女子部・婦人部は
「10帰運動」の徹底を!
「これぐらいは」との
油断が事故を招く。
深き用心を怠るな!
佐渡御勘気抄 P891
『いたづらにくちん身を法華経の御故に捨てまいらせん事あに石に金をかふるにあらずや、各各なげかせ給うべからず』
☆四季の語らい
木は嵐に耐え、風雪に耐えてこそ、大樹と育つ。人間も同じである。さまざまな困難を毅然と耐え、毅然と乗り越えてこそ、境涯は深まる。リーダーとしての資質も磨かれる。風格も身についていく。
☆女性に贈ることば 四月二十六日
タンポポは、なぜ」 踏まれても、踏まれても、負けないのだろうか。強さの秘密は、地中深くに伸ばした根っこだ。長いものだと、地下一メートル以上にもなるという。
人間も同じであろう。悪戦苦闘を耐え抜き、自身の人生の根っこを、何ものにも揺るがぬ深さまで張った人が、まことの勝利者だ。
☆今日のことば365 四月二十六日
活躍する時には大いにしよう
休息をとる時はゆっくりと
休息することだ
休息なき戦いは自らも疲れ
なんら効果を生まないからだ
☆〜新会員のための仏法入門〜 第24回 勇猛精進
◇創価の師弟に脈打つ精神
「勇猛精進。名称普聞」(勇猛精進して、名称は普く聞こえ……)。私たちが毎日の勤行で読誦している、法華経方便品第2の中に出てくる一節です。今回の「みんなで学ぶ教学」では「勇猛精進」についての理解を深めます。
◇法華経に説かれる仏道修行
「勇猛精進」は、法華経の方便品第2と見宝塔品第11に出てきます。
方便品では、仏の智慧が大変深く、量ることができない理由として「仏はかつて、百千万億の無数の諸仏に親しみ近づき、諸仏の量り知れない教えを行じ尽くされたのである。どんな修行にも勇猛精進し、その名前は普く聞こえている」(法華経106ページ、通解)と説かれています。
師匠である釈尊が、弟子である舎利弗に対して、自ら過去世において「勇猛精進」してきたことを語られています。すなわち、仏は、過去に仏道修行に励み、勇敢に努力精進して、最高の覚りの境涯を得たのである、と。
見宝塔品では、釈尊が弟子たちに、仏の滅後に妙法を弘めることを勧める中で「この法華経は持ちがたく、少しの間でも持つなら、私は歓喜する。諸仏も同様であり、この経を持つ人を諸仏が賛嘆する。このことが勇猛であり、精進なのである」(同393ページ、通解)と説いています。
大難が競い起こる未来世で、法華経を持ち弘める「勇猛精進」の弟子たちに対する諸仏の称賛は間違いない、と宣言されています。
師匠も勇猛精進。
弟子も勇猛精進。
「勇猛精進」こそ、師弟一体の仏道修行の肝要にほかなりません。
◇「南無妙法蓮華経は精進行」
「勇猛精進」の「勇猛」とは「信心」のことです。
池田SGI会長は「私たちの仏道修行である勤行は、わが生命における挑戦と創造のドラマです。信心で勇み立てば、絶望と不安の闇が消え、希望と前進の光が注ぐ。この『勇んで立ち上がる心』こそ、『信心』なのです」(「法華経 方便品・寿量品講義」、『池田大作全集』第35巻所収)と述べています。
また、「精進」とは、自行化他にわたる「題目」の実践にほかなりません。
「私たちの唱題の実践にあっては、純粋に、たゆみなく日々、持続することが大切となる。それであってこそ、私たちの生命錬磨、一生成仏の修行となるのです」(同)
「御義口伝」には「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり」(御書790ページ)とあります。
自身の宿命転換はもとより、友人・知人の幸福、さらには自らを取り巻く環境や社会がより良くなっていくことを願って、真剣に悩みながら祈り抜く。智慧の限りを尽くしつつ、勇んで行動する。
「勇猛精進」の実践を重ねる人の胸中にこそ、「本来無作の三身」、すなわち仏の生命が涌現するのです。
◇広宣流布の未来開く実践を
日蓮大聖人は、32歳で立宗宣言されて以来、『今度・強盛の菩提心を・をこして退転せじと願じぬ』(P200)との誓願のままに妙法流布に生き抜かれました。二度にわたる流罪をはじめ、数々の大難に遭われましたが、少しもひるむことはありませんでした。
さらに大聖人は、門下に対しても『日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(P1282)等、いかなる困難を前にしても臆することなく、勇気の信心を奮い起こしていくべきことを何度も訴えられました。
この大聖人の仰せのままに「勇猛精進」の信心に励み、日本はもとより、世界広布の時代の到来を現実のものにしたのが、池田SGI会長であり、会長と心を一つにして師弟の大道を前進する私たち創価学会員一人一人にほかなりません。
「『勇猛精進』『死身弘法』こそ、創価学会の魂である。私は、この精神に寸分違わず戦い抜いてきた。
『勇猛精進』の師子ありてこそ、多くの同志が功徳を受けられる。
『死身弘法』の人がいなくなれば、学会の未来はない。広布の未来も、人類の希望も閉ざされてしまう。
わが弟子たちよ、今こそ勇敢に戦え! 『創価の師弟』の力を満天下に示せ!」(創立記念日最高協議会での池田SGI会長のスピーチ。2006年11月22日付本紙掲載)