2019年12月14日土曜日

2019.12.14 わが友に贈る

未来部は一人ももれなく
「人類の宝」だ!
一年間の挑戦を称え
温かな励ましを送ろう。
受験生にもエールを!

忘持経事 P976
『忘れ給う所の御持経追て修行者に持たせ之を遣わす』

【通解】
お忘れになった御持経、追って修行者に持たせお届けした。

名字の言 "宝の一書"との出合いを 2019年12月14日
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏。科学者を目指すきっかけになったファラデーの『ロウソクの科学』は、小学校の担任が薦めたものだった。氏は"私の好奇心をくすぐってくださったことが、今回の受賞につながりました"と感謝を述べた▼一方、当時の担任はマスコミの取材に、"ご本人が勉強し研究された結果ですから、私がどうこうではありません"と応じていた。子ども時代において、一冊の本との出合いがいかに大切か、あらためて教えられた▼広島県呉市の小学校2校に先日、創価学会から優良図書300冊と書架が贈られた。1校は、昨夏の西日本豪雨で図書室の本が浸水。もう1校は、離島で書店が近くにない。贈呈式では児童たちの歓声が響いた▼後日、御礼の手紙が届いた。「ぼくのお気に入りの本がありました」(4年男子)。「休み時間に図書室に行くのが楽しみです」(6年女子)。被災地や離島で暮らす子どもたちが今、本に親しみ、心を育んでいる。彼、彼女らが"宝の一書"に出合えることを願う▼学会の図書贈呈が始まって45周年。これまで延べ1200以上の学校・図書館に52万冊が寄贈された。良書には、人生を変える力がある。その出合いの機会を子どもたちに贈るのは、大人たちの責務であり、喜びでもある。(子)

寸鉄 2019年12月14日
「一日の命は三千界の財にもすぎて候」御聖訓。今日も価値創造の一日を
関西女性の日。世界の範たる婦女の団結。語りに語り希望の連帯を拡大!
9割が今後の災害増加を懸念と。日頃の備えが重要。気付いた時に即点検
睡眠不足は生活習慣病や癌のリスク高める因と。賢くリズム刻み健康人生
ネット通販の相談増加—"お試し"のはずが定期購入に。注文前によく確認

☆周総理と池田先生——日中友誼の「金の橋」を永遠に!
周恩来総理と池田先生の会見が実現したのは、1974年12月5日夜のことだった。
第2次訪中の最後の夜。全行程を終え、答礼宴に臨んでいた先生に、中日友好協会の廖承志会長が告げた。「周総理が待っておられます」
総理の体調に配慮し、固辞する先生に、廖会長は「会見は、周総理の強い希望なのです」と改めて面会を求めた。
既にこの日午前、�小平副総理が、先生をはじめ訪中団と会っていた。同じ日に、重ねての要人会見は異例のことである。

会見は午後9時半ころから行われた。場所は、総理が、がん治療のため入院していた北京の305病院。ドアのそばで、先生を迎えた総理は「どうしてもお会いしたいと思っていました」と出会いを喜んだ。
「池田会長は、中日両国人民の友好関係の発展はどうしても必要であるということを何度も提唱されている。そのことが、私にはとてもうれしい」と語った総理。当初、"5分まで"とされた会談は30分に及んだ。

周総理はなぜ、これほどまでに先生との会見を望んだのか。
外交部長(外相)を長年兼務した総理は、その後も対日外交の陣頭指揮に当たってきた。
既に60年代前半から、"大衆を基盤とした活力のある団体"として創価学会に注目。人を介して池田先生の訪中も打診していた。

総理の学会と池田先生に対する高い評価を決定的にするのは、68年9月8日の日中国交正常化提言である。
両国関係が最悪ともいえる中で、国交正常化と中国の国連参加、民衆・青年交流を展望した提言に、総理は注目した。72年の国交正常化に至る交渉過程にあって、総理が公明党を"橋渡し役"に選んだのも、池田先生が創立した政党だったからである。

中日関係の"井戸を掘った"池田先生に対する中国の評価は周総理以来、不動のものである。
�小平氏、江沢民国家主席、胡錦濤国家主席など、歴代の指導者が先生と会見。昨年9月、原田会長を総団長とする創価学会代表訪中団と会見した王岐山国家副主席も、提言を「まさに遠見であった」とし、「私たちには中日友好を世々代々に受け継いでいくという共通認識があります」と、中日民間交流に果たす学会の役割に期待した。

——会見で周総理は先生に語った。「あなたが若いからこそ大事につきあいたいのです」
この時、総理から託された"日中友好のバトン"を握り締め、池田先生は両国交流に心血を注いできた。

75年、中国から国交正常化後に初めて迎えた留学生と植えた創価大学の「周桜」は、「周夫婦桜」と共に、多くの人が訪れる日中友好の象徴となった。
留学生の往来、青年・女性の相互訪問、民音・東京富士美術館等による文化交流は、まさに大河の流れとなった。中国でも、池田先生の思想と行動の研究が、北京大学や総理の母校・南開大学をはじめ各地で展開される。
周総理と先生の会見を原点として、日中友好の志は青年に受け継がれ、広がり続ける。