いかなる困難にも
前向きに挑む自分に!
何ものにも負けない
人間革命の生き方こそ
幸福勝利の王道なり!
富木尼御前御返事 P975
『やのはしる事は弓のちからくものゆくことはりうのちから、をとこのしわざはめのちからなり』
◇人生の座標
目立たなくても、皆から、ちやほやされなくても、黙々と自分の夢に向かって努力している人--その人こそ、本当にカツコいい人です。
「自律(セルフ・コントロール)」の人こそ、真の自由人なのです。その意味でも、私は「目標」に向かって戦い続けることが大事だと思う。
☆名誉会長と共に新時代を開く 第38回 信仰とは無限の希望なり
伝統の教学部任用試験に、会友と共に多くの皆様が挑戦される。本当に偉大なことである。
祈りから、宗教は生まれた。幸福になるために、信仰は生まれた。無宗教だという人も、何か祈っている。「苦境を脱したい」「よりよく生きたい」「家族を守りたい」などと強く欲するのは、人間として本然的な心であろう。その祈りと現実が、生命の法則の上から、きちんと合致していくようにしたのが、仏法の祈りである。
仏法は、物心のあらゆる法の根本にある"生命の大法"を探究し、見いだした。これが妙法である。目には見えないが厳然と実在する妙法の力を引き出せるように、日蓮大聖人は御本尊を顕してくださった。
戸田先生は、御本尊について「もったいないことだが、"幸福製造機"にたとえられる」と教えられた。強情なる信力・行力によって、限りない仏力・法力を引き出していけるのである。
仏法は、より高い境涯へ、わが生命の変革を教える。その究極が「一生成仏」であり、「人間革命」である。
全ては人間から始まり、人間に帰着する。人間こそ大地であり、宗教は心の大地といえる。
社会のさまざまな営みは、いわば、その大地に生じた木々や草花にもたとえられよう。
大事なのは、その大地が、きちんと耕されているかどうか。健康で豊かな、みずみずしい生命力をもっているかどうかである。
日蓮大聖人は門下の四条金吾に、天台大師の『信力の故に受け念力の故に持つ』との文を教えられた(P1136、「四条金吾殿御返事」)。
信仰とは最極の信念である。最も尊く、最も強い。信仰ある人は、大変であればあるほど、「人間革命のチャンスだ」と喜び勇んで挑戦していける。信心こそ、無限の希望なのである。