2014年10月7日火曜日

2014.10.07 わが友に贈る

環境ではない。
他人でもない。
大事なのは
わが一念の変革だ。
勇気の二字で立て!

船守弥三郎許御書 P1445
『かかる地頭万民日蓮をにくみねだむ事鎌倉よりもすぎたり、みるものは目をひききく人はあだむ』

◇人生の座標
当たり前の人生を、ただ無難に送るだけなら苦労はいらない。深き哲学もいらない。しかし、人間として生まれた、その"人間の証"をどう示しきっていくのか。生涯をかけて、その追究の実践を貫く人こそ偉大である。わが生命を極限まで燃やしきっていく。そうした生きざまのなかに真の生きた哲学がある。
「私はこう生きる」--人生は結局、自分で決めるしかない。人に決めてもらうものではない。

☆勝利の人間学第61回 良書を友に! 知性を磨け
◇読書は青春の金の翼
「青年よ、心に読書と思索の暇をつくれ」——これは、創価の若人の不朽の指針である。
読書は、自在の時間旅行であり、無限の空間旅行である。この青春の金の翼を広げれば、古代にも、未来にも、宇宙にも行ける。無数の人生を生き、得難い体験を味わうこともできる。読書を通して耕された豊かな心の大地から、偉大な創造の生命は開花するのだ。
活字文化の衰退は、人間精神の衰退である。わが青年部は教学とともに、読書という草創からの伝統を確固と受け継いでもらいたい。

◇たゆまぬ研鑽が本物の力に
青年リーダーは、皆、人の何倍も忙しい。、のんびり本を読んでいるヒマはないだろう。
しかし、だからこそ、激闘の中で学んだことが、命の深き滋養となる。真剣勝負で読んだ一冊は、大きな成長の糧として活きる。
私も、戸田先生から、よく「今、何を読んでいるか」「内容を言ってみなさい」と問われた。冷や汗の出る思いでお答えした。わずかの時間でもこじあけて、何かを勉強していなければ、師匠の前には出られなかった。
先生は、青年が低俗な雑誌などを手にしていたら、烈火の如く叱咤されたものだ。「名著を読め」「一流から学べ」と厳しかった。
最高の哲学の若き探究者として、誇りも高く、良書を友とし、本物の力を蓄えるのだ。

◇英知を磨き勇気の言論を
日蓮大聖人は、『畜生の心は弱気をおどし強気をおそる当世の学者等は畜生の如し』(P957、「佐渡御書」)と喝破なされた。
妙法を受持し、実践する青年は、わが生命を明鏡の如く磨き上げながら、たゆまず学び、知性を研ぎ澄ましていくのだ。真と偽、善と悪、正と邪が乱れた時代なればこそ、強く賢く鋭く、英知の光を放っていかねばならない。
読書は、そのかけがえのない光源である。
戦いの中で普賢(普く賢い)の智慧を鍛え、堂々と正義を叫び抜くのだ。
破邪顕正の勇気ある言論の力で、民衆を護り、対話拡大の上げ潮を起こしゆけ!