2018年1月16日火曜日

2018.01.16 わが友に贈る

広布を切り開くのは
勇気と執念の行動だ!
弘教に走る若き友よ。
臆病の壁を打ち破り
わが勝利史を飾りゆけ!

善無畏三蔵抄 P883
『日輪東方の空に出でさせ給へば南浮の空皆明かなり大光を備へ給へる故なり』

◇寸鉄 2018年1月16日
青年と語る事が最高の喜び—戸田先生。人材を育てる人は自身も若々しく
「法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり」御書。君よ真の親孝行を
愛知婦人部の日。師弟の道歩む堅塁の母よ!幸の連帯拡大の一番星と輝け
オゾン層破壊、20%減と。フロンガスの制限で。世界が歩調合わせ対策更に
雪道や凍結路での転倒に注意。歩幅は狭く、しっかり踏み締め。焦りは禁物

☆世界広布新時代第30回本部幹部会への池田先生のメッセージ
元初の誓願わが胸に人類の宿命転換へ進め
創価の師弟は永遠に不二なり
勇猛精進! 誓い躍り出た使命の国土で

一、地球を結ぶ我ら創価家族の明るくにぎやかな新年の本部幹部会、誠におめでとう!
年の初めの忙しい中、厳冬の日本へ、燃え上がる求道の魂で勇み集われた、アメリカの皆さん、メキシコの皆さん、ヨーロッパ6カ国の皆さん、タイ・カンボジアの皆さん、韓国の皆さん、そしてブラジルの皆さん、本当にようこそ、おいでくださいました!(大拍手)
何より、御本仏・日蓮大聖人が「道のとを(遠)きに心ざしのあらわるるにや」(御書1223ページ)と、皆さん方の深き尊き信心の志を讃えておられることでありましょう。
この功徳は計り知れません。ありがとう! 本当にありがとう!(大拍手)

◇日々「心の対話」を交わす思いで
一、きょうは、久方ぶりに東京牧口記念会館での開催となりました。
創立の父・牧口常三郎先生が若き愛弟子・戸田城聖先生と共に、日蓮仏法を信奉されたのは、ちょうど90年前の1928年(昭和3年)であります。
それは、法華経の極理である「広宣流布」という地涌の菩薩の「誓願」を、大聖人から、そのまま創価の師弟が受け継ぐ永遠の原点となりました。
牧口先生の座右の御書には、力強く二重線が引かれ、格別に大切にされていた箇所があります。
「開目抄」の「詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん」(同232ページ)から始まる「大誓願」の一節です。
すなわち、「大願を立てん」。そして、「智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし、我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず」(同ページ)と。
御本仏の大誓願に寸分違わず立ち上がったのが、わが創価学会です。
大聖人の御在世から一段と末法が進み、経文に説かれる白法隠没・闘諍堅固の様相が深まるなかで、我ら創価の師弟は、勇敢に自行化他の題目を唱え抜き、いかなる大難も「風の前の塵」と吹き飛ばしながら、ただただ広宣流布、また立正安国、そして令法久住の誓願を貫き通してきたのであります。
何ものにも負けない、この民衆による平和・文化・教育の栄光の大叙事詩を、私は戸田先生の直弟子として、小説『人間革命』全12巻、さらに『新・人間革命』全30巻に書きつづり、いよいよ総仕上げに入っております。全同志の愛読、応援に、感謝は尽きません。
そして、本日は、一点、ご報告があります。
それは、今、連載している「勝ち鬨」の章に続いて、最終章を執筆し、タイトルは「誓願」といたします(大拍手)。
この章では、僭聖増上慢の迫害を勝ち越え、痛快なる「魂の独立」を果たすとともに、SGIが目を見張る大発展を遂げ、世界宗教として地球社会を照らしゆく軌跡と、未来までの展望をとどめていきます。
世界中のかけがえのない宝の友の一人一人と、日々、心の対話、生命の交流を交わす思いで力の限り執筆を続けますので、引き続き楽しみにしてください(大拍手)。

◇強く朗らかな人間革命の劇を
一、ともあれ、地涌の「誓願」に生き抜く人生ほど、強く尊く朗らかな人間革命の劇はありません。何かにすがるのでもない。誰かを頼るのでもない。自分自身が妙法の当体として師匠と共に誓い祈り、動き戦って、一つ一つ大願を成就するのです。自ら誓って躍り出た使命の国土に、楽土を築くのです。
「誓願」は、仏の生命と一体の智慧と力を湧き出していく勇気の泉です。
「誓願」は、試練の宿命も使命に変えて勝ち鬨を轟かせる常勝の旗です。
「誓願」は、あらゆる差異を超えて異体同心の連帯を広げる希望の光です。
そして距離も時間も超え、「誓願」によって、師弟は永遠に不二なのであります。
今、「栄光の年」の年頭に当たり、共々に「久遠元初の誓願」に立ち返って、まさしく生まれ変わった大生命力で、全民衆の幸福安穏へ、全世界の平和共生へ、全人類の宿命転換へ、勇猛精進しようではありませんか!
3月の世界青年部総会を楽しみに見つめつつ、わが後継の宝友に御聖訓を贈ります。「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(同903ページ)と。
終わりに、全同志の健康長寿と福徳無量の一年を祈り、メッセージとします(大拍手)。

◇本部幹部会で紹介された「栄光乃城」の書
「世界広布新時代 栄光の年」の門出となる本部幹部会の席上、池田先生がしたためた「栄光乃城」の書(写真)が紹介された。
この書が記されたのは、第1次宗門事件の嵐が吹き荒れる最中の1980年(昭和55年)1月。第2総東京の立川文化会館で指揮を執っていた池田先生のもとに、東北・秋田のリーダーが駆け付けた時だった。
当時、"東の秋田、西の大分"と言われるほど、邪悪な僧らの謀略に苦しめ抜かれた地で、血涙を流しながら奮闘してきた同志である。先生は、その友に渾身の激励を。そして目の前で筆を執り、一文字また一文字、したためて贈ったのがこの書であった。
まことの「栄光」とは、いかなる試練の風雪も恐れない「不屈の勇気」の異名である。先生が、この書に託された創価の「師子王の心」を一人一人が取りいだして、新たな一年、広布と人生の「栄光乃城」を築き上げていこう!

☆世界広布新時代第30回本部幹部会
池田先生がメッセージ 原田会長、永石婦人部長が各部代表、海外の友と出席
小説「新・人間革命」第30巻 最終章は「誓願」の章

「世界広布新時代 栄光の年」の開幕を記念する「世界広布新時代第30回本部幹部会」が7日午後、八王子市の東京牧口記念会館で開催された。原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、来日したSGI(創価学会インタナショナル)の友らと出席。池田大作先生は祝福のメッセージ(3面に掲載)を贈った。その中で先生は、現在連載中の小説『新・人間革命』第30巻の「勝ち鬨」の章に続いて、最終章となる「誓願」の章を執筆すると発表。共に祈り、動き戦って、一つ一つ大願を成就し、自ら誓って躍り出た使命の国土に、楽土を築こうと呼び掛けた。(2・3面に関連記事。全国中継は12日から15日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)

かなたから、白雪に輝く日本一の名峰が見守っていた。
燦々と降り注ぐ陽光も、師弟の大城・東京牧口記念会館に集い来った全国・世界の同志を照らしている。
創価の「栄光の朝の門出」を、富士も、諸天も、祝福するかのように——。
本部幹部会の冒頭、場内に喜びと決意の渦が広がった。池田先生の「書」が紹介された瞬間である。
墨痕鮮やかに、したためられたその文字は「栄光乃城」。先生が第3代会長を辞任した翌年(1980年)の1月に書きとどめられたものだ。
いかなる障魔も「風の前の塵」(御書232ページ)と吹き飛ばし、わが地域に、わが人生に、栄光の城を築きゆけ!——「師子王の心」がみなぎるその四文字を、会場の全同志が、熱いまなざしで見つめる。さらに、民衆による栄光の大叙事詩である小説『新・人間革命』の最終章となる「誓願」の章の執筆が発表されるや、場内は割れんばかりの拍手に包まれた。
先生は、幹部会へのメッセージで訴えた。「地涌の『誓願』に生き抜く人生ほど、強く尊く朗らかな人間革命の劇はありません」「今、『栄光の年』の年頭に当たり、共々に『久遠元初の誓願』に立ち返って、まさしく生まれ変わった大生命力で、全民衆の幸福安穏へ、全世界の平和共生へ、全人類の宿命転換へ、勇猛精進しようではありませんか!」
「誓願」——この二字を胸に、海を越え、はるばる来日を果たしたSGIの友の瞳が、ひときわ輝く。とりわけブラジル・イケダヒューマニズム交響楽団のメンバーは、格別の感慨をかみ締めていたに違いない。まさにこの幹部会こそが、師への「誓願」を果たす舞台であったからだ。
「世界の同志を代表して、池田先生の卒寿(90歳)を祝賀する演奏をお届けします!」——シンイチ・イケダ楽団長の声が響くと、楽団の代表25人が颯爽と楽器を構えた。男性は黄色のネクタイを結び、女性は黄色のワンピースに身を包む。創価学会の三色旗の中で「栄光」を意味する黄色を選び、そろえたという。「栄光の年の開幕を拡大で飾ろう!」と誓い、来日に当たって全員が"2世帯の個人折伏"を実らせた。

本年、結成25周年を迎えるイケダヒューマニズム交響楽団の歩みそのものが「誓願」に貫かれた四半世紀でもある。1993年2月、ブラジルを訪問した池田先生の前で演奏した折、先生から「世界第一を目指そう! 世界各国で演奏して、いつの日か、日本へ凱旋の公演を!」と呼び掛けられた。
この師弟の約束を果たしたのが2008年1月、東京牧口記念会館で行われた本部幹部会だった。池田先生の80歳を寿ぐ音色を奏でる中、友は師に再び誓ったのである。"先生の人間主義の哲学を宣揚して、いつかまた日本で公演を!"と。
これまでアメリカ、アルゼンチン、パラグアイなどで演奏。昨年11月には南米屈指のサンパウロ市立劇場で公演し、6000人を魅了した。楽団の陣容も500人に発展。プロの演奏家として世界で活躍する友や、教員、医療従事者など多士済々の顔ぶれに。それぞれの使命の舞台で人間主義の哲学を発信する。
10年ぶりの日本での凱旋公演——指揮者のアレシャンドレ・コンセイソン・ピントさんが大きく深呼吸した。10年前に師の前で演奏した思い出がよみがえる。プロの指揮者として国内有数の音楽院で教壇に立ちながら、恵まれない子どもたち1300人に一流の音楽教育の場を提供するなど、人間教育を実践してきた10年だった。
"誓願に生き抜く人生は、かくも素晴らしい!"——師弟共戦の誇りに瞳を輝かせ、タクトを振り上げる。曲目はサンバの名曲「ブラジル」、そしてラテンのリズムが心地よい「チコチコ」だ。音楽隊・創価グロリア吹奏楽団も演奏に加わった。参加者が立ち上がって体を揺らし、手拍子を刻む。満座の聴衆がスタンディングオベーション(総立ちの拍手)となり、「誓願のステージ」に応えた。
◆◇◆
幹部会では、池田主任副会長が池田先生のメッセージを紹介。伊藤女子部長は先月、自らが弘教を実らせた喜びとともに、ロマン総会に向けて各地で華陽のスクラムが広がりゆく模様を報告。志賀男子部長は、男子部として昨年11月までに3万の折伏、そこから本年の「1・2」までに新たに7000の弘教を果たした戦いに言及し、3月の「世界青年部総会」を拡大で荘厳しゆく決意を述べた。
次いで、メキシコ創価学会のロハス婦人部長が登壇。かつて日本に仕事で赴任した折、東京の同志と共に広布に駆けた思い出を述懐しつつ、メキシコの天地に今、核兵器廃絶を目指す創価の平和運動への称賛が広がる様子を伝えた。
永石婦人部長は5・3「創価学会母の日」制定から30周年となる本年、広布の母の"励ましの力"で、平和と幸福の連帯を広げたいと力説した。
原田会長は、池田先生の卒寿の誕生日である2日、イタリア・トゥルシ市と韓国・天安市から先生に名誉市民称号が贈られたことをもって、授与された同称号が計800に及んだことを紹介。この歴史的壮挙の背景には、各地で地道に社会貢献の行動を続ける創価の同志がいることに触れ、「弟子の勝利」が「師の勝利」であると訴えつつ、弘教と青年拡大の潮流を高めゆこうと呼び掛けた。
続いて、1998年9月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を皆で視聴。最後に学会歌「紅の歌」を合唱した。

♪老いたる父母の
 築きたる
 広布の城をいざ
 護り抜け……

師と共に、創価の父母たちが築き上げてきた「広布の栄光の城」を護り、さらに荘厳しゆく主役こそ、青年にほかならない。
さあ青年を先頭に、師弟の誓願を胸に、舞いに舞い征け! 万葉の人間讃歌の時代を開くために!