爽やかな挨拶こそ
信頼を築く第一歩だ。
忙しい日々の中でも
一期一会の思いで
善縁を結びゆこう!
崇峻天皇御書 P1174
『蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり、此の御文を御覧あらんよりは心の財つませ給うべし』
【通解】
蔵に蓄える財宝よりも、身の財がすぐれ、身の財よりも、心に積んだ財が第一である。この手紙をご覧になってから以後は、心の財を積んでいきなさい。
名字の言 中国文化大学理事長の張鏡湖氏を偲ぶ 2019年12月1日
中国文化大学は2万人を超える学生が学ぶ、台湾有数の総合大学。1962年の創立時、学生数はわずか80人だった。大学発展の基盤を築いたのが、創立者の張其�博士である▼一本の草木、一個のれんがにいたるまで、すべて博士自らが調達したという。それでも大学の経営は厳しく、コートなしで冬を過ごすこともあった。博士は語っている。「大学の創立に当たっては、『弘毅』の二字、すなわち"大いなる忍耐"を片時たりとも忘れたことはなかった」▼博士の教育への情熱を受け継いだのが子息の張鏡湖氏。理事長に就任した当時の同大学は、巨額の赤字に直面していた。氏は教員の質を高め、学生数を増やすなど、改革を断行。6年ほどで経営は黒字に転じた▼25年前、氏は創価大学を訪問し、台湾の月刊誌に「中国文化大学・創価大学交流記」を寄稿した。その中で、牧口先生と戸田先生が、軍国主義の弾圧に屈せず信念を貫いたこと、池田先生が世界の識者と対話を重ねていることを紹介し、「池田先生の歩む"正道"をともに歩みたい」と記した▼先日、氏の逝去の報に接した。池田先生と7度の語らいを重ね、編んだ対談集は『教育と文化の王道』。父君と、池田先生と共に歩んだその道を、陸続と青年が続くに違いない。(嶺)
寸鉄 2019年12月1日
さあ師走。本年の総仕上げだ!創立90周年の栄光開く弟子の力走を今こそ
子は理想をもって引っ張れ—恩師。広布のロマン語る「未来部勝利月間」に
千葉県婦人部の日。旭日の勢いで幸福のスクラム拡大!偉大な創価の太陽
悪意の者は好んで噂を流す—哲人。広がるネットの中傷。許さぬ社会、皆で
各地で小刻みな地震。命守る基本は万全の備え。きょう防災用品点検の日
☆大白蓮華巻頭言2019年12月号 「信心の根」を深く強く潔く
この一年も、学会家族は広宣流布のために走り勝った。御書を開けば、御本仏が一人一人を賛嘆してくださるお声が、そのまま聞こえてくるように拝されてならない。
あるお手紙では、「長雨・大雨・時時日日につづく間・山さけて谷をうづみ・石ながれて道をふせぐ・河たけくして船わたらず」(1551ページ)という災害の渦中に、信心の志を尽くした若き南条時光を讃えておられる。
「御志・大地よりもあつく虚空よりもひろし」(同ページ)
台風や大雨等が相次ぐ中、奮闘した負けじ魂の創価の宝友たちの福運は、まさに宇宙大であるに違いない。
被災地はもとより、いずこでも、わが同志の真心があふれる献身は地域・社会の依怙依託となり、信頼と安心の「根」を揺るぎなく張り巡らしている。
眼に見えない「根っこ」から価値創造の力は生まれる。
ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが城の部屋一面に描いた大樹の装飾画を、私は思い起こす。天井を覆い尽くす枝葉の茂りと壁面に屹立がする幹とともに、圧倒的な活力を漲らせた根が鮮烈に描かれているのだ。
日蓮大聖人は、門下が「信心の根」を深く張れるよう、魂の滋養を贈り、見守ってくださっている。
「御信心のねのふかく・いさぎよき玉の心のうちに・わたらせ給うか、たうとしたうとし」(1479ページ)とは、宿命にも法難にも挑みゆく健気な母へ御賞賛である。
心身弘法の牧口・戸田両先生に連なる創価の師弟は、如説の修行で盤石な信心の根を築き上げてきた。もはや、何があっても、びくともしない人材群が林立している。
50年前の元旦、私は未来部の友への詩「大いなる希望」で、「君たちよ 大木となれ」「僕は根っこになる」 と呼び掛けた。若木は立派に生い立ち「力と福運の葉を茂らせ」「勝利の花を爛漫と咲かせ」、そして私と同じ心で「見えない根っこ」となって後継を育ててくれている。
さぁ、希望に燃えて前進だ!信心の根を共に深く強く潔く、世界へ幸と平和の実を結びゆこうではないか!
人知れず
今日も根を張れ
たくましく
師弟の大地に
勝利の宝樹と
〈12月の広布史〉
◎12・2 小説『人間革命』の執筆開始
1964年(昭和39年)12月2日、池田大作先生は小説『人間革命』の執筆を、太平洋戦争で凄惨な地上戦の舞台となった沖縄の地で開始した(翌65年の元日付から聖教新聞紙上で連載)。
『人間革命』全12巻は完結まで28年余り。聖教新聞での連載は、1509回を数えた。『人間革命』の完結から、わずか半年後の93年(平成5年)8月6日、池田先生は長野の地で小説『新・人間革命』の執筆を開始。昨年9月、全30巻で完結した。連載回数は『人間革命』『新・人間革命』を合わせ、通算7978回。これは、日本の新聞小説史上、最多の連載回数である。
※参考資料=『新・人間革命』第9巻「衆望」
◎12・2「文芸部の日」
『人間革命』起稿の日が淵源。池田先生は文芸部の結成の際、"人々に最大に貢献するのだという信念をもち、大いに活躍を"との指針を示した。
※参考資料=『新・人間革命』第14巻「使命」
◎12・5 池田先生が中国の周恩来総理と会見
74年(昭和49年)12月5日、池田先生は、中国の周恩来総理の強い要望により、北京市内で一期一会の歴史的な会見を行った。 ※参考資料=『新・人間革命』第13巻「金の橋」、第20巻「信義の絆」
◎12・22「統監部の日」
伸展する広布の状況を正確に把握し、さらなる飛躍を期すため、52年(同27年)12月22日、第2代会長の戸田城聖先生のもと、地方統監部が設置された。 ※参考資料=『人間革命』第6巻「離陸」
〈12月のオススメVOD〉 恩師の「真実」を後世に 小説「人間革命」の執筆 など
2019年11月25日
★広布史
【広布史】1964年12月2日に沖縄の地で執筆が開始された小説『人間革命』は、28年余の歳月を経て93年に完結。池田先生の執筆闘争は、恩師・戸田先生の真実の姿を残したい、同志に励ましを送りたいとの思いから続けられた。当時の関係者が、完結に至るまでのエピソードを証言する(番組コード=CA08、14分)。
★未来部勝利月間
●げんきのスイッチ 第1話 ※スマホでも視聴
【応援! 宝の未来部】未就学児から小学校低学年を対象としたアニメのシリーズ番組「げんきのスイッチ」の第1話「どうして、せんせいっていうの?」。ひでのぶくん、はるみちゃん、ガオ地区部長、ピョン婦人部長らが登場し、信仰や池田先生の指針などを分かりやすく伝える(HD01、8分)。
●SOKAキッズフェスタ ※期間限定
【活動サポート】本年10月に開催されたSOKAキッズフェスタを収録。「45分バージョン」(JA12)と「60分バージョン」(JA13)がある。未就学児から小学校低学年までの児童と、その家族が歌やダンス、親子体操などを楽しむことができる。"体操のお兄さん"こと佐藤弘道さんも登場する。明年1月末まで配信(VODが利用できる会館のみで視聴可能。個人会場やモバイルSTBでは視聴できない)。
★友好対話へ
●満開の勝利の桜 誓いを果たした20年
【よくわかる創価学会】熊本市に住む婦人部員とその家族の信仰体験。突然の交通事故で夫を亡くし、残されたのは3人の幼い子どもたち。「断固勝ちゆけ」との人生の師匠からの励ましを指針として、女手一つで仕事と子育てを両立し、必死に生き抜いた日々。「20年がたって、こんな幸せな自分がいるなんて」——そこには悩みを乗り越える信仰の力と師匠への誓いがあった(DA08、15分)。
●名物もつ煮 三代目奮闘記 自分が変われば環境が変わる
【よくわかる創価学会】群馬・渋川市にある食堂が舞台。名物の「もつ煮」はテレビや雑誌でも紹介され、顧客は全国に広がる。その食堂の3代目となる青年が、自身の悩みに直面した時、思い出したのは信仰に励む家族の姿だった。「自分が変われば人も環境も変えられる」——この学会指導を胸に抱き、奮闘する姿を描く(DA11、14分)。