2018年1月22日月曜日

2018.01.22 わが友に贈る

◇今週のことば
華陽のロマン総会は
創価の春のさきがけだ。
「自他共に喜ぶ」
友情と励ましの光を
社会へ! 未来へ!
2018年1月22日

一生成仏抄 P383
『仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり』

◇寸鉄 2018年1月22日
「朝朝・仏と共に起き」御書。朗々たる勤行から出発!ここに勝利の軌道
高知青年部の日。魁の心燃ゆる若人が勇躍!自らの拡大で栄光の勝ち鬨を
いつも通りの会合・会議なら結果もいつも通り。幹部は思索し準備入念に
被爆体験語り継ぐ伝承者活動、国が支援へ。真実を後世に。不戦世紀の礎と
孤独な人は社会的繋がりある人より短命の傾向—英研究。絆結ぶ声掛けを

◇御書と歩む� 第2回 明確な目標こそ前進の力
『月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし』(聖人御難事、1190ページ)

◇通解
月々日々に信心を強めていきなさい。少しでもたゆむ心があれば、魔が、そのすきにつけ込んで襲ってくるであろう。

◇同志への指針
信心は永遠に挑戦だ。たゆまず自身と戦うことである。「今日の課題は何か」「今月の目標は何か」——明確に的を定め、具体的に祈ることだ。題目の師子吼で魔を打ち破り、満々たる生命力と随縁真如の智を湧き出すのだ。
昨年まで、そして昨日までの自分より一歩、前進する。ここに「人間革命」の喜びがある。スタートダッシュで黄金の一年を勝ち進め!

☆池田華陽会御書30編に学ぶ 顕仏未来記(上) 2018年1月16日
◇自他共の幸福広げる深き使命を胸に
「世界広布新時代 栄光の年」に学ぶ重点御書は、「顕仏未来記」(1・2月)、「上野殿御返事(竜門御書)」(3月)、「生死一大事血脈抄」(4・5月)、「種種御振舞御書」(6・7月)、「観心本尊抄」(8・9月)、「報恩抄」(10・11月)、「聖人御難事」(12月)の7編です。今月は「顕仏未来記」の前半を学びます。
広宣流布の大願に貫かれた日蓮大聖人の御精神を拝し、「世界広布新時代」に生まれ合わせた私たちの深き使命を心に刻みましょう。(拝読範囲は御書505ページ冒頭〜507ページ9行目)

◇本抄について
本抄は文永10年(1273年)閏5月、日蓮大聖人が流罪先の佐渡・一谷で認められたものです。
題号の「顕仏未来記」(仏の未来記を顕す)とは、「未来を予見し、記した仏の言葉を実現する」という意味です。
「仏の未来記」とは、釈尊の未来記を指しますが、本抄の元意は"末法の御本仏としての大聖人の未来記"を明かされることにあります。
釈尊の未来記とは、本抄の冒頭で引用されている法華経薬王品の経文を指します。ここには、末法における世界広宣流布が予言されています。本抄では、この釈尊の未来記を実現したのは、大聖人ただお一人であることが示されます。そのうえで、大聖人御自身の未来記として、法華経の肝要である南無妙法蓮華経の大法が全世界に広宣流布することが明かされます。

◇御文
法華経の第七に云く「我が滅度の後・後の五百歳の中に閻浮提に広宣流布して断絶せしむること無けん」等云云、予一たびは歎いて云く仏滅後既に二千二百二十余年を隔つ何なる罪業に依って仏の在世に生れず正法の四依・像法の中の天台・伝教等にも値わざるやと、亦一たびは喜んで云く何なる幸あって後五百歳に生れて此の真文を拝見することぞや(中略)時代を以て果報を論ずれば竜樹・天親に超過し天台・伝教にも勝るるなり(御書505ページ1行目〜506ページ1行目)

◇通解
法華経第7巻には「私(釈尊)が滅度した後、後の五百年のうちに、この法華経を全世界に広宣流布して、断絶させてはならない」(薬王菩薩本事品第23)と述べられている。
日蓮は一度は歎いて言う。今は釈迦仏の滅後、すでに二千二百二十余年が経っている。いったいどのような罪業があって、釈尊のおられる時代に生まれ合わせることができず、また、正法時代の四依の人(迦葉・阿難や竜樹・天親等)にも、像法時代の天台大師や伝教大師にも会えなかったのであろうかと。
また、一度は歓喜して言う。いったいどのような福運があって、後の五百年である末法に生まれ、この薬王品の真実の文を拝見することができたのであろうかと。(中略)
生まれ合わせた時代によって、身にそなわる果報の優劣を論ずるならば、日蓮は正法時代の竜樹・天親を超えているだけでなく、像法時代の天台・伝教にも勝れているのである。

〈解説〉流罪地・佐渡から民衆救済の大宣言
本抄の冒頭で日蓮大聖人は、釈尊の未来記を示す法華経の経文を引かれます。その趣旨は"末法において、法華経を全世界に広宣流布して、断絶させてはならない"というものです。本抄では、この未来記を実現したのが大聖人であると明かされていきます。
続く御文で大聖人は、末法という時に生まれた心情を、「歎いて云く」と述べられます。末法は、釈尊の滅後、仏教の正しい教えが見失われ、人々を救う力が弱まっていく時代です。仏法の衰えが社会にも反映して、人々の生命が濁り、争いが絶えなくなるのです。
この末法に生まれれば、法華経を説いた釈尊や、その教えを正しく継承した正法・像法時代の人々にも巡り合うことができません。ゆえに、大聖人は"嘆かわしい"と仰せなのです。
しかし、次に大聖人は一転して「喜んで云く」と、末法に生まれ合わせた"喜び"を示されます。なぜ"喜び"なのでしょうか。それは、末法こそ、法華経という"真実の法"が全世界に広宣流布する時だからです。
この釈尊の未来記の通りに、末法広宣流布を進められたのが大聖人です。さらに大聖人は本抄で、大聖人御自身の未来記として、法華経の真髄である南無妙法蓮華経が世界へと広まりゆくことを宣言されています。
この大聖人の仰せの通りに、現代にあって世界広布を現実のものとしたのが、創価の三代の師弟にほかなりません。
今、全世界に創価の連帯は広がり、一人一人が地涌の使命を胸に前進しています。まさに、世界広布の"新時代"です。この最重要の時に生まれ合わせた使命は計り知れません。
池田先生は今月の本部幹部会へのメッセージで、「今、『栄光の年』の年頭に当たり、共々に『久遠元初の誓願』に立ち返って、まさしく生まれ変わった大生命力で、全民衆の幸福安穏へ、全世界の平和共生へ、全人類の宿命転換へ、勇猛精進しようではありませんか!」と呼び掛けました。3月の「世界青年部総会」へ、「ロマン総会」からにぎやかに出発し師と共に栄光の歴史を築いていきましょう!

★池田先生の講義から
「顕仏未来記」は、私の大好きな御書です。「仏が予見した世界広宣流布を実現せん」との日蓮大聖人の広大なる御境涯を拝することができるからです。
そして、「未来の我が弟子よ、仏の心のままに世界広布に立ち上がれ!」との、御本仏の御遺命の叫びが、私の生命に響き渡って止みません。大聖人直結の学会精神の源流は、この一書にあると言っても過言ではありません。ゆえに戸田先生も、力を入れて幾たびも本抄を講義してくださっています。(中略)
ある質問に答えて、先生は断言された。それはまさに師子吼でした。
——法華経で南無妙法蓮華経を受けとった地涌の菩薩が、広宣流布のときに生まれて集まってくる。だから皆さんは貧乏なんかしていられないのだよ。「南無妙法蓮華経」という題目の力、無限の福運の力をもっているのだ! 題目を唱え、人にも唱えさせることによって、この力を開くのだ!——(中略)
創価の原点たる「広宣流布の大願」に立ち、連続勝利の凱歌の「勝ち戦」を繰り広げていきましょう。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第1巻)

◇研さんのために
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第1巻、「顕仏未来記」(聖教新聞社)