農漁光部の友に感謝!
食をもたらす奮闘こそ
命を支える聖業なり。
人間王者の皆様に
幸の実りよ多かれ!
四条金吾女房御書 P1109
『明かなる事日月にすぎんや浄き事蓮華にまさるべきや、法華経は日月と蓮華となり故に妙法蓮華経と名く、日蓮又日月と蓮華との如くなり』
◇人生の座標
何でもいい、自分らしく自分自身を革命していく努力を開始したとき、その人の周りも必ず変わる。本人も喜び、周りにも感動が広がることは間違いない。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜第7回 インド独立の父ガンジー
スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋……みんなは、どんな充実の秋を過ごしているかな?
気温が下がってくるので、かぜには十分、気をつけてね。
「10月2日」という日は、私と世界の友をつなぐ記念日です。
私は、1960年のこの日に、「この世から、一切の不幸と悲しみをなくしたい」と願われた師匠・戸田城聖先生の世界平和の夢を実現するため、初めて海外に旅立ちました。上着の内ポケットには、戸田先生のお写真を入れていました。
それから54年——私は、世界をかけめぐり、対話と友情の道を開いてきました(世界54カ国・地域を訪問)。
この10月2日は、一人の偉大な平和の指導者の誕生日でもあります。1869年に生まれたインドの「独立の父」マハトマ・ガンジーです。今も、12億人の国民から尊敬され、世界のお手本になっています。
それは、ガンジーが、平和を築き、民衆を守るために、一切の暴力を使わず、戦ったからです。相手に暴力を使われても、仕返しをせず、対話と誠実な行動をつらぬいて、インドの独立(1947年)を勝ち取ったからです。
これを、少しむずかしい言葉ですが、「非暴力」といいます。
私はインドを訪れた時、ガンジーがなくなった、首都ニューデリーにたつ記念碑に花をささげ、記念館で講演も行いました。また、ガンジーの弟子やお孫さんたちと出会いを重ね、非暴力の精神を語り合ってきました。
暴力は、強そうに見えて、じつは、おくびょうな人が使う武器です。相手がこわいから使うのです。暴力は、暴力を呼んでしまう。そうして、暴力はくり返され、どちらも深く傷ついてしまいます。国と国の間なら、ざんこくな戦争が続きます。
平和を築くのは、対話と誠実な行動です。それには、まず自分のこわがる心を打ちやぶる勇気が必要です。自分の心が変われば、相手の心が変わる。非暴力は勇気ある人の武器なのです。
この大切な勇気の心を学んでほしいと思い、30年ほど前、私は創価学園の生徒たちとともに、映画「ガンジー」を鑑賞したことがあります。きょうは、いっしょに映画を見ているような気持ちで学んでいきましょう。