インフルエンザに注意!
手洗い・うがい・加湿・
マスク着用の励行を。
強き祈りを根本に
賢く健康を勝ち取ろう!
法華経題目抄 P940
『たとひさとりなけれども信心あらん者は鈍根も正見の者なりたとひさとりあるとも信心なき者は誹謗闡提の者なり』
◇寸鉄 2018年1月10日
勇気の人が一人いれば大事を成就—牧口先生。青年よ一人立つ師子たれ!
秋田「師弟原点の日」。雪の激励行36周年。新時代の広布拡大の"勝ち鬨"を
「法華経は種の如く仏はうへての如く」御書。我こそ仏の使いの自覚で語れ
世界の諸課題解決には結束が不可欠—国連総長。我らは心結ぶ対話に全力
自己啓発本等、能力開発の市場が9千億円と。時代の焦点は人間の変革に
☆インタビュー 世界的ジャズ奏者 ハービー・ハンコックさん、ウェイン・ショーターさん 2018年1月1日
◇聴衆を鼓舞し励ましを送る民音は人類全体を結ぶ基盤
——民音は、今年で創立55周年を迎えます。"音楽で人を結び、世界平和を築く"との創立者・池田先生の理念に基づいた取り組みは、どのような貢献をしてきたと感じますか。
ハービー・ハンコック 池田先生は、師である戸田先生の心を継ぎ、「平和・文化・教育」という三つの柱を掲げ、行動を続けておられます。中でも、音楽を非常に重要な要素として位置付けられていると感じてきました。
民音の創立とその発展は、人類を結びゆく基盤としての音楽の役割を、前面に押し出した偉大な功績です。人々の絆を強めゆくという意味で、全ての文化団体が見習うべき、模範の組織が民音だと思います。
ウェイン・ショーター 私とハービーは2013年に、池田先生とのてい談集『ジャズと仏法、そして人生を語る』を出版することができました(英語版は昨年1月に発刊)。実は最近、あるアメリカの音楽雑誌に、てい談集の書評が掲載されたのです。そこには、"ダイサク・イケダは特筆すべき偉大な人物である"とつづられていました。
こうした称賛が、池田先生の音楽分野での貢献の、何よりの証左ではないでしょうか。敬愛する池田先生が正しく評価され、大変にうれしく思います。
——14年には民音研究所(民音音楽博物館付属研究所)が誕生し、民音は平和建設に寄与する「音楽の力」を追究しています。音楽の持つ可能性についてどうお考えでしょうか。
ショーター 音楽には、多くの人々を戦争に向かわせようと、心を鼓舞することに利用された歴史があります。その根底には、他者を支配する人間の欲望や嫉妬などの卑劣な感情が潜んでいます。これらは、絶対に放棄せねばなりません。
音楽は、人間の心を開き、励ますためにあります。民音の取り組みは、こうした理念に基づいたものです。私自身も、毎回の民音の舞台で聴衆を良い意味で鼓舞する演奏ができるよう、全力を尽くしてきました。
ハンコック ジャズは、即興演奏の芸術です。その音の響きは、瞬間瞬間の奏者自身の人生——すなわち、奏者自身が抱える苦難を勝ち越えた姿を表現しています。故にその音色は人々に感動を与え、聴衆とアーティストをつなぐ懸け橋となることができるのです。音楽家と聴衆が共に織り成すという意味で、民音の舞台もジャズに通じます。
魅力的な世界の音楽を通し、人々に励ましを送る民音の活動に、これからも期待します。