人材育成の根本は
一緒に動くことだ。
共に学び合うことだ。
励まし続けることだ。
さあ今日も友のもとへ!
種種御振舞御書 P919
『此の国の亡びん事疑いなかるべけれども且く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひかうればこそ今までは安穏にありつれどもはうに過ぐれば罰あたりぬるなり』
◇人生の座標
自由とは、自分の生きる価値で決まる。自分の「心」、「境涯」で決まる。そこに自由があるのに、自分はそれをわからずに、不自由と思っている場合もあるだろう。同じ場所にいる人が、大いなる自由を感じている場合もある。
☆中国・陝西師範大学で第8回池田思想国際学術シンポジウムへのメッセージ
第三に申し上げたいのは「教育の連帯」です。
二千年前、ここ西安に創設された中国初の官立学府は、まさしく大学の源とされております。この学術の都、教育の都に、日本からの幾百千の遣隋使・遣唐使も学び、惜しみなく文化の実りを伝えていただきました。
長安と日本を結ぶ道は「ブックロード」とも呼ばれます。留学者たちが命懸けで、貴国から持ち帰った厖大な漢籍が、日本の文化の礎となりました。
ともあれ、教育の本義たる、人間生命の可能性の開花のためには、異なる他者との相互の啓発が絶対に不可欠であります。
これは、中国の青年たちと奥深い精神の連帯を結んだアメリカの大教育者デューイ博士の哲学でもありました。デューイ研究の最高峰の二人の知性、ヒックマン博士、ガリソン博士との鼎談集で、私たちが確認し合った一点は、"個人や、文化全体が相互に作用し合う時にこそ、新しい意義と価値が生まれる"ということであります。
おかげさまで、わが創価大学も、日本における「スーパーグローバル大学」の一つに選定されました。
特に中国の多くの大学と学術交流協定を結ばせていただいていることに、この場をお借りし、あらためて御礼申し上げます。