまいます。36歳の方画伯には、3歳から11歳までの8人の子どもたちが残されました。
絶望の間に沈む方画伯の心に、希望の光を送ったのは、師匠と仰ぐ趙少昴(ちょうしょうこう)先生の言葉でした。
「まずは、筆を持ちなさい。ここで思いきって、一歩踏み出すのです。悲しみをも力に変えて、頑張って描きなさい。退くことは、自らをいつわることです」
師の言葉に涙をぬぐい、方画伯は、再び筆を手にしました。夫の貿易会社を引き継ぐ一方、著名な画家の張大千(ちょうだいせん)先生に弟子入りし、中国画の基礎を固めていきます。さらに40歳を過ぎてから、香港大学、イギリスのオックスフォード大学に学び、中国画の新境地を開拓していきました。
私が方召麐画伯と初めてお会いしたのは、1996年の3月。アジアの名門・香港大学から一緒に名誉博士号を拝受した時のことです。以来、語らいは8度。世界を呼吸しつつ創作活動を続ける方画伯は、乙女のような若々しさを備えておられました。
80歳を過ぎてなお、「芸術とは戦闘なり」と、毎朝、6時前に起きて筆をとり続けていました。
「天空と大地を包み込むような勢い」があると称えられる絵画は、人生そのものの表現だったのでしょう。

私が、「人生も、芸術も、『師弟』にこそ、勝利への確かな軌道があるのではないでしょうか」と申し上げると、画伯は会心の笑みで、うなずかれました。「そうです。その通りです」と。
この世界に、師弟の絆に勝る力はありません。

私が香港を初訪問し、アジアで最初の地区を結成したのは、1961年1月28日のことです。今月は、アジア広布55周年の佳節です。
当時の現地メンバーは、十数人でした。私は、確信を込めて呼び掛けました。「皆で力を合わせれば、大きな力になる。団結の力は足し算ではなく、掛け算なんです」
この1年後には、香港支部が誕生し、アジア広布の旭日と光る歴史が刻まれていきました。
香港SGIのメンバーは、"仲良き創価家族"の模範です。香港の人々には、「常勝関西」の友と共通する行動力と団結があり、友の悩みに同苦する温かな心と向上心に輝いています。香港を訪れるたびに"ふるさとの港"へと帰ってきたような安らぎを感じます。
お土産を買いに立ち寄った商店でも、お店の人たちと楽しい語らいがはずみ、すぐに仲良くなります。香港の人々は、気どらない庶民性、人間味に溢れています。
今から60年前の1956年、戸田先生は、和歌を詠まれました。
「雲の井に 月こそ見んと 願いてし アジアの民に 日(ひかり)をぞ送らん」
"アジアの、そして全世界の民衆に、幸福の光を送るのだ"――恩師の深い思いは、そのま、弟子である私の誓いであり行動です。これまで20回を数える香港訪門は、心の中の恩師と語らいながら続けた、師弟の挑戦でした。
私は、かつて香港で詠みました。
「偉大なる 恩師の写真を 胸に秘め 世界を旅せる 師弟不二かな」
世界平和という理想で固く結ばれた創価の師弟の旅を、信頼する未来部の皆さんに託します。

香港は、1997年、イギリスから中国へ返還されました。大きな歴史の転換に当たって、私も、愛する香港の友人として、少しでも力になれればと、訪問を重ね、多くの指導者や識者とも対話を広げてきました。
返還の5年前には、海外初の創価幼稚園として、香港創価幼稚園が開園しました。私は、この創価教育の城が、香港の希望の園となるように、そして、人類の平和に貢献する世界市民が羽ばたくようにと、祈りを込めて創立しました。
香港創価幼稚園では、英語と、中国語の北京語を同時に学びます。ふだん、子どもたちは中国語の広東語を話しているので、三つの言語を話せるようになるのです。
卒園生は、世界の名門大学へ進学する友、アナウンサーやエンジニアなど、各界で大いに活躍しています。
2000年、私は香港創価幼稚園の1・2・3期生のメンバーと再会し、記念撮影しました。
その折、花束を贈ってくれた1期生の友は、中学2年生になっていました。「将来の夢は、学校の先生になることです。私も、いつか『人を育てる』仕事をしたい」と語っていた彼女は今、香港創価幼稚園の教員となり、後輩たちの育成に力を注いでくれています。
札幌から始まった創価幼稚園は、今や、この香港をはじめ、マレーシア、シンガポール、プラジル、韓国にもあります。
皆さんが、語学の翼を広げ、世界中の友と楽しく語り合う日を、私は心待ちにしています。

創価学会は、いよいよ、人類を結び、地球文明を照らす世界宗教として船出しました。皆さんの眼前には、「世界広宣流布」というロマンの大海原が広がっています。
信心とは、どんな厳しい風をも、前進の力へと転じゆくセイル(帆)です。師弟とは、正しい航路を指し示す人生のコンパス(羅針盤)です。
人生は、苦難という風があるからこそ成長できる。前進できる。拡大できる。
日蓮大聖人は、『生死の大海を渡らんことは妙法運華経の船にあらずんば・かなふべからず』(P1448)と仰せです。
妙法は、万人が直面する生老病死の苦悩を打開できる哲理です。どんな苦難の荒波があっても、題目を唱える人は、苦労した分、悩んだ分だけ、心も功徳も拡大しながら、必ず乗り越えていけるのです。今いる場所で、皆さんが奮闘することが、そして、目の前の課題に全力で取り組んでいくことが、青春の「黄金の航路」と輝いていくのです。
さあ、創立100周年の2030年へ、次なる15年の出発の朝がきました! 信心のセイルを大きく広げ、一緒に朗らかに進もう!
いかなる風をも楽しみながら!

Be courageous! Be bold!
You are the hope for the future!

勇敢大胆地向前進!
你們是未来的希望!
(勇敢たれ! 大胆たれ!
 君たちこそ、未来の希望なり!)

2016年1月8日金曜日

2016.01.08 わが友に贈る

受験生よ負けるな!
忍耐と努力の人に
栄光の春は訪れる。
一人ももれなく
鍛えの冬を勝ち抜け!

立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』

☆こころに響く言葉 全体人間————幅広い人に
人間としての自己の真の建設のために、心がけねばならないことは何か。
私なりの結論を言うと、「全体人間たれ」ということになろうか。
人生の深い英知、幅広い教養、そして人々に対する温かい思いやりを持った、
幅の広い人でありたい。
忍耐、勇気、正義感を養うことも大事である。
政治、経済、科学、教育などといった社会的問題への関心と、
洞察力の養成も忘れてはならない。
要は人生の広さと深さを求めて、どこまでも勉強し、
努力することを忘れるな、ということである。

☆今日を輝いて生きる指針 一月八日
恩師・戸田先生は言われた。
「女性の幸福は青春時代では決まらない。青春時代は一生の幸福の土台を築く鍛錬の時代だ」
ゆえに焦ってはならない。

☆今日のことば365 一月八日
青年よ
君達は 若いのだ
若いということだけで
誰よりも強いのだ
その自覚を忘れずに
日々 修行することだ

君達が 歓喜に燃えて 生きずして
人類の歓びは どこにあるか
君達が 迷う姿 驚く姿は
若芽が
待機におののく幻影にすぎない

若葉が香る 樹々がよみがえる
君達よ
暑さにも 寒さにも耐えぬいた
この生命の輝きを 忘れてはならぬ
君達の思念 努力 精進 実践
すべて---
未来の血肉となることを
忘れてはならぬ

社会は 遊戯場ではない
いかなる社会にあろうとも
いかなる時代が来ようとも
激流に耐え抜く
不動の自己を築こう

☆希望の虹 (2016年1月1日付 「少年少女きぼう新聞」)
世界広布の希望の朝が来た
あなたの一歩が人間革命の夜明けに

Happy New Year! 新年、おめでとう!
新しい1年、我ら192カ国・地域の創価家族は「世界広布新時代 拡大の年」というテーマをかかげました。
「拡大」とは「大きくひろげる」ことです。未来部のみなさんには、ぜひ、自分の「夢」を大きくひろげてもらいたい。「自分はこうなりたい」「将来、こんなことをしてみたい」と、大いに夢をえがいてみてほしいのです。
「夢」を大きくひろげることは、「心」を、そして「青春」の可能性を、大きくひろげることだからです。

半世紀前の1963年8月28日、アメリカの首都ワシントンに集まった25万人もの人々に向かかって、「私には夢がある!」とさけんだ青年がいました。
人権の闘士マーチン・ルーサー・キング博士です。
博士の夢は、「今は小さな私の4人の子どもたちが、いつの日か肌の色ではなく、内なる人格で人の偉さが決まる国に住めるようになる」ことでした。
当時のアメリカには、特に南部の地域で、肌の色で人間が差別されるという、まちがった考え方や決まりがありました。その考え方にしたがわなければ、暴力をふるわれたり、命をねらわれたり、たいほされたりすることもあったのです。差別をなくそうと行動する人はいましたが、数も少なく、広がりもありませんでした。そんな中でキング博士は、どんなひどい目にあっても、おどされても、そのたびに勇気をふるって立ち上がりました。
「私には夢がある」——ワシントンであの日、あの時、キング博士が語った夢が、みんなの心を一つにしていきました。そして、その夢に向かって博士を先頭に、民衆の大行進が始まったのです。
今回は、キング博士の人生を通して、夢をかなえる勇気と、あきらめない心を学びましょう。

キング博士の誕生日は、1929年の1月15日です。アメリカ南部の街・アトランタに生まれました。両親、おばあちやん、きょうだいに囲まれ、明るく元気に育ちました。家族のみんなで歌を歌うのも好きでした。
キング少年は、お父さんが差別とたたかう姿を見て成長しました。ある時、お父さんが運転する車に乗っていると、白人の警官がその車を止め、お父さんに向かって「ボーイ……」と話しかけました。日本語では「おい、小僧」というような、見くだした言い方でした。お父さんは「私は、大人だ」と胸をはって答えました。父のいかりをキング少年は心にきざみつけました。
人間には、人それぞれ「ちがい」があります。「ちがい」がない人はいません。「ちがい」は、その人のかけがえのない個性です。
だから、「ちがい」をばかにするのは、絶対にまちがいです。他人との「ちがい」を大事にできる人が、人から大事にされる人です。おたがいの「ちがい」から学び合えば、心が大きく豊かになります。

キング博士は、学びに学んで、大学と大学院で優秀な成績をおさめました。前途は洋々と開かれていました。
しかし博士が選んだのは、差別に苦しんでいるいる人がたくさんいる南部の地域にもどり、そこで働いて、人々の役に立つ道でした。博士が25歳の時のことです
ある時、キング博士が働きはじめたアラバマ州モントゴメリーの街で、事件が起こります。黒人の女性がバスに乗って座っていると、無理やり、席から立つよう運転手に言われました。黒人には、そこに座る権利がないというのです。彼女は、きっぱりと「ノー」と言って、きょひしたため、たいほされてしまいました。
長い間、多くの人が、そうした差別をなくすのは無理だと思ってきました。しかし、たいほの知らせを聞いて、みんなは、ついに立ち上がりました。そして、黒人を差別するバスに乗るのをみんなでやめる「バス・ボイコット運動」を始めたのです。
キング博士は、その中心となり、仕事場への遠い道もバスに乗らず歩いて通う人たちをはげましました。自動車に乗るようにすすめられた、ある黒人のおばあさんは、「私の脚は疲れていますが、心は安らいでいますよ」と胸を張りました。
運動の参加者は、暴力をふるわれることもありました。でも、博士たちは、みんなで歌を歌いながらはげまし合いました。暴力に暴力で立ち向かえば、また暴力が返ってくるだけで、何も解決しないと知っていたからです。
キング博士は、一生をかけて非暴力の信念をつらぬきました。
当時のケネディ大統領とも直接話し合って、差別をなくすよう、うったえました。暴力に苦しめられている人々のもとに行き、悲しいできごとが起これば、いっしょに悲しんで、「それでも私は夢を持つ。なぜなら、人生にはあきらめるということがありえないからです」と語り、団結して非暴力の運動を進めていきました。
やがて、黒人の差別を禁止する新しい法律ができました。博士と同志たちの夢が、ついに一歩実現したのです。
夢をかなえるには、その夢をあきらめないことです。たとえ、その夢がどんなに遠くても、今の自分には無理に思えても、勇気を出して、あきらめずに努力することです。絶対にかなう、かなえてみせると決めて挑戦し続けることです。
キング博士と共にたたかい、博士が亡なくなった後も、その尊い夢を受けついで行動されてきた方々と、私は交流を重ねています。その一人で、私との対談集を発刊した歴史学者のハーディング博士もまた、「一歩を踏み出し、夢をふくらませ、行動を起こす。いずれの局面も勇気があってこそです」と語られていました。
今、アメリカでは黒人のオバマ大統領が、リーダーシップを発揮しています。キング博士の夢は、さらに未来ヘと受けつがれていくでしょう。

「先生の夢は何ですか?」
かつて、関西創価学園の女子高校生が、私に質問してくれたことがあります。「私の夢は、戸田先生の夢を実現することです」と答えました。
戸田先生の夢は、たくさんありました。どれも、大きな大きな夢でした。
ある時は、「大学をつくろう」と言われました。
また、ある時は、「君の本当の舞台は世界だよ」と言われました。
戸田先生は、世界中から不幸で悲しむ人をなくしたかったのです。でもそのころ、海外の人が題目を唱える時代が来ることを、だれも信じられませんでした。
私は、先生の夢を実現するために働きに働きました。戸田先生の夢だった創価の名前のついた学校も、日本とアメリカの大学をはじめ、世界各地につくりました。
また、日本と世界をかけめぐって、多くの人と語り、友情を結び、平和への波を起こしてきました。
今、世界中にみなさんの仲間がいて、題目を唱え、勉学にはげんでいます。夢の実現へ挑戦する君たちを、お父さん、お母さん、学会のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんが必ずはげまし、支えてくれます。世界の友が最大に期待しています。
そして私が祈り、エールを送り続けます。君たちがあきらめそうになっても、私はあきらめません。みなさんの勝利もまた、私の夢だからです。
さあ、みなさんは、ししの子です。
拡大の年の今年の目標は、夢を持もち、夢をひろげ、夢に向むかって、一歩前進しよう。題目という、無限の力がわいてくる"希望のエンジン"を全開にして!

2016年1月7日木曜日

2016.01.07 わが友に贈る

喜びの体験を伝え
拡大への決意を語る。
座談会は広布の原動力!
清新の息吹みなぎる
にぎやかな集いに!

十字御書 P1492
『我等は父母の精血変じて人となりて候へば三毒の根本婬欲の源なり』

☆こころに響く言葉 悩みを解決する主体は自分
自分の悩みを解決するのは、自分以外にはない。
もとより、一つの家庭、一つの社会を構成している以上、
互いにつながっており、手助けをしてもらわねばならぬことも当然であろう。
しかし主体者はあくまで"自分"なのだという自覚が大切である。

☆今日を輝いて生きる指針 一月七日
教養と品格ある女性−−。その知性と優しさのなかにこそ、真の美しさが輝く。周囲に、信頼と安心を広げることができる。

☆今日のことば365 一月七日
なにごとも
 力のある人とは
  努力と蓄積の
   異名であることを忘れずに

☆大白蓮華巻頭言 2016年1月号 誓いし願 やぶるべからず
青き地球の新しい一年の自転と公転が始まった。
我らも、久遠元初の生命の太陽を輝かせながら、新しい息吹で、「一生成仏」という自転を、そして、「広宣流布」という公転を、たゆまずに進めたい。
その推進力は、「法華経の行者の祈り」である。
末法の御本仏・日蓮大聖人は仰せになられた。
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』(P1351)と。
この妙法の無窮の力用を万人が解き放つために、大聖人は、最極の唱題行を末法の全人類へ授けてくださったのだ。
「法華経の行者の祈り」とは、「誓願」の祈りである。自らが「人間革命」を誓い、「宿命転換」を誓う。「自他共の幸福」を誓い、「立正安国」を誓う。
そして、その成就のために師子王の心で戦うのだ。
創立の父・牧口常三郎先生は、自分だけの利益を願う「信者」であってはならないと戒められた。
創価の勇者は、全生命を燃えたぎらせて、大宇宙にまで轟きわたる題目を唱えながら、勇猛に、誠実に、忍耐強く、菩薩の行動に打って出ていくのだ。
だから、強い。だから、負けない。
人間として、これほど尊い生命の境地があろうか。この究極の正義の一念に呼応して、諸天善神も、仏菩薩も、厳然と動き、働き、守護するのである。
わが師・戸田城聖先生は、よく同志を励まされた。
「大聖人を胸に、広宣流布へ祈り戦えば、どんな困難も打開できる。人生の幸福の土台を必ず
築ける。一家眷属の永遠の福運も積める。 一つ一つ、信心で勝つ! これが、我々の発迹顕本に通ずるんだよ」
福岡で広宣流布を誓い、村八分による店の窮地も、わが子の難病も祈り勝ってきた草創の父母がいる。何があっても、「信心は勇気たい。『冬は必ず春となる』よ!」と皆を励まし、三変土田に走ってきた。
偉大な母は92歳の今も、矍鑠と仏縁を広げ、「題目は何でも開いていける力。どんな人にも仏性がある。こちらの題日で必ず変わる。妙法を抱きしめ切って、絶対、勝つばい!」と顔を綻ばせる。
私たちが、朝な夕な勤行で読誦する自我偈には、「慧光諸無量 寿命無数劫」(慧光の照てらすこと無量にして 寿命は無数劫なり)とある。
今、192カ国・地域の同志が心を一つに、「世界広宣流布」の大願成就を誓い、「世界の平和」と「一切衆生の幸福」を祈念する時代が始まっている。
我らの「異体同心」の題目に勝る智慧の光はない。この慧光で、いよいよ地球を照らしていくのだ。ここにこそ、人類が永遠に栄えゆく軌道があるからだ。
『ちかいし願やぶるべからず』(P232)——この大誓願に直結し、いかなる試練も「風の前の塵」と吹ふき飛とばして、今年も勝ち進もう! 地涌の我らは勝利を誓って、乱世に生まれてきたのだから!

誓願の
 祈りは無敵と
  万代に
 幸福勝利の
  大光 輝け

2016年1月6日水曜日

2016.01.06 わが友に贈る

自分が立ち上がれば
地域も変わる!
旭日の生命力
はつらつたる声で
前進への新風を!

上野殿御返事 P1575
『其の上わづかの小郷にをほくの公事せめあてられてわが身はのるべき馬なし妻子はひきかくべき衣なし。かかる身なれども法華経の行者の山中の雪にせめられ食ともしかるらんとおもひやらせ給いてぜに一貫をくらせ給へるは貧女がめおとこ二人して一つの衣をきたりしを乞食にあたへりだが合子の中なりしひえを辟支仏にあたへたりしがごとし、たうとしたうとし』

☆こころに響く言葉 人生全体の総決算は
いかなる人生であれ、究極的に帰着するところは、
人間として、どのように生きるか、ということである。
言いかえると、人間として幸福であったかどうかということが、
その人の人生全体の総決算となる。
これは男性であろうと女性であろうと、いかなる職業であろうと、
身分や立場がどうであろうと、変わりはない。

☆今日を輝いて生きる指針 一月六日
仲よきことは、人生の最高の美であり、花である。

☆今日のことば365 一月六日
人生にあって
 笑いのないということは
  花のパッと開かないのと同じだ
いかなる葛藤の社会であっても
 ユーモアだけは忘れたくない

☆新春メッセージ (2016年1月号「無冠」)
世界広布の希望の朝が来た
あなたの一歩が人間革命の夜明けに

朝! 希望の朝! 闇を破って太陽は昇る。
来る日も来る日も、広宣流布の前進の朝を照らす創価の太陽こそ、「無冠の友」の皆さまです。
「聖教新聞」創刊65周年の元朝を、最も信頼する皆さま方と共に迎えることができ、これほどの喜びはありません。いつもいつも、本当にありがとうございます。

一日のスタートを告げる聖教新聞を手にする時「無冠の友」への感謝でいっぱいになります。
冬の配達。あたりは、まだ暗い。雨の日や雪の日もある。新聞がぬれないよう、一部一部、細心の注意を払い、工夫を凝らしてくださっていることも、痛いほど伝わってきます。
一軒一軒、真心を込めて届けてくださる「聖教新聞」は、まさに生命尊厳の哲理を掲げて、皆さまの尊き祈りと努力が打ち鳴らす�新時代の暁鐘�なのです。

先日、ある大阪婦人部の方の話を伺いました。近隣は農家が多く、配達の時間は早朝の農作業中。毎日、明るく朗らかなあいさつを心掛けてきました。何の反応も返ってこないこともありました。しかし、やがて「あなたを見ていて、創価学会の実像がわかった」と言われるように。
「あきらめないでよかった。苦労も吹き飛びました」と喜ばれていました。
麗しい友好と仏縁の拡大の劇は、全国各地で繰り広げられています。
経済界で重責を担われる東京の壮年部の方がしみじみと振り返っていました。それは、青春時代、新聞奨学生として苦学している時に、毎朝出会う聖教を配達していた婦人のあまりに温かい人柄に感動して入会。そのおかげで今の自分がある——との尽きせぬ報恩の思いです。
神奈川で、長年配達をされた祖母、今も配達をする母に続いて、三代目の無冠のバトンを継承した女子部のリーダーは語っていました。「母の配達にかける思いを聞くたび、背筋が伸びます。受け継いだのは、広布への真剣さと責任感です」と。
無冠の友がきょうも踏みしめる「一歩」から、自他共の人間革命の夜明けが始まります。崇高な使命に生き抜く皆さまの強き「生命」こそが、地域も社会も輝かせていく光源なのであります。

今、NHK連続テレビ小説「あさが来た」が好評を博しています。原案となったのは、女子大学や生命保険会社の創設に貢献した女性実業家・広岡浅子さんの生涯を描いた『小説 土佐堀川』(潮出版社)です。
近代日本の黎明期を生きた彼女のモツトーは「九転十起生」。転んでも、転んでも、また立ち上がる。粘り抜く。最後は勝つ。嫁ぎ先の商売の苦境や、命に及ぶ大病にも、一つ一つ立ち向かいピンチをチヤンスに変え、あとに続く女性たちの道を大きく開いていきました。
著者の古川智映子さんが述べています。
「浅子には、自分が偉くなろうという気持ちなんて、少しも無かったのではないか」
「目の前にある課題に全力で向き合って、それを乗り越えていくという生き方は、どんな時代や社会にも通じる普遍性があると思います」
無冠の友とも深く響き合う、潔く、毅然とした心構えです。
小説の最後で、浅子さんは皆に語ります。
「うちは、どんな困難に出遭おうとも、いつもこれからが本番や思うてやってきました。生涯が青春のような気いで、事業にとり組んできました」と。
「これからが本番」!
「生涯が青春」! 
このはじけるような生命の息吹で、私たちも、新しい一年を進み抜いていきたいと思うのです。

かけがえのない皆さまだからこそ、毎日の配達は万全の準備で、絶対無事故であってください。健康で、ご長寿であってください。私と妻は、朝な夕な、御本尊に真剣に祈念しております。
御義口伝には「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は化城即宝処なり我等が居住の山谷曠野皆皆常寂光の宝処なり」(P734)と明快に仰せであります。
自行化他の題目を唱え、行じ、弘めゆく無冠の友の行進は、それ自体が即、仏の振る舞いであり、仏の智慧と慈悲の顕現であります。
最高に充実した、限りない向上の人生とならないわけがない。生々世々、自身も一家眷属も無量無辺の福徳に包まれないわけがありません。
そして、自身が縁する天地をも、必ずや常寂光の宝処と勝ち栄えさせていく直道なのであります。
今、世界広宣流布の旭日が赫々と昇っています。その最大の力である「無冠の友」の皆さま方が、この一年も、「歓喜の中の大歓喜」の見事な大勝利の一日一日であられますよう、深く念願いたします。
どうか、共に、共々に大前進を! ますますお元気で!

2016年1月5日火曜日

2016.01.05 わが友に贈る

勝利の目標を定めたら
日々の実践を明確に!
そして決意即実行だ。
断じて時を逃すな!
勝負は勢いで決まる。

聖愚問答抄上 P494
『邪正肩を並べ大小先を争はん時は万事を閣いて謗法を責むべし是れ折伏の修行なり』

☆こころに響く言葉 相手の立場になって考える
結婚生活にとって大事なことは、相手の立場になって考えるという姿勢であると思います。
男性のエゴイズムと女性のエゴイズムが衝突し合う家庭は悲惨です。
愛情とは、相互の理解のなかに育まれていくものです。
二つの心が、一つに溶け合うなかに、
常に新鮮な生命が蘇っていくに違いありません。

☆今日を輝いて生きる指針 一月五日
一日の生活は、朝が勝負だ。毎朝、元気に「おはようございます」とあいさつする姿が大切である。まず人生、"朝に勝つ"ことが勝利の基である。

☆今日のことば365 一月五日
僕は 僕の決めた
 人生の坂を登る
忍耐と柔軟の姿勢を崩さずに
 一歩一歩
  今日も登る

☆新春メッセージ 新たな地球文明の創出を!
21世紀の人類が渇望する「生命尊厳の哲学」「人間革命の連帯」を、大きく広げゆく「世界広布新時代 拡大の年」が晴れやかに開幕しました。
この一年も、大切な同志の皆さま方、ご家族や友人の皆さま方が、わが胸中の太陽を燦然と輝かせ、生き生きと健やかに、明るく朗らかに前進されますことを心よりお祈り申し上げます。
「広宣流布の拡大」は「希望の拡大」です。「人材の拡大」であり、「平和の拡大」です。
苦悩にあえぐ友に無限の希望を送り、未来を担う人材を育む。そして、一人一人の幸福を基盤として、麗しい人間の絆と平和の結合を、地域へ、社会へ、世界へと拡大していく——これが私たちSGIの運動です。
創価学会創立90周年の2020年、さらに、100周年の2030年へ向かって、生まれ変わったような元初の生命力で新たな前進を開始してまいりたい。

今年は、偉大な仏法の哲理に目覚めた民衆が、創価の人間主義の歓喜のスクラムを広げた、あの忘れ得ぬ「大阪の戦いJから60年の節目にあたります。
1956年5月、大阪支部が1カ月で1万1111世帯の入会という金字塔を打ち立てました。この未曾有の弘教を成し遂げた原動力は何であったか。
一つは、「御書根本の前進」ということです。まだ、入会から間もない方が多かった。そうしたメンバーと共に、私は常に御聖訓を学び合い、日蓮大聖人の大精神に触れていきました。その中で、自他共にに生命を蘇生させながら、「宿命転換の法理」を大確信していったのです。
『何なる世の乱れにも各各をば法華経・十羅刹・助け給えと湿れる木より火を出し乾ける士より水を儲けんが如く強盛に申すなり』(P1132)
乱世であるからこそ、どこまでも祈りから出発すること、異体同心の団結を守り通すこと。この「法華経の兵法」を貫くところに、人生と広布の勝利の道が必ず開かれていくのです。
もう一つは、「徹して一人一人と会い、励ます」ことです。
当時は多くの庶民が経済苦、病気や家庭の問題など、幾多の悩みを抱えていた時代でした。
民衆指導者であるわが師・戸田城聖先生は、端的に「関西から貧乏人と病人をなくしたい」と語られていました。
その心をわが心として、私は一人でも多くの友に会おうと、大阪中を駆け巡りました。自転車で路地裏まで入り、友の家を訪ねたことも数知れません。そして励まし合いながら、断じて一生成仏の道を進んでいこうと訴えていきました。
御書には、『他人なれどもかたらひぬれば命にも替るぞかし』(同P)とあります。心を開いての語らいと励ましの積み重ねの中で、何ものにも崩れない同志の団結が築かれるのです。
そしてもう一つは、「信心の体験を、歓喜とともに語り抜く」ことです。
大聖人は『日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも現証にはすぎず』(P1468)と仰せです。
皆が「行学の二道」に励む中で、功徳の現証が次々と現れました。苦難を乗り越えゆく喜びが漲り、人生の真の使命に目覚めた感激が、一人一人の胸中にあふれていきました。
「友人に語らずにはいられない」という信仰の歓喜から、仏法対話の波動が幾重にも生まれていくのです。
不可能を可能にした、常勝不滅の「関西スピリット」は、若き世代に脈々と受け継がれています。わが関西の不二の友は不屈の「負けじ魂」を胸にも誇りも高く、新時代の拡大をリードしてくれています。
世界に輝く「KANSAI(カンサイ)」には、「君が憂いに我は泣き 我が喜びに君は舞う」※1という、慈悲と同苦の「やさしさ(Kindness)」がある。
自らが先頭に立って道を切り開く、勇気ある「行動(Action)」がある。わが使命と誓いに生き抜くという、誇り高き「気高さ(Nobility)」がある。そして、異体同心の「団結(Solidarity)」がある。
また、未来を築く「大志(Ambition)」と、新たな高みを目指しゆく「向上(Improvement)」の精神がある。
この「KANSAI SPIRIT」こそ、世界広布新時代を開拓しゆく偉大な原動力でもありましょう。
諸法実相抄には『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(P1360)と仰せです。
いずこの地であれ、どんな時代であれ、勇気ある「一人」の祈りと一念に呼応して、不思議なる使命の地涌の菩薩は、必ずや陸続と躍り出てくる。
これが広宣流布の不滅の方程式です。

私の胸には、広布草創の地 で奮闘する世界の友のご苦労がいつも偲ばれてなりません。
一回の会合に参加するにも、また一人の友を激励に訪問するためにも、どれほどの時間をかけ、どれほどのやりくりをしておられるか。そうした中で、遠く離れた同志と連携を取りながら、熱き求道心を燃やして前進を続けていることを、私は決して忘れません。
全世界への仏法流布は、人類史上に輝きわたる聖業です。先駆者として生きる皆さま方が、いかに尊貴な存在か。その福徳は無量無辺であり、永遠であります。
地涌の菩薩の連帯を広げながら、地域の発展と人々の幸福に尽くしゆくSGIの運動に、世界の識者も注目しています。
一昨年発刊されたドイツ語版「御書」の監修を務めてくださった、ゲッティンゲン大学のヘルヴィヒ・シュミット・グリンツァー教授は、こう語っておられました。
「仏法において『菩薩』の役割は特に重要だと思います。自分だけの救済と完成を目指すのではなく、具体的現実の中で、一切衆生と結び合いながら他者の救済と完成をも目指そうとする生命のあり方は、平和の基礎になるからです」
また、教授は、こうも述べておられます。
「菩薩の生き方をよみがえらせることは人間同士の信頼関係、また同苦の精神をよみがえらせることになる。これが最も重要な点です。これらが失われた世界では、もはや人間らしく生きていくことさえ難しくなると思うからです」
来る日も来る日も、尊き自行化他の実践を続ける地涌の行進には、新たな地球文明を創出する力が秘められているといっても過言ではありません。
残念ながら、いまだに世界の各地で紛争や暴力が渦巻いています。宗教や民族などの違いによって、人々を分断しようとする動きも根強い。
だからこそ、生命尊厳の思想と、万人が平等であるとの哲理に立って、人間と人間を結びゆく「菩薩の対話」を高めていきたい。
互いの差異を尊重し、その差異に謙虚に学びながら、自他共の幸福と平和へ、価値を創造する「創価の世界」を、さらに心豊かに織り成していきたいと思うのであります。

昨年9月には、東京・信濃町の広宣流布大誓堂で、世界各地から集ったSGIの若きリーダーたちとお会いしました。皆、本当に凜々しかった。立派に成長していました。SGIの未来は盤石であると、私は深く確信をしてやみません。
日蓮大聖人は後継の弟子に呼びかけられました。
『願くは我が弟子等・大願ををこせ』(P1561)と。
大事な大事なこの一年、私たちは、いよいよ若き力を伸ばし、育みながら、「広宣流布」即「世界平和」の実現という大願へ、異体同心の団結で進んでいこうではありませんか!
敬愛する皆さまの健康と長寿、ご一家のご多幸、そして、それぞれの国土の安穏を心から念願し、新年のメッセージとさせていただきます。
2016年 元旦 (2016年1月号「グラフSGI」)

2016年1月4日月曜日

2016.01.04 わが友に贈る

◇今週のことば
一念三千の法門なれば
誓願の祈りから
「拡大」は始まる。
題目の師子吼で
一日を大きく勝ち開け!
2016年01月04日

一代聖教大意 P401
『人の不成仏は我が不成仏、人の成仏は我が成仏凡夫の往生は我が往生』

☆こころに響く言葉 勝利を裏づけるものは
女性である前に、人間としての勝利者になってほしい。
人間としての勝利を裏づけるものは、
その人のもつ思想・哲学の深さ、そして人生に対する誠実な姿勢である、
と私は考える。

☆今日を輝いて生きる指針 一月四日
恩師・戸田城聖先生は言われた。
「今年こそは、と決心した時、われわれは、その証拠を、その年の自分の生活に必ず出すことができる」
新しい挑戦を開始することは、それ自体、勝利の姿である。

☆今日のことば365 一月四日
私は青年をだれよりも尊ぶ。
なぜなら、それは現在において世界を支えているのは青年であり、
未来において、理想を指さし、世界を動かしていくのも青年だからである。

☆新春の歌 (記念カード)

共々に
 山越え 雪越え
  峰越えて
 万年つづく
  勝利の旅路を

わが生命
 思い切り咲け
  希望舞
 功徳の花華(はなばな)
  誓いの天地に

いざ 今日も
 この旗 見よと
  前進旗
 試練の風に
  賢者は喜び

2016年1月3日日曜日

2016.01.03 わが友に贈る

新聞休刊日

☆こころに響く言葉 自分への厳しさ
江戸時代中期の碩学である佐藤一斉の言葉に「春風を持って人に接し、
「秋霜を以って自ら慎む」という有名な一句がある。
自分に対する厳しさを教えた名言である。
私も、この言葉が好きである。
多少、道徳めいてはいるが、現代のあわただしさのなかに、
盲点となっているものを鋭くついているように思えてならない。

☆今日を輝いて生きる指針 一月三日
時代は、女性のもつしなやかな想像力、優しさ、温かさ、人問味などが社会に反映されることを求めている。
モノや効率ばかりを追うような社会から、心の通う人間らしい社会に戻していくには、女性の力が不可欠なのである。

☆今日のことば365 一月三日
あくまでも 君は君らしく
 僕は僕らしくという
  徹底した人格を持ちながら
強い連帯の人間共和という
 未聞にして至難の構築に
  生涯を送ろうではないか

☆わが友へ (2016年1月号「グラフSGI」)
勇気を出して語れば、
心の扉が開かれる。
そこには、新しい発見がある。
そこから、新しい仲間も広がる。
この心と行動が
世界平和の出発なのだ。

2016.01.02 わが友に贈る

新聞休刊日

華果成就御書 P900
『よき弟子をもつときんば師弟仏果にいたりあしき弟子をたくはひぬれば師弟地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず』

☆こころに響く言葉 誰からも信頼される自分を
人間としての魅力は、年齢や容姿の魅力をはるかに超えたものである。だから、
誰からも信頼される自分を築くところにこそ、幸福への道がおのずから開かれるのだと確信して、一日一日を有意義に過ごすよう心がけるべきである。

☆今日を輝いて生きる指針 一月二日
人生には師が必要だ。人間だけが師をもつことができる。師弟の道によってこそ、人間は人間としての最高の宝を学べるのである。

☆今日のことば365 一月二日
青春とは 動揺と打撃の
 異名かもしれない
しかし総てが自身の財宝に
 変わることを忘れまい

☆新年の歌 (2016年1月1日付 聖教新聞)
人類の常楽の軌道を

人類の
 常楽の軌道(みち)
  照らしゆけ
  師弟の太陽 
  いやまし燃えて

遂に来ぬ
 創価の女性の
  新世紀
  試練の冬も
  歓喜の春へ

勇猛に
 祈り勝ち切れ
  愛弟子よ
  若き世雄は
  仏法勝負と

2016年 元旦

☆新春の歌 (2016年1月1日付 創価新報)
勝利の明星と冴えわたれ

冴えわたれ
 地涌の明星
  英才よ
 乱世の闇を
  創価の光で

求道の
 華陽姉妹の
  行進は
 ロマン街道
  幸を咲かせて

今ここに
 世紀を託す
  弟子の君
 絶対勝利の
  劇を飾れや

2016年 元旦

2016年1月1日金曜日

2016.01.01 わが友に贈る

我ら創価の誓願は
全人類の幸福と
平和の実現なり!
さあ広宣の大理想へ
新しい一年を出発!

十字御書 P1491
『正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め此れをもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく
とくもまさり人にもあいせられ候なり』

☆こころに響く言葉 浅い頼り根性を捨てよ
人に好かれ、子どもたちに慕われるには、けっして、愚癡っぽくなってはならない。
どんな悩みに対しても若々しく、敢然ととり組んでいくことだ。
夫に対してであれ、子どもに対してであれ、浅い頼り根性を捨てることである。

☆今日を輝いて生きる指針 一月一日
煌々と輝きを増し満ちゆく月の如く、また、刻々とみなぎりゆく大海原の潮の如く、一日一日、そして一年一年と、かぎりなく向上し、成長していける人生を、ともどもに歩みたい。

☆今日のことば365 一月一日
私は君にメッセージを贈る
いつまでも健康であってくれ
少しずつでもいい
生涯勉強を忘れないでくれ
親には絶対に心配をかけないでくれ
あせらず
自分の芽が
必ず社会の大地に出ることを信じて
待っていてくれ

◎明けまして、おめでとうございます!
「世界広布新時代 拡大の年」も宜しくお願いします!(^^)!