2015年9月1日火曜日

2015.09.01 わが友に贈る

心から出た言葉は
必ず相手の心に届く。
「慈愛の声」
「確信の声」で
皆に希望と勇気を!

四条金吾殿御返事 P1169
『剣なんどは大火に入るれども暫くはとけず是きたへる故なり』

◇人生の座標
人は生き方を通して、後世まで語り継がれる。その意味では、生き続けるといってもいい。

☆こころに響く言葉
学校以上に大事な場

母親の子どもに対する影響は、空気のように目立たないが、絶大なものがある。
いな、家庭そのものが、学校以上に大事な教育の場とさえ言えるだろう。
教育の場を学校のみとするのは考え違いである。むしろ、こうした誤った考え方が、
学歴主義につながり、人間教育を忘却させてしまったとも言えまいか。

☆大白蓮華巻頭言2015年9月号「初心」を貫く人は勝利者なり
日蓮大聖人は、『地涌千界の菩薩・虚空に星の如く列り給いて』(P1350)と仰せになられた。今まさに、きら星の如く、世界中で、新入会の友が誕生し、未来を担う若人が成長してくれている。
一日また一日、世界広宣流布のフレッシュな人材の拡大を見つめることは、私の何よりの喜びである。
みずみずしい初心の若き同志と共々に、先輩方もまた求道の心新たに「行学の二道」に励んでいく。ここに、創価家族の前進はいよいよ勢いを増すのだ。平和の信念の大科学者ロートブラット博士は、「私たち一人ひとりには、ものごとを変える力があります」と語られた。その力を青年から引き出し、自らも一緒に発揮することに精魂を注がれたのである。法華経に登場する不軽菩薩は「初随喜の行者」(P1277)とされる。「初随喜」とは、師である仏の教えを信受し、歓喜して修行に励む最初の位である。師の「万人成仏」の教えを抱きしめ、不軽菩薩は出会う人々の仏性を敬い、対話を続ける。増上慢の勢力から、どんなに迫害されようとも、師匠と同じ大使命に生きゆく歓喜の初心を貫き通していった。ゆえに、断じて負けなかった。信心は、年数や役職で決まるのではない。慢心を起こし、惰性に流されてしまえば、歓喜は失われる。
『心こそ大切なれ』(P1192)である。初心を忘れず、基本を大切に、『水のごとく』『いつも・たいせず信ずる』(P1544)人こそが、偉いのである。

懐かしき岐阜の多宝の友は、修利槃特という物覚えの苦手な弟子が、仏の言葉を一心に修行して大境涯を開いた説話に感動し、発心した。悪侶の撹乱にも悔し涙で立ち向かい、支部長として「必ず日本一の仏国土に!」と誓い、勇敢に人材域を築いてきた。
先立たれた御子息と約束した個人会館も完成させ、後継の人材を、わが子のように励まし育てる。
「地域の一人ひとりはもちろん、会合で顔を見ない友のことほど真剣に祈ります。祈っているから、どんな人も仏であり、使命があるとわかります」と。尊き父母たちが命懸けで創り上げてくれた仏の世界こそ、創価学会である。この絆に連なる宿縁を思えば、歓喜は尽きることなく湧いてくるではないか。
苦しい時こそ、同志と題目を唱えて、語らえば、命の底から蘇生できる。これが創価のリズムだ。我らには、果たすべき誓願がある。勝つべき闘争がある。その成就の力を具えて、生まれてきたのだ。朝な夕なの勤行は、久還元初の大生命に立ち返り、三世十方の仏菩薩や諸天善神に包まれながら、生まれ変わった息吹で出発する大歓喜の会座である。「私たちは地涌の菩薩だ。皆、多くの眷属を連れて今世に出現している。広宣流布に本気で戦えば、その巻属たちが現れて、一緒に戦うようになる!」とは、わが師・戸田城聖先生の確信であった。さあ、新しい人材を見出し、共に祈り、共に進もう!全員が「初心」を貫き通す勝利者として!

さあ今日も
 元初の出発
  さわやかに
 此の世の本懐
  喜び果たさむ