◇今週のことば
座談会の勢いが
わが地域の希望の力だ。
「声仏事を為す」
創価家族の明るい声で
幸と友情の花を爛漫と!
2016年04月10日
如説修行抄 P502
『万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず、代は羲農の世となりて今生には不祥の災難を払ひ長生の術を得、人法共に不老不死の理顕れん時を各各御覧ぜよ現世安穏の証文疑い有る可からざる者なり』
☆四季の語らい
何があろうと、毅然と前へ前へと進むべきである。リーダーが毅然として前進しなければ、民衆は不幸である。歴史をみても、偉大な仕事は往々にして、同時代の人々には理解されず、迫害されるものだ。しかし嵐に向かい、嵐を越えてこそ、不朽の事業はできあがる。
☆女性に贈ることば 四月十日
努力という短い言葉のなかに、勝利と栄光が光っている。
☆今日のことば365 四月十日
生涯をかけて
私は 私の仕事を通して
高名な建築家よりも見事な
無名の人生の
建築をしてみたいのだ
☆〜新会員のための仏法入門〜 第24回 桜梅桃李
◇一人一人が個性を存分に発揮
桜前線が日本列島を次第に北上し、桜の開花情報が連日、マスコミをにぎわせています。今回の「みんなで学ぶ教学」のテーマは「桜梅桃李」。私たちの信奉する日蓮仏法が、一人一人の個性を最大に生かし、その人ならではの魅力を開花させる教えであることを確認します。
◇どこまでも自分らしく!
「桜梅桃李」は、「御義口伝」の中に出てくる言葉です。
日蓮大聖人は『森羅万象のすべてに、三身(仏に具わる法身・報身・応身という三つの側面、すなわち真理、智慧、慈悲)がもともと具わっており、妙法の働きによって、各々の本来の姿を改めずにそれらを顕すことができる』(P784、趣旨)ことを教えられています。
その分かりやすい譬えとして、『桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見す』(同P)——桜、梅、桃、李が、それぞれ色や形、香り等の特質を改めることなく、ありのままで見事に咲き薫る姿を成仏に譬えられています。
桜は桜、梅は梅……と、それぞれ形や色彩、香りは異なりますが、その花ならではの魅力があります。桜が梅をうらやんだり、桃を目指したりはしませんし、その必要もありません。
どこまでも自分らしく開花していく——。それは私たち人間も同様です。十人十色である容姿や性格について、他人と比較して自分を卑下したり、周囲を妬んだりするのではなく、自身の個性を伸ばしていけるところに仏法の醍醐味があります。
◇自身の「仏の生命」を開く
「御義口伝」には『自体顕照(ありのままの姿を、顕し照らしていく)』(同P)とも説かれています。
私たちが目指す「成仏」とは、今の自分自身とは全く別の"特別な存在"になることでもなければ、現実世界を離れた"理想郷"に行くことでもありません。
『成は開く義なり』(P753)——自身の内に本来具わる仏の生命を開くことであり、『はたらかさず・つくろわず・もとの儘』(P759)——ありのままの自分を伸び伸びと輝かせていくことなのです。
もちろん、ここでいう"ありのまま"は「何もしなくていい」ということではありません。いかなる人間性も、現実の悩みや葛藤と向き合い、それを乗り越えていく中で磨かれます。
大聖人は、万人の仏の生命を開く方途として、南無妙法蓮華経の唱題行を説き顕されました。御本尊への真剣な祈りを根本に、自身の課題に勇んで挑戦することで、自分らしい、自分にしかない個性を存分に発揮していけるのです。
◇「異体同心」の団結で前進
一般に"組織"というと"人間を画一的に縛ろうとするもの"と感じる人もいるかもしれません。しかし、創価学会の組織は全く異なります。
大聖人は、団結について『異体同心なれば万事を成じ同体異心なれば諸事叶う事なし』(P1463)と仰せです。
「異体同心」すなわち、同じ目的を持った一人一人が、それぞれの個性や特質を生かして活躍するならば、何ごとも成就できます。反対に「同体異心」すなわち、表面的には同じ行動をとっているようでも、心がバラバラであれば、力を十分に発揮することはできません。
学会の組織が発展を続けているのは「異体同心」の団結で前進しているからであることは言うまでもありません。
また、学会の同志の輪の中には、老若男女、多種多様な人材がいます。
御書には『悦しきかな汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る』(P31)とあります。
蘭のように芳しい人格の友と交われば、おのずと良き感化を受けて、麻のように真っすぐな心になり、わが生命を律し、高めていくことができる——。魅力に満ちた多くの同志と切磋琢磨していく中で、「自分らしさ」を一層、錬磨していくことができるのです。
「あなたには、あなたにしか咲かせることのできない使命の花が必ずある。一人ひとりがもつ個性を、一番良い方向へ発揮させていけるのが信心である。飾らず、ありのままでよい。『自分自身に生きよ』とは、戸田先生の教えだ。遠慮したり、卑下してはならない。広宣流布の劇は、皆が主役である。全員が『桜梅桃李』の名優たれ!」(池田SGI会長の指針集『御書とともに』)