地域・職場での
信頼の拡大は
日々の振る舞いから!
弾む声 弾む命で
さわやかな挨拶を!
立正安国論 P26
『予少量為りと雖も忝くも大乗を学す蒼蝿驥尾に附して万里を渡り碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ』
☆四季の語らい
使命を自覚した青年の力は、無限である。青年に託す以外に道はない。青年は、純粋である。使命のために立ち上がり、損得の"計算"などしないものだ。そうした青年の中に入って、一緒に戦おう。その若い力を、よい方向に引き出していこう−−これがリーダーの根本の精神である。
☆女性に贈ることば 四月七日
日々新鮮な魂で
喜び舞いゆくあなたよ!
悲しむこともなく
負けることもなく
今日も愉快に勝ち進む
あなたの名は
「幸福博士」だ
☆今日のことば365 四月七日
自分の境遇がどうあれ、過去がどうあれ、未来を築きゆく運命の星は、ほかならぬ自分自身の胸中にある。
☆創価大学・創価女子短期大学入学式 創立者のメッセージ 2016年4月3日
創価大学は46期生の皆さん!
創価女子短期大学は32期生の皆さん!
また、大学院生の皆さん!
さらに、通信教育部の皆さん!
そして、最優秀の留学生の皆さん!
万朶の桜も寿ぎ、青春の無限の希望光る入学式、誠におめでとうございます!
英知輝く我らの"桜の城"には、今、47カ国・地域から俊英が勇み集われています。
この開かれた若き世界市民の舞台で、きょうから思う存分に、真理の探究と価値創造、そして平和の連帯の誇り高き青春の劇を演じていってください。
大切なお子さま方を深い深いお心で送り出してくださった、ご家族の方々に、私は創立者として厚く御礼を申し上げます。
誠に誠に、ありがとうございます!
◇努力の果てに 偉大な歴史が
きょうは、光栄にも、わが創大が交流を結ぶ、台湾の名門・高雄大学の?肇瑞学長ご一行、また、私も対話を重ねてきた、世界的な平和学者のクレメンツ博士ご夫妻はじめ、ご来賓の先生方、さらに中国の交換教員の先生方が、若き皆さんの新たな門出を温かく見守ってくださっております。
大拍手をもって、感謝と歓迎を表そうではありませんか(大拍手)。
もう40年以上も前になりますが、中国からお迎えした最初の留学生の皆さん方と一緒に、私は桜吹雪の舞う構内を楽しく対話しながら歩んだ、忘れ得ぬ思い出があります。
本日も、愛する新入生の皆さん方と、春の息吹が漲るキャンパスを、共に語らい散策する心で、祝福のエールを、3点、贈りたいと思います。
第一に、「志高く雄大に学び抜く、感激の青春たれ!」と申し上げたい。
ここで一つ提案したいことがあります。
それは、皆さんがきょうの晴れの日までにお世話になった方々の顔を思い浮かべてみよう、ということです。
お父さん、お母さん、ご家族、また学校の先生や先輩・友人、さらに、皆さんの合格・進学を、わがことのように喜んでくれた地域の方々もいるでしょう。
まさに、無数の方々の熱い真心に包まれて、皆さんは、今ここに立ちました。その方々の恩に応え、報いていくためにも、決然と志を高く雄大に掲げていただきたい。
かの孫文先生の盟友に、台湾の崇高なる教育者、于右任先生がおられます。于右任先生が青年を励まされた言葉を、私は、高雄大学の?学長とご一緒に、新入生の皆さんへ、お伝えしたいのであります。
「多くの英雄豪傑の種々の偉大な功績や、人びとを感激の涙にむせばせる事蹟をなしたのをあまねくみれば、立志に始まらないものはない」(西出義心著『于右任傳 金銭糞土の如し』)と。
父母のため、民衆のため、社会のため、世界のためにと、大いなる志を立て、学び抜く挑戦には、それだけ労苦も多いでしょう。壁に突き当たることも多々ある。しかし、だからこそ、真の充実がある。尽きることのない喜びがあります。
どうか、皆さんは、忍耐強い努力、また努力の果てに、やがて人々をも感激せしめる偉大な歴史を創っていっていただきたいのであります。
◇多様な文化を 結ぶ対話の力
第二には、「足元から友情の橋、平和の橋を広げる世界市民たれ!」と申し上げたい。
創価教育の道を開かれた、わが恩師・戸田城聖先生は、「地球民族主義」の理念を示されました。この師の心を心として、私は世界の識者と文明を結び、人類を結ぶ対話を続けてきました。
現在は、ブルガリア科学アカデミーのジュロヴァ博士とも、新しい対談を進めています。
ソフィア大学を代表する女性の知性のリーダーである、このジュロヴァ博士にも、師匠から受け継いだ信念があります。それは、「人間と人間の間に、人生の究極的な目標である平和の橋、相互の友好関係の橋を築く」ということです。
そこにこそ、「創造的人間」が世界の人々のために果たすべき責任があるといわれるのです。そして、この博士が、世界の多様な文化を尊重し、人々を結ぶ対話の力を発揮することを期待してやまないのが、わが創価の青年なのです。
創大と世界の大学との交流は、52カ国・地域の179大学にまで広がっています。グローバルな人材を育成するためのさまざまなプログラムも、短大の語学研修制度も、ますます拡充していきます。
皆さんの舞台は地球です。世界の友と闊達に語学を磨き合い、異文化への理解を深めながら、友情の橋、平和の橋を大いに架けていってください。
◇創価教育創始 90周年へ前進
そして、第三に「生命尊厳の正義の賢者たれ!」と申し上げたい。
わが創大・短大は、時空を超えて、遠大なスケールで、人類の魂の巨人たちをも、心の友としていく学舎です。
この講堂の緞帳に描かれたソクラテス、プラトン、アリストテレスたちも、また、大学キャンパスに像がある、ナワイー、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ビクトル・ユゴー、トルストイ、ホイットマン、ホセ・リサール、タゴール、マリー・キュリー等々も、新たな地球社会を創造しゆく皆さん方の精神の盟友なのです。
その一人レオナルドが、眼光鋭く自然と人間の生命の実相を探究して得た一つの結論があります。それは、「まことに、生命を尊重しないものは生命に値いしない」(杉浦明平訳『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上』)ということです。
日本の軍国主義と戦い獄死した、創価教育の父・牧口常三郎先生の揺るぎない信念の根幹も、「生命の尊厳」でありました。
世界には、ますます生命を蹂躙する暴力が噴出しております。それゆえに私たちは、生命尊厳の旗を、いやまして勇敢に聡明に掲げてまいりたい。
レオナルドが「魂の中の最善なるものは智慧である」(足立重訳『レオナルド・ダ・ヴィンチの手帖 文学・思想篇』)と洞察した如く、正義と人道と共生の智慧の力をいよいよ強めていきたいのであります。
生命の尊厳といっても、抽象論ではありません。皆さんが賢者となって、自身と、縁する一人一人の生命を大切にすることから始まります。留学などの機会も増えます。乱れた時代であるがゆえに、一日また一日、強く賢く朗らかに、健康で、また絶対に無事故で、わが生命の可能性を遺憾なく引き出していっていただきたいのです。
私は、わが生命そのものである、かけがえのない皆さん方が、断固として守られるように、日々、妻と祈り抜いております。さらに真剣に祈り切ってまいります。私と心を同じくしてくださる先生方、職員の方々、どうか、これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。
46期生の皆さんが卒業する2020年は、創価教育の創始から90周年、大学の開学から50年目です。
短大も先日、30回目の卒業生を送り出し、新時代の希望の建設が始まっております。
新たな創価教育の黄金の歴史を築いていくのが、皆さんです。その皆さんの前途に思いを馳せつつ——
青春の
無限の価値を
創りゆけ
学びの翼で
世界へ 未来へ
と贈ります。
新入生、万歳! 留学生、万歳! わが愛する君たち、あなたたちよ、断じて勝ちゆけ! きょうは、本当におめでとう!