一瞬一瞬が
自分の弱さとの戦い。
仏法は勝負だ。
勝つと決めた者に
勝利の栄冠は輝く!
祈祷抄 P1352
『法華経の行者を諸の菩薩人天八部等二聖二天十羅刹等千に一も来つてまほり給はぬ事侍らば、上は釈迦諸仏をあなづり奉り下は九界をたぼらかす失あり』
◇希望の明日へ
青空が美しいのは、上空で強い風が走り、戦っているからである。その戦い(風)がやめば、空には雲がたれこめる。人生もまた同じである。戦いの中に、生命の美しき青空は開く。戦いのなかに、鍛えられ、清められた人間性の美が輝く。挑戦という戦いをやめれば、人生は掛りなく、たるんだ曇天の日々となろう。
平3・2・17
☆新時代第58回本部幹部会へのメッセージ
大好きな北海道の同志の皆さん方!
晴れ晴れと大勝利の総会、誠におめでとうございます!。
何よりも、初代・牧口常三郎先生と、2代・戸田城聖先生が、大切な故郷の広宣流布の大発展を、どれほど喜ばれていることか。
お二人が微笑みながら、後継の青年たちを見守っておられるお姿が、私の目に浮かんでまいります。
北海道をはじめ全国の同志の皆さんが尊い情熱を燃やして、聖教新聞の拡大に取り組んでくださっていることも、よくうかがっております。
きょうは、心からの感謝を込めて、小説『新・人間革命』の連載について、ご報告いたします。
現在、九州・熊本の同志との忘れ得ぬ歴史を綴る「人材城」の章には、おかけさまで、たくさんの声を寄せていただいております。
この「人材城」の章をもって、わが東北の友に捧げる「福光」の章から始まった第25巻が完結します。
そして、引き続き、来月の半ばからは、第26巻の連載を開始する予定です。
その第1章のタイトルは、「厚田」──。
愛する北海天地が舞台であります。
昭和52年(1977年)の秋10月、「生死不二の永遠の都」たる厚田の戸田記念墓地公園の開園を中心に描いていきます。
けなげな北海道の友と苦楽を分かち合いながら、戦い、そして、すべてに勝ってきた『今生人界の思出』(P467)は、幾重にも尽きることはありません。
あの小樽問答や、札幌の夏季折伏、夕張炭労事件など、これまで私の北海道への訪問は51回を数えますが、今回の「厚田」の章の執筆は、まさしく52回目の北海道訪問であるとの思いで、全道の皆さん方と心で対話をしながら、進めていく決心です。
私は、ますます元気で、万年の未来へ向かって、「師弟の勝利の叙事詩」を、書いて書いて、書き残していきますから、全国、全世界の同志の皆さん、どうか、楽しみにしていてください。
本日は、伸びゆく"人材の花"満開の「全国婦人部幹部会」、そして、華陽の女子部の「誓春大会」、心からお祝い申し上げます。
婦人部と女子部、母と娘、姉と妹が、仲むつまじく手を携えて、幸と平和のスクラムを広げていることを、御本仏・日蓮大聖人は「善哉 善哉」と諸手をあげて御賞讃くださっているに違いありません。
大聖人は、聡明な乙女・乙御前と、その気高い母である日妙聖人に、繰り返し、お手紙を送られ、激励されました。
大聖人が流罪された佐渡まで、鎌倉から母娘でお訪ねしたという、尊い求道の旅は、あまりにも有名です。
蒙古襲来という戦乱におののく、濁り乱れた悪世の中で、必死に生き抜いている母娘に、大聖人は、『法華経の行者は日輪と師子との如し』(P1219)と仰せであります。
この御聖訓を拝し、私は、敬愛する婦人部・女子部の皆さんに「太陽の如く、明るく朗らかに勝ち開け!」「師子の如く、強く正しく勝ち進め!」と申し上げたいのであります。
戸田先生は、故郷の北海道の婦人部に対して、「弾けるような題目をあげ、どんな障魔も、信心で吹き飛ばしていきなさい」と励まされました。
この母たちの強盛なる祈りを力として、創価家族は未来永遠に、いかなる苦難も乗り越え、勝ち越えていくのであります。
北海道の初代女子部長が友に語りかけていた言葉が、今も私の心に響いて離れません。
「私たち女子部が信心を根本に、一人一人、強くなり、幸福になっていくことこそ、師匠への報恩であり、広宣流布なのです」と。
幸福になるために、そして皆を幸福にするために、妙法を朗々と唱え、正義を堂々と語りながら、仲良く楽しく戦いましょう!
愛する家族も郷土も、社会も世界も、我ら創価の希望の光で、いよいよ明々と照らしていこうではありませんか!
35年前、厚田の墓園の開園に際して、私は、大河小説『永遠の都』の一節を申し上げました。
それは、「常に断崖の淵を歩いてきた人間にとって、最大の緊急事態も、いわば日常茶飯の出来事にすぎません」(ホール・ケイン著)と。
これが、創価の三代の師弟の覚悟であります。
広宣流布の大願のためには、何も恐れず、北風に向かい、怒濤に向かって、まっしぐらに前進する──この勇気を、わが不二の青年に託して、私のメッセージといたします。
健康第一で、悔いのない、大勝利の人生を歩み抜いていきましょう!
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